広がる欧州経済不安と商品市場の変化 [投資α情報(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2010/06/04(金) 18:28

三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田知至さん

先週までのマーケットは名付けるなら「欧州不安相場」
どんな材料が出ようと、結局はユーロが売られるという流れが続いていましたが、今週に入ると地合いに変化が。

ユーロ売りが一服し、リスク回避からの円高も一服。
週末に向けて円安進行となったのは、日本の政局が材料でしょうか?
それとも今晩のあまりにいい数字が予想されている雇用統計?

「日本の政局がマーケットのテーマになることは考えにくい」
と芥田さんは指摘します。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の
芥田知至さんにお話を伺いました。
実際今日、民主党代表選挙で菅直人氏が選出された瞬間も
為替市場動きは殆どありませんでしたね。
ユーロドルのチャートを見ると、
ユーロは最安値から最高値の値幅の
ほぼ半分下げた辺りで揉み合っており、
下落が止まりやすい水準にあることがわかります。

今日は芥田さんに
「広がる欧州経済不安と商品市場の変化」と題して
お話を伺いましたが、商品市場に見られる変化として
3点ポイントを上げていただきました。

①4月上旬までに形成されたミニバブルが崩壊
欧州問題をきっかけに少し加熱気味に買われていた
エネルギー銘柄中心に大きな調整が入っている状況

②リスクの拡大・縮小が相場変動要因へ
コモディティ銘柄の独自要因よりも、マクロマーケットにおいて
リスクテイク相場ならコモディティ買い、リスク回避相場になると
売りといったようにほかのアセットと同じように動く
但し、金だけはリスク回避で選ばれる銘柄となってきており、
金が高止まりしている昨今の状況は市場がリスクに対して
敏感になってきていることの表れ

③為替市場とコモディティ市場の相関性の大きな変化
これまでの教科書的解釈では「ドル安=コモディティ高」だったが、
現在はユーロ安ドル高でもコモディティ市場に資金流入

さらに、今後の原油相場を見るうえでのポイントも
いろいろと伺っています。テクニカル面からみた原油の下値の目処や
今後のシナリオ、そして直近の材料として注目の今晩の雇用統計を
どう読むかなど詳細お話いただいています。

詳しくはオンデマンド放送をお聞きくださいね。