ゴムは底入れしたのか?急反騰の背景 [大橋ひろこコラム]
2014.11/12 大橋ひろこ 記事URL

日銀によるサプライズ量的緩和バズーカ2や、にわかに動き始めた政局。消費税増税先送りで衆院解散総選挙の噂で、ドル円相場はあっという間に116円台にまで上昇してきました。アベノミクスはデフレ脱却を掲げていますので、物価が上がるのは仕方がないとはいえ急激な円安進行で「値上げ」の報道も相次いでいます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

ワインや即席麺などがこの秋から冬に次々に
値上げされますが、UCCも11月からレギュラーコーヒー値上げすると発表。
約70種類の価格が約25%上昇します。

味の素もレギュラー・コーヒーを20~30%、
キーコーヒーも平均6%の値上げに踏み切りました。

ということで、コーヒー価格の値上げ幅が大きいのですが、
ただし、コーヒーの場合は、円安ということだけではなく、

原料のコーヒー生豆の高騰も影響しています。
世界最大の生産・輸出国であるブラジルで干ばつが続き、
来年の収穫高が減少するとの観測が高まっているのです。

更に、メキシコやエルサルバドルなど中米の国々で
病害虫が発生が頻発してコーヒー豆生産の減少が
懸念される事態に。供給への懸念が生じていることが
価格高騰に繋がってしまっています。

加えて、主な消費地である米国や欧州、
日本でコーヒー消費量が増えている上、
中国を筆頭とした東南アジアや世界の新興国での
コーヒー需要が増えていることから需給が逼迫して
思惑で買われやすい地合いになっているのですね。

コーヒー相場は、国際指標のNYコーヒー相場は、
10月に一時225セントまで上昇し、
昨年11月の安値101セントから約1年をかけて
2倍以上に値上がりしています。

ブラジルの干ばつの影響は、コーヒーだけにとどまらず、
同じブラジルの主力農産物である砂糖相場の上昇をもたらし、
更には大豆相場の高騰にもつながっています。

シカゴ大豆は10月28日時点で10ドル34セントに達し
月初の9ドル04セントから14%値上がりしました。

米国産は過去最高水準の豊作ということで、
豊作を織り込む形で価格下落が続いたのですが、
南米産穀物の天候相場期にはいり、
米国産穀物の豊作は完全に価格に織り込み、
底入れしたものと見られます。

大豆が上昇することでトウモロコシや小麦も上昇するという構図ですね。

そして、同じく長らく続いた下落相場から反発しているのがゴム相場。
今日はサ15時前、上げ幅が5円に達し取引が一時中断する
サーキットブレイカーが発動。

取引再開後には5.5円高の205.8円まで一時上昇しました。

ゴム相場はいよいよ大底形成となったのでしょうか?
需要面は好調です。米新車販売台数が好調を維持、
タイヤ向けの天然ゴム消費は増加傾向にあります。

10月の米新車販売台数は、前年同月比6.1%増の
128万1313台で10月としては2004年以来、
10年ぶりの高水準。

供給面でも変化があるようです。
歴史的な大幅安となり生産各国が採算割れを強いられる中、
天然ゴム生産離れが加速していると小針さん。

インドネシア・ゴム協会はTSR(ブロック状ゴム)の販売に関して
生産コストであるキロ当り150セント以下では販売しないように
通達しているのだそうです。

つまり、コスト割れ価格では市場にモノが出てこない状況に。
また、天候不順、大雨の影響でタッピング作業に支障が
でていることでの供給不安も価格を支えているほか、
タイ政府が援助金まで出して推進しているパームオイルへの
転作の動きや家具用として天然ゴム樹の一部を伐採して
売る動きなども出ているそうです。

需給も締まってきています。いよいよ上昇トレンドに入ったのか?
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。


1180ドルサポート割れで金急落 [大橋ひろこコラム]
2014.11/05 大橋ひろこ 記事URL
10月FOMC、日銀の追加緩和を受けてドルが大きく上昇していますが、ドル建て金価格は重要な節目となる1180ドルをも割り込み下落トレンドが鮮明となっています。1180ドルの水準は昨年2013年6月30日と12月31日につけたW底形成のポイントで、この10月に1度この水準をトライした際にはリバウンドを見せ、トリプル底形成か?とも見えなくもなかったのですが、、、こうした重要なポイントを割り込んできたことで、金相場の下値が見えなくなってしまいました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はインベステック 調査情報グループの森成俊さんに
金市場の動向と今後の見通しを伺いました。

まずはこの急落の背景に何があったのか。

10月のFOMCでは予想通り量的緩和策が終了したことと、
声明の内容が予想よりタカ派だったことで、米金利の
早期引き上げ観測が台頭、ドル高が進行したことで
金市場からドル資産への資金移動が起こりました。

価格下落によって需要が増加し、コモディティとしての側面からの
買いは期待できるものの、投資対象としての人気は後退した格好です。
加えて昨今の原油相場の下落も弱材料ですね。

テクニカル的には支持線であった1,180ドルを割り込んだことで
次の抵抗となりうる支持線が2010年7月の安値1,157.25ドルと見られます。
200日移動平均線が通る1,218ドルから約9%下に乖離していることから
現状の水準には売り過剰感はあるものの、チャートは悪化しており、
戻りが入っても1,180ドル、1,200ドル、1,218ドルは上値抵抗線として
意識されていくとみられます。


9月19日にGFMSが発表した「ゴールド・サーベイ2014アップデート1」
では、2014年下半期の金価格見通し平均は1,250ドル。
価格下落により同期の現物需要は2,109トンに増加するとの予想ですが
ただ2014年は4,174トンとなり、2010年以来の低水準予想。


一方、下半期の鉱山生産は0.3%減の1,621トンで、
供給合計は2,143トン。2014年の供給は4,248トンとなり、
需給は74トンの供給過剰の見通しとなっています。
投資家の買いがなければ1,200ドルを目指すと予想されていましたが、
ドル高の進行を受け、予想の下限を下抜いてしまいました。

世界12カ国に上場する投資信託ETFの金現物保有高は
今月4日現在、1,079.17トンでした。
9月1日現在の1,134.99トンから約5%の減少です。
世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は
今月4日現在、738.82トンとなり9月1日現在の795トンから
約7%もの減少となりました。ETF市場からも資金が流出していることが
確認できます。

では投機筋動向はどうでしょう。
大口投機家の買い越しは9月30日現在、6万4,870枚まで減少
したのですが、、、10月21日現在、10万7.984枚まで再び増加しています。
短期筋も積極的に売り仕掛けているようです。

しかしながら、東京の円建て金価格は円安効果でほとんど下がっていません。
ドル建て金価格が大きな下落となる一方で、ドル円も大きな上昇となっており、
TOCOM金チャートはすっかり膠着してしまいました。

東京金先限は10月6日の安値4,176円が支持線となっており、
現在4,200~4,300円のレンジ相場を形成しています。
この傾向は継続するでしょうか?
ここからの見通しは?

詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

10月原油価格下落の3つの要因 [大橋ひろこコラム]
2014.10/29 大橋ひろこ 記事URL


今週いっぱいで10月も終わります。この10月はマーケットが大荒れでしたが、商品市場では10月1日から金や穀物価格が反騰開始。上昇となりました。

しかし原油価格は10月に入って下落が加速しており、WTI価格は一時80ドルの大台を割り込む局面も見られました。なぜ原油価格は下落が続いているのでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今回はコモディティー インテリジェンス 代表取締役社長の
近藤雅世さんに原油価格が下落した3つの要因と題して
お話を伺いました。



①世界景気減速懸念

10月はIMFが世界経済見通しを下方修正、FRBも9月のFOMCで
世界景気に懸念を示していたことが議事録によって明らかとなり、
マーケットは世界の景気の減速を強く意識することとなりました。

Bank of America Merrill Rynchのファンドマネージャー調査によりますと
今後1年で世界の景気は良くなるというファンドマネージャーは
8月には52%いましたが、9月は32%に▲20%減っています。

その主な理由はこの10月にも米国のテーパリングが終了し、
QE3という量的緩和政策が打ち止めとなることから
いよいよ、米国においては利上げの思惑が広がるだろう、というもので
欧米の株式投資を縮小するというファンドマネージャーも増えていると
近藤さん。

今夜FOMCの結果が公表されますが、恐らくテーパリングは終了
するものと思われますが、イエレン議長の記者会見がないため、
今回は大きな政策の転換ととらえられるような内容にはならない、と
見る向きも多いようですが、米国が出口に向かっていることは
これまでの過剰流動性マネーの減少につながるということですので、
原油なども売られやすい地合いだったと言うことでしょう。

国際エネルギー機関は9月のOil Market Reportで
4ヶ月連続で世界の原油需要を引き下げました。
需要が伸びていないことが原油の下落に繋がっているようです。


②減産できぬOPEC

北米のシェールオイルやオイルサンドの供給が急増する中、
価格を維持するためにはOPECが原油生産を調整(削減)する
必要があるのですが、現実にはリビアの生産回復などで
全体的にはOPECによる原油生産は増産傾向にあります。

近藤さんはOPEC諸国の収入は原油の売却収入がほとんどであるため、
原油価格が下がったら、増産して収入を殖やしたいという国が多く、
減産に耐えて価格を維持することはできない、と解説くださいました。

Citi Bankの試算では、
サウジアラビアのFinancial Break-Even Priceは90ドル前後に上昇しており、
現在の価格では歳入が減少して財政赤字になるものと思われます。

ただ、サウジアラビアは歳出規模の3年分に相当する7500億ドルもの
外貨準備があるので財政難にはなりませんが、
イランやイラクは100ドルを超えており、
リビアは180ドル、ベネズエラ160ドル、ロシアは100ドルと試算されている
ことから、昨今の原油価格(80ドル前後)では産油国の財政は非常に
苦しい、、、赤字であることが分かります。

OPEC産油各国は外貨収入が欲しいために増産、
増産すれば、需給が緩んでさらに原油価格が
下落してしまうというスパイラルに陥ってしまっているようです。

③ファンドの売り残増加

金や穀物相場は9月までの下落で積みあがったファンドのショートポジションが
10月相場で買い戻されて、反転していますが、
原油市場ではショートポジションは積みあがったままだそうです。
これがいずれ買い戻されることから、原油価格は近い将来
反発に転じると近藤さんは指摘します。

ここからの原油相場、是非オンデマンド放送で近藤さんの
解説をお聞きくださいね。

10月金価格1180ドル安値から1250ドルへ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2014.10/22 大橋ひろこ 記事URL

10月に入って大荒れのマーケット。
株式市場は大幅下落を強いられ、債券市場に資金流入。商品市場でもWTI原油価格が80ドルの大台を割り込む急落に見舞われました。
為替市場では一人勝ちだったドル高の是正によるドル売りで、国際金価格は底堅く推移していますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
インベステック調査情報グループ東海林勇行さんにお話を伺いました。

金価格は10月6日に1180ドルまで下落、
この水準はとても重要なポイントです。

昨年6月30日と12月31日に、同じく1180ドル台まで
下落してから反発しました。

つまり今回10月6日のこのレベルで
トリプル底を形成したことになります。

その後金価格は昨日10月21日に向けて1250ドルまで上昇してきました。
これで本格的に大底を入れたと考えていいのでしょうか。


今回の金の戻りは、株式市場の波乱で株式市場からリスクマネーが
金市場へ逃げてきたことによるもの、とする見方もできますが、
東海林さんは実需、インド勢の買いも大きかったと解説くださいました。

インドは10月23日からディワリという光の祭が5日間に渡って行われます。
この祭りでは金が売れるため、金販売業者がこの祭りに向けて金を調達
する需要期にあたるため、この金買いが旺盛だったようです。

しかしながら、最大の金の需要国へと躍り出た中国は昨今景気の減速が
懸念されており、今年は中国からの金需要が落ち込んでいるといいます。
1200ドル割れでは中国からの買いも見られたものの、価格が上がってくると
買いが減少しているといい、中国は安くなったら買うというスタンスを
明確にしています。1250ドル近辺まで上昇してきたことで、
ここからの中国買いのサポートは期待薄のようですね。

また、このところの混乱で、株から流出したマネーが金市場に入ってきたという
側面がある反面、昨日21日の金の上昇はECBが社債の購入を検討しているといった
欧州の追加、量的緩和策への思惑からのものだったことを考えると
米国のFRBが今月10月でテーパリングを終了させる見込みであることで
株が売られたとするならば、緩和終了でも金買い、欧州による新たな緩和への
期待でも金買いであったことになり、どのような材料にでもポジティブに反応する
センチメントへと変わったと見ることもできるのではないでしょうか?

ECBの追加緩和政策への思惑でユーロ安ドル高となったにもかかわらず
金が売られず、むしろ買われたという地合いの良さは、今後も
金が堅調に推移する可能性を秘めている本当にのではないか?
という気もするのですが、しかし、米国が今月QE3を終了させ、
いよいよ金利引き上げ時期がマーケットの主要因となってくると
やはり頭を抑えられるのかもしれません。
東海林さんの見方は慎重です。

ただし、TOCOMの円建ての金市場はドル建て金が1200ドルを割り込む
下落に見舞われても、円安によるサポートで4000円台を割り込むことなく
長いこと膠着してしまっています。

為替市場の110円の大台から105円台へと大きな修正がありましたが、
この間ドル建て金市場が上昇したことから円建て金には大きな影響は
ありませんでした。むしろ、ここから円安再開となれば
円建ての金はレンジをブレイクして上昇する可能性もあるのでは?

詳しくはオンデマンド放送で東海林さんの解説をお聞き下さいね。

LNG市場って?!LNG価格推移 [大橋ひろこコラム]
2014.10/15 大橋ひろこ 記事URL
LNGの輸入増が日本を貿易赤字国に構造的な変化をもたらしています。LNG輸入コストの高止まりに歯止めを掛けるため、経済産業省が旗振り役としてLNGとしては世界初の先渡し市場が開設されました。JOE(Japan OTC Exchange)、LNGのOTC相対取引の市場です。決済価格としてマーケット・トレンドにも定期的にご出演いただいているリム情報開発の価格が採用されています。そこで、今日はリム情報開発のLNGチーム編集記者の植村和司さんにLNG市場を価格についてお話を伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

LNGはLiquified Natural Gasの略称で、正式名称は液化天然ガス。
その名のとおり、天然ガスを液化したものです。
その殆どが火力発電の燃料、および都市ガスの原料として消費されます。

東日本大震災後、原発の稼働停止で火力発電エネルギーとして輸入が急増しています。
2010年まではLNGの年間の輸入量は5000~6000万トン台で推移。
ただ震災の発生した2011年には一気に7000万トンを、
2012年には8,000万トンを突破しました。

輸入量の増加とともに、総支払額も一気に上昇しました。
2010年までは3兆円強だったものが、2011年に5兆円弱まで急上昇し、
2012年に6兆円、2013年には7兆円を突破し、年々増え続けています。
このLNG輸入増加が日本の貿易赤字の主因ですが、円安になればなるほど、
総支払額も上昇してしまうというスパイラルに陥ってしまっています。

できるだけ安価なLNG輸入が急務であると思われますが、
JOE市場の発展に期待したいところですね。

LNGは長期契約がほとんど。
売り手は産油国中東・東南アジアなどの国営企業、欧米の石油メジャーで、
買い手は電力会社や都市ガスなどの企業。
実需が全てであり、取引される規模が大きく流動性が高いマーケットではありません。

相対取引ということになりますので、原油やガソリンのように実需から投機家まで
幅広いプレーヤーがいる市場ではないため、国際指標というものが存在しません。
LNGチャートをググってみても出てこないのはそのためです。
(天然ガス市況との相関もそれほど高くはありません)


ちなみにLNG市場では通常、百万英国熱量単位、
通称mmBtuという熱量の単位で取引されています。
LNG船1隻でだいたい6~7万トンを積み込むことが可能で、
これを1カーゴという単位で取引されているのですが、
このLNG船一隻で180万世帯(一か月)の電力が満たせるということです。

リム情報開発では、-北東アジア、インド、中東、欧州および大西洋圏など
世界の主要なスポット市場を網羅してLNG価格を出しており、
これがJOEに採用され今後の取引の指標となっていくのですが、
では今、LNG価格はどのように推移しているのでしょう。

LNGリム価格北東アジア(日本、韓国、台湾および中国)着のスポット相場は、
年初に20ドル強まで上昇していた相場が、3月頃から急落10ドル近辺まで安値がありました。

背景には、韓国で相次いで原発の稼働が再開され、火力発電用としての
LNG需要が急減したことや、
韓国ウォン高による景気減速で、産業向けのガス需要が大幅に低下
したことなどの需要面の減少が一因。


供給面でも米メジャーのエクソンモービルが手掛けるパプアニューギニアプロジェクトが、
予定よりも6ヵ月も前倒しで稼働開始し、わずか2ヵ月足らずで公称生産能力に達したことで、
北東アジアのスポット需給が大きく緩んだことが挙げられます。

しかし、9月頃からは冬場の需要が意識され始め、反発基調あります。
足元では12月に到着するカーゴが商談の中心になっており、
相場は14ドル前後で推移しています。


やはり冬場には需要増の思惑で価格が上がるものなのですね。
現在、需給が緩和状態で原油価格は大きく崩れていますが、
LNG価格はこうした外部要因はあまり影響がないようですね。
詳しくはオンデマンド放送で植村さんの解説を聞いてくださいね。

プラチナ急反騰、買い材料は存在するか [大橋ひろこコラム]
2014.10/08 大橋ひろこ 記事URL

プラチナ価格が派手な動きを見せています。
NYMEXCOMEXのドル建て価格は10月6日、1200ドルの大台をも割り込む下落となりましたが、急反発。7日火曜も大きく買戻しが入って1240ドル近辺まで回復しています。TOCOMの円建て先物価格も3日金曜に先物8月限価格が163円安、週明け6日月曜146円安と大幅下落が続きましたが、7日火曜には149円高、8日水曜も70円近い上昇となっています。下落が続いたプラチナ市場、底入れは近いのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

小針さんは、週明けからの上昇は自律反発である可能性が大きく、
プラチナを取り巻く環境はまだまだ買い材料が見当たらないと解説くださいました。

1月から半年余りも続いた南アフリカの鉱山会社のストライキで
プラチナ生産が止まり、供給に懸念が生じるだろうとして
春先から夏場にかけて買いが膨らんだプラチナ市場。
しかし、地上在庫が豊富で需給にタイト感が出なかったことで
プラチナ価格は期待に反して下落し、こうした買い方のポジションの
整理が続いています。この週末から週初にかけての下落で
こうした買い方のポジションの整理が出きったかというと、、、、
まだまだしこり玉は残っていると小針さん。

こうした高値でつかまった買いポジションが出きらないうちは
戻り局面でもやれやれの売りが出て上値は抑えられてしまいますね。

また、このプラチナ価格の大幅下落の背景には南アフリカの通貨
ランド安があると小針さんは指摘されます。

南アフリカランドはドル高で新興国通貨が売られやすいのに加え、
主力産業である金属鉱山でのストライキの影響で経常収支が悪化してしまっています。

南アランドとプラチナのチャートを比較してみると
綺麗に相関しており、ランド安が止まらないうちは
プラチナ下落も止まらない可能性もあるかもしれません?!

それにしても、プラチナの生産コストは1400ドル近辺と指定されて
来ましたが、1400ドルどころか1200ドル大台割れまで示現。
金価格との差もかなり縮小しています。
希少性からプラチナ価格は金より高いとされていますが、
金価格が1200ドル近辺で推移しており、ほぼ同じところまで
プラチナ価格は下がってきてしまいました。

今日は青色発光ダイオードを発明した日本人3名にノーベル物理学賞の
受賞のニュースがありましたが、新技術が世の中を変える、ということが
コモディティ市場へのインパクトとなることも・・・。

この6月には九州大学などの研究グループが
燃料電池として使われるプラチナの代わりに微生物が作る物質で
効率的な電極を開発したと発表。
プラチナに頼らない新しい燃料電池につながる可能性があるとして注目されています。

昨年2013年6月には群馬大大学院工学研究科の尾崎純一教授が
プラチナに代替する新触媒としてカーボンアロイ材料を開発、
日清紡ホールディングスとの共同研究で実用化を急いでいるというニュースもありました。

2011年3月にはケース・ウェスタン・リザーブ大学の化学工学者が
PDDA(ポリ塩化ジアリルジメチルアンモニウム)ポリマーで
燃料電池触媒としてプラチナと同程度の発電効率を発揮することを発見。
プラチナの650分の1の価格で同レベルの発電効率を得られる新触媒を開発した
というニュースが。

遡れば2008年には昭和電工が酸化物系非貴金属触媒プロジェクトに参加し、
固体高分子形燃料電池(PEFC)用触媒として
現行の白金などの貴金属に替わる代替触媒の開発に成功したと発表しています。


こうした新技術が実用化に向かえば、プラチナの工業用需要は
大きく減少していくと思われ、こうした構造的大変化が
プラチナ市場にインパクトとなることがあるのではないか。
まだまだ、市場に織り込まれている要因であるかどうかはわかりませんが、
これまでのような生産コスト、金との比価という観点からだけで
プラチナを割安と判断するような時代から大きく変わる可能性があるのかもしれません。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

金利上昇局面でも金価格上昇していた?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2014.10/01 大橋ひろこ 記事URL
マーケット・トレンド、今週1週間は虎ノ門金刀比羅宮の神楽殿から公開生放送!虎ノ門のご当地キャラクタ―カモ虎課長と一緒に学ぶコモディティ投資。今日はちょっと寒いくらいに風が強い1日となりましたが、お集まりくださいましたみなさん、ありがとうございました。

ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日のコメンテーターはマーケットアナリスト菊川弘之さん。

10月1日、ドル円相場が110円にタッチする局面がありました。
この1ケ月で一気に6円あまりも円安が進行したことになります。
菊川さんは、減価する円をヘッジできる「円建ての金」の投資妙味に
ついてお話くださいましたが、確かに円建ての金価格は円安効果で
下落を免れていますが、ドル建て金価格は下落基調が鮮明です。
ドル高ですから、国際商品価格は下がってしまいますね。

ところが!

菊川さんは貴重なデーターをご提供くださいました。
チャートは米FF金利とNY金の推移。

青のバンドで示した期間が米国が利上げを行っていた時期。黄色の折れ線グラフが金の価格推移です。

金利が上がれば金利のつかない金は売られる。
米国は来年にも利上げに踏み切るとされているため、金が上昇する時代は終わった。。。。こんな見通しが大勢となる中、この相関を見ると、1999年そして2000年、金利が引き上げられていても金価格が上昇していることがわかります。

2004年以降は金利がコンスタントに上昇していたにもかかわらず
金価格も上昇を継続していたことが確認できますね。

これは一体どういうこと?
今、金市場は来年にも金利が引き上げられることを嫌気して
売られているのだとばかり思っていましたが・・・。

「マーケットは常に先に先に織り込んで動くものです」と菊川さん。
現在は、金利上昇の思惑で金が売り込まれていますが、
実際金利が引き上げられれば、その思惑からの金売りは終了する
可能性も十分にあることを指摘、水準として現在の金価格は
生産コストラインとされている1200ドル水準に接近していることなど
金市場を取り巻く環境、そして今後について解説くださいました。

この金利引き上げ時期と金価格のチャート、
目からうろこでしょ。必ずしも金利上昇期に
金が下がるわけではないのです。

そして同じ貴金属銘柄ですが、足元での下落が大きいプラチナ。
今年1月から7月にわたって南アフリカの鉱山ストライキが続いたことで供給への懸念から大きくポジションが買いに傾いていたプラチナ市場。
実はストライキがあることは昨年から分かっていたということで在庫も十分に確保されていたことから、需給ひっ迫とはならなかったこと、また、欧州景気が振るわず、ディーゼルエンジンの触媒としてのプラチナ需要も伸びないことから、この買いのポジションが整理されているようです。つまり、投げが出ているということ。。。

TOCOM市場では、鉱山ストを囃して買われた頃に期先だったものが
現在、期中に回ってきているのですが、まだ玉整理が終わっていないとのこと。
これが、どんどん期近に近づいて行く過程でどの程度整理が進むのか、
当限となって納会を迎えれば、しこり玉となっていた買いポジションも
すべて整理されることとなりますが、それまでの間に上昇するのか?
といったところが注目されますが、現在の相場環境において
買い材料は見当たらず、こうした内部要因からはポジション整理の
下落が続きそうだと菊川さん。

ただし、買いでしこり玉を抱えてしまった向きは
先限でプラチナを売ることでヘッジしており、
(同限月での両建てはできないため)
先限にはショートポジションが膨らむという状況となっています。


ゆくゆくはこのショートが火種となり、ショートカバーによる
スケールの大きなプラチナ上昇局面到来となる可能性も秘めています。
ただしその時期は現在買い玉が整理されていない期中が
限落ちする来年になる・・・?!

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説、お聞きくださいね。

金、目先底入れ?!短期買いサイン [大橋ひろこコラム]
2014.09/24 大橋ひろこ 記事URL

金相場が冴えません。米軍がシリアを拠点とするイスラム国を初めて空爆したことを材料に金が買われる局面がありましたが、全般ドル高ということで先行きの見通しは弱気が大勢です。

みなさんご機嫌いかがでしょうか。
大橋ひろこです。
今回は投資日報社 林知久さんに
お話しを伺いました。


金市場には買い材料が見当たらない状況となっていますが、
テクニカル的に「金は短期で買い」だと林さん。


① 金と銀の異市場間ダイバージェンス


通常、金と銀はかなり相関が高い銘柄で、同じように動くのですが、
今回、銀が金価格を超えてオーバーシュートして下落しました。
チャートの上段が金価格で下段が銀価格です。
金価格は昨年6月に1180ドルまで下落したのですが、
現在の金価格は1200ドル台を守っています。
銀価格は昨年の安値をも割り込み、新安値更新となっていますね。
こういうチャートは「異市場間ダイバージェンス」と言って
金、銀どちらの銘柄にとっても強い買いサインなのだそうです。

② オシレーター指標のダイバージェンス

投資日報社が発行するMMAサイクルズレポート、
レイモンド・メリマン氏は15日スローストキャスティクスを
使っていますが、スローストキャスティクスは9月15日、
5%を切る水準まで下落してから反発し、上昇してきていますが、
金価格のほうは下落が続いている形でダイバージェンスとなっています。

この2つのテクニカルサインから見れば、金価格は短期的には
大きく反騰し上昇する可能性が出ているといいます。

23日はお彼岸でしたが、アストロロジーの観点からみても
23日から±3営業日は変化があるとされています。

サインチェンジと呼ばれていますが、いったんは金市場も
底入れとなるのでしょうか。

しかし、この上昇は短命で、早ければ来週末まで、、、
長くても10月末までくらいで終わると林さん。

アストロロジーでは10月5日から26日までは「水星逆行」期間。
通常この期間は相場が乱高下し、方向が見えなくなるとされていますが、
林さんによると、過去5回の水星逆行期に金価格がどのように動いたかというと...

なんと水星逆行開始の時間帯から最低で3日、長ければ逆行期間中ずっと
金価格は上昇するのだそうです。金市場にとって水星逆行期は
上昇トレンドが発生する期間だということです。改めて検証すると
なるほど、その通り、新しい発見ですね。

林さんは金価格は1300ドル近辺まで上昇する可能性を指摘するも
注意点としては昨年の安値1180ドルを割り込んだらこのシナリオは
総崩れとなるとしています。この点には注意が必要ですね。

というのも金には18~21週サイクルが存在するのですが、
また、このまま大底を入れて上昇する可能性はないのか伺うと、
上昇は短命で中期的には金はまだまだ下落のリスクがあると悲観的。

今週はまだ16週目、、、ということで、今回の短期買いのチャンスは
その下落サイクルの中の「強烈な戻り局面」に過ぎないということです。

林さんは今まさに新しいメリマンレポートを翻訳中とのことで、
そのレポートには下値の目途も?!
1000ドルに急接近するようなヒステリックな下落のリスクもあるようです。
詳しくはオンデマンド放送で林さんの解説をお聞きくださいね。

レイモンド・メリマン氏レポート
または投資日報社勉強会のご案内は投資日報社のHPへどうぞ。












ここで番組からのお知らせです。

「マーケット・トレンド」は今年12月で番組開始から10年!。

そこで番組では10周年を記念したスペシャルイベントを
東京は虎ノ門の金刀比羅宮で行います。

9月29日(月)~10月3日まで、毎日夕方17時から
「マーケット・トレンド」公開生放送イベントin金刀比羅宮神楽殿を実施します!

 

出演は:月:岡田晃さん(経済評論家)

   火:小次郎講師こと手塚宏二さん

    水:菊川弘之さん(コモデティアナリスト)

    木:岡安盛男さん(FXアナリスト)

    金:池水雄一さん(スタンダードバンク東京支店長)

 公開生放送後、番組特製トートバッグ、TOCOM特製金箔のおはしなどが当たる
 ミニゲームも実施しますよ~。

来場は無料です。
ゲストとして虎ノ門ご当地キャラクター「カモ虎課長」も参加し、
一緒に投資、経済について学びます。

「マーケット・トレンド」公開生放送イベントin金刀比羅宮神楽殿は
9月29日から1週間。虎ノ門の金刀比羅宮でお待ちしております。

■イベントWebサイト

http://www.radionikkei.jp/news/event/trend140929.html

パラキシレン、中国過剰投資で値崩れ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2014.09/17 大橋ひろこ 記事URL
パラキシレン、、、、ってご存知ですか?

私は今日始めてこの言葉に触れました。パラキシレンとはポリエステルの原料となる油種で、ガソリンを精製する際に抽出されるものなのだそうです。ペットボトルや衣類に使われているポリエステルにはこの「パラキシレン」が欠かせないものなのだそうです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発 石油化学チーム記者 北村卓也さんに
パラキシレンについて詳しく伺いました。

北村さんは番組初登場!
合成樹脂や合成繊維、その基礎原料となる石油化学製品に
関する価格情報をアジア中心に収集しレポートされています。

原油を処理する石油精製、そこから得られたナフサなどの
石油製品をさらに分解し得られる分子を化学的に加工することで
様々な化学製品に加工されますが、代表的なプラスチックは
2010年の世界生産量が2億6,500万トンにも上ります。
同時期の粗鋼生産量が15億トン程度なのですが、
プラスチックは鉄よりも軽いので容積で比較すると
同等程度生産される重要な素材ともいえます。

そして合成繊維の代表格であるポリエステル生産量は
5,000万トンを上回っており、世界の人口増加や所得増による
生活水準向上により需要は伸び続けています。
今回はこのポリエステルの原料であり、石油精製と縁の深い
パラキシレンに関してのお話。

石油元売り各社はガソリンなど石油製品の内需減少に対応するため、
石油化学の設備を増設し、需要動向に応じた生産が可能な体制を整備しました。
なかでもガソリン留分から生産できるパラキシレンのような芳香族製品には
活発な投資が行われており、2013年度決算ではこれら石化製品が
業績に寄与したのだそうです。石油元売りさんって、ガソリン販売している
だけじゃなかったのね。

ところが、今年は中国でのとくに川下産業での過剰投資で
需給バランスが崩れてしまい、川下の相場が値崩れを起こしました。
このため、パラキシレンも採算性が悪化したうえ、
稼働調整を余儀なくされる問いう事が起こっています。

北村さんによると、パラキシレンの価格は
原料指標価格のナフサおよび需給によって市況感が形成されており、
リム情報開発調べでは指標となる日本着の粗製ガソリン、ナフサ価格と
パラキシレンの格差は前年の4~6月期が564ドルだったのが、
今年は285ドルとほぼ半減してしまっているのだそうです。

こうした流れを受けて、日本の元売りさんの4-6月期、
1-6月期の決算においては、石油化学部門でパラキシレンを
中心とした販売数量の減少、採算性の悪化による
減益要因としてなっているとか。

中国はその存在が商品市況に大きな影響を及ぼしていますが、
この分野でもやはり・・・。

また、アジアではポリエステル需要の増大を見越して、
パラキシレン設備の建設が相次いでいるのだそうです。
今年の6月以来これらの設備が稼働を開始しており、
計画されていた設備は出揃いつつあります。


今後はこれまでのような川下だけではなく
パラキシレンそのものの需給が緩和するとみられます。
アジアの価格が下がれば欧州などからの輸入が減少しますが、
それでも当面は各社需給環境で苦境が続くとみられる、
と北村さんは解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で北村さんの解説をお聞きくださいね。

下げ止まらぬゴム、タイ政府在庫を売却 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2014.09/10 大橋ひろこ 記事URL
為替市場で全般ドル高の様相となっていることから、国際商品価には下落圧力が大きくなっていますが、円建ての商品市場は円安であることから価格が支えられ、すっかり膠着してしまいました。それでも、円安効果で価格が上昇する力より国際価格下落に連れ安となっている銘柄が多い印象です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

小針さんにはいつもゴム市況を中心にお話しを伺っていますが、
ゴム価格は9月に入って一層の下落となっています。

タイ政府は、現在保有している20万トンの政府在庫のうち、
半分に相当する10万トンを輸出業者に対し売却したことを公表しました。
残る10万トンについても、9月末までに売却する意向のようです。

売却された10万トンの在庫は、キロ当り62.60バーツ(1.95セント)で
販売されました。これは、先週末時点のRSS3の中心価格キロ61バーツ、
1.75セントと比較するとかなり高い値段で売られたことになりますが、
この在庫が購入された2012年から2013年にかけてのゴム価格は
キロ当り100バーツを上まわっていたそうですので、
今回の動きでタイ政府は売却差損となったと見られています。

タイ政府は、2012~2013年、農家への支援策として
ゴムの買い取りを実施してきたのですが、なにも国際ゴム価格が下落傾向にある今、
市中に放出しなくても、、、と思いませんか?

それが、もう備蓄できるスペースがなかったようなんですね。。。
また、今回売却されたゴム在庫のRSSは2年ほど前の古いゴム。
ゴムは劣化していきますのである程度の処理が必要な時期に来ていました。
価格が崩れるリスクは解っていても売却せざるを得なかった
ということでしょうか。

しかし市中価格よりも高く売却したとのタイ政府の発表内容に対し
疑問視する声も少なくないようです。

おかげでゴム相場は急落となりました。
TOCOM期中先は5円を超える急落です。
足元ではこのタイ政府在庫売却が一段安のきっかけとなりましたが、
それにしても、そもそもが下落トレンド。
需給はどうなっているのでしょう??

中国は世界最大の天然ゴム消費・輸入国。
2014年の推定は、年間消費が439万トン(前年比6.8%増)、
年間輸入は349万トン(前年比7.7%増)の見込みとなっています。
このため中国の消費動向は天然ゴム需給やマーケットにとって
影響力が大きく、その動向が変動材料視される傾向が
ますます強くなっているのです。


2014年の世界の天然ゴム消費における中国の占有率は37%。
なんと3分の1以上が中国消費が占めているのですが、
自動車販売は堅調も、中国の他の経済指標の緩みも
昨今のゴムの弱気に関係があるのでは?という指摘も
あるようですが、、、。

小針さんによると、中国と米国の新車販売台数が前年同月比プラスで
推移している中、とても需要が弱いとは考えにくく、消費サイドは
堅調に推移しているなか受け止められる中でのゴム価格下落は、
ひとえに、生産サイドの問題に起因していると見られます。

タイ、マレーシア、インドネシア、そしてベトナムともに、
2006年から2009年の相場高騰期に新植された
天然ゴムの生産が活発化していること、
それにより生産が大きく増加していることが
この長期化する価格下落の背景です。

その増産の流れが食い止められない限り、
需給の健全化と価格下落の歯止めはかけられない?!
詳しくはオンデマンド放送で、小針さんの解説をお聞きくださいね。

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