軟調地合いの金市場、ここからの見方 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.06/27 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス代表取締役 近藤雅世さんと

ドル建て金価格は再び1600ドルの大台を割り込んでしまいました。FOMCでは一部で期待されていたQE3は発表されなかったのですが、米指標も悪いものばかりが目立ち、欧州問題も解決の糸口が見えて来ません。昨年は資金の逃避先として価格上昇となっていたのですが、今、何が起こっているのでしょうか。

ごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティー インテリジェンス 代表取締役社長近藤雅世さんに
コモディティ市場の動向と今後についてお話しを伺いました。

近藤さんは4月の番組出演時に金は下がるとお話しされていました。
その頃のNY金価格は1660ドルだったのですが、
半月後の5月16日には1526ドルと、134ドル8.8%下落しています。
そして、尚、まだ金には明るい材料がないとか・・・。

近藤さんはこの週末に予定されているEU首脳会議にて
EU大統領が提案している金融財政統合案がどこまで話あわれるか、
各国の意向はどうなのか、と言う点が注目だとし、
その結果如何では、市場は大きな混乱に陥る可能性があると指摘。
その際に金も一斉に売られてしまうのか、あるいは逆に逃避先として
選択されるのか、この見極めが難しい局面だと解説くださいました。

昨年は何かネガティブなことが起きると、金市場に資金が流入したのですが、
今年は株式と相関して動いており、株が売られれば金も売られる、といった
流れになってしまっています。

また、今年春先に向けてはイランの核開発問題から
イスラエルとの間に緊張が高まっており、
これも金や原油市場の材料とされていましたが、
こうした地政学リスクはどうなっているのでしょう。
番組ではこの切り口からの原油価格の動向にもお話しをいただいています。
ポイントとなってくるのは8月?!

また、高騰する大豆相場、
近藤さんはまだまだこの先も高いとご覧になっています。
大豆は何故高いのか。
詳しくはオンデマンド放送で近藤さんのお話しをお聞きくださいね。


投機マネー回帰か?注目のFOMC~金市場を読む [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.06/20 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

金価格は6月1日(金)雇用統計が発表された夜に急伸し1600ドル台を回復。弱気の声ばかりになっていたところに「雇用統計悪化からの追加緩和期待」という大きな支援材料が飛び出した格好ですが、その後1600ドルで膠着してしまっています。次のポイント、材料は何でしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
金市場の動向と今後の見通しについてお話伺いました。

金市場、今独自材料はありますか?!との私の問いに
「独自要因では動いていません」と東海林さん。
欧州問題など不透明要因が市場から払拭されず、
投機筋が積極的にリスクをとらない相場となっていることから
金市場も値動きがなくなってしまっています。
投機マネーが市場に戻ってこなければ金市場の再上昇が難しいと
いう相場になっていることから、今夜のFOMCが注目されています。

追加緩和策が出ればマーケットは強気転換できるでしょうけれど、
もし何もなかったら・・・・。株式市場や為替市場では緩和期待が
広がって買い戻しが入っている分、その失望が怖いですね。
東海林さんは欧州問題による不透明要因が山積する中で
伝家の宝刀は抜きにくいのではないか、と解説くださいましたが
明日以降、上なのか下なのかはわかりませんが、マーケットが加速する
だろうことが予測されますね。

また、欧州問題についても伺っています。
明日の2~3年物のスペイン国債の入札、
21~22日のEU財務相会合
28~29日のEU首脳会議で
財政同盟、銀行同盟などの協議がどこまで進展するかに注目。

今、金を動かしているのは外部要因ばかりですが、
あえて独自要因を挙げるとするならば、新興国中銀の金購入。
先般、カザフスタンの中央銀行が外貨準備のユーロ比率を下げ、
金を購入する計画を発表していました。これは長期的に金が
強いだろうことを表さしている材料かと思いますが、、、
目先はテクニカル的に1520~30ドルの下値支持線を守れるか否か。
ここを割り込むと中期的に弱気継続。
強気に転換できるのは1630ドルにある上値抵抗を抜けてから、と
東海林さんは解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送をお聞きくださいね。


下げ止まりが見えないゴム価格、タイ政府の介入はないのか? [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.06/13 大橋ひろこ 記事URL

商品アナリスト小針秀夫さんと

商品市場の下落が止まりません。CRBインデックスも一体何処で下げ止まるのだろうか?と思う底なしの様相ですが、ゴールドマン・サックスが11日「商品市場の売り基調は終わりを迎えている可能性がある」という報告書を出して注目されています。ゴールドマンは商品指数の投資リターンが今後12ヶ月間で29%になると見込んでいるとか。マクロ経済の背景は依然として不透明なものの、欧州の当局者は域内債務危機を収束させるだろうとし、米国と中国の景気回復は今後も継続することが挙げられるとしているのですが果たして・・・。

皆さんごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

ゴールドマンが強気の報告書を出してはいますが、
小針さんはまだまだ慎重な見方です。今日は特に今後の価格下落の
可能性が大きいと考えられるという天然ゴムについてお話しを頂きました。

ゴム価格は昨年2/10の575円の天井から下落が続き、
現在は250円を割り込んでいます。半値以下にまで値下がりしているのですが、
まだ下げるのでしょうか・・・。

小針さんが読むゴム価格、更なる下落リスク3ポイントとは?!

①原油価格が大幅下落となっている。
石油価格が高騰はゴム価格の上昇を、
石油安はゴム安を招くという相関があります。
合成ゴムは石油製品である石化原料のナフサから作られるため、
一般的に原油や石油製品価格が上昇するとナフサの価格も上昇し、
合成ゴムの価格上昇に繋がるとされています。
逆に、合成ゴム価格が上昇しすぎると
天然ゴムの割安感が強まり天然ゴムの需要が増加、
天然ゴム価格が上昇するという循環が見られるのです。
一方、石油安となれば合成ゴム価格が下落し需要が増加、
これが天然ゴムの価格を押し下げる要因にもなると言われています。

②原料USSの暴落
 産地タイのUSS価格の下落が止まりません。
タイ政府は今年1月にゴム価格支援策として
15憶バーツ(およそ40億円)もの介入予算を承認したと報じられていますが、
一向に介入(ゴムの買い)が見られません。
また5月には上海とTOCOMの在庫を買い上げると
発表しているのですが、これも口先介入に終わっているのです。

何故予算を使って介入してこないのか?

小針さんによるとリプランディングといって
ゴム木を植え替える為に資金が必要なため、
介入予算はそちらに回されているのではないかと思われるということですが、
ゴム価格を在庫を買い上げるなどの市場介入で押し上げるよりも、
新しいゴムの苗木をゴム農家に配るという支援のほうが
直接的だということでしょうか。

ゴムの木は苗木から天然ゴム樹液を採取できるようになるまでは
約6年の歳月を要するのだそうです。その期間は天然ゴムの供給ができません。
そのためタイ政府は古い天然ゴム樹を伐採し、
その農地に新しい天然ゴムの若木を植え替えさせるという
リプランティング支援を行なっているのです。

③テクニカルの悪化
日足ではもういい加減下げ止まってもいいだろう、
という長期下落トレンドを演出していますが、
月足を見ると三尊天井?!
もし、三尊天井が完成して下落となるとどこまで・・・・?

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞き下さいね。


金過去10年で最長の下落もソロス買い増し [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.06/06 大橋ひろこ 記事URL

5月のアメリカの雇用統計の結果に失望したマーケットはQE3を催促し始めたようです。金相場は過去10年で最長の下落となっているのですが、雇用統計の発表を受けてアメリカの株式市場が大幅下落となった反面、金は急騰したのです。その後金買いの動きは継続してはいないものの水準を保ったまま底堅く推移しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。
大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

金相場は昨年のような強気が聞こえてこない冴えない値動きとなっているのですが
SEC:米証券取引委員会への届け出によると、
資産家ジョージ・ソロス氏は1-3月(第1四半期)に金を買い増し、
ヘッジファンド運用者のジョン・ポールソン氏は金を裏付けとする
上場取引型金融商品(ETP)で最大の「SPDRゴールド・トラスト」に
おける持ち分を維持したことが伝えられています。

金が直近の上昇トレンドから調整入りしたのは2/29から。
FRBバーナンキ議長が半期議会証言で金融緩和に言及しなかったことと
インフレに懸念を示したことが追加緩和期待を
大きく後退させたことがキッカケでした。
3月からおよそ3ヶ月もの間下げ基調にあったのですが、
先週の雇用統計の数字が悪化したことで、株式が下落、ドルが下落するも
金だけが急騰となり新たなステージに入ったかに見えます。

こうして大きく考えると現在金を動かしている要因は
アメリカの金融緩和策だけのような印象ですが、
足元の金相場は欧州問題に振り回されており、
通貨ユーロドルの写真相場となっています。
今週、ユーロの戻りとともに金も戻りを入れており、
ユーロ高金高(つまりドル安金高ですね)の相関は
日々の相場の変動要因として大変重要となってきています。

ファンド勢の動向を追うと2月のバーナンキ議会証言前の2月前までは
20万近くもあった買い越しが5月末にかけては11万枚割れまで減少、
投機家の買い越しが整理されて内部要因が軽くなってきたことも
ここからの金価格の一層の低迷を考えにくい材料と考えられますね。

しかし3~4月の下落局面ではフィリピン、ウズベキスタン、メキシコなど
新興国の中央銀行の買いが旺盛でした。その後の5月の急落局面でも
アジア勢の実需買いが旺盛で下値を支えているようです。

今日は森さんに、ここからの金相場の見方や
プラチナ価格が低迷するわけなどを詳しく伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で森さんのお話しをお聞きくださいね。

プラチナ価格の今後についても伺っています。


オーバルネクストアナリスト森成俊さんと


CRBインデックスとユーロドル相場の相関 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.05/31 大橋ひろこ 記事URL

マーケットアナリスト菊川弘之さんと  人形町「シュークリー」のシュークリームを差し入れて頂きました!!美味しかったです~

CRBインデックスの下落に歯止めがかかりません。
CRBインデックス(指数)とは、米国と英国の各商品取引所で取引されている先物取引価格から算出される国際商品指数です。チャートはリンクを御覧ください。
http://stockcharts.com/freecharts/gallery.html?$CRB

コモディティ市場というのは流動性の観点から資金の流出が早いとされていますが、株式やユーロ相場が5月に入って下落を鮮明にしたのに大してコモディティは3月には天井をつけていた事がわかります。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を
伺いました。

菊川さんはCRBインデックスとユーロドル相場が相関して動いている、と指摘。
現在のコモディティ市場は商品独自の需給要因よりもギリシャのユーロ離脱や
ギリシャに留まらず財政問題が懸念されているスペインなどの欧州の債務危機問題など
外部要因に影響されてしまっているというのです。

問題が出る度に下落となるユーロ、大して買われるのがドル。
ドル高となればドル建ての国際商品価格は上昇してしまいますものね。

今日はこの相関がいつまで続くのか、今後のマーケットの留意点、
そして金や原油などの見通しを伺いました。

原油は5月2日、証拠金率の引き上げが発表されてから崩れはじめ
今日夜には90ドルをも割り込む下落となっています。
ガソリン高が今後の米国の景気を圧迫すると懸念されていたため、
原油価格が下がることは米国経済にとっては歓迎すべきこと。
ただし、きっかけが需給要因ではなく、市場への規制だったことから
大統領選挙を睨んでの政治的価格操作ではないか、という見方もでています。

ギリシャのデフォルト、離脱を巡っては不透明要因が渦巻いており、
株価も頭重くズルズル下げてきました。コモディティ価格が高いと
どんなに株価が下げても緩和政策は取りにくい。
まずはガソリンなど生活に密接に関わるところの価格が下がれば
緩和政策が取りやすくなるとの指摘もあります。
伝家の宝刀は株価次第では抜きやすい環境になってきた、と言えるでしょう。
米株の行方を占うFRBの金融政策、6月のFOMCはツイストオペが終了することから
注目されています。この週末の雇用統計が悪ければ・・・・?!

金価格は1500ドルを守れるか否かの攻防。
心理的節目であることから1500ドルを割り込むことがあれば
1日に100~150ドル暴落というようなドラスティックな
値動きにつながるかもしれません。
しかし、急落があれば反発もしやすく買いも入りやすいと菊川さん。
現在のようなジリジリと下げ基調が続くのが一番やりにくいのですが、
1500ドルを割らずに日柄をかけて根固めするパターンもあるとか。
その場合、過去の経験則から大統領選挙のある11月くらいまで、
つまり後半年強の日柄が必要だということで、
そんなに長期に冴えない値動きが続くのだとしたら
ちょっとうんざり。かといって暴落も嫌ですし、本当に欧州には
早いとこしっかり解決の道を示して欲しいものです・・・・。

原油市場はイランとイスラエルの緊張が後退したかに思われていますが、
イスラエルに動きがあるようです。6月には緊張が再び高まる可能性も。
ガソリンはこれから需要期ですし、ハリケーンシーズンに入ります。
季節要因的には上がりやすい時期に入りますので、なにか地政学リスクが
再燃するような報道でもあれば地合いが急変することもあるかもしれません。
6月は重要イベントが盛りだくさんで、5月よりも相場の変動が
激しくなる予感・・・。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんのお話を
お聞きくださいね。


金相場、外部環境と独自要因 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.05/23 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト東海林勇行さんと

金相場はレンジ下限に張り付いてしまって冴えない値動き。教科書的には株が下がれば金が買われるはずですが、昨今の値動きは株も金も売られています。金の今後は?何故、資金の逃避先ではなくなってしまたのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話を伺いました。

金はETFが上場してから株式と同じように金融商品としてポートフォリオに組み込まれる資産となっており、
ヘッジという側面よりもリスク資産として証券と同じ動きをするようになっています。
ギリシャのユーロ離脱が市場のテーマとなってきたことから、株式市場も軟調な
展開が続いていますが、現在はリスクが取れる状況ではなくなってきているということですね。

金の独自材料としては5/17にWGCが金の需給レポートを発表しており、
第1四半期の世界の金需要が前年比で5%も減少していることが確認され、
更に地合いを緩める結果となっています。
中国が前年比で9%も購入を増やしている一方で
最大の需要国といわれるインドが29%も減少しており、
全体の需要低迷に大きなインパクトとなっています。

インドの需要の低迷の背景には通貨ルピー安も影響していると見られます。
今日ルピーは対ドルで史上最安値を更新しており、購買力が低迷してしまっている
ことから金買いに動きづらいという側面もあるのでしょう。
ルピーが下がればドル建ての金が下がっていてもインドから見れば
高くなってしまう・・・ということですね。

ドル高はこのところの大きな商品安の要因となっており、リスク回避相場が
鮮明となっていることで資金がドルに回帰していることを表しています。
同時に円も高くなっており、今日の日銀の金融政策決定会合では
多少の期待もあったのでしょうか、金融政策据え置きでもドル円相場は
大きく売られる局面が見られました。

声明でこれまでは「強力な金融緩和」としていた文言が削られ
「適切な政策運営」に変わっていたことで日銀の追加緩和姿勢が緩んだとの
思惑が広がったようです・・・。

外部環境、そして金の需給を見ても買い材料は見当たらない局面ですが、
こんな時こそチャンスでしょうか?
今後の金投資について東海林さんにうかがっています。
詳しくはオンデマンド放送で東海林さんのお話をお聞きくださいね。


原油の急落の背景と今後の見通し [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.05/09 大橋ひろこ 記事URL

GWのマーケットは荒れるといいますが、今年も原油相場が大きく下落、週明けの東京TOCOM市場は3560円もの大幅下落と大波乱となりました。普段は数百円程度の値動きなんですよ・・・。サーキットブレイカー発動です。これまで100ドル台で高止まりしていたWTI原油価格がGW中に95ドルまで急落したことが休暇明けの東京市場を直撃した格好です。日本が連休でも海外市場は開いており、数日分の値動きが一気に休暇明けに吸収されるわけですからやはりGW前はポジションは整理しておいたほうがいいですね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト柿原一也さんにお話を伺いました。

原油価格が大きく崩れたキッカケは4日に発表された米雇用統計。
予想を下回る内容に原油だけではなく為替市場、株式市場にも
大きな動揺が走りました。
追い討ちをかけたのがフランス大統領選挙とギリシャ議会選挙。
緊縮財政路線の先行きに懸念が生じたためにマーケットはリスクオフに
傾きました。それらの材料が一気に今週月曜の東京市場を襲ったのですが、
そもそも、原油が高かったのって、イランの核開発施設問題から
ホルムズ海峡が封鎖されるとか、イスラエルがイランを急襲するといった
政治的なリスクが背景にあったんじゃなかったでしたっけ?

柿原さんによると、イスラエル国内も過激派と穏健派に分かれているようで
決して一枚岩ではないのだとか。早ければ4月にもなんらかの軍事行動を
とるとも指摘されていたのですが、4月は何もありませんでした。
そうした地政学プレミアム分が剥げ落ちている、、、ということでも
あるようです。

柿原さんはユーロドル相場にも注目されており、1.300ドルの大台を
割り込んだことで、ユーロがさらに下値を模索するならば
原油価格もまだ下値余地があると解説くださいましたが、
しかし、これからアメリカはガソリンの需要期。行楽シーズンに入ります。
需要が増加するとして価格が支えられる傾向にあるため、
下値を確認したら積極的に買われるのではないかとも。

日本のガソリン価格も指標となる京浜地区のスポット価格が
2ヶ月半ぶりの安値となっていますが、
(GWの天候不順でガソリン需要が伸び悩んだ)
今後は製油所の定期修理のシーズンとなるため
ボトルネックの問題から供給がタイトになります。
チャートの形状は悪化しているようですが、
下値追いも怖い難しい相場展開となりそうですね。

今後の見通し、戦略はオンデマンド放送で柿原さんの
解説をお聞きくださいね。


銅在庫減少のウラ側に・・・?!需要は増加しているのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.05/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

GW谷間の水曜日、番組にはオーバルネクストアナリスト森成俊さんにご出演いただきました。
森さんにはいつも貴金属市場の動向と今後の分析をお願いしており、金やプラチナなどの銘柄
について見通しを伺っているのですが、このところの貴金属相場は冴えない値動き。金はもみ
合いに終始しトレンドレスとなっていますし、プラチナは米株高なのに下落傾向、金とプラチ
ナの価格差は再び大きく広がってしまっています。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
森さんには勿論金価格の背後にあるニュースと今後の見通しを伺いましたが、
今日はオープニングで取り上げていただいた銅在庫の話が気になりました。

水曜の日経新聞の商品面にあった「LME銅地金在庫25万トン割れ」というもの。
3年半ぶりの水準まで在庫が低下しているということなのですが、
通常在庫が減少していると旺盛な需要が背景にあるのではないかと
推測されますよね。でもこの記事「投機的な動きとの指摘も」と続いています。

在庫の減少が投機的な動きとはどういうことなのでしょう。

記事によるとトレーダーなどが銅の現物相場の引き上げを狙って、
その保管場所を移してLMEの在庫水準を引き下げ、
品薄感を出しているのではないか、というのです。

銅相場というのは景気の先行きを占う先行指標として活用されますが、
このところは揉み合いが続いています。
中国が国内インフラの整備として電線用の需要に買いを入れることが
銅市場にとっては大きな材料となりますが、このところ中国の動きが鈍い。
実需による買いが細っている中で在庫が減少している背景には
銅価格のつり上げを狙った投機的な動きがあるのでは?という指摘ですが、
森さんはこうした値動きに連れて提灯買い(便乗して買いに付いて行くこと)を
入れるのは危険だと解説くださいました。

商品市場は「物」の価格を取引するわけですから
物が少なければ、希少性から価格は上昇してしまいます。
反対に物が溢れていれば価格は下落しますね。

市場ではこうした仕組みを利用して、価格をつり上げようと
供給を絞ったり、在庫を市場に放出して価格を沈静化させるということが
材料となってきます。
例えば原油市場であればOPECが定期的に総会を実施し、
価格が過度に下がらない様に生産調整を行なって生産国の
利益を保持しています。
逆に高値が続くと景気減退を招くことからアメリカは時折
価格沈静化のために、SPR戦略備蓄の放出をすることも。

またゴム市場でもタイ、インドネシア、マレーシアなどの生産国が
価格支援策として生産抑制策などを取り入れることがあります。
また、在庫がないなどと報道され価格が高騰していたはずなのに、
あれほどなかった現物(品物)がどこからともなく出てきて
価格が暴落する、というようなことがままありますので注意が必要なのです。

本当に需要が旺盛で現物が品薄なのか、それともどこかの筋が価格を
つり上げようとしている動きなのか、見極めは難しいのですが、
昨今の中国の指標などを注意深く見ていれば違和感に気づくことが
できるかもしれません。

しかし、こうした妙な動きが出始めているということは
世界景気の先行きが明るくないことを暗示しているような気がして
なりません。銅価格が今後どのように推移するのか、注視していきたいですね。

森さんには金、プラチナについても先行きについてお話を
伺っています。オンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。


銅在庫減少のウラ側に・・・?!需要は増加しているのか [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.05/02 大橋ひろこ 記事URL

オーバルネクストアナリスト森成俊さんと

GW谷間の水曜日、番組にはオーバルネクストアナリスト森成俊さんにご出演いただきました。
森さんにはいつも貴金属市場の動向と今後の分析をお願いしており、金やプラチナなどの銘柄
について見通しを伺っているのですが、このところの貴金属相場は冴えない値動き。金はもみ
合いに終始しトレンドレスとなっていますし、プラチナは米株高なのに下落傾向、金とプラチ
ナの価格差は再び大きく広がってしまっています。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
森さんには勿論金価格の背後にあるニュースと今後の見通しを伺いましたが、
今日はオープニングで取り上げていただいた銅在庫の話が気になりました。

水曜の日経新聞の商品面にあった「LME銅地金在庫25万トン割れ」というもの。
3年半ぶりの水準まで在庫が低下しているということなのですが、
通常在庫が減少していると旺盛な需要が背景にあるのではないかと
推測されますよね。でもこの記事「投機的な動きとの指摘も」と続いています。

在庫の減少が投機的な動きとはどういうことなのでしょう。

記事によるとトレーダーなどが銅の現物相場の引き上げを狙って、
その保管場所を移してLMEの在庫水準を引き下げ、
品薄感を出しているのではないか、というのです。

銅相場というのは景気の先行きを占う先行指標として活用されますが、
このところは揉み合いが続いています。
中国が国内インフラの整備として電線用の需要に買いを入れることが
銅市場にとっては大きな材料となりますが、このところ中国の動きが鈍い。
実需による買いが細っている中で在庫が減少している背景には
銅価格のつり上げを狙った投機的な動きがあるのでは?という指摘ですが、
森さんはこうした値動きに連れて提灯買い(便乗して買いに付いて行くこと)を
入れるのは危険だと解説くださいました。

商品市場は「物」の価格を取引するわけですから
物が少なければ、希少性から価格は上昇してしまいます。
反対に物が溢れていれば価格は下落しますね。

市場ではこうした仕組みを利用して、価格をつり上げようと
供給を絞ったり、在庫を市場に放出して価格を沈静化させるということが
材料となってきます。
例えば原油市場であればOPECが定期的に総会を実施し、
価格が過度に下がらない様に生産調整を行なって生産国の
利益を保持しています。
逆に高値が続くと景気減退を招くことからアメリカは時折
価格沈静化のために、SPR戦略備蓄の放出をすることも。

またゴム市場でもタイ、インドネシア、マレーシアなどの生産国が
価格支援策として生産抑制策などを取り入れることがあります。
また、在庫がないなどと報道され価格が高騰していたはずなのに、
あれほどなかった現物(品物)がどこからともなく出てきて
価格が暴落する、というようなことがままありますので注意が必要なのです。

本当に需要が旺盛で現物が品薄なのか、それともどこかの筋が価格を
つり上げようとしている動きなのか、見極めは難しいのですが、
昨今の中国の指標などを注意深く見ていれば違和感に気づくことが
できるかもしれません。

しかし、こうした妙な動きが出始めているということは
世界景気の先行きが明るくないことを暗示しているような気がして
なりません。銅価格が今後どのように推移するのか、注視していきたいですね。

森さんには金、プラチナについても先行きについてお話を
伺っています。オンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。


金融要因ではなく需給で確り動いている商品とは・・・ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2012.04/25 大橋ひろこ 記事URL

コモディティインテリジェンス代表取締役社長 近藤雅世

25日。今夜のFOMC、そして27日の日銀の金融政策決定会合を控えてすっかり様子見ムード。マーケットはリスクオン、リスクオフ相場が日替わりでトレンドがないままですが、株は高値圏で堅調、コモディティは冴えない値動きといったところですが、GW前です。今週のビッグイベントをこなしてどのようなトレンドが生まれるのでしょうか。

皆さんごきげんいかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表の近藤雅世さんに
お話しを伺いました。

ただ、大豆市況だけは例外ではっきりとした供給不足にあり、
上昇トレンドが今後も続くだろう、と近藤さん。
シカゴ大豆価格は昨年12月14日に1094.2セントの下値をつけて以来、
4月20日には1454セントと約360セント、33%上昇しています。
それでもまだまだ上がる?!

大豆のシカゴ相場はすでに12/13年度の新穀が主体となっています。
(今作付して夏に受粉、生育して秋に収穫するもの)
作付けされるのは5月頃となりますが、
大豆より早く作付けされるトウモロコシの作付意向面積が9586万エーカー。
これは3879万ヘクタール、38万7940平方キロメートルということで
37万7944キロメートルの日本の国土より約1万平方キロ多い面積となっています。

今年は米国の天候が落ち着いており作付がどんどん進捗しています。
22日時点で28%の作付が完了しています。昨年は8%、過去5年平均では15%ですから、
平年の倍のスピード!!おそらく予定通りの面積にトウモロコシは作付されるはず。。。。

となると今年はトウモロコシ価格はそれほど期待が出来ません。
一方で割を食うのが大豆ということです。
昨年の作付面積が昨年7500万エーカーだったのに対し、
今年の作付意向面積は7390万エーカーと1.5%減少しています。

さらに大豆の期初在庫つまり11/12年度の期末在庫が非常に少なく、
11/12年度の農務省の需給報告では昨年よりも需要が大幅に減少しないと
在庫がなくなってしまう状況にあります。
4月の需給報告では、需要は昨年より▲7.4%減少するとか。
ところが南米で1月にアルゼンチンやブラジルで干ばつだったため、
約10%の減産となっています。
そうなれば、中国など南米から買おうとしていた輸入者は
米国から買わざるを得ず、米国からの輸出が徐々に増えています。
これは11/12年度の需給なので、5月からは需給報告の焦点は
12/13年度に移りますが、期初在庫には影響してくる・・・・

というわけで、近藤さんは醤油やサラダオイルも買いだめしておいたほうが
いいのでは、なんて冗談もおっしゃっていました。

詳しくはオンデマンド放送で近藤さんのお話しをお聞きくださいね。


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