2011年商品相場を振り返る [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/28 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス 近藤雅世

2011年もあと3日。
今年は世界経済を揺るがす大きな出来事があった年と言えるでしょう。
5月から秋にかけてギリシャの債務危機から欧州全体の金融不安が発生し、
夏には米国債の格付け問題も出ました。
こうした世界経済の悪化は商品市場にどのような影響を与えたのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティー インテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんに2011年の商品市場を回顧していただきました。
   
1月4日を100とすると、ダウ平均株価では3%程の上昇ですが、
日経平均株価は約2割の下落。新興諸国の株価も上海は3割、
インドやロシアブラジルも2割強、韓国も1割強の下落となっています。
世界の株価がほぼ例外なく下落した年となりました。

そのため、投資信託やファンドは軒並み成績が悪化しったため、
解約、換金の流れとなりこれが商品投資からも多くの資金を
流出させることに繋がりました。
                                      
どのアセットも振るわなかった2011年でしたが
金価格は9月6日1923.7ドルという史上最高値を付け、
年末には年初から16.5%の上昇となっています。
9月27日と12月15日に大きく下落したことで、このところ
弱気の声も大きくなってきています。

金は景気が悪くなったり、金融不安が起きると
安全資産として買われてきました。しかし、資金が
リスクマネーから撤退する最には他の取引の証拠金を積み増すために、
利益の出ていた金投資を手じまい売りする動きが加速、
これが史上最高値を更新した金からの資金流失を招いたのです。


また今年は世界景気の後退懸念から原油や銅、アルミ、プラチナ、ゴム等
工業用途の素材価格は頭の重い展開になっていました。
しかし原油についてはカダフィ大佐率いるリビアの政変が進行する中で
大きく上下し、足元ではイランの核保有問題からアメリカのイラン制裁や
イランによる軍事演習のためホルムズ海峡閉鎖などのきな臭い噂が
飛び交う事態に発展しており、これが原油価格を押し上げています。

また穀物相場は6月10日にはトウモロコシは史上最高値の799.75セントを付け、
また8月29日には再び779セントを付けましたが、その後長期下落となっています。
これはUSDAの発表する需給報告で、毎回需要予測が引き下げられた為。
在庫が低いことで強気する声が台頭していたのですが、
需要が減退したことで年後半は下落相場となってしまいました。

さて来年2012年はどのように推移するでしょうか?
近藤さんに今年を振り返って頂き来年を展望していただきました。
詳しくはオンデマンド放送をお聞き下さいね。

さてここで年末特別番組のお知らせです。

■12月31日(土) 10:00~10:30
金・原油・プラチナ・ゴムなどの工業品銘柄の
2011年を振り返り、2012年を展望する特番

『商品先物業界 東京工業品取引所 2011年から2012年へ』

 ON AIR !!

出演は東京工業品取引所 代表執行役専務 長尾梅太郎さん
   多摩大学 教授 河村幹夫さん

進行は日本経済新聞社 商品部 編集委員 志田富雄さんです。
    
(再放送)1月1日(日)11:00~11:30
(再放送)1月3日(月)11:00~11:30



■12月31日(土) 9:30~10:00

72年ぶりに復活したコメ先物取引や、2011年の穀物市場を振り返り、
2012年の商品先物業界を展望する特別番組

『コメ先物取引復活! 東京穀物商品取引所 2011年から2012年へ』

ON AIR !!

出演は東京穀物商品取引所 代表取締役社長 渡辺好明さん。
聞き手は私、大橋ひろこです。

(再放送)1月1日(日)11:00~11:30
(再放送)1月3日(月)10:30~11:00


サウジの増産とイラン情勢の背後に?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/22 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト 小針秀夫さんと

もういくつ寝るとお正月・・・は、やっぱりクリスマスの後の歌かな?マーケットはクリスマスムードで商いは盛り上がらないのですが、閑散に売りなしとは言ったもので意外な底堅さも。欧州問題でクリスマス前まで騒ぎすぎた反動でしょうか、ユーロも下げ止まり、歩調合せて商品銘柄も下げ止まった印象です。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

CRBインデックスが5月に天井をつけて下落を継続しているのですが、
原油価格は高止まり。90~100ドルで推移しています。
QE2終了に歩調を合わせてプレミアムが剥げ落ちたという
印象ですが、足元の原油価格が確りしているのは何故でしょうか。

小針さんは「イラン経済制裁リスク」から現在の
オイルマーケットを取り巻く価格変動要因についてお話しを伺いました。

12月のOPEC総会は生産量を据え置くと予想されていましたが、
蓋を開けてみれば日量3000万バレルへの増産が発表されました。
これは追加増産というより、これまで生産量を守らずに闇増産していた
分の追認だったのですが、この報をうけて原油は瞬間的には
売られる展開となりました。

しかし、それでも尚、原油が下落トレンドを形成することなく
反発している背景には世界第4位、OPEC内では第2位の原油生産量を誇る
イランに対しての経済制裁が発動された場合、
OPECはイランの生産量分をどのように手当てするのか、といった
問題が価格を支えていると小針さん。

現在サウジアラビアがそれを補うかのように最近日量1000万バレルの
原油生産に達したと伝えられているのですが、小針さんは眉唾だと
指摘されます。過去サウジが1000万バレルもの生産に達した経験は一度も
ありません。(1980年の990万バレルが過去最高生産)
このところのサウジ原油掘削についてですが、
同量の水圧をかけて噴出させないと原油が噴出しないという
ところまで油量が減少していることが伝えられており、
こうした状況のなかで過去最高の生産量を実現したとは
とうてい思えないというものです。

先週にはイランが軍事演習のためホルムズ海峡を閉鎖するなどという
噂が流れ原油が買われる瞬間もありましたが、
アメリカとイランの緊張からイランがこうした行動を実際に
行えば原油価格は100ドル突破し過去最高値圏に上昇してしまうのではないか
といったシナリオも出始めており、OPECによる原油の増産発表、
サウジの1000万バレル生産のニュースは意図的に安心感を
アピールする狙いがあったのではないか、小針さんはそう解説くださいました。

また来年3月には大統領選挙の予備選、スーパーチューズデーが。
このころにガソリン価格が高いと結果に影響するとされており
この時期に向けては政策的に価格を押し下げようとする動きも
でるのではないか、という話もありますが、
こうした各国の様々な思惑が入り乱れたオイルマーケットの
今後の行方について小針さんに詳しく伺っています。

詳細はオンデマンド放送をお聞きくださいね。


イランを巡る地政学リスクが原油価格の下支え要因に? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/14 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

イランが軍事演習でホルムズ海峡を1日封鎖するとの観測から昨晩の原油相場は急伸する一幕も。これはイラン石油相によって明確に否定されましたが、このところイランを巡ってきな臭い噂が多いですね。イランによる核開発の懸念の再燃からアメリカ上院がイランに対して追加制裁法案を可決する流れとなっている中で、下院でもこの法案可決となれば日本もイランからの原油輸入を停止しなくてはならないことから、日本政府が米国に特例措置を要請している、なんてニュースが今日の日経夕刊TOP扱いの記事です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話しを伺いました。

こうした地政学リスクの高まりが原油価格の下値を抑えているといい、
柿原さんは昨今の原油相場について詳しく解説くださいました。
興味深いのがユーロドル相場との相関性。
今年5月までチャート比較ではユーロドル相場と原油相場は
綺麗に相関しています。リスクオンとなればユーロ高原油高となり、
リスクオフとなればユーロ売り、原油売りとなっていました。
ところが、10月以降のユーロドル相場は見事な逆相関。

ユーロドル相場が下落しているのは欧州債務危機問題が一向に解決の目処が
立たないことからユーロが売られているからなのですが、
原油市場はもう欧州問題とは別に個別の需給、あるいは地政学リスクに反応し
独自の値動きとなっているということですね。柿原さんによりますと
現在はむしろダウ平均・米株に連動する傾向が強いのだそうです。

また今夜はOPEC総会が開催されますが、柿原さんによりますと
サプライズはないだろうとのこと。
原油が高ければ増産、価格を抑制し
原油が安ければ減産、価格を引き上げる措置をとるOPECですが、
現在の原油価格100ドル前後というのはOPECにとっても異論のない
居心地の良い水準。生産量の変更はないとの事前予想が大勢です。
今夜は大きな波乱はなさそうですが、
今後、イランに対する制裁がどのような形で行われるのか、
また、ホルムズ海峡を巡ってリスクが高まるというようなことが
起きれば原油価格は急騰する可能性も。

今後の価格見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの解説を聞いてみてくださいね。


金と白金の価格差拡大の裏側は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/08 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

忘年会シーズンに入ってきて街はいつもより活気があるようにも思えますがクリスマスまであと2週間あまり、クリスマスが過ぎるとあっという間に年が暮れてしまいます。通常なら海外勢はクリスマス休暇に入ってのんびりという時期でしょうけれど、今年は欧州のソブリン問題を抱えて事情が異なるのかもしれません・・・。ってサブプライム、リーマンショックの頃からそんな話になっていますが、今週は特にEU首脳会議、ECB理事会を控えて市場の関心と緊張が高まっているような気がしますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話を伺いました。

今朝の日経新聞商品面に
「金と白金の価格差拡大」というニュースがありました。
通常は希少性の高いプラチナ価格が金価格よりも高いのですが、
今年8月あたりからこの価格差が逆転しており、
足元ではその価格差がさらに拡大傾向にあります。

直近で、金と白金価格が逆転したのはリーマンショックの直後。
その時はすぐにこの逆転現象は解消され、振り返ってみれば
絶好の白金の買い場だったことが確認されたのですが、
今回はこの現象が長く続き、11月後半からはさらにその傾向が
強まっているというのですから、何か大きな変化が起こっている
のかもしれません。

最大の要因は欧州問題。
もともとプラチナは景気に敏感に左右される銘柄ですが、
このところは世界の景気の後退が懸念されていること、
そしてプラチナは「ディーゼルエンジン車」の触媒に利用されており、
欧州で普及しているディーゼル車の販売に懸念があるということが
最大の要因かと思われます。
中国で売れている自動車はガソリン車だということで
中国の自動車販売が好調でも欧州問題がどうしても
価格の上値を抑えているのだとか。

この傾向は長く続いてしまうのでしょうか?
プラチナの生産コストは1500~1700ドルとされており
現在の水準より価格が切り下がってくると採算割れとなり
採掘が止まることも考えられます。
となると安値はこれ以上ないと思われますが、
かと言って積極的に買える環境ではないのが
この相場の難しいところですね。

そして森さんには金価格の今後についてもお話しを伺いました。
2001年以降、金相場の年足は10年連続の陽線引け。
10年上がり続けている相場だということで、金のバブル、天井打ちを
唱える向きも多いのですが、森さんは金価格は強気を継続していると
解説くださいました。

テクニカル的には200日移動平均線を下回っていません。
長期の上昇トレンドはまだ崩れていないのです。

では現在の金の買い手は?
中国の3年ぶりの緩和政策への転換は?
詳しくお伺いしています。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。


JM:ジョンソンマッセイ社プラチナ需給報告「プラチナ2011」の内容 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/16 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

世界のプラチナの年間供給量は194トン。これ、金の年間供給量約4,000トンの1/20程度です。また有史以来のプラチナの総生産量は、推定約4,720トン程度とされ、金の15万トンと比較してもわずか1/34程度しか採掘されていないとされています。この希少性からプラチナ価格は金価格より高いのが普通で、プラチナ価格は金価格の2倍程度だった時期が長く続きました。
しかし、この構造が近年大きく変化してきています。現在ドル建て金価格は1780ドル台なのに対し、プラチナ価格は1650ドル前後。100ドル程度高くなっています。世界金融危機で通貨の信認が低下していることから「資金の逃避先」として金が選ばれる一方、主に自動車触媒など工業品として使われるプラチナが世界の景気後退懸念から需要の減退につながるのではないかといった懸念から買われにくくなっているという状況にあることが主な要因ですが、この傾向はこの先も長く続くのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
お話しを伺いました。

昨晩、JM:ジョンソンマッセイ社から
プラチナの需給報告レポート「プラチナ2011」が発表されました。
JMとはプラチナ鉱山会社最大手の南ア・ルステーンバーク鉱山の共同精錬業者。
JMが発表するプラチナ系貴金属の需給統計は業界関係者が注目するレポートで
プラチナやパラジウム価格動向に大きな影響を及ぼすことも多くあります。
※JMレポートは年2回、5月に前年度実績、
11月には当年の中間報告と来年見通しを発表、
11月のレポートが特に注目されています。

今日は東海林さんにJ
Mレポート内容がどんなものだったかを詳しく伺いました。
向こう半年間の平均価格は1650ドル、価格予想は1450ドル~1800ドル。
1450ドルは今年の金融危機時の暴落の下値で、
この水準は守られるという予想。
1800ドルは急落前の水準より少し安いレベルですね。
平均価格1650ドルというのはまさに現在の値位置で、
価格予想は現在価格から上下150~200ドル程度。
強いとも弱いとも判断がつきかねる内容ですね。

需給内容は
2011年は6.1トンの供給過剰。 
・・・ということは弱いということでしょうか?

東海林さんは供給過剰でも需要は前年比2%の増加となっていて、
リーマン・ショック以前の水準を回復していると指摘。
需要が増えているのに供給過剰ということはー
供給も相当量増えているってことなのですね。
需要増以上に供給増となっているということで、
供給過剰気味なのだそうです。

これだけ景気先行きへの懸念があるのに
何故生産を増やしているのかは疑問ですが、
この背景には中国の存在が関係しているように思います。
世界のプラチナの総需要251トン中、
中国の需要は64.5トン、実に25%もの存在感。

しかも中国は工業用にプラチナを買っているのではなく
宝飾用として買っているようです。
中国プラチナの需要で最も大きいのが宝飾用需要なのだそうです。
となると、先般中国の自動車販売件数の落ち込みが話題となりましたが、
これがあまり関係ない?!
金とプラチナの比価を考慮してもプラチナが割安であることは明らかで、
値頃からプラチナ需要が旺盛となるという状況にあるようですね。

JMの来年予測も若干の供給過剰となるということですが、
それでもプラチナ採掘の生産コストは1600ドル前後だと言われており
(リサーチ機関によって1400~1700ドルもの開きがあるのですが)
現状レベルのプラチナは再三コストぎりぎり。
やはりここから大崩するというよりは下値は固く動くという見方のほうが
自然なのではないかと思われます。

JMレポートを受けた東海林さんの分析はオンデマンド放送で
詳細ご確認下さいね。


下落止まらぬゴム価格の背景と今後のポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/10 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

昨日11月8日は立冬。
11月に入ったというのに半袖で過ごせる日々に違和感を感じておりましたが昨日あたりから急に冷え込んできました。暦どおりといえばそうですが、秋がなくてあっという間に冬になってしまうかと思うとそれも寂しい気が致します。それでも秋刀魚は十分にいただいきましたので食の意味では秋を堪能したのだけれど・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

10月末にはアメリカ東部で大雪となり100万世帯で停電、
タイの洪水のニュースは連日メディアを賑わせていますが、
この洪水はラニーニャ現象によるものだという指摘もあります。
ラニーニャ現象の冬は厳冬となると言われていますが、
今年の冬は寒さが厳しくなるのでしょうか。

今日は小針さんにゴム価格の今後の行方についてお話しを伺ったのですが、
2011年のゴム相場は本当にダイナミックに動いていて、
2/18には535円の高値をつけていたものが、今日11/9時点では270円まで下落、
およそ半値にまでなっています。

タイはゴムの生産地として知られていますが、
産地には直接の洪水の被害はありません。
洪水のニュースが出た当初は産地の影響を気にした向きも
あったかと思いますが、ゴムの供給障害には至らず価格は
下落の一途を辿ってきました。

こうしたゴム価格の下落の背景には
欧米の景気後退が顕著となってきたこと、欧州問題による
リスクオフ相場が今年のテーマとなってきていることも
大きな要因ですが、このところの下落に拍車をかけているのは
中国の景気減速懸念。
10月の鉱工業生産も前年比+13.8%から13.2%まで低下しています。
また消費者物価指数も+6.1%から5.5%まで低下(3ヶ月連続の鈍化)
放送直前に発表された中国新車自動車販売台数が前年同月比1.1%現象と
5ヶ月ぶりのマイナスとなりました。
政府の低燃費車向け補助金が9月で縮小したことが要因とみられますが
補助金がでなければ車が売れない状況だとも言えます。

自動車販売はタイヤ需要の直結しますのでゴム価格の動向を占う上では
とても大きなファクターとなりますが、特に中国のゴム需要というのが大きいため
この自動車販売の落ち込みは今後のゴム価格の更なる低迷を連想させますね。

さらに「中国がゴムの買い付け契約を破棄している」という話も。
ゴム価格はこのところ大きく下落しており、8~9月ころに成約された
高値でのゴム契約に対しいくつかの中国バイヤーらが契約を破棄していることで
さらにゴム価格の下落に繋がっている模様だと小針さんは解説くださいました。
そんなこともあるんですね・・・・。

下落材料ばかりなのかと言いますと、そうでもなくて、タイの洪水の影響が
ゴム価格に影響を及ぼす可能もが出てきているとか。
洪水の影響バンコクに隣接してあるクロントイ港(旧バンコク港)も
閉鎖となっています。
この港湾がタイの産業物流の基点となっていたのですが、
これを補って現在はレムチャバン港が港湾の中心となっています。
しかしながらこのレムチャバンに物流が集中してしまっていることで
キャパシティが限界に達しているとか。となると・・・・。

詳しくは小針さんの解説をオンデマンド放送でお聞き下さいね。


下落止まらぬゴム価格の背景と今後のポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/09 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

昨日11月8日は立冬。
11月に入ったというのに半袖で過ごせる日々に違和感を感じておりましたが昨日あたりから急に冷え込んできました。暦どおりといえばそうですが、秋がなくてあっという間に冬になってしまうかと思うとそれも寂しい気が致します。それでも秋刀魚は十分にいただいきましたので食の意味では秋を堪能したのだけれど・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

10月末にはアメリカ東部で大雪となり100万世帯で停電、
タイの洪水のニュースは連日メディアを賑わせていますが、
この洪水はラニーニャ現象によるものだという指摘もあります。
ラニーニャ現象の冬は厳冬となると言われていますが、
今年の冬は寒さが厳しくなるのでしょうか。

今日は小針さんにゴム価格の今後の行方についてお話しを伺ったのですが、
2011年のゴム相場は本当にダイナミックに動いていて、
2/18には535円の高値をつけていたものが、今日11/9時点では270円まで下落、
およそ半値にまでなっています。

タイはゴムの生産地として知られていますが、
産地には直接の洪水の被害はありません。洪水のニュースが
出た当初は産地の影響を気にした向きもあったかと思いますが、
ゴムの供給障害には至らず価格は下落の一途を辿ってきました。

こうしたゴム価格の下落の背景には
欧米の景気後退が顕著となってきたこと、
欧州問題によるリスクオフ相場が今年のテーマとなっていることも
大きな要因ですが、このところの下落に拍車をかけているのは
中国の景気減速懸念。
10月の鉱工業生産も前年比+13.8%から13.2%まで低下しています。
また消費者物価指数も+6.1%から5.5%まで低下(3ヶ月連続の鈍化)
放送直前に発表された中国新車自動車販売台数が前年同月比1.1%現象と
5ヶ月ぶりのマイナスとなりました。
政府の低燃費車向け補助金が9月で縮小したことが要因とみられますが
補助金がでなければ車が売れない状況だとも言えます。

自動車販売はタイヤ需要の直結しますのでゴム価格の動向を占う上では
とても大きなファクターとなりますが、特に中国のゴム需要というのが大きいため
この自動車販売の落ち込みは今後のゴム価格の更なる低迷を連想させますね。

さらに「中国がゴムの買い付け契約を破棄している」という話も。
ゴム価格はこのところ大きく下落しており
、8~9月ころに成約された高値でのゴム契約に対し
いくつかの中国バイヤーらが契約を破棄していることでさらに
ゴム価格の下落に繋がっている模様だと小針さんは解説くださいました。
そんなこともあるんですね・・・・。

下落材料ばかりなのかと言いますと、そうでもなくて、タイの洪水の影響が
ゴム価格に影響を及ぼす可能もが出てきているとか。
洪水の影響バンコクに隣接してあるクロントイ港(旧バンコク港)
も閉鎖となっています。
この港湾がタイの産業物流の基点となっていたのですが、
これを補って現在はレムチャバン港が港湾の中心となっています。
しかしながらこのレムチャバンに物流が集中してしまっていることで
キャパシティが限界に達しているとか。となると・・・・。

詳しくは小針さんの解説をオンデマンド放送でお聞き下さいね。


リスク回避相場の中で底堅い原油価格、その理由は? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.11/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

MFグローバルの連邦破産法11条がマーケットを揺るがしたかと思えば、昨晩はギリシャのパパンドレウ首相が「27日にEU首脳会談で決めた包括戦略に関して、ギリシャ国民にその是非を国民投票で問う」と宣言。マーケットはリスク回避一色に染まっています。先週はEU首脳会議での包括的戦略合意でリスクテイク相場復活か?というような強い地合いとなっていただけに、週変わりでの地合いの変化に翻弄された向きも多かったかと思います。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。

ダウ平均はこの2日で600ドル近い下落、
ユーロドルも先週1.42ドル台まで回復していたのが1.36ドル台まで
大幅下落となっているのですが、WTI原油相場は一時90ドル割れがあったものの、
急速に買い戻され底堅さを見せています。
このところの原油市場は「金融要因」に大きく影響を受けていたため、
これまでの流れなら原油価格も大きな下落となっているはずなのですが、
何故確りとした値動きなのでしょうか。


柿原さんは「足元では金融要因から需給に関心が移り、
原油在庫のタイト化から原油が買われている」と解説くださいました。
米北東部は29~30日にかけ10月としては異例の吹雪に見舞われています。
ニュージャージーで40センチ、マサチューセッツ州西部では37センチの積雪を記録、
ニューヨーク州の一部にも非常事態が宣言される事態に。
ニューヨーク市のセントラルパークでは1869年以降の観測史上初めて、
10月に3センチを超える積雪を記録したということで、
暖房油需要が増加しているというのです。
10月で吹雪とは異常事態ですよね。
日本はどうも寒くなるのが遅い気がするのですが・・・。

ここ数日はこうした要因が原油価格を押し上げているということですが、
しかしながら、金融要因は未だ不確定要素が多く、特に今週は
今夜のFOMC、明日のECB理事会にG20、
週末の雇用統計とビッグイベントが盛りだくさんで
こうした材料に神経質になるだろうことは忘れてはなりません。
FOMCでは追加の金融緩和策があるのか否か、
欧州は利下げに踏み切るのか・・・。
そして何よりもギリシャ問題は突発的ニュースが多く、
4日には首相の信任投票が、そして1月には
国民投票が行われるとされていますが、
これらのニュースが大きなリスクとなることも念頭に
マーケットを見ていかなくては。

MFグローバルのチャプター11で同社を通じての取引は
ポジション解消に限定されており、新規ポジションは停止されています。
同社は先物ブローカーですが、上場先物やオプションの取引で最大手。
原油市場の出来高は10/21には100万枚を超えていたのですが、
31日には38万枚にまで減少、同社の取引停止の影響とも言われています。
流動性が低下すると突発的に大きな動きが出やすくなりますので
注意が必要。こうした環境の中で迎えるビッグイベントが多い今週、
柿原さんにはテクニカルから今後の原油相場の動向を予想いただきました。

また東京ガソリン、灯油相場は今週日本当局による円売り為替介入が
あったことで大きく上昇していますが、この流れは続くでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんのお話をお聞きくださいね。


欧州問題が今後のマーケットに及ぼす影響 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/27 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

EU首脳会議にて欧州の債務問題の包括的対策の合意なされるのか、
26日には具体的対策の合意がなされるとされていますが、
欧州問題が昨今のマーケットの波乱要因でしたので、
市場関係者が固唾を飲んで見守っている・・・といった状況です。
史上は常に材料を早め早めに織り込むため、すでにマーケットの
下落には歯止めがかかっており(ショートカバーとの見方が大勢ですが)
一時的には上振れの期待も高まっているのですが、果たしてそんなに
楽観しても良い状況にあるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンスの近藤雅世さんに
今後のマーケットを占うポイントとコモディティの行方について
お話しを伺いました。

近藤さんは
ギリシャやイタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランドといった
GIIPS国の国債を保有している金融機関が、
ある日突然破綻するというシナリオは
無くなりつつあって、金融機関はギリシャだけで5割から6割の
債権切り捨て(ヘアカット)を迫られており、
何とか自己資本を積み増したところで経営にはかなりの
ダメージを受けることになると指摘。欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが景気をますます悪くするなる恐れがあるとして、
今後のコモディティ市場の動向を解説くださいました。

5~6割ものヘアカットと求められることとなれば
中国等新興諸国への欧州金融機関の
貸し渋りや貸しはがしが行われることとなり、
アジアへの資金供給が細ることとなれば
頼みの綱中国の成長が見込めないことから
世界的不況を招く結果となるのだそうです。

近藤さんは工業向け素材やエネルギー価格は頭打ちとなるとして
非鉄金属や、プラチナ、ゴム、原油等の価格は低迷するとしながらも
トウモロコシ・大豆など穀物価格は
来年春にかけて上昇していくとお話しくださいました。

10月のUSDA需給統計では、トウモロコシの期末在庫は6.8%に上方修正、
大豆は5.1%と9月の5.2%からほぼ横ばいと言った状況、
あまり強いイメージはありません。
しかしながら近藤さんはこの所の需給統計は作為的だと指摘。
9月も10月も、USDAの需給統計では需要を減少させているが
中国国家穀物油糧情報センター(CNGOIC)は2011〜12年度の
トウモロコシ輸入量が500万トンに達すると述べており、
昨年の150万トンの3倍以上になっており、
米国のトウモロコシを一番たくさん輸入している
日本の飼料需要が減るということも聞いていないとして
来春からの価格高騰を予測されています。
詳しくはオンデマンド報道で混同さんの解説をお聞き下さいね。


金価格潮目の変化は?ここからの動向 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.10/19 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

今日、関東地方も急に冷え込み私もとうとう秋物のコートを引っ張り出して着たのですが、いよいよ本格的に秋が深まってきたようですね。季節の変わり目ということで風邪も流行出したようですが、マーケットの潮目の変化はいつごろ訪れるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

金価格は投資家の不安心理を表すバロメーターともいえますが、
今年は欧州、米国の債務問題から資金の逃避先として金が買われる流れが
続いていました。ところが、9月、金価格は1900ドルから1500ドル台まで下落する
歴史的大暴落を見せ、その後少しずつ下値を切り上げているようにも見えますが、
まだ本格的買い相場に回帰したという確信は持てません。

最後は金までもが売られるというリスク回避相場極まる動きとなったという
ことだったのですが、このところ欧州からギリシャをデフォルトさせずに、
また、金融機関の破綻を避けるためにあらゆる対策が出されており、
昨晩も英ガーディアン氏が伝えたところによるとEFSF欧州金融安定化基金の
規模を4400億ユーロから2兆ユーロへと拡充することが仏独間で合意したと
伝わってきました。まずは23日のEU首脳会議に向けて承認されるのかどうかが
焦点となってくるのでしょうけれど、マクロマーケットが改善しないことには
金市場のみならず株、為替、債券とあらゆるマーケットが方向感なく動くものと
思います。

しかしながら森さんは、短期的に欧州への不安心理の改善に寄与することは
あっても、大きく欧州経済が回復するというものではないため、
いずれ、マーケットは安全資産としての金買いに戻るのではないか、と指摘。
大きな潮流としては中央銀行の金保有高は増加の流れにあり、
(GFMS、今年の中銀の購入見通しを336tから500tに上方修正)
低金利通貨で景気の先行きが危ぶまれている米国のドル、
ソブリンリスクから利下げも噂される欧州ユーロなどから
金に資金シフトするという流れは変わらないだろうとお話くださいました。

また1600「ドル割れでは積極的に実需買いが入り、
新興国の需要もしっかりしているのだとか。
インドも金の需要期に入っていますので、下値は固いと思われます。

ではここからの見通しは?
テクニカル分析など詳しい情報は
オンデマンド放送で森さんのお話をお聞きくださいね。


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