コモディティ市場は金融相場から需給相場へ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.06/12 大橋ひろこ 記事URL

今週は週明け月曜日の日経平均が今年最大の上げ幅を記録し大きく戻ったことでいよいよ調整終了かと思われたのですが、そう簡単ではなかったようです。
債券市場、株式市場が大荒れとなる中開催された日銀の金融政策決定会合では「日本版LTRO」への期待も高かったようですが、ゼロ回答であったことで、再び株が売り込まれ、ドル円相場も95円台まで下落してしまいました。




皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

日本のアベノミクス、異次元緩和相場の行方が世界の関心の的となっていますが、コモディティ市場からは投機マネーが流出し、ボラティリティが低下しています。

スパイダーゴールドのETF金保有残高は1000tを割り込んで
しまうのではないか、というレベルにまで減少してきており、
仮に1000tの大台を割り込んでしまうと心理的な弱気感が
再び金価格を下落させてしまうかもしれないと小針さん。

10年あまり続いた上昇トレンドは一旦終了したようですが、
小針さんは次なる10年の上昇へ向けての長い調整に入ったと指摘、
次に金が上昇する時には、緩和マネーが引き起こすインフレが
きっかけとなるのではないかとお話しくださいました。

また農産物、コーヒーや粗糖の値段が大きく崩れてきています。
コーヒーは2011年5月につけた308.9セントを高値に現在は125.5セントまで
崩れてきており、2年にも及ぶ下落トレンド形成中。
粗糖は2011年2月につけた36セントを高値に16.18セントまで下落、
半値以下となってしまっています。

アメリカのQE2マネーが引き起こしたとも指摘される食糧高で
農産物の生産国は生産を拡大し供給を増やしました。
ところが中国やブラジル経済の失速で思ったように消費が伸びず
在庫余剰の状態にあるといいます。


投機マネーが商品市場から流出してしまった今、
商品価格は各々の個別材料、需給で動き始めたのです。
大豆やトウモロコシは在庫率の低下で一定の水準からは
下がらなくなっており、月足ベースでみると下値が切りあがる
上昇トレンドを形成していることが確認できます。

長年ジャーナリスト、アナリストとして商品価格をウォッチし続けてきた
小針さんの今度の展望、詳しくはオンデマンド放送でお聞き下さいね。

インドがまたも金輸入規制、金価格への影響は?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.06/05 大橋ひろこ 記事URL


日本株はまだ落ち着かないようです。

今日は今年3番目の下げ幅となり、かろうじて13000円の大台は守りましたが、セリングクライマックスといった様相ではありません。

安倍首相が発表した成長戦略第3弾が市場の期待に応えらえれなかったというような動きとなってしまいます。アベノミクス、異次元緩和相場の行方はどうなっていくのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話しを伺いました。

日本株の大調整より1ヶ月も前に金市場は大きな下落を演じていましたが、
その後半値戻しレベルまでの反騰は見せたものの、頭の重い展開が続いています。

それでも足元では米株が出口論議が盛り上がる中で高値からは調整気味であること、
安くなれば中国やインドなどの実需筋が旺盛に買いをいれてくることから、
下値はじりじりと切り上げているようにも見えます。




ファンド筋が新規で売っていても、現物需要は途切れることはありません。
インドの5月の金輸入は大幅に増加ました。5月の金輸入は162トンと通常の倍近くにも上ります。
しかし、インドは金を買うことで経常赤字が拡大しており、インド準備銀行は金輸入の規制を強化すると発表しました。

これまでにも1月に輸入関税を6%に引き上げるなど金の需要抑制に努めてきたインドですが、
5月には「手付金払いの金購入を禁止する」と富裕層にしか購入できないような抑制策に打って出ました。
そして今回は「輸出向け宝飾品製造を目的とした場合を除く全ての金購入において
手付金払いの金購入は禁止」と対象を広げ、一層条件を厳しくしています。

ファンド筋による売り崩しで急落した金相場、中国やインドなどの実需筋による買いが相場を
上昇させる力はないのですが、下値をサポートしてきたことには違いありません。

このニュースによる影響はそれほど大きいとは思えませんが、下値不安は若干膨らむ可能性もありますね。
短期筋のポジション(CFTC建玉明細)はここ3週10万枚を超える売り玉が溜まっており、
これが買い戻されるときには相応の上昇がみられるだろう、と東海林さんは解説くださいましたが、
さて、ここからの金相場の見方は?!

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。

円建て金投資に妙味アリ!終わらぬアベノミクス相場 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.05/29 大橋ひろこ 記事URL

5.23ショックから1週間、まだまだ日経平均は不安定です。
今日も引け際にかけて急に下落幅が拡大しました。
昨晩のダウ平均が過去最高値を更新したことを受けて
日中は一時200円高の堅調さも見られたのですが、
大引け間際に円相場が上昇すると先物主導で上げ幅を縮小する神経質な動きとなっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話しを伺いました。

菊川さんはあれだけの上昇の後のチャートの悪化で、
日柄調整、あるいは値幅調整もあろうかと思うが、
アベノミクス、異次元緩和による日本株買い、円安のトレンドに
変化はなく、大局では安値を引き付けて買い場探しだと解説くださいましたが、
気がかりなのは米国株。



ダウ平均の2000年からの日足の陽線確率は
じつは6月が12か月中で一番低いのです。
Sell in mayというウォールストリートの格言があり、5月の株安は
皆が警戒していましたが、その5月もダウが史上最高値を更新したまま
終えようとしています。しかし、菊川さんによると、その5月の陽線確率は
40%近くあり6月のそれより高いのです。6月の陽線確率は20%ちょっとしか
ありません。5月の高値を売って休む、ということを考えるなら
6月の米国株はアノマリー的には注目で要注意だと言えます。

もし米株が下げることがあればドル建ての金価格はどうなるでしょうか。

金価格は4月に金市場最大の下落を見せましたが、
大きく価格水準を切り下げて以降、さえない展開が続いています。
菊川さんによると、ここ半年減少が続く金ETFの金保有残高は
1年間のオーストラリアの金の生産量に匹敵するのだとか。

ドル建ての金価格の先行きは冴えないものの、
菊川さんは円建ての金価格にはまだまだ妙味ありとお話しくださいました。
主要通貨で史上最高値を更新していないのは円建ての金だけです。
それは金よりも円の価値のほうが評価が高かったということですが、
この円が2年で2倍ものマネタリーベースの増加ということで
バラマキ政策に舵が切られたことで売られていますね。

かのジムロジャーズもアベノミクス政策には反対だが、
日本株は買っている、と話ているように、株高、円安のトレンドは
5・23ショックがあろうとも終わったと見る向きはありません。

円安が再開すれば、おのずとコモディティ価格は上昇します。
そうなれば円建ての金が再び上昇トレンドに回帰するだろうというお話。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞き下さいね。

米国の復権、強いアメリカでどうなる商品市況 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.05/22 大橋ひろこ 記事URL

すっかりSell in mayの警戒が解けてしまったようです。ダウ平均は連日の史上最高値更新、
日経平均も押し目待ちに押し目なしの連日のプラス引け。
株式市場が堅調な一方でコモディティ市場は金をはじめさえない展開を強いられています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長の
近藤雅世さんにお話しを伺いました。

近藤さんは強いアメリカについて、また、このところ騒がれなくなった
「財政の崖問題」について解説くださいました。

オバマ大統領は3月1日に歳出削減法案に署名し、米国は大きな支出ができなくなりました。
これは米国景気に少なからず影響を与えていますが、まだこれを警戒する動きは
マーケットにはありません。

また、債務上限法案で5月19日、つまり先週末に米国の債務が
新たな国債を発行しなければ予算支出ができなくなるはずでしたが、
税収が増加して、思ったよりも収入が多かったため
今の予定では9月頃までは国債の発行は不要となっています。

ルー財務長官は9月2日のレーバーデイまでに債務上限法案を議会で通して
デフォルトが起きないようにしたいと述べ、半年ほどの余裕がでています。
それだけ米国財政に豊かになっているということですね。
議会予算局は、9月までの会計年度の赤字は6420億ドルと
2月の予想から2030億ドルも下方修正しています。

財政支出の減少は景気に悪影響では無いのでしょうか。

ヘッジっファンドのPIMCOの解説では、
財政の崖が最悪の事態に陥った仮定すると
米国のGDPは4~5%落ち込むと予想されていましたが、
現状では歳出削減法案等の影響で1.7%の下押しとなっているだけで、
今年の米国のGDPは1.5%~2%増加すると見ている、と近藤さん。

誰も崖問題を警戒しなくなるわけです。
米国の経済指標は玉石混交ではありますが、雇用や住宅投資、
自動車販売などもよくなっていますね。

こうしたアメリカの景気回復は今後の商品価格にはどのような影響があるでしょうか。
財政の崖や問題が懸念ではなくなったことや、FRBの金融緩和の出口論議が活発化する
現状では金を買う意味が見いだせない、と近藤さんは指摘。

またシェール革命で米国の原油生産量が増加、在庫も積みあがっていく状況で
原油も上がりにくくなってきています。

ここからの注目銘柄など詳細はオンデマンド放送で近藤さんの
解説をお聞きくださいね。

金は天井を打ったのか?!~ゴム価格のここから [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.05/15 大橋ひろこ 記事URL

日経平均は今日15000円の大台達成となりました。2007円以来5年4か月ぶりの高値に到達です。
ドル円相場での円安進行に澱みが見られないことも大きな材料となっているでしょう。
ドル円相場は今日102まで上昇し、まさに「押し目待ちに押し目ナシ」の様相を呈しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

株式が堅調、そしてドル高進行となっていることから商品価格は
弱含みの展開が続いています。ドル高になればドル建て商品の価格は下落します。

特に金価格は4月中旬に暴落となっており、関係者の間では
「金から株式市場へ」と資金が移動していると指摘されています。
これはNY証券取引所に上場されている代表的な金のETFである
SPDRの残高の減少を見れば明らか。このETFが創設されて以降10年、金ETF残高は
増加の一途をたどり、これとともの金価格は上昇を続けてきました。

しかし、昨年著名投資家ジョージソロスが金ETFを売っていたことが明らかとなると、
ETF市場からの資金流出に拍車がかかり、昨今では世界最大の年金基金である
カルパースも金ETFを売っているのではないか、などという噂も聞こえてきます。

金は天井打ちとなってしまったのでしょうか。

小針さんは、中国やインドといった実需勢の旺盛な買いが下値をサポート
していると解説くださいましたが、2番底を探るような値動きであることも
指摘されていました。

また、小針さんの専門銘柄ゴムについても伺っています。

今年2月から3か月近くも下落トレンドが続いていましたが
5月に入ってゴム価格が急騰しました。

小針さんによると、シンガポール市場のゴム価格が期近高の逆ザヤ化し、
現物がないのではないか、という噂が出たことでのショートカバーが
入ったとみられるそうですが、それでも東京価格は300円を目前に失速。
再び崩れそうなムードです。

季節要因的には6月~7月は原産地の増産期に入ること、
また8月は不需要期に入ることから、上値は重く、
またWTI原油価格も97ドル程度まで上昇していたのですが、
100ドルを前に失速、原油の下落にも連れ安となっているとみられます。

原油価格とゴム価格には高い相関がみられますので
ゴムを取引きする際は原油価格を見るべし、ですね。

ここからの戦略は?

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

GW明け、株式活況で金動意薄 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.05/08 大橋ひろこ 記事URL

GW中は大きな波乱はありませんでした。

むしろ米国の堅調が際立ち、週明けの日経平均は大幅上昇でのスタートです。

為替の方は意外と慎重で100円の大台突破はならず。

金相場は4月の急落から半値戻し水準で揉みあいに終始しています。

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏が2日、

金相場が1000ドルになっても800ドルになっても買うつもりはない、

と金に関心がないと語りましたが、果たして金相場は天井打ちとなってしまったのでしょうか。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

 

4月の急落時には2002年から続いた上昇相場の終焉との声もありましたが、

アジア勢中心に実需家は買いを先行させ早晩1,400ドル台を回復した金。

 

しかし、1,400ドル台後半から1,500ドルに接近すると

実需買いが減少する傾向がみられるのだそうです。

3日に発表された4月30日現在の建玉明細によると、

NY金市場の大口投機家の買い越しは97,052枚まで減少。

昨年10月上旬に1,790ドル台まで上昇した時の買い越し幅は

21万枚を超えていたが、その半分以下まで減少していることとなります。
しかしながら、まだ「売り越し」にはなっておらず、

ショートカバーによる急騰シナリオというのも考えにくい環境でもあります。

 

金の大きな買い手である中国の第1四半期のGDPは前年同期比+7.7%にとどまり、

事前予想の+8.0%を下回り、金需要に対しての不安が強まっています。

4月のPMIは50.6に低下し、中国経済に先行き不透明感が強まっていましたが、

今日発表された貿易統計では輸出が14.7%、輸入が14.1%と市場予想を大きく

上回りました。輸出水増しとの指摘も根強くありますが、この数字自体は

コモディティ市場の買い要因となるでしょう。

 

中国はじめ、新興国中銀が落ちた金を買拾う反面で

金ETF市場からは資金流出が続いています。

金現物保有高は3月29日現在の1,565.66トンから

今月 7日現在、1,402.19トンまで急減しており、売りがまだ止まりません。

 

欧米ファンド筋の売りVS新興国実需筋の買いの構図ですが、

ここからの金投資に妙味はあるのでしょうか。

詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

金の時代は終わったのか?!ここからのポイント [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.05/01 大橋ひろこ 記事URL

GW谷間ですがいかがお過ごしでしょうか。マーケットもお休みモード。日経平均も小動き、ドル円100円
到達もひと休みでしょうか、勢いがなくなってきています。Sell in mayが意識される中、金市場は4月
に一足先に大調整(調整かどうかも疑問ですが)を強いられており、ここからのマーケットをどのよう
に見たらいいか、意見が分かれるところです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんにお話しを伺いました。

4月中旬にドル建て金価格はレンジ下限を下抜けるとタガが外れたような急落と
なりましたが、現在までで半値程度戻してきています。

市場には金の時代の終焉を唱える声も大きくなってきています。
アメリカの復権、ドル安の終焉から金への資金逃避が終了したという
見方ですが、東海林さんは金の時代が終わったとするには
まだ時期尚早だとお話しくださいました。

まず、実需の買いが旺盛なこと。
1400ドル台に回復してきてからの中国の金買いの勢いが増してきています。
また、アメリカでは10分の1オンスゴールドコインが飛ぶように売れ、
在庫がなくなって事から販売停止となっています。
これは世界的な傾向で、世界の造幣局の金貨は軒並み売り切れ状態。

COMEX先物市場の在庫水準も2008年以来の低水準に沈んでおり、
ここからさらに金が売られるよりは、買戻しによる上昇の可能性が
高まっている状況にあるようです。


また、実際出口に向かう時に、国債市場が大荒れとなるリスクも否定できず、東海林さんは、出口論議が高まっていたアメリカ経済において
まだまだ足元の経済指標からはその可能性は低く、
QE政策は長期化するだろうと分析されており、
これが、金の時代の終焉を決めつけるには時期尚早であるという
大きな要因であるとお話しくださいました。

米国債が売られる可能性を考えると、金市場が見直されることも
あるとみていらっしゃいます。

ともかく、Sell in mayが意識される証券市場において
今週はFOMCやECB理事会、雇用統計と重要イベントが目白押しです。
証券市場の堅調が前提での金の終焉だとするならば
証券市場の変調があれば金市場は再び見直されることになります。

さて、ここからの金価格の展望は?!

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。

歴史的急落となった金、ここから・・・。 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.04/17 大橋ひろこ 記事URL

4月15日(金)週をまたいで16日(月)、COMEX先物市場で金価格が大暴落となりました。
2日で15%もの下落は33年ぶりのことだそうですが、
金価格の急落にアメリカ株式市場にも動揺が走り、月曜夜は久しぶりに
株安、ドル安、商品安のリスク回避の動きが広がりました。

いったい何が起こったのでしょうか。
また、今後の金価格の行方は?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

そもそも昨年10月の1700ドル台から
金価格は半年近くもの間下落トレンドが続いていました。


世界12カ国に上場する投資信託(ETF)の金現物保有高は
著名投資家による金売却のニュースや
大手金融機関による金価格見通し下方修正などが
嫌気される形で下落してきましたが、
風向きが変わったと思われるニュースは12月以降のFOMC議事録で
FRBメンバーの間で出口論議が出てきているということだったかと
思われます。アメリカが引き締めに入るとなればドル高で、
金のみならずコモディティ全般には下落圧力となります。

3月29日現在の1,565.66トンから今月 16日現在では1,490.32トンに減少。

また、キプロスが資金調達のため金を売却するとの報道が
投資家心理を不安にさせ、金の手じまい売り要因にもなりました。

欧米の大手銀行、証券会社は金価格見通しを引き下げており、
12日にメリルリンチは推定4万枚の売りを出すなどの噂が。
NYの大口投機家の買い越しが10万枚程度とされている昨今、
4万枚の売りとなると半分くらい手仕舞われたことになります。
これが今回の急落のトリガーだった?!

米国は金融緩和政策の出口戦略が意識され、
ドルの先高観が圧迫要因になっていることも金のネガティブ要因です。

昨日は中国が15日月曜に発表した第1四半期GDP伸び率が
前年比7.7%と第4・四半期の7.9%から鈍化、
市場予想の同8%を下回ったことが嫌気され、実需の買が鈍るとの
見方も嫌気されました。

こうして並べると金のネガティブ材料ばかり・・・・。

金の時代はもう終わってしまったのでしょうか。
田中貴金属は昨日今日と数時間町の行列ができているそうです。
バーゲンハントのチャンスと見た個人が列をなしていると思われ、
安値拾いの買いは旺盛です。

ここからの見方、詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

金小売価格33年ぶり高値もゴムは下落トレンド形成中 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.04/10 大橋ひろこ 記事URL

今日の日経新聞夕刊の1面の「金の小売価格33年ぶり高値」という記事が掲載されていました。

田中貴金属工業が発表した本日10日の小売価格は1g5338円。

消費税導入前の1980年3月5日以来の高値を付けました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

小針さんは第1次オイルショック時から続いた40年もの円高が終焉、
円安となっていることが円建て金価格を押し上げていると解説。

日経新聞の記事にも「金は物価上昇に強い資産とされている。
インぐれ期待が高まることを先読みした個人が価値が目減りしにくい
金に投資する姿勢を強めている」とありました。
金融機関がドル建て金価格の見通しを引き下げていますが、

ドル建てと円建ての金価格は見事に逆相関となっていますね。

円建ての金価格がが歴史的高値を更新していますが、
他のコモディティ価格も総じて強いわけではありません。
全てが円安で高いというわけではないのが面白いところで、
金はインフレヘッジの意味合いが強い反面、
需給が色濃く反映するゴムなどは下落トレンドが続いています。

コモディティ業界でもゴム分析の第一人者と呼ばれる小針さんに
ゴム価格動向を伺うと、中国の景気後退懸念が嫌気されており、
また上海ゴム在庫が積みあがっていることから需要が強くないことも
価格に反映されてしまっていると解説くださいました。

また、ウォールストリートの格言で「Sell in May」5月に株を売れ。
というのがありますが、ゴム市場は[Sell in February]2月にゴムを売れ、
というアノマリーが存在するとか。
過去10年のゴムの月別価格動向を検証すると
2月に高値を付けてから下落が続き、11月に底入れして反転するという
傾向があるのだそうです。

ゴム相場はトレンドができると長期化する傾向があり、
数か月間同じ方向に動く印象がありますが、
下落8か月、上昇3か月という特徴があるとは面白いですね。

では4月~5月の足元のゴム価格はどのように見ればいいでしょうか。
季節要因、テクニカル分析などから小針さんに詳しく伺っています。

是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

半年間下落が続くNY金、ここからの見方 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.04/03 大橋ひろこ 記事URL

金が弱いです。
NYのCOMEX金価格は昨年10月高値の1797ドルから半年間下げ続け、2月21日には1554ドルまで下落しました。1550ドルは何度かサポートされてきた心理的節目。ここ数年のレンジの下限に限りなく近づいてきました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト、東海林勇行さんに
金市場の動向と今後の展望を伺いました。

東海林さんによりますと、昨日だけでSPDR®ゴールド・シェア金ETFの残高が
8トンも減少しています。つまり、金市場から資金の流出が止まっていない。
そして、昨日はアメリカでNYダウ平均がまたも史上最高値を更新しました。

ドル建ての金価格が半年間下落トレンドを形成する中、
米国株は11月半ばから4か月以上もの間上昇トレンドを形成しており、
金から株へ資金が移っているものと考えられます。

米国景気回復により、長らく続けられてきたQE政策にも
出口論議が出始めたことでドル高が進行してきました。
ドル高=金安の値動きです。
米国の復権=ドル高=金安ですね。

インフレヘッジで金を買うという考え方はないのか、と東海林さんに
お伺いしましたところ、金よりもインフレ連動債との見方が多いとか。
金価格は天井打ちした、という見方も出始め、
インフレヘッジに金というシナリオはあまり現実的でなくなっているようです。

ファンド筋が金を売却する中で実需筋が金を買うという構図ですが、
中国は明日から清明節で連休に入るため、

中国勢からの旺盛な買いが期待できないことが気がかり。
下値をサポートするプレーヤーがいない時に
テクニカルの重要な節目を割り込んでしまうとストップロスを
誘発して、思わぬ安値を付けてしまうということも
リスク要因として留めおきたいところ。

特に新興国の中央銀行は旺盛な買いを入れているということですが、
ファンド売りVS実需筋買いの構図ではやはり下落圧力の方が
大きいようです...。

しかし、TOCOMの円建て金価格は円安効果で上昇トレンド形成中。
足元はドル円相場の円安進行が止まっていることから
軟調に推移していますが、注目は明日の日銀の金融政策決定会合。

ここからの金相場の見通しは?

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説を
お聞き下さいね。

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