自分で築いた投資スタイルは宝物 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.08/04 山本郁 記事URL

今日のテーマ「自分で築いた投資スタイルは宝物」
ちょっと素敵なタイトルですよね!
今日のコメンテーターのファイナンシャルプランナー野尻美江子さんが、
マーケットで生き残るのは本当に大変。そんな中、自分で経験した行き着いた投資スタイルは本当に大切なんですよ...って思いを込めてつけたそうです。


今の状況をとても良く表している言葉があります。
アメリカの投資家ジョン・テンプルトンの投資理念の一節
「強気相場は絶望の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観により熟し、陶酔の内に終わる」
"相場の一生"を表わした言葉ですが、まさに相場ってものを言い得ていますよね。
過ぎてみて客観的に距離を置いて見ればそうだな...って思えますが、渦中にいる投資家の立場になれば、変化を読み切るのは本当に難しいものです。
今は、この一節で言うところのどこだろう...と考えると、一般的には楽観、熟している時でしょうか。するとこの後待っているのは陶酔?終わる?いやいや、もっと熟す?
必ずこういうサイクルで相場は回るんだってことを頭に浮かべて相場と向き合うことが大切です。
でも、分かっていても売り時、買い時の判断は難しいです。
特に人は、楽観の内にいる時は、楽観と気づくのが難しいですから。
最近野尻さんが気になるのは、色々な外部要因があって明日のマーケットは下げるな...と覚悟して翌朝目覚めると、あれ?思ったより下がっていない?良かった考え過ぎだったのかな...って感じることが多いということ。
冷静に考えると、これがまさにテンプルトンのいうところの楽観ではないかということ。
楽観から陶酔の時に特に気をつけなくてはなりません。
投資のサイクルの中で今がどこなのか、売り時はいつなのか見極めるのはつくづく難しいものです。
ただ、自分が納得できない値動きの時というのは一つの利益確定の判断材料です。
たとえ高値だとしても自分で判断がつかないのでコントロールできません。
自分の判断できないところにいったら上でも下でも売る...というのもありです。
ここで大切になってくるのが「自分の投資スタイル」
自分の投資スタイルを確立して続けていると、日頃自分で見ているものですから変化に気付き易いのです。
これが長年投資に向き合っている人の強みです。
でも最初から自分の投資スタイルを作れた人なんてどこにもいません。
色々試行錯誤してたどり着くものなのです。
実体験の中で導き出した投資法、これは何冊の本を読むよりも価値のあるもの、まさに宝物なのです。
しかし、宝物も永遠に光っているかというと、決してそうとは言い切れません。
マーケットは変化するもの。
自分のやり方が合わなくなってきた鈍くなってきたと思うことがあるかもしれません。
絶望、懐疑、楽観、陶酔...と回ってきて次のタームが始まるときなど、やり方を進化させなくてはならない時がくるかもしれません。
しかし、自分の投資法が古くなって用無しになるわけではありません。
必ずベースになります。
ですから宝物:自分で築いた投資スタイルを大切に磨きながら投資に向き合っていきましょう。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送をお聴きくださいね!


ここで「コモディティ・フェスティバル」のお知らせです。

9月23日(秋分の日)、東京・御茶ノ水のソラシティホールで
コモディティ投資の魅力を伝えるスペシャルイベント
「コモディティ・フェスティバル2014」が開催されます。

コモディティを知り尽くす講師陣による、これからのコモディティを考えるセッション、そして魅力を伝える多彩な展示ブースまで。
コモディティ投資をじっくり学べる一日です。

「コモフェス2014」の講師は、
スタンダードバンク東京支店長、池水 雄一さん。
資源食糧問題研究所代表、柴田明夫さん、
そして小次郎講師や菊川弘之さんら、番組でもお馴染みのメンバーが登場します。
トークセッション司会は番組キャスター、大橋ひろこさんです。

貴重なゴールドグッズや豪華賞品が当たる! コモディティプレゼント抽選会もあります!

「コモフェス2014」のお申込は無料です。お申込受付はコモフェス2014公式サイトからどうぞ。
マーケットトレンド番組サイトからリンクできます。
応募者多数の場合は抽選となります。

まもなく今年前半終了~利確と戦略~ [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.06/02 山本郁 記事URL
2か月ぶりにファイナンシャルプランナーの野尻美江子さんのご登場です!
4月まで4年間野尻さんにはレギュラーでご出演いただき、分かり易い投資情報を教えて頂きました。

ようやく明るさが見えてきた日本株。
NISA枠拡充なんてニュースも飛び込んできましたし、なんといっても今月中にもアベノミクスの新たなる成長戦略が示される見通し。
これが大きな株価材料になります。
強い動きが見えてきた中、今月で2014年の前半終了ですので、利益確定も視野に今年の投資戦略の見直しを考えていきましょう。

新たな投資を始めるなら、その投資資金を準備津す為にも利益確定を考えてみたいもの。
また、過去10年、日経平均株価やTOPIX などの指数で株を持ち続けた場合、ざっくりみるとほぼ"とんとん"の状態。
10年もかけて"とんとん"では投資効率を考えるとツライですね。
10年の間にはチャンスもあったはずです。
含み益は、利益確定しない限り利益にはなりません。
確実に利益に変えるためにも、利益確定を考えたいもの。

一部、利確もありです。
スパッと利確して別のものに向けて上げを狙っていくでもOK。
2014後半の投資戦略、皆さんそれぞれだと思いますが、戦略を考えるための参考として
野尻さんの考える「比較的負担の軽いまあまあの落としどころ」の方法をご提案いただきました。

投資信託で投資をしている場合は一部売却がとても便利です。
例えばNISAでは、100万を超えたところで売るというルールを自身で作ってみるのもいいでしょう。
元の投資資金も全て回収できるかもしれません。

個別株のの場合は、タダ株を作ってみる。
http://www.radionikkei.jp/trend/sp/post_1.html
タダ株って決して架空の話では無いんです。
今、注目のマザーズ上場「株式会社ミクシィ(2121)」を例に説明しましょう。
5月初めに5,000円台でしたが、ここ1ヶ月で2倍以上の上昇と堅調です。
(今日は1万3,000円を割っていましたが...)
ミクシィは7月に1株を5株に分割する予定です。(基準日は6月30日)
今の水準で分割を迎えたと仮定して、分割後2株を売却するとほぼ投資資金は回収できます。
すると残り3株は自己資金の投入されていない株、つまり、タダ株となり
比較的楽な気持ちで成長をを楽しみにしながら株に向き合える...こんなことも出来るわけです!

大切なのは、「あの時上がったよね...」という後悔はナシにしよう!ということです。
2014年半年の節目を機会に、利確と戦略、ぜひ考えてみて下さいね。

冒頭の写真で、野尻さんと私の間にいるのは
ラジオNIKKEIの公式キャラクター!
ギリシャ神話に登場する羽を持った馬、ペガサス。
ラニィです。
どうぞ宜しく♪


追求したいのは"支えになる投資" [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.03/25 山本郁 記事URL
4年前から毎週コメンテーターにファイナンシャルプランナーの野尻美江子さんをお迎えしてお送りしていた火曜日のマーケットトレンド
ですが、改編に伴って野尻さんは今日を最後にご卒業になります。
この4年間、投資環境は年々明るくなってきました。最初はコツコツと積立てする...などから始まって、新たに身銭を切らずにできる投資など、大きなリスクを取らずに生活に投資を取り入れる方法を見てきました。
そして投資を続けることの大切さ、コツを教えて頂いてきました。
今日はその集大成です。
「追求したいにのは"支えになる投資"」
"支えになる"ということが、投資の一番いい形ですと野尻さん。
消費税増税が目前に迫り、買いだめ出来るものを前倒しで購入するなど、頑張っている方も多いですが
ただ忘れてはならないのは、消費税が8パーセントに上がるには4月だけではなくてこれからずっと続くこと。(来年10月からは10パーセント)
つまり、根本的な家計の支えとなる対策をとらなくてはなりません。
そして"支え"は家計の支えはもちろん、心の支えにもならなくてはなりません。
投資をしていてよかったなと思えることが大切です。
投資には引退はありません。シニアになってもずっと続けることができます。
日々マーケットに向き合うということは大変なこと。常にメンタルを試されます。でも、それが刺激になり、社会とのつながりにもなります。
労働収入がなくなり、老後の資産の目減りが気になる方も、投資によって資産をなるべく長く引き伸ばすことが出来ます。
でも、投資を続けていくことはとても大変なこと。
目的を持つということも大切です。
王道は資産形成ですが、それだけではなく、趣味の資金の捻出にだって使えます。
たとえば、野尻さんのお客様に、F1が大好きで、毎年の日本GP観戦が趣味という方がいらっしゃいます。
その方は、鈴鹿へ観戦に行くための旅費・観戦チケット代などの費用を投資で捻出されているのだそうです。
必要な額が捻出できなかった年は諦めて家でテレビで観戦するのだそうです。
冒頭でも話題に上りました消費税の増税分のカバーだって出来るのです。
先週も取り上げた過去16年のデータ、企業年金連合会がベンチマークしている、国内株式は配当込みのトピックス、債券は代表的な野村BPI総合、シティグループの世界国債インデックス、MSCIコクサイインデックスなどの指標を使ったものですが、、伝統的な4資産の主要インデックスに均等に投資していた場合を見てみると、3.59%の利益をあげることが出来ているのがわかります。
増税分の3%をとれるのです。
この16年は本当に値動きが激しかったのですが、途中でやめていたらこの数字には辿り着けなかったかもしれないのです。
投資を続けることはとても大切です。でもそのためにはリスクを取りすぎないことが大切なのです。
投資のパワーは大きいのでぜひ、続けてくださいね。

野尻さんには今後も月曜日に3か月に1度くらいのペースでご出演いただきます。
来週からのこの時間は『商品先物取引の仕組みとポイント』を東京商品取引所の方々と共にお送りします。
どうぞお楽しみに!

指数に見る長期投資の効果 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.03/18 山本郁 記事URL
先週は、長期投資でも鮮度を持つことが必要であるということを教えて頂きました。
場合によっては、保有しているその銘柄を卒業して、真の長期投資につなげることが大切。
長期投資という言葉を隠れ蓑にして塩漬けにして放置することは違います...というお話でした。

今日は地味ではあるけれど、複数の指数を併せ持つことによって長期投資にどのような効果があるかを
"スーパーの経営者になった気持ちで"考えてみましょう...ということなのですが
スーパーの経営者とマーケットってどういう関係でしょうか?

スーパーでは「日配品」という日々配達をするくらい賞味期限・消費期限に気を配らなくてはならない商品があります。
あまたある商品の中でも特に鮮度が重要なので、天候などで入荷数を変える程、毎日気を配らなくてはならない商品です。
投資でもスーパーの日配品に該当するものがあります。
持っているポートフォリオの中で特に鮮度が重視されるもの。
短期で強いテーマ、思いを乗せて買ったものなどがそうです。

それにたいして「乾物」
干しシイタケや、ひじき、豆、切り干し大根などなど。
地味だけどあると良かった...困ったときに一品増やすことが出来て助かった...というような、普段はそんなに意識していないし、鮮度もそれほど気にならない商品です。
投資で考えると、ポートフォリオの中で指数に連動する金融商品、FTF、投資信託など。
購入も積立が馴染みます。
日々、値動きが心を煩わることがないものです。

今日は基本のアセットクラスから、国内株式と国内債券の過去16年の値動きを比較して確認してみましょう。
国内株式は配当込みのトピックス、債券は代表的な野村BPI総合を使っている、企業年金連合会がベンチマークしているものです。
16年前の97年度から。年度のくくりなので、直近は12年度の数字になります。
これを見ると、国内債券は、ほぼ横一直線。
よく見ると03年と05年はマイナス圏に入っているのがわかるのですが、12年度までのこの16年はほぼ値動きはありません。
それに対して国内株式はプラスにマイナスに大きく振れています。
03年は51.13%まで上昇。
04年は1.4%の下落。
そして
05年は47.85%の上昇。
07年の28.05%と08年の34.78%の急落、
09年は28.47%の上昇...と大変荒い値動きになっています。
この大きくマイナスに振れた時に持ち続けるのは精神的にかなりの我慢が必要だと思います。
でもそこを我慢して続けることが出来たなら09年や12年が見えてくるのです。
ポイントは、荒い値動きを如何に心をわずらさせない状態にして成果を享受するということ。
そこで注目したいのがもう一つの線、株式と債券を半分ずつにしたもの。
プラスもマイナスも株式の半分程度。
08年は-16.72%。下げについて行かなかった効果とでもいうのでしょうか。
値動きの幅を抑えつつ続けられることを考えたもので分散の効果が確認できます。

投資資金の強弱やリスクオン・リスクオフも含め見えてくるものが、続けることの大切さです。
そのために、余力を持ちつつ、値動きの幅を自分が受け止められるサイズに収めるための工夫をしてみることが大切です。
合わ技で真の長期投資につなげていくようにしてゆきましょう。


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真の長期投資を考える [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.03/11 山本郁 記事URL
「真の長期投資って何だと思いますか?」
番組冒頭で野尻さんに訊かれて
「絶対に倒産しない優良投資先を見つけてその株をずっと持ち続けること」
といった返答をした私。
野尻さんからは長期投資の王道ですね...と言って頂きましたが、これはあくまでも道の一つでしかありません。
同じ銘柄をずっと持ち続けなくとも長期投資の為の道はあるのです。
その銘柄を買った時の気持ち、見方が変わっていなくて、これからもずっとその銘柄に期待できるならそのままホールドもありです。
でも成長して期待に応えてくれたけど、その分割高になって、今後の伸びしろはもう期待できない...
その時には思い切ってサヨナラしなくてはなりません。
期待の出来なくなった銘柄をずっと保有し続けているのはいわゆる塩づけ状態です。
長期投資という言葉を、塩づけの言い訳やかくれみのにしていませんか?

長期投資と、塩づけと、この二つ何が違うかというと、それは"鮮度"!!
買った時の思いや期待が変わっていない...つまり鮮度を保ち続けているならいいのですが
魅力が陰った場合は、その銘柄は卒業しましょう。
一つの銘柄をやめたからと言って長期投資をやめたことにはなりません。
状態が変わった時はこちらも対応を変えて投資を続ける。
長期投資の為のリスク管理です。

気を付けたいのは、アクティブの投資信託の場合は、ファンドマネージャーが管理して新陳代謝されているから「そのまま任せして放っておいても大丈夫!」と思うのは間違いです。
自分の思い(期待)が、ファンドマネージャーとずれがあるかもしれないからです。
また、テーマのある投資信託の場合、その分野自体が割高になってしまっているなどの場合は、やはり考えなくてはなりません。
アクティブの投資信託も、ケアが必要なんです。

先週、野尻さんが金融庁のセミナー『金融リテラシーを身につける』でNISAについてお話されたそうですが
色んな方ののお話を聴いて改めて、投資を続ける大切さを感じたそうです。
※リテラシー(情報などを判断し使いこなす能力)
預貯金に比べて、投資型の金融商品は元本を挟んで上下に値動きします。
良いときは自分のやり方に疑問や不安は感じないと思いますが、問題は悪いとき。
損失が出ている時に我慢できずにすぐに売ってしまうと損だけで終わってしまいます。
損失を出さない投資はありません。
損失を通過して利益を手にするのです。
損失が出ている時を、いかに通過点と考えられるか...ここが金融リテラシーだと野尻さんはおっしゃいます。
ではそのためには何を判断材料にしたら良いかなどなど、来週も引き続きお聞きしていきます。


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備え方いろいろ [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.03/04 山本郁 記事URL
コメンテーターの野尻さん、FP(ファイナンシャルプランナー)になって13年。
この間、経済動向も、労働環境も大きく変化しました。
そうした中いろんな方の相談にのってこられましたが、
"よく言えば個性的、悪く言うと極端すぎる"備え方をしているケースに出会うことがあるそうです。
お金を貯める、運用するには、何のためにこのお金を使いたいのか...という思いを乗せることはとても大切なことだけれども
たとえば、老後のため!あるいは教育費のため!とそれだけに集中しすぎると、
自分のお金であるのに環境の変化が起こった時に使えない不自由なお金になってしまうこともあります。
人生には何が起こるかわからない。
結婚するつもりはなかったのに、したいと思える人に出逢ったとか
ずっと共働きのつもりでいたのに親の介護のために仕事を辞めることになったとか。
そんな時にも使えるお金にするために、どんな貯め方の手段をとるか、どんな金融商品を選ぶかが大切です。
自分のこだわり、思いももちろん大切だけど、その思いも変化することもあるのです。
バランスを考えることが必要です。

そんな前提で、今日は、確定拠出年金401Kについて教えていただきました。
個人型401Kもありますから、会社員の方も、自営・フリーの方にも共通するお話です。

401Kは枠は決まっているけれどその中身は自由。つまり自分で決めなくてはなりません。
良くわからないからすべて定期預金で積立...なんて方もいらっしゃるようですが、それはあまりにも勿体ない話です。
また401Kと、自分で投信や株を買うのとではどちらがいいんだろう...と悩むところです。

まず、401Kのメリットですが
自分で投資信託を買うよりも手数料が安いこと!
税の繰り延べ効果のパワーが大きいこと!
途中引き出せないので、強制力があること!
任意で上乗せできるマッチング拠出があって、その分も所得控除が受けられること!

デメリットは
老後資金としてしか使えないこと!(メリットの3番目の裏返し)
決められた特別勘定の中から選ばなくてはならないこと!(自分で買う投信なら約5000本という豊富な商品ラインナップから選ぶことができます)

こうして特徴をみてみると、最大のメリットは税制の優遇が大きいこと。
そして、最大のデメリットは自由度が低いこと。

冒頭でもお話しいただいたように、401Kにすべてを注ぎ込むのではダメ。
ご自身での運用とうまくバランスをとって使っていくととても力強い資産になりますね。

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聞きくださいね♪
フリーこそ、まず公的保障を確保・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.02/25 山本郁 記事URL
先週に引き続き、フリーこそまず公的保障を確保しようというお話です。
運用とのバランスを考えるうえでも、公的保障ですでに備わっている、あるいは備えることができる保障を把握しておくことはとても大切です。
「自営やフリーの人は、自分で頑張らなくてはならない反面、自分で出来ることがとても多く、自分の頑張り次第で自分なりの差をつけられる部分がとても多いんです」と野尻さん。
公的保障の中身を知ることで、目的を具体的に立てられるようになります。
先週は、公的保障の代表、まず「国民年金」を、見てきました。
破綻するんじゃないか...?など心配している人もいるかもしれませんが
先週、財源には国庫負担金(税金)が投入されているってことで安心しましたよね。
ただ、この国庫負担金(税金)は、その分受給額が上乗せされるんじゃなくて、保険料収入だけでは厳しいから税金でも支えている...この辺はしっかり理解しておいてください。
そして、国民年金に加入することの必要性はわかっているけれど、自営やフリーゆえ、収入が不安定でどうしても保険料が払えない...という方もいらっしゃるでしょう。
でも、免除制度や猶予制度があるのです。これを使うことにより、受給資格期間に通算されるので是非、相談してみてください。
音信不通が一番いけないのです。

さて先週勉強した国民年金。
現在、満額で月に6万4875円の給付ですが、4月から(実際の受け取りは6月から)0.7%下がって6万4400円になります。
これだけだで生活を支えるには厳しいので、年金に上乗せできる制度「国民年金基金」があります。

この「国民年金基金」は任意の制度で加入するかしないかは自分で選べます。
また使い勝手が良いことが特徴として挙げられます。
たとえば、定年~年金が支給される65歳までの空白期間を埋めるために、60歳から国民年金基金を受け取れるようにするタイプもありますし、10年タイプ、終身タイプなど様々。
また、支払った保険料は、全額所得控除出来るというのも大きな特徴。
月額最高6万8000円ですが、一年で最高81万6000円。この額が全額控除されるというのは大きいですよね。
所得税も、住民税も軽減されます。
国民年金でなく、個人年金という手もありますが、こちらは節税効果でみると最大5万円まで...という制限があります。

デメリットとしては、給付金額は確定型なので、インフレの時でも額が上がるわけではないのがつらいところ。
なので、その部分は投資でカバーしましょう!

そしてもうひとつ忘れてはならない公的保障は「健康保険」
地域保険のほか、職業別の健康保険組合などもあります。
保険料や保障内容にはかなり差がありますが、どこも財源が厳しくなっているのは現実で、保険料も上がる傾向にあります。

だからこそ、もともと備わっている保障を、ほかにお金をつかってカバーをするというような勿体ないことはやめましょう。
たとえば、国民健康保険には、高額医療制度という保障が備わっていますが、多数該当といって、直近12か月で3回以上高額療養費の受給を受けた場合、さらに自己負担の上限がさがります。

公的保険にはこのような保障がありますので、必要以上に一般の医療保険にお金をかけている方は勿体ないのでぜひ見直してくださいね。

自営、フリーの方の最大の強みは定年がないこと。
元気に働けることは一番の老後の対策になります。
「公的保障」、「運用」、「仕事」とトリプルで老後に備えることが大切です。

詳しい野尻さんの解説はオンデマンド放送を聞いてくださいね!!



フリーこそ、まず公的保障を確保?! [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.02/18 山本郁 記事URL
今日の日経平均株価の上げ幅は今年に入って最大の450円強。
引き上げの原動力は、日銀が大規模金融緩和策継続を決めたこと。
期待されている追加緩和は無かったものの、成長分野に融資する貸出支援資金供給枠を見直すなど、久しぶりの明るい話題となりました。

さて、今日のテーマは「フリーこそ、まず公的保障を確保?!」
先々週に会社員の保障を見てきましたが、今度は自営業や、今増えてきているフリーランスの業態で働いている人の場合です。
自営やフリーにとっての公的保障といえば国民年金!
会社員と違って自分で払わないとならないので、払い忘れてしまったりする可能性もあるのですが
自分に代わって国が積み立ててくれると思うとありがたい制度です。
この国民年金と、投資の両輪で備えていくことを考えましょう。

だけど、実際に給付されるころになって、本当に貰うことができるのか不安な私。
国民の義務だから仕方なく、捨てているような気持ちで支払っている...と
野尻さんに不安をぶつけてみると
「捨てているなんてことは絶対ありません!」との力強いお答え。

その根拠としてまず、国民年金の給付金の財源の内訳をおしえていただきました。
まずは、保険料収入。
そして、国庫負担。
その他に元本の取り崩しや、運用による積立金。

国庫負担というのは平たく言えば税金のこと。
「国庫負担なんて言うから国が払ってくれるのかと思ったら、結局私たちが払ったお金?」
って思ったら、
「税金も、国民年金も、払うのは国民の義務です。
イメージとしては、国民年金を払わないと払ってきた税金が帰ってこない...というイメージですね」と野尻さん。
確かにそうです。
国庫負担が今、50%なのだそうです。
払う人が少なくなっているとか、少子化が進んでいるとか、不安なイメージがありましたが
財源の内訳を知ったら少し安心しました。

その他にも、65歳以上にならないと恩恵を得られない保障なのかと思っていたら、それ以前でも
傷害基礎年金といった、日常生活を送るのに支障があると認定された怪我をした場合や
遺族年金なども、国民年金で給付されるのだそうです。

会社員に比べるとどうしても保障が薄くなりがちな、フリーや自営業。
まずは公的年金による保証を考え、残りの部分を民間の保険などで補いましょう。
もし、払い込んでいない期間のある人でも、今、後納制度や免除制度もありますので
ぜひ諦めないで相談してみましょう。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。



会社員の備えを知ろう [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.02/04 山本郁 記事URL
今日2月4日の日経平均株価は下げ幅が前日比600円を超え
取引時間中としては今年最大の下げとなりました。
これだけの急落となると、リスクの取り方を不安に思ってしまう気持ちもあると思いますが
足元をきちんと固めて「自分はこのリスクだけはとれる」という自信があることにより
このような局面でも慌てずに向き合うことができます...と野尻さん。
前回は源泉徴収票の見方を教えて頂きました。
課税所得から控除できるものとして、会社が一括して計算してくれるもの、そして自分で申告して控除してもらえるもの(医療費控除、雑損控除、寄付金控除)、などなど。
しっかり正しく申告すれば、手取りに漏れがなくなります。
そして今日は、やはり源泉徴収票に記載されている「社会保険料等の金額」の部分で引かれている金額を掘り下げることによって会社員(ここでいう会社員は正社員の方)にもともと備わっている保障内容を見て行きます。
平均年首位の約15パーセントと大きな割合を占めるている社会保険料。
労使ともにですが、年々この負担割合が上がっていく傾向で、今のところ天井が見えない状況です。
この中身をしっかりと理解して、自分に足りないところだけを自分で備え、
思っていた以上に備わっていたという人は貯蓄ペースを上げるなどして無駄の無い備えにしましょう。

まずは、その「社会保険料等の金額」に該当するものですが
厚生年金保険、健康保険、介護保険、雇用保険、労災保険などが挙げられます。
労災保険は会社が全額負担してくれているもの。
そして、厚生年金保険、健康保険、介護保険、雇用保険は労使ともに負担しているもの。
厚生年金保険は、毎年10月に保険料率が改定されますが、現在は17.12%でその半分8.56%が従業者負担となっています。
この保険料で、老後の年金、遺族年金、障害年金をカバーしています。
健康保険は、怪我や病気で病院で支払う金額が3割で済むこと、高額療養費制度もこのおかげです。
40歳以上の人が支払っている介護保険は、将来介護サービスが必要になった場合にもこの保険が備えてくれています。

会社員の人は差はありますが、これだけの備えを持っているのです。
ですから、自分のすでに持っている備えがどれだけあって、さらに無駄に備えていないかどうかしっかり把握しておかなくてはなりません。
例えば、以前勉強した付加給付制度...所得に関係なく、ひと月の医療費の自己負担限額を超えた場合は超えた分を全て健康保険が受け持ってくれる制度ですが、中には限度額が2万円なんてところも!
そんな方は、民間の健康保険に入らなくても大丈夫。
その分のお金は、自由度の高い貯蓄や投資に向けた方が良いですよね。

逆に、自営業の人、契約社員の人、フリーランスで働いている人は、付加給付はありませんし、負担が重い割に補償内容も限定的であったりするので、その分を自分で備えなくてはなりません。

自分にとっての適正なバランスを獲ることが必要です。

そして、給与から天引きされているものではありませんが、会社が提供してくれるものとして「福利厚生制度」も利用しない手はありません。
例えば、社宅や、僚、家賃補助、マイホームを買う場合のローンの優遇金利が適応される場合もあります。
使えるものは使って、それで浮いたお金は毎月の貯蓄や投資額のアップにつなげましょう!!

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送で!


源泉徴収票を見てみよう [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2014.01/28 山本郁 記事URL
そろそろ確定申告のシーズンを迎えます。
その準備の第一歩として源泉徴収票をチェックしてみなくてはなりません。
自分の年収がいくらで、手取りがいくらなのか...というところばかり注目しがちですが、どういうものが引かれてその結果の手取りがこうなったのだということを把握しておきたいですよね。
ぜひこの機会に、源泉徴収票の見方を知っておきましょう。
会社員の方は基本的には年末調整で終わりますが、例えば給与を二カ所以上から貰っている人、給与収入が2000万円以上の人、住宅ローンを組んで自宅を購入した人、
また、投資家の方は、金融機関を2つ以上使っていて通算したいとか、株の譲渡損失を繰り越したい(その年の譲渡益から控除しきれない損失金額を、毎年 確定申告を行うことによって、最大3年間繰越すことができる)という場合、自分で申告することによって控除を受けることができるのです。
確定申告の準備をするにあたって、まず把握しておきたいのは、今回からの変更点。
復興特別所得税がかかってくること。
所得税額×2.1%。今後25年間にわたって徴収されます。
確定申告の用紙も、これに伴って変更されているので記入の際に一行ずれてしまわないよう気をつけなくてはなりません。
そして、特定支出控除の拡大。
会社員の勤務上の必要経費の枠が拡大されました。
例えば、仕事に必要で購入した書籍代、資格取得費、仕事上で欠かせないコミュニケーションとしての接待費など、会社が認めてくれた場合に控除してもらえます。
また適用の判定の基準が給与所得控除額の2分の1に緩和されました。

このような確定申告のベースとなるのが源泉徴収票。

具体的に見て行きますと、上から2段目の左から2つ目の欄が「支払金額」(年収)
その隣が「給与所得控除」(会社から認められた経費)
そして「所得控除額の合計額」
人それぞれ、家族を扶養しているなどで控除される項目が出てきます。
基礎控除の他に、配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除など。
会社員の方は年末調整にこのあたりは反映されています。
上から4段目の「適要」という欄に家族のいる方は記入されていると思います。

ここまでは会社がやってくれますが、さらに自分で申告すれば控除されるものがあります。
医療費控除、災害や盗難などの被害を受けた場合の雑損控除、寄付金控除。

以上の控除は正しく申告すれば「源泉徴収税額」から差し引いて貰えるかもしれません。
ぜひ、皆さんのご自身で該当する控除がないか確認してみて下さいね。





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