EV自動車とコモディティ~高止まりのゴールドの今後のポイント [大橋ひろこコラム]
2017.11/16 大橋ひろこ 記事URL

ロンドン金属取引所(LME)が2019年初めをメドにリチウム、コバルトの上場を決めたとのニュースをご存じでしょうか。なぜリチウム・コバルトの上昇なのでしょうか。ピンと来た方は自動車通。それも、「次世代自動車」。バッテリー素材としてのメタル需要の拡大を読んでのものと思われます。今年は銅やニッケル、アルミニウムなどのコモディティ価格の上昇が話題となりましたが、5年に1度の中国共産党大会開催への思惑なども相場上昇の背景にあったかと思われますが、よくよく考えてみると、全て自動車関連素材という点には注目しておきたいですね。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏にゴールド、そしてベースメタルなどについてお話を伺いました。

今秋開催された「東京モーターショー2017」やはり話題は次世代自動車。
自動運転にEV(電気)自動車、どのような産業構造の変化があるでしょうか。
亀井さんの東京モーターショーレポートは必聴ですよ。

そしてゴールド。

好調な米国指標、株高の中でゴールド価格は1200ドル後半を維持。
リスクオン環境の中で、なぜ金価格は高止まりなのでしょうか。
亀井さんは、その背景を3点解説くださいました。

① 過去最高値の更新を続ける株式市場に対する警戒(ヘッジ)

② 地政学リスクへの警戒
・北朝鮮情勢への警戒
・中東情勢・・・サウジ(スンニ派)とイラン(シーア派)にらみ合う両イスラム大国
         そこに影を投げかける米トランプ政権+イスラエル・ネタニヤフ連合体

③ FRB利上げ政策でも上がらない米長期金利
12月のFOMC追加利上げ織り込まれているが、2.4%キャップ。

2015年~2016年は米国FOMCの利上げそのものが材料視されてきましたが
現在は、利上げによって米長期金利がどのように動くのかが重要。
金利は株式市場のとってもポイントとなってきます。

ここからのポイントはオンデマンド放送で是非亀井さんの解説をお聞きくださいね。

WTI原油価格は50ドル台で値固めできるか?! [大橋ひろこコラム]
2017.11/15 大橋ひろこ 記事URL

OPEC総会を目前に原油価格も神経質な値動きとなってきましたが、それでもWTI原油価格は50ドル台での推移。11月6日には57ドル台に乗せ2年4カ月ぶりの高値を示現。この原油高は今後も続くでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫氏にお話を伺いました。


まずは2年4カ月ぶりの原油高の背景について柴田さんに伺いました。

① 石油輸出国機構(OPEC)の減産延長
② 中東地政学リスクの高まり
③ 中国の原油輸入の増加など
―石油需給が再び均衡(Rebalance)することへの期待。

サウジのサルマン国王とロシア・プーチン大統領が10月5日、
モスクワで会談、「世界の原油市場の安定に向け、
ロシアとの協力を継続する」と表明したことが材料視されています。
2018年末まで協調減産が延長される可能性を示したことで、
市場には供給過剰解消への期待が高まりました。

また、OPECのバーキンド事務局長も「ロシアが減産期間の
9カ月延長方針をあきらかにした」と発言しており、
11月30日開催予定のOPECおよび非OPEC11カ国との閣僚会議で、
協調減産の延長(2018年4-12月)が合意される可能性が高まっていることが
足元の原油高の動力となっています。

今回の協調減産の遵守率は高くOPECの10月月報では
6月に加盟した赤道ギニアを除く加盟13カ国の9月の産油量が
日量3261万バレルで、3カ月連続のマイナスであることが確認されました。

一方で、米国シェールオイルの活動が8月以降鈍化しており、
10月29日時点の原油・ガスのリグ(掘削装置)稼働数は909基。
直近のピークである7月末の958基から減少傾向にあります。
しかし、米エネルギー情報局(EIA)によれば、2017年の
米国のシェールオイル生産量は日量600万バレル超と過去最高水準で
(原油全体の生産量は日量930万バレル)。
今後、原油価格が50ドル台を定着するようであれば
再びリグ活動が活発化する可能性があることには留意しておく必要が。


OPECが、2018年の世界石油需要見通しを前月から上方修正し、
日量9819万バレルとしたことも好感されているほか、
中国の9月の原油輸入量が日量900万バレルを超え過去最高に
なったことも強材料視されています。
2017年1-9月平均では日量850万バレルで、戦略備蓄を積み上げているとみられます。

このほか、中東でイスラム国(IS)掃討作戦で力を発揮した
クルド自治政府の治安部隊とイラク中央政府軍が対立しており、
イラク軍が北部油田都市キルクークに部隊の増派を続けていることから、
原油供給に混乱が生じる懸念も。

また、サウジではムハンマド皇太子をトップとする汚職対策委員会が、
王子11人と現職閣僚4人を含む閣僚経験者数十名を拘束するなど、
同国内の政情不安も懸念されています。こうした地政学要因も
原油の下値を支えているとみられます。

ではここからのポイントは?!
柴田氏に伺っています。詳しくはオンデマンド放送で柴田氏の
解説をお聞きくださいね。

CRBインデックス逆三尊形成、コモディティ本格上昇なるか [大橋ひろこコラム]
2017.11/09 大橋ひろこ 記事URL

コモディティ全体の値動きを統括的に示すCRB商品指数のチャートが逆三尊を形成しています。11月6日現在で一時192.83ポイントまで上げ、今年2月上旬以来9カ月ぶり高値をつけると同時に、6月の直近安値166.48ポイントからは16%もの上げ率に及んでいます。

ベースメタル群である非鉄地金が続伸していることが大きく寄与しています。銅はLME3カ月物が10月中旬に一時7134ドルまで上昇したが、これは今年の安値である5500ドルから30%上昇しただけでなく、2016年1月の最安値を起点として65%の大幅な上昇。
アルミニウムは、11月1日に一時2200ドルまで上げ、今年に入ってから30%上昇、2015年11月の大底からは53%上昇となっています。

皆さんご機嫌いかがで消化、大橋ひろこです。
トーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表 小針秀夫氏にお話を伺いました。


また石油相場の値上がりもCRBインデックスの上昇に寄与しています。
WTI原油先物は11月に入って57ドル台にまで上昇。
11月30日のOPEC定例総会に向けての期待があるようです。

サウジを代表とするOPECと、ロシアを代表とするOPEC非加盟国は、
昨年11月に日量170万バレルの協調減産で合意し、
現在はこれを来年3月まで延長しています。
原油価格の更なる引き上げを図るため減産期限はさらに延長される見通しであり、
これが11月30日開催のOPEC総会で決まるのか、
それとも来年1月に決定されるのかが市場の焦点。
減産延長は既定路線ですので、11月30日の定例総会にそれが発表されなければ、、、、。
また、米シェール生産もポイント。
今後の見通しを小針さんに伺っています。

また、一連の商品全体の上昇の流れ、足元の米中の自動車販売台数の
堅調な数字を見るとゴムを含む産業素材商品の値動きが上向きとなると
考えるのが自然ですが、ゴム価格は軟調です。


原油相場とゴム相場とは高い正の相関があるのですが
(2002年1月~2017年11月までの相関係数は0.759、
 0.7を超えると高い相関があると言える)
 密接な連動性があることを示しているのですが、足元では
 原油高、ゴム安で逆相関となっています。

 
 ゴムの需要は伸びているのですが、生産国の増産がそれを上回っていることが
 ゴム価格軟調の背景。ゴムの下落相場が長期化していることから
 生産国らの生産調整の試みが6月と9月にあったのですが、、、
 インドネシアが減産に反対して物別れに終わった経緯が。

 
 また生産国らが生産調整に向けて動き出すか否か。
 ここからのゴム相場のポイントとなりそうです。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。
 

原油高の背景と今後の価格見通し [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.11/08 大橋ひろこ 記事URL

原油価格がしっかりとした推移を見せています。11月30日には定例のOPEC総会が開催されていますが、どのような期待と思惑があるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は株式会社マーケット・エッジ代表取締役 小菅努さんに原油市場の動向についてお話を伺いました。

WTI原油は6/21に42.05ドルの安値がありましたが、11/6時点では57.61ドル
ブレント原油は6/21に44.35ドルでしたが11/6に64.44ドルまで上昇しています。
おおよそ、4割の価格上昇となっています。

また、ブレント価格とWTI価格の価格差は7月くらいまで3ドル程度でしたが
現在では7ドル近くも。ブレント価格が高いのか、WTI価格が割安なのか・・?!

マクロ要因としては

1) 協調減産による生産調整の成功
2) 需要見通し拡大による供給調整への依存度低下
3)在庫の正常化圧力

などが原油価格高の背景ですが、ミクロ要因として

1)協調減産の延長期待
2)シェールオイル増産圧力の抑制
3)冬の暖房用エネルギー需給
4)サウジ、イラン情勢を巡る地政学リスク

などが、価格上昇に拍車をかけています。

特に11/30OPEC総会に向けては
10/5のサウジ・サルマン国王とロシア・プーチン大統領のトップ会合で
プーチン大統領が9ヵ月の延長支持したことが伝えられており、これが原油高に繋がりました。

その後の要人らの発言からも、今回のOPEC総会では9か月の延長合意がコンセンサス。
ただしクウェートの対応に関しては不透明要因もあるほか、
このままOPEC総会前まで原油高が継続するならばロシアが態度を変化させるリスクにも
留意しておきたいと小菅氏。その場合は減産期間の短縮なども?!

一方、足元の原油価格急騰でもシェールオイルの増産圧力は大きくありません。
1~2月は50ドルで増産のペースアップが確認されたのですが、、、。

小菅氏によると「逆ザヤ」であることが要因のひとつ。
期近主導で上昇しており、期先限月は上げきれていない相場となっています。
つまり見掛けほどにはシェール生産の採算環境が改善していないとみられるのです。

また、シェールオイル会社の方針修正も増産抑制の背景。
従来は増産による売り上げ拡大方針でしたが、
現在は高コスト生産を抑制し収益性の向上を目指していると見られます。

但し、このまま原油価格上昇が継続すれば
いずれかの時点で増産抑制限界が訪れるとみられ、リグ稼働数や産油量など
週間統計の変化に注意しておく必要がありそうです。

その他、サウジアラビアのきな臭い動きなど地政学リスクが価格に及ぼす影響、
足元の需要などについても伺いました。

詳しくはオンデマンド放送で小菅氏の解説をお聞きくださいね。


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貴金属市場の動向とここからのポイント [大橋ひろこコラム]
2017.10/26 大橋ひろこ 記事URL

日米の株式市場が高値を更新する展開となる中、金価格はレンジ入りしてしまったようです。金ドル建て相場は北朝鮮のミサイル発射や水爆実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの挑発行為による地政学的リスクの高まりから、9月8日に1,356ドルまで上値を伸ばしたのですが、9月9日の北朝鮮の独立記念日にミサイル発射がなかったことで、短期的にはトップアウト。7月以降、200日移動平均線を上回る状態が続いているものの、年内の米国の追加利上げ観測を前に、上値が重い展開となっています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんにお話を伺いました。

12月13、14日のFOMCで利上げの可能性が強く、ドル高進行シナリオが
足元では金市場にとって逆風となっています。


また、次期FRB議長候補にスタンフォード大のジョン・テイラー教授の
名前が。テイラー・ルールが適用された場合、現状ではFF金利は
3.75%前後に設定すべき、ということに。(現在レンジは1-1.25%)
テイラー氏選出となれば、一時的にしろ米金利市場が大きく動くことが予想され、
ドルや株式市場にも影響が及ぶと推測されます。

そして今夜26日は欧州中央銀行(ECB)の理事会で、欧州のテーパリングが
どのような計画となるのかにも注目です。
足元ではリスク回避が金市場のテーマではなく、
金融政策を見極めようという様子見のムードが広がっています。

ゴールドETFの金現物保有高は今月25日現在、1,188.43トン。
9月末の1,199.95 トンから約1%減少。

投機筋らのポジションは今月17日現在、20万0,724枚となり、
12日現在の20万0,112枚から微増。
9月12日には25万4,760枚まで増加していましたが、減少傾向にあります。

金とプラチナ価格の逆転現象が長期化していますが、
ここからの投資を考える時にどちらに妙味があるでしょうか。
森さんに伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

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原油堅調は続くのか~ここからのポイント [大橋ひろこコラム]
2017.10/25 大橋ひろこ 記事URL

9月、OPEC生産量が前月より減少したことや米国原油在庫が下旬に向け減少したことを受け原油価格は強含み。IEAが今年の需要量を上方修正したことやクルドの独立問題などの地政学リスクも原油価格を支えました。10月はサウジ国王のロシア訪問でOPECと非OPECの協調減産の強化などの連想が原油下値を支えており、足元では原油価格が強含みでの推移となっています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオイルエコノミスト藤沢治さんにお話を伺いました。

年末にかけて、また来年上半期にかけてはどのような材料が
原油価格決定要因となってくるでしょうか。

① 11月30日OPEC総会

OPEC/非OPEC合計で日量180万バレルの現状の減産合意を
来年年末までに継続する、というのがコンセンサス。
減産幅の拡大は無いと予想されています。

② 米国シェールオイル増産復活

米国EIA(エネルギー情報局)は、今年の第4四半期は、
米シェール生産を日量960万バレルと前年同期比より日量79万バレル増と予測。
17年通年では、約日量40万バレル増観測。
2018年は、日量約70万バレル予想。
この予想はやや控えめという指摘もあり、WTIが$50以上で推移すれば
シェールオイルが増産基調になるため、
2018年は日量約100万バレル増になるのではないかとの見方も。

③ 地政学リスクの鎮静化

クルド独立問題~クルドの独立は困難であり現実的でない。
米国の対イラン制裁復活も困難な状況であり、地政学、政治リスクを
材料にした原油高は一服か?!

④ 世界需給の均衡時期

OECD諸国の在庫は徐々に減少しているものの、
OPEC/非OPECが現在の減産をしても需給のリバランスは
来年の末までかかる見込み。

ということで、藤沢さんは現状の原油価格はやや割高と指摘。
ここからの原油価格予想をしてくださいました。
詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

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どこまで続く?!上昇続く世界の株価とここからの金、原油 [大橋ひろこコラム]
2017.10/19 大橋ひろこ 記事URL

1987年10月19日、ちょうど30年前の今日はブラックマンデー。7のつく年の10月ということで、市場にはリスク警戒が強かったのですが、蓋を開けてみれば日経平均は13連騰を記録。前回13日連続で上昇したのは、「ブラックマンデー」の暴落があった翌年だった、、、、というのはご存知でしょうか。1988年2月10日から27日にかけての日経平均13連騰。ブラックマンデーからおよそ4か月後の出来事でした。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・アナリスト菊川弘之氏にお話を伺いました。


18日から開催されている中国共産党大会に向けて北朝鮮が
挑発行動をとるのではないかという警戒もありましたが、
何もなかったことが、ショートカバーを誘っているとみられますが、
ここからのマーケット、どのように見ればいいでしょうか。


菊川さんは、過去の連騰記録相場の後には必ず比較的大きな調整が来ることを指摘。
また、北朝鮮問題やイランの核開発合意を巡る米国との対立など
紛争に繋がるような材料には事欠かないのですが、実は何一つ解決してはいません。
今後の政治イベントに注意しておくことが肝要だと菊川さん。

共産党大会が終わると、中国は来年3月から全人代。
日本でいう国会にあたります。その年の政府の政治や経済の運営方針を示す
政府活動報告書や、法律の制定と改正、予算案の審議が控えています。


また3月18日はロシアの大統領選挙が。
北朝鮮のリスクは来春再び意識されることもシナリオに。
その前、年内12月には再び米国では債務上限問題の期限が来るほか、
エルサレムへの大使館の移転の有無を決める大統領令の期限も。
米議会は12月中にイラン制裁の再発動の有無を決める流れとなっています。

株価が世界的に好調な中にあってもゴールドが大きく下がらない背景には
不確実性への警戒が解けないということが影響しているのかもしれません。

また、WTI原油価格は50ドル大台に乗せて値固めに入っていますが
地政学要因に加えて、世界景気が堅調で石油需要が好調なことも
価格をサポートしているようです。

原油価格急落が株価下落につながった2015年相場は過去の話?!
2018年には世界需給がリバランスに向かうという見方がコンセンサスになりつつあります。
ここからの原油価格動向は?!

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

世界好景気?!需要増でコモディティ市況も好転か [大橋ひろこコラム]
2017.10/18 大橋ひろこ 記事URL

内外の株価が高値更新を続けています。日経平均は今日10月18日で12連騰。米株は連日の史上最高値更新です。銅価格は9月に急落する場面がありましたが、再上昇で高値を更新中。銅価格は景気の先行指標とも言われますが、世界景気が好調ということなのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員 芥田知至氏に
コモディティ市況と世界経済についてはお話を伺いました。


米国トランプ政権の舵取りや北朝鮮問題、核合意を巡る米国とイランの対立、
イラク北部クルド自治区の独立問題など政治や地政学のリスクには事欠かない2017年。
リスク警戒が株式市場のバブルを抑制する効果もあって、株式市場は息の長い上昇が続いています。
金利も抑制的で株式市場には申し分のない適温相場。
単なる金余りによる資産バブルならコモディティ市況は動きません。

しかしながら、足元では銅価格の力強い切り返しを見せているだけでなく
原油価格もジワリ上昇してきています。
WTI原油価格は50ドル台で値固めの様相を呈しています。


OPEC加盟・非加盟国による協調減産が継続される中、サウジアラビアが
11月の輸出量を削減すると表明する一方で、IEAやOPECが原油需要が
やや上振れ気味に推移するとの見通しを示しており、需給引き締まり観測がテーマとなってきました。

トランプ米大統領がイランの核合意順守を認めない判断を示したことや、
イラク北部クルド自治区の情勢不安が続いていることなど
中東地域の地政学リスクも相場押し上げ要因ではありますが、
中国やインドで原油需要の増加トレンドが続いていることに加え、
油価の低位安定や景気の堅調さを背景に米欧でも需要が増加する見込み。
2018年には需給がリバランスするとみられています。
40~60ドル台のレンジ相場ではありますが、足元では60ドル台を目指す展開。


18日から5年に1度の中国共産党大会が開催されています。
共産党大会終了後の景気の腰折れが警戒されていましたが
足元ではそれほど中国の成長は鈍化しないとの見方が広がっているようです。
コモディティ市況は引き続き中国需要の増加観測が下値をサポートしている模様。

このような環境下において金価格も底堅く推移。
これだけの株高なら金はもっと下落していても不思議はないのですが、、、。
ここからのコモディティ市況の見通しを伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で芥田氏の解説をお聞きくださいね。


供給不足が続くパラジウム、プラチナと価格逆転 [大橋ひろこコラム]
2017.10/11 大橋ひろこ 記事URL

2017年9月27日プラチナとパラジウムの価格が逆転、プラチナ安パラジウム高は今も続いています。パラジウム上昇が顕著になってきたのは2010年ごろ。ガソリン自動車の触媒として使用されるパラジウムは供給不足が続いています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はICBCスタンダードバンク東京支店長 池水雄一氏をお迎えしPGM市場を取り巻く環境と今後についてお話を伺いました。

パラジウムは2005年の自動車触媒需要が149トンでしたが
2016年は229トンにまで増加。過去11年で50%以上の需要増となっています。


対して鉱山生産は毎年ほぼ200トン前後で一定であり、
リサイクルなどを含めた供給総計でも、伸び続ける需要に対して不足が続いています。
2010年から供給不足状態が常態化。
メタルの金利であるリースレート市場ではパラジウム1年物金利が6%を超えているとか。
一方のプラチナのリースレートは0.4%、、、。
需給状態の違いがリースレートにハッキリと表れています。

プラチナはディーゼル車の相次ぐ排ガス規制の不正で
ディーゼル車のブランドイメージが失墜してしまった影響が大きく、需要が伸びず、、、。

価格逆転は長期化するでしょうか。

コモディティ業界はEV車シフトがテーマとして熱いのですが、
現実の需給に影響が出てくるというところまでEV車は普及していません。
現時点で、全世界のEV車比率はわずか1%に過ぎないのです。

また、プラチナの鉱山生産コストは980ドル程度。
現在生産コストを割り込んだ価格での推移が続いています。

ここからのポイントを伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で池水氏の解説をお聞きくださいね。

党大会後の資源価格~原油価格上昇シナリオの背景 [大橋ひろこコラム]
2017.10/05 大橋ひろこ 記事URL

2017年第三四半期は、鉄鉱石、銅、石炭など鉱物資源価格の上昇が印象的でした。10/18からの中国共産党大会を控え、住宅セクターなどのバブルを積極的に抑制してこなかった中国によるところが大きく、その意味では党大会終了後のシナリオが気がかりです、、、。



皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・リスク・アドバイザリー代表取締役 新村直弘さんをお迎えし
今後のコモディティ市況についてお話を伺いました。


鉱物資源市況については、中国が党大会後
どのような形でバブル抑制の規制強化に踏み切るかが焦点。

また国際商品市況全般でみれば、米金利動向は無視できません。
にわかに年内の追加利上げが織り込まれ始めましたが、
それでも抑制される米金利の背景に日銀が。
新村さんの解説を是非。

またこのところはEV自動車をテーマにした特集が耳目を集めていますが
新村さんはEV自動車が主流となる潮流であるが、その普及には
コストと時間を要することを指摘。
中国のEV化計画はスローガンであって目標ではないとお話ださいました。

その意味ではまだEV需要を見込んでのコモディティ投資はまだ早いと思われますが
脱ディーゼルの流れは早く、プラチナ下落はこの影響によるところが大きいですね。


また、原油価格の今後についてもお話を伺っています。
2018年は原油市場のボラティリティが大きくなりそう。

OPECのスペアキャパシティの低下が意味するのは?!
一方で待機油田による増産余力のある米シェールオイル。

リスクシナリオが現実となればWTI原油価格の70ドル台もあり得るとした
新村さんの解説は必聴です。原油の世界需要は旺盛です。
是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

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