12月FOMC控えて上値重い金市場 [大橋ひろこコラム]
2015.12/02 大橋ひろこ 記事URL

金ドル建て現物価格は11月6日に発表された10月の米雇用統計がポジティブサプライズとなったことで、米利上げ観測の強まりからドル高となり1,100ドル割れへ。27日には1052ドルまで下落し、底が見えない相場展開となってきています。足元では1,050ドル割れ回避で買い戻しされていますが、7月の支持線1,077ドルが逆に抵抗線となってしまっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はインベステック調査情報グループの森成俊さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しを伺いました。

このところは、金市場のみならずコモディティ銘柄は需給というより
金融要因に押される展開となっています。需給が緩いのはどの銘柄も同じ。

今月15、16日に米連邦公開市場取引委員会(FOMC)で米金利引き上げなら、
ドル買い材料出尽くしとなり、金は自律修正高となる、という見方もありますが、
このビッグイベントを前に明日3日のECB理事会、4日の米雇用統計など
ドルやユーロを大きく動かであろうイベントを見極めたいとのムードが
市場を支配しています。

そうした中、金のETFの金現物保有高は12月1日現在、986.88トンまで減少。
11月2日現在の1,016.05トンから3%近く減少しています。
金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は654.80トンとなり、
こちらも11月2日現在の686.30トンから約4.5%の減少。
年金など中期資金の金市場からの流出傾向が見られるうえ、
ヘッジファンドなどの大口投機家の買い越しは11月24日現在1万6,302枚まで
減少しており、10月27日現在、15万7,434枚から約1カ月で10分の1程度にまで
減ってきました。ロングの手仕舞いが加速しただけでなく、新規ショートも
増加しているものと思われます。短期資金も金下落にかけているということですね。

この先の金を読むうえでのポイントはなんでしょうか。

また、プラチナ価格と金価格は250ドルものプラチナ安で価格差が
拡大しています。価格の逆転現象は長期化の様相を呈しており、
プラチナ価格は11月30日には827ドルまで下落し、
2008年12月以来、約7年ぶりの安値を更新しています。
プラチナ価格の割安感から、プラチナ現物市場ではプラチナの品薄感も出ているようですが、、、、。


ここからのポイントはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

金融・需給ともに強気は見当たらず~原油相場の今後 [大橋ひろこコラム]
2015.11/25 大橋ひろこ 記事URL
津賀田真紀子さんと自撮りに挑戦!~大橋ひろこ

商品市場全体の値動きを示すロイター・コアコモディティーCRB指数は13日、184.77となり、2002年12月以来、13年ぶりの安値をつけました。米国の年内利上げ観測にともなうドル高や中国景気の不透明感を背景に、投資資金が商品市場から引き揚げられているとみられますが、昨日はトルコがロシア軍機を撃墜するなどの有事に金や原油が反応しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はみずほ証券 シニアコモディティアナリストの津賀田真紀子さんに
原油、穀物相場についてお話を伺いました。

原油相場の今後を見極めるうえで、12月はイベントが目白押し。
12月3日には米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言。
同日3日欧州中央銀行(ECB)は追加金融緩和に踏み切る可能性が高く、
ドル買い・ユーロ売りが加速することになり、ドル建てで取引される
商品相場にとってはマイナス材料となります。
既に市場は12月15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での
利上げを織り込んでいると見る向きもありますが、米欧の金融政策が
真逆のベクトルであることは、商品市場にとって中長期的な
下押し圧力として意識される可能性が高いとみられます。

そもそも世界全体の原油需給はいまだ供給過剰の状態。
国際エネルギー機関(IEA)は、世界の原油需要は過去5年で
最速のペースで拡大している一方、供給の伸びはそれを上回っており、
供給過剰は2016年まで続くと予想しています。

このところ、産油国において石油関連の開発投資額が減少傾向にあることから、
2020年には世界の需給が均衡するとの予想が発表されているのですが、
足元の原油相場に影響のある材料ではないでしょうと津賀田さんはお話くださいました。

12月4日にはOPECの定時総会が開催されるのですが、
そもそもOPECが掲げる日量3,000万バレルという生産目標は遵守されていません。
今年10月の生産量は日量3,138万バレルと目標を大幅に上回っています。
各産油国とも産出コストが異なっている上、原油相場が高い間に
蓄えられてきた外貨準備高にもバラつきがあることから、
減産に対して前向きな国と後ろ向きな国に分かれている現状では
次回のOPEC総会でも再び減産が見送られる可能性が濃厚です。


また、12/15に国際原子力機関(IAEA)から発表が予定されている
イランの核査察結果の報告も要注目です。
今後イランが欧米から受けている経済制裁が解除されることにより、
OPECの原油生産量がさらに増加する可能性が原油相場の上値を抑えています。
現在、イランの原油生産量は日量270万バレル程度となっていますが、
そもそもイランの原油確認埋蔵量は世界4位と多く、
増産のポテンシャルはかなり高いと言えます。
1974年のピークには日量600万バレルが生産されていました。

現在、輸出量は日量約110万バレル程度に押さえ込まれていますが、
同国の石油相は「輸出は制裁解除直後に日量50万バレル増えるだろう」
と述べていますので、輸出余力には自信があると考えられます。
制裁解除は早くても来年春以降とみられていますが、
この分が増産となる原油市場は今後も下押し圧力として意識されるでしょう。

原油価格の下落に伴い、トウモロコシ由来の代替燃料である
エタノールの価格も下落傾向となっており、
現在は5年ぶりの安値水準で推移しています。


米国産トウモロコシが豊作となっている影響からエタノールの生産量が
過去最高水準となっていることは一見喜ばしいことのように思われますが、
一方で米国内のエタノール在庫は前年同期比で+11%となっており、
過去5年平均を200万バレル以上も上回る、いわば供給過剰の状況です。

また、ドル高の影響により米国産トウモロコシの輸出需要の伸び悩みも
懸念されています。そもそも世界的にトウモロコシ需給が緩和していることから、
需要が他国に分散しているものと考えられますが、
やはり主要輸出国である米国の需要低迷は相場の下落を意識させるマイナス要因となっています。


現在、エルニーニョ現象が発生していることから、
今後、生育中である南米において生産に影響が出る可能性も考えられますが、
引き続きトウモロコシ相場も上値の重い値動きが続くものと思われる、、、と津賀田さん。

詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんの解説をお聞きくださいね。

ドバイ原油40ドル割れ WTI原油が相対的に高いわけ [大橋ひろこコラム]
2015.11/18 大橋ひろこ 記事URL


原油価格が40ドルの大台を割り込んだ、、、このニュースをヘッドラインでパッと見た時、自分が使っているチャートでWTI原油の価格を確認したら、40ドルを割り込まず反発しています。どういうことか?と思ってよくよく確認しすると「ドバイ原油」40ドル大台を割り込む下落となったのは、日本が主に輸入しているドバイ産原油価格だったのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はリム情報開発 原油コンデンセートチーム 狩野克彦さんに
WTI原油がドバイ原油に対して相対的に高いわけを伺いました。

国際原油価格はリーマンショック後の40ドル割れ
(WTI33.87ドル、BRENT36.61ドル)が再び視野に入ってきています。
ドバイ産原油はすでに40ドル割れ。
この夏以降に目立った傾向として相対的にWTI高、ドバイ安が進んでいるのです。

8月頭には、WTIはドバイと比べ一時は5~6ドル安の局面もあったのですが、
9月後半以降 WTIはドバイより1~2ドル高が続いています。
現在は3ドルほど高いようですね。

ドバイが相対的に弱い理由を狩野さんに伺いました。

1.供給緩和

サウジアラビアが原油生産量を高水準に維持しつづけています。
原油価格の下落で国家財政が圧迫されサウジは国債発行や
海外の保有株式など資産売却に迫られていますが、原油は市場シェア獲得を優先
販売数量の維持により国家歳入を確保しています。
アジア向けに安値販売していることから他中東産油国も追随する格好。
注目の12月4日に開催されるOPEC総会でも減産の見込みは薄いとみられます。

2.イランの輸出再開観測

欧米各国とイランが核協議で合意したことで12月15日には
国際原子力機関(IAEA)が報告書を提出、イランが合意内容を順守していることの
確認がなされれば対イランの経済制裁の解除によりイラン産原油の輸出が再開されます。
解除とともに日量50万バレルが市場に出てくると目されており、これが上値を抑える一因に。

3.中国の需要不振

株価下落や贅沢禁止令の影響で景気が後退しています。
物流量の減少で、トラックなど輸送用の燃料需要が低迷し、原油需要も不振。

中国の国営石油会社が6月から8月にかけて、中東産原油を大量購入したのですが
これは備蓄量の積み増しが背景とみられています。しかし、9月以降はこうした動きが
一切みられず、需要面でも中東産原油は下支えを失っています。

一方でWTIが相対的に強い理由として

1.生産量の減少

原油価格の下落に耐えられなくなったシェール企業が減産、淘汰されつつあることで
石油掘削リグ数の減少しています。掘削リグ減少過程においては、生産効率が高まっている
こともあって、なかなか生産量が落ちなかったのですが、ここにきてようやく生産量も減少に。
米国の足元の原油生産量は日量910万バレル前後と、
6~7月のピーク時より日量50万バレル少ない状況となっています。

WTI高/ドバイ安が進んだ結果、年前半は、WTIリンクの中南米産原油が
アジア市場に多く流れ込んでいたのですが、ここにきて、ドバイリンクの中東産、
ロシア産が北米市場に流れ込むという、逆転現象が起きています。
11月積みでは、イラク産のバスラヘビー、極東ロシア産のエスポ/ソコールが
米国湾岸、米国西岸、ハワイなどにスポット輸出されました。より安い原油が
選ばれるというわけですね。

狩野さんにはそのほか、コンデンセート関連の話題も伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で狩野さんの解説をお聞きくださいね。


米利上げ金融要因だけでなく需給も弱いコモディティ [大橋ひろこコラム]
2015.11/11 大橋ひろこ 記事URL
コモディティ価格の低迷が続きます。
10月の雇用統計がポジティブサプライズだったことから12月利上げが織り込まれる相場となってきています。

ドル高となっていることから金価格も下落していますが、ドル高であるのに株が下げないことから、株式市場へも資金が流入しているとみられ、商品市場からの資金流出が顕著となってきました。ゴールドETFの金保有残高も減少傾向です。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

金は年末にかけて高くなるというカレンダー的アノマリがあります。
その背景の一つに今頃からインドによる金買いが旺盛となることが
上げられるのですが、今年は事情が違うようで...

収穫期の農家は多くの現金を手にします。
ディワーリー(ヒンズー教の灯明祭)の祝祭シーズンである
11月には例年、農家が宗教的理由や花嫁の持参金として
金を購入するため販売量が急増するのですが、
今年はエルニーニョ現象の影響によりモンスーンシーズンの
降雨量が6年ぶりの低水準となったことで農家の収穫高と
所得が減少しており、需要が伸びていないのだそうです。

金融要因から下落が続く金ですが需給面からのサポートも
望み薄となっているようです。さて、ここからは?!

また、小針さんにはゴム相場についてもお話を伺っています。

最新の11月6日時点の上海取引所ゴム指定倉庫在庫は22万6843トンで、
前週から406トン減少しました。
前週比でマイナスに転じたのは今年5月15日以来のことですが、
逆に言うとこれまで22週連続で在庫は増加し続けてきたということでもあります。

この結果、上海ゴムの在庫水準は過去最高にまで積みあがり
これがゴム価格の下落を長期化させている一因となっています。

それだけ中国国内の天然ゴム需給環境が悪化しているということですね。
TOCOMゴム相場は当先の鞘が30円近くにも拡大しています。
順鞘に買いなし、といいますが、、、。
普段の当先の鞘はせいぜい10円くらいなのだとか。

ここからの見通しは小針さんの解説をお聞きくださいね。

原油のファンダメンタル分析~国際指標価格の違い [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2015.11/10 大橋ひろこ 記事URL

2014年には100ドル台で推移していたWTI原油価格。2015年には30ドル台にまで下落、現在は40ドル台での膠着相場が続き、原油価格はたった1年で平均価格が半値にまで下がってしまいました。その背景に一体何があるのでしょう?!そもそも、原油ってどこでどのような取引があるの?などなど基本的な疑問は多くあるかと思います。

マーケット・トレンド火曜日は商品先物取引の「ファンダメンタル分析」シリーズ。
11月は石油製品のファンダメンタル分析のポイント。ご出演はマーケットアナリスト菊川弘之さんです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

このシリーズは是非、資料をダウンロードしてお聞きください。
ご覧の画面の右側にファンダメンタル分析シリーズ」というオレンジ色のバナーがあります。
こちらをクリックしていただくと、番組資料をDLすることができます。

初回の今日は「原油ってそもそも何?!」というところから。
素材の王様です。あらゆる製品の原材料であるだけでなく
あらゆるモノを運ぶエネルギー源でもあります。

つまり、原油価格は物価動向の根源であるわけです。
100ドルだった原油が半値以下に沈んだことによって
世界の物価動向はデフレ圧力にさらされています。

北海ブレント、WTI、ドバイ原油といった国際指標の違いや
日本の原油輸入とシーレーン問題、そしてそもそもの原油の
需給についてお話を伺っています。

OPECと非OPECの生産量、そして需要大国中国についてなど
詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

※写真で私が手にしているのは日銀!日本銀行です(笑)

菊川さんの差し入れの日銀クッキー。日銀の扉を開けると中には金庫が!

その中に諭吉クッキーが入っているというアイディア商品です♪

上昇トレンド終焉?!米欧金融政策に押される金相場 [大橋ひろこコラム]
2015.11/04 大橋ひろこ 記事URL

ドル建て金現物価格は、8月9月とアメリカの雇用統計の数字が予想を下回ったことなどを受けて年内の利上げ観測が後退。10月に入ると騰勢を強め10月19日には1,190ドルまで上昇、6月22日以来の高値をつけたましたが、11月に入って急落しています。大底を付けて上昇トレンド入りしたと思われた金相場ですが、トレンドは崩れてしまったのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はインベステック調査情報グループの森成俊さんに
金相場の動向と今後の見通しを伺いました。

10月28日FOMC声明文で年内の利上げ観測が再燃。
ECBドラギ総裁も12月に追加緩和を示唆する発言をしたことで
ドル高が加速。利上げ観測再燃にも米株が強含みで推移していることも
資金の流れを金から株、ドルへとシフトさせる動きに繋がっているようです。

現在の金相場は需給要因ではなく米欧金融政策への思惑による
為替変動に相関する金融要因主導で下落しています。
よって、今後の注目も米利上げ観測に影響が大きい米指標となって
きます。まずは今週末の米10月雇用統計が注目ですが、
事前予想は失業率は前月比で変わらずの5.1%。
非農業部門の就業者数は前月比18万人増(前月14万2,000人増)。
森さんは20万人以上の増加となると、年内利上げ観測がさらに強まり
ドル高から金は一段の下値を模索の展開となるリスクがあると
分析。1,100ドル割れの可能性もありそうです。

金ETFの金現物保有高は11月3日現在、1,016.05トン。
10月1日現在の1,018.95トンから微減。
世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は686.30トンとなり、
10月1日現在の689.20トンからこちらも微減。
10月中は微増傾向を維持していましたが、月替わり後に減少に転じています。

ファンド筋の動向ですが買い越しは10月27日現在、15万7,434枚で
増加基調を維持し9月29日の7万6,645枚から2倍以上に増加しています。
しかし28日以降は手じまい売りが急速に進んでおり、
新規売りが増加している可能性もあります。
森さんによると1,120ドル前後では実需買いの動きあったのですが、
投機家の投げ売りに吸収される展開となってしまったようです。

ドル高でドル建て金価格が弱含みの展開ですが、
ドル高であれば円安です。円安は円建て金価格にとっては
支援要因ですが、ここからのTOCOM金相場はどうでしょう?
森さんに伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

米利上げと金相場~原油需給は緩いまま [大橋ひろこコラム]
2015.10/28 大橋ひろこ 記事URL

FOMCを控えて商品市況全般小動きとなっています。10月の利上げはほぼないだろう、というのが市場のコンセンサスも、年内12月までに利上げがあるのかどうか見極める展開となりそうです。米利上げ観測の後退とともに反転上昇してきた金相場は今後どのように推移するでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンス代表取締役社長
近藤雅世さんにお話を伺いました。

12月を予想する投資家は50%以下ですが、
来年上半期までに利上げがあるとする予想する投資家は100%だと
近藤さん。やはり利上げとなれば金価格は頭打ちでしょうか。

金利や配当のつかない金にとってドル金利が上がることは
マイナスです。利上げ=ドル高でドル建て商品価格安となる
教科書的相関もあり、やはり金価格は上値が重いと思われますが、
需給面からも金の上値が重くなるかもしれないニュースが。

10月22日インド政府は正式に金の金融商品化政策を公表。
家庭の金を銀行に預金させ、金の輸入量を減らす政策を
打ち出しています。中国で金が買われても、
インドの実需が停滞すれば、需要増は相殺されてしまう?!

近藤さんは金価格は利上げが決着しない限り
当面は1200ドル以下で上下動を繰り返すとしても
ゴールドマンサックスは今年の金の平均価格1050ドル、
来年を1000ドルと予想しているとして、
金価格は下落バイアスが強いと解説くださいました。

原油価格も供給過剰が続き、上がる要因が見当たりません。
イランなどが主導して12月4日のOPEC総会で減産を
ほのめかすとみられますが、実際に減産することはないとの
見方が大勢です。

米国の石油掘削リグは少しずつ減少し、
生産量も減少傾向にありますが、原油価格に影響するほど
ではありません。中国1~9月の原油輸入量は
前年比+8.8%と好調でしたが、その背景には、
原油価格が安いうちに備蓄を積み上げようとする
在庫積み増しの動きと既存の輸入権以外に、
習近平主席が旧体制の石油閥に対抗するために
新たな輸入利権を持った中小石油会社の輸入量が
増えているという側面があるようです。

原油の輸入増が必ずしも実需に結び付いていないと
思われる点が懸念材料だと近藤さん。
原油価格も上値は重いようです、、、。

詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説を
お聞きくださいね。

金相場と為替相場の相関 [大橋ひろこコラム]
2015.10/27 大橋ひろこ 記事URL

マーケット・トレンド火曜日は商品先物取引の「ファンダメンタル分析」シリーズ。10月は貴金属商品のファンダメンタル分析のポイントですが、早いもので今回がシリーズ最後のご出演となりました。お話は岡藤商事株式会社主席ストラテジスト郷右近 要さんです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

このシリーズは是非資料をダウンロードして資料を見ながらお聞きください。ご覧の画面の右側に「ファンダメンタル分析シリーズ」というオレンジ色のバナーがあります。こちらをクリックしていただけますと、資料をDLすることができます。

今回は「為替レートの動きが金かっ買う荷動きを考えるヒント」
をテーマにお話しを伺っています。

教科書的な相関は「ドル高」=「ドル建て金安」

ですね。

では、ドル高というのはどういうことでしょうか?
ドル円相場に対してドル高のケース、
ユーロドル相場に対してドル高のケースと、
局面によってはドル高の概念が異なることも。

郷右近さんは、ドル安円安そしてユーロ高が金にとってはポジティヴ。
逆にドル高円高、そしてユーロ安は金価格にとってはネガティブに
働くとしてその構造について解説くださいました。

郷右近さんには今回、ドルと金相場の長期相関チャートもご用意いいただいています。

過去ドル高であった時期に金相場はどのように動いたのでしょうか。
チャートを見れば一目瞭然。

来年に向けて米国が金利を引き上げるとなれば
やはりドル高相場となるのでしょうか。

写真は郷右近さんがお持ちくださったベア(カワイイ~)ですが
ひっくり返すとブルキャラクターなんですよ。

チョーかわいい~!!センスありますね。

是非オンデマンド放送で郷右近さんの解説をお聞きくださいね。

急落したLNG価格の背景に新規プロジェクト続々 [大橋ひろこコラム]
2015.10/21 大橋ひろこ 記事URL

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はリム情報開発 LNGチームリーダーの植村和司さんに
LNG価格下落の背景と今後の動向についてお話を伺いました。

LNGとは、Liquefied Natural Gasの頭文字を取った略称。
液化天然ガスのことです。
天然ガスをマイナス170度前後まで冷却すると液体となりますが
これを特別な船舶に積み込み、輸送された消費地で
再度気体に戻して使用します。

おもに火力発電と都市ガス用に消費されますが、
日本に輸入されるLNGのおよそ6~7割が火力発電用で
3~4割が都市ガスとして消費されています。

今年に入って北東アジアのスポットLNG相場は
節目の10ドルを割り込みました。
その後、ほぼ一貫して下落基調を辿っています。
2月に入って7ドルを割り込み大きく下落、その後一度8ドル近くにまで
反転した後、足元では再び6ドル台での商いが続いています。
震災前の2010年末ごろから2011年直後のスポット相場の水準は
9~10ドル。現在は震災前の水準をも大きく下回っているのです。

では何故急激にLNG価格は下落したのでしょうか。

植村さんによりますと、LNGの長期契約のベースとなっている
原油相場が大きく下落したことが主因。LNGの長期契約は、
3カ月から6カ月遅れでその影響が出始めるので、
今年に入ってまず長期契約価格が大きく下落し、
それにつられて今年に入ってからのスポット相場も
後追いで下落が激しくなったと考えられます。

そのほか、太平洋圏で新規プロジェクトが立ち上がっていることも
供給増に繋がっているものと思われます。
昨年末にオーストラリアでカーティスプロジェクトからLNGが出荷された後、
7月にインドネシアのドンギースノロプロジェクト、
先月末にはオーストラリアのグラッドストーンプロジェクトからも
LNGの出荷が開始されています。
これらのプロジェクトだけで年間1,500万トン近い数量が
新たに供給されることになりました。
このため、供給潤沢感が日を追って高まったと考えられるのです。

対して需要面では主要なLNG消費国である日本、
韓国そして中国のエネルギー需要が鈍化。
日本では今年の冬場に寒さが厳しくなかった上、
夏場もエルニーニョ現象の影響で例年ほど気温が上がらず、
火力発電用のLNG消費が伸びませんでした。
中国は景気減速の影響でLNGや他のエネルギー消費全体が鈍っています。
韓国は、輸出産業が主体ですが、その最大貿易国である
中国の景気減速の影響をもろに受けてしまったようです。

中国をはじめとした景気回復は、しばらく見込めそうにありませんが
その一方で、LNGの4大消費国に近いアジア太平洋圏では、
これからも次々と新たな大型プロジェクトの稼働開始が予定されています。
このため、冬場の需要期が近づいてきているとはいえ、
相場の上昇は見込めそうにない、との見方が市場関係者の間では広まっているのだとか。

さらに、アジア太平洋圏だけでなく
米国産のシェールガスを基にしたLNGの出荷も今年末に始まります。
アジアだけでなく、世界各地で需給の緩みが発生しそうな状況で
相場が急反発することは考えにくい状況なのです。

ただし、昨年中東のエジプト、ヨルダン、そして南アジアのパキスタンで
相次いでLNGの受け入れ基地の操業が始まりました。
これらの新興国での需要は旺盛で、現時点でも太平洋圏で
余剰となったLNGを活発に引き取り始めています。
このため、これらの需要に支えられて、日本を含む
北東アジア着の相場も大幅な下落は見込めないというのが一般的だそう。

エジプトはLNGや天然ガスなどエネルギー輸出国であったのに
今では輸入国なんですね。国内需要が旺盛なようです。
エジプトの景気はいいのでしょうか?
詳しくはオンデマンド放送で植村さんの解説をお聞きくださいね。

トレーディング目線で見るプラチナ需給 [大橋ひろこコラム]
2015.10/20 大橋ひろこ 記事URL

マーケット・トレンド火曜日は商品先物取引の「ファンダメンタル分析」シリーズ。10月は貴金属商品のファンダメンタル分析のポイント。ご出演は岡藤商事株式会社主席ストラテジスト郷右近 要さんです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

このシリーズは是非資料をダウンロードして資料を見ながらお聞きください。ご覧の画面の右側に「ファンダメンタル分析シリーズ」というオレンジ色のバナーがあります。こちらをクリックしていただけますと、資料をDLすることができます。

今回はトレーディング目線で見る白金需給をテーマに
VWワーゲンショックで話題となったプラチナの基礎知識。

同じ貴金属でも金とはまるで異なるプラチナ。

大きく違うのが供給元。
金は比較的世界中で採掘されているのですが、
プラチナは南アフリカとロシアに偏在しています。

よって、生産国南アフリカ事情に供給量が左右される
ということが起こり、そのたびにプラチナ価格が
急騰するというサイクルが。

例えば鉱山会社の新興労組と既存労組の対立やストライキ。
電力不足による生産停止などが頻繁に起こるため、
供給への懸念から価格が急伸することがよくあります。

また、需要も圧倒的に自動車触媒に偏っており、
しかもその自動車もディーゼルエンジン車に使われると
あって、ディーゼル車が主流となっている欧州の需要が
圧倒的となっています。ここにVWショックが起こったために
プラチナ需要減退の思惑でプラチナ価格が急落するということが
この9月に起こりました。

自動車需要の次に多いのが宝飾用需要ですが
この分野で圧倒的な存在感を示すのが中国。
次いで日本となっています。

また、昨年2014年の場合、南アフリカの鉱山ストライキが
長期化したことで、プラチナ価格が高騰すると思われたの
ですが、プラチナは逆に急落に見舞われました。

ここで出てきたのが、地上在庫です。

これまでの生産されたプラチナは価格が上がれば
スクラップ(リサイクル)されるプラチナが市場に出てきます。
また、比較的価格変動が大きいプラチナは自動車産業によって
備蓄される部分も大きく、この在庫が価格高騰を引き起こさずに
済むバッファーとなっていたと思われます。
プラチナは地上在庫が潤沢である、ということも
昨今のプラチナ価格軟調の一因でしょう。

このほかにも、投資用需要はどうなっているのか。
今年2015年のプラチナ需給状況は?

郷右近さんに伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で郷右近さんの解説をお聞きくださいね。

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