苦戦続く都市ホテル [日経新聞編集委員] [マーケット・トレンド]
2010/05/24(月) 22:20

ホテルオークラを背景に

「赤プリ」が来春閉館…!

バブル期、若者の憧れの存在だった
あの「赤坂プリンスホテル」
現在の「グランドプリンスホテル赤坂」が
来年3月末で営業を終了するというニュース。

単にホテルの閉館…というだけでなく
寂しさを感じている方が多いと思います。

バブル期は田舎に住んでいたとはいえ
その世代ど真ん中の私は
このニュースにかなりのショックを受けました。

芸能人の豪華結婚式
政界の重要会合
プール開きクリスマスイルミネーション
歴史に残る数々のニュースの舞台にもなってきたんですもんね。

グランドプリンスホテル赤坂だけでなく
帝国ホテル
ホテルオークラ
ホテルニューオータニ…
都市ホテルを取り巻く環境はこの十年ですっかり変わり
皆、苦境に立たされています。

ペニンシュラ、マンダリン、シャングリラなどの外資系の進出
その上に襲って来た不況の波
経営に問題を抱えているホテルも多いようです。

赤プリの09年の年間客室単価は平均で1万4900円。
以前に比べて約半額程度。
それでも集客にはつながらず
また価格を下げた事により利益が出にくくなるという悪循環。

この状況を打開する為に
中国を始めとするアジアからの観光客の取り込みに
活路を見出そうとしていますが
いずれにしても都市ホテルが生き残ってゆく為には
今までのような“客を選ぶ”という姿勢からは
大きな改革が求められそうです。

私個人的には、ホテルはちょっぴり敷居が高いくらいの方が
憧れや夢がもてて嬉しいんですが…。

日本経済新聞社 編集局 産業部 編集委員の
安西 巧(たくみ)さんに伺いました。
オンデマンド放送でお聞き下さい。