JM社のプラチナレポートから読む世界景気 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)] [マーケット・トレンド]
2010/05/19(水) 23:39

オーバルネクスト森成俊さん 後ろにクマさん

まだまだ脆弱なマーケットですが、こんな時に独の空売り規制のニュース。
このタイミングで・・・?!ギリシャ発の欧州信用不安もまだまだ落ち着きを見せていない中追い打ちをかけるような独の発表にショックを受けたマーケットは、さらなるユーロ安、株安、商品安で反応しましたが、商品市場においては原油やプラチナなど工業品銘柄と呼ばれる銘柄が大きく調整が来ているのですが、金市場は1200ドル台を守っています。


今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

森さんによりますと、このところファンド勢は
原油売り金買いに転じているということで、
信用不安によるリスク回避で株や原油などの
コモディティが売られる中、
NY金の取り組み高も増加傾向、
下がれば金市場にはシッカリと買いが入るようです。


価格が上昇している過程においても金ETF残高は増加しており、
中長期的にも先高感が強いといえそうです。

TOCOM金のチャートをみますと1983年の4060円まで節目がなく、
NY金がこのまま1200ドルを堅持し、
1300ドル台まで乗せてくるようなことがあれば
ここを目指して上昇を続ける可能性があるということです。

そしてプラチナ。
先日JM(ジョンソンマッセイ)社からが出した
プラチナ需給レポートが発表されました。
年2回発表されるJMのレポートはPGM族にとっては最大の注目材料です。
それによると今後半年のプラチナ価格見通しは
1600~2000ドルと強気なもの。

確かに中国の自動車販売をはじめ、
アメリカの自動車販売も好調なようですが、
2000ドルまでの高値を達成するには現在の地合いでは難しそう。

となると、JM社は欧州発の信用不安はいずれ後退し、
アメリカや中国の景気回復に連れて世界景気は今後
堅調に推移すると見通していることになります。
いえ、欧州不安が後退するという表現には語弊があるでしょうか。
欧州不安が解消しなくても、
他国はその問題を切り離して回復に転じるものと
見ている、というのが正しいのかもしれませんね。

森さんの金、プラチナの分析、今後の見通しは
是非オンデマンド放送を聞いてくださいね。