短期筋による日計り主体となっている金市場、その背景は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/14 大橋ひろこ 記事URL

金価格はすっかり1800~1900ドルの間でレンジ入りしてしまったようです。
8月、アメリカ債務上限引揚問題、米国債格下げなどでリスク回避が進み、1900ドル台の史上最高値をつけたのですが、さすがに2000ドルまで一気に値を伸ばすことはありませんでした。
チャート的には1900ドル台のWトップにも見えるのですが、1800ドル割れではしっかりと実需の買いが入り下値を支えています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しというテーマでお話を伺いました。

森さんはリスクが高まってきており、
金市場にも警戒ムードが高まっているようだと解説くださいました。
リスクが高まるなら本来であれば金市場に資金が流入し
金は上昇するのですが、このところのリスクは
「リーマン・ショック級」のリスク警戒だと
いうのです。リーマン・ショックではあらゆるリスク資産が売られましたが、
金も例外ではなく、換金売りにさらされました。
史上最高値圏に上昇してしまった金、ここから中長期的なロングポジションを
仕込むには高すぎるのでしょうね。中長期投資の目安とされる
ETFのポジションは減少傾向で、ここから積み上がる気配はありません。
森さんは短期筋の回転が効いた相場となっており、
日計り筋が投機的に動いているようだと指摘されていました。
今や原油市場より流動性があり、値動きも派手で短期筋にとっては
魅力的な市場へとなってきた金相場ですが、昔は金を
日計りでトレードするなんて考えられなかったなぁ・・・。

森さんにテクニカルのポイントを教えて頂きました。
7/8以降25日移動平均線を割り込んだことは一度もない、ということで
25日移動平均線はサポートとなりそう。
詳しいサポートラインは是非オンデマンド放送を。

また、金価格とプラチナ価格が再逆転しました。
希少性からプラチナ価格の方が高いのが通常ですが、
景気先行き懸念から自動車触媒としての需要停滞が懸念される
プラチナは金と比較すると弱いということですね。
それでもこれまでは金とプラチナの価格が逆転したところは
プラチナ買い金売りの鞘取りで間違いがなかったのですが、
さて今回もこの裁定取引がうまくいくでしょうか?
オンデマンド放送で森さんの解説を聞いてみてくださいね。


金価格天井にあらず 乱高下の背景は?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/07 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行

昨日、金の現物価格は1920ドルまで上昇し、8月の史上最高値1912ドルを上回る
瞬間もあったのですが、その後100ドルもの下落。
Wトップ!?天井圏に出やすい乱高下なのではないかという指摘も
聞こえてきますが、「年内2000ドル超えも十分にあり得る」と東海林さんは
お話くださいました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
昨日のスイス中銀の目標1.200ドル無制限介入という発表は
マーケットに大きなショックをもたらしました。
金が高値をつけていたもののその後大きく売られたのはこの後です。
スイスフランは8月に3度も緩和策を発表し、通貨高対策に奔走していましたが、
じわじわとその効果が薄れてきていたところでした。

これをキッカケにスイスフランは大きく売られたのですが、
この影響で金も円も大きく下落しました。
スイスフラン暴落で痛んだファンド勢が金を手仕舞って
損失補填しているとも言われています。

過剰流動性相場といわれる中、リスク回避時には
スイスフランと円と金に資金が流入してきていたのですが、
このところはアメリカの債務上限問題、国債格下げ、雇用の低迷、
また欧州の債務問題の再燃でリスク回避志向が強まっていました。

スイスフランへ向かう分の資金が今後円と金に集中するのでは?
関係者からはこんな声も聞こえてきていますが、
東海林さんは米国債が買われていることを上げ、
国債が買われているうちは円と金だけに資金が集中するとは考えにくいと
指摘していましたが、それでもこれからインドの需要期にはいること、
中国が積極的な買いを行っていることなどから
金が天井をつけたとは考えにくいとお話くださいました。

それにしても今週は材料が多いですね。
オバマ大統領の雇用対策が8日にも発表されますが、
日経夕刊には3000億ドル、23兆円規模とも報道されています。
ただし、大統領がアドバルーンを上げても
下院を通過しなければ実行できません。

それから明日はECB理事会、もう利上げはできない・・・?!
BOEイギリスも量的緩和に踏み切るとの見方も出ていますし、
週末はG7、、、。こうした材料でマーケットの波乱はまだまだ続きそう。
詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。

それから締め切りが迫っています。
9/23 18:00~(祝)東京八重洲ホテルで開催される、
コモディティフェスティバル、
ipad2やお米券があたる抽選会も!!
今すぐお申し込みくださいね。


金のETFが時価総額で株ETFを超えた?!~コモフェス参加者募集 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.08/24 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

金価格はとうとう1900ドル台へ。1917ドルまで史上最高値を更新したのですが、その後大きく値を崩しています。流石に利食いも入ろうというところでしょう。

金はバブルだとの指摘も聞こえ始める急騰劇。一方でバブルだと指摘する向きがあるうちはこの上昇が終わらないという見方もあります。金がバブルだとの指摘の裏側にはこの上昇には今市場が注目しているQE3を金市場が織り込んでいるというのですが。。。
26日のジャクソンホールで
バーナンキ議長がQE3を示唆するのかどうかに注目が集まっていますが、
どうやらマーケットはすっかりQE3を催促するような動きと
なって来ているようですね。そうだとするならば、、、、
QE3がなかったとするならば金価格は一体どうなってしまうのでしょうか?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんはQE3を織り込む形で上昇した分については、何もでなかった時には
大きく売られるだろうことを指摘した上で、それでも金価格が中長期的には
上昇トレンドを継続すると解説くださいました。

先ずインドの需要が旺盛であること。
インドは価格が安くならないと買ってこないという印象が強かったのですが、
ここにきてはこの高値でも買い意欲が衰えていないというのです。

小針さんによるとインドの金輸入量が11年中に1000トンと
過去最高を更新する見通しなのだそうです。
これまでの過去最大の輸入量は昨年の958トンでしたが、今年は
上半期ですでに553トンの輸入をしているとのこと。
インドの本格的な需要期はこれからなんです。秋の収穫に合わせた
婚礼需要。この時期を前にしてインドの金購入意欲が衰えていない。

そもそもオリンピックプール4杯分の埋蔵量しか
採掘できないと言われていますが、すでにその内の3杯分は
採掘されてしまっており、残された量がごくわずか。
それでもそれを採掘するのには、その深さなどの悪条件もあってかなり
コストがかかるのだそうです。(簡単に掘れるものは掘りつくされてしまった)
現在の金価格の高騰はハイコストでも採掘を促すものであるという
見方もできるのだとか。

そして ちょっと驚きのニュース。
最大の金上場投資信託(ETF)が最大の株式ETFを
時価総額で上回ったというニュース。
1993年以来業界最大のETFとなっている
SPDR・S&P500ETFトラストは744億ドル。
金のETFである SPDRゴールド・トラストの時価総額は19日現在で764億ドル。
小針さんに聞くと、ETFに急激に資金流入があったわけではなく、
金相場の最高値更新が続いていることが背景だろうということですが、
いよいよ金は新たなステージに入ってきたようです。
さて、ここからの金相場の行方は?!
詳しくはオンデマンド放送でお聞きくださいね。

そして 「コモディティフェスティバル2011」お申し込みはお済ですか?!
9/23(祝) コモディティ業界の専門家が大集結。
    金はどこまで上がる?!米先物取引の今後は?
    アナリスト、トレーダーの皆さんと是非直接お話してみてください。
    最近TVで引っ張りだこのワールドゴールドカウンシルの豊島逸夫さんも
    ゴールドトークセッションに登場します。

懇親会ですので気負いなくお出かけください。
当日は司会を務めさせていただきます。
皆様、会場でお会いしましょう!!

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暴落した原油価格、半値戻しからの展開は?!~コモフェス参加者募集 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.08/17 大橋ひろこ 記事URL

お盆も終わりですね、電車がすいているのも今日まででしょうか?
それとも今週いっぱいくらいお休みを取られている方が多いかな?
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油市場の動向と今後の見通しをお話をいただきました。

比較的穏やかだった今年のお盆マーケット。経験則から来るぞ来るぞ、と構えていたりすると
何も来なかったりするものです。ただ、今年の前はお盆前に来ちゃいましたね・・・。
WTI原油価格は7/26には100.62ドルだったのですが、8/9には75.71ドルまで
大きく下落となりました。この間、ダウ平均も崩落していたため、これは原油市場の
独自要因というよりは株安に連れてマーケット全体がリスク回避に大きく傾いたためと
思われます。8/2の連邦債務上限の引き上げ問題がぎりぎりでの合意に至った直後に
国債格下げ報道などがあり、米景気の先行き懸念が大きく広がりました。

現在の状態は、75ドル台で底入れした後の戻りがちょうど半値戻し。
フィボナッチの50%戻りが入ったところでぴたりと止まっています。
柿原さんによると一目均衡表の基準線とも重なっているとか。
ここをブレイクして62.8%戻しの90ドル台を目指すのか、ここで頭打ちとなって
反落するのかの分かれ目、これはやはりダウ平均などマクロマーケットの
センチメントが回復しないと上昇は厳しいような気もしますが、
柿原さんによると足元の需給状況には好材料も出てきているのだそうです。

昨日発表されたAPIアメリカ石油協会が発表した週間ガソリン在庫は500万b減少。
ガソリンの最需要期ですのでガソリン消費ペースが上がっているのでしょうか、
在庫減はガソリン価格の押し上げ要因です。
今晩はEIA米エネルギー情報局が週間在庫お発表するのですが、
予想では130万b程度減少するのではと見られており、独自材料としては
強気のものが期待されているという状況のようです。

強気材料が出てエネルギー価格が上昇してしまう、ということに関しては
再び景気回復の足を引っ張ることになりはしないかと懸念もありますが、
在庫が減少しているということは思いのほか景気が悪くないとも受け止める
ことも可能ですよね。エネルギー価格は景気を左右しますし、逆に景気先行きに
左右される銘柄です。

ではここからの展望は?
続きはオンデマンド放送で柿原さんのお話をお聞きくださいね。

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食糧危機が日本を襲う!柴田明夫さん新著プレゼント申し込み先 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.08/12 大橋ひろこ 記事URL

柴田明夫直筆サイン入り「食糧危機が日本を襲う!」プレゼント!

■まずはマーケット・トレンド』からプレゼントのお知らせです。
柴田明夫さんの新著「食糧危機が日本を襲う!」(角川SSC新書)を、
5名様にプレゼントします。

第1章 地に落ちた日本のブランドイメージと崩壊した安全神話
第2章 大震災が食卓と農林水産業にもたらした打撃
第3章 大震災以前から食糧品価格は上がり始めていた
第4章 世界を動乱に導く食糧価格の高騰
第5章 世界的な穀物高騰の本当の要因は?
第6章 食糧高騰の本当の仕掛け人は誰か
第7章 TPPは日本の第一次産業を壊滅させるのか
第8章 国家プロジェクトとしての食糧戦略を打ち立てよ

ご応募はこちらのお申し込みフォームからどうぞ。
番組のご感想もお書き添えください。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は番組プレゼントの「食糧危機が日本を襲う!」の著者
柴田明夫さんをお迎えし、お話をお伺いしました。

オープニングでは日本の食糧事情、米をめぐる現状などについて
お話を伺いました。震災で日本の米、農産物ブランドイメージは崩壊。
これで今後の日本の主食米に対して不安を感じたり、いろいろと考えさせられて
いるという方は多いと思いますが、本当に日本の食糧事情というのはこのままで
大丈夫なんでしょうか?!是非、柴田さんの本をお読みくださいね。


【続きを読む】
TOCOM金価格29年ぶり高値更新~コモディティフェスティバル参加者募集!! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.08/03 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

TOCOM東京工業品取引所の金先物価格が29年ぶりの高値を更新しました。
日中取引で4126円と1982年以来の高値を更新していたのですが、
番組放送中の夜間取引でも金価格は更に高値を更新し勢い衰えず。
NYのドル建て金価格は連日のように史上最高値を更新していますが、
為替市場では介入警戒が強まるほどの円高となっているのに、
東京の金価格が円高にもかかわらず上昇しているというのは驚きです。

介入でもあって、円安となれば東京金は更に値を上げるでしょうから
東京金を取引している投資家は介入期待が高いでしょう、と東海林さん。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話を伺いました。

連邦債務上限問題が可決されたことで
一旦はその事実に敬意を払う意味でも
マーケットに楽観ムードがもたらされるのではないか。。。
なんて考えは甘かったようです。
マーケットはすでに米景気後退への強い懸念をいだいており、
リスク回避相場の様相を呈してきました。
金高、債券高、スイスフラン高、そして円高。。。
資金はよりリスクの少ないと考えられるマーケットに流入しています。
この傾向は長期間継続していたものですが、足元では更に加速していますね。

また、韓国中央銀行が6月7月に金を25トン購入したというニュース。
これまでも中国やメキシコなどの中央銀行の金購入が話題となりましたが、
今度は韓国ですか。なんと韓国の金購入は13年ぶりのことだそうです。
この高値で・・・・という疑問もありますが、止まらぬドル安に
外貨準備のドル依存を軽減したかったという事情もあるのでしょう。
しかしながら、金を選択するというのはやはり将来の金高を予測していることに
違いありません。こうしたニュースもこの金高に寄与しているものと思います。

東海林さんには今後の金価格の動向と、目先の材料を詳しく伺いました。
週末には雇用統計の発表を控え、ボラタイルな相場が予想されます。
日銀の金融政策決定会合も、今回ばかりはこの円高を背景に注目が
高まっています。これが5日金曜に重なりますね。
高値追いする必要はありません。
先高感があるとはいえ、安値を引きつけてから買いたいものです。

★それから皆さん、商品価格動向に興味はありませんか?

9月23日(祝)コモディティフェスティバルが開催されます。

このところの商品価格に関心のある方、是非参加してください。
商品市場を追いかけるにはどのような方のどんな分析を見ればいいのか。。。
この日はこのコモディティ業界そして金融市場でご活躍される
専門家、アナリスト、トレーダーが30名弱集結します。

貴金属アナリスト、現役ディーラー、オイルメジャー・穀物メジャーから
アナリストに転身された方や、商社の研究所アナリスト、
さらに実際のコモディティリアルトレードコンテストの優勝者などなど・・・
錚々たる業界の専門家が一堂に会しての懇親会です。

個人投資家の皆様と直に触れていただけるという
夢のようなフェスティバル。
どうぞお気軽にお申し込みください。
このような企画は前代未聞です。
当日は私が司会を務めさせて頂きます。

商品価格動向に関心のある方は是非お申し込みを。
☞ コモディティフェスティバル2011
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コモディティフェスティバル2011参加者募集~菊川さんに聞く!市場は何を警戒しているのか? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.07/27 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと

8月2日が期限とされているアメリカ債務上限の引き上げ合意が難航しており、ドル売りが進んでいます。先週半ばにギリシャの問題はEU首脳により緊急会合での第2次支援策が一定の評価につながったようで、目下市場の注目はユーロからアメリカが債務不履行問題へ。
金価格は今日も史上最高値を更新、アメリカがデフォルトするなんてあり得ないという楽観もある中、金に資金が集まっていることは事実ですね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は 菊川弘之さんにお話を伺いました。
菊川さんとは以前ラジオNIKKEIの他の番組で
ご一緒していたことがあるのですが、
その時と比較しても驚くくらい金の値段が上昇しています。
そして先進国がこれほど債務問題に悩まされることになろうとは
思いもよりませんでしたし、一方で新興国が
インフレに苦しむことになろうとは。
一体どんだけ昔の話なの_って感じですよね(笑)
それでも、たった数年前は全世界が好景気に湧いていたんです。
2008年までは・・・・。

今日ドル円相場は77円台へと一層円高が進みました。
円が消去法的に選ばれているという解説もありますが、
ドルが弱すぎるという解説もあります。
それはどちらも真実であり、深刻な景気の先行きを現しているとも言えます。
今はアメリカの連邦債務上限引き上げ合意が難航していることや
アメリカの格下げなどが市場の最大の関心で、ドル売りが進行しているため
あまり問題となっていませんが、実は財政問題は日本も似たようなもの。
いずれ日本の借金や国債格付けが市場のテーマとなり槍玉に挙げられた時、
一転して円が売られることも十分に想定されますが、
本当に怖いのはこの円高よりもとどまることを知らぬ日本売りが来た時ではないか・・・・

株価がまだそれほど大きな下落となっていないのに、金価格が史上最高値を
更新して上昇を続ける背景にはあらゆる先行きへの不安が渦巻いているという
ことなのかもしれません。詳しくは菊川さんの解説をオンデマンド放送で
お聞き下さいね。

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原油価格は雇用統計ショックで100ドルに届かず [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.07/13 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原和也さんと

QE2終了後のマーケットを懸念して下落傾向にあった6月が過ぎ去り、7月には燃料切れ的にマーケットの崩落もあるのでは?と身構えていた向きもあったように思います。しかし実際7月に入ってみれば「ギリシャデフォルト懸念後退」という決して積極的な買い材料でもないようなニュースをきっかけにマーケットは楽観ムードに包まれ、ダウ平均は12000ドル割れからの急反騰、ユーロも1.45ドル手前まで買い戻され、原油価格も89ドル台まで沈んでいたものが
99ドルまで切り返していました。

先週のアメリカの雇用統計の前までは。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原和也さんに
原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。

「雇用統計ショック」
これがなければ原油価格は100ドルに乗せいていたでしょう。
柿原さんはオイルマーケットの独自要因として足元の需給は引き締まってきており、
先週の今頃(木曜)までは強気な見方が大勢だったと指摘。
ところが予想を大きく裏切る内容の雇用統計を受けて、マーケットのセンチメントは
一変しました。ユーロは大きく売られ、ダウ平均も崩れ始めます。
そして原油価格は100ドルの大台を見ることなく下落に転じました。

その後週が明けて今週はずっとリスク回避的相場となっています。
昨晩はこの不安定な地合いの中でムーディーズがアイルランドの格下げに言及し
マーケットは更なるリスクオフに。朝方ドル円相場が78円台に落ちましたね。

それでも昨晩のNYマーケットでは原油価格が上昇しています。
昨晩のFOMC議事録公表で、Fedは前回のFOMCでQE3についても
議論していたということが確認され、これでQE3ならリスクオンというような
思惑が広がったとの見方もあるようです。

でもおかしな話ですよね。QE3なら「そこまで踏み込まなければこの難局を
乗り越えられないのか」という悲観と受け止めることもできます。
単純に思考すれば更なるマネタリーベースの増加で投機マネーが
コモディティに流入というシナリオになりますが、さすがに3回目ともなると
これを好感するというより悲観するほうが自然な気もします。

今後の原油市場を読む上でのポイントはやはりマクロマーケットの動向だと
いうことですが、柿原さんは単純な需給を考えれば
現在は最需要期、冷房需要も増えてきており、ファンダメンタルは強気だと
解説下さいました。ただ、週末15日の欧州のストレステスト、EU首脳会議など
まだまだ余談を許さないユーロを巡る様々な問題。
さてここからの見方は?!

詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの解説を聞いてくださいね。


新たなステージへ~金価格急騰の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.07/06 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

日経平均は5/2以来の終値ベースで1万円台乗せ、
TOCOMの金価格も50円もの上昇で再び3900円台回復、
マーケットには買い安心感が広がっているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

ドル建て金の現物相場は6月22日に戻り高値となる1557ドルまで
上昇していたのですが、ギリシャデフォルトへの懸念、QE2終了の
警戒などから大きく売られ7/1には1479ドルまで下落。
1500ドルを割り込んでしまったため、弱気の声も台頭したのですが、
昨晩、アメリカの独立記念日明けの5日のマーケットで金価格は
30ドルもの急反騰となり、その強さを改めて見せ付けられました。

1500ドル割れの水準ではアジアの実需の買いが旺盛だったそうですが、
昨日の動きは第3四半期入りでファンドの新規買いもあったのではないか、
と森さんは指摘されました。リスク回避相場からの逃避買いとしての金上昇ではなく、
リスク志向相場での株高、金高へとステージが変わったのではないか。

しかしながら、今週は明日木曜に控えたECB理事会、週末金曜に雇用統計と
為替市場を占うビッグイベントが相次ぐため、ドルの行方には注意が必要。
森さんによると今年1/13以降、ユーロドル相場は一度も200日移動平均線を
下回っておらず、長期的にはユーロ高ドル安トレンドであるということですが・・・。

基本的にはドル安は金の買い材料、ユーロ高は金高ということですね。
しかしながら足元ではドル買いが旺盛となりつつあり、今週のイベントで
この流れに変化があるかどうかには留意しておいたほうが良さそうです。

また、景気に敏感に反応するプラチナ市場は金と比較するとかなり大きく
売られたのですが、1700ドル割れでは反発となりました。
1700ドル下というのは採掘コストを割り込んでしまうため、
ここを割り込むと供給が大きく減少する懸念があるということのようです。
コスト割れ水準は買い、これが足元のプラチナの大きな買材料だったと思われますが、
アメリカの6月の自動車販売台数も前年同期比7.1%増と生産も回復してきており、
年後半の景気回復期待も高まっていることがプラチナの下値を支えていくのかも
しれません。さて、今後の見通しは?

詳しくはオンデマンド放送で森さんのお話をお聞きくださいね。


ギリシャのデフォルトリスクとは? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.06/29 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

ギリシャの歳出削減・増税を盛り込んだ5カ年財政緊縮計画の採決を
巡って「可決されるであろう」ことを前提に株高、コモディティ高
円安とリスク選好の動きが濃厚となっていたマーケットですが、
先ほど(29日22時頃)実際にこれが採択されたことが伝わり、
「噂で買って事実で売り」というような値動きになっているようです。
この後のマーケットの流れは?!
ギリシャの問題ってそもそも一体どういうことなんでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役の
近藤雅世さんに「ギリシャ問題と商品市場」についてお話を伺いました。


29日、ギリシャ議会は欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の
融資条件である追加緊縮策を可決しました。
しかしこれは「可決するに決まっている」と市場は見ていたわけで
結論が出る前から市場は可決を織り込んでポジティヴに反応していましたね。

280億ユーロ(3兆2400億円)に上る歳出削減・増税を盛り込んだ
5カ年財政緊縮計画が可決されて、ひとまず目先のギリシャデフォルト懸念は
後退していますが、この問題、これですべて解決したわけではありません。
仮にこの法案が否決されたら、ギリシャ国債は7月15日の
借り換えができずに来月デフォルトになったのですから綱渡り状態なんです。


そもそも昨年5月にギリシャに対して1100億ユーロの融資を
行うことをEUとIMFが決め、その実行が3カ月おきに行われています。
今回は第5次の120億ユーロの融資の実行ですが、IMFが条件を付けました。

近藤さんによりますともともとIMFの貸し付けは、
各国の出資割当額というQUOTAの範囲内とされているのですが、
ギリシャへの300億ユーロの貸し付けは、3000%のQUOTAとなっており、
融資条件に違反。
また借入国は1年以内の返済は自前の資金調達で行うことという規定が
あるのですが、これも違反となっています。
というわけでIMFはギリシャが緊縮財政を行って
きちんと返済する意思を示すことを条件としたというわけです。


このギリシャ、現状で10年債の利回りは18%近く迄上昇、
2年債は30%を超えていますので、自力で資金調達しても
このような高利では返済は不可能…。
金利支払いだけでも国家歳入の5分の1が必要ということです。
ギリシャの第1四半期のGDPはマイナス5.5%、失業率は16%ですから、
ほとんど収入の無い人が過去の借金の山を返済するようなもの。

ですからもう現状ではギリシャはデフォルト状態なのですが、
ECB自体がギリシャ国債を担保にして各国銀行に融資していますので、
ギリシャ国債がデフォルトになるとECBは1397億ユーロ
(約16兆円)の不良債権を抱えることとなるのだそうです。
ECBの資本金は812億ユーロしかないので、
欧州中央銀行が債務超過になってしまう?!

つまり、ギリシャはデフォルトしたってかまわないと思っていても、
そういうわけに行かないんですね。ECBが、ドイツが、仏が、
そして中国がギリシャにデフォルトされると困るわけです。
それなのにギリシャでは48時間ゼネスト入り。
借り手が貸し手より尊大な態度に出ているのですから…・。

近藤さんは近い将来、欧州や米国の金融機関は
巨額な不良債権を抱えることになると指摘されます。
ということはマーケットにはどんな影響が?!

金価格は1500ドルを割れるところまで下落しましたが、
1500ドル割れでは旺盛な実需の買いが入っています。
近藤さんの今後の見通しは?
オンデマンド放送を是非お聴き下さいね。


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