第16回目は「上場商品の基礎知識:原油の商品特性(5)」。
・ 石油の「時間的遅行性」と「価格の弾力性」
についてのお話。今回は原油の5回目、ラストです。
原油は“バルキー”ということを以前もお話頂きましたが、
これにより出てくるのが「遅行性」。
輸送に時間やコストがかかるため、
最新動向がすぐに反映されません。
石油などは精製→輸送で、手元にくるのは2ヶ月後。
マーケットで2ヶ月といえば、様々なことが起き得る期間です。
また、好景気=原油増産!と口で言うのは簡単ですが、
石油採掘基地を作るには億単位のお金がかかります。
景気が上向いたからと言って、すぐに増産できるわけではありません。
こういったことをしっかり頭に入れておく必要がありそうです。
そして、ふたつめの「弾力性」
これは、需給の変化に対する価格変化の度合いを示すもので、
石油の価格弾力性は、低いと言われています。
石油は生活必需品なので、価格が半分になったからと言って
需要が倍増や半減するなど極端な動きはしません。
ですから、こちらも「遅行性」と同様、
原油関連のニュースが出たからと言って、
今日明日で需要が劇的な変化をするわけではありません。
これらの特性は、原油の現物に当てはまるお話ですが、
CXで投資をする際には、しっかり理解していた方が良さそうです。
ニュース等で出た材料に飛びつくか、先を見据えるか、
どちらが正しいということはありませんが、
この二つを知っておくと、より適切な判断が可能になりそうですね!
さて、より深い理解ができるように、
テキストも併せてご覧下さい。
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