このところのユーロ安の背景にはヘッジファンドが集団で共謀してユーロを売り仕掛けたという話があるようですが、とうとう米司法省が調査を開始したようです。今日のお昼ごろロイターの記事になっていました。ヘッジファンドの間での情報共有が共謀罪となるのか否か、判断は難しいと思うのですが、、、。
今日はオーバルネクストアナリストの東海林勇行さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。
基本的にドル安が金高の要因ですので、ユーロ安は金の弱材料。
ところが昨今の金市場、ユーロがこれだけ崩れていても
あまり下げていませんでした。東海林さんに伺うと、
昨日ユーロ建ての金価格とポンド建ての金価格が史上最高値を
更新したとのこと、つまり、欧州と英国の財政問題で
ユーロとポンドが今大きく売られていますが、
リスク回避として金が買われているということのようです。
「質への逃避」ということですが、
ドル安が金買いの材料でもある一方で、
欧州通貨安も金買いの材料となっているわけです。
ヘッジファンドのユーロ売りへの調査が今後市場に
どのような影響をもたらすものなのかは不透明ですが、
東海林さんはユーロの巻き戻しが入る可能性もあると指摘していました。
となると金にとってはプラスなの?マイナスなの?
このところのマーケットはグローバル化が進み、
商品価格も需給だけで動く時代ではなくなっています。
コモディティマーケットにおける専門用語に「場違い筋」という言葉が
あります。これは専門でない向きが相場の盛り上がりに提灯をつけて
参入してくるというような意味なのですが、
昨今は場違い筋が増えすぎて、どんな動きを取るのか予測するのが
大変難しくなってきていますよね。マーケットのグローバル化、
ETFなど投資商品の多様化で材料や思惑が増えました。
今は金独自の材料は少ない状況ですが、金の動きはとてもボラタイル。
今、何が目先の材料になってくるのか、
番組では東海林さんにじっくり伺っています。
是非オンデマンド放送を聞いてくださいね。
(大橋ひろこ)
昨日のブログで山本郁さんが
チリ大地震でチリ産ワインの価格や供給への影響が
心配されているようだと書かれていました。
チリというとワインを連想される方は多いかと思いますが、
今回の地震で真っ先に影響が出たのは銅マーケットでした。
チリは世界の銅埋蔵量の3割以上を占める世界最大の銅産出国。
輸出品目の約50%が銅や鉄などの鉱産物なんです。
経産省によりますと、
日本へ輸出しているチリ国内の銅山は7カ所程度ですが
地震直後、国営の銅公社の二つの銅山が操業を停止していると
発表したことで供給懸念が浮上し、
ロンドン金属取引所の銅先物相場は急伸、
日本の株式市場でも銅関連株が買われたりしました。
しかし銅山に直接の被害はなく2日現在、
ほぼ再開したと見られています。
コモディティ市場は需給の均衡が保てないような
ニュースに敏感に反応します。
でも災害がマーケットを動かす裏で利益を手にする人もいる。
これにはいつも複雑な気持ちになってしまいますね。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
金市場の動向と今後の展望を伺います。
また夕方の番組でお会いしましょう。











