新興国通貨安はコモディティ安を引き起こす?! [大橋ひろこコラム]
2018.08/23 大橋ひろこ 記事URL

8月、突如クローズアップされたトルコ・ショック。トルコの通貨リラは今年に入ってから対ドルで約40%もの大幅下落となっていますが、トルコ危機は、新興国通貨・資源国通貨の急落も引き起こし、インドルピーが対ドル最低値をつけた他、南アフリカ通貨のランドは2016年半ば以来の低水準へ、またロシアのルーブルも2年半ぶりの安値をつける状況となっています。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表 小針秀夫氏をお迎えし

お話を伺いました。

 

リラ急落が1997年のアジア通貨危機のような新興国通貨の連鎖的な急落や、

欧州銀行の破綻など金融危機の火種となりグローバル経済を

大幅に悪化させるとの懸念が広がりました。

 

新興国通貨安によって資本がドルに向かっているため

ドル建てのコモディティ銘柄が全般上値を切り下げています。

ドル高がゴールド安をもたらしている他、南ア・ランドの大幅下落が、

プラチナ相場価格を14年ぶりの安値に叩き込んでしまいました。

 

 

小針さんは1997年7月、タイ通貨バーツの暴落を皮切りに、

フィリピン,インドネシア,などアジア各国をまたたく間に襲った通貨危機において

バーツ急落で世界最大のタイ市場では天然ゴムの輸出価格が急低下した事件を回顧。

ゴム価格は1997年7月の高値140円から年末12月には90円まで下落し、

35%もの下落となった相場を振り返り、現在同様のことが起こっている可能性が

あると解説くださいました。

 

また、16年ぶりに先物市場で大口投機家のポジションが

ネットショートとなりましたが、金価格はここからどのように推移するでしょう。

 

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。


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コモディティ投資をじっくり学べる一日。


毎秋恒例の「コモディティフェスティバル」

今年は、9月8日(土)大阪、9月22日(土)東京で開催!

竹中平蔵さん・真壁昭夫さんの基調講演をはじめ、

当番組コメンテーターでもお馴染みの小次郎講師・小菅努さん・江守哲さんが、
ファンダメンタルズ・テクニカルの両面からじっくりと解説します!

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原油市場をかく乱するイランの思惑、アメリカの思惑 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.08/22 大橋ひろこ 記事URL

NY原油相場は7月3日の75.27ドルをピークに65ドル水準まで調整しています。リビアの生産トラブルが解消したことや、6月に合意したサウジやロシアの増産、米原油在庫の減少が一服したことなどを受け、利食い売りが旺盛となっているようです。NYMEX原油先物市場の大口投機筋のネットロングは7月3日の65万6,720枚から8月14日には57万3,428枚まで減少、13%も整理されました。ここから季節要因的にはガソリンと暖房油需要の端境期。原油価格が下落しやすい時期ですが、このまま原油価格は下落していくのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・エッジ代表取締役 小菅努氏をお迎えし原油価格動向と今後の見通しを伺いました。

需要の端境期でもあり足下は弱含みに見えますが、小菅さんは原油価格に強気。
「イランリスク」の顕在化が原油価格を不安定化させると指摘されます。

8月7日、米政府の対イラン経済制裁再開されました。
同盟国に対し11月5日までにイランからの石油輸入を停止することを要請。
原油・石油製品取引、タンカー、保険・再保険、中銀と民間金融機関の決済等々
上流部門への全面制裁の影響は甚大です。

中国、イラン、トルコなどは取引継続方針を示していますが、
欧州、韓国、日本などは米国からの制裁対象になるわけにはいきませんので、これに従わざるをえません。

イランの産油量は7月時点で日量373.7万バレル
6月は2.9万バレル、7月は5.6万バレル生産が減少、2ヵ月続けて
産油量が落ちているということは、すでに取引の停止が始まっている可能性が
高いと小菅氏。市場コンセンサスでは制裁によって日量70万~100万バレルもの
原油が市場に出てこなくなる可能性が指摘されています。

この減産(出荷減少)分はカバーできるでしょうか。

トランプ大統領のイラン制裁再開によって原油価格が急騰すれば
ガソリン消費大国の米国市民の不満がたかまります。
トランプ大統領の失政とされれば中間選挙にも不利に働きます。
という背景からでしょうか、トランプ大統領は
8月20日1,100万バレルの戦略石油備蓄(SPR)放出を発表しています。
10~11月で平均だと日量18万バレルでそこそこのインパクトではありますが、
これだけで、日量100万バレルと試算されるイラン産原油減の全てがカバーできるとは思えません。


米国内シェールオイル増産加速期待も、足元のリグ稼働数をみると
現状の原油価格では増産妙味がないことがうかがえます。
シェール増産を促すためには、さらなる原油高が必要という矛盾があるようです。
トランプ大統領はサウジアラビアに増産要請もしています。
確かにサウジは6月に42.7万バレル増産に応じたのですが、
7月は5.3万バレル減産しており、本気度は高くなさそうです...。

イランは販売量が落ちますから、原油価格を高騰させたい思惑が
米国の経済制裁が世界経済に対するダメージをアピールできるという側面もあります。

他方、トランプ政権は原油価格高騰を抑え込みたい、、、、
政治的なファクターが強い局面ですが、需要が堅調である今、
供給量が大きく減少する事態は価格高騰をもたらすと考えるのが自然かもしれません。

小菅氏は在庫と価格の逆相関からは、現状でも70~75ドルはベースラインだとし
足下では200日移動平均線は65ドル前後を推移していることに注目しています。

詳しくはオンデマンド放送で小菅氏の解説をお聞きくださいね。



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8月のリスク、何故リスク回避でゴールドは買われないのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.08/15 大橋ひろこ 記事URL

1971年ニクソンショック、90年クェート侵攻、91年旧ソ連クーデター、98年ロシア債務不履行、2007年パリバショック、11年米国債格下げショック、15年チャイナショック、、、すべて8月に起こった事柄です。そして2018年はトルコリラショックでしょうか。8月は欧米勢のサマーバケーション、日本勢のお盆が休暇で商い
が薄くなることから、値が飛びやすくなる傾向が強いのですが、今年はリラ下落がユーロ下落を誘引しドル高が進行する展開となっています。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト 菊川弘之氏をお迎えしお話を伺いました。


トルコリラが下落したことで、トルコ向け債権のエクスポージャーの高い
欧州への不安が高まり、ユーロドル相場が1.150ドルのレンジ下限を下抜けて下落。
ドル高が加速したことで、ゴールド価格が1200ドルの大台を割り込んでしまっています。

ユーロドルとゴールド、原油相場の相関は高く、ユーロが下げ止まって反発しないことには
ゴールドの底入れ確認とはならないと菊川さん。


リスク回避で資金の受け皿とされるゴールドですが、今回のリスクは米株が大きく崩れると
いうところまで波及しておらず、まだ本格的な金融危機というムードではありません。
現状では、リスク回避の側面よりも、ドル高という金融要因に相関しているようです。
ただし、リーマンショック時がそうであったように、大きな危機が訪れた場合には
株もコモディティも何もかも売られるのですが、最初に立ち上がったのがゴールド。
トルコショックが本格的金融危機を引き起こすとなれば、様相は変わってくるかもしれません。


また、ユーロドル下落にも高値圏を維持しているのが原油相場。
好景気による旺盛な需要とOPECと非OPECによる減産で需給の引き締まりが
価格を押し上げてきましたが、上昇力は落ちてきています。


11月の米国の中間選挙、イランへの制裁などを巡って原油価格を動かすニュースが
色々出てきそうですが、季節要因的にはガソリン需要と灯油需要の端境期に入る秋口は
原油価格が軟化するサイクルにあり、WTI65ドルの下値サポートが決壊すれば
200SMA付近までの下落がありそう、、、。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

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今年は、9月8日(土)大阪、9月22日(土)東京で開催!

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何故リスクの高まりにも金買いが旺盛にならないのか [大橋ひろこコラム]
2018.08/09 大橋ひろこ 記事URL

ゴールドが下落基調を強めています。COMEXドル建て金先物価格は1210ドル台にまで下落してきましたが、金の消費国NO1、NO2のインド、中国の買いのニュースが聞こえてきません。実需筋は何故静かなのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエモリ・キャピタルマネジメント代表 江守哲氏をお迎えし
ゴールド、原油市況についてお話を伺いました。

投機筋らもゴールドの買い玉の整理に動いており、
買い越し幅はわずかに3万5000枚程度にまで縮小してきました。
米国によるイランへの制裁再開や中国景気後退へのリスクにも
「リスク回避の受け皿」としてゴールドが選好されなくなってきています。

代わって資金の受け皿となっているとみられるのが米ドルです。
年内あと2回の利上げが織り込まれる中、
ドル独歩高の様相を呈しており、ドル高がゴールドの上値を抑えてしまっているのです。

これだけゴールドが安くなっているのにインドや中国といった実需が買いに動かない背景には
米ドル高によってインドルピー、中国人民元が下落していることがあげられます。

ルピー安となればインド国内でのゴールド価格は上昇します。
元安では中国国内のゴールド価格が上昇しますね。
ゴールドの実需大国である国ではゴールド価格が高いのです。
これが、彼らの買いが鈍い背景。

ドル高の修正がなければ、投機筋らのゴールド売りの流れが続くとみられ、
実需筋の買いが旺盛となることはない、と考えられるためゴールド上昇は難しそうですが、、、

江守さんは、現在のゴールドマーケットはインフレを織り込んでいないと指摘。
米国CPIは3%近くまで上昇しています。
江守さんによると米インフレ率が3%にまで上昇してくると、
ゴールド価格はその後2年ほどかけて25~35%程度上昇する経験則があるとのこと。

さて、ゴールド上昇のトリガーとなるのは何でしょうか。

江守さんには原油市況についてもお話を伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で江守さんの解説をお聞きくださいね。

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今年は、9月8日(土)大阪、9月22日(土)東京で開催!

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陰の極?!プラチナ、ゴムはそう悲観だが、、、 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.07/18 大橋ひろこ 記事URL

NYプラチナ価格は800ドル台。リーマンショック直後の2008年以来10年ぶりの安値に沈んでいます。2018年年初は1030ドル台、半年あまりで200ドルを超える下落となりました。過去最高値2008年3月の2308ドルからは1500ドルを超える下げ幅となり下落率は65%に達し、ほぼ3分の1にまで価値は失われました。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表 小針秀夫氏にお話しを伺いました。

2016年1月の時点で、プラチナの約半値であったパラジウムとの価格比較においても、
プラチナはパラジウムよりも安くなってしまいました。

その背景には2017年、2018年とプラチナ需給が2年続きで
供給過剰となったことがあげられます。

ジョンソン・マッセイ社のプラチナ需給統計によると
2017年が3.1トン、2018年が9.8トンの供給過剰。
触媒需要は2016の203.6トンをピークとして、
2017年が102.4トン、2018年が99.0トンと減少。
4年ぶりに100トンを下回っています。


しかしながら、国内投資家のプラチナ買いは静かなブームとなっています。
大手の国内地金商が発表した今年上半期のプラチナ販売量が4573㎏に達し、
2年ぶりに前年同期を上回りました。

南アのプラチナ生産コスト(減価償却費を含むオールインコスト)は、
2017年時点で978ドル。現在は生産コストを大きく下回っており、割安感が大きいのです。

さてここからのプラチナ相場は・・・?!


また、小針さんにはゴム市況についても解説いただいています。

東京ゴム先限 7月5日に一時166.9円まで下落し
2016年10月以来1年9カ月ぶり安値に沈みました。
今年5月の直近高値202.1円からは18%の下落、2017年1月の高値366.7円からは
54%の下げで、200円もの大きな下落となっています。

米中貿易戦争によって、中国の景気が減速するとともに
天然ゴム消費が落ち込む見通しがゴム市況の弱材料。

中国は世界全体の天然ゴム消費の約4割を占めています。
中国の第2四半期のGDPは、前年同期比6.7%増となり
第1四半期の6.8%増から減速が確認されている他、
大手金融機関の2018年の中国GDP成長率見通しも下方修正されています。

タイ、インドネシア、マレーシアの生産大手3カ国が
今年3月までに35万トンの輸出削減を行いゴム価格支援に乗り出しましたが
削減された分がそのまま在庫化してしまったことで、需給が急速に悪化。
この影響がいまだに尾を引いていると小針さん。

ここからのポイントは?!
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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ドル高に押されるコモディティ市況、ここからのポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.07/17 大橋ひろこ 記事URL

毎週火曜の小次郎講師のトレードラジオ講座は、都合により今回のみ休講。今日はマーケットアナリスト 菊川弘之氏をお迎えして、原油、ゴールド、プラチナ相場展望を伺いました。

足下で崩れてきた原油相場。WTI原油価格は70ドルの大台を割り込んでいます。

リビアの石油施設の操業再開、サウジの増産、加えてロシアまでが米国トランプ政権の増産要請に応えて増産を示唆するなど、弱気材料が目立ち始めました。

このまま原油は売りでしょうか?!

菊川さんは、サウジの増産は短期的には弱気材料でも、
増産余力が低下することがセンチメントが変化する可能性を指摘。
足下ではテクニカル的には売り方の買戻しが入っており
このまま下落トレンドが加速するか否かは次の材料待ちという状況のようです。

また、ゴールド、プラチナなど貴金属市況も冴えません。
菊川さんは、ゴールドは通貨としての色合いが濃い局面だとし、
ドル高による価値の低下を指摘。


米国経済は堅調で、FRBは年内あと2回の利上げを示唆していますが
ドル独歩高の様相に国際商品価格全般、上値重く推移しています。
特にゴールドは無国籍通貨と称されていますので、金利が付くドルに
投資妙味が高まってきている昨今、金市場からの資金流出が否めません。

また、さらに冴えないプラチナ市況、、、。

菊川さんは年後半に向けてのポイントを解説くださいました。
詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

来週火曜は小次郎講師のトレードラジオ講座です!

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コモディティ投資をじっくり学べる一日。


毎秋恒例の「コモディティフェスティバル」

今年は、9月8日(土)大阪、9月22日(土)東京で開催!

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生育順調、通商問題も重なり暴落した大豆、今後の見通し [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.07/11 大橋ひろこ 記事URL

米国産穀物、特にトウモロコシは受粉期を迎え、天候相場真っただ中です。

5月に当限つなぎ足価格で410セントを超える高値があったシカゴコーンですが、
6月下旬に向けて338セントまで大きく下落。

足下では戻りを入れるかに見えますが、上値が重い展開が続いています。

大豆価格は米中貿易摩擦への懸念も大きく3月には同1082セントの高値がありましたが足下では837セントまで下落。高値から20%を超える大きな下落となっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表 茅野信行氏にお話しを伺いました。


米国穀倉地帯はこのところ高温乾燥が続いており、
短期的にはコーンの受粉に悪影響も懸念され、
シカゴコーンは買い戻される局面もありましたが、
現在までのところ、大きな波乱はないようです。

高温乾燥が続いているにも関わらず、生育状況は依然として良好なのです。

授粉期のトウモロコシ進捗率は37%(5年平均18%)、
大豆の開花率が47%(27%)と生育はかなり順調。

現時点では、今年も豊作の見込み、となれば、
7年連続の豊作となります。天候相場に波乱なし、豊作の見込みで
米中貿易摩擦懸念がなくても、価格下落は免れなかったとみられます。

トランプ米大統領が中国製品340億ドル相当に関税を賦課したことへの報復として、
中国は幅広い米農産品に対する追加関税を7月6日から適用するとしています。

しかしながら、中国は食用油需要の増大や豚肉などの飼料としての大豆輸入が年々増大しています。
中国の大豆の総需要はは2017年で9700万トン程度。
中国は国内でも大豆生産を行っていますが、需要を賄いきれる生産量ではありません。
およそ7900万トンを輸入に頼っており、うち6000万トン近くを米国から輸入しているのです。
南米産は2000万ドン弱程度とみられます。

米国から輸入せざるを得ないというのが実情。

関税などかけても自分の首を絞めるだけのことですが、
中国が結局輸入を継続することが確認できれば、過剰に売られ過ぎた大豆価格は
修正されるものと思われます。

茅野さんは豊作織り込みで安値は9ドル程度。
足下で8ドル50セントを割り込む下落はやりすぎだと指摘。

ただし、すぐに反発できるセンチメントではなさそう。
日柄が必要でしょうか。。。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

6年連続豊作か?!大幅下落の穀物市況、貿易問題も [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.07/04 大橋ひろこ 記事URL

シカゴ穀物が急落しています。大豆は10年ぶりの安値に沈んでいます。6月上旬まで大豆は1ブッシェル=10ドル台、小麦5ドル台、トウモロコシ4ドル台とここ2~3年ぶりの高値圏で推移していましたが、6月後半に入り、米穀倉地帯の天候良好に加え、米中貿易摩擦に解決の兆しが見えないもともあってファンド筋が一斉に売りに転じ、いずれも大台を割り込んでいます。

7月4日米独立記念日。大豆は8.48ドル、小麦4.91ドル、トウモロコシ3.52ドルと、生産コストとされる同10ドル、7ドル、4ドルを大きく割り込んでしまっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫さんにお話を伺いました。


さらに、足元では大豆・トウモロコシともに生育状況がよく
6年連続の豊作の可能性が大きくなってきました。

トウモロコシは今週が授粉期のピークですが、現在までの生育状況は
米農務省発表の7月1 日時点の主要18州平均で
受粉状況(Corn Silking ):17% (前年同日9%、過去5年(13-17年)平均8%)
作況(Corn Condition):"優"と"良"の合計76%(前年同日68%)


大豆生育状況は、
開花率(Soybeans Blooming):27% (前年同日17%、過去5年平均13%)
 作況(Soybeans Condition):"優"と"良"合計71 %(前年同日64%)

米農務省の6月需給報告では、今年のトウモロコシ単収を
174.0ブッシェル/エーカーとし、昨年の同176.6ブッシェルを下回るとの
控えめな見通し。7月上旬までの2~3週間の天候がカギを握るとはいえ、
市場では作柄の良さを好感し、単収が史上最高の178~180ブッシェルに
達するとの声も出始めています。


一方、大豆の単収を48.5ブッシェルとしています。
昨年の49.1ブッシェル、史上最高であった一昨年の52.0ブッシェルを
下回るとの見立てで、7月の需給報告でどの程度上方修正されるかが注目。
大豆も「6年連続の豊作」が関係者の視野に入ってきました。


7月のUSDA需給報告には注意しておいた方がよさそう。
上方修正があれば、一段安の可能性がありますね。

※作付確定面積(6月29日発表)は大豆が初めてコーンを上回りました

トウモロコシ:8,856 >(意向面積 8,802) <(前年実績9,017)
   生産量⇒140.40億bu が145億bu超まで上方修正されるか。

  大 豆 :8,969 >(意向面積 8,898) <(前年実績9014)
     生産量⇒42.80億bu が 45億bu程度まで上方修正されるか。

それから、米中貿易交渉の影響が穀物価格に影響している側面も。

柴田さんに伺いました、詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。

増産合意でも原油上昇、イラン制裁への懸念でさらなる上昇 [大橋ひろこコラム]
2018.06/27 大橋ひろこ 記事URL

注目された6月22日のOPEC総会では増産合意が決定されました。減産緩和量が市場の思惑として広がっていた日量150万バレルの増産より少ないとみられること(具体的な増産量は明確にされなかった)また、これによってサウジの余剰生産力が減少することなどを懸念して、22日WTI原油価格は前日比約3ドルもの上昇をみせました。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト藤沢治氏をお迎えし原油価格動向を伺いました。


また、26日、トランプ政権は同盟国に対し11月4日までに
イランからの原油輸入を停止するよう求めたことで、
イラン産原油の供給に懸念が生じたことで、さらに原油価格が上昇、
WTI価格で70ドルの大台にまで上がってきました。

藤沢さんは、市場関係者の多くが原油先高観を唱えているものの、
現物市場では余剰感があるとし、原油先高観に懐疑的です。

トランプ政権の仕掛けた貿易戦争が、世界経済を混乱させれば
世界的に景気後退を招く可能性を懸念されています。
特に米中貿易戦争が激化で中国の石油需要は減退する可能性も。
米国、及びEUの個人消費の減退は石油需のは停滞につながらないだろうか。
足下では、シェール生産やOPECの生産など供給動向にばかり注目されてきましたが
この先は需要動向にも注目すべきであると藤沢さん。

ここからの価格動向を見るうえでのポイント、価格予想を伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

通商問題と世界経済~コモディティ下落 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.06/21 大橋ひろこ 記事URL

トランプ大統領は、6月1日にEUやカナダ等に対して鉄鋼とアルミに25%の関税をかけると発表。15日に中国に対して818品目340億ドルの制裁関税を発動しました。中国は間髪を入れずに16日に545品目340億ドルの報復関税を公表し、コモディティ市場が総崩れの展開に。さらに週明け19日月曜にはトランプ大統領は2,000億ドル(約22兆円)相当の中国からの輸入品に10%の制裁関税を検討するよう指示したことを明らかにしました。激化する通商問題への懸念が拡大しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
コモディティー インテリジェンス 代表取締役社長の近藤雅世さんにお話を伺いました。

6月1日の価格に対し、ほとんどの商品価格・為替・世界の株価は下落しています。

原油やドル、ダウ平均株価が横ばいで、大きな下落とはなっていませんが、
非鉄、貴金属、ソフトコモディティ、ドル以外の通貨群、特に新興国通貨の下落が顕著ですね。

株式市場では上海総合指数が3000Pの大台を割り込む大幅下落。
中国人民銀行は急遽、国内銀行に1年物の資金2000億元(約3兆4000億円)を供給しています。

ドイツ銀行の分析によると、仮に米国の関税がさらに中国輸入品2000億ドル相当に拡大されれば、
中国の国内総生産(GDP)は年間▲0.2~0.3ポイント押し下げられる可能性があるとか。

少なくともここ10年近く好況だった世界経済は、トランプ大統領の政策により
景気は天井を打って下降傾向になると近藤さん。
そうなるとコモディティ市況の今後は?!

近藤さんに詳しく伺っています。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

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