在庫ジャブジャブでも原油は底値圏 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2010/06/02(水) 18:29

柿原一也さん 打ち合わせではメキシコ湾の原油流出事故を巡る問題なども

エネルギー相場の季節要因として、今週月曜のメモリアルデーはひとつの節目。
メモリアルデーが明けるとアメリカは本格的にガソリンの需要期に入るとして
ガソリンを柱にエネルギー相場が強気に入るとされています。
実際には5月くらいから需要が伸び始め上昇を始めますが、
今年はなんと2月から伸び始めたガソリン需要が5月に入ってから
落ち込んでいるといった状況・・・。
季節要因に反した動きになってしまっているのは何故でしょうか?

オーバルネクストアナリスト 柿原一也さんに
エネルギー市場の動向と今後の見通しと題してお話を伺いました。

柿原さんによると、
アメリカの原油在庫状況は過去5年平均で最高水準。
先ほどガソリン需要が2月から伸びていたが、、、
と書きましたが、比例して原油在庫も2月から上昇の一途を辿っており、
需給はジャブジャブなんです。アメリカのガソリンの小売価格も
3月以来の安値水準に低下しており、
このところの原油価格の下落にはマクロマーケットへの不安だけでなく、
ひょっとしたらこうした需給も材料視されているのかもしれません。

ファンダメンタルが弱気なら、
原油価格はこのまま下落を続けると見ていいのでしょうか?!
柿原さんは、60ドル台に入ってなお価格が弱含むようなら、
OPECがなんらかのアクションを起こすだろうと
分析されており、5月25日につけた65ドル台を目指して
Wボトムをとりに行く可能性はあっても、それを下回っての
下落トレンドが継続することはないだろうとお話くださいました。

テクニカル的には5月3日の高値89.77ドルから
25日の65.15ドルの下落幅に対して38.2%戻った水準の
75.79ドルで見事ピタリと頭を叩かれているのですが、
(黄金分割です)この75.79ドルを超えれば
次の目標は半値戻しの78.46ドル、
ここを超えれば61.8%戻しの81.13ドル。

季節要因的にはガソリンの最大の需要期に入る今、
ここから戻を売るよりはWボトムをとりに行くような下落があれば
そこを拾っての押し目買いスタンスのほうがよさそうです。

柿原さんの分析、今後の展望詳細はオンデマンド放送を聞いてくださいね。