金の上昇は本物か?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.09/04 大橋ひろこ 記事URL
金価格が上昇しています。
6月下旬に1200ドルを割り込んで下落していたドル建て金価格が
1400ドルの大台を回復するにまで戻してきました。
対して「金から株へ」資金が流出していたとされる米株は下落中。
一体何が起きているのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト東海林勇行さんに
金価格の見通しをお伺いしました。

株式市場はシリア情勢を警戒、そして9月のテーパリング開始を織り込んで
調整が進んでいるものと見られます。もし、テーパリングが市場に織り込まれて
米株が下落しているのであれば、金市場からも資金が流出すると思われますが、
金市場はシリアへの軍事介入を警戒したリスク回避と、この問題で
原油が上昇していることからインフレへの警戒などの思惑が強く、
売り玉の買戻しが起こっているのだと東海林さんは指摘されます。
このショートカバーはいつまで続くでしょうか?


東海林さんはシリアに軍事攻撃があった場合の規模と期間、
そして周辺国への波及など、不確定要素が多く、わからないうちは
このショートカバーの流れが継続すると解説くださいましたが、
しかし1400ドル台から上のレベルになるとスクラップの売り
(リサイクルの金)が市場に出てくることから上値が重くなるとも。

また、9月17~18日のFOMCでテーパリング開始時期が明確となるのか?
今週末の雇用統計の結果を受けて市場がどのような織り込みを見せるのか、
などここからの金市場の動向を占う様々な要因についても解説いただきました。

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞きくださいね。


ここで番組からお知らせです!

来る9月12日(木曜日)に「マーケット・トレンド」のスペシャルイベントを行います。ぜひみなさま、ご参加ください!

◇タイトル:「ビジネスパーソンのための経済情報スキルアップ講座」

◇開催日時: 2013年9月12日 木曜日 夜7時~8時

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東京都中央区銀座3-5-12
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◇出  演:池水雄一(スタンダードバンク東京支店長)
(予 定) 小渕大樹(東京商品取引所 広報部長)

◇司  会:大橋ひろこ(「マーケット・トレンド」キャスター)

◇入  場:入場無料(事前申込みは不要)

※満員の場合は入場できない場合があります。予めご了承ください。

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米国、シリアへの軍事介入の可能性で金上昇 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.08/28 大橋ひろこ 記事URL
今日、TOCOMの原油先物価格は大幅高でサーキットブレーカーが発動しました。原油や金が急伸しています。アメリカが近くシリアへ軍事介入するのではないか、という報道から資金が原油や金市場に流れ込んでいるようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティー インテリジェンス代表取締役の近藤雅世さんにお話しを伺いました。


近藤さんはシリア、そしてエジプト情勢による一時的な上昇だと思う、と指摘した上で、短期的には下落リスクが高いとお話しくださいました。
米国の軍事介入後も泥沼化することがあれば話は違ってくる、とした上で、その可能性は大きくないと思われるとのこと。

もともと近藤さんは金に弱気でした。昨年12月の番組出演時、金投資は下火になると
指摘されて以降、金価格は下落の一途をたどってきましたが、最近では6月の出演時に
中国人が金融資産を金に換える動きが加速するので上昇するとの解説をされ、
これもまたズバリその通りに金価格は6月28日日から上昇を見せています。

近藤さんの指摘通り中国は第二四半期、前年同期比87%増の276トン、
インドも71%増の310トンの需要を記録、金価格は6月28日の1179.4ドルを底に
反転上昇となってきました。そしてこのシリア問題で一層の上昇となり
1430㌦近くまで上がってきています。

しかし近藤さんはテーパリングが意識され、金、原油、そして株価も
雇用統計で大きく動くだろうとお話しくださいました。
7月の失業率7.4%、非農業就業者数16万2千人でしたが、
この数字よりよりも、良い数字が出れば、9月テーパリング開始として
金や株価は下落し、悪い数字なら後ずれとなるということで
価格は横ばいか少し上昇するかもしれないとのこと。

テーパリング開始が意識されると、ドルキャリートレードの巻き戻しが起こります。
既に春からその兆しがあり、新興諸国から大量の資金が引き上げられて、
発展途上国通貨が下落していますね。
下落を食い止めるためにそれらの政府が外貨準備を取り崩し
自国通貨の買い支えを行っています。
外貨準備の取り崩しとは米国債の売却であるので、米国の金利が上昇します。
5年物米国債金利は年初に比べて二倍になり、10年物も1.5倍になっています。
金利高はドルキャリー・トレードの巻き戻しを加速するという循環。

新興国通貨は既に年初から比べて
南アランドは21%、
インドルピーは19%、
ブラジルレアルは17%、
インドネシアルピアは13%、
トルコリラは12.5%、
タイバーツは5.5%も安くなっています。
円も11.1%切り下がっていますが、
こうした国では輸入物価高のインフレが懸念されます。

それから、近藤さんは欧州経済の持ち直しがプラチナ価格を押し上げる、
というお話しもしてくださいました。

欧州連合(EU)の6月の新車販売台数が1996年以来の低水準に落ち込んで
いたのですが、7月入るとドイツとフランス、英国、スペインで増加に転じています。
イタリアでは減少したものの減少幅は今年に入って最も小さく、
米フォード・モーター は欧州19市場での同社の7月の販売台数が
前年同月比8.7%増の9万台だったことを明らかにしています。

また、世界最大のプラチナ鉱山アングロプラチナム社は
一時撤回していたリストラ策を8月に正式に公表しました。
これには2つの影響があります。
ひとつは2つの鉱区を閉鎖して年間35万オンス約10.8トンの減産を行うということ、
これは世界の生産量の約4.4%に相当します。
もう一つは6000人を解雇するとうことに対して、
労働組合の反発が必至であることです。

供給不安と需要の持ち直しでプラチナ価格は上昇継続?!

詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。

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金価格1300㌦台回復、金の戻りは本物か?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.08/21 大橋ひろこ 記事URL
お盆休みは終わりましたが、マーケットはまだまだ夏枯れムード。商いが戻ってこないのですが、変動幅は大きいという神経質な展開です。米国株の下落が不気味な中、金市場は戻りが入っているようですが、これが本格上昇の初動であると言えるのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

金は投資資金の流出、テクニカル要因が悪化したことで6月28日には1,200ドル割れとなり、ドル建て現物価格は1,182ドルまで下落しましたが、1,200ドル割れは長く続かず、7月中旬には1,250ドル台、7月22日に1,300ドル台を回復。その後は1,300ドルを挟んで推移したが、今月8日に1,300ドル台を回復すると急騰し、19日には1,383.70ドルまで上昇していいます。この8月、1,323.54ドルを上回って30日の取引を終えれば月足は2カ月連続の陽線引けとなります。

金上昇の背景には何があったのでしょうか。

ひとつには金ETF市場からの資金流出に歯止めがかかったことが挙げられます。世界12カ国に上場する投資信託(ETF)の金現物保有高は7月31日現在の1,271.97トンから今月 20日現在1,258.60トンに減少も減少率が鈍化しています。

また世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高も8月に入ってから減少率は鈍化し、回帰の兆しを見せています。

また、中国、欧州の景気回復期待で投資家心理が改善したことも金にとってプラスに動いたと森さんは指摘されます。14日に発表されたユーロ圏の第2四半期の域内総生産(GDP)速報値は前期比+0.3%、前年比-0.7%減少となり、大方の事前予想の前期比+0.2%増加、前年比-0.8%減少より強い数字となり、景気回復の兆候を示しました。
またドイツGDP速報値は前期比+0.7%増となり、予想の+0.6%を上回った。ユーロ・ドルは今月8日に1ユーロ=1.3400ドルまで上昇し、6月19日の高値に顔合わせ。昨日20日に1.3452ドルまで上げ、半年ぶりのユー

ロ高・ドル安となっています。

しかし、本格上昇となるかどうかについてはまだ疑問が...。
WGCが15日に発表した「ゴールド・デマンド・トレンズ」では、第2四半期の金需要は前年比12%減の856.3トンとなり、2009年第2四半期以来の低水準となったことが明らかに。宝飾需要が37%増の575.5トンと伸びたのですが、投資需要が63%減の105.4トン。金貨などの需要が増加したが、ETF類から402.2トン流出しています。また中央銀行の購入は57%減の71.1ンとなった。米FRBの資産買い入れ縮小見通しを受けて投資資金が流出し、中銀の買い意欲が低下していることが確認できます。

また、世界最大の金消費国インドが貿易赤字の解消のため、今年の金の輸入量を850トンに抑制する方針であることもネガティブファクター。

ここからの森さんの金の見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送でお聞きくださいね。

それから。
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ゴム上昇の背景、金は底入れしたか?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.08/14 大橋ひろこ 記事URL
ゴム価格が上昇しています。特に大きな材料があったわけではないのですが、3段上げの様相を呈しており、じりじりと下値を切り上げてきています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

ゴムと言えばタイヤです。
中国、アメリカの自動車販売が好調なことが一つの要因のようです。
中国の7月の自動車販売台数は151万6300台、前年同月比では9.9%増と
5か月連続で前年実績を上回っています。


またアメリカの7月の自動車販売台数は前年同月比14%増の131万5194万台。
26か月連続で前年実績を上回っており、7月としては2006年(リーマン前)以来の
高水準となっています。

自動車が売れればタイヤも必要。ということでゴム価格が
じわり上昇しているとのことですが、どうもそれだけではないようです。

中国からのスペキュレーション(投機玉)が流入しているとの指摘も。
これまで商品市場がら流出していたスペキュレーターが原油やゴム市場に
入ってきているようです。

また、小針さんには金についても伺いました。

中国の2013年上半期の金の消費量は前年同期比でなんと53.7%増の706t。
上半期だけで12年通年の消費量に匹敵しており、13年通年では1000tを越える見通し。
このままいくとこれまで世界最大の金の消費国だったインドを抜いて首位に
躍り出る可能性が大きいですね。インドの年間消費量は800t程度とされています。

またSPDRゴールドトラスト金ETF市場から資金の流出が止まらずに
金価格が下落を続けていましたが、9日時点の保有残高が2か月ぶりに
増加したことが判明。ETFからの資金流出が止まったことも材料でしょうか。

しかし、このまま金価格が底入れして上昇トレンドを描けるか、という問いに
小針さんは金価格は1923㌦の高値から1179㌦まで744㌦下落したが、
その下落率は44%で中途半端。半値押しとなるなら(50%下落)となるなら
高値から835ドル下げる可能性を残しており、それであるならば
1088㌦までの下落の2番底もある?!

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きださいね。

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GoldETFからの資金流出止まらず [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.08/07 大橋ひろこ 記事URL

日経平均は今年4番目の下げ幅を記録。夏休みムードで商いが細る中、日本株市場は9日のSQ算出を控えてボラティリティの高い値動きとなっています。ドル/円相場も一時96円台へと円高ドル安へ。昨晩の米国の株式市場でダウ平均が2日続落、緩和縮小開始時期を巡ってマーケットが神経質となる中、金相場も上値の重い展開が続いています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオーバルネクストアナリス東海林勇行さんに
金相場の見通しと今後の展望を伺いました。

金市場には買い材料が見当たりません。
スパイダーGOLDのETF残高は2012年のピーク時には1353tもあったのですが、
最新のデーターでは915tまで減少しており、400t余りも流出しています。

もともと夏場はアノマリー的にも金相場に動意のない時期ですが、
秋口からはインドの買いが旺盛となってきて、年末に向けて上昇する、
というのが例年のサイクル。しかし、今年はインドの買いには期待が
出来ないと東海林さん。


インドは貿易赤字を縮小させるために金の輸入規制をかけており、
インドからの買いが鈍っているという状況です。
中国からの買いは旺盛なものの、それだけでは価格を支える要因としては
弱い。積極的に金

が買われる地合いではなく、投機筋が市場に
戻ってこないことには、金が再び注目を集めることはなさそうです。

スクラップと呼ばれるリサイクルの金は去年1600tに対して
今年は300t程度しか出てこないという予想。
金価格が下がってしまったために売り物が出てこない状況なのですが、
とはいえ、全体でみれば需給は緩い環境となっています。

金とプラチナのスプレッド(価格差)も金価格がプラチナ価格より
安く、その鞘が拡大傾向にあります。
金が安すぎるのか、プラチナが高いのか?!
東海林さんの解説をお聞きくださいね。

WTI原油上昇と投機筋ポジション [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.07/24 大橋ひろこ 記事URL

17日のバーナンキ氏半期議会証言の後から、早期QE3縮小観測が後 退しドル安進行となっています。

参院選自民大勝で、材料出尽くしの売りなり、今後の期待での買いなりもっとダイナミックにトレンドが出るかと思われたドル 円相場も膠着気味。選挙結果の好材料よりも、米国の出口観測のほうにマーケットの関心が集まっているようなムードですが、大きなイベント、材料をこなして しまってすっかり夏休みムードに入ってしまったような地合いでもありますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

市場のボラティリティは低下気味でさすが、ドル安傾向にあるためコモディティ価格は上昇基調となってきています。金価格も一時は1200ドル割れまで売り込まれましたが、1340ドル近辺まで戻ってきています。

金価格がここにきて大きく戻りを入れているのは、ドル安傾向であることに加え、膨れ上がった投機筋の売りポジションが買い戻されていると菊川さん。決して金 市場にポジティブである材料が飛び出したわけではないため、更なる上昇には更なるドル安が必須となってくるかと思われますが、しかし、それでも出口論議が 出ているのは米国だけであり、もっとも引き締めに近いドルがいずれ買われるだろうと予想されます。

となると、金の上昇が長期化することはなさそう・・・。


そしてWTI原油価格も上昇してきています。

菊川さんはここ数週間、原油在庫が急激に減少しており、製油所の稼動も旺盛でガソリン需要が増加傾向に あると指摘。当初、シリアやエジプトなどの地政学要因がキッカケとの指摘が多かったのですが、このところは需要の増加という実態も伴ってきているようで す。

この背景には米国がガソリンの最重要期であるドライブシーズンに入っていることなどが考えられますが、金市場動揺、短期筋のポジションがパンパンにロ ングに傾いているため、手じまい売りが入った時のリスクについて解説くださいました。投機筋ポジションが偏りすぎている状態には注意が必要です。


また、シェール革命で、米国は中東依存度が低下しカナダからの輸入が増加しているそうですが、カナダの天候不順によりカナダからの輸入が減少していることもWTI原油在庫低下の一因とか。


現在110ドルが抵抗になっているように見えますが、さてここからの推移は?
また穀物市場の動向についてもお話を伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。
写真は堂島ロールで有名なパティスリーモンシェールのシュークリーム。菊川さんからの差し入れです♪
 
産金会社、金のヘッジ売り取引再開?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.07/17 大橋ひろこ 記事URL

17日ブルームバーグが「産金会社、強気相場で解消のヘッジ取引再開」という記事を配信しています。金の生産会社は、生産した金が上昇していけば利益になりますが、相場が下落を続ければ利益が減少してしまいます。金を生産するにもコストがかかりますね。コストに対して、金価格が上鞘でなければ儲けが出ないわけですが、金価格は1920㌦台の天井から800㌦近くも下落しており、今なお、上昇の兆しが見えてきません。金価格が下落を続けるとなると、生産した金の値下がりをカバーするために、先物市場で金を売って値下がり分をヘッジしなければなりません。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話しを伺いました。

 

90年代までは金価格は長期下落トレンドを形成していました。当時の金生産会社(鉱山会社)は先物市場で金を売って下落分をヘッジしてきましたが、2000年台に入って金価格は大転換、12年にもわたる上昇トレンドを演じました。産金会社は金が上昇すればヘッジの必要はありませんね。2000年台に入っては産金会社のヘッジ売りを外していきます。2010年には投資家と産金会社はヘッジ取引の解消に少なくとも100億ドルを投じたとされています。売りヘッジが解消される過程で買い戻された金価格はさらに上昇するといった塩梅でした。

 

しかし、金は昨年10月から下落トレンドに入ってしまっています。タイ最大の金鉱山を運営するキングスゲート・コンソリデーテッドのCEOは「金相場が上昇すると予想していればヘッジ取引を行わないが、下落を見込む場合に実施するとし、ヘッジ取引を検討していることを明らかにしています。

 

ロシア2値の産金会社ペトロパブロフスクとオーストラリアのオシアナゴールドはすでにヘッジ取引を再開していると報じられています。

 

今後こうした産金会社のヘッジ売りが増えてくれば金価格の上値がますます重くなってきますが、ここから金市場に買い材料はないのでしょうか。

 

今日は森さんに、今夜のバーナンキ氏による半期議会証言、中国やインドなどの実需、COMEX投機筋のポジションやETF残など金を取り巻くあらゆる材料から金相場の今後を伺っています。

詳しくはオンデマンド放送をお聞きくださいね。

トウモロコシ受粉遅れは波乱要因となるか?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.07/12 大橋ひろこ 記事URL

今年2月、TOCOM東京商品取引所には大豆やトウモロコシなどの穀物・農産物銘柄が加わりました。

ということでマーケットトレンドでは現在木曜日に農産物、穀物取引の基礎知識をお送りしていますが、専門家の目で今後を展望いただく金曜日にも、穀物業界の専門家として著名なコンチネンタルライスの茅野信行さんんいご出演いただけることとなりました。今後定期的にご出演いただき、穀物相場の展望を伺っていきますのでご期待くださいね。

さて、2012年は熱波、干ばつから大豆やトウモロコシなどの価格が大暴騰しましたが、今年2013年は豊作予想につき価格は下落傾向、非常に落ち着いています。


ただし、穀物相場を見る上では「限月」に注意してください。
昨年取れた穀物を取引する限月と、
今後作られる今年の穀物を取引きする限月では
チャートの形が全く違います。

現在、期近物といって、受け渡し・納会が一番近い限月は7月限。
今、7月ですね。つまりこの7月には納会を迎えなくなってしまう限月です。
現在この7月限は急騰しているのです。

この7月限は「旧穀」と呼ばれています。つまり「昨年作られた穀物」。
そして、「新穀」と呼ばれる「今年これから作る穀物」相場は
トウモロコシが12月限、大豆が11月限からとなっています。
こちらのチャートは大きく下落しています。

7月限のチャートと、12月、11月限のチャートが全く様相が異なるのは
何故なのでしょうか。

旧穀限月は不作の影響で在庫がなく、物がない状態だから高い。
新穀限月は豊作予想につき物が増えるだろうという思惑で安い。

ということですね。

そして新穀限月のチャートが下落傾向で今年の天候相場は波乱が
ないようなムードに包まれているのですが、果たして
「新穀」の収穫を迎える10月頃まで、この旧穀の在庫で繋いで
行けるのかどうかを不安視する見方も出てきています。

というのも、現在のトウモロコシは
天候相場でもっとも重要な「受粉期」を迎えています。

受粉はわずか1週間から10日の間の、しかも「午前中」に行わなければならないという
極めて局所的なタイミングで成功させなければなりません。

この受粉期に上手く受粉ができないと単収が低下、不作となってしまいますが、
今年は平均すると10日ほど、受粉が遅れていると茅野さんは解説くださいました。

受粉が遅れると収穫までの間の日照時間が足りなくなる可能性も出てきます。
受粉の遅れは現在相場にあまり織り込まれていませんが、
もしこの影響で、新穀も不作となる予想が出てくると、相場の急変のリスクも。

旧穀在庫はカツカツで新穀が出回るまでに持つかどうかも懸念されているというのに、
新穀の豊作予想が覆ってしまったら・・・?!

というようなリスクも孕んだ今年の穀物相場。
まずはトウモロコシの受粉が大きな問題にならないことが焦点となります。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

金、4-6月期25%下落で過去最悪の下落率 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.07/10 大橋ひろこ 記事URL

金価格は4-6月期は25%下落。1970年代に現在の形の金取引が始まって以来、四半期では過去最悪の下落率となりました。FRBが資産買入れ枠を早期に縮小するとの思惑がマーケットに広がってから、ますます金弱気に拍車がかかっているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

小針さんは、足元ではまだまだ下値が確認できない状況にあるが、
金の超長期トレンドはまだまだ終わっていない。後10年は金が上がるとみている、とお話しくださいました。
この展望はサイクル面からだとのことですが、日本がインフレ率を上げる政策を採っているということが、
近い将来インフレヘッジとして再び金が注目されることに繋がるだろうと指摘します。

しかしながら、まだまだ現在は金の底入れが確認できない状況。
小針さんは金相場は高値からの3分の1以上も下落しているが、
現在は半値押しに向かっているものと考えられる、とし、、
1999年から2011年までの上昇幅(253㌦から1923㌦の上昇幅は1670㌦)
に対しての半値である835㌦下落のシナリオが描けると、
金の半値押しレベルが意識される展開だとお話しくださいました。
1923㌦から835㌦下落するというシナリオだと、下値目処は1088㌦。。。

今は、米国の緩和縮小の思惑からドル高傾向、これがコモディティ価格を
全般抑えてしまっています。これが金価格の下落につながっているとするならば、
ドル高が落ち着かないと金市場に再び資金が戻ってくることはないと思われますが、
さて、ここからのシナリオは?!

また、プラチナは南アフリカの鉱山ストが報じられていますが、
これを材料に価格が押し上げられるということもありません。
そもそもの需給要因からは中国の景気減退、欧州の景気低迷など
プラチナ価格を押し上げる要因は見当たりませんが、
ストライキからの供給懸念がなかったら、価格はもっと安くなる
可能性も?!

さて、ここからのプラチナ価格の見通し、金価格見通し
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きください

WTI原油価格上昇の背景にある地政学要因とは [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013.07/05 大橋ひろこ 記事URL

WTI原油価格は100㌦ドル台での推移。今週発表されたEIA週間在庫統計では在庫が輸入が急減して原油在庫は1000万バレル超減少したことも支援材料となりました。原油在庫全般は3億8400万バレルを下回り、3月以来の低水準。市場予想は230万バレルの減少を見込んでいました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は資源・食糧問題研究所の柴田明夫さんに「原油価格を支える中東の新たな動き」というテーマでお話しを伺いました。今週はWTI原油の急減という材料が原油価格を支えましたが、柴田さんは、原油在庫がタイト感が出てくるのは3億バレルが分水嶺。3億バレルを超えている現状において需給のひっ迫感はありません。OPECも日量3000万バレル生産を続けており、需給側面からは100㌦を超える高値は考えにくいのが現状です。

柴田さんは中東情勢を巡る動きが原油価格を支えていると指摘します。舞台はシリア、イラン、トルコ、エジプトで、背後にイスラエル、アメリカ、ロシアとの関係ということで、今回はこの地政学要因について詳しくお話しを伺いました。

 

第1:シリアの内戦、一段と長期化の様相に。
2010年チュニジアから広がったアラブの春で、リビアのカダフィ政権が、エジプト、ムバラク政権が倒れ、シリアのアサド政権も時間の問題だと思われていました。しかし、レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が、シリア政府側への軍事介入を表明。イランも4000人の革命防衛隊をシリアに派遣しています。また、ロシアがシリアに最新型対艦ミサイルを供与と、周辺国が武力と武器供与することでアサド政権が力を増しており、問題が長期化しています。また、米国はアサド政権が反体制派や一般市民に対し化学兵器を使用したと非難しており、シリア反体制派への武器支援を拡大していく方針。。。。ということで、双方への武器供与がエスカレートすれば、いずれテロリストの手に渡り世界中がテロの脅威にさらされる恐れが高まっているものと思われます。

 

第2:イランのウラン濃縮問題。

対欧米強硬派であったイランのアハマドネジャド前大統領が2期8年の任期を終え、大統領選挙では保守穏健派のロウハニ氏(最高安全保障委員会元事務局長)が、保守強硬派のガリバフ・テヘラン市長を大差で破ったことで、市場では、穏健派の大統領の誕生で欧米との関係が修復され、ウラン濃縮、核開発政策に歯止めがかかるとの見方もあります。実際、ロウハニ時期大統領(8月就任予定)は、選挙後の記者会見で、核計画について「より透明な形で示す用意がある」と発言しIAEA(国際原子力機関)などの査察を積極的に受け入れる可能性を示唆しています。しかしロウハニ氏も核開発推進派。核開発政策は最高指導者ハメネイ師の専権事項。20%のウラン濃縮停止が実現される日は全く見えていない。そう簡単ではないようですね。むしろ国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国が、行き詰まっていたイランとの協議再開を図ろうとする間、イランが濃縮活動を進める時間的猶予を得ることにもなるということで、あまり時間をかけるわけにはいかないのですが...。

 

第3:トルコ情勢。

イスタンブールの中心タクシム地区ゲジ公園の開発計画に多くの市民が反対、これを警察が力づくで解散させたことから、エルドアン政権(AKP)の強権的政治と最近のイスラム化政策に反対する全国的な暴動へとエスカレートしました。

トルコは地理的にヨーロッパとイスラムの緊張地帯のはざまにあって、アタティルクによる1923年の共和国建国以来、政教分離による世俗主義が国是。しかし、エルドアンは最近、公園へのモスクの建設や酒類の販売規制、広告規制など新たなイスラム化政策をとりだしたことが発端です。

またトルコの地政学的問題の1つにあるクルド人問題。総人数2500万人以上と言われるイラン語系のクルド人が、トルコを中心に、イラン、イラク、シリア、アゼルバイジャンなど数カ国に分散していますが、長く迫害を受けてきました。しかし、2005年この地域にバクー・ジェイハン石油パイプラインが建設されて以来、クルド人問題もエネルギー安全保障という問題と絡んで勢いづいているようです。

 

弟4:エジプト情勢

1年前に民主化選挙で選ばれたムスリム同胞団のモルシ政権に対する反政府運動激化。軍はモルシ大統領を解任しています。目下このエジプトのデモが原油価格を押し上げていると見られています。

 

柴田さんは4つの動きがいつ連動してもおかしくないとし、これを材料にして投機筋がNYMEX原油先物市場に流入していると指摘されています。詳しくはオンデマンド放送で柴田さんのお話しをお聞きくださいね。

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