ピークゴールド説で金価格はあがるのか?! [大橋ひろこコラム]
2018.02/15 大橋ひろこ 記事URL

米国の1月CPI消費者物価指数が予想より良かったことで、米国の利上げペースが早まるとの思惑が、ゴールド売りを誘いましたが、下落は一瞬。その後V字反騰からの倍返しで、ゴールド価格は高値更新を狙う値動きへと回復しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はICBCスタンダートバンク東京支店長 池水雄一氏をお迎えし
「金鉱山生産の現状~ピークゴールド論」をテーマにお話を伺いました。


足下では、金利動向に神経質となった株式市場の乱高下を受けて
ゴールド価格は金融要因の影響を大きく受けて動いていますが、
それでも、高値更新をうかがう値位置にとどまっており、大きく下落することはありません。

今回は、現状の基礎的需給、ファンダメンタルズ要因。

池水氏には過去にも「ピークゴールド説」について取り上げて解説いただいてきました。
世界の金鉱脈は1995年に発見されたのがピークで、減少を続けています。

鉱脈発見から、実際に金を生産できるように設備投資が整うまでおよそ20年かかります。
1995年の鉱脈発見ピークから20年後は2015年。
つまり世界の金生産のピークは2015年になるだろう、というものです。

実際には2016年の世界の鉱山生産は前年比14トン(0.4%)増加で
2015年がピークではありませんでした。ただしその伸び率は減速しています。
ぴたりと20年後、、、ということではなく数年のタイムラグがあると考えられますので
2017年の世界の金の需給を確認したいところですね。


そろそろ、2017年の年間需給が出てくると思われます。
池水氏は、おそらく金生産が減少に転じているのでは?!と指摘しつつも。
ただ、それがゴールド価格の上昇に直接的につながるわけではない、とも解説くださいました。

有史から現在まで採掘され、地上に存在しているゴールドの量は177,000トン
(50mのオリンピックプール3.5杯分)
その大部分がリサイクルできる形で保存されているため、
生産、採掘のピークが来たとしても地上在庫はなくなることはありません。

潜在的な心理的価格下支え要因ではありますが、価格押上げ材料とまでは
いかないでしょう、、、、ということですね。

また、金生産のAISC(All in sustaining cost、すべてを含んだ生産コスト)は818ドル。
現在の金価格は1350ドル前後ですので、
金鉱山会社の利益率は相当なものですね。

今後の金価格動向のポイント含めて池水氏に伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で池水氏の解説をお聞きくださいね。


下落に転じた原油市場、トップアウトしたのか?! [大橋ひろこコラム]
2018.02/14 大橋ひろこ 記事URL

長らく高止まりを続けてきた原油価格が下落してきました。金利の上昇、株式市場の下落と金融市場が荒れ模様の中、ポジション整理が進んでいるのでしょうか。原油先物市場での投機筋の買い越し幅は過去最高が積みあがり続けていましたが、、、、。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はよそうかい・グローバルインベスターズインク代表 松本英毅氏を
お迎えしてお話を伺いました。

原油市場の下落は、債券、株式市場の急変も影響しているかと思いますが、
原油市場独自要因はどのようになっているでしょうか。


◆原油在庫は積み増し

米国を襲った寒波も緩み暖房需要がピークを過ぎたようです。
製油所が定期点検入り稼働率の低下で、原油の消費が減少したことで
週間在庫統計では原油在庫が増加。




◆米国内の生産の増加

米国の原油生産が1970年以来で日量1,000万バレルを超えてきました。

日量1000万バレルの生産はロシアやサウジを上回る水準です。

原油価格が持ち直し上昇してきたことでシェールオイルの開発ペースが速まり
掘削稼動リグ数も大幅な増加を見せています。

生産増も米国内在庫の積み増し基調が今後一層強まるとの見方につながりまsね。




◆トランプ政権による大幅な規制緩和

トランプ大統領は北極圏や大西洋岸のほぼ全域で石油開発を認める方針。
これも将来的な生産増につながる材料で、原油価格の上値を重くします。

これらが、短・中期的な原油の売り圧力となって、ロングが積みあがっていた
原油市場の手仕舞い売りを誘った格好ですが、松本さんはそれほど大きく
崩れるとは見ていないようです。


ポイントは、米国内の石油開発は順調に進むか?!

60ドル程度の価格は依然としてコストに見合っていないと松本さん。

足元では60ドル台まで回復しましたが、長期の期先限月は50ドル前半に低迷する
極端な逆さやになっています。生産会社のヘッジ売りが進まない状況にあります。
現状ではコストの高い油田でまで、積極的に開発を進める余裕はないのです。

産油国が減産姿勢を維持するなら、中長期艇には一段と需給がタイト化する
ことが予想され、長期的には決して需給が緩む方向とも言えないのです。
年々伸びていく需要を賄えるだけの供給が確保できるのか?!

また、経済危機に直面しているベネズエラの生産は、引き続き減少傾向。
イラク北部やリビア、ナイジェリアの情勢も依然として不安定なままです。
積極的に生産が増える状況ではありません。

次に何らかの生産停止が起これば、供給に余裕がない分
市場が敏感に反応することも想定されます。

そうした事態に陥った際、これまで増産して穴埋めをしてくれていた
サウジアラビアには期待できないと松本さん。

そのわけは・・・。

詳しくはオンデマンド放送で松本さんの解説をお聞きくださいね。

ドル反転で上値重いコモディティ市況 [大橋ひろこコラム]
2018.02/08 大橋ひろこ 記事URL

2月5日パウエル氏新FRB議長の就任の日。

ダウ平均株価は大幅に下落し下げ幅は一時1500ドルを超える場面も。市場は戦犯探しに湧いていますが、FRB議長交代のアノマリー通りとなりましたね。

1987年10月のブラックマンデーでは、当時のグリーンスパン議長が就任2ヵ月目。1ヵ月目に3年ぶりに利上げをしたばかりでした。グリーンスパン氏は、すぐに流動性供給を強化する声明を発表し、不安心理を和らげ、株価も底打れとなったことで、「マエストロ(巨匠)伝説」と呼ばれるまでの手腕を発揮していくこととなるのですが、さて、手洗い洗礼を受けたパウエル氏新FRB議長のかじ取りは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はコモディティー インテリジェンス 代表取締役社長の
近藤雅世氏にお話を伺いました。


パウエル氏は、「ミスター・オーディナリー(普通)」と呼ばれているようです。
1月末のイエレン議長最後のFOMCでは、インフレが2.0%になるのは確実と
強調され、3月21日のFOMCでの利上げはほぼ確定と見られていますが、
本当に利上げが実施されるか否かは、ここからの市場動向によるでしょう。


教科書的に、金価格は株下落時には上昇すると(リスクからの逃避)されていますが
今回は金価格も一緒に下落しています。リーマンショック時も同様でしたが、
利下げと量的緩和政策で金価格は一転上昇のサイクルにはいりました。
今回、金融政策の転換があれば金価格は上昇に転じる可能性が大きいと思われますが、、、。


足下では、ドル安の巻き返しが起こっており、これがコモディティマーケット全般
上値を抑えてしまっています。加えて、高止まりとなっていた原油市場では、
これまで10週間連続で米国の原油在庫が減少していたものが
足下2月2日までの週を含め2週連続で在庫増となっています。


ここからのポイントを近藤さんに伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で近藤さんの解説をお聞きくださいね。

安値放置からの浮上、動き出した穀物市場 [大橋ひろこコラム]
2018.02/08 大橋ひろこ 記事URL

金利が急上昇してきたことで株式市場が波乱の様相を呈していますが、コモディティ市況は比較的落ち着いています。特に穀物市場の値動きは、マクロ金融の混乱の影響をほとんど受けていないようです。2018年年初から安定した上昇トレンドを強めています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコンチネンタルライス代表 茅野信行氏に
穀物市場の現状と今後の展望をお話いただきました。

5年連続の豊作となり、長期に安値放置された小麦、トウモロコシ、大豆の
穀物市況ですが、南米の干ばつの報などに動き出したかに見えます。

茅野さんは、現地の乾燥天候は年明けからの降雨によって緩和されていると指摘。
もし、天候リスクによって上昇開始したというのなら
失望からの穀物反落もあろうかと思われますが
売り飽きたマーケットは、ここより下値を探ろうという気がないようです。


茅野さんによると、現在シカゴの大豆とトウモロコシの比価は2.80。
通常、比価は2.5が中心値となり、これが3.0に接近すれば、
大豆の作付けが有利になり、2.0に近づけば逆に、
トウモロコシの作付けが有利になるという原則からみれば
この春からの新穀の需給予想は大豆作付が増えそうです。


ここからは、この春先からの新穀の生産動向に注目となってきますが
それよりも6年目の豊作の可能性は大きくなく、
天候リスクによる反応が大きいセンチメントとなっていることが
ポイントのようです。つまり、2018年は天候による相場が面白そうだということですね。

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

ファンドの原油ロングは史上最高、その背景にある需給 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2018.01/31 大橋ひろこ 記事URL

原油価格がまだジリジリと上昇。WTIは66㌦/㌭を挟んだ展開。北海ブレントは70㌦/㌭前後。

世界的株高が生んでいる過剰流動性が大量に原油先物市場へと流れ込んでいるとみられます。大口投機筋の買い越し建玉は連日史上最高数を更新し71万枚へ。昨年9月12日には37万枚程度でしたので4か月余りで約2倍に膨張しています。(1枚=2,000㌭)。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は石油・ガスジャーナル顧問 山内弘史氏にお話を伺いました。

WTI価格と大口投機筋の買い越し玉数はほぼパラレルに変動。投機筋の買いに引っ張られての原油高騰であることを裏付けられています。

ではなぜ投機筋はここまで買いを積み上げているのでしょうか。

①米、世界景気堅調

2017年10~12月期の米GDPは前期比年率換算2.6%増。
うち個人消費は3.8%もの増加となりました。
石油需要は今後も伸び、原油在庫も減少を続けるとした見通しが
投機筋の原油買いを呼び込んでいるものと思われます。

2017年の石油需要は2,012万㌭/日となり、過去最高の
2005年の2,080万㌭に迫る勢いです。


②アラスカよりフロリダ州を含む東海岸の方が20℃も気温が低い大寒波。

異常大寒波が襲った「直近4週(12月最終週~1月第3週)の
米国の石油需要量は2,051万㌭/日。前年比8.1%もの増加です。

中間留分(暖房油とディーゼル)需要は10.1%増,プロパンも同10.1%増。
天然ガス需要も過去最高の需要を記録した2014年1月第1週を上回る
154.7Bcfとなり,19日現在の在庫量は前年比81.6%の超低水準となっています。

寒波・大雪は通常ならばガソリン需要を減少させるのですが、
「直近4週」の同需要は5.4%増加しています。
中間留分需要10.1%増には景気好調を反映した物流の活性化による
ディーゼル需要増もかなりの部分を占めています。

石油需要の大幅増は原油処理量増加につながっており,
「直近4週」1,707万㌭/日,前年比3.0%増。
これが直近のガソリン在庫増につながっているとみられます。

では、ネガティブ要因はないのでしょうか。

原油価格が高ければ米国のシェール生産は増加します。
米国原油生産、1,000万㌭/日超は目前にせまっています。

ここからの見通しは?
詳しくはオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

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原油相場高騰の行方 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.01/17 番組スタッフ 記事URL





今日の「マーケット・トレンド」は大橋ひろこさんに代わりまして叶内文子アナウンサーがお届けします。
コメンテーターはマーケットエッジ 代表取締役の小菅 努さんです。

直近の原油相場は寒波の影響もあって大きく上げてきています。

この原油高の構成要因は、

1)地政学リスクの高まり
2)アメリカの在庫減少
3)ドル安
4)協調減産体制の継続への信頼感
5)投機買い過熱

との事。特にドル安が大きい材料と小菅さん。

加えてこの先の原油相場の行方をお聞きしました。
2018年はコモディティ上昇の年に?!~ゴム市況の今後 [大橋ひろこコラム]
2018.01/11 大橋ひろこ 記事URL

米景気のさらなる回復、また欧州経済の回復が示すとおり、世界経済は最悪期を脱し「世界好景気」が指摘されています。景気拡大による消費の拡大がコストプッシュ型のインフレ化をもたらすでしょうか。景気の動向に強く左右される原油を中心としたエネルギー群や、銅、亜鉛、鉛、アルミ、ニッケルなどの産業素材銘柄が上昇基調に入ってきています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズ・タイムズ代表 小針秀夫氏にお話を伺いました。

2001年から2008年までの期間、あるい
は2009年から2011年までの期間に示された
大型のコモディティ上昇相場が再現されるシナリオもあるのではないかと小針氏。

先導役となっているのは原油価格。
ゴールドマン・サックスが11月中旬に発表した2018年の予測では、
北海ブレント1バレル当たり58ドルでしたが、
12月5日に価格見通しを62ドルに引き上げました。
ところが、1月4日時点で北海ブレントは68ドル台まで高騰し、
既にゴールドマンの強気な予想を上回っています。

価格高騰の背景に投機マネーの流入も囁かれていますが、
OPECと非OPECの協調減産の効果と世界需要の伸びによって
需給が引き締まっていることに裏付けされているとの見方が
価格をサポートしており、このトレンドはしばらく継続しそうです。

原油との相関関係が強い天然ゴム相場は、原油高にもさえない値動きが続いています。
生産大手であるタイ、インドネシア、マレーシアの3カ国が今年1月から3月までの間、
最大35万トンの輸出を削減することで合意したらしいという情報が
リークされているのですが、まだ価格に織り込まれていません。

2016年3月から8月までの6カ月間にも、合計61万5000トンの輸出削減を実施。
今回の削減期間と削減量は昨年のほぼ半分であるものの
削減の期間に対する量の比率(削減ペース)は前年とほとんど同じです。
出遅れていたゴム市場にとっての買いのきっかけとなるでしょうか。

ゴム相場のアノマリーとして、ゴム価格は1~2月に高値を取りやすいというものがあります。
3~5月がウィタリング(落葉期)でゴム樹液採取が細る減産期にあたるため、
その前に減産を織り込んで価格が上昇しやすいのです。

ここからのゴム市況展望、詳しくうかがっています。
オンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

2018年コモディティ市況展望 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018.01/04 大橋ひろこ 記事URL

トランプ政権への懸念が指摘され続けた2017年。終わってみれば米株は絶好調。総じて世界の株が好調だったことを鑑みれば、商品市況はさえない1年でした。しかしながら世界の景気が好調であることが確認される中で、2017年末に向けては原油価格が大きな上昇を見せ、強いトレンドを感じさせるものとなっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
マーケット・トレンド新年最初の放送は
マーケット・リスク・アドバイザリー代表 新村直弘氏をお迎えし
2018年のコモディティ市況についてお話をいただきました。

2017年11月、OPECと非OPECによる協調減産の延長合意にも
WTI原油価格は出尽くしの売りとはならずに年末高、60ドル大台突破。

世界景気のメインシナリオは緩やかな景気回復であるため、
需要は年末に向けて緩やかな増加ペースを維持すると見られますが
2018年6月と11月のOPEC定例総会で「出口」が議論される可能性には留意。
足元の原油高は減産効果が出ているとみることができますが、
原油高となった今、これ以上の減産継続が必要でしょうか。
出口論が活発となれば原油価格には下押し圧力となります。


一方で、中東情勢の混乱は下支え要因。
イランで反政府デモが拡大していることから、原油の安定供給への懸念から
年末年始にも原油価格は一段高となっています。

中東をめぐる地政学リスクで原油価格はどう動くでしょう?!

ホルムズ海峡封鎖オプションが意識されれば原油価格は上昇するとする
新村氏は「親米・親イスラエル国」に対する原油禁輸措置が発動される
可能性にも言及、第3次オイルショックの再来となれば原油価格100ドルも
何ら不思議ではないと指摘されています。
これは、需給面からの分析ではなく、あくまでリスクシナリオですが。。。

新村氏には工業金属についてもうかがっています。
詳しくはオンデマンド放送で新村氏の解説をお聞きくださいね。



原油はまだまだ安すぎる?! [大橋ひろこコラム]
2017.12/21 大橋ひろこ 記事URL

「米国株は3倍になる!」センセーショナルなタイトルの新著の売れ行き好調、今回はエモリキャピタルマネージメント代表 江守哲氏に2018年のコモディティ、原油相場展望を伺いました。景気循環サイクルから米株上昇はまだまだ続くと江守氏。世界経済成長をエンジンにコモディティ全般、本格上昇はこれからのようです。


年内の税制改革法案の成立に目途がついたことで、来年は「米国のインフラ投資」に
軸足がシフトするとの期待から銅価格が上昇しています。


江守氏は銅価格と原油価格の相関性が強いことを背景に原油価格はまだ安すぎると指摘。

来年本格的に米国のインフラ投資がテーマとなるなら、コモディティ市況は盛り上がりそうです。

そもそもOPECと非OPECによる協調減産の効果を軽く見ない方がいいと江守氏。
歴史的合意は継続延長ているほか減産遵守率も高く、
その本気度は世界の原油在庫の減少につながっています。

米シェール生産が原油価格の上値を抑えるとの予想が大勢となる中、
江守氏は2017年当初から原油高の時代が来ることを指摘されてきました。
2018年はさらなる上昇となりそうです。
江守氏に来年の想定レンジを含めここからのポイントを伺いました。

詳しくはオンデマンド放送で江守さんの解説をお聞きくださいね。


2018年注目のコモディティ [大橋ひろこコラム]
2017.12/20 大橋ひろこ 記事URL

米国の税制改革法案がいよいよ成立する見込みで米株は3指数揃って12月に史上最高値を更新。減税法案が成立すれば、次は、来年1月30日の一般教書演説に先立って、インフラ投資計画を発表する見込みです。2017年は株式市場にとっては「適温相場」いい環境が続きましたが、2018年はどうなるでしょう。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員 芥田至知氏に
世界経済とコモディティをテーマにお話しを伺いました。

株式相場が上昇を続ける中で、経済全般に「過熱感」があまり強くない背景には、
コモディティ相場の上昇が緩やかにとどまっていることも一因だと芥田氏。

2008年当時はコモディティが(特に原油がWTI原油は147ドル示現)上昇、
企業収益の圧迫やインフレ懸念が強まるリスクとなりました。

マクロ経済環境をみると、中国や欧州の景気が、年前半に
想定されていたよりもやや上振推移。世界景気の好調も
2017年は株高のトレンドでもコモディティ相場は「適温」の範囲内にあります。

11月30日のOPEC総会と非加盟産油国も含めた閣僚会合は、
ほぼ予想された内容でしたが、その後、ナイジェリアでのストライキ懸念や
欧州北海でのパイプライン事故などもあり、ブレントを中心に原油相場が上昇しています。

18年は、協調減産が継続される中、原油需給は緩やかに引き締まるとみられますが、
6月22日の次回OPEC総会までに、石油在庫が産油国が目標とする
過去5年平均並みの水準まで減少することはなく、結果的に、18年末までの
減産が予定通りに行われることになるとみられます。
 協調減産があってこその価格水準ということですね。

18年に、中国やインドの需要増加を背景に需給はやや引き締まるも、
米国ではシェールオイルの増産傾向が続き、原油の上値を抑えるとみられ、
WTI相場は50㌦台後半~60㌦台前半を中心に推移すると芥田氏は予想されています。

芥田氏にはゴールドの2018年展望もうかがっています。
詳しくはオンデマンド放送で芥田氏の解説をお聞きくださいね。

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