金融緩和政策待ちの金相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.04/18 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

金融緩和待ち相場…?!金価格が冴えません。昨年は2000ドルまで上昇するという予想が大勢でしたが結局1900ドル台で天井打ちとなってしまいました。今年は値動きが冴えず弱気の声ばかりが目立っていますが、先週発表されたGFMSがGoldSurveyで年内にも2000ドルという予想を発表、注目を集めています。

皆さん御機嫌如何でしょうか。
大橋ひろこです。今日はオーバルネクストアナリスト
東海林勇行さんに貴金属市場の動向と今後の見通しを
お伺いしました。

東海林さんは現在の金相場は需給を反映した相場ではなく、
アメリカのQE3実施の思惑で動いている、と解説くださいましたが、
来週は25日にFOMC、27日に日銀の金融政策決定会合と日米の
追加金融緩和があるかどうかに注目が集まっています。

25日のアメリカはQE3を行わないが、27日の日銀の金融政策決定会合では
緩和策が発表されるだろうと東海林さんは指摘されていますが、
緩和政策がなければ金価格とってもネガティブ要因ですけれど、
金市場だけでなくマーケット全般にとってもリスクとなりそう。
アメリカがQE3を実施するとしても、それは6月ではないか、ということです。

GW直前となりますが、過去2年GW前後にマーケットが急変する流れとなっており、
今年もまた大きな材料待ちとなるタイミングと重なることが気がかりですね。

金の独自要因としてはインドが金の輸入関税・消費税を引き上げるとして
インド国内の宝飾商がストライキを行ったりしており、
(現在は関税、消費税引き上げを取り消すとしてストは沈静化)
この問題が再燃すればインドからの金買いの減少が国際マーケットには
弱材料として働くとされています。

独自要因が少ない中で、出てくる材料がネガティブ材料しかない、
という環境でここから金の強気を提唱するのは難しい状況ですが、
先週発表されたGFMSのGoldSurveyの中味は
「アメリカがQE3を実施する」ことが前提での2000ドル予想。
つまり金融緩和待ち相場ということですね。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞き下さいね。


原油価格弱含み、その背景と今後 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.04/11 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

イラン核開発問題からの制裁で供給への懸念があったことや、イスラエルがイランの核開発施設を急襲するという観測などから原油価格が高止まりしていましたが、WTI原油価格は100ドル台にまで落ちてきました。3月には110ドル台にまで上昇しており、一部には史上最高値の147ドルを試す展開になるという予測もあったのですが、何故原油は下落基調となっているのでしょうか。

皆さんごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

そもそも原油市場だけではなく、日経平均は今日で7日続落、
ダウ平均も13000ドルの大台を割り込むなどマーケット全体が軟調です。

先週末に発表されたアメリカの3月の雇用統計の結果が発表が予想を
大きく下回ったりと、アメリカの実態経済回復への懸念が再び意識され始めました。
株価は景気回復期待を織り込んで高止まりしていましたが、
もう一段高となるにはパワー不足となってきていますよね。
マーケットは米国の金融緩和を催促するような動きになっているようです。

緩和待ち相場の様相を呈してきているということも、コモディティ全般を
押し下げている材料となっているのですが、小針さんによると、
原油は独自要因から下落が鮮明となってきているということです。

一つに在庫。
WTI原油の引渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が
1月8日の週以来の高水準。
EIA(アメリカエネルギー省)が発表した在庫統計でも
原油輸入が昨年9月以来の高水準となっています。

つまり供給には懸念がない。

また中国の3月の原油輸入は日量556万バレルと先月から減少しており、
リーマン・ショック以降世界の経済を牽引してきた中国の経済の失速も
マーケットにはネガティブに働き始めているようです。
そして、EIAは10日に発表したアウトルックで2012年の世界石油需要を
前月から15万バレル下方修正しています。

つまり需要は減少している。

こうした要因から地政学プレミアムが下値を支え続けてきた原油市場にも
売りが入るようになってきたということのようです。

では今後の推移は?
WTI原油価格は100ドルを割り込むこともあるでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんのお話をお聞きくださいね。


日米のガソリン価格高騰、その背景と今後の戦略 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.04/04 大橋ひろこ 記事URL

ガソリン価格が7週連続値上がりしています。店頭価格は1ℓ158.3円で2008年10月以来3年半ぶりの高値水準だとか。またアメリカのガソリン価格も1ガロン3.94ドル台にまで上昇し、4ドルの大台目前。昨年末の水準からは20%を越える上昇となっており、日米ともにガソリン価格の高騰が今後の景気への影響の懸念材料となっています。アメリカは11月に大統領選挙も控えていますので、ガソリン価格の高騰は選挙にも悪影響ですので、オバマ陣営にとっては頭の痛い問題となってきているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。
大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんに
お話を伺いました。

そもそもガソリン価格が高いのは原油価格高騰の影響が大きいのですが、
その背景にはイランの制裁問題からイランからの原油輸入が
できなくなるとの供給懸念が出ていることが下値を支えています。
加えてイスラエルがイランの核施設を急襲するという見方も出ており、
WTI原油価格は100ドル台の大台を割り込むことがなくなっています。

昨晩3月のFOMC議事録内容が明らかとなり、追加緩和期待が
大きく後退したことでダウ平均や金価格などは大きく値を崩したのですが、
原油価格はそれほど売り込まれることはありませんでしたね。
柿原さんは、これまでならもっと下げ余地はあったはずだが、
イラン問題が下値を支えているのだろう、と解説くださいました。

また季節要因的にも4~5月の行楽シーズンでガソリンの需要期に
入っており、需給はタイトになるタイミング。
ここから押し目を狙って買うプレイヤーが多いと予測され
売りから入るというのはかなり勇気がいる戦略となります。

柿原さんには原油価格のテクニカル面からの今後の戦略と、
北海ブレント価格との鞘からみた今後の分析などを
詳しくお話いただいています。
北海ブレントとWTI原油価格は20ドルもの鞘となっていますが、
この鞘は縮小過程のおいてどのような動きをみせるでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で柿原さんの解説をお聞きくださいね。


金相場ここから~中国各省GDPはひとつの国家規模に [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.03/29 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと  ペニンシュラホテルのマンゴープリンを差し入れて頂きました!!超美味~♪

皆さん、金先物上場30周年記念キャンペーンへのご登録はお済みでしょうか?
みんコモサイト
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〆切が迫っていますので、まだの方はお急ぎくださいね。

そうは言っても金の予想なんて難しいし・・・という方。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんに金相場の見通しについて
いろいろとヒントをいただきました。

30年を振り返ると、金がここまで市場の関心を集める銘柄になったのは
近年のことで、2000年くらいまでは完全な売り銘柄でした。
菊川さんはお子様の誕生日が来る度に1トロイオンス金貨を購入して
プレゼント積立をされているそうですが、その昔1枚3万円程度で変えた金貨も
現在では10万円前後と高額になり、誕生日が来る度に金価格の上昇を思う、と
笑いながらお話しくださいましたが、そのプレゼントは素敵ですね~♪
90年台末期の1㌔83万円台で買えた金が、現在では400万円台です。

足元の値動きを見てみますと、昨年9月の急落から値動きが不安定ですが、
200日移動平均線の攻防となっており、この雌雄を決する形で金が天井だったのか、
それとも10年上昇における調整だったのかが、見えてきそうです。

菊川さんによるとマネタリーベースの拡大と共に
金の上昇トレンドが形成されており、この相関が崩れない限り、
金の上昇トレンドが終わることはないとのこと。
つまり、現在先進国中央銀行は揃って緩和政策を取り、
金融危機を支えていますが、これが「引き締め」られないなら、
流動性は確保されている状態であり、
資金の矛先に流行があるのせよ金市場からの流出、
撤退は考えにくいということ。

中国の減速が金市場のネガティブ要因にはならないか、
という点について。
中国各省毎のGDPを見ると、広東州を始め4つの州が
世界のGDPランキングで上位20位以内に入っているのだそうで、
もはや中国の一つの州は一つの国家レベルの大きさになっていることを
考えれば、減速しているとはいえ、そのパワーは推して知るべし。

価格が下がれば中国が買い参入してくるという構図は今後も続くと
予想されると菊川さんは指摘されます。
昨今中国のハードランディングを懸念する声が出始めていますが、
実際に現地調査に行かれる菊川さんの目は中国の秘めるエネルギーを
否定できないということです。

また、高止まりしている原油相場についても、緊張続く
イスラエル・イラン問題などについていろいろと情報をいただきました。
再選されたロシアのプーチン大統領がいの一番に訪問するのは
米国ですが、その次にイスラエルを訪問する予定だそうです。これが5月。
米国大統領選前のこの夏、政争の具となる可能性もある軍事問題。
原油市場にはどのようなインパクトがあるのか、オンデマンド放送にて
菊川さんの解説をお聞きくださいね。


ここからの金相場のポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.03/21 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

今日の東京は爽やかな天気に恵まれようやく春めいてきた感じがします。今日はディレクターが長命寺の桜餅を差し入れて下さったので、桜餅を食べながらの打ち合わせです。創業は大岡越前守忠相が町奉行になった年、つまり300年も前の1717年。桜餅を初めて考案したというお店なのだそうです。スイーツ好きの間では常識なのかな?大変美味しゅうございました。写真で
森さん手にしているのは桜餅です(笑)

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

昨年まで金はリスクオンでも買われ、リスクオフでも買われ、
押し目は拾っておけば良い安定した投資商品でした。
世界の過剰流動性に加え、欧州財務問題など不確定要素が多く
積極的なリスク投資を避けて資金は金市場に集まりました。

長期化が予想されており年末年始には絶望的なほどに解決の糸口が
見えないとされたギリシャの問題がここにきて一段落したことで
積極的なリスクテイク相場となっきています。
またFRBのバーナンキ議長が原油高に言及、インフレを警戒し始めたことで
為替市場ではドル高となっており、金にとっては弱材料が目立ち始めました。

金は天井を打ったのでしょうか。

今後の金相場に大きく影響すると見られているのはアメリカの金融政策。
金余りから通貨の信認が低下し、無国籍通貨と呼ばれる金に買いが
集まっていたのですが、市場はQE3をも織り込んでいたと指摘されており、
これが期待を裏切って実施されないのであれば、これまで期待で
買われていた分は値を削ってしまうことになります。

また、投機筋が売ればアジアの実需筋が積極的に買ってきていたのですが
実需筋の代表格である中国の景気減速が気がかり材料となっており、
中国勢の買いにも期待が持てなくなってきています。
オーストラリアの資源大手BHPビリトンが中国の鉄鉱石需要の鈍化を
指摘しており、昨日はこのニュースが金だけではなく株式市場にも
売り材料として働きました。

アメリカの金融政策の今後、そして中国の景気減退懸念・・・。
森さんはこの先をどう読まれているでしょうか。

また、プラチナ価格が長期にわたって金価格を下回っていたのですが、
先週この価格差が正常化し、今はほぼ同じ水準となっています。
正常なマーケットであれば生産量が金の十分の一であるプラチナ価格のほうが
高くて当然なのですが、このままプラチナ価格が金価格を上回ることが
出来るでしょうか。

森さんに伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞き下さいね。


金価格とプラチナ価格スプレッドが正常化 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.03/14 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

昨年9月ころから「金価格がプラチナ価格を上回る」という価格の逆転減少が続いていましたが、昨日、プラチナ価格の方が金価格を上回り正常な関係に戻りました。
何が正常か・・・というのも時代によって断定できるものではありませんが、絶対量からみても、その希少性から金価格よりもプラチナ価格のほうが高いのが通常の形。それが昨年9月から金価格のほうが高かったのですから、この半年のマーケットが普通ではなかった、ということがわかります。ギリシャのデフォルト懸念から資金の逃避先として選ばれ続けた金に対し、自動車触媒としての需要が大きい景気敏感銘柄のプラチナは景気の先行き懸念から値下がりが続いていました。

2008年リーマンショックの直後にもこのねじれ現象は確認されましたが、
僅かな期間の歪みでしかなく、割安となったプラチナは絶好の買い場となりました。
それが今回は半年もの間逆転していたのですから、欧州の問題がいかにマーケットの
懸念材料として重くのしかかっていたかがわかりますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話しを伺いました。

金とプラチナ価格のスプレッドが正常化した背景にはマーケットに
景気先行きに対する安心感が広がっていることが挙げられます。
先行きに懸念は孕みつつも3月のギリシャ国債の大量償還に向けた
第2次支援は実施されることと、債務交換交渉も合意が取り付けられ、
CDS支払いも認めるデフォルト認定をしたことで
無秩序なデフォルトを回避したことなどからギリシャ問題が
マーケットのリスクとして頭を抑える理由にはならなくなりました。

加えて米系指標も良好であること、企業業績も悪くないといった
プラスの材料もあり流動性相場から業績相場へ株式市場も
シフトしたとの指摘もあります。

これまでリスク回避局面で資金の投資先として選ばれてきた金には
全てマイナス要因です。為替市場でもドル高が進行、
為替要因からのサポートもなくなっていますね。

一方で景気の先行きに期待が持てることで景気敏感名からのプラチナが
底堅くなってきた、ということですがそれでもドル高はプラチナ市場にとっても
弱材料に働くことをお忘れなく。

金市場、現在はアジア市場で実需の旺盛な買いが入るものの、
欧米市場に入るとファンド筋が売ってくるという戦いになってります。
売り圧力のほうが強いことから価格が下落傾向にあるということですが、
まだまだファンド勢の売りが続くとみられ、中国が減速気味であることを
考えると価格を支える材料が不足している環境。

となると短期的には金価格は弱含み・・・
ということになるのでしょうか。

注意しなくてはならないのはイスラエル・イランの緊張。
原油市場はこの問題で価格が下支えられていますが、
金市場にとってこの問題はどのように作用するでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説を聞いてくださいね。


CRBインデックスがアイランドリバーサルトップに [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.03/07 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

3月に入って少しばかり春めいてきたように思いますが、
マーケットのほうは冬に逆戻り?!すっかり地合いが変わってしまいました。
CRBインデックスは「アイランドリバーサルトップ」が確認できます。
天井圏によく観られるという「島のような山」が残る形状で強い売りサインなのだ

そうです・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

1月25日のFOMCで2014年後半までの低金利政策継続の
可能性が確認されたことで、リスクオン相場となっていましたが、
2月29日バーナンキ議長の議会証言からQE3の期待が後退、
これを機にドル高が進行、金相場はこの日100ドルもの急落となりました。

小針さんは金市場について
2011年11月の高値1804.4ドルが強い上値抵抗になっていると、
テクニカル面から金相場の調整が続くであろうことを解説くださいました。
1800ドル大台は何度もトライして失敗しているんですよね・・・。

小針さんが意外だったとするのはプラチナの下落。
日本の2月の新車販売台数は前年同期比29.5%増の51万9626台。
(日本自動車販売協会連合まとめ)
(エコカー補助金復活効果ともいわれていますが)
2月のアメリカの新車販売台数も前年同期比15.7%増の114万9396台。
自動車販売が好調で、プラチナ需要増連想が働きます。

また南アフリカのプラチナ鉱山では労働者がストライキを実施するなど
供給の懸念も出ていたところで、需給要因からは価格は支えられる
だろうという見方が体勢でした。
ところが、金融要因からプラチナも大きな下落を見せています。

そして、SPR戦略備蓄の放出も検討されているアメリカ。
ガソリン価格が1ガロン3.716ドルまで上昇してきています。
年初来から43.8セント、前年同期比で10%も高いガソリン価格は
大統領選挙に悪影響を及ぼします。

そもそもイランの核開発施設をイスラエルが攻撃するのではないか、
という懸念が高まっていることが原油高騰の要因となっていますが、
実はこのリスク、相当高まっているようです。

今日の日経新聞の商品面に
「イラン原油の海上輸送 保険適用外の可能性」
と言う記事がありました。欧州の保険団体がイラン原油を
運ぶタンカーを保険の適用外にする恐れが高まっている、
というものですが、何故保険適用外にする必要があるのか、
という点を考えると今後の原油価格の動向も見えてきそうです。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。


CRBインデックスがアイランドリバーサルトップに [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.03/07 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

3月に入って少しばかり春めいてきたように思いますが、
マーケットのほうは冬に逆戻り?!すっかり地合いが変わってしまいました。
CRBインデックスは「アイランドリバーサルトップ」が確認できます。
天井圏によく観られるという「島のような山」が残る形状で強い売りサインなのだ

そうです・・・。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

1月25日のFOMCで2014年後半までの低金利政策継続の
可能性が確認されたことで、リスクオン相場となっていましたが、
2月29日バーナンキ議長の議会証言からQE3の期待が後退、
これを機にドル高が進行、金相場はこの日100ドルもの急落となりました。

小針さんは金市場について
2011年11月の高値1804.4ドルが強い上値抵抗になっていると、
テクニカル面から金相場の調整が続くであろうことを解説くださいました。
1800ドル大台は何度もトライして失敗しているんですよね・・・。

小針さんが意外だったとするのはプラチナの下落。
日本の2月の新車販売台数は前年同期比29.5%増の51万9626台。
(日本自動車販売協会連合まとめ)
(エコカー補助金復活効果ともいわれていますが)
2月のアメリカの新車販売台数も前年同期比15.7%増の114万9396台。
自動車販売が好調で、プラチナ需要増連想が働きます。

また南アフリカのプラチナ鉱山では労働者がストライキを実施するなど
供給の懸念も出ていたところで、需給要因からは価格は支えられる
だろうという見方が体勢でした。
ところが、金融要因からプラチナも大きな下落を見せています。

そして、SPR戦略備蓄の放出も検討されているアメリカ。
ガソリン価格が1ガロン3.716ドルまで上昇してきています。
年初来から43.8セント、前年同期比で10%も高いガソリン価格は
大統領選挙に悪影響を及ぼします。

そもそもイランの核開発施設をイスラエルが攻撃するのではないか、
という懸念が高まっていることが原油高騰の要因となっていますが、
実はこのリスク、相当高まっているようです。

今日の日経新聞の商品面に
「イラン原油の海上輸送 保険適用外の可能性」
と言う記事がありました。欧州の保険団体がイラン原油を
運ぶタンカーを保険の適用外にする恐れが高まっている、
というものですが、何故保険適用外にする必要があるのか、
という点を考えると今後の原油価格の動向も見えてきそうです。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。


根拠なき高値にとどまる原油相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.02/29 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス近藤雅世さんと

エルピーダメモリの会社更生法申請にもめげず日本株は堅調地合い継続、マーケット全般リスクテイク相場の様相を呈していますが、この過剰流動性相場、一体どこまで続くのでしょうか。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンスの近藤雅世さんにお話しを伺いました。

今日は東京も雪が積もる寒い一日となりましたが、
「商品価格もすべりそう」と近藤さん。価格に重みが無くて
雪のようにふわふわとしているので、下落しやすいという意味なのだそうです。

特にこのところ上昇している原油について近藤さんにお話しを伺いました。
これまでの原油の上昇要因となっているイランの核開発問題。
イランがホルムズ海峡を封鎖するとか、
イスラエルがイランの核施設を攻撃するという事態が起きれば
原油価格は更に高騰すると思われるが、今のところはまだその恐れに過ぎず、
実際のところ、それが起きる確率はかなり低いと近藤さんは指摘されます。

仮に、イランからの原油が途絶えても世界の需給は大丈夫なのでしょうか。
イランの原油生産は日量約350万バレル。
イランはサウジアラビアに次いで世界第二位の原油生産国で
OPEC諸国の原油生産量約3100万バレルのの約12%、
世界の原油生産量約8750万バレルの約4%を占めています。
その存在感は決して小さくはありません。
だから今、原油価格が高騰しているのですね。

しかし世界の原油の余剰生産能力は358万バレルと言われ、
原油の在庫は日量換算で1150万バレルあるのだそうです。
仮にイランからの供給が全量止まったとしても増産や備蓄在庫の取り崩しで
原油が足りなくなることはありません。
また近藤さんはイランが生産を止めて
供給しなくなることはあり得ないと解説くださいました。

つまり、現在の原油価格の高騰はリスクプレミアムにすぎず、
雪のようにフワフワしていていつ雪崩を起こしても不思議はないと・・・。

ここからの原油相場のポイントは、
イスラエルのネタニヤフ首相が3月6日のスーパーチューズデイ
(全米10州で共和党が党大会を開催する日)に米国を訪問して
イランに対する攻撃についてオバマ大統領と会談するのですが、
この結果次第では原油価格が更に上昇する可能性もあるということが
懸念材料ですが、イスラエルのイラン攻撃は現実的には
可能性が低いと見られています。

大統領選挙を11月に控えたオバマ大統領が一番頭の痛いことは、
ガソリン価格が4ドルに近づこうとしていること。
ガソリン需要が多い米国ではガソリン価格が上がることは
大統領批判の最大の武器。原油価格が120ドルを超えて上昇する
ようなことになれば、建て玉制限をしたり、
証拠金を引き揚げる等投機規制を強化して原油価格を
冷やす政策に出るだろうと予測されます。

つまり、原油価格が上がってしまうような事態を
アメリカが望んでいるわけがなく、イスラエルのイラン攻撃を
アメリカは認めるわけには行かないという状況なのです。

近藤さんには金価格の今後についても伺いました。
くわしくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。


原油価格高騰の背景 国内は円安効果も [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.02/22 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト柿原一也さんと

今日の日経新聞の商品面に「原油需要=新興国、先進国を逆転へ」という記事が掲載されていました。原油市場で新興国の需要が拡大し、4-6月期は先進国を初めて上回る見通しだというもの。中国やインドなどアジア諸国、南米、中東などほぼ全ての地域で需要が増えているのだそうです。中国を新興国と呼んでいいものかどうかという話もありますが、先進国の需要が低迷する中新興国の台頭がエネルギー価格の下値を支えているのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話を伺いました。

WTI原油価格は106ドル台にまで上昇してきました。
何故原油価格は高止まりしているのでしょうか。

柿原さんは「イランプレミアム」が北海ブレント価格を押し上げ、
これにWTI原油価格が連れ高となっていると解説くださいました。
過剰流動性マネーも原油高の一因ではあるのですが、
もし、この相場が崩れてリスク資産が売られる相場がきても
原油価格の下落比率はそれほど高くないと柿原さんは指摘されます。
北海ブレントの需給は引き締まっており、決してリスクプレミアムだけが
原油高の要因ではないのだそうです。
ただ、アメリカの原油の需給はそれほどタイトではないのですが・・・。

需給でいうと日本のエネルギー製品の需要が厳冬のせいで
思ったよりも高く、在庫がタイトな状況にあります。
TOCOMのガソリン、灯油価格は連日の上昇を見せていますが、
需給がタイトであること、そして為替市場での円安が影響しています。

ドル円相場は今日1ドル80円台に乗せるところまで上昇。
これが国内製品の価格を押し上げています。
ガソリン灯油だけではなくコモディティ全般高くなっていますね。
原発停止から日本は海外からLNGなどエネルギーを買わなくては
ならず、これが貿易収支の赤字の原因となっています。
これまで輸出に気遣って円高是正が声高に叫ばれてきましたが、
資源のない日本は輸入も多く、特に原発停止からのエネルギー購入は
拡大しており、これが為替市場での円安の一因になっているとの
指摘もあります。輸入が増えれば円安が進行する。
円安が進行すれば商品価格は上がる。そして安くなった円で
高くなった商品を買わなければならない、というスパイラルを
懸念する声も出始めているようです。

柿原さんにはWTI原油価格の今後の見通し、
そしてTOCOMのガソリン、灯油の投資戦略なども
伺っています。詳しくはオンデマンド放送で
柿原さんの解説をお聞きくださいね。


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