今週の放送予定(5月10日~14日) [山本郁コラム] [マーケット・トレンド]
2010/05/09(日) 03:19

GWに連休がとれなかった私は
都内をちょこちょこ出歩いて
美術展巡りや下町散歩を楽しんでいたのですが
その中の一つに
渋谷の文化村で今日(5月9日)まで開催中の
レンピッカ展がありました。

1920~1930年代にパリで活躍した女流画家
タマラ・ド・レンピッカ

左が彼女の作品で、右がレンピッカ本人の写真。
独特の画風で描かれた肖像画が一世を風靡したのとともに
彼女の女優と見紛う美貌を武器に
上流社会に上り詰めていったそうです。

“美しき挑発”というサブタイトル通り
艶やかで肉感的な彼女の作品はとても魅力的でしたが
私にとって、一番彼女の魅力に感じたのは
彼女の逞しさ。

自分をより魅力的に見せるためのセルフプロデース力と
自分の人生を自分で切り開いてゆく逞しさです。

オペラ観劇に行って見初めた美しい男性をコネを使って自分の夫にし
その夫がロシア革命で逮捕されると刑務所を探し回り銃殺の危機から救い出す。
亡命したパリで夫が働けなくなると、子どもの頃得意だった絵で食べて行こうと決意し
それから絵を学び始め、わずか5~6年で個展を開くようになるまで上り詰めるのです。

そんな彼女も1929年の世界恐慌で預金をしていた銀行が倒産し財産を失い
さらにその後長く続いた恐慌の影響で、肖像画の依頼も減少。
いずれ作風の変更を余儀なくされ、静物画や抽象画までを描くようになるのですが
それが成功しなかった為に引退を決意。
一時はすっかり忘れられた存在となったそうですが
晩年から死後1970~80年代再評価され命を吹き返します。

マドンナやジャック・ニコルソンも
レンピッカの熱心なコレクターとして知られているそうです。

激動の時代に生きながらも決して時代に流されなかった彼女の人生。
レンピッカのしなやかさとしたたかさを見習って
自分の足で地に立ち
自分の手で人生を切り開き生きて行きたいものです。

興味をもたれた方、渋谷の文化村ザ・ミュージアムで今日9日までです!!

さて、それでは
本格的な連休明けの番組放送予定です。

5月10日(月)井本省吾さん(日本経済新聞社 消費産業部 編集委員)
      「個人消費に底打ち?」

  11日(火)野尻美江子さん(ファイナンシャルプランナー)
      「リスクから見た金融商品」

  12日(水)東海林勇行さん(オーバルネクスト・アナリスト)
      「貴金属市場の動向と今後の見通し」


  13日(木)門倉貴史さん(BRICs経済研究所代表) 
      「世界のマーケット・トピックス」

  14日(金)芥田知至さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 調査部 主任研究員) 
      「原油価格と為替相場の連動性について」

今週もどうぞお楽しみに!