中国減速でCRBインデックス下落続く~ゴム相場下落もうはまだなり?! [大橋ひろこコラム]
2017/06/08(木) 23:15 大橋ひろこ

CRBインデックスは2017年1月196ポイントまで上昇、200の大台目前に迫っていましたが、以降下落が続き現在は175ポイント近辺まで落ちてきました。2016年1月は原油安の影響で154ポイントまで下落してから、底入れし200ポイントに迫るところまで回復していたのですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

CRBインデックスの低下は、コモディティ市況全般が冴えない値動きを
あらわしていますが、小針さんは中国の景気後退リスクの影響が大きいと指摘。

GDPの2.5倍に膨れあがった中国の債務総額への懸念から格付け機関が
相次いで中国の格付けを引き下げています。
シャドーバンキング問題では3750億ドル(約38兆円)の損失発生リスクがあるとの指摘も。

◆経済指標から見えてくる景気減速

 
①4月の新車販売台数は前年同月比マイナス2.2%の208万4000台。
  (前年実績を下回るのは、2015年8月以来1年8カ月ぶり)
 
販売支援のための減税が終了し今年1月からは小型車の購入税が
5%から7.5%に引き上げられました。来年は通常の10%に戻る予定で、
予定通りなら年末にかけては駆け込み需要が期待できますが、
通年では小幅な伸びにとどまる見通しです。


②4月の中国住宅価格は前年同月比+9.9%と高い伸びを維持も、
 昨年12月以降は緩やかに伸び率が低下。
 住宅販売金額は前年同期比+16.1%と昨年同期の+36.2%から大きく鈍化。


中国の成長を支えているのはインフラ投資で1-4月期は前年同期比で
18.2%増加しているのですが、地方債への借り換えが年内で一巡するため、
来年以降のインフラ投資の拡大に歯止めがかかるリスクが懸念されています。

中国の大連商品取引所で上場されている産業素材銘柄が急落しています。
下げ幅が大きいのが鉄鉱石と石炭で、鉄鉱石相場は今年2月中旬につけた
700元近い高値から続落の一途をたどり5月末までに410元近くまで下落。
石炭相場も今年4月上旬に一時トン当り1300元まで上昇していましたが、
4月中旬から下旬にかけて続落して更に5月末の取引で長大陰線を引く急落となり、
一気に1000元の大台を割り込む展開となっています。

TOCOM銘柄では天然ゴムの下落が大きいですね。

上海ゴム相場は、5月第4週から第5週にかけては顕著に下落し、
中心限月9月限は1万3000元を割り込み、年初来安値を更新しています。

IRSG(国際ゴム研究会)の統計では、2016年の中国の年間の天然ゴム消費量は
535万トンで世界消費に対する占有率は42%、同様に米国の消費量は102万トンで
占有率は8%。この2カ国で世界の半分の消費シェアがあります。


小針さんは、仮に今年の世界の天然ゴム総消費量がIRSG予想量の1340万トンとして
この2カ国の今年の天然ゴム消費量がともに前年比で4%減ったとすると、
世界の消費量は2%減となる計算、数量換算では30万トン弱の消費が減ることになる
と指摘、ゴム価格の下落はまだ止まらない可能性に言及されています。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。



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