ゴールドは早くも夏枯れ?!小動き続くもETFからの資金流出みられず [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.06/22 大橋ひろこ 記事URL

2017年前半、金ドル建て相場は1カ月から1カ月半で上昇(または下落)のサイクルを形成しています。今月6日に1,295ドルをつけ1300ドル大台乗せが期待されましたが、4月17日の高値とほぼ顔合わせで終了し、高値調整局面入りとなっています。3月くらいからずっと1200~1300の100ドル以内の値幅でのレンジが続いていますね。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんにお話を伺いました。


ここからのカギは米トランプ政権の動向と金融政策。6月14日のFOMCで米利上げが実施され、
バランスシート縮小のロードマップも示されました。金融引き締め政策継続はドル高思惑につながりやすく
金は下落基調に。金利上昇の環境下でも株高傾向が続き、金投資は回避される傾向にあります。


ただし、年内の利上げもバランスシート縮小着手時期も、今後の米経済指標次第。
まずは7月7日に発表される6月の米雇用統計の数字に注目です。
5日には今月13、14日に開催されたFOMCの議事録が公表されますので
この内容にも注目ですね。


二ューヨーク金市場での大口投機家の買い越しは今月13日現在、19万0,274枚、
同月6日の20万4,465枚から減少しています。FOMC以降以降さらに手じまい売買が進み、
買い越しは15万枚台まで減少となっていると森さんは予想されています。
足元の金下落は短期筋によるものでしょう。

12カ国に上場する投資信託(ETF)の金現物保有高は今月21日現在、1,190.26トンで
5月末の1,183.73トンから微増、第1四半期末の3月31日現在の1,170トンから1.8%増。

投資家らが金をポートフォリオに組み込む流れは続いています。

ここからのポイント、そして冴えないプラチナとの鞘についてなども伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。


***************************************

ここで、東京商品取引所(TOCOM)からお知らせです。

「商品先物取引ナンバーワンの称号をつかむのはだれか?!」
TOCOMリアルトレードコンテスト開催!中です。

優秀者には、金貨のプレゼントなど豪華賞品を用意。
ただいま参加者をプロ・アマ問わず募集中。
詳しくは下記のバナーをクリック!

皆様のご参加お待ちしております~♪




天候相場目前、5年連続豊作予想で穀物価格低迷中だが... [大橋ひろこコラム]
2017.06/21 大橋ひろこ 記事URL

米農務省2017/18年度農産物需給見通しでは、生産は減少するも5年連続の豊作予想。7月のトウモロコシの受粉期の天候相場のクライマックスを前に穀物相場が冴えません。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫氏に穀物市場の動向と今後のポイントを伺いました。


米農務省は5月10日、2016/17年度(16年後半~17年前半)の
世界農産物需給予測を発表しました。


◆生産量は25.31億㌧で、前年度の25.93億㌧から2.3%減少するものの、
史上2番目の水準。
小麦7.38億万㌧、トウモロコシ10.34億㌧、コメ4.81億㌧。
いずれも過去最高であった前年度を下回りますが記録的数字です。
消費量が25.65億㌧で生産量を上回ることから、
期末在庫量は5.99億㌧と前年度の6.33億㌧から減少する見込みです。

◆穀物貿易量は4.06億㌧で前年度の4.17億㌧から減少するものの、
過去2番目で、輸出比率(貿易量/生産量)は16.1%となります。

かつて国際穀物市場は、生産量に対して輸出に供される量が
10%程度と限られるため、「薄いマーケット」と称されていましたが、
「厚いマーケット」に変わっています。

その背景には南米の躍進が。特に今世紀に入ってブラジルの大豆輸出が急増。
昨年度のブラジルの大豆輸出量は6190万tで米国の5579万tを抜き、
世界最大の大豆輸出国となりました。
主な輸出先は中国です。
中国の大豆輸入量は今年度9300万tに達します。

◆今年の特徴は、大豆の作付面積が8950万エーカーで
トウモロコシにほぼ並ぶことだと柴田さん。
かつてトウモロコシは「キング・オブ・グレイン(穀物の王様)」と
言われていましたが、その地位は大豆にとって代わられました。

なかでも、影が薄くなったのは小麦です。
今年の小麦の作付面積予想は4610万エーカーで前年の5020万エーカーから
大きく減少し、実に100年前の規模に縮小しています。
米国の農家の間では、儲からない小麦は、連作障害を防ぐための
ローテーション・クロップの位置付けとなってしまっています。


◆これまで4年連続の豊作続きで、今年もまた豊作予想。
5年連続の豊作は過去例がありません。
豊作による穀物価格の下落で農家の収入も減り続けています。

勿論穀物にも農家の生産コストというものがありますが、
大豆は1ブッシェル10.04ドル、トウモロコシ4.03ドル程度とされています。
現在は大豆は9㌦台、トウモロコシは3㌦台へと下落していて生産コスト割れ状態。

USDA統計局によると、主要生産18州平均の6月11日現在の
トウモロコシの生育状況は、"優"と"良"を合わせた比率が67%で、
昨年同時期の75%を下回っています。
大豆も「優+良」が67%、昨年同期の73%を下回る状態。

これはイリノイ、インディアナ、カンザス、ミズーリ、オハイオ州の
5州(全米の約3分の1を占める)が高温乾燥に見舞われ
作況指数が40~60%となっているためです。

産地が高温乾燥気味ということですが、このまま7月の受粉期にも
こうした天候が続けば、ひと相場あるかもしれません。
今後、華氏100度以上(摂氏37.8度以上)の高温に見舞われると、
トウモロコシの生育に問題が出てくる恐れがあるのです。

天候相場を前にもう1つの大きな材料は
6月末にUSDAより発表される作付確定面積です。

3月末に発表された作付意向面積は
トウモロコシ9000万エーカー、大豆8950万エーカー。
これはあくまでも農家に対するアンケート調査であったのに対し、
今回は実地調査で確定面積が発表されます。

降雨に見舞われた東部ベルトで、トウモロコシから大豆へと、
どの程度作付がシフトしたのかに注目です。

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。


***************************************

ここで、東京商品取引所(TOCOM)からお知らせです。

「商品先物取引ナンバーワンの称号をつかむのはだれか?!」
TOCOMリアルトレードコンテスト開催!中です。

優秀者には、金貨のプレゼントなど豪華賞品を用意。
ただいま参加者をプロ・アマ問わず募集中。
詳しくは下記のバナーをクリック!

皆様のご参加お待ちしております~♪

パラジウム上昇、プラチナとのパリティ目前の背景 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.06/14 大橋ひろこ 記事URL

プラチナとパラジウムの価格が、パリティ(1対1、等価)に接近しています。
プラチナのほうが高く、プラチナとパラジウムの価格は5倍程度にまで広がっていたこともありましたが、プラチナ価格はここ数年冴えない値動きが続く一方で、パラジウムの上昇が続いています。この背景には一体何があるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はICBCスタンダードバンク東京支店長池水雄一氏にお話を伺いました。


パラジウム価格は16年ぶりの高値928ドルに迫る上昇となっています。
今年4月の安値から23%の上昇となっています。
プラチナの頭の重たさと重なり、プラチナとのスプレッドは現在50ドル程度。
6/9金曜日には一時30ドルまで接近しました。

足元ではリースレートが急騰中。
貴金属も通過と同じように貸出金利をともなう貸し借りが行なわれています。
貴金属を担保にして資金を貸し借りするする際の金利のことを、リースレートと呼びます。

借り手は、借りた貴金属を一旦売却して生産費用にあてる鉱山会社や
現物の売りポジションを望む貴金属ディーラーなど。

リースレートが高くなる場合はその貴金属の供給量が少ない状態。
逆にリースレートが低下している状態は供給量が多いと考えることができます。

現在、ゴールドのリースレートは0.3% プラチナは0.6%であるのに対し
パラジウムのリースレートは12%にも上昇しているのだとか。

これは、現物が足りないという状況ですね。

池水さんによりますとパラジウム2012から6年連続の供給不足に陥っています。
供給の最大手はロシアのノリリスク・ニッケル社です。
ロシアの生産はほぼノリリスク一社と言っても過言ではありません。
次いで南アフリカとなっています。
ロシアの戦略備蓄はほぼ底をついた、とささやかれていますが、
現状のマーケットを見るに、その指摘は間違ってはいないでしょう。

Nymexの在庫も1.3トンと2003年以来の低いレベルにまで減少しています。

パラジウム高騰の最大要因は供給不足である中で、ガソリン車需要が
ディーゼル車より堅調であることが挙げられるでしょう。

プラチナを触媒に使用するディーゼルエンジン車はVW車の問題などから敬遠される傾向が。
米国や中国などの自動車大国ではガソリン車が主流ですが、
パラジウムはガソリン車の触媒として使用されています。

今後のポイントは?!
また今後、パラジウム価格がプラチナを超えて上昇を続ける可能性はあるでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で池水さんの解説をおききくださいね。

******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


中国減速でCRBインデックス下落続く~ゴム相場下落もうはまだなり?! [大橋ひろこコラム]
2017.06/08 大橋ひろこ 記事URL

CRBインデックスは2017年1月196ポイントまで上昇、200の大台目前に迫っていましたが、以降下落が続き現在は175ポイント近辺まで落ちてきました。2016年1月は原油安の影響で154ポイントまで下落してから、底入れし200ポイントに迫るところまで回復していたのですが、、、。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話を伺いました。

CRBインデックスの低下は、コモディティ市況全般が冴えない値動きを
あらわしていますが、小針さんは中国の景気後退リスクの影響が大きいと指摘。

GDPの2.5倍に膨れあがった中国の債務総額への懸念から格付け機関が
相次いで中国の格付けを引き下げています。
シャドーバンキング問題では3750億ドル(約38兆円)の損失発生リスクがあるとの指摘も。

◆経済指標から見えてくる景気減速

 
①4月の新車販売台数は前年同月比マイナス2.2%の208万4000台。
  (前年実績を下回るのは、2015年8月以来1年8カ月ぶり)
 
販売支援のための減税が終了し今年1月からは小型車の購入税が
5%から7.5%に引き上げられました。来年は通常の10%に戻る予定で、
予定通りなら年末にかけては駆け込み需要が期待できますが、
通年では小幅な伸びにとどまる見通しです。


②4月の中国住宅価格は前年同月比+9.9%と高い伸びを維持も、
 昨年12月以降は緩やかに伸び率が低下。
 住宅販売金額は前年同期比+16.1%と昨年同期の+36.2%から大きく鈍化。


中国の成長を支えているのはインフラ投資で1-4月期は前年同期比で
18.2%増加しているのですが、地方債への借り換えが年内で一巡するため、
来年以降のインフラ投資の拡大に歯止めがかかるリスクが懸念されています。

中国の大連商品取引所で上場されている産業素材銘柄が急落しています。
下げ幅が大きいのが鉄鉱石と石炭で、鉄鉱石相場は今年2月中旬につけた
700元近い高値から続落の一途をたどり5月末までに410元近くまで下落。
石炭相場も今年4月上旬に一時トン当り1300元まで上昇していましたが、
4月中旬から下旬にかけて続落して更に5月末の取引で長大陰線を引く急落となり、
一気に1000元の大台を割り込む展開となっています。

TOCOM銘柄では天然ゴムの下落が大きいですね。

上海ゴム相場は、5月第4週から第5週にかけては顕著に下落し、
中心限月9月限は1万3000元を割り込み、年初来安値を更新しています。

IRSG(国際ゴム研究会)の統計では、2016年の中国の年間の天然ゴム消費量は
535万トンで世界消費に対する占有率は42%、同様に米国の消費量は102万トンで
占有率は8%。この2カ国で世界の半分の消費シェアがあります。


小針さんは、仮に今年の世界の天然ゴム総消費量がIRSG予想量の1340万トンとして
この2カ国の今年の天然ゴム消費量がともに前年比で4%減ったとすると、
世界の消費量は2%減となる計算、数量換算では30万トン弱の消費が減ることになる
と指摘、ゴム価格の下落はまだ止まらない可能性に言及されています。

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。



******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


5年連続豊作となるのか?!冴えない大豆・トウモロコシ相場 [大橋ひろこコラム]
2017.06/07 大橋ひろこ 記事URL

穀物相場が冴えません。2016年度に生産された小麦・大豆・トウモロコシなどの穀物は豊作、4年連続で豊作となったために穀物価格は下落が続いていますが、この影響で米農家の純農業所得は2013年の1238億ドルから減少が続き2016年は715億ドルと4割強も落ち込んだと指摘されています。現在作付けが進められている2017年度生産も豊作となれば5年連続となりますが、果たして...。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表の茅野信行さんにお話を伺いました。


足元ではブラジルレアルの下落、ブラジル産大豆の豊作、そして
南米産大豆の輸入を中国がキャンセルしたことなどの材料を受けて
大豆価格が下落基調。トウモロコシ価格は長期もみ合いの様相を呈しています。

大豆、トウモロコシともに米国産の作付は堅調で平年並みの進捗率。
6月半ばには大豆の作付けもほぼ終了する見込みとなっており、
全く波乱はありません。こうした中でファンド勢は大豆、トウモロコシ、小麦の
全ての穀物をショートしている状態となっています。

茅野氏は5年連続の豊作は過去に例がない中、現在までの環境にまったく
問題がないことがファンドの売りを誘っているが、天候波乱があれば
踏み上げ相場へと発展するリスクがないわけではないと解説。

6月30日にはUSDA米農務省から作付確定面積が発表になりますが、
3月末に発表された作付け意向面積とのギャップが材料となり、
例年穀物相場が大きく動くトリガーとなります。

そして迎える7月初旬の受粉期。
トウモロコシはわずか1~2週間に凝縮された受粉期の天候で
豊作となるか不作となるかが決まると言っても過言ではありません。
この時期の天候が受粉に向かなければ、相場は暴騰する可能性もあるのです。

現時点では天候リスクも予想されていないということなのでしょう。
ファンドはショートのままです。

さてここから・・・

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


OPEC減産継続決定も米国原油生産増加続く [大橋ひろこコラム]
2017.05/31 大橋ひろこ 記事URL

5月25日開催のOPEC総会では6月末に期限切れを迎える現行減産枠を、来年の3月まで延長することを決定しましたが、WTI原油価格は前日比2.46㌦下げの48.90㌦まで急落となりました。事前にロシアとサウジアラビア間で協調減産の継続でも一致をみており,これが伝わった24日のNYMEXのWTI先物市況は51.36㌦/㌭と約1カ月ぶりの高値に上昇していたことで、価格の事前織り込みが進んでいたためですが、減産を単に延長しただけで,需給引き締めの具体策が何も示されなかったことが失望されたという側面も。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は石油ガス・ジャーナル顧問 山内弘史さんに
ここからの原油需給と今後の価格動向についてお話を伺いました。


  
事前報道には、OPECによる減産枠拡大協議への期待もありました。
しかし、前回以上の減産策提示に踏み出せなかったのはなぜでしょうか?
山内さんは米国のシェールオイル増産態勢の一層の充実と
ジリジリ増加する原油増産があるためだと指摘されます。

5月第3週の米国原油生産量は前週比1.5万㌭増の日量932万㌭。
アラスカ州の原油生産は同0.5万㌭減で,本土48州は2万㌭増。
シェールオイル生産の行われている本土が増産となっています。
48州の在来型オフショア油田の減産は続いており、
シェールオイル増産があってこその2万㌭増ということです。


EIA「7シェールの6月シェールオイル=原油生産予測によると
「5月比12.2万㌭増」掘削リグ数は増加を続けていますが、
見逃せないのが1リグ当たりの生産量,つまり生産効率の上昇です。
例えば2016年第2四半期からリグ数の増加が著しい
パーミアン・シェールでは1年前までは新規に掘削した坑井の
1リグ当たりの生産量は日量500㌭でしたが現在では700㌭と
1.4倍にもなっています。


5月25日にベーカーヒューズが発表した全米の石油稼働リグ数は
前週比2基増の722基。うちパーミアンは同1基増の362基と
その半分を占めています。1年前には137基だったのが225基の増加です。
しかもその生産効率は1.4倍。


さらに「掘削すれども生産せず」という坑井があること。
生産しようとすればすぐにも可能である坑井は5000にも上るのだそうです。


何故、生産せず待機しているだけの坑井があるのか。
米国とて原油市況は高い方がいいに決まっているというわけで
生産するタイミングをみているとみられます。
これがOPECにとっての懸念事項であり、原油が高価格となり
一斉生産が始まると,米国原油がどんどん世界へ輸出されることに。
OPECは販売シェアを奪われるリスクとなります。
これが懸念されるため、OPECは大幅減産に打って出られないと
足元を見られてしまった結果、減産9カ月延長合意も原油価格は
大きく売られる結果となってしまったのです。


OPEC内でも減産枠外のリビア・ナイジェリアの増産も続いているほか
イラクやイランも増産しており、その効果も懐疑的である面も否めません。


また、在庫も全く減少していません。
IEAは市場報告で「OECDの石油在庫は2か月連続で減少し,
3月末30億2,500万㌭になったと指摘していますが
(1月末3,290百万㌭),2016年末の2,985百万㌭がボトム。
2016年3月末は3,014百万㌭と前年同期比では増加しています。

米国の原油在庫は7週連続減少と報じられています。
実際3月31日536百万㌭から5月19日516百万㌭へと減少していますが
この時期は典型的在庫取崩し期です。
ガソリン需要期であるため、例年のシーズンサイクル。
下値をサポートすることはあるかもしれませんが、
価格押し上げ要因となるような材料ではありません。

ここからの原油価格動向は?!
詳しくはオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。



******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


OPEC総会前、原油価格上昇の背景 [大橋ひろこコラム]
2017.05/24 大橋ひろこ 記事URL

5月25日は注目のOPEC総会。原油価格は4月中旬以降、米シェールオイルの増産傾向が続くとの観測が強まったこと、需要期を前にして米ガソリン需給の緩和が懸念されたこと、ロシアから協調減産の延長に慎重とみられる発言があったこと、リビアの油田の操業が再開したことなどから、急落に転じ5月5日には、一時、WTI原油で43.76ドルと昨年11月15日以来、ブレント原油で46.64ドルと昨年11月30日以来の安値をつけました。しかしその後、サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相とロシアのノバク・エネルギー相が1月から実施している協調減産を、期限切れとなる7月以降も9カ月延長する必要性があるとの認識で一致したと報じられたことで原油相場は反発し、足元ではブレント原油が54ドル台、WTI原油が51ドル台まで上昇しています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の芥田至知さんに
原油市場の現状と今後についてお話を伺いました。



25日のOPEC総会を控えて、各産油国が、サウジとロシアの提案に
賛同する姿勢を明らかにしています。
22日には、長期間の減産には消極的だとみられていたイラク賛同を表明。
現時点では、2018年3月まで9カ月間の減産延長を決定するとの観測が主流です。
19日には、OPECの経済委員会が減産の延長のほか、
一段と大きな供給削減を考察しているとの報道もあり、
より長期に渡る減産の延長や減産幅の拡大への思惑も生じています。


25日総会で大方の想定通り現行の減産幅を9カ月延長が決定すれば
一時的に相場は上昇することはあるかもしれません。しかし、その後は、
「知ったらしまい」という相場格言の通り、材料出尽くし感から
やや相場は下げに転じる展開になるのではないか、と芥田さん。


というのも、やはり減産の一方で増産傾向が続いている米国の存在も大きく
シェールオイルは原油相場が50ドル前後で増産傾向、
今後も増産傾向が続くと見込まれています。


また、23日には、米トランプ政権が予算教書の概要を発表し、
その中で、約6億8800万バレルあるSPR(米戦略石油備蓄)の半分を売却する案が
盛り込まていたことで原油相場が下落する局面もありました。
2018年~2027年の10年間をかけての売却ということですから、
1日あたりにすれば10万バレル未満のペースにとどまるため
原油相場の影響は軽微とされたほか、SPRの削減については、
与野党の議員から反対の声が上がっており、容易ではないとみられています。


ここからの展開は?!詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。


******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


ロシアゲート問題でゴールド上昇、ここからのポイント [大橋ひろこコラム]
2017.05/18 大橋ひろこ 記事URL

足元で強含みのゴールド。米株や米ドルがトランプ大統領のロシアゲート問題に揺れる中、資金が金市場に向かっているようです。問題が長期化すればゴールド価格は強気継続となるでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今回はみんかぶ商品調査部門アナリスト 森成俊さんにお話を伺いました。


ここからのゴールド市場、やはりトランプ政権の動向と金融政策がカギとなります。
6月13、14日のFOMCで米利上げの市場予想は69%。5月初旬には100%近くにまで
織り込まれましたが、ここにきて利上げ織り込みが低下傾向に。

6月FOMCまでまだ1か月ほど時間があるため、その間に発表される米指標にも
注目ですが、ロシアゲート問題で米株下落が長期化すれば利上げができるかどうか・・・。

ゴールドETFの金現物保有高は今月17日現在、1,189.95トン。
3月末の1,170.00トンから微増、年初の1,159.85トンから2.6%の増加となっています。

大口投機家、ファンド筋のポジション動向、買い越しは今月9日現在で15万0,006枚。
4月25日の20万0,677枚から2週間で5万枚以上減少したのですが、
その後の金価格上昇を見ると買い越し幅は17日現在16~17万枚へと膨らんでいる
可能性も。ただし、20万枚まで買い越されていた時点から見ればまだ買い余地ありですね。

また、金とプラチナ価格の逆転現象が長期化しています。

第1四半期はドル高、南アランド安、欧州、中国の需要減少不安が弱材料となり、
4月終盤からゴールド下落につれ安となり、5月3日に900ドル割れ示現。
足元では金の反発につれ高となり、940ドル台まで反発となっていますが、
ゴールドとのサヤは310ドル以上あり、プラチナの割安感は大きいですね。

日本国内でプラチナジュエリーや現物の販売が増加しているのは、プラチナの割安感が
大きいためだと思われますが、なかなか鞘縮小に向かいません・・・。

GFMS発表の「プラチナ&パラジウム・サーベイ2017」によると、
2016年のプラチナは4.3トンの供給不足となりました。
2015年の1.9トンの供給過剰から供給不足に転じているのですが、、、。
2017年は鉱山生産の減少などを受けて供給不足が見込みに転換しています。

ここからの見通しは?
詳しくは森さんの解説をお聞きくださいね。

******************

ゴールドについて、楽しみながら学ぼう!

金の魅力を伝え、関心を深めるためのこの時期恒例イベント
「ゴールドフェスティバル2017」が、
6月24日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。


金現物、金箔、アクセサリーから投資商品まで、限りなき可能性を持つ
「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の「金(ゴールド)」の祭典です。


当日は、"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さんの講演や、
当番組コメンテーターでもお馴染み池水雄一さんと、
お笑いコンビ・パックンマックンによる、ゴールドの魅力を語る
スペシャルトークショーなど内容盛りだくさん!
友人・ご家族連れでぜひお越しください!


参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリックしてください。
(外部サイトにジャンプします)


ゴールドと原油展望、ゴールド西暦末尾「9」アノマリー [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2017.04/27 大橋ひろこ 記事URL

フランス大統領選挙、北朝鮮の記念イベントに向けての有事勃発リスクなどを警戒したマーケット。イベントが想定した事態へと発展しなかったことで株式市場には買戻しの波が押し寄せ、売り込まれていたユーロが買い戻されるのと同時に、リスク回避で買われていた円高の揺り戻しも大きくなっています。有事に物色される金は緊張緩和から下落に転じていますが、ここからのポイントは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

足元では株高と逆相関となってゴールドは下落していますが、
それでも上昇トレンドを維持しているため、再びリスクイベントが
意識されることがあれば、金市場に資金流入もありそうです。

短期的には、6月FOMCに向けて再び米金利動向も意識される展開と
なる可能性もありますが、菊川さんは長期的には金は上昇トレンドを描くと指摘。
特に西暦末尾が9の年は陽線確率が図抜けて高い(40%にも上る)アノマリーがあり
オリンピック前年にはゴールドが大きく上昇する可能性が。
(1975年~2014年までを検証)

3月急落となった原油市場も4月に持ち直しましたが、再び軟化中。

原油先物市場にはファンド勢のロングが積みあがっており
3月の急落はファンド玉のふるい落としにもつながりましたが
足元では3週連続でファンドの買い越し残が増加しており、
再びロングが積みあがってきています。

大局で見れば50ドル±5ドルでのレンジ相場を形成していますが、
世界需給、米国在庫、米国シェール、OPEC減産と中東紛争リスクが
複雑に絡み合い、どれも突出した材料となっていないことから
膠着状態に陥りつつあるように見えます。

ここからの価格変動要因、ポイントとなるイベントなどについて
菊川さんに伺いました。

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

*****************************************

ここで、東京商品取引所(TOCOM)からお知らせです。
当番組を毎日放送しているコモディティの情報発信基地、
東京・日本橋「TOCOMスクエア」は、この5月で開設1周年を迎えます。

そこで5/10~5/12は「TOCOMスクエア1周年記念ウィーク!」とし、
ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」と連携して
毎日TOCOMスクエアで記念イベントを開催します。

3日間、ラジオ放送後にプレゼント(軽食)付きセミナーを開催。
投資に役立つ最新情報を、各分野の専門家から伺います。

詳しくは、下記のバナーをクリックしてください(外部サイトにアクセスします)

レンジが続く原油相場、ここからのポイント [大橋ひろこコラム]
2017.04/26 大橋ひろこ 記事URL

OPECの減産合意の遵守率は意外に高かったものの、米国の原油在庫増で供給過剰感が高まったことで3月、WTI原油価格は50ドル台のレンジを下方ブレイク。米国の商業用原油在庫が5億3千万バレルと市場最高になり、また石油掘削リグの上昇が弱気材料となりました。OECD諸国全体で第1四半期は、在庫増となっています。

3月末からリビアでの武装勢力による生産減少、OPECは6月以降も減産を継続するという観測から原油価格は下げ止まり、4月6日の米軍のシリアの軍事基地への攻撃で、地政学的な不安要因により再び50ドル大台を回復。しかし、50ドルレンジを維持するのは難しく、価格は再び40ドル台へと下落しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト藤沢治さんに原油市場を取り巻く材料と
今後の展望を伺いました。

ここからの原油市場の最大の関心は5月25日のOPEC定例総会。
現時点では減産の継続が決定されることを前提とした価格となっているため、
足並みが乱れることがあれば価格の下落要因となります。
市場予想通り減産延長が合意されたとしても、
これまでのような高い遵守率が維持できるのかどうかがポイントとなってきます。


米国のシェールオイルの生産回復も弱材料。
EIAは2017年のシェールオイル生産を日量60万バレル増と予想していますが、
藤沢さんはこの数字に懐疑的。日量100万バレル増にまで膨らむ可能性を
指摘されています。50ドルにまで原油価格が上昇してくると、シェール生産も
採算が見合うため、足元では増産基調がトレンドとなっています。

対して米国のガソリン需要は思ったほど伸びていません。5月末から
ドライビング・シーズンに入るので、需要増が期待されており
IEAは2017年の世界の石油需要を前年対比日量130万バレル増としているのですが、
足元の世界経済状況では、あまりに楽観的な予想のような気がしますね。

米国の対イラン制裁の復活もささやかれ、シリア、イラク、IS,そして
アラブ/イスラエル紛争激化と中東の不安定化は価格高騰要因となりますが
地政学上のリスクが価格を引き上げた場合、その高値は長期化しないものです。

藤沢さんに今後の価格動向を展望いただいています。
詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

*****************************************

ここで、東京商品取引所(TOCOM)からお知らせです。
当番組を毎日放送しているコモディティの情報発信基地、
東京・日本橋「TOCOMスクエア」は、この5月で開設1周年を迎えます。

そこで5/10~5/12は「TOCOMスクエア1周年記念ウィーク!」とし、
ラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」と連携して
毎日TOCOMスクエアで記念イベントを開催します。

3日間、ラジオ放送後にプレゼント(軽食)付きセミナーを開催。
投資に役立つ最新情報を、各分野の専門家から伺います。

詳しくは、下記のバナーをクリックしてください(外部サイトにアクセスします)

 全42ページ中1 ページ   [1] 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 次の10件