昨年の金急落の背景にポールソン・ファンドの益出し [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.02/15 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

今日発表されたSEC米証券取引委員会に登録しているファンドの運用資産開示情報から大手ヘッジファンドのポールソン&カンパニーが昨年10~12月期にも金のETFをおよそ10㌧売却していたことがわかりました。
すでに昨年7~9月には34㌧ほど売却していたのですが、その後も継続して金を売却していたことが分かった、というわけです。

このポールソンファンドはサブプライム危機時に30%ものリターンを上げたことで知られていますが、(この時他のほとんどのファンドはマイナスリターンでした)昨年2011年の成績はマイナス40%の惨状だったとかで、この損失補填に金を売却しているものと言われています。
推測ではポールソンファンドは1000ドル以下の水準で金を大量に購入しており、金投資では莫大なリターンを弾き出しているのですが、この金の手仕舞い売りに動かざるを得なかった背景には、金融株投資での失敗が指摘されています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

9月の金相場の急落の背景にポールソンファンドの金売却があったのでは、
という指摘がありますが、昨年12月に200日移動平均線を下回る下落を見せたのも
ひょっとすると彼らの金売却が影響していたのかもしれません。
しかしながら7~9月の34㌧というボリュームと比較すれば
10~12月は10㌧程度ですからそれほど驚くような数字ではないかもしれませんね。
しかしながら彼らヘッジファンドの動向は今後のマーケットにどのような
影響をもたらすのか気になるところではあります。

こうした巨大ヘッジファンドの金売却をこなし、金価格は2012年年明けから
堅調に推移しています。1月25日には1700ドルを回復して、この大台を
割り込むことなく高値圏で推移していますね。

森さんは1月のFOMCでの「2014年遅くまでの低金利政策継続」
今週の日銀の追加緩和政策、中国の緩和政策へのシフトなどが
金市場への資金流入を招いていると指摘。
実需筋も価格が安くなれば積極的な買いを入れてくることから
上昇トレンドを継続するだろうと解説くださいました。
GFMSが先月17日に発表してゴールドサーベイでは
今年後半から来年にかけて2000ドル突破の見通しを出しています。

注目なのはドル建ての金価格は1700ドル台まで回復した後は
レンジ入りしてしまっているのに対し、円建ての金価格は
足元も強く推移していること。
これは今週78円台にまで下がってきた円安の影響が反映されている為で
ここからさらに円安が進行すれば東京工業品取引所の金価格の上昇が
顕著になってくることが予想され、ドル建て価格の金取引よりも
円建て金価格での取引のほうが妙味あり?!
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説を聞いてみてくださいね。


金価格1750ドル回復、この流れについていっていいの? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.02/08 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

今日、ドル建ての金現物価格が1750ドルを超えるところまで上昇してきました。昨年の急落から天井説も出ていたのですが、このところはマーケットに楽観ムードが漂ってきています。日経平均株価もおよそ3ヶ月ぶりに9000円台を回復しました。さてここからこのリスクオンムードについていって大丈夫なのでしょうか。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
お話を伺いました。

東海林さんはギリシャの問題は何一つ片付いておらず
この楽観を冷やすリスクとして気をつけたほうがいいと指摘されます。
3月20日のギリシャ国債の大量償還を控え、PSI交渉が長引いていますが、
デットラインといわれている2月13日まで後5日です。
ユーロも大きく買い戻しが入っていますが、この問題如何では
再度売られる可能性もあると解説くださいました。

春節を挟んで中国はあまり大きく買っている様子もなく、
実需買いも旺盛でないことが気がかり。
1700ドルを割り込むと買いに動くようですが、
高いところでは買わないということで
1750ドルにまで達した金価格がこれ以上の上昇となるには
欧米のファンド勢による投機資金がどれだけ
流入してくるかにかかっているということです。

プラチナ価格も1400ドル割れから1650ドル台まで回復。
年が明けてから駆け上がった印象ですが、
プラチナの需要はディーゼル車の触媒需要。
つまり欧州の景気がよくならないことには先行きも
明るいとはいえません。
採掘コスト割れまで下落していた分、価格修正が
入ったものの、ここから上値を追うには欧州の景気が
回復していることを確認したいところですね。

詳しくはオンデマンド放送で
東海林さんの解説をお聞きくださいね。


ゴム価格、タイ政府の介入で上昇へ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.02/01 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

今日から2月です。
欧州問題から厳しい1年となりそうだということでスタートした2012年でしたが、1ヶ月が終わってみるとコモディティ市場は堅調でした。CRBインデックスは週足では下落トレンドから上昇に転じたように見えます。

金価格は1月のパフォーマンスとしては29年ぶりの上昇率となっており1700ドル台を固めてきました。先週のFOMCで2014年後半まで低金利政策を継続するとの内容が伝わると一段高に。ドル安はコモディティ高につながりますが、これがなくとも、中国やインドなどのアジアの実需が積極的に金買いをしているそうです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんによると金の2月のパフォーマンスは過去10年で
7勝2敗1引き分け。勝率7割です。このアノマリでいくと
このまま金は上昇を続けるということになるでしょうか。

小針さんが注目されているのはゴム価格。
昨年2月18日の535円から1年近く下落を続けていましたが、
1月5日の258円を底に上昇を開始。

小針さんによるとタイ政府の価格介入策がゴム価格を動意づけたとのことで
ゴム価格の下落から農民の不満が高まり、抗議活動を押さえ込むために
タイ政府は今後2ヶ月程度で20万トンのゴムを購入、
現物価格を120バーツまで引き上げることを明らかにしています。

現状では噂で買って事実で売り、というような相場になっていますが、
まだタイ政府が示した120バーツには達しておらずここからも
まだまだゴム相場妙味ありです。

現在は落葉機、そして4月からは減産期にはいるということで
需給もタイトになるシーズン。
また原油価格と比較してもゴムは割安で上値余地がかなり
大きいと小針さんは指摘されます。

また今日発表された1月の日本の自動車販売も前年同月比で36.2%増!!
12月20日から始まったエコカー減税が効いているのでしょうか。
自動車が売れればタイヤ需要増でゴム価格もあがります。

まだまだゴム相場、始まったばかりです。
1年継続した下落トレンドからの大転換、
ここからは押し目を拾う戦略が面白そうですね。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんのお話をお聞きくださいね。


2012年コモディティマーケットのキーワード [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.01/26 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと

年初めにはあらゆるところから1年の展望レポートが出されますが、コモディティ業界では菊川さんの年展望レポートが注目されています。今年も出ました!!「菊川弘之の2012年展望レポート(写真)」例年にないボリュームですが、それだけに今年はいろいろな事があるということなんでしょうか・・・?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんに
2012年のマーケットについてお話しを伺いました。
年展望レポートにはどんなことが書かれているのでしょう?!
レポートから今年のキーワードをちょっとだけご紹介いただきました。

・世界再構築
(アメリカ・中国・ロシア・・と主要国で政権交代を迎える年)
・資源ナショナリズム(ブロック経済化)
・高速取引などへの投機規制などの影響で流動性低下?
 ボラティリティが高い相場に?!
・イラン経済制裁など地政学リスクの高まり

などなど(まだまだあります)気になるキーワードが沢山ありますが、
2012年は政治的ファクターからの思惑でマーケットが振らされそうですね。

2007年から始まった金融危機は世界の金融政策を緩和に向かわせています。
アメリカは昨年下旬から経済指標が思ったより悪くない、
決算も比較的好調だ、ということでQE3を催促するようなムードは
後退していますが、今週のFOMCには注目ですね。
どんな所が注目なのかはオンデマンド放送で
菊川さんのFOMCの注目ポイントを聞いてくださいね。

金価格は200日移動平均線を回復してきており、足元は順調ですが、
9月からの下降トレンドの上限で頭を抑えられている格好。
正念場となっていますが現在は春節で中国が休んでいる状況です。
旧正月明け、中国勢が戻ってくればおそらくは
買いから入ってくるだろうと見られているそうです。


【続きを読む】
原油価格200ドル予測の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.01/18 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

寒い日が続きます。今年は例年よりも気温が低いということで、各地で記録的な積雪量となっているようですが、その寒さの影響でしょうか。今日発表された灯油の週末在庫量が1/1~7日の2,891,684Klだったのが1/8~14日の週には2,677,381Klに減少、減少幅は21万4000Klと大幅なものとなりました。こうなると灯油価格の上昇が気になりますが、TOCOM東京工業品取引所の灯油先物価格はほとんど動いていません。そもそもその前にこの冬の灯油価格の上昇分はすでに織り込まれてしまっていること、そして現在最も取引量の多い幻月が7月限と灯油の需要期ではないことなどが影響していますが、そもそもWTI原油価格が100ドルで高止まりしている割には東京のガソリン灯油価格がそれほど上がっていないのは長期化する円高の影響もあるようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
原油価格の動向と今後の見通しを伺いました。

10月に米国債が格下げされ大きく株価が下落した影響で原油価格も
10月に74ドル台にまで下落していたのですが、その後ダウ平均は
安値から90%もの切り返しを見せており、
これに歩調を合わせて原油価格も100ドル台にまで切り返してきました。
昨年12月からはイランの核開発問題からの
イランへの制裁が供給懸念となり「地政学リスク」から
原油価格は高止まり。今年はまずはなんといっても
このイランの問題に原油価格の動向は
神経質にならざるを得ない状況にあります。

ソシエテ・ジェネラルはBrent原油200ドルの予想を出しており、
Brent価格が200ドル到達となればWTI価格も180ドル程度まで
上昇するだろうことが予測されますね・・・・。

ダウが90%もの戻りを見せている一方で原油価格は
まだ70%程度しか戻っていないということですが、
株価にサヤ寄せするならまだ原油の上値余地は
十分にあると言えます。

しかしながらユーロドル相場は底なしの様相を呈しており、
ドル高であることを考えれば、原油が高いのはあくまで
地政学リスクがプレミアムとなっているとも受け取ることができます。

バルチック海運指数も低水準にあることから
需要はそれほどない(景気が良くない)わけで
原油価格はイランの問題がなければ
もっと安いということになりますね。

さて、どのマーケットが先行しているのでしょうか。
柿原さんに詳しく伺っています。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。


中国の春節前に需要増となるか、金価格の今後 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.01/11 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

金の押し買いへの苦情が急増しているそうです。押し買い?!売り押しじゃなくて押し買いというのが「金」の今をよく表しています。金価格の高騰で箪笥に眠っていた貴金属を売却する日本人が増え、結果日本は金の輸出国となっている状況ですが、苦情というのは実勢価格よりも安く買い取られてしまったというもの。世界的には金の需要が旺盛であるため、日本から金がどんどん流出してしまっているのですが、個人から安く金を買い叩いて高値で売るというような業者も出てきているようです。

今、金の買い取り価格はおおよそどのくらいなのか、
自宅にある金資産はどの程度あるのか知っておくのも重要ですね。
ちなみに大手地金商の今日11日の金の買取価格は4181円。
そしてTOCOM東京工業品取引所の先物価格は
おおよそ4055~4060円台で取引されています。
実は先物市場で金を購入するほうが安価なのですね。
こうした市場間の鞘を狙った裁定取引なども面白いのですが、
先物市場で安価に金地金を買って最終的に元受けする
(差金決済せずに現物を受け取る)といった買い方もあります。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
金価格の動向についてお話を伺いました。

年末に金のドル建て価格が200日移動平均線を割り込んだことで
金の先行きを弱気する声も出始めていましたが、
10日に久しぶりに200日移動平均線を試す局面があり、
ここをどうこなすかに関係者の注目が集まっています。

ゴールドマンサックスは金先物相場は向こう1年で
1940ドルまで上昇すると予想しています。
(昨年12月時点の見通しを維持)
また、17日にはイギリスの貴金属調査会社のGFMSが
ゴールドサーベイアップデート2で最新の金需給と価格見通しを
発表するのでこのあたりにも注目ですね。

目先の材料として森さんは中国の動向がポイントだと
解説してくださいました。
22日から28日までの中国の春節となりますが、
この前までに中国の金買いがどのくらい活発化するか、
あるいは13日に発表が予定されている中国のGDPが
どのような数字になるかによって、金はじめコモディティ市場が
動くと予想されます。

また欧州問題は今後の金市場にどのような影響をもたらすでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送でお聞きくださいね。

★セミナー開催のお知らせ★

日本ユニコムでは1月21日の土曜日、12時40分から
東京・日本橋人形町の日本橋社会教育会館で
東京工業品取引所・東京穀物商品取引所協賛の
『2012年 新春特別セミナー』を開催します。

2012年、世界情勢はどう変化するのか。
日本の景気はどうなるのか。
貴金属・石油・穀物などのコモディティはどう動くのか。
激動が予測される2012年を、
新春セミナーならではの豪華な講師陣が鋭く解説します。
講師は、武者リサーチ代表の武者陵司さん、東海大学教授の葉千栄さん、
日本ユニコム主席アナリストの菊川弘之さんです。

また、会場ではお掃除ロボット"ルンバ"や
ジム・ロジャース直筆のサイン本などが当たるプレゼント企画のほか、
魚沼産新米のコメすくい大会も実施します。
この機会にぜひご参加下さい。

『2012年 新春特別セミナー』は1月21日・土曜日、
東京・日本橋人形町の日本橋社会教育会館で開催します。

参加は無料。お申し込み・お問い合わせは日本ユニコム、
電話0120-550-780、0120-550-780

FAXでのお申し込みは
東京03-5623-5025、03-5623-5025までどうぞ。
日本ユニコムのホームページからもお申し込みいただけます。

なお、会場では取扱商品の勧誘を行う場合があります。


2012年の金相場、強気継続できるのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.01/04 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

新年早々から「ガイアの夜明け」では金特集。メディアで取り上げられるようになったら一相場終わりだなんて弱気の声も台頭し始めたのは、金相場の上昇トレンドを2年半にも渡って支え続けてきた200日移動平均線を12月に割り込んでしまったからでしょうか。2011年は強気一辺倒だった金相場、今年はどうなるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
新年スタートトップバッターご出演はオーバルネクスト
アナリスト東海林勇行さん。今日は2012年の金相場の
展望をお伺いいたしました。

東海林さんは中長期的展望としては強気を崩しておらず
年内どこかのタイミングでは2000ドルを目指す展開となると
解説くださいましたが、目先は欧州問題などのリスクから
まだ下値を試す局面もあるとか。

足元のリスクで最も気がかりなのはS&Pによる格下げ発表。
S&Pは12月にユーロ圏15カ国の格付けを
「クレジットウォッチ・ネガティブ」に指定しましたが
EU首脳会議の終了後、速やかに結論を出すとしながら
発表がないまま年を跨いでいます。
S&Pは1月中にもなんらかの発表をすることを
名言していることから、もし、格下げの発表が月内にあれば、
金市場のみならず株式市場、債券市場、為替市場を巻き込む
大波乱となることが予想されます。
この場合にはおそらく金も換金売りにさらされるで
あろうことから、まだあらゆる市場において
積極的に買いが入らないのではないだろうか。。。
しかしながら超長期的には過剰流動性相場は継続しており
金のトレンドはこの過剰流動性マネーの増加と高い相関が
あることから、こうしたリスクでの急落があれば
金の安値待ちをしていた向きからの旺盛な買いが入ることが
予測されます。

また
1月には中国の春節がありますが、貴金属需要は増すでしょうか?
3月のスーパーチューズデーを控えて大統領選挙の予備選も激化。
アメリカの選挙に向けては景気を減速させるわけにはいかない
事情もあるでしょうから、何か対策を採ることも考えられるでしょうか。

2012年は昨年以上に波乱要因が多いように思われます。
東海林さんのここからの戦略は?
詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。


2011年商品相場を振り返る [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/28 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス 近藤雅世

2011年もあと3日。
今年は世界経済を揺るがす大きな出来事があった年と言えるでしょう。
5月から秋にかけてギリシャの債務危機から欧州全体の金融不安が発生し、
夏には米国債の格付け問題も出ました。
こうした世界経済の悪化は商品市場にどのような影響を与えたのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティー インテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんに2011年の商品市場を回顧していただきました。
   
1月4日を100とすると、ダウ平均株価では3%程の上昇ですが、
日経平均株価は約2割の下落。新興諸国の株価も上海は3割、
インドやロシアブラジルも2割強、韓国も1割強の下落となっています。
世界の株価がほぼ例外なく下落した年となりました。

そのため、投資信託やファンドは軒並み成績が悪化しったため、
解約、換金の流れとなりこれが商品投資からも多くの資金を
流出させることに繋がりました。
                                      
どのアセットも振るわなかった2011年でしたが
金価格は9月6日1923.7ドルという史上最高値を付け、
年末には年初から16.5%の上昇となっています。
9月27日と12月15日に大きく下落したことで、このところ
弱気の声も大きくなってきています。

金は景気が悪くなったり、金融不安が起きると
安全資産として買われてきました。しかし、資金が
リスクマネーから撤退する最には他の取引の証拠金を積み増すために、
利益の出ていた金投資を手じまい売りする動きが加速、
これが史上最高値を更新した金からの資金流失を招いたのです。


また今年は世界景気の後退懸念から原油や銅、アルミ、プラチナ、ゴム等
工業用途の素材価格は頭の重い展開になっていました。
しかし原油についてはカダフィ大佐率いるリビアの政変が進行する中で
大きく上下し、足元ではイランの核保有問題からアメリカのイラン制裁や
イランによる軍事演習のためホルムズ海峡閉鎖などのきな臭い噂が
飛び交う事態に発展しており、これが原油価格を押し上げています。

また穀物相場は6月10日にはトウモロコシは史上最高値の799.75セントを付け、
また8月29日には再び779セントを付けましたが、その後長期下落となっています。
これはUSDAの発表する需給報告で、毎回需要予測が引き下げられた為。
在庫が低いことで強気する声が台頭していたのですが、
需要が減退したことで年後半は下落相場となってしまいました。

さて来年2012年はどのように推移するでしょうか?
近藤さんに今年を振り返って頂き来年を展望していただきました。
詳しくはオンデマンド放送をお聞き下さいね。

さてここで年末特別番組のお知らせです。

■12月31日(土) 10:00~10:30
金・原油・プラチナ・ゴムなどの工業品銘柄の
2011年を振り返り、2012年を展望する特番

『商品先物業界 東京工業品取引所 2011年から2012年へ』

 ON AIR !!

出演は東京工業品取引所 代表執行役専務 長尾梅太郎さん
   多摩大学 教授 河村幹夫さん

進行は日本経済新聞社 商品部 編集委員 志田富雄さんです。
    
(再放送)1月1日(日)11:00~11:30
(再放送)1月3日(月)11:00~11:30



■12月31日(土) 9:30~10:00

72年ぶりに復活したコメ先物取引や、2011年の穀物市場を振り返り、
2012年の商品先物業界を展望する特別番組

『コメ先物取引復活! 東京穀物商品取引所 2011年から2012年へ』

ON AIR !!

出演は東京穀物商品取引所 代表取締役社長 渡辺好明さん。
聞き手は私、大橋ひろこです。

(再放送)1月1日(日)11:00~11:30
(再放送)1月3日(月)10:30~11:00


サウジの増産とイラン情勢の背後に?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/22 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト 小針秀夫さんと

もういくつ寝るとお正月・・・は、やっぱりクリスマスの後の歌かな?マーケットはクリスマスムードで商いは盛り上がらないのですが、閑散に売りなしとは言ったもので意外な底堅さも。欧州問題でクリスマス前まで騒ぎすぎた反動でしょうか、ユーロも下げ止まり、歩調合せて商品銘柄も下げ止まった印象です。

皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

CRBインデックスが5月に天井をつけて下落を継続しているのですが、
原油価格は高止まり。90~100ドルで推移しています。
QE2終了に歩調を合わせてプレミアムが剥げ落ちたという
印象ですが、足元の原油価格が確りしているのは何故でしょうか。

小針さんは「イラン経済制裁リスク」から現在の
オイルマーケットを取り巻く価格変動要因についてお話しを伺いました。

12月のOPEC総会は生産量を据え置くと予想されていましたが、
蓋を開けてみれば日量3000万バレルへの増産が発表されました。
これは追加増産というより、これまで生産量を守らずに闇増産していた
分の追認だったのですが、この報をうけて原油は瞬間的には
売られる展開となりました。

しかし、それでも尚、原油が下落トレンドを形成することなく
反発している背景には世界第4位、OPEC内では第2位の原油生産量を誇る
イランに対しての経済制裁が発動された場合、
OPECはイランの生産量分をどのように手当てするのか、といった
問題が価格を支えていると小針さん。

現在サウジアラビアがそれを補うかのように最近日量1000万バレルの
原油生産に達したと伝えられているのですが、小針さんは眉唾だと
指摘されます。過去サウジが1000万バレルもの生産に達した経験は一度も
ありません。(1980年の990万バレルが過去最高生産)
このところのサウジ原油掘削についてですが、
同量の水圧をかけて噴出させないと原油が噴出しないという
ところまで油量が減少していることが伝えられており、
こうした状況のなかで過去最高の生産量を実現したとは
とうてい思えないというものです。

先週にはイランが軍事演習のためホルムズ海峡を閉鎖するなどという
噂が流れ原油が買われる瞬間もありましたが、
アメリカとイランの緊張からイランがこうした行動を実際に
行えば原油価格は100ドル突破し過去最高値圏に上昇してしまうのではないか
といったシナリオも出始めており、OPECによる原油の増産発表、
サウジの1000万バレル生産のニュースは意図的に安心感を
アピールする狙いがあったのではないか、小針さんはそう解説くださいました。

また来年3月には大統領選挙の予備選、スーパーチューズデーが。
このころにガソリン価格が高いと結果に影響するとされており
この時期に向けては政策的に価格を押し下げようとする動きも
でるのではないか、という話もありますが、
こうした各国の様々な思惑が入り乱れたオイルマーケットの
今後の行方について小針さんに詳しく伺っています。

詳細はオンデマンド放送をお聞きくださいね。


イランを巡る地政学リスクが原油価格の下支え要因に? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2011.12/14 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

イランが軍事演習でホルムズ海峡を1日封鎖するとの観測から昨晩の原油相場は急伸する一幕も。これはイラン石油相によって明確に否定されましたが、このところイランを巡ってきな臭い噂が多いですね。イランによる核開発の懸念の再燃からアメリカ上院がイランに対して追加制裁法案を可決する流れとなっている中で、下院でもこの法案可決となれば日本もイランからの原油輸入を停止しなくてはならないことから、日本政府が米国に特例措置を要請している、なんてニュースが今日の日経夕刊TOP扱いの記事です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話しを伺いました。

こうした地政学リスクの高まりが原油価格の下値を抑えているといい、
柿原さんは昨今の原油相場について詳しく解説くださいました。
興味深いのがユーロドル相場との相関性。
今年5月までチャート比較ではユーロドル相場と原油相場は
綺麗に相関しています。リスクオンとなればユーロ高原油高となり、
リスクオフとなればユーロ売り、原油売りとなっていました。
ところが、10月以降のユーロドル相場は見事な逆相関。

ユーロドル相場が下落しているのは欧州債務危機問題が一向に解決の目処が
立たないことからユーロが売られているからなのですが、
原油市場はもう欧州問題とは別に個別の需給、あるいは地政学リスクに反応し
独自の値動きとなっているということですね。柿原さんによりますと
現在はむしろダウ平均・米株に連動する傾向が強いのだそうです。

また今夜はOPEC総会が開催されますが、柿原さんによりますと
サプライズはないだろうとのこと。
原油が高ければ増産、価格を抑制し
原油が安ければ減産、価格を引き上げる措置をとるOPECですが、
現在の原油価格100ドル前後というのはOPECにとっても異論のない
居心地の良い水準。生産量の変更はないとの事前予想が大勢です。
今夜は大きな波乱はなさそうですが、
今後、イランに対する制裁がどのような形で行われるのか、
また、ホルムズ海峡を巡ってリスクが高まるというようなことが
起きれば原油価格は急騰する可能性も。

今後の価格見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの解説を聞いてみてくださいね。


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