ローンと投資のコントロール [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.07/30 山本郁 記事URL
ローンと投資という言葉が、何故一緒に並べられているの?
全く別物じゃない!!って思った方もいらっしゃるでしょうか。
先週の放送をお聴き頂いていればお分かりの通り
"ローンは家計のリスク"です!
だから、投資とローンに向けるお金のバランスを計るのは家計の基本!
ここをしっかり押さえておく必要があります。

ローンはリスクである以上、一つずつ片づけていくのが理想ですが
人生の中で色々なものが重なる時期ってあるものです。
住宅ローンを完済してから投資を始めようと思ったら、現役の間は投資が出来なくなってしまうってことです。
アベノミクスもこれからまだ続いていきます。投資のチャンスも逃したくない...。
ローンと投資を自分の中で折り合いをつけて付き合っていく。
リスクの観点でその二つを上手くコントロールするため、改善できるポイントを考えましょう。

リスク許容度...自分がどれだけのリスクを取れるのか...ですが
一般に「100-年齢」、20代の人なら70%程度、投資に回しても大丈夫、なんて言われますが
同じ年代でも、同じ年収でも、家計を取り巻く状況はそれぞれ違います。
奨学金の返済を続けている人もいるかもしれないし、車のローン、家のローンを払っている人もいるかもしれません。
住宅ローンを払っている人、賃貸住宅に住んでいる人、親と同居しているなどで住居費が殆どかからない人でもとれるリスクは変わってきます。

ローンがある人で、そこから投資を考える場合、どうするか。

まず、整理できるものから整理していく。
マイカーローン、クレジットカードのローン、特にリボ払いの残高など、短期ローンのものから片付けましょう。
長期ローンに比べて残高も少なくて返しやすいことと、短期のものほど金利が高いので残しておくと勿体無いことが理由です。
例えばリボ払いの金利は年率約15パーセント!
これを返済するということは、家計の上では、15パーセントで投資商品を運用しているのと同じ効果なんです。
この低金利時代、0.0何パーセントの運用なんていう投資で頑張っているんだから
それならその投資資金で金利の高いローンを先に返しちゃった方がうんと効率的です。
ただ、無理にリボ払いを全額返済して、結局家計が足りなくなってキャッシングしたなんてことは言語道断!本末転倒!!
キャッシングはさらに金利が高いのですから、あってはならないことです。

次に、短期ローンは無くて、住宅ローンなどの長期ローンだけという方。
住宅ローンは確かに異質なくらい低金利です。
でも家計にとってリスクはリスク。
今までローンを加味せずに投資資金を見積もってきた場合は、投資の規模を縮小することが必要です。
ただ、そこでも、ローンの返済状況と、本人の性格によってリスク許容度は変わってきます。
慎重派の方は、一旦投資を休んで、繰り上げ返済や借り換えなどローン返済を優先し、終わりが見えてきたら投資を再開すると良いでしょう。
投資積極派の方は、住宅ローンは順調に返済できているという条件付きで、そのリスクを理解した上で、ローン返済と投資を並行してやっていくのもアリです。
ただ、ローンが途中で支払金額が変わるローンを組んでいる場合は注意が必要。
この場合は、ちょっと大変だけど貯蓄を高めていけば投資を並行するのもアリです。

他にもまだ手立てがあるそうです♪
引き続き来週教えて頂きましょう!!

野尻さんの詳しい解説は、ぜひオンデマンド放送でお聴き下さいね。




リスク管理~家計の全体像 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.07/23 山本郁 記事URL
先週に引き続き、リスク管理についてです。
家計も、投資+貯蓄といった資産、その他、全体が上手くいかなくてはなりません。
2つの財布(先週先々週のブログもご覧ください♪)のバランスは、
年代、お国柄、育った環境、性格など、人により最適なバランスは違うけれど
全てを納得した状態でやり繰りや投資に挑むことが大切です。
そこで、今日はリスク管理を全体像から見る...ということを教えて頂きました。

ざっくりですが家計管理は、収入から支出を引いて、それが常々プラスであれば順調と考えられます。
そのプラスの部分を貯金、投資に充てるのが基本的な枠組みです。
しかし、人生のシーンシーンで、必要な時に最初にお金を用意するのは意外と大変なことですよね。

例えば学資保険。せっかく準備していたのに18歳を満期にしていたら、学校に払い込むのに間に合わない!なんて時がありますよね。
こういう場合に満期を17歳にしておくという方法もあります。

また家を購入する時。住宅ローンは当たり前...という感覚がありますが、物件って
価値が変わるもの。
購入額でいつでも売れる保障が無いということは、収入と総支出で考えると、支出が上回っている状態がスタート時点になります。
何も、ローンを組んで家を買うことの是か否かを言っている訳ではありません。
"ローンを組むことによって家計にどのような影響を与えるか"を考えなくてはならないということなのです。

ローンを組むには金利という名の手数料がかかります。
住宅ローンはローンの中でも一般的に金利は低いものですが、返済期間の長さを考えると大きな決意が必要です。
他にも住宅のような長期ローンには、車のローン、教育ローンなどがあります。
クレジットのリボ払いは短期ローンになります。金利は年利で15パーセントというところも。
ローンは一般的に短期のものほど高くなります。
でも、それだけの金利を払っても見合う必然性があればいいのです。
どれだけの金利を払っているのか分かって納得しているのであればいいのです。

家を買うのだって、30代前半で買うのと、60代で買うのは、家の使い方や暮らし方、購入の目的、物件選びも全く違ったものになってきます。
必要な時に一定のリスクを覚悟して、前倒しで希望を形にする...その為の手段としてローンを組むことは、もちろん選択肢としてあるのです。

今日の押さえておきたいポイントは、そのローンが家計に与える影響を考えるという事です。
ローンもリスクの一つなのです。
そして投資もリスク。
例えば住宅ローンを組んでいるのに、短期ローンもあって、更に投資をしよう...というのは、リスク×リスク×リスクです。
だから、住宅ローンがあるのなら、投資に振り向けるお金の配分を低くするとか、投資をする時期を先にずらすとか。
そうしてバランスや全体像を考えることが投資を長く続けるコツにもなるのです。
投資もリスク、ローンもリスク。
これを覚えておいてくださいね!

野尻さんの詳しい解説は、オンデマンド放送で!!
資産を増やすためのリスク管理 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.07/16 山本郁 記事URL
先週教えて頂いた "2つの財布"
家計管理のお金と、投資資金というゆくゆくは資産にしたいと考えているお金は、全く違うもの。
来週は丑の日ですが心静かにウナギを味わうためにも、家計管理と投資資金のよいバランスを考えて行きましょう!
とここまでがCM前の導入部。

CMの間に、私が「食べたもののお金で後悔したことってないですねぇ...美味しくなくて、なんでこんなメニュー頼んだんだろうって後悔したことはあるけれど」って言ったら、野尻さんに「さすがバブル世代組ですね」って笑われました(笑)
そういえば先週も、"子供でも「おこずかい」と「お年玉」という二つの財布をもっている"というお話で、「私はお年玉を貯めて使ったことはないですね~貰ったお金で買えるものを探して一発で使い切っていました」って言って笑われたっけ。
バブル経験組は子供のころから余りお金に苦労しなかったし、何といてもバブル期の粗い金遣いを経験しているのでやはりお金に関する感覚甘いところがあるようです。余計にしっかりと感覚を矯正し、お財布の紐を締めないといけないですね。

さて、うなぎだけでなく色々なものが値上がりしている今、やり繰りしての日頃の家計管理はとても大切です。
ウナギを食べた翌日は、残り物を食べてお金をつかわないようにするとか、外食しなくてはならないならお財布に優しいものを食べるなどしてバランスを取る。
また、食品ロスを無くす...ということも大切。
食品の廃棄は日本では大きな問題になっていますが、実は家庭での割合が非常に多いのです。
まずは買い過ぎを防止。使う見込みのないものは買わず、買ったものは使い切る。
安売りだからって大量に買って、使い切れずに捨ててしまう...というのは、節約にはなりません。冷凍庫なども賢く利用してしっかり消費しましょう。
そうして一日500円、いえ、100円、10円でも節約をする。これを続けることが大切です。
これが家計管理のお財布。

そしてもう一つのお財布。
投資資金ですが、これは値動きの幅が家計とは全然違います。
評価損益が一日で20万円くらい動くケースも。
あまりにもスケールが違うので、その感覚のギャップを埋められないという悩みにだれもが陥ることがあります。
例えば、精いっぱい頑張って一日500円節約したと思ったら、評価損益マイナス20万円!
500円の節約なんて意味が無い...?
そんなことはありません。
500円の頑張りは正しいのです。
家計管理と投資は、しっかり線引きして別々に頑張るべきものなのです。
投資で資産をふやすゴールが今日であるならば、マイナス19万9500円で終わってしまいますが、投資のゴールはもっと先。
今日はあくまでも通過点なのです。

家計管理の目安は、日毎、週毎、一月、一年と割と短い時間で判断していかなくてはなりませんが
投資のゴールは人により違うけれど、もっと長いスパンで考えるもの。
家計管理も投資も、両方ともに頑張ることが大切です。

日々の節約は絶対に無駄にはならない!!
そして、投資のパワーは大きい!!
これをしっかり心に刻んでくださいね♪

野尻さんの解説はオンデマンド放送でお聴き下さい。
投資家が持つ二つの財布 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.07/09 山本郁 記事URL
今日のテーマは「投資家が持つ二つの財布」
って一体何の事?
実は野尻さんが皆さんに今の時期にぜひ考えて頂きたいことがあって、このタイトルにその思いを込めたのです。
個人の人は全て、目的があったりそこに期待があったりすると、小学生であったとしても感覚の違うお金のくくりをもっているものです。
これを2つの財布と表現しているのです。
どこかで今、投資戦略を練り直す、仕切り直さなければならないと考えている投資家の方が多いと思います。
参議院選や決算発表も近づいてきたので、個別株で材料を考えるとそろそろ、その投資戦略練り直しも完成形に近づけたい時期です。
練り直しと言っても、必ずしも変えなければならないという訳ではありません。熟慮を重ねたうえで、このままでいく!というのもアリです。
でもそれが独りよがりであってはいけません。
それを判断するポイントは
見直しを迷っている手持ちの銘柄を、持っていないものと仮定して、今現金があるならその銘柄を買うかどうか。
買い増しとかではなく、新規に買いたいと思うかどうかを自問自答してみるのです。
こういう理由で期待が出来るから買いたい!という強い根拠、ブレない気持ちがあるならいいのです。
乗りかかった船だからとりあえず保有していようかな...位の気持ちで手放すのを躊躇しているのなら、一回リセットして考えて見ることが必要です。
また、春先に上がり方が急だったので、本来あまりカバーしていないセクターを値動きに惹かれて購入してしまった!という場合も
銘柄への期待値にばらつきが出ているとか、見方が変わってきているのは当然なので
現金ポジションとの比率、個別銘柄の中のバランスを含め、投資戦略の練り直しをしましょう。

その時に心がけたいのが2つの財布です。
2つというのは「家計管理」と「投資資金」。
家計管理とは目的も期待も違うお金...2つ、あるいは3つあるかもしれません。
それを家計管理とは別なんだ!ということを意識していることが大切なんです。
実は小学生でもこれをやっています。
おこづかいとお年玉。
日々使うおこづかいとは違って、お年玉はずっと欲しかったものを買う、あるいは欲しかったものを買うために貯金する...といった長めの時間感覚で捉えているお子さんが多いと思います。
大人も基本は一緒。
1週間、1か月と近い時期に確実に必要なお金の出入りが家計管理。
一方の投資資金は、1週間で家計管理の方へ戻りました...という性質のものではありません。
もしそういう短い時間で資金移動をしているとしたら問題です。
性質が違うお金であるということをしっかり理解していることが大切です。
家計も投資も両方うまく行っているときはいいけれど、問題が起きた場合に
家計が足りないから投資資金の方から融通しよう...と簡単にお金を移動させてしまうと後悔することも多いです。
目指しているゴールが別の、時間軸の違うお金であることをしっかり理解して、別々に管理しておくことが大切なんです。
そこが分かっていると、問題が起きた時の捉え方も変わってきます。心がおちつきます。
誰でも2つの財布を持っているということ、意識してみて下さい。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね!
きっかけ待ちの今、出来る事 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.07/02 山本郁 記事URL
梅雨空さながらにスッキリしないマーケットが続いています。
しかし、魔の木曜日(日経平均が5月23日に前日比1143円と暴落したのが始まりで、5月30日に737円安、6月6日は110円安、6月13日も843円安と今年2番目の下げ幅、5月20日に230円安と、木曜に暴落が続いた...)のジンクスも崩れました!

今日のテーマ『きっかけ待ちの今、出来る事』
マーケットは今、きっかけ待ちの状態。
春先のようにパワーでぐいぐい押し上げる局面から、これからは中身や材料で上げてくる局面と、景色が変わっていくようです。
乱気流もあるかもしれません。
そんな中、生き残っていけるように、今一度シートベルトを締め直して、マーケットに向き合っていきましょう。

世界のお金の流れは、低リスクの所へと向かっています。
新興国から先進国へ。
株から株以外の金融商品へ。
特に新興国からの資金流出が激しくなっています。
中国のシャドーバンキング(詳しくは昨日の放送をお聴き下さい♪)は以前から問題視されてきました。
米国の金融緩和策も縮小も見えてきて、お金の手堅い方向へ向けようという動きが出てきているわけです。

この手堅さというのは人により、状況により、それぞれ違います。
個人投資家なら、「休むも相場」と、運用を少し休んで全て現金ポジションで持つという方法もあるでしょう。
しかし、機関投資家は仕事で運用しているのだから休むわけにはいきません。必ず何らかの形で運用をしています。
今注目したいのは、日本の株式市場。
世界で比較してみて、それほど悪くない、魅力のある市場ではないでしょうか。
日本の株式市場で材料になるものを探っておくことが大切です。

この先の考えられるスケジュールといえば、まずは7月の参議院議員選挙。
衆参のねじれ解消になるのではと注目されていますが、そうなれば、いよいよこの秋から成長戦略の具体策に着手していきます。
どの分野にどれだけの予算が配分されるのか。
株価は期待で上がって行きますから、その前に探っておかなければなりません。
手掛けやすい分野、日本が強い分野は成功しやすいでしょう。
そして波及する市場規模が大きい分野。
それはIPS細胞なのか?浮体式洋上発電なのか?
(成長戦略については、その探り方のヒントを先月時間をかけて見てきましたので、ブログのバックナンバーをおさらいしてみて下さいね。)
今は、シートベルトを締めながら...つまり全力ではまだいかず、本気買いを出来るのはいつなのかのタイミングを探りながら、秋に向けて成長戦略の情報をリサーチしておくと良さそうです。

海外では9月のドイツの連邦議会選挙に注目です。
欧州経済の鍵を握るドイツ。メルケル首相の人気は高いですが、もし現行路線から変わると不安定な要素が出てくるでしょう。
今、日本や米国に意識が集中して、欧州が手薄になっていないでしょうか?
ドイツには意識を向けておく必要があります。

不安定な要素はありますが、今、上昇へのマグマを溜めている状況です。
今出来ることをしっかりやっておいて、その時に備えましょう!!

野尻さんの解説はオンデマンド放送でお聴きくださいね♪
今、見直すのはJ-REIT [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.06/25 山本郁 記事URL

米国の量的緩和策、いつかは終わることは分かっていたけれど
どうやらそう遠くない内に終了するであろうことが、先週のバーナンキFRB議長の記者会見で分かりました。
これをどう受け取るかが大切です。
FRB議長の発言ですからマーケットには大きな影響を与えるもので、この発言の時期がベストであればこの先明るいマーケットに繋がるわけで、この先数カ月、様子を見ながらの展開となりますね。
完璧に明るいと、高値になってしまうわけで、投資の"安いくて良いものを見極める"という大原則で考えれば、安くてよいもの...Jリートもその一つです。
今日のテーマ「今、見直すのはJ-REIT」
このテーマを決めたのは一週間前だったのですが、バーナンキ議長の発言で、
今、Jリート!とスパッと言いづらい状況になってしまいましたが
"今"を幅をとって考えれば、やはりJリートは押さえておきたいところです。
そこで今日は需給を中心に見たJリートについて教えて頂きました。

足元を見てみれば、新興国が鈍化し資金が流出しています。
お金は、より上値が期待できるところに動くのは当たり前のこと。
このように前提条件が変わりそうなときほど、同じくらいのリターンなら、より低リスクのものを選ばなくてはなりません。
新興国より新興国。
株よりもJリート。
先週も見てきましたが、Jリートの強みは何と言っても、高めの分配金が期待できること。上場しているJリートの平均で利回りは4%を上回っています。
そして長期金利との利回りの差。このように需給が不安定な中であっても金利の差は確実にあります。
下落局面にあるのであれば、利回りが高いということは抵抗力になります。
大切なのは、厳しい局面で耐え忍び生き残れるポートフォリオを作ることです。
例えば、株よりもJリートの方がリスクが低いのだから、株の一部をJリートにしようかな...といった見直し。
時期は近づいて来ているのです。
需給面でこれだけ不安定要素があるのだから、それはつまり、きっかけ待ちのものも多いということです。
そんな中で野尻さんがJリートに注目するのは、株よりも売られない。
そして、新規上場も控えているという点です。
直近で、野村マスターファンドという物流系に投資するファンドが上場していますし
7月12日には、今話題の、星野リゾートのリートが上場します。星野リゾート投資法人。
これが何を意味しているのか。
不安定な状況の中で、延期にならずに上場している。
つまり、リートは新しく上場できる環境にある、ちゃんと買いがあるのだという目安になるのです。
それと同時にリートの中での資金循環も考えなくてはなりません。
新規上場で既存のリートも値動きも変わります。
需給面も考えつつ、いついくのかを考える。
それが今なんです!!

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね♪
今、見直したい、あの商品?! [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.06/18 山本郁 記事URL

マーケット・トレンド、火曜日はこのところ株式市場を中長期的目線で捉えて行こうと、そのカギを握る成長戦略をいろんな角度から見てきました。
G8、FOMCとビックイベントが続き、日本時間の20日未明に行われるバーナンキ議長の会見が注目されるところですが、引き続き不安定な動きが続くと思われます。
そんな中、昨日見られた動き...昨日為替が94円台で推移していた中、輸出関連の主力どころが買われた...というのがちょっと新しい動き?兆しって言うんでしょうか?
FOMC前ということで、慎重さは大切にしたいけれども、5月はいろんな商品が大幅に調整しています。
そんな中、検討してみてもいいのかなという商品があります。
それはJリート。
全銘柄の予想平均利回りが再び4%台に突入してきたJリート。
株と同様に一時値が高くなっていましたが、5月に下がりました。
為替が不安定な中、為替リスクがなく、しかも4%の利率があるのだから、Jリートを検討してみる価値がありそうです。
勿論、個別銘柄でも配当だけみたら配当利回りが上昇しているものも沢山あります。また、配当期待だけで買える状況でもありません。
それなのに、Jリートだけ何故取り上げるのかといいますと、個別株も、全体的に悪い中でも、個々にポツポツ頑張っているものがみられます。
しかし何と言っても今地合いが悪すぎる。でも、弱い光を放ちながらスポットライトが当たる日までじっと耐え偲んでいる...という印象の銘柄があるのです。
Jリートもこれに似た印象で、光が再び当たってもいいのではないか...と野尻さんは思うのだそうです。
問題も勿論あります。
Jリートも価格が大きく下がっているわけですが、これにはJリート固有の問題もありますし、
長期金利の動きや債券市場の不安定さがJリート市場にも大きな影響を及ぼしています。
本来Jリートは安定した利回りを期待する商品で、銀行や機関投資家が多く保有しています。
もともと機関投資家が持っていた債券が、長期金利の上昇で債券価格が下がっているので
その損を、プラスが出ているJリートで相殺しようという動きが出て下がり
そして売りが売りを呼んで値が崩れた...というわけです。
ただ、長期金利の見通しは乱高下しているものの足元で0.8%台ですし、Jリートが下がったことで差が再び生まれてきて、機関投資家がJリートを持つ旨味が再び生まれてきているのです。
個人投資家にとってJリートの魅力は高めの分配金。
価格が高いときは利回り低下してしまい、今更Jリートをなんて...って思っていた方も、ここにきて状況は一転しています。
しかし、だから今すぐ、何でもいいからJリート...という訳ではありません。
やはり中身もしっかり見ておかなくてはなりません。
そこで来週も引続きJリートを勉強して行きましょう。
詳しい野尻さんの解説はオンデマンド放送で!

キーワードで見る成長戦略 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.06/11 山本郁 記事URL


今日のテーマは『キーワードで見る成長戦略』
"キーワードで見る"ってどういうことでしょうか?
今回の成長戦略が他分野に亘っていることから、投資家サイドからすると絞りにくい。
実現の可能性、戦略が実現した時の市場規模、どこから実現して行くのか、優位性は...?
気になるポイントがたくさんあります。
そこで、今の時点でどのような選択肢があり、取り組みが考えられるかをキーワードで考えて行こうというのです。
例えば、現状ですと
6月6日に政府が総合科学技術会議を開き、科学技術イノベーション総合戦略をまとめました。
イノベーション=技術革新を使って、経済成長を促すというのです。
それにつながるのがエネルギー、健康、バイオ...etc.
バイオは、IPS細胞を使った再生医療で2030年に1兆円規模の市場を目指すという目標がかかげられました。
この分野で新規上場銘柄もありますし慌ただしい動きを見せています。
このようにバイオというキーワードはすでに注目を集めている訳です。
そしてこれからという分野のキーワードを探し、注目して行こうというのが今日のお話です。

例えば、野尻さんが注目しているキーワードは、"浮体式洋上風力発電"
このキーワード、耳にしていますよね!
そう、3週間前の『ビビッと来たら個別株』というテーマの時に最後に少しだけ触れたお話です。
これは、総合戦略で取り組むべき課題として「クリーンで経済的なエネルギーを実現する」とありますが、その筆頭に掲げられているものです。
つまり、国がこの発電方法に可能性を見出したいと考えていることが窺がえます。
発電に求められる要素は、効率と安定。
以前から再生可能エネルギーとして、風力発電も注目をされていまいたが、
風力は、風速や風向きなどに左右され、発電量が安定しないという問題点がありました。
しかし、今、行われている風力発電を、
陸から洋上へ持って行き、更に、海底に固定する着床式よりも海に浮かべる浮体式にすることで、より効率をアップすることが出来るというのです。
ただし、浮体式はコストがかかるし、技術面も非常に難しい...。
しかし、野尻さんは、この難しさに強みがあるというのです。
というのは、難しいがゆえに、参入障壁が高い分野である...つまり寡占になりやすい分野であるということなのです。
先週、習いましたよね!
寡占分野はライバルが少ないので、選んだ銘柄が大きく花を開く可能性が高いと。
日本に世界2位の会社を持つ、浮体式生産貯蔵積出設備、FPSO:(英語:floating production, storage and offloading)の浮体技術が、風力発電にも応用できるのではないかと見られています。
またメタンハイドレードの掘削技術も、日本は世界をリードしています。
このような視点を持って銘柄選びに役立てたいのです。

この他にも"6次産業化"という言葉にも野尻さんは注目しているそうです。
農業や水産業などの第一次産業が 食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す言葉ですが
農家の所得をアップさせるために、農家が生産出荷するだけでなく、規格外の野菜や果物を加工して低価格で売るところまで手掛ければ
それは農家の強みになるのではないかというものです。

このような成長戦略の動きを見ながら、何か銘柄につなげられないかという視点を持つことが大切なのです。

いかがでしょうか?
野尻さんの詳しいお話はオンデマンド放送でお聴きください♪





塩漬け株と成長戦略・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.06/04 webmaster 記事URL
先週に引き続き、塩漬け株と成長戦略というテーマでお話を伺いました。
今日は、主に成長戦略について。
先月23日の急落で、最近株式投資を始めたばかりの人など、気持ちの整理がまだつかない...という方もいらっしゃるでしょうね。
その傷を埋める鍵を握るのが成長戦略です。
為替も含めて不安定な動きはまだ続きそう。
でも、自分がその銘柄を買う時に描いた株価の上昇の根拠が変わっていなければ、このままでもいいわけです。
その辺を今一度確認するのにいい時期です。
ここまで株価は期待先行で上昇してきました。そして実際の動きが数字になると業績になります。
その業績を見極める意識が高まると業績相場に転換するのです。
これからその時期になるわけです。
そこで今日はアベノミクスの第三の矢、成長戦略からの見方を教えてと頂きました。

成長戦略...期待が大きかった分、本当に実現するの?と疑問視する声も聞かれるようになりました。
アベノミクスの成長戦略の方向性は、医療、介護関連、エネルギー、農業といった分野で日本企業の競争力を高めるということ。
そしてこれを政府が適切な形で支援します!というのが基本方針です。
期待が高まる一方で不安が入り混じるというのであるなら、成長戦略の中身を見に行かなくてはなりません。
成長戦略を策定している「産業競争力会議」の直近の会議が先月29日に開催され、そこで示された骨子は、
企業の再生を図る「産業再興」、新しい市場をつくる「戦略市場創造」、海外進出を促す「国際展開戦略」の3つ。
そして今後3年間を「集中投資促進期間」とし、国の支援や規制緩和で成長分野への民間投資を促す。
税制優遇や規制緩和で国内外の企業を誘致する「国家戦略特区」構想も盛り込んであります。

今日、掘り下げるのは、骨子の2つめ「戦略市場創造」です。
成長が見込める分野を国が政策的に後押しするという切り口です。
最先端医療開発の司令塔となる機関を創設することや、耕作放棄地を意欲のある農家にまとめて貸し、農業経営の大規模化を進めること、その他、クリーンエネルギー社会の実現や次世代インフラの構築なども明記されています。
ここで野尻さんが、ぜひ確認しておきたいこととしておっしゃっていたのが
安倍首相は決して魔法が使えるわけではありません。アベノミクスの成功の鍵は、設備投資を含め民間が握っているのです。
となると採算ラインに乗らないとやはり設備投資にはなかなか踏み込めないのが現状。
国が大きな団扇を持っていて、その団扇でふわ~っと風を吹かせることで一気にその産業に世界からの注目を集めさせるということが理想ですが
寡占の市場だと競争相手がいないので、このようなことも起こりやすいのだそうです。
そのような切り口で銘柄を見て行くという発想もあるのです。
アベノミクスと民間とのかかわり方を見て行き、風に乗りますという企業がどの分野からでてくるのか...そんな視点で見直してみて、自分の描いているイメージとズレが無いかどうか確認してみて下さいね。
野尻さんの詳しいお話は、オンデマンド放送でお聴き下さいね!


塩漬け株と成長戦略 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2013.05/28 山本郁 記事URL
先週の放送からのこの一週間のマーケットの動きはとても意味深いものとなりました。
日経平均で過去10番目の下げ幅を記録するという大きな下落に、なかなか気持ちを持ち直せないでいる方も多いと思います。
特に、わりと最近投資を始めたという方にとっても初めての大きな下げ。
気持ちが折れてしまった...なんて方もいらっしゃるかもしれません。
でも、人生に於いて何回経験できるかわからない「異次元の金融緩和」と「成長戦略」のタッグ。
この流れを捉えていくというスタンスは変えなくていいでしょう...と野尻さん。
いつも野尻さんが口を酸っぱくしておっしゃっている、急落があるのがマーケット。自分の限界ぎりぎりまで全力投球してはダメ!生活費まで投資に振り向けるのは絶対にダメ!という言葉の意味を改めて心に刻み、せっかくのチャンスですから自分の投資スタイルを考え直すいい機会にしてみましょう。

今日のテーマは「塩漬け株と成長戦略」。
以前から株をやっていた方からは、6年越しで(塩漬け株を)やっと売れました...という声が多くきかれているようです。
2007年~08年から保有していた銘柄が、ようやくトントン~利益が乗る水準特になってきました。
胸にのしかかっていた重石がとれてようやくほっとできたところですが、足元では今回の急落でやや揺り戻したり、新たにやや浸かり気味の銘柄ができてしまった...という方も。
個人投資家の方は、その銘柄に期待してじっくりと持つ方が多いので動かす気持ちになかなかなれないというケースも多いようです。

でも、このように相場が大きく動くときは、投資も動かしやすいときと考えた方がいいのでは?というのが今回の野尻さんのお話です。
大きなターミナル駅を思い浮かべてみて下さい。
ホームがたくさんあって沢山の列車が乗り入れています。
各駅停車もあれば、準急や、急行、快速、特急...。
銘柄を列車に例えて考えると、それぞれ値動きのスピードが違うので
自分の持っている銘柄をイメージして、各停かな...と思った場合、乗り換えしてみるのも手です。
今の成長戦略の現状も鑑みて、息が長くて強い材料を持つ銘柄=準急?特急?が見えてきたら、思い切って乗り換えてみるチャンスです。
投資金額をさらに増やすのは難しいなら、今持っているものを振り向けれ家計に無理はないですよね。

そして、この6年の間に自分の生活環境や状況が変わっている人もいらっしゃるでしょう。
それならば投資の目的も変わっているのでは?
投資は手段なのでその時の最適な向き合い方がベストです。
もしかしたら今、商品を乗り換えるのが向いている方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、忙しくなって以前のように銘柄を見る時間がなくなってしまっている方なら
金融緩和すれば為替が動く→為替だけなら見ていられる→じゃあ外貨に行こう!
これも手ですよね。

今は投資のチャンスであり、乗り換えのチャンスです。
ご自分の投資スタイルをより快適に見直してみて下さいね。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴きください。

来週は引き続き、成長戦略の読み解き方を教えて頂きます。




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