リスク回避相場の中で底堅い原油価格、その理由は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

MFグローバルの連邦破産法11条がマーケットを揺るがしたかと思えば、昨晩はギリシャのパパンドレウ首相が「27日にEU首脳会談で決めた包括戦略に関して、ギリシャ国民にその是非を国民投票で問う」と宣言。マーケットはリスク回避一色に染まっています。先週はEU首脳会議での包括的戦略合意でリスクテイク相場復活か?というような強い地合いとなっていただけに、週変わりでの地合いの変化に翻弄された向きも多かったかと思います。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。

ダウ平均はこの2日で600ドル近い下落、
ユーロドルも先週1.42ドル台まで回復していたのが1.36ドル台まで
大幅下落となっているのですが、WTI原油相場は一時90ドル割れがあったものの、
急速に買い戻され底堅さを見せています。
このところの原油市場は「金融要因」に大きく影響を受けていたため、
これまでの流れなら原油価格も大きな下落となっているはずなのですが、
何故確りとした値動きなのでしょうか。


柿原さんは「足元では金融要因から需給に関心が移り、
原油在庫のタイト化から原油が買われている」と解説くださいました。
米北東部は29~30日にかけ10月としては異例の吹雪に見舞われています。
ニュージャージーで40センチ、マサチューセッツ州西部では37センチの積雪を記録、
ニューヨーク州の一部にも非常事態が宣言される事態に。
ニューヨーク市のセントラルパークでは1869年以降の観測史上初めて、
10月に3センチを超える積雪を記録したということで、
暖房油需要が増加しているというのです。
10月で吹雪とは異常事態ですよね。
日本はどうも寒くなるのが遅い気がするのですが・・・。

ここ数日はこうした要因が原油価格を押し上げているということですが、
しかしながら、金融要因は未だ不確定要素が多く、特に今週は
今夜のFOMC、明日のECB理事会にG20、
週末の雇用統計とビッグイベントが盛りだくさんで
こうした材料に神経質になるだろうことは忘れてはなりません。
FOMCでは追加の金融緩和策があるのか否か、
欧州は利下げに踏み切るのか・・・。
そして何よりもギリシャ問題は突発的ニュースが多く、
4日には首相の信任投票が、そして1月には
国民投票が行われるとされていますが、
これらのニュースが大きなリスクとなることも念頭に
マーケットを見ていかなくては。

MFグローバルのチャプター11で同社を通じての取引は
ポジション解消に限定されており、新規ポジションは停止されています。
同社は先物ブローカーですが、上場先物やオプションの取引で最大手。
原油市場の出来高は10/21には100万枚を超えていたのですが、
31日には38万枚にまで減少、同社の取引停止の影響とも言われています。
流動性が低下すると突発的に大きな動きが出やすくなりますので
注意が必要。こうした環境の中で迎えるビッグイベントが多い今週、
柿原さんにはテクニカルから今後の原油相場の動向を予想いただきました。

また東京ガソリン、灯油相場は今週日本当局による円売り為替介入が
あったことで大きく上昇していますが、この流れは続くでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんのお話をお聞きくださいね。


欧州問題が今後のマーケットに及ぼす影響 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/27 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

EU首脳会議にて欧州の債務問題の包括的対策の合意なされるのか、
26日には具体的対策の合意がなされるとされていますが、
欧州問題が昨今のマーケットの波乱要因でしたので、
市場関係者が固唾を飲んで見守っている・・・といった状況です。
史上は常に材料を早め早めに織り込むため、すでにマーケットの
下落には歯止めがかかっており(ショートカバーとの見方が大勢ですが)
一時的には上振れの期待も高まっているのですが、果たしてそんなに
楽観しても良い状況にあるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンスの近藤雅世さんに
今後のマーケットを占うポイントとコモディティの行方について
お話しを伺いました。

近藤さんは
ギリシャやイタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランドといった
GIIPS国の国債を保有している金融機関が、
ある日突然破綻するというシナリオは
無くなりつつあって、金融機関はギリシャだけで5割から6割の
債権切り捨て(ヘアカット)を迫られており、
何とか自己資本を積み増したところで経営にはかなりの
ダメージを受けることになると指摘。欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが景気をますます悪くするなる恐れがあるとして、
今後のコモディティ市場の動向を解説くださいました。

5~6割ものヘアカットと求められることとなれば
中国等新興諸国への欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが行われることとなり、
アジアへの資金供給が細ることとなれば
頼みの綱中国の成長が見込めないことから
世界的不況を招く結果となるのだそうです。

近藤さんは工業向け素材やエネルギー価格は頭打ちとなるとして
非鉄金属や、プラチナ、ゴム、原油等の価格は低迷するとしながらも
トウモロコシ・大豆など穀物価格は
来年春にかけて上昇していくとお話しくださいました。

10月のUSDA需給統計では、トウモロコシの期末在庫は6.8%に上方修正、
大豆は5.1%と9月の5.2%からほぼ横ばいと言った状況、
あまり強いイメージはありません。
しかしながら近藤さんはこの所の需給統計は作為的だと指摘。
9月も10月も、USDAの需給統計では需要を減少させているが
中国国家穀物油糧情報センター(CNGOIC)は2011〜12年度の
トウモロコシ輸入量が500万トンに達すると述べており、
昨年の150万トンの3倍以上になっており、
米国のトウモロコシを一番たくさん輸入している
日本の飼料需要が減るということも聞いていないとして
来春からの価格高騰を予測されています。
詳しくはオンデマンド報道で混同さんの解説をお聞き下さいね。


金価格潮目の変化は?ここからの動向 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/19 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

今日、関東地方も急に冷え込み私もとうとう秋物のコートを引っ張り出して着たのですが、いよいよ本格的に秋が深まってきたようですね。季節の変わり目ということで風邪も流行出したようですが、マーケットの潮目の変化はいつごろ訪れるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

金価格は投資家の不安心理を表すバロメーターともいえますが、
今年は欧州、米国の債務問題から資金の逃避先として金が買われる流れが
続いていました。ところが、9月、金価格は1900ドルから1500ドル台まで下落する
歴史的大暴落を見せ、その後少しずつ下値を切り上げているようにも見えますが、
まだ本格的買い相場に回帰したという確信は持てません。

最後は金までもが売られるというリスク回避相場極まる動きとなったという
ことだったのですが、このところ欧州からギリシャをデフォルトさせずに、
また、金融機関の破綻を避けるためにあらゆる対策が出されており、
昨晩も英ガーディアン氏が伝えたところによるとEFSF欧州金融安定化基金の
規模を4400億ユーロから2兆ユーロへと拡充することが仏独間で合意したと
伝わってきました。まずは23日のEU首脳会議に向けて承認されるのかどうかが
焦点となってくるのでしょうけれど、マクロマーケットが改善しないことには
金市場のみならず株、為替、債券とあらゆるマーケットが方向感なく動くものと
思います。

しかしながら森さんは、短期的に欧州への不安心理の改善に寄与することは
あっても、大きく欧州経済が回復するというものではないため、
いずれ、マーケットは安全資産としての金買いに戻るのではないか、と指摘。
大きな潮流としては中央銀行の金保有高は増加の流れにあり、
(GFMS、今年の中銀の購入見通しを336tから500tに上方修正)
低金利通貨で景気の先行きが危ぶまれている米国のドル、
ソブリンリスクから利下げも噂される欧州ユーロなどから
金に資金シフトするという流れは変わらないだろうとお話くださいました。

また1600「ドル割れでは積極的に実需買いが入り、
新興国の需要もしっかりしているのだとか。
インドも金の需要期に入っていますので、下値は固いと思われます。

ではここからの見通しは?
テクニカル分析など詳しい情報は
オンデマンド放送で森さんのお話をお聞きくださいね。


ポールソン氏のファンドが多額の損失、金市場に影響?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/12 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

1920ドル台の史上最高値をつけた金価格ですが、9月の急落時には1500ドル台にまで下げ、大きな調整となりました。しかし、1600ドル台では実需が旺盛な買いを入れてくることから現物市場は金の㌔バーが品薄状態、アジア市場でのプレミアムも上昇している、と先日のブログでも解説しました。
しかし、このまま調整は終了、再度上昇トレンドに回帰すると見てもいいのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリストの東海林勇行さんに
貴金属価格の動向と今後の見通しを伺いました。

「ジョン・ポールソンのヘッジファンドが50%近いマイナスを出しており、
ポールソン氏のファンドから顧客が資産を引き上げています。
これが、後に金価格に影響してくる可能性があります。」

ジョンポールソン氏は、金価格高騰シナリオで金のファンドを設立、
金高騰で莫大な利益を上げたとして著名なヘッジファンドマネージャーです。
サブプライムショック時にも大きく利益をはじき出したともいわれています。

東海林さんによりますと、10月31日がファンドの解約を申し入れる期限だということで
この日までにどの程度の解約申請があるのかに市場は関心を持っているとのこと。
一部試算では20~25%もの顧客資産が流出する可能性が指定されているそうです。

ポールソン氏の運用資産はおよそ300億ドルとされており、
(ピーク時は380億ドル)仮にそのうちの20%が流出すると想定すると
60億ドル、1ドル75円換算で4500億円もの資金が解約による流失となるということ。

問題はこの資金をどう捻出するのか、です。
アンダーパフォーマンスとなった主な理由は株式投資だとされていますが、
金投資では大きな利益となっているはずです。
一説にはスパイダーゴールドETFの全体の8%がポールソンファンドが
占めているという話もありますので、おそらく金の利益を確定することで
キャッシュを確保するのではないだろうか、東海林さんはそう解説くださいました。

となると、11月からの金相場は新たな波乱となるかもしれません。
10月31日までにどのくらいの解約請求が出るのかにもよりますが、
ヘッジファンド勢の損失補てんは金市場から調達するというのが
ポールソンファンドだけではなかったとするならば、まだまだ
ここから腰を入れて本格買いというのは時期尚早なのかもしれません。

今回の金融危機は実はリーマンショックよりも根が深いとされながら
リーマンのときのようなドラスティックな動きとならないために
じわじわとリスクアセットが売られるという展開となっていますが、
まだまだ本丸ギリシャ問題が本質的解決を見ない以上、
諸手を挙げて安値拾いするのは危険だということですね。

以前はリスク回避時には金は買われたのですが、現在は同じように
金も売られる地合いとなっています。本格的な買いの場面は
もう少し、マクロマーケットの地合いを見極めてからのほうが良さそうです。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんのお話をお聞きくださいね。


コモディティと株価の相関係数 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/05 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト 小針秀夫さんと

商品市況は軒並み軟調、最後の砦だった金価格も大きな下落となり、冴えない値動きが続いています。弱いのはコモディティだけではありません。昨晩ダウ平均も直近のレンジの下限を割り込む瞬間が見られ、1万ドル割れも視野に入ってきました。

ゴールドマンサックスは4日のリポートで
日本企業収益予想と市場見通しを引き下げ、
日本株に対しバブル崩壊後の安値更新の可能性を示唆、
景気後退への懸念が拭えないのもコモディティ価格の下落に
拍車をかけているのでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

昔は株と商品は逆相関などと言われていましたが、
過剰流動性相場と呼ばれるようになったころから
株も商品も相関してうごくようになりました。

小針さんが分析くださった株価と各コモディティの相関は以下のとおり。
2009.1~2011.9までの期間についてです。
         
NYダウとNYプラチナの相関係数 0.914
NYダウとNY原油の相関係数 0.961

相関係数は「1」でまったく同じ値動きということですので、
0.9以上の相関であるというのは
極めて高い正の相関であるということです。

それでも、株価が下がれば「資金の逃避先」として買われてきた金価格は
あまり相関が高くないのでは?と思ったりもしたのですが、
NYダウとNY金相場の相関係数 0.864
これも正の相関であることが確認できます。

つまり、景気が堅調ならば何もかもが買われるという
過剰流動性相場だったということですね。
これが今、逆回転している・・・。
欧州のギリシャ問題をはじめ、アメリカの景気後退懸念、
中国の失速など不安要因山積で
マーケットはリスク回避相場が継続している状況ですが、
コモディティ市場も株価の回復がなければ
大きく回復できないということでしょう。

番組では小針さんに金、プラチナ価格の今後について解説いただきました。
プラチナ価格が金価格を下回るという異常な状況に陥っていますが、
この流れは継続するのでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

そして明日木曜日は新企画がスタートします。
「初心者のためのCX教室」
東京工業品取引所 CXプランナー甘利 重治さんに
商品先物取引のいろはを教えていただきます。
キャスターに櫻井 彩子さん。
どうぞご期待くださいね。


金買いのチャンス到来?!本当の買い場はいつなのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/29 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと

9月10月はマーケットが荒れるというアノマリーもありますが、
今年もやはり9月波乱は避けられませんでした。

金価格はこの9月に1900ドルの史上最高値をつけたのですが、
8月につけた高値に面合わせのようでもあり、
Wトップにも見えるチャート形状が気がかりではありました。
しかし、1500ドル台に突っ込むような暴落となるとは・・・。
欧米の財政、政務問題から金融危機の様相を呈していますが、
この9月の下落で底入れしたと言えるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

金市場は換金売りに晒され、今回どのマーケットよりもドラスティックな下落に
見舞われましたが、菊川さんは値頃での買参入はまだ危険だと指摘されます。
「日柄が解決する問題ではない」根の深い金融システム問題による
資産の投げ売りはまだ終わっていません。
金価格はこの8月からの上昇分を全て失ってしまったわけですが、
1500ドルから上の上昇はあまりに急だったため、実需にとっては
現在の1600ドル台の金価格はバーゲンセールのようなもの。
価格的にはとても魅力的ですが、まだ買出動せずに様子見している
実需筋もあるとか。金市場はこれ以上ない下落に見舞われたように
思いますが、ダウ平均などを見るとまだまだレンジ圏内。
これが上抜けるとは考えにくく、下に放れることとなれば
その時はあらゆる資産が売られることになるだろう・・・ということを
想定すれば、今はまだ全力買いできる局面ではないようです。

ボラティリティは上がっていますので、
トレーディングには妙味あり。資金に余裕を持たないとなりませんが・・・。

また希少性から金価格より高いプラチナが金価格を大きく下回っています。
リーマン・ショック後にも一時的にこうした価格逆転は起こったのですが、
すぐに元にもどりました。このところは金とプラチナ価格がほぼ同じ水準で
あるのが常態化しており、プラチナ価格のほうが安いということも
珍しくありません。これは景気敏感銘柄であるプラチナが欧米の景気後退
懸念から売られる傾向があるということだと思うのですが、
それにしても生産国のコストを考えると相当な割安水準となっています。
プラチナ買いに妙味あり、そんな局面かと思いますが、
それでもマクロ要因の悪材料が出切っていない現状では
全力買いはまだ先と見たほうが安全なのかもしれません。

菊川さんは75~6円台で膠着しているドル円相場にも注意が必要だと
解説くださいました。こうした狭いレンジでの推移が長期間続くと
このレンジをBREAKした時にはかなり大きな動きとなってしまいます。
どちらに放れるかはわかりませんが、ドル円相場にも注意が必要ですね。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説を聞いてみてくださいね。

また、コモディティフェスティバルの開催レポートを是非お聞き下さい。

▼ラジオNIKKEI:
「マーケット・トレンド“コモフェス(特別編)”」音声レポート
  http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trend/trend-110927b.mp3

参加ゲストの先生方のミニ相場観が凝縮されてます。
また一般参加の個人投資家の皆さんが今注目されている銘柄なども
伺っており、会場の雰囲気も伝わる「音レポ」となっています。

また下記にコモフェス開催レポートがございますので御覧くださいね。
▼公式サイト:「コモディティフェスティバル2011 in 東京」開催レポート
  http://www.cfes.jp/report.htm
▼グッドウェイ:コモフェス2011取材レポート スペシャルバージョン(動画あり)
  http://goodway.co.jp/fip/htdocs/pr/20110923/


85~90ドル膠着の原油相場、どちらに放れる?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/21 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト 柿原一也さんと

台風直撃で都心の電車が次々に運転見合わせとなっています。
私の乗る予定の電車も今止まっているとか、、、。
というわけでゆっくりブログの更新ができます(笑)

今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油市場の動向と今後の見通しを話を伺いました。

FOMC控えてマーケットも膠着状態ですが、
原油市場も85~90ドルのレンジ相場が一ヶ月ほど続いています。
柿原さんの経験則では、原油相場は一ヶ月膠着すると数ヶ月に
渡って膠着する癖があるとか。ということは・・・
FOMCはサプライズなしってことでしょうか。

原油のトレーダーらは今夜のEIAアメリカエネルギー情報局の石油の
需給統計に注目しているのだそうです。
このところ在庫の減少が目立っていたのだそうですが、
昨日発表されたAPI統計では在庫減少率が低下しており、
EIA統計でも在庫減少率の低下が予想されているそうです。
これは供給サイドの問題ではなく、需要が鈍ってきているということのよう。

IMFは世界経済成長率を6月時点から11年+4.3→4%
12年+4.5→4%にそれぞれ下方修正。
世界の経済活動は鈍化し不均一性が増した、下振れリスクが
拡大しているとしました。世界の景気が低迷すれば
原油の消費も鈍ります。原油価格は今年115ドルの高値をつけましたが、
再度このレベルまで上昇するような材料は今のところ見当たりません。

WTI原油の50ドルレベルでのストライクプットオプションが存在するという
話もあり、原油価格の下振れを予想する向きが出てきているということでしょう。
柿原さんは、すでに今年の高値安値はつけたと予想、
(安値75ドル高値115ドル)膠着した相場がもうしばらく続くのではないかと
解説くださいました。
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの解説をお聞きくださいね。

柿原さん、スタジオに到着した時は雨でびしょ濡れでした。
今もスタジオの窓が風でピュ-ピュー鳴いていますが
無事帰れたでしょうか・・・。どうか風邪を召されませんように。


短期筋による日計り主体となっている金市場、その背景は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/14 大橋ひろこ 記事URL

金価格はすっかり1800~1900ドルの間でレンジ入りしてしまったようです。
8月、アメリカ債務上限引揚問題、米国債格下げなどでリスク回避が進み、1900ドル台の史上最高値をつけたのですが、さすがに2000ドルまで一気に値を伸ばすことはありませんでした。
チャート的には1900ドル台のWトップにも見えるのですが、1800ドル割れではしっかりと実需の買いが入り下値を支えています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しというテーマでお話を伺いました。

森さんはリスクが高まってきており、
金市場にも警戒ムードが高まっているようだと解説くださいました。
リスクが高まるなら本来であれば金市場に資金が流入し
金は上昇するのですが、このところのリスクは
「リーマン・ショック級」のリスク警戒だと
いうのです。リーマン・ショックではあらゆるリスク資産が売られましたが、
金も例外ではなく、換金売りにさらされました。
史上最高値圏に上昇してしまった金、ここから中長期的なロングポジションを
仕込むには高すぎるのでしょうね。中長期投資の目安とされる
ETFのポジションは減少傾向で、ここから積み上がる気配はありません。
森さんは短期筋の回転が効いた相場となっており、
日計り筋が投機的に動いているようだと指摘されていました。
今や原油市場より流動性があり、値動きも派手で短期筋にとっては
魅力的な市場へとなってきた金相場ですが、昔は金を
日計りでトレードするなんて考えられなかったなぁ・・・。

森さんにテクニカルのポイントを教えて頂きました。
7/8以降25日移動平均線を割り込んだことは一度もない、ということで
25日移動平均線はサポートとなりそう。
詳しいサポートラインは是非オンデマンド放送を。

また、金価格とプラチナ価格が再逆転しました。
希少性からプラチナ価格の方が高いのが通常ですが、
景気先行き懸念から自動車触媒としての需要停滞が懸念される
プラチナは金と比較すると弱いということですね。
それでもこれまでは金とプラチナの価格が逆転したところは
プラチナ買い金売りの鞘取りで間違いがなかったのですが、
さて今回もこの裁定取引がうまくいくでしょうか?
オンデマンド放送で森さんの解説を聞いてみてくださいね。


金価格天井にあらず 乱高下の背景は?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/07 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行

昨日、金の現物価格は1920ドルまで上昇し、8月の史上最高値1912ドルを上回る
瞬間もあったのですが、その後100ドルもの下落。
Wトップ!?天井圏に出やすい乱高下なのではないかという指摘も
聞こえてきますが、「年内2000ドル超えも十分にあり得る」と東海林さんは
お話くださいました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
昨日のスイス中銀の目標1.200ドル無制限介入という発表は
マーケットに大きなショックをもたらしました。
金が高値をつけていたもののその後大きく売られたのはこの後です。
スイスフランは8月に3度も緩和策を発表し、通貨高対策に奔走していましたが、
じわじわとその効果が薄れてきていたところでした。

これをキッカケにスイスフランは大きく売られたのですが、
この影響で金も円も大きく下落しました。
スイスフラン暴落で痛んだファンド勢が金を手仕舞って
損失補填しているとも言われています。

過剰流動性相場といわれる中、リスク回避時には
スイスフランと円と金に資金が流入してきていたのですが、
このところはアメリカの債務上限問題、国債格下げ、雇用の低迷、
また欧州の債務問題の再燃でリスク回避志向が強まっていました。

スイスフランへ向かう分の資金が今後円と金に集中するのでは?
関係者からはこんな声も聞こえてきていますが、
東海林さんは米国債が買われていることを上げ、
国債が買われているうちは円と金だけに資金が集中するとは考えにくいと
指摘していましたが、それでもこれからインドの需要期にはいること、
中国が積極的な買いを行っていることなどから
金が天井をつけたとは考えにくいとお話くださいました。

それにしても今週は材料が多いですね。
オバマ大統領の雇用対策が8日にも発表されますが、
日経夕刊には3000億ドル、23兆円規模とも報道されています。
ただし、大統領がアドバルーンを上げても
下院を通過しなければ実行できません。

それから明日はECB理事会、もう利上げはできない・・・?!
BOEイギリスも量的緩和に踏み切るとの見方も出ていますし、
週末はG7、、、。こうした材料でマーケットの波乱はまだまだ続きそう。
詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。

それから締め切りが迫っています。
9/23 18:00~(祝)東京八重洲ホテルで開催される、
コモディティフェスティバル、
ipad2やお米券があたる抽選会も!!
今すぐお申し込みくださいね。


金のETFが時価総額で株ETFを超えた?!~コモフェス参加者募集 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.08/24 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

金価格はとうとう1900ドル台へ。1917ドルまで史上最高値を更新したのですが、その後大きく値を崩しています。流石に利食いも入ろうというところでしょう。

金はバブルだとの指摘も聞こえ始める急騰劇。一方でバブルだと指摘する向きがあるうちはこの上昇が終わらないという見方もあります。金がバブルだとの指摘の裏側にはこの上昇には今市場が注目しているQE3を金市場が織り込んでいるというのですが。。。
26日のジャクソンホールで
バーナンキ議長がQE3を示唆するのかどうかに注目が集まっていますが、
どうやらマーケットはすっかりQE3を催促するような動きと
なって来ているようですね。そうだとするならば、、、、
QE3がなかったとするならば金価格は一体どうなってしまうのでしょうか?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんはQE3を織り込む形で上昇した分については、何もでなかった時には
大きく売られるだろうことを指摘した上で、それでも金価格が中長期的には
上昇トレンドを継続すると解説くださいました。

先ずインドの需要が旺盛であること。
インドは価格が安くならないと買ってこないという印象が強かったのですが、
ここにきてはこの高値でも買い意欲が衰えていないというのです。

小針さんによるとインドの金輸入量が11年中に1000トンと
過去最高を更新する見通しなのだそうです。
これまでの過去最大の輸入量は昨年の958トンでしたが、今年は
上半期ですでに553トンの輸入をしているとのこと。
インドの本格的な需要期はこれからなんです。秋の収穫に合わせた
婚礼需要。この時期を前にしてインドの金購入意欲が衰えていない。

そもそもオリンピックプール4杯分の埋蔵量しか
採掘できないと言われていますが、すでにその内の3杯分は
採掘されてしまっており、残された量がごくわずか。
それでもそれを採掘するのには、その深さなどの悪条件もあってかなり
コストがかかるのだそうです。(簡単に掘れるものは掘りつくされてしまった)
現在の金価格の高騰はハイコストでも採掘を促すものであるという
見方もできるのだとか。

そして ちょっと驚きのニュース。
最大の金上場投資信託(ETF)が最大の株式ETFを
時価総額で上回ったというニュース。
1993年以来業界最大のETFとなっている
SPDR・S&P500ETFトラストは744億ドル。
金のETFである SPDRゴールド・トラストの時価総額は19日現在で764億ドル。
小針さんに聞くと、ETFに急激に資金流入があったわけではなく、
金相場の最高値更新が続いていることが背景だろうということですが、
いよいよ金は新たなステージに入ってきたようです。
さて、ここからの金相場の行方は?!
詳しくはオンデマンド放送でお聞きくださいね。

そして 「コモディティフェスティバル2011」お申し込みはお済ですか?!
9/23(祝) コモディティ業界の専門家が大集結。
    金はどこまで上がる?!米先物取引の今後は?
    アナリスト、トレーダーの皆さんと是非直接お話してみてください。
    最近TVで引っ張りだこのワールドゴールドカウンシルの豊島逸夫さんも
    ゴールドトークセッションに登場します。

懇親会ですので気負いなくお出かけください。
当日は司会を務めさせていただきます。
皆様、会場でお会いしましょう!!

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