原発問題から今後のガソリン価格を考える [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.03/31 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

国内のレギュラーガソリン価格は151円にまで上昇。
WTI原由価格も100ドル超えの水準に高止まり。
エネルギー問題が世界的懸念事項へと拡大しています。

このまま日本のガソリン価格は高騰が続くのでしょうか?
指標とされるWTI価格はどうなってしまうのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話を伺いました。

日本のガソリン価格が高騰している背景には
過剰流動性相場からWTI、ドバイ原油価格が上昇していたこと、
中東の混乱からの供給不足懸念が先物価格の高騰を招いたことなどが
あげられますが、加えて日本の震災による局所的ガソリン供給障害。。。
今後のガソリン価格は?まだまだ上昇してしまう状況にあるのでしょうか?

柿原さんによると、原発問題によるエネルギー不足を補う為に
火力発電がフル稼働することになるが、そうなれば火力発電用の
C重油需要が高まり、ガソリン灯油の精製量が減少することが
リスク要因となっているとのこと。
これがガソリン需給を逼迫させる要因となれば
価格が一段高となる懸念もあるが、
逆に言えば、この震災の影響でどれだけ需要が
落ち込むのかは全く想像がつかず、
先行きは全く不透明・・・・?!

また、柿原さんには中東情勢による今後のWTI価格、
テクニカル分析からみる今後の価格予想、
そして、QE2終了の出口戦略に言及する発言が出てきた今、
過剰流動性相場が今度どうなるのか、等について伺いました。
これまでの過剰流動性相場の根源は欧米にあったわけですが
これが日本に・・・?!詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの
解説を聞いてみてくださいね。


東日本大震災が世界の商品価格に与える影響は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.03/23 山本郁 記事URL

近藤雅世さんと

今日は大橋ひろこさんに代わって
山本郁がお送りしました!
大橋さんは病気ではないのでどうぞご心配なく。
また金曜日には元気な声を聞かせてくれますから!

さて、今日のコメンテーターは
コモディティーインテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さん。
地震による福島の原発事故について
近藤さんは事態は良い方向へ動いていると感じているそうです。
地震直後の先週は福島原子力発電所が再臨界を迎えるかもしれない
という不安が世界を覆い、日本の株価は史上3番目の値下がり
円は3月17日に76円24銭と史上最高値をつけました。
そして商品価格は同じ時期にほとんど全てが急落して直近の底値をつけ
その後上昇に転じています。
NY原油は3月16日の96.22ドルが底で
昨日は104ドルに回復。
今後、リビアと福島の原発次第ですがリビアについては
今後大規模な戦争になることはなく
原油価格がこれ以上上がらないと見ているそうです。
金は3月15日の1380.7ドルが底で
昨日は1427.6ドルに回復。
1400ドル台はかなり高い水準なので
原子力発電所が修復され世界景気が良くなり
株価が上がれば金価格が下がるとみられますが
ただ4月にポルトガル国債の償還などが控えているので
それによってはシナリオが変わってきますが…。
詳しい近藤さんの解説はオンデマンド放送でお聴きくださいね!


商品市場から資金流出も中東リスクで金確り [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.03/16 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

番組が終了したら通常はスタジオに残ってこのブログを更新するのですが、今日は帰宅して自宅のPCから更新です。
都心の電車も平常運行ではないため、スタジオに行くにも帰宅するにも皆さんいろいろと苦労されているようですが、被災地の窮状を思えばなんでもないこと、ひとりでも多くの皆様のご無事と健康をお祈りしてます。

今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話を伺いました。
東海林さんには地震後のマーケット、そして今後・・
というテーマでいろいろとお話を伺ったのですが、
やはり目先の焦点は原発事故の連鎖。
地震への懸念から原発事故被害拡大への懸念へとマーケットの関心が
シフトしてきており、今後の行方もこの問題次第と
いったところのようです。

日銀は月曜からの3日間で28兆円もの資金供給オペを実施。
これが過度の円高、株安を阻止出来ているのか否か、
まだ総合的に現状のマーケットを把握しかねるのですが、
為替市場にはレートチェックの噂なども
出てきていますので、実弾円売り介入への思惑も
抑止力にはなっているものと思います。

震災以後、商品市場からの資金流出傾向が著しく見て取れるのですが、
原油、穀物などが大きく値を下げる中、金市場の動きは下げが限定的です。
これは震災による日本経済の停滞から世界景気への影響を懸念した
リスク回避がコモディティ市場全般に広がり、
手仕舞い売りが殺到していると推測できるのですが、
金だけは一方で中東問題を材料に支えられているとの指摘もあります。

国内では、地震、原発問題の報道一色となり中東リスクが
霞んでしまっていますが、サウジアラビア軍部隊を主体とする
湾岸協力会議(GCC)派遣軍が14日、バーレーン入りしており、
中東・北アフリカに反体制デモが拡大して以来初の
外国軍の介入の事態に発展、これも大きなリスクであることに
なんら変化はないそうです。

しかし原油市場はこうした中東リスクでWTI価格100ドル超えと
なっていたものが日本の需要減退を懸念して100ドル割れと下落しており、
中東リスクより日本の震災問題を材料視していますね。

一方プラチナ市場の下落が大きいのは
自動車メーカーの生産ラインに問題が生じていること、
株価の下落が激しいことなどが背景にありますが、
東海林さんによるとプラチナの生産コスト1700ドルだそうで、
今回この1700ドルをを割り込んだところでは買いも見られ、
中長期的視野でみればいい買い場が到来しているとも言えるのだそう。

こうしたコモディティ銘柄のそれぞれの動きと今後を
東海林さんにお伺いしましたが、ただし、
原発の問題がこれ以上の悪化を辿るようであれば
マーケット全体がリスク回避相場の混乱に陥る可能性は否定できず、
まだまだマーケットの先行きを予測する時期にはないものと思います。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聴きください。


ゴム急落、青天井相場に何が?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.03/09 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト小針秀夫

ゴム価格が急落しています。
2月18日に史上最高値535.70円の高値をつけた後からの下落は25%にもおよび400円の大台を守れるかどうかといった急落となっているのですが、いったいゴム市場に何が起こっているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

昨年秋から上昇トレンドを継続してきたゴム相場、
好調な中国の自動車販売からのタイヤ需要を囃して
在庫がないとして大相場の様相を呈していたのですが、
青天井の相場でも天井が訪れないということではないのです。

ゴム相場にはよくあることなのですが、
出来るだけ高い値段でモノを売りたい生産者が
高値待ちで売り控え、在庫を抱え込んでいたものが
相場が崩れてくると一気に出てくる、、、
といった現象が今回も見られるようですね。

小針さんによるときっかけはどうやら中国の自動車販売。
9日に発表された2月の新車販売台数は前年同月比4.6%増、
増加率は2009年3月以来1年11カ月ぶりに1桁にとどまった
ことが懸念された模様で、パニック的な手仕舞い売りにさらされた、
ということのようです。

2月は春節も重なりましたのでこの影響もあるとは思うのですが、、、、。

さて、この後のゴム相場の行方は?!小針さんに伺っています。

またソシエテ・ジェネラルが北海ブレント価格150-200ドルという予想を
出して話題となっています。サウジアラビアに中東混乱が波及した場合に、
という条件つきではありますが、200ドルという水準に
市場は驚きを隠せないでおります。

OPECが増産を検討している、とか、アメリカがSPR戦略備蓄の
放出を発表したりとか、目先の需給の逼迫については
これを沈静化させるであろうニュースも出てきているのですが、
原油価格が高値でとまっていることに背景にはやはり
中東リスクの拡大が懸念されているということなのでしょう。

日本のレギュラーガソリンの店頭販売価格も145.50円まで上昇、
これは2年4ヶ月ぶりの高値です。じわり私たちの生活にも影響が
出始めていますが、さて原油価格の先行きは?

詳しくは小針さんの解説を聞いてみてくださいね。
米上場申請についても伺っています。


1434ドル金価格史上最高値更新 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.03/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

3月1日、ドル建て金価格が史上最高値更新しました。
これまでの史上最高値は昨年2010年12月7日1430.90ドル。

年末に高値を付けた金市場ですが、年明け1月からはファンドの
手仕舞い売りにさらされ大きく下落となり、「金は大天井をつけた」と
弱気が台頭、考えて見れば10年上昇を続けた相場ですし、
もうそろそろ上値に限界があるのだろうか、と思った方も多かったかと思います。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
昨日3月1日の高値は1434.20ドル。
わずか数ドルですが、最高値を更新しました。
さて、この背景、そして今後の流れはいかに?!

今日はオーバルネクストアナリストの森成俊さんにお話を伺いました。

森さんは高値更新の背景にリビア情勢の悪化、そして原油の高騰などからの
インフレヘッジ・セーフヘイブンとして金市場に資金んが流入したと解説下さいました。
昨晩のFRBバーナンキ議長の議会証言は概ね大きな変更はないとはいえ、
インフレに懸念を示したことなどが昨日のダウ平均の大幅下落に繋がったようです。
米株高が続いていましたがさて株式市場には大きな調整がくるでしょうか?

森さんは中長期的には1450~1500ドルを目指す展開となる、としながらも
短期的にはこのまま上昇するシナリオには懐疑的。

というのも、3月の金相場というのは過去4年連続で陰線引けだそうで、
決して3月のパフォーマンスは良くないのだそうです。
そもそも、今回月初に史上最高値を付けたのですものね、
このまま月間足で上昇する可能性は低いでしょうね。。

ポイントとしては今週末の引け値で、1430ドル台をキープできるか否か、
と森さん。しかしながら今週は雇用統計、ベージュブックにECB理事会など
イベントが盛り沢山ですね。さて、こうしたイベントをこなして金が続伸できるのか、
金市場の今後のポイント、また、森さんにはプラチナ相場の見方についても
詳しい解説をいただいています。

是非オンデマンド放送をお聴きくださいね。


原油と金が上昇した一方で穀物が急落?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.02/23 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

今日のコメンテーター近藤さんはオンエア10分前に滑り込みでスタジオ入りし、オンエアが終わったらすぐにスタジオを飛び出して行かれました。コモディティ価格波乱の昨今、きっといろいろお忙しいのでしょうね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか,大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんにお話を伺いました。

リビアやバーレーン、イラン等の動きは商品市場に
どのような影響を与えているのでしょうか?

1月末からエジプトで反政府活動が起きた時、
2日間で原油価格は85.64ドルから92.19ドルまで6.55ドル上昇しました。
ところが、エジプトにおける原油問題は、
スエズ運河を中東から欧州に原油を輸送していることと、
紅海から地中海に抜けるパイプラインがあることだけが関係していました。
しかし実際にはスエズ運河の通航料が値上げされるとか、
反政府勢力が航行を妨害すると言う可能性はほとんどないことがわかってくると、
原油価格は下落、すぐに落ち着きを取り戻したのですが、今回はどうも事情が違うようです。

というのもエジプトの原油確認埋蔵量は44億バレル、世界第30位。
これに対して、エジプト隣国リビアは443億バレルもの埋蔵量を誇ります。
これは世界10位の規模なのだそうでエジプトの10倍ということになりますね。
ちなみにイランの原油確認埋蔵量は1376億バレルでリビアの約3倍、
世界第5位の確認埋蔵量があります。
またイランはロシアに次いで世界第二位の天然ガスの確認埋蔵量を誇ります。

こうした背景を知れば、今回の原油の上昇が腑に落ちるというもの。
ブレントやドバイ産原油とのスプレッドも拡大していましたので
これがサヤ寄せするようなWTI上昇となるのでしょうか…。

また金価格はエジプトのデモ以降継続して上昇しているのですが、
昨晩(火曜)NY金価格は12.5ドル高と1日で9.0%の上昇で再び1400ドル台へ。
金市場はこうした中東、アフリカ情勢といった地政学的リスクから
資金の逃避先として資金を集めたと思われますが、
原油は将来の供給を懸念しての上昇と言うことですね…。

一方でNY株価とシカゴの穀物は急落しています。
株価はリスク回避からの資金流出でしょうけれど、何故穀物・・・?!
シカゴ穀物価格はすべてストップ安。
コーンが30セント、大豆が70セント、小麦が60セント、、、
これらはいずれもストップ安の下落です。

さて、この急落の背景は?!穀物相場から何故資金が流出したのか。
詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説を聞いてみてくださいね。


北海ブレント原油高騰の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.02/16 大橋ひろこ 記事URL

写真はWTI原油と北海ブレントの比較チャートです。
赤いラインが北海ブレント価格、現在100ドルを超えて上昇しています。

青のラインはWTI原油価格、90ドル台の高値から反落、現在は85ドルをも割り込んで下落していますね。昨年11月くらいまではこの2つの価格はほぼ連動して動いていたのですが、今年に入ってからその鞘は拡大を続け、とうとうそのスプレッドは18ドルにも!?

皆さんごきげんいかがででしょう、大橋ひろこです。
通常マーカー原油3種の価格相関はWTI>ブレント>ドバイとされています。
WTIはブレント価格の2~3ドルの上鞘であるという認識でしたが、その価格差が逆転、それが20ドル近くまで拡大しているのは一体どういうことなのでしょう。

今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話を伺いました。
柿原さんはブレント価格の高騰の背景を以下のように解説下さいました。

①WTI原油在庫は余剰である反面、
 ブレント供給量は減少している
②WTI市場の投資規制・監視を嫌気した筋が
 ブレントICE市場に参入(投機マネー)
③欧州の寒波で、灯油などの中間留分が多く取れる
 ブレント需要が旺盛(WTI原油は多くはガソリンとなります)
④中国がアフリカ産原油を輸入、
 このアフリカ産原油はブレント価格にリンクして動く

気になるのが④。資源確保のために世界中の資源を
買い占めているとも言われている中国の名前が出てきました・・・。

また日本の先物市場、TOCOMの原油ガソリン灯油銘柄も上昇しています。
これまでWTI価格に連動して動いていましたがWTI原油が下落しても上昇中。


【続きを読む】
北海ブレント原油高騰、エジプト情勢の今後 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.02/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト小針秀夫さんと

今日の日経平均は今年最大の上げ幅ですって。

ダウ平均なんて2008年6月19日以来約2年7カ月の1万2000ドル台を回復ですよ。「米企業の景況感が大きく改善したことを手がかりに、米景気の回復期待が高まった」などと解説されていますが、先週末、エジプトの反政府デモ勃発であれほど動揺を見せたマーケットがこんなにも早くリスクテイク相場に回帰するとは思いもよりませんでした。昨日などはエジプトのデモ行進は100万人規模に拡大と報道があったので、決して沈静化したとは思えないのですが、ひとまず株式市場や為替市場はそうした地政学的リスクを
切り離して動き始めたようです。では商品市場はどうでしょう?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

「原油の価格が上がっています。特に北海ブレントオイル。
これはエジプトの情勢不安にスエズ運河閉鎖の懸念が広がっているためで、
この流れを軽視できない。」
小針さんは、このエジプトデモの発端がアルジェリアであること、
そして、その理由が失業率が30%を超えるという状況下での
食料価格の高騰にあることを解説くださいました。
なんとアルジェリアは人口の70%近くが25歳未満の若年層、
この構図はエジプトと近似していますね。

その後隣国チュニジアに暴動が飛び火、
23年間政権を握っていたベンアリ大統領の
婦人がセントラルバンクから近海.1.5トンあまりを国外に
持ち出したこともニュースになっていますね。
有事には金なのだなぁということを実感する一件。

今日は小針さんに、今後こうした問題がマーケットに与える影響と
シナリオについてじっくりと解説いただいています。

オーストラリアも豪雨による洪水で大きな被害が出たばかりですが、
今度はサイクロン「ヤシ」が上陸するとの懸念が広がっています。
このサイクロン、最高レベル「カテゴリー5」の勢力を持つとされていて
アメリカに上陸したハリケーン「カトリーナ」級、
これがまともに上陸したら・・・。
どんな影響があるか、どんな商品に問題があるのか、、、。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

そして投資戦略フェア2011エキスポバージョン」のお知らせです♪

来る2月19日(土) 東京ドームシティプリズムホールにて開催の
このイベント、投資セミナー企画も満載です。
今日お話いただきましたオーバルネクストアナリスト小針秀夫さんも
TOCOMのブースで講演いたします。

マーケットトレンドでおなじみ貴金属ディーラーの池水雄一さんと
WGCの豊島逸夫さんによるパネルディスカッション
「世界情勢が凝縮された金のロードマップ」では
私、大橋ひろこも進行役としてご一緒させていただきます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

http://www.tradersshop.com/bin/mainfrm?p=topics/seminar/110219


2011年上昇継続する商品下落する商品の見極め方 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.01/26 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンスの近藤雅世さんと

11月の大統領選挙後の混乱が続くコートジボワールがカカオ豆の輸出を禁止、カカオの国際市場価格が5カ月ぶりの高値を付けたり、チュニジアのベンアリ前大統領夫人がチュニジア中央銀行から金塊1.5トンを持ち出して国外脱出など、政変に絡むニュースにコモディティが取り沙汰されるというのは興味深いですね。
このところの商品のニュースは新興国台頭で需要増、もしくは過剰流動性相場で投機マネー流入という背景のものが大半ですが、限りある資源であり、ペーパーマネーなどより価値を見出すことができる「商品」です、政治的切り口からコモディティを見るのも大切かもしれません。皆さんご機嫌いがでしょう、大橋ひろこです。

今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんにお話を伺いました。
近藤さんによると、1年前から今年1月24日まで、
海外の商品価格16商品のすべてが上昇しているのだそうです。
パフォーマンスが最高だったのはシンガポールゴムの89%、
次いでシカゴコーン78%で16商品平均は43.6%の上昇。

このまま2011年は商品市場に資金流入が続き高騰が続くのでしょうか?

近藤さんは「商品は割高感から下落するものが多いのではないか」と
ご覧になっています。その背景はなんでしょう。

近藤さんは株価が上昇するから割高な商品から資金が株へシフトする、
と解説下さいました。今年は大統領選挙の前年にあたりますが、
過去40年の大統領選挙を検証すると、10回中9回、
株価が上昇しているのだそうです。
(1度だけ下げたのは2008年、
これはサブプライムなど金融ショックがあった年)

米国だけでなく来年はロシア、フランス、中国、韓国、台湾等で
政権交代の大統領選挙等が行われるため、政治家は後先のことを
余り考えずに、今年の景気を盛り上げる政策を打ち出すのではないか、
と近藤さん。

それでも現状でかなり株価は高いですよね?!と聞くと、
期限が来て打ち切られている補助金政策なども再開させる可能性も
考えられ、実体経済も回復に向かう(向かわせる)ことから株価が
更に上昇すると解説くださいました。
補助金再開もアリか、なるほど。。。

米系指標も住宅部門を除いては企業業績が回復傾向ですし、
鉱工業生産指数や製造業新規受注等も増加傾向。
住宅も新規ではなく中古住宅が割安感から売れ始めていますね。

こうした中、景気敏感銘柄と言われる商品は上昇を続けるが、
そうでない銘柄からは資金が流出、株価のパフォーマンスを取りに行くことも
考えられるということです。では上昇を続ける商品とは一体何?!
詳しくはオンデマンド放送でご確認下さいね。
近藤さんに具体的解説をいただいています。


金のニュースが減っている?!一方で高騰するプラチナ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.01/19 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さん

今日の日経新聞の社説は「食糧市場の投機過熱に先進国は警戒を」
商品面を開くと「砂糖やコーヒー急騰 熱帯農産物増産に壁」このところ、食料品、穀物価格の高騰に関するニュースが目立ちます。
こうした一方で、金のニュースが目立たなくなっているように思いますが何故でしょう?

皆さんご機嫌いかがでしょう、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

昨年までの金の高騰の背景には、世界の景気の先行きへの不安がありました。
アメリカが出口戦略からの方向転換で緩和に踏み切り、
欧州ではソブリン問題が噴出、米欧が取ったマネージャブジャブ政策に
通貨への信認が低下、金市場は逃避先として選ばれ高騰しました。

しかし、このところの米系指標の好調なことやダウ平均の高騰、
また昨晩のドイツ、EUのZEW景況感指数を見ても欧州勢も先行きを
楽観していることが確認でき、リスクへの懸念は大きく後退してきているようです。

こうした背景から昨年まで高騰していた金市場は比較的落ち着いた動き、
つまりレンジ相場入りしてしまっておりニュース性が薄いんですね。
ではこの先、金はもう上昇することなく安定した値動きとなるのでしょうか?

森さんは、穀物、農産物の高騰だけでなく、プラチナ、パラジウム、原油など
工業品価格も高騰している。こうした一次産品高からインフレが顕著化すれば
再び金市場にも資金が流入するだろうと解説くださいました。
そうです、金にはインフレヘッジとしての側面もあるんでしたね。
テクニカル的なポイント、現在金を取り巻く環境など詳しくお伺いしていますので
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

森さんには金の先行きだけでなく、高騰するプラチナについても聞いています。
2010年の中国の新車販売台数はなんと前年比34.1%増の1810万台でした。
今年2011年はなんと2000万台を突破すると予測されています。
触媒として利用されるプラチナ価格が高騰するのにはこうした中国などの
旺盛な自動車生産があります。そして高騰したプラチナの代替品としてパラジウムが
連動します。

昨年11月にJM(ジョンソン・マッセイ)社が発狂して今年5月までの価格見通しは
1550~1900ドルですが、現在1800ドル台。予測どおりの展開となっています。
中国の景気、そしてアメリカの景気が旺盛で自動車販売にかげりが出ないことには
プラチナ価格も上昇トレンドを形成すると見られます。
このあたりのお話も是非オンデマンド放送でお聞きください。

今日は森さんにシューアイスの差し入れを頂戴しました!
私が選んだのはチョコシュー♪美味しかったです。
ありがとうございました。


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