ビビッときたら個別株!? [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.05/21 山本郁 記事URL

この火曜日の放送で大切にしていることは、負担を極力抑えて投資を始め、続ける...ということ。
このところずっと勉強をしてきているETFはその一つとして使えるアイテムです。
今日はタイトルが「個別株」になっていますが、あくまでもひと捻りETFをベースに、ETFの欠点を補う形でやはり今、気になる個別株の持ち方やバランスを考えてみます。

アベノミクスの成長戦略も出てきて、色んな材料が出過ぎている状況で、当然個別株に行くべき地合いであることは間違いないのですが、ETFでもひと捻りにその材料がつながる訳です。
ですから、アベノミクス、アベクロ政策をしっかり念頭において考えて行かなくてはなりません。
もちろんアベノミクスに恩恵のある銘柄で、かつ、株価は極力割高でないものが良いですよね。
こうした中、業種別ETFを考えてみると、(6月30日の放送でもご紹介した)TOPIX17の業種別のくくりに自動車・輸送機のETFがあります。
今、急務の課題と言われている次世代インフラ整備の中で、"無人で(道路や橋などの)点検が出来る技術があります。自動車ではITS(先進安全自動車)という技術、自動ブレーキがかかる技術はすでに実現していますし、いずれは完全自動運転車の実現も夢ではないようです。
日本の自動車のこうした技術はこれからの成長戦略の中で注目していきたいものです。
またこれだけの相場が活況の中では、証券会社も視野に入れておきたい銘柄の一つ。でも個別で持つには日々値動きを追っていくのは難しい...というなら、TOPIX17に証券・その他金融(銀行を除く)という分野があるので、ETFで持つというのもいいです。
ETFの特徴として、一部売却が出来ること、そして最低投資単元がとても低い(一万円そこそこから投資することが出来る)という点があります。
そこで、このETFは○割下げよう...といった感じで自由に金額を調整しながら、アベノミクスの恩恵をより受けそうな業種別ETFををいくつか持ち、それをベースにしながら
そことは全然違うところでアベノミクスの中核となるような個別銘柄を持つというのがいいでしょう。
今回の成長戦略、すでに他分野にわたっていて関連銘柄まで入れると膨大です。
そんな中、もうひとつ注目を挙げると、「浮体式洋上風力発電」
文字通り風力発電の新しい技術ですが、洋上つまり海の上での発電は効率もよく安定し、日本のように海に囲まれた環境ではとても有利な方法なのだそうです。
問題はコストと技術力なのだそうですが、期待される材料の一つです。

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね!!
"ひと捻りETF"の使い方・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.05/14 山本郁 記事URL

ひと捻りETFの使い方、前回は"業種別"に絞って投資できる「業種別ETF」を見ましたね。
今日はその他の"市場別"、"規模別"で見て行きます。
個人投資家は、仕事をしながらで忙しい方も多いので、なかなか個別銘柄を追うのは手間がかかる...とくに値動きも激しい新興市場銘柄は心理的な負担も大きいものですが、ETFは指数でざっくりと投資できるので、この3つを網羅していると使い勝手がよく、馴染みが出てくるものが見つかるもの。
ぜひおさえておきたいところです。

まずは市場別。
日経平均やTOPIXといった指数の他に、ジャスダックやマザーズのような新興市場だけで作られているETFもあるのです。
投資家それぞれに好みの市場ってありますよね。
安定した大型株は着実だし、為替のお恩恵も大きいのが魅力。
新興市場はお手頃に始められるし値動きも楽しめるのが楽しい。
...などなど。
案外、個人で持っている銘柄は市場が偏っていることが多いものです。
なので、そこで買っている個別銘柄とは反対の所を、市場別ETFでおさえておくという発想はいかがでしょう?
例えば新興市場は事業内容を追うだけでも大変だし、値動きが激しいのでフォローが難しいですよね。
まだ光り輝いていなので個別株を見つけるのは大変だし。
でもそんな原石のような会社が沢山あるので、光るものを見つけた時は凄いパワーがあります!!魅力的な市場です。
だからETFの力を借りてざっくりおさえておくのです。

例えばこんなETFがあります。
マザーズ・コア上場投信(1653)
指数だけどストップ高がありますし、マザーズなので値動きが激しくなりがち。
そして純資産総額は今年3月時点で3億円ちょっとという小さめのETFです。
今日は1,930円で引けたので、一株単位で買えますから金額的にもお手頃。
初めての値動きに挑戦してみたいなんて方は、大型株と性質が逆なので、
大型株で出た利益を向けるというスタイルで挑戦してみるなんていうのもいいですよね。
15銘柄しか組み込まれていないので中身が変わりやすいですから中身のチェックはお忘れなく!

もう一つ、市場別ETFで目立っているのが、
JASDUQ‐TOP20上場投信(1551)
名前の通りジャスダックのトップ20銘柄が組み込まれたETFです。
これもストップ高になることが多く、あのパズドラのガンホーが構成の半分以上を占めているので"プチガンホー"なんて言い方もされているとか。
自分の持っている銘柄と違う値動きを楽しむのに面白い存在です。

指数を大きく買うのは難しいもの。
乗り降りが難しいし、自分の思いを乗せられない銘柄が組み込まれている場合もあります。
そして、新興銘柄は巣立ってゆく可能性もあるのです。市場の鞍替えです。
虫の変態で例えれば、幼虫が、蛹になって、いずれは成虫になって羽ばたいてゆく。
気付いたら東証一部に上場していた...なんてことも。
特に10月は入れ替えの時期なので気をつけておきたいですね。

規模別ETFでは
TOPIX Core30という指数連動のETFがあります。
東証一部に上場している全銘柄のうち、時価総額、流動性の特に高い30銘柄で構成されたものです。
逆にTOPIX Smallなんて小型株1500銘柄が組み込まれたものも。
自分ではなかなか手の回らない銘柄の値動きを知るために持つ...なんて使い方もあるそうです♪

いやぁ~ETFって本当に奥が深いですね!
詳しい野尻さんの解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。

ひと捻りETFの使い方 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.05/07 山本郁 記事URL





















じわじわと注目を集めてきている"ひと捻りETF"
只の指数連動型のETFを、業種別だったり、規模別だったり、テーマ別...といった何かを手掛かりにしてぐっと絞った...ひと捻りした形のETFです。
目指すのはTOPIX以上の運用!
アベクロ政策を意識してひと捻りETFの使い方を考えてみます。

今日は業種別に絞ったひと捻りETFならではのメリット、デメリットに注目しました。

まずはメリット。
ETFなので比較的少額の資金で投資できるのは前提として置いておいて
今日も日経平均は14000円台を回復し、今のところアベクロ政策は順調に進んでおり
いいな...と気になっていた銘柄は、今、より高くなり手が出なくなってしまった...なんて方もいらっしゃるでしょう。
気になっているものが上がると「ほら、やっぱり...!」なんて気持ちになっていまうもの。
株を持っていてもハラハラするけれど、持っていなくても買えない悔しさで心静かに過ごせない...。
そんな時、業種別ETFです!
業種で絞っているので、自分の気になっていた分野への思いが乗せやすく、まさに自分が買いたかった銘柄が組み込まれていることもあります。
それを数万円で買うことができるのです。
数万円なので、利益が出ても、ランチ代や、ちょっと欲しかったなんてモノを買うくらいのお金ですが、でも自分の思いは乗せることができますよね。
それだけではありません。
業種別ETFは、初動に気付きやすいというメリットも!
保有していれば、あるいはお気に入りに入れてチェックしていれば、今どこが来ているのかとったアンテナをはることが出来ます。
ランチ代...なんて思っていたら、あれ?ディナー代になりそう...なんて時は思っていたよりも強いということですよね。
それなら買い増したり、値動きをけん引している銘柄を、個別株で買ってみたりしても良いわけです!

では、デメリットも。
TOPIX連動よりも動きははっきりしていますが、個別株に比べるとそこはやはりマイルド。
だって、捻ってもETF。
そこのところは理解しなくてはなりません。
そして、ETFですから分散は効いていますが、影響を受けやすい上位数銘柄は、今期待できるものなのかどうかしっかり中身を見ておく必要はあります。

TOPIX以上の運用を目指すのだから、そんなときの便利なツールがあります。
YAHOO!ファイナンスで、チャートが比較できるんです。
例えば、前にも例に挙げた、『NEXT FUNDS不動産上場投資信託(1633)』を開いてみましょう。
チャートを開いて、下の方をみてみると、比較チャートというものがあるんです。
そこでTOPIXを選ぶと、NEXT FUNDS不動産上場投資信託とTOPIXの値動きが同じチャートで比較できちゃうのです。
期間を変えてみてみるのも必要です。
例えば5年チャートで見てみると今のアベクロ政策の動きがよくわかります。
2012年の前半まではPTOPIXの方が上回っていますが、そのあとNEXT FUNDSが逆転しています。

ポイントは
値動きは、TOPIX<業種別ETF<個別株
組み入れ上位2~3銘柄が、個別では高くて手に入らなくても、業種別ETFで思いを乗せることができる

いかがでしょうか?
ひと捻りETF、まだまだ知っておきたいことがいっぱいあります。
来週は、使い方・その2ということで、規模別にも注目してみましょう!

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね♪




 







"ひと捻りETF"を見てみよう! [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.04/30 山本郁 記事URL














今日も登場しました"ひと捻りETF"という言葉!
先週もお聴き頂いた方はお分かりだと思いますが
今日、初めて耳にした...という方も多いでしょう。
だってこの言葉、野尻さんが作った言葉なんですもん(笑)

まずは、"ひと捻りETF"、この言葉のおさらいから。
ETFといえば、日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するものをイメージする方が多いと思いますが
今、ETFってたくさんあって、指数に連動するというのは間違いないですが
業種別だったり、規模別だったり、テーマ別だったり...と、括り方が違う、アレンジされた、つまり"ひと捻り"したETFが増えてきているんです。
ものによっては日経平均連動のETFと全く違う値動きをするものも見られるんです。
だから、「ETFって値動きがちょっとマイルドで物足りない」...なんて方も、そんなちょっと"ひと捻り"したETFは要チェックです!

先週も例に取り上げた「TOPIX17」というシリーズは、33業種を17に絞った株価指数ですが
最大のメリットは最低投資金額がぐっと抑えられるということ。
でも、メリットもあれば、デメリットも。
中身を見ることが大事です。

例えば、金融緩和が進むとセオリー通りなら円安が進行するでしょう。
それならやはり自動車関連は気になるところ。
自動車といえば、トヨタ、ホンダ...
しかし、トヨタに投資しようと思うと、余りにも王道過ぎて個別では持つ気がしないという方も
また、投資信託でも、ETFでも、トヨタの組み入れ順位が上位で割合も多い...という商品が多いので
間接的に持っている可能性も高く、もともとポートフォリオの中にトヨタの比率が多いってケースも。

そんな時、ざっくりと自動車関連にお金を向けられるETFが!
TOPIX17に自動車・輸送機ってカテゴリーがあるのです。
「NEXT FUNDS自動車・輸送機TOPIX17上場投信(1622)」
中身を見てみると
組み入れ銘柄の上位2つはトヨタとホンダで、この2つで50%超えているんですが
組み入れ銘柄数が70もあるのです。
そして自動車のセクターが注目されている時の、2番手、3番手
輸送用機器の、デンソー(6902)や、曙ブレーキ(7238)、タカタ(7312)などが幅広く組み込まれていて
18,000円くらいで投資できるんです。
とは言ってもさすがに18,000円だけでは、値動きがそれほど期待できない...という方に
プラスαの情報!
このひと捻りETFの中身を見ていると、この銘柄が牽引している...など気づくことが出来ます。
だから、ざっくり気になる業種の中で、今まで知らなかった新しい銘柄と出逢えるんです。
その銘柄がこれから更に伸びると思えれば、それを個別で買ってみるのも良いですよね!

如何ですか?ひと捻りETF。
来週はその使い方に踏み込んでいきたいと思います。

野尻さんの詳しい解説は、オンデマンド放送でお聴き下さいね♪
ETFでアベクロ政策に乗ろう [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.04/23 山本郁 記事URL














先週は、確定拠出年金でアベノミクスに乗ろう!ということで
現役の会社員なら、勤めている企業が確定拠出年金を導入していれば
投資資金を自腹で捻出しなくとも、アベノミクスの恩恵に預かれる...というお話でしたが
ただ、現役でないとダメだし、企業が導入していなければダメと
誰でもが使える方法ではありません。
そこで今日は、お財布に優しく、かつ、誰でも出来る方法として
「ETFでアベクロ政策に乗ろう!」というテーマでお話頂きました。

まずは"アベクロ政策"という言葉を確認しておきますと
安倍政権による財政政策と黒田日銀総裁による異次元の金融緩和
このタッグによって生み出される新しい風です。
今後、一本調子ではないとしても、異次元緩和で株が上がってゆくことは十分期待出来ます。
ならば、お財布に無理のない範囲で、この流れに乗る道を考えたいものです。
そこで登場するのがETF(上場投資信託)。
ETFはこれまでも勉強してきましたが
日経平均やTOPIXに連動するタイプは、初心者には扱いやすいけれど値動きがゆっくりでちょっと物足りないのがネック。
ならば、慣れた人ならレバレッジを利かせるタイプもありました。
しかし、今日クローズアップするのは、"ひと捻りFTF"です。
これは野尻さんが作った言葉です。念のため。
では、ひと捻りETFって何でしょうか?
これは「TOPIX17」というシリーズのETFのこと。
株式市場は33業種に分類されていますが、それを17に集約した形の指数があります。
東証が2007年から算出し公表している指数で比較的新しいものです。
33を17に集約しているのだからかなり絞られているわけです。
だから手応えも感じられるというわけです。

アベクロ政策がスタートしてから、まず不動産セクターが活況になりました。
足元は調整してきたかな...と思っていたら、先週に引き続き今日、日銀がJ-REITを17億買付ました。
下がってくると日銀の買いが入るということがまた確認できたわけです。
不動産はやはり魅力的なテーマです。
そして、19日に安倍総理の成長戦略スピーチが行われましたが、農業、医療分野などにも規制改革をするといった内容が盛り込まれていました。
それを受けて、医療や農業関連銘柄も上げて行くと見られますし、これだけ株式市場が活況だと証券会社の株価自体も上がってきています。
今はテーマ、切り口が無数にあるのです!!

ではひと捻りETFを、不動産セクターに注目して見てみましょう。
NEXT FUNDS不動産TOPIX17上場投信(1633)というETFがあります。
これは上位3つに、三菱地所、三井不動産、住友不動産という、不動産の代表的な銘柄が組み込まれており、その比率が7割以上なんです。
三菱地所や三井不動産は個別で買おうとすれば、最低購入金額は今300万円を超えていますし、住友不動産に至っては400万円以上!
とても個人では手の届かない高嶺の花です。
でも、このような上がってしまった個別銘柄でも、ひと捻りETFを使えば、金額の壁を乗り越えることが出来るのです♪

なかなか魅力的な"ひと捻りETF"
来週は注意点やその中身なども見て行きましょう!
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね♪♪
今、確定拠出年金を見直そう [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.04/16 山本郁 記事URL














先週「見てみよう!日銀の動き」というテーマで、マーケットへの日銀の影響力が如何に大きいかを教えて頂きましたが
早速動きがありましたね!!
日銀が新体制となって初めて、昨日、ETFを216億円購入しました。
下げて始まった今日のマーケットも、この日銀の買いによって上げに転じ、比較的わずかな下げ幅で終わりました。
日銀のスケールの大きさ、影響力が、改めて感じられました。
今日もETFを216億、そしてJ-リートも17億購入と、270兆円の予算で着実に行動を見せています。
また、これまで日銀は"1%ルール"(TOPIXが前場に1%以上下落した時にETFの買い入れをする)で動いていると言われていましたが
昨日は0.9%でも買ってきているので、やはり新体制によるリニューアルが見られます。
やはり日銀の動きから、今、目が離せません。
今は、普通のマーケットとは違う状況。株価を下げれば、日銀が大きなスケールで買いに来るので、決して下げっ放しにはなりません。
野尻さんは「下駄を履いた状態でマーケットに参加出来る」...と表現されていましたが、それほど今、有利な状況なのです。
人生で何回体験できるか分からない異次元の金融緩和が行われている、今、投資に参加できるのです。
でも、わかっていても、その内に...とか、今は家計に余裕がないから...となかなか参入出来ない方もいらっしゃると思います。
そこで無理なく今出来ることの一つとして、今日は「確定拠出年金の見直し」に注目しました。
わざわざ投資資金を捻出しなくとも、会社員であれば殆どの職場で導入されている確定拠出年金。
これを見直すことで、アベノミクスの恩恵に預かれるという訳です。
まだ一度も見直していないという方、そもそも見直しなんて出来るんだ!!と思っていた方。
スイッチング(他のファンドへの乗り換え)が出来るんですから、今、その機能を使わない手はありません。
そこで、預貯金などの他の資産とは別の"特別勘定"の部分だけ、アベノミクスシフトをしてみてはいかがでしょうか?
日本株の割合を高めてみるのも良いでしょう。
例えば参議院選挙までの間とか、半年間だけとか期間を決めて日本株のウエイトを上げてみる。
しかし、いかなる場合でもバランスを取ることが大切なので、この場合、時間分散したんだと発想を切り替えて、その後半年は日本株の割合を下げる。
バランスを取ることは鉄則です。
また、日本株だけでなく海外でも上がっている所はあるし、為替の恩恵もある今、海外のウエイトを上げるという考えももちろん有りです。
自分の心に寄り添うようにポートフォリオの見直しをすることがポイントです。
でも、どんなに確信があっても100%変えてはいけませんからね。

如何でしょうか?
確定拠出年金は、携帯のプランと同じで一回決めたら放ったらかしになりがちです。
今、見直しのチャンスです。
詳しい野尻さんの解説は、オンデマンド放送でお聴き下さいね♪








見てみよう!日銀の動き [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.04/09 山本郁 記事URL


日銀の新たな量的緩和を受けて、今日の東京外国為替市場は、朝方の取引で、一時、1ドル=99円65銭近辺まで下落し、3年11カ月ぶりの円安ドル高水準に、また、株式市場でも、円安を受けて日経平均株価は一時、取引時間中としてはリーマンショック前の2008年8月以来、4年8カ月ぶりに1万3300円台をつけました。
先週の日銀の金融政策決定会合で発表された内容は、野尻さんにとっても目を疑うような驚きの内容だったそうです。
中でもETFの買入れは、13年末、14年末とそれぞれ年間一兆円規模という桁違いのスケールの増額。2012年末に138兆円だった資金供給量を2014年末に約2倍の270兆円に拡大することを見込んでいます。
これは、後戻りできない一世一代の挑戦なのだ!と野尻さんはおっしゃいます。そして、私たちの生活への影響はそれ相応の覚悟を迫られるということ。
世代によっても違いはありますが、特にリタイア世代は10月からついに年金の支給が減ります。つまり物価が上がるのに収入は減るのです。
現役世代はいずれ給料が上がるとしてもそれまでに時間がかかるかもしれません。それより先に物価が上がってしまう...生活実感が大きく変わってしまうのです。
このギャップを縮めるために、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、日銀がどのようなことを決めたのかを理解しなくてはなりません。
量的・質的量的緩和の導入が決まったわけですが、(以前からこの番組では、金融緩和を薬に例えてお話ししていますが、)今回の金融緩和を一言で言うと「異次元の薬が処方された」
それほどインパクトのあるものです。
主要なポイントは、マネタリーベースをコントロールするということ。マネタリーベースというのは、日銀が供給する通貨のこと。
市中に出回っている流通現金と金融機関の当座預金を足したもの。これを2014年末までに270兆円まで上げて行こうというのです。
また長期国債の買い入れを拡大します。買う期間の延期をして、新規発行の60%強を日銀が買い入れます。
今は30%ですから、これもまた倍増です。
冒頭でも触れましたが、ETF、J-リートの買い入れの拡大。
ETFは年間約一兆円のペースで、J-リートは年間約300億円のペース。
銀行券ルールも一時適用を停止し、今までの無担保コールではなくマネタリーベースを軸に金融調節をします。
このように、最初で最後のチャンス!と、今まで経験のない強い薬を使って今、全力で回復しようとしているのです。
当然そこには副作用も。
円安が行き過ぎると困る産業もあるし、急激な物価高になると私たちの生活もついていけなくなります。
この物価高に負けないようにするために、私たちも個々に出来ることをやって対応して行かなくてはなりません。
その手段を来週以降、野尻さんに教えて頂きます。
まずは、株が上がっている今、401k確定拠出年金を見直すチャンスです!
皆さん苦労して決めた確定拠出年金ですが、放ったらかしにしておくのは損!!
来週はこの確定拠出年金をとのように見直すと良いかに注目します。

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送をお聴きくださいね♪

今の時代の"タダ株" [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.04/02 山本郁 記事URL

これまでは「投資入門」というタイトルがついていた火曜日ですが、この4月からプチリニューアル!

「わかりやすい投資情報」になりました。

初心者からベテランまで全ての方に役に立つ、"わかりやすい"投資情報をお伝えしてまいります。

野尻さんは「投資家も生活者の一人だ...ということを大切にしてお送りして行きます」っておっしゃっていました。

どうぞ、今の投資って何がポイント?なんて迷っている方、投資生活に疲れてしまった、なんていう方にも皆さんお誘い合わせの上お聴きくださいね♪

 

さて、先週に引き続き"タダ株"です。

タダ株...自己資金が全く入っていない、運用益だけでもっている株のこと。

 

タダ株にはいくつか種類があるのですが

先週教えて頂いたタダ株は、「株価が上昇していて、かつ、分割が発表されると生まれるタダ株

分割した半分を売却すると自己資金は回収できるので、残りはタダ株になるのです♪♪

そして、「運用益を積み上げてつくるタダ株

いろんな銘柄で生まれた利益をこつこつと積み立てて、いつかタダ株を作ろう!とプールしておいたお金で購入した株。

前者のタダ株は、企業が分割をしてくれないと作ることが出来ないけれど、後者はまさに自分でコントロールして作ることが出来るタダ株です。

だったら、私もタダ株作っていた...なんて方もいらっしゃるかも。

でも、タダ株って意識していることが大切なんです。

だってタダ株の大きなメリットは、タダ株、運用資金ゼロだから、心に余裕を持って運用することが出来ること。

そして、投資の利益って、売買を重ねていると元本と売却益がごちゃごちゃになることが多いのですが

運用益を積み上げるという意識を持っていることによって元本と売却益がはっきりするということもメリットです。

 

では、資金を積み上げてつくるタダ株、どんな銘柄に、どんなタイミングで投資するか...ですが

ベースとして長く付き合って行きたい...と思える銘柄をタダ株にすると、それこそタダ株ですから心に余裕を持ってじっくりホールドすることが出来ます

タイミングも、今までの経験を生かしてベストなタイミングを見極めることが出来ます。

また、別の発想で、今までの自分とは違う投資行動が出来る!というのもタダ株の魅力です。

例えば日頃手堅い銘柄選びをされている方は、タダ株ぐらいは果敢に攻めてみたい!ということも出来るわけです。

だって、タダ株なんですから♪

今の時代のタダ株、ぜひ頭の片隅に入れておいて下さいね。

 

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さい。

 

 

 

"タダ株"って何? [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.03/26 山本郁 記事URL

先週の番組終わりに野尻さんがちらっと言い残した"タダ株"という言葉。

聞いたことが無い言葉ですよね。

この"タダ株"とは、"自己資金が全く入っていない状態で保持している株"のこと。

広く捉えるなら、相続した株や、贈与された株も、自己資金は入っていない株ですが

ここでいう"タダ株"は自分で作るもの。

「自己資金を全く入れない株を作る???そんなこと可能なの?」って思う方もいらっしゃると思います。

今のように短期間で個別株が急騰する相場環境...投資資金から株価が2倍以上に上昇しているケースも今は多くいられますよね。このような場合、株式分割を行うことが多いので、タダ株を作りやすいのだそうです。

株を一株だけ保有している場合は、その一部を売却することは出来ませんが、その株が分割した場合、自己資金の分だけ利益確定して残りを保有していれば、その保有株は自己資金の入っていない株、つまり"タダ株"になるわけです。

まず、タダ株のプラス面ですが

気持ちにゆとりが出ること!

個別株はどうしてもハラハラするものですが、自己資金を回収した状態で保有する...つまり自分のお金が入っていない状態なら、値動きに対して余裕が持てるようになります。

だから、少し疲れた、ハラハラはお休みしたい...なんて時にもタダ株は向いています。

また、急騰し過ぎた時、完璧に売るのも決心がつかないけど、少し保有の比率を下げたいなんて時もタダ株がぴったりです。

タダ株のマイナス面は

パワーが一気に減速すること。

例を挙げて考えると、ちょうどこの4月1日に効力発行するオリックス(株)(8591)の株式分割。

この株からタダ株を作ることを考えると、一番うまくいったケース(鯛焼の頭も尻尾も食べられたケース)

去年の年初来安値の6月4日に6,470円で購入したとすると、今年の年初来高値は3月11日の12,570円。

9カ月ほどで約2倍の株価に急騰しました。

そこでこのたびの株式分割。タダ株を作るチャンスです。

ただし、オリックスはその他金融セクターの一角の銘柄で、今後金融緩和の恩恵を受けることも考えられます。

また株式分割することで株価が下がって買いやすくなるので個人も手掛けやすくなり、まだ株価上昇の余地が考えられます。

すると、ここでタダ株を作る=利益確定しちゃうことは良いことなのかどうか...。

答えは1つではありません。人それぞれなのです。

 

タダ株を作る...言い換えれば、パワーをマイルドにするということ。

その銘柄の力を弱めたいときに使うと良いでしょう。

そして売った分お金を資金にして他の気になる株を購入すれば、その新しい株を"タダ株"と捉えて、余裕の気持ちで向かうことが出来ます。

"タダ株"、まだほかにも作り方があるのだそうです。

それはまた来週に!!

 

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね♪

日本株の悩みを考える [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.03/19 山本郁 記事URL

今日のテーマは「日本株の悩みを考える」
投資のことってとかく一人で悩みがち。
一般の悩みに比べても他人には相談しづらいものですよね。
このままでいいのだろうか…ともやもやを抱えている方、多いのではないでしょうか?
でも、「それは正しいです!」と野尻さん。
今はそういう時期なんですって。
例えば日経平均株価を見れば、昨年11月の衆議院議員選挙の後、音が聞こえるほどぐんぐんの株価が上がり今では4割強の上昇。
このままでいいのかなぁ…って不安に感じるのは、投資家としてはむしろ正しい感覚です。
でも悩んでいるだけでもいけないので、今日はその悩みに向き合ってみます。
一口に悩みと言っても、人それぞれ。
投資を始めた時期もまちまち、投資に向けるお金の割合もまちまち。
人によって立ち位置は様々です。
日本株を、このところの上昇で購入した人もいれば、何年も何十年も持ち続けている人もいるでしょう。
長く持っている方は、2008年のリーマンショックの時期に日本株に向き合ってきた経験は、これから生きてきます!!
今の日本株は金融緩和という薬が効いて上昇していますが、これからは業績相場に移ってきます。
“今の過熱感を警戒しつつ、次の動きを決める”ここに経験が生きてきます。
個別株は、その人により手掛け易い銘柄があります。
呼吸がぴったりあっている銘柄をいくつか見つけること。
短期で売買したりする中で、ずっとウォッチングしてゆくと、画期的な技術がその企業にあってそれが商業ベースに乗り出した!いずれ業績に反映されてくることが見えてくる…なんて銘柄が見つけられたら早めにキャッチして長く持ち続けると、それが自分のベースとなります。
先週勉強した二刀流のベースの部分です。
大きな果実を実らせる立派な木に育つまでその銘柄を持ち続けるのは、結構な忍耐力が必要です。
でも成長したら買い増したりととても力強い武器になります。

しかし、んなベテランも初心者も、投資という不確実なものに挑んでいるということでは条件は同じです。
100%の答えなんでものは投資にはありません。
迷ったり悩んだりは当たり前。
重要なのは、例え結果は違ったとしても、その時点で「こう思ったから、こうした!」と自分で納得すること。
自分で納得して投資することは、辛い時は心の支えになるし、経験値としていずれ必ず役に立ちます。

さて、来週は迷いの時のお役立ちの手立て“タダ株”について教えて頂きます!
お楽しみに♪

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。


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