金と白金の価格差拡大の裏側は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/08 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

忘年会シーズンに入ってきて街はいつもより活気があるようにも思えますがクリスマスまであと2週間あまり、クリスマスが過ぎるとあっという間に年が暮れてしまいます。通常なら海外勢はクリスマス休暇に入ってのんびりという時期でしょうけれど、今年は欧州のソブリン問題を抱えて事情が異なるのかもしれません・・・。ってサブプライム、リーマンショックの頃からそんな話になっていますが、今週は特にEU首脳会議、ECB理事会を控えて市場の関心と緊張が高まっているような気がしますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話を伺いました。

今朝の日経新聞商品面に
「金と白金の価格差拡大」というニュースがありました。
通常は希少性の高いプラチナ価格が金価格よりも高いのですが、
今年8月あたりからこの価格差が逆転しており、
足元ではその価格差がさらに拡大傾向にあります。

直近で、金と白金価格が逆転したのはリーマンショックの直後。
その時はすぐにこの逆転現象は解消され、振り返ってみれば
絶好の白金の買い場だったことが確認されたのですが、
今回はこの現象が長く続き、11月後半からはさらにその傾向が
強まっているというのですから、何か大きな変化が起こっている
のかもしれません。

最大の要因は欧州問題。
もともとプラチナは景気に敏感に左右される銘柄ですが、
このところは世界の景気の後退が懸念されていること、
そしてプラチナは「ディーゼルエンジン車」の触媒に利用されており、
欧州で普及しているディーゼル車の販売に懸念があるということが
最大の要因かと思われます。
中国で売れている自動車はガソリン車だということで
中国の自動車販売が好調でも欧州問題がどうしても
価格の上値を抑えているのだとか。

この傾向は長く続いてしまうのでしょうか?
プラチナの生産コストは1500~1700ドルとされており
現在の水準より価格が切り下がってくると採算割れとなり
採掘が止まることも考えられます。
となると安値はこれ以上ないと思われますが、
かと言って積極的に買える環境ではないのが
この相場の難しいところですね。

そして森さんには金価格の今後についてもお話しを伺いました。
2001年以降、金相場の年足は10年連続の陽線引け。
10年上がり続けている相場だということで、金のバブル、天井打ちを
唱える向きも多いのですが、森さんは金価格は強気を継続していると
解説くださいました。

テクニカル的には200日移動平均線を下回っていません。
長期の上昇トレンドはまだ崩れていないのです。

では現在の金の買い手は?
中国の3年ぶりの緩和政策への転換は?
詳しくお伺いしています。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。


JM:ジョンソンマッセイ社プラチナ需給報告「プラチナ2011」の内容 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/16 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

世界のプラチナの年間供給量は194トン。これ、金の年間供給量約4,000トンの1/20程度です。また有史以来のプラチナの総生産量は、推定約4,720トン程度とされ、金の15万トンと比較してもわずか1/34程度しか採掘されていないとされています。この希少性からプラチナ価格は金価格より高いのが普通で、プラチナ価格は金価格の2倍程度だった時期が長く続きました。
しかし、この構造が近年大きく変化してきています。現在ドル建て金価格は1780ドル台なのに対し、プラチナ価格は1650ドル前後。100ドル程度高くなっています。世界金融危機で通貨の信認が低下していることから「資金の逃避先」として金が選ばれる一方、主に自動車触媒など工業品として使われるプラチナが世界の景気後退懸念から需要の減退につながるのではないかといった懸念から買われにくくなっているという状況にあることが主な要因ですが、この傾向はこの先も長く続くのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
お話しを伺いました。

昨晩、JM:ジョンソンマッセイ社から
プラチナの需給報告レポート「プラチナ2011」が発表されました。
JMとはプラチナ鉱山会社最大手の南ア・ルステーンバーク鉱山の共同精錬業者。
JMが発表するプラチナ系貴金属の需給統計は業界関係者が注目するレポートで
プラチナやパラジウム価格動向に大きな影響を及ぼすことも多くあります。
※JMレポートは年2回、5月に前年度実績、
11月には当年の中間報告と来年見通しを発表、
11月のレポートが特に注目されています。

今日は東海林さんにJ
Mレポート内容がどんなものだったかを詳しく伺いました。
向こう半年間の平均価格は1650ドル、価格予想は1450ドル~1800ドル。
1450ドルは今年の金融危機時の暴落の下値で、
この水準は守られるという予想。
1800ドルは急落前の水準より少し安いレベルですね。
平均価格1650ドルというのはまさに現在の値位置で、
価格予想は現在価格から上下150~200ドル程度。
強いとも弱いとも判断がつきかねる内容ですね。

需給内容は
2011年は6.1トンの供給過剰。 
・・・ということは弱いということでしょうか?

東海林さんは供給過剰でも需要は前年比2%の増加となっていて、
リーマン・ショック以前の水準を回復していると指摘。
需要が増えているのに供給過剰ということはー
供給も相当量増えているってことなのですね。
需要増以上に供給増となっているということで、
供給過剰気味なのだそうです。

これだけ景気先行きへの懸念があるのに
何故生産を増やしているのかは疑問ですが、
この背景には中国の存在が関係しているように思います。
世界のプラチナの総需要251トン中、
中国の需要は64.5トン、実に25%もの存在感。

しかも中国は工業用にプラチナを買っているのではなく
宝飾用として買っているようです。
中国プラチナの需要で最も大きいのが宝飾用需要なのだそうです。
となると、先般中国の自動車販売件数の落ち込みが話題となりましたが、
これがあまり関係ない?!
金とプラチナの比価を考慮してもプラチナが割安であることは明らかで、
値頃からプラチナ需要が旺盛となるという状況にあるようですね。

JMの来年予測も若干の供給過剰となるということですが、
それでもプラチナ採掘の生産コストは1600ドル前後だと言われており
(リサーチ機関によって1400~1700ドルもの開きがあるのですが)
現状レベルのプラチナは再三コストぎりぎり。
やはりここから大崩するというよりは下値は固く動くという見方のほうが
自然なのではないかと思われます。

JMレポートを受けた東海林さんの分析はオンデマンド放送で
詳細ご確認下さいね。


下落止まらぬゴム価格の背景と今後のポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/10 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

昨日11月8日は立冬。
11月に入ったというのに半袖で過ごせる日々に違和感を感じておりましたが昨日あたりから急に冷え込んできました。暦どおりといえばそうですが、秋がなくてあっという間に冬になってしまうかと思うとそれも寂しい気が致します。それでも秋刀魚は十分にいただいきましたので食の意味では秋を堪能したのだけれど・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

10月末にはアメリカ東部で大雪となり100万世帯で停電、
タイの洪水のニュースは連日メディアを賑わせていますが、
この洪水はラニーニャ現象によるものだという指摘もあります。
ラニーニャ現象の冬は厳冬となると言われていますが、
今年の冬は寒さが厳しくなるのでしょうか。

今日は小針さんにゴム価格の今後の行方についてお話しを伺ったのですが、
2011年のゴム相場は本当にダイナミックに動いていて、
2/18には535円の高値をつけていたものが、今日11/9時点では270円まで下落、
およそ半値にまでなっています。

タイはゴムの生産地として知られていますが、
産地には直接の洪水の被害はありません。
洪水のニュースが出た当初は産地の影響を気にした向きも
あったかと思いますが、ゴムの供給障害には至らず価格は
下落の一途を辿ってきました。

こうしたゴム価格の下落の背景には
欧米の景気後退が顕著となってきたこと、欧州問題による
リスクオフ相場が今年のテーマとなってきていることも
大きな要因ですが、このところの下落に拍車をかけているのは
中国の景気減速懸念。
10月の鉱工業生産も前年比+13.8%から13.2%まで低下しています。
また消費者物価指数も+6.1%から5.5%まで低下(3ヶ月連続の鈍化)
放送直前に発表された中国新車自動車販売台数が前年同月比1.1%現象と
5ヶ月ぶりのマイナスとなりました。
政府の低燃費車向け補助金が9月で縮小したことが要因とみられますが
補助金がでなければ車が売れない状況だとも言えます。

自動車販売はタイヤ需要の直結しますのでゴム価格の動向を占う上では
とても大きなファクターとなりますが、特に中国のゴム需要というのが大きいため
この自動車販売の落ち込みは今後のゴム価格の更なる低迷を連想させますね。

さらに「中国がゴムの買い付け契約を破棄している」という話も。
ゴム価格はこのところ大きく下落しており、8~9月ころに成約された
高値でのゴム契約に対しいくつかの中国バイヤーらが契約を破棄していることで
さらにゴム価格の下落に繋がっている模様だと小針さんは解説くださいました。
そんなこともあるんですね・・・・。

下落材料ばかりなのかと言いますと、そうでもなくて、タイの洪水の影響が
ゴム価格に影響を及ぼす可能もが出てきているとか。
洪水の影響バンコクに隣接してあるクロントイ港(旧バンコク港)も
閉鎖となっています。
この港湾がタイの産業物流の基点となっていたのですが、
これを補って現在はレムチャバン港が港湾の中心となっています。
しかしながらこのレムチャバンに物流が集中してしまっていることで
キャパシティが限界に達しているとか。となると・・・・。

詳しくは小針さんの解説をオンデマンド放送でお聞き下さいね。


下落止まらぬゴム価格の背景と今後のポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/09 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

昨日11月8日は立冬。
11月に入ったというのに半袖で過ごせる日々に違和感を感じておりましたが昨日あたりから急に冷え込んできました。暦どおりといえばそうですが、秋がなくてあっという間に冬になってしまうかと思うとそれも寂しい気が致します。それでも秋刀魚は十分にいただいきましたので食の意味では秋を堪能したのだけれど・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

10月末にはアメリカ東部で大雪となり100万世帯で停電、
タイの洪水のニュースは連日メディアを賑わせていますが、
この洪水はラニーニャ現象によるものだという指摘もあります。
ラニーニャ現象の冬は厳冬となると言われていますが、
今年の冬は寒さが厳しくなるのでしょうか。

今日は小針さんにゴム価格の今後の行方についてお話しを伺ったのですが、
2011年のゴム相場は本当にダイナミックに動いていて、
2/18には535円の高値をつけていたものが、今日11/9時点では270円まで下落、
およそ半値にまでなっています。

タイはゴムの生産地として知られていますが、
産地には直接の洪水の被害はありません。洪水のニュースが
出た当初は産地の影響を気にした向きもあったかと思いますが、
ゴムの供給障害には至らず価格は下落の一途を辿ってきました。

こうしたゴム価格の下落の背景には
欧米の景気後退が顕著となってきたこと、
欧州問題によるリスクオフ相場が今年のテーマとなっていることも
大きな要因ですが、このところの下落に拍車をかけているのは
中国の景気減速懸念。
10月の鉱工業生産も前年比+13.8%から13.2%まで低下しています。
また消費者物価指数も+6.1%から5.5%まで低下(3ヶ月連続の鈍化)
放送直前に発表された中国新車自動車販売台数が前年同月比1.1%現象と
5ヶ月ぶりのマイナスとなりました。
政府の低燃費車向け補助金が9月で縮小したことが要因とみられますが
補助金がでなければ車が売れない状況だとも言えます。

自動車販売はタイヤ需要の直結しますのでゴム価格の動向を占う上では
とても大きなファクターとなりますが、特に中国のゴム需要というのが大きいため
この自動車販売の落ち込みは今後のゴム価格の更なる低迷を連想させますね。

さらに「中国がゴムの買い付け契約を破棄している」という話も。
ゴム価格はこのところ大きく下落しており
、8~9月ころに成約された高値でのゴム契約に対し
いくつかの中国バイヤーらが契約を破棄していることでさらに
ゴム価格の下落に繋がっている模様だと小針さんは解説くださいました。
そんなこともあるんですね・・・・。

下落材料ばかりなのかと言いますと、そうでもなくて、タイの洪水の影響が
ゴム価格に影響を及ぼす可能もが出てきているとか。
洪水の影響バンコクに隣接してあるクロントイ港(旧バンコク港)
も閉鎖となっています。
この港湾がタイの産業物流の基点となっていたのですが、
これを補って現在はレムチャバン港が港湾の中心となっています。
しかしながらこのレムチャバンに物流が集中してしまっていることで
キャパシティが限界に達しているとか。となると・・・・。

詳しくは小針さんの解説をオンデマンド放送でお聞き下さいね。


リスク回避相場の中で底堅い原油価格、その理由は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

MFグローバルの連邦破産法11条がマーケットを揺るがしたかと思えば、昨晩はギリシャのパパンドレウ首相が「27日にEU首脳会談で決めた包括戦略に関して、ギリシャ国民にその是非を国民投票で問う」と宣言。マーケットはリスク回避一色に染まっています。先週はEU首脳会議での包括的戦略合意でリスクテイク相場復活か?というような強い地合いとなっていただけに、週変わりでの地合いの変化に翻弄された向きも多かったかと思います。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。

ダウ平均はこの2日で600ドル近い下落、
ユーロドルも先週1.42ドル台まで回復していたのが1.36ドル台まで
大幅下落となっているのですが、WTI原油相場は一時90ドル割れがあったものの、
急速に買い戻され底堅さを見せています。
このところの原油市場は「金融要因」に大きく影響を受けていたため、
これまでの流れなら原油価格も大きな下落となっているはずなのですが、
何故確りとした値動きなのでしょうか。


柿原さんは「足元では金融要因から需給に関心が移り、
原油在庫のタイト化から原油が買われている」と解説くださいました。
米北東部は29~30日にかけ10月としては異例の吹雪に見舞われています。
ニュージャージーで40センチ、マサチューセッツ州西部では37センチの積雪を記録、
ニューヨーク州の一部にも非常事態が宣言される事態に。
ニューヨーク市のセントラルパークでは1869年以降の観測史上初めて、
10月に3センチを超える積雪を記録したということで、
暖房油需要が増加しているというのです。
10月で吹雪とは異常事態ですよね。
日本はどうも寒くなるのが遅い気がするのですが・・・。

ここ数日はこうした要因が原油価格を押し上げているということですが、
しかしながら、金融要因は未だ不確定要素が多く、特に今週は
今夜のFOMC、明日のECB理事会にG20、
週末の雇用統計とビッグイベントが盛りだくさんで
こうした材料に神経質になるだろうことは忘れてはなりません。
FOMCでは追加の金融緩和策があるのか否か、
欧州は利下げに踏み切るのか・・・。
そして何よりもギリシャ問題は突発的ニュースが多く、
4日には首相の信任投票が、そして1月には
国民投票が行われるとされていますが、
これらのニュースが大きなリスクとなることも念頭に
マーケットを見ていかなくては。

MFグローバルのチャプター11で同社を通じての取引は
ポジション解消に限定されており、新規ポジションは停止されています。
同社は先物ブローカーですが、上場先物やオプションの取引で最大手。
原油市場の出来高は10/21には100万枚を超えていたのですが、
31日には38万枚にまで減少、同社の取引停止の影響とも言われています。
流動性が低下すると突発的に大きな動きが出やすくなりますので
注意が必要。こうした環境の中で迎えるビッグイベントが多い今週、
柿原さんにはテクニカルから今後の原油相場の動向を予想いただきました。

また東京ガソリン、灯油相場は今週日本当局による円売り為替介入が
あったことで大きく上昇していますが、この流れは続くでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんのお話をお聞きくださいね。


欧州問題が今後のマーケットに及ぼす影響 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/27 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

EU首脳会議にて欧州の債務問題の包括的対策の合意なされるのか、
26日には具体的対策の合意がなされるとされていますが、
欧州問題が昨今のマーケットの波乱要因でしたので、
市場関係者が固唾を飲んで見守っている・・・といった状況です。
史上は常に材料を早め早めに織り込むため、すでにマーケットの
下落には歯止めがかかっており(ショートカバーとの見方が大勢ですが)
一時的には上振れの期待も高まっているのですが、果たしてそんなに
楽観しても良い状況にあるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンスの近藤雅世さんに
今後のマーケットを占うポイントとコモディティの行方について
お話しを伺いました。

近藤さんは
ギリシャやイタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランドといった
GIIPS国の国債を保有している金融機関が、
ある日突然破綻するというシナリオは
無くなりつつあって、金融機関はギリシャだけで5割から6割の
債権切り捨て(ヘアカット)を迫られており、
何とか自己資本を積み増したところで経営にはかなりの
ダメージを受けることになると指摘。欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが景気をますます悪くするなる恐れがあるとして、
今後のコモディティ市場の動向を解説くださいました。

5~6割ものヘアカットと求められることとなれば
中国等新興諸国への欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが行われることとなり、
アジアへの資金供給が細ることとなれば
頼みの綱中国の成長が見込めないことから
世界的不況を招く結果となるのだそうです。

近藤さんは工業向け素材やエネルギー価格は頭打ちとなるとして
非鉄金属や、プラチナ、ゴム、原油等の価格は低迷するとしながらも
トウモロコシ・大豆など穀物価格は
来年春にかけて上昇していくとお話しくださいました。

10月のUSDA需給統計では、トウモロコシの期末在庫は6.8%に上方修正、
大豆は5.1%と9月の5.2%からほぼ横ばいと言った状況、
あまり強いイメージはありません。
しかしながら近藤さんはこの所の需給統計は作為的だと指摘。
9月も10月も、USDAの需給統計では需要を減少させているが
中国国家穀物油糧情報センター(CNGOIC)は2011〜12年度の
トウモロコシ輸入量が500万トンに達すると述べており、
昨年の150万トンの3倍以上になっており、
米国のトウモロコシを一番たくさん輸入している
日本の飼料需要が減るということも聞いていないとして
来春からの価格高騰を予測されています。
詳しくはオンデマンド報道で混同さんの解説をお聞き下さいね。


金価格潮目の変化は?ここからの動向 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/19 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

今日、関東地方も急に冷え込み私もとうとう秋物のコートを引っ張り出して着たのですが、いよいよ本格的に秋が深まってきたようですね。季節の変わり目ということで風邪も流行出したようですが、マーケットの潮目の変化はいつごろ訪れるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

金価格は投資家の不安心理を表すバロメーターともいえますが、
今年は欧州、米国の債務問題から資金の逃避先として金が買われる流れが
続いていました。ところが、9月、金価格は1900ドルから1500ドル台まで下落する
歴史的大暴落を見せ、その後少しずつ下値を切り上げているようにも見えますが、
まだ本格的買い相場に回帰したという確信は持てません。

最後は金までもが売られるというリスク回避相場極まる動きとなったという
ことだったのですが、このところ欧州からギリシャをデフォルトさせずに、
また、金融機関の破綻を避けるためにあらゆる対策が出されており、
昨晩も英ガーディアン氏が伝えたところによるとEFSF欧州金融安定化基金の
規模を4400億ユーロから2兆ユーロへと拡充することが仏独間で合意したと
伝わってきました。まずは23日のEU首脳会議に向けて承認されるのかどうかが
焦点となってくるのでしょうけれど、マクロマーケットが改善しないことには
金市場のみならず株、為替、債券とあらゆるマーケットが方向感なく動くものと
思います。

しかしながら森さんは、短期的に欧州への不安心理の改善に寄与することは
あっても、大きく欧州経済が回復するというものではないため、
いずれ、マーケットは安全資産としての金買いに戻るのではないか、と指摘。
大きな潮流としては中央銀行の金保有高は増加の流れにあり、
(GFMS、今年の中銀の購入見通しを336tから500tに上方修正)
低金利通貨で景気の先行きが危ぶまれている米国のドル、
ソブリンリスクから利下げも噂される欧州ユーロなどから
金に資金シフトするという流れは変わらないだろうとお話くださいました。

また1600「ドル割れでは積極的に実需買いが入り、
新興国の需要もしっかりしているのだとか。
インドも金の需要期に入っていますので、下値は固いと思われます。

ではここからの見通しは?
テクニカル分析など詳しい情報は
オンデマンド放送で森さんのお話をお聞きくださいね。


ポールソン氏のファンドが多額の損失、金市場に影響?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/12 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

1920ドル台の史上最高値をつけた金価格ですが、9月の急落時には1500ドル台にまで下げ、大きな調整となりました。しかし、1600ドル台では実需が旺盛な買いを入れてくることから現物市場は金の㌔バーが品薄状態、アジア市場でのプレミアムも上昇している、と先日のブログでも解説しました。
しかし、このまま調整は終了、再度上昇トレンドに回帰すると見てもいいのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリストの東海林勇行さんに
貴金属価格の動向と今後の見通しを伺いました。

「ジョン・ポールソンのヘッジファンドが50%近いマイナスを出しており、
ポールソン氏のファンドから顧客が資産を引き上げています。
これが、後に金価格に影響してくる可能性があります。」

ジョンポールソン氏は、金価格高騰シナリオで金のファンドを設立、
金高騰で莫大な利益を上げたとして著名なヘッジファンドマネージャーです。
サブプライムショック時にも大きく利益をはじき出したともいわれています。

東海林さんによりますと、10月31日がファンドの解約を申し入れる期限だということで
この日までにどの程度の解約申請があるのかに市場は関心を持っているとのこと。
一部試算では20~25%もの顧客資産が流出する可能性が指定されているそうです。

ポールソン氏の運用資産はおよそ300億ドルとされており、
(ピーク時は380億ドル)仮にそのうちの20%が流出すると想定すると
60億ドル、1ドル75円換算で4500億円もの資金が解約による流失となるということ。

問題はこの資金をどう捻出するのか、です。
アンダーパフォーマンスとなった主な理由は株式投資だとされていますが、
金投資では大きな利益となっているはずです。
一説にはスパイダーゴールドETFの全体の8%がポールソンファンドが
占めているという話もありますので、おそらく金の利益を確定することで
キャッシュを確保するのではないだろうか、東海林さんはそう解説くださいました。

となると、11月からの金相場は新たな波乱となるかもしれません。
10月31日までにどのくらいの解約請求が出るのかにもよりますが、
ヘッジファンド勢の損失補てんは金市場から調達するというのが
ポールソンファンドだけではなかったとするならば、まだまだ
ここから腰を入れて本格買いというのは時期尚早なのかもしれません。

今回の金融危機は実はリーマンショックよりも根が深いとされながら
リーマンのときのようなドラスティックな動きとならないために
じわじわとリスクアセットが売られるという展開となっていますが、
まだまだ本丸ギリシャ問題が本質的解決を見ない以上、
諸手を挙げて安値拾いするのは危険だということですね。

以前はリスク回避時には金は買われたのですが、現在は同じように
金も売られる地合いとなっています。本格的な買いの場面は
もう少し、マクロマーケットの地合いを見極めてからのほうが良さそうです。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんのお話をお聞きくださいね。


コモディティと株価の相関係数 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/05 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト 小針秀夫さんと

商品市況は軒並み軟調、最後の砦だった金価格も大きな下落となり、冴えない値動きが続いています。弱いのはコモディティだけではありません。昨晩ダウ平均も直近のレンジの下限を割り込む瞬間が見られ、1万ドル割れも視野に入ってきました。

ゴールドマンサックスは4日のリポートで
日本企業収益予想と市場見通しを引き下げ、
日本株に対しバブル崩壊後の安値更新の可能性を示唆、
景気後退への懸念が拭えないのもコモディティ価格の下落に
拍車をかけているのでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

昔は株と商品は逆相関などと言われていましたが、
過剰流動性相場と呼ばれるようになったころから
株も商品も相関してうごくようになりました。

小針さんが分析くださった株価と各コモディティの相関は以下のとおり。
2009.1~2011.9までの期間についてです。
         
NYダウとNYプラチナの相関係数 0.914
NYダウとNY原油の相関係数 0.961

相関係数は「1」でまったく同じ値動きということですので、
0.9以上の相関であるというのは
極めて高い正の相関であるということです。

それでも、株価が下がれば「資金の逃避先」として買われてきた金価格は
あまり相関が高くないのでは?と思ったりもしたのですが、
NYダウとNY金相場の相関係数 0.864
これも正の相関であることが確認できます。

つまり、景気が堅調ならば何もかもが買われるという
過剰流動性相場だったということですね。
これが今、逆回転している・・・。
欧州のギリシャ問題をはじめ、アメリカの景気後退懸念、
中国の失速など不安要因山積で
マーケットはリスク回避相場が継続している状況ですが、
コモディティ市場も株価の回復がなければ
大きく回復できないということでしょう。

番組では小針さんに金、プラチナ価格の今後について解説いただきました。
プラチナ価格が金価格を下回るという異常な状況に陥っていますが、
この流れは継続するのでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

そして明日木曜日は新企画がスタートします。
「初心者のためのCX教室」
東京工業品取引所 CXプランナー甘利 重治さんに
商品先物取引のいろはを教えていただきます。
キャスターに櫻井 彩子さん。
どうぞご期待くださいね。


金買いのチャンス到来?!本当の買い場はいつなのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.09/29 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと

9月10月はマーケットが荒れるというアノマリーもありますが、
今年もやはり9月波乱は避けられませんでした。

金価格はこの9月に1900ドルの史上最高値をつけたのですが、
8月につけた高値に面合わせのようでもあり、
Wトップにも見えるチャート形状が気がかりではありました。
しかし、1500ドル台に突っ込むような暴落となるとは・・・。
欧米の財政、政務問題から金融危機の様相を呈していますが、
この9月の下落で底入れしたと言えるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

金市場は換金売りに晒され、今回どのマーケットよりもドラスティックな下落に
見舞われましたが、菊川さんは値頃での買参入はまだ危険だと指摘されます。
「日柄が解決する問題ではない」根の深い金融システム問題による
資産の投げ売りはまだ終わっていません。
金価格はこの8月からの上昇分を全て失ってしまったわけですが、
1500ドルから上の上昇はあまりに急だったため、実需にとっては
現在の1600ドル台の金価格はバーゲンセールのようなもの。
価格的にはとても魅力的ですが、まだ買出動せずに様子見している
実需筋もあるとか。金市場はこれ以上ない下落に見舞われたように
思いますが、ダウ平均などを見るとまだまだレンジ圏内。
これが上抜けるとは考えにくく、下に放れることとなれば
その時はあらゆる資産が売られることになるだろう・・・ということを
想定すれば、今はまだ全力買いできる局面ではないようです。

ボラティリティは上がっていますので、
トレーディングには妙味あり。資金に余裕を持たないとなりませんが・・・。

また希少性から金価格より高いプラチナが金価格を大きく下回っています。
リーマン・ショック後にも一時的にこうした価格逆転は起こったのですが、
すぐに元にもどりました。このところは金とプラチナ価格がほぼ同じ水準で
あるのが常態化しており、プラチナ価格のほうが安いということも
珍しくありません。これは景気敏感銘柄であるプラチナが欧米の景気後退
懸念から売られる傾向があるということだと思うのですが、
それにしても生産国のコストを考えると相当な割安水準となっています。
プラチナ買いに妙味あり、そんな局面かと思いますが、
それでもマクロ要因の悪材料が出切っていない現状では
全力買いはまだ先と見たほうが安全なのかもしれません。

菊川さんは75~6円台で膠着しているドル円相場にも注意が必要だと
解説くださいました。こうした狭いレンジでの推移が長期間続くと
このレンジをBREAKした時にはかなり大きな動きとなってしまいます。
どちらに放れるかはわかりませんが、ドル円相場にも注意が必要ですね。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説を聞いてみてくださいね。

また、コモディティフェスティバルの開催レポートを是非お聞き下さい。

▼ラジオNIKKEI:
「マーケット・トレンド“コモフェス(特別編)”」音声レポート
  http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/trend/trend-110927b.mp3

参加ゲストの先生方のミニ相場観が凝縮されてます。
また一般参加の個人投資家の皆さんが今注目されている銘柄なども
伺っており、会場の雰囲気も伝わる「音レポ」となっています。

また下記にコモフェス開催レポートがございますので御覧くださいね。
▼公式サイト:「コモディティフェスティバル2011 in 東京」開催レポート
  http://www.cfes.jp/report.htm
▼グッドウェイ:コモフェス2011取材レポート スペシャルバージョン(動画あり)
  http://goodway.co.jp/fip/htdocs/pr/20110923/


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