これだけは押えておきたい保険の話・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.07/26 山本郁 記事URL

私も参加します♪(野尻さん)

昨日からお知らせを始めましたが
9月23日(秋分の日)に
コモディティ業界初(!)の大交流会
「コモフェス2011 in 東京」が開催されます。
マーケットトレンドでお馴染みのコメンテーターの方々と飲んだり食べたりしながら楽しく交流してみませんか?
今日のコメンテーターの野尻美江子さんも参加下さいます♪
野尻さんもリスナーの皆さんと直接お話できるのを楽しみにされてます。
詳しい内容やお申し込みはこちらから!→http://cfes.jp/
滅多にない貴重なチャンスです。
どうぞお申し込みはお早めに!!
山本郁は残念ながらスケジュールの都合がつかず参加できませんが
私の分も楽しんでくださいね!!


さて、保険を選ぶ上でこれだけは知らなくてはならないこと
今日は死亡保障(遺族年金)です。
今、独身で、あるいは子供がいないので死亡保障は基本的に必要ない方も
将来必要になるかも知れませんのでぜひ押えておいて下さいね。

医療保障における高額療養費制度や健康保険組合からの給付金のように
死亡保障にも既に備わっているものがあります
それが遺族年金
この遺族年金は、自営業者と会社員では大きく違うので
将来独立企業したいと考えている人は特に注目です。

まず、自営業者の場合
一家の大黒柱の方の加入している国民年金から支給される遺族基礎年金がこれにあたります。
しかし支給されるのは18歳3ヶ月までの子どもがいる場合
遺族が妻のみだと受け取れないのです!
この他に死亡一時金寡婦年金というものもありますが、寡婦年金は60歳からの5年間
しかも夫が25年以上国民年金に加入していなくてはならない等、いくつかの要件があります。
これらの要件をご自分の家庭のケースに照らし合わせてみて
足りない分を民間の保険の死亡保障や、貯金で備えましょう。

次に、会社員の場合
夫が会社員である妻は、遺族厚生年金を受け取れます。
妻が再婚しない限りは受け取れるものですが
ただし、妻が30歳未満の場合はきゅうふは5年間のみ。
また、妻が65歳になって自分の年金がもらえるようになると、その年金分の金額は差し引かれます。
子どもがいるとこれに加えて遺族基礎年金がもらえますし
子どもがいなくても妻が40歳~65歳の間は要件を満たせば中高齢寡婦加算というものもあります。
更に、勤務先の健康保険組合から死亡退職金弔慰金が支払われるケースも少なくないそうです。
いかがでしょうか?
会社員の妻にはもともと厚い保障が備わっているんです。
無理に民間の保険に高額の加入をする必要はないかもしれません。

保険はあくまでも不足分を補う為に加入するものです。
勧められたからなんとなく…ではなく、家族でしっかり話し合ってみてください。

最後に野尻さん今日の名言をお送りします。
わかって入る保険は生きる!
貯蓄は裏切らない!


今日のお話に出てきました遺族年金については
日本年金機構のHPに詳しく説明してありますのでご覧下さいね。


これだけは押えておきたい保険の話 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.07/19 山本郁 記事URL

およそ3ヶ月に亘って生命保険について学んできました。
そろそろ皆さん
私の保険、私に合っているのかしら?
私の保険、見直さなくては…と思っている頃だと思います。

そこで今日は保険と向き合う中で
ここだけは押えておきたい保険のポイントを教えていただきました。

まず
ボーナスが出るタイプの保険
例えば、10年間健康で居られたらお祝いボーナスが出る
こんな保険、気になりますよね。
しかし、保険の世界でのボーナスは、お得とかプラスアルファ…って意味ではありません
私たちが支払っている保険料というものは、全て確率で計算されています。
加入者が入院する確率、加入者が健康でいる確率、これらを全て計算して
ボーナスを給付する為にはいくらの保険料を徴収すればよいのかを計算してあるのです。
だから、ボーナスが出るタイプは、出ないタイプの保険よりも保険料が高額である傾向にあります。
それならその分、自分で貯金しても良いわけです。
それに、そもそも保険とは、自分の手に負えない不慮の事態に備える為のもの。
健康だったらもらえるボーナスの為に、なぜお金を支払わなくてはならないのでしょうか???
その為にお金を支払っていることを忘れないで下さい。
その余裕があったら、投資や貯金にまわして有意義に使いましょう。

次に
女性向け保険
これは、一家の大黒柱であることが多い男性に比べて女性の保険の加入率が低い為に
女性に保険に入ってもらおうと開発された商品なのです。
だから世間一般の女性サービスとは全く性質が違うものであることを理解しておかなくてはなりません。
女性向けの保険でなくて普通の保険でも全く構わないのです。
この女性向けの保険は、先週勉強したように特約がパッケージされている保険と同じ。
特約分が過剰になっている可能性があります。

そう。
とかく、特約が過剰になっている人が多いのです!
特に会社員の人は、会社の健保組合で手厚い保障を受けられる人が多いのです。
健保組合の保障で十分なのに、わざわざ民間保険に入って、必要のない保険料を払っている人

一例として私の友人のケースをご紹介しましたが
交通事故で手術、45日入院しましたが
実際に病院に支払った医療費は殆ど会社の健康保険組合からの給付でまかなわれ
自分で支払ったのは10万円以内。
しかし民間の生命保険で日額1万円の入院給付金と手術給付金20万円を貰ったので
すっごく得した!!保険に入っていて良かった!!…と言っていました。

もう、皆さんお分かりですよね?
これは過剰な保険料を払っているという典型的な例です。
45日も入院して手術もしたのに殆どまかなわれる手厚い健保組合のある会社に勤めている人は
こんな高額な医療保険に加入している必要はないのです。
得したと錯覚しているお金は前もって払い込んであった、もともとの自分のお金です。

もちろん、お金は貰えれば貰えるほど嬉しいし、あって困るものではありませんが
不況下で節約節約と家計を引き締めている中、保険料だけはバブルの時代の時のまま…の方
ぜひ家計と保険料のバランスも考えてみてください
そしてカットできた保険料は投資や貯金で有意義に使ってくださいね!


特約の中身を見てみよう! [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.07/12 山本郁 記事URL

特約はつけたほうがお得とは限らない
主契約をした人だけが契約できるもの
って聞くと特権を生かさないと!
って思いがちですが
保険の世界は日常のお買い物感覚とは違います
というのが先週のお話でした。
特約という形ではなく単独で保障を確保してゆく方が
メンテナンスをしやすいという側面もあります。

でも、不足している保障は確保しなくてはなりません。
そこで今週は特約が何をしてくれるのかを知る為に
特約の中身を具体的に見てみました。

ご自分の保険についている特約を一度把握してみましょう。
その前に知っておきたいことですが
保険業界の自由化が進む中、保険各社は工夫を凝らした様々な保険商品を作っています。
そして各社独自の愛称を保険商品につけたりしているのでどんな商品なのか分りづらい場合もあります。
そこで注目したいのは、愛称の下にカッコ書きで記されている正式名称。
カッコの方が大事なのでです。
そして、本来はつけるかつけないか自由に選べるものである特約を
主契約にいずれかの特約をつけることがパッケージ化された商品もあります。

ご自分の入っている特約がどんな特約なのか、本当に必要な特約なのかをしっかり把握しましょう。

複数の特約に入っている人が多いと思いますが
まず、それぞれの特約が死亡保障か医療保障か分けます。
一枚の白い紙に縦に線を入れて、右に死亡保障、左に医療保障という風に書き出して
しっかりと分けます。

死亡保障を厚くする特約として
代表的なものは定期保険特約です。
一定の保険期間の死亡保障を厚くするためのものです。
例えば、主契約が終身保険の場合、その終身保険では不足する死亡保障を確保する為
これを特約でつけるというわけです。
しかし、少し視野を広げてみると必要な死亡保障を、全て単独の定期保険でまかなうという方法もあるのです。
しかも終身保険がいらないというケース(いずれ子どもが独立してゆくなど)なら尚更です。
終身保険は一生の保障ですからその分保険料は高くなります。
主契約自体も見直さなくてはなりません。
今備わっている死亡保障を受け取れる保険金の額を
もし単独の定期保険で加入した場合と比べてみてください。

続いて特定疾病保障特約
あるいは三大疾病保障特約
これは同じものです。
保険会社によって呼び方が違っていますが
特定疾病、三大疾病といえば、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中をさしています。
これが原因で所定の状態になった時に生前に特定疾病保険金を受け取れます。
この特約は、生前に受け取った場合はその時点で消滅します。
そしてこの特約、生前に受け取ることなく亡くなった場合、死亡保険に変わります。
○○疾病なんて言葉がついているので医療保障的な特約と勘違いしがちですが
れっきとした死亡保障の特約なのです。
つまり、この分も含めて主契約の死亡保障額を考えるべきなのです。
特約をつけることで、当然ですが毎月かかる保険料は高くなります。
言い方を変えるとこの特約の為に毎月払っている保険料が発生しているということです。

“生前に受け取ることなく亡くなった場合、死亡保険に変わります”このくだりで
じゃあ無駄にならない保険なのね♪って思った方、危険です!!その分の高い保険金を毎月支払ってきているのだということですからね。

保険は得するために加入するのではありません。
守る為、避けられないリスクをカバーする為に加入するものです。

もう一方の
医療保障を厚くするための特約には、ベースになるものとして
疾病入院特約(病気で入院したりや所定の手術を受けた時に給付金を受け取れる)
災害入院特約(ケガで入院した時に入院給付金が受け取れる)
この2つが基本になります。
また最近はこの2つを合わせた総合医療特約(病気とケガ両方を保障する特約)も作られています。
これにプラスして
女性疾病特約、成人病入院特約などなど、沢山の特約が乗っかっている人も多いのです。

以前にも勉強したように、公的保険でも高額医療費制度もありますし
会社によっては会社の健保で受けられる保障もあります。
中にはこの保険料でこんなに凄い保障が受けられるの?!ってものもあるそうですよ。
それを使わずして民間の保険で高い保険料を払っていたら勿体無いです。

是非みなさん、ご自分の保険の特約をよく見直してみてください。
そして自分の受けられる保障の環境を踏まえてバランスよく加入してくださいね。


特約は得約じゃない!? [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.07/05 山本郁 記事URL

今日のテーマ
今週の放送予定をご覧になった時に
お気づきになったでしょうか?
約は約じゃない!?』
保険の特約を“得約”
つまりお得な契約と勘違いしている方いらっしゃいませんか?
実はワタクシ、先週の番組会議の時まで、特約をお得な保険の契約なんだ…って漠然と思っていたんです。
ショッピングの時に纏め買いをすると割引がしてもらえるように
主契約に特約を付けると割引サービスがあるようなイメージを持っていたんですよね…(汗)

そう、特約はお得とは限らないのです。

では特約とは一体何なのか?
特約とは主契約でカバーし切れない保障を得るためのもの。
例えば、主契約が死亡保障だけであったら、特約で医療保障をつける
あるいは、主契約だけでは足りないと感じたら、その不足分を特約で追加する
つまり、保障内容を充実させる為のオプション
だから保険料がお得になる…とは限らないのです。

この10年、保険の世界は大きく変化しています。
きっかけは2001年の第三分野の保険の解禁です。
第一分野は生命保険
第二分野は損害保険
そのどちらにも属さないものが第三分野と括られています。
2001年以前にも、外資系の生命保険や、中堅クラスの一部の保険会社でも
第三分野の保険を販売している所もありましたが
国内の大手の保険会社では2001年に解禁されてから扱えるようになりました。
それにより生保、損保がお互いに第三の分野を扱えるようになったのです。
昔からあった損害保険会社が長ったらしい名前になって生命保険になっている…って
よくあるケースを思い浮かべれば分りやすいのではないでしょうか。
単体の医療保険というのは第三分野に当たります。
2001年以前は医療保障という特約を付ける事は出来ましたが
単体で医療保険に入ることは難しかったのです。
このような大きな変化は滅多にありませんが
保険は医療制度が変わるのに伴ってつねに後追いで変化していくものなのです。

話を戻して、保険に加入する時は
同じ会社で纏めて入るとお得とは限りません。
契約がスムースとか、自分で管理しやすいといったメリットはあるかもしれませんが
お得かどうかはケースバイケース。
何よりも大切なのは自分のニーズを考えること

そして先週も教えて頂いたとおり
必要な死亡保障額は人生の中で変化していきますから
特約という形でなく、欲しい保障をそれぞれ主契約として加入する方が
後々扱いやすいということ。
主契約を減らすと特約も同率減らさなくてはならないものもあります。
例えば、子どもが成長したので死亡保障額を減額しようとしたら
残しておきたい特約の医療保障も減らさなくてはならなくなった
つまり特約で契約したことで自分のニーズと合わなくなってしまった…というケースもあるのです。

また満期があるものは特約も一緒に終ってしまうこと
終身保険も主契約の保険料の払い込みが終った時、特約部分を一括で払い込む必要があるものもあり
年を取ってからまとまった額を捻出するのは厳しいという方もいらっしゃるかもしれません。

そして、主契約は自分で関心があって加入するので意識がありますが
特約は主契約より意識が低いので、請求漏れが多いという現状もあるのです。

特約はお得とは限らない!
まだ注意点がありそうです。
来週も引き続き特約について教えていただきます。


死亡保障の特徴 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.06/28 山本郁 記事URL

先週のポイントは
定期保険は必要な期間の保障を買うもの
掛け捨て部分はどのタイプの保険にも含まれている
だから掛け捨ては損じゃない…といういうことでした。

さて、では“必要な期間”とは?
いつ、いくら必要なのか…それは各家庭によって違います。
今日は、いつどのくらいの保障が必要なのかについて考えます。

まずは、死亡保障の目的のおさらい。
万が一の時に残された家族の生活を経済面でカバーする…ということ。

それを踏まえて、どの時期にどれくらいの保障が必要か?

例えば、妻と子供のいる一家の大黒柱のお父さんの場合。

一番下の子どもが小学校低学年の頃までが、人生でもっとも高額な死亡保障が必要な時期です。

その後子どもの手が離れるようになると、妻が職場に復帰、あるいはパートに働きに出られるようになります。
その分の収入があるので、死亡保障は少し減額できます。

そして、子どもが高校、大学と成長してゆくにつれ保障額はますます減らすことが出来
子どもが独立すれば大幅に減額、あるいは必要が無くなるかもしれません。

このように、子どもの成長に伴って保険で備える死亡保障の額は減らすことが出来るようになりますが
基本的には保険は自動的には補償の額は切り替わりません。
(中には逓減定期保険というものもある)
だから自分でメンテナンスして行かなくてはなりません。

こうして考えると、子どもを持たず夫婦2人とも収入のあるDINKSや、シングルの場合
(親を扶養している場合は別ですが)そこそこの貯金があれば死亡保障自体が必要なくなります

死亡保障、医療保障が生活を圧迫することにならないよう
保険金は必要な保障が受け取れる額に留めて、あとは貯蓄に回すようにするべきです。
補償額、保険金額はその人の価値とは全く関係ありません。
あくまでも、残された家族に対する経済的な保障なのです。

特に今の時代の状況を考えると、景気はさらに減速し家計に影響が出てくることも十分考えられます。
保障金が支払われるような保険事故よりも先に、まとまったお金が必要な場面があるかもしれません
こういうときに保険は何も助けてくれません
無条件に誰の許可も必要なしに使えるお金は貯金です。
今、貯金の積立のスピードをアップすることも将来に備えることになるのです。

ローンを組んで家を買った人も死亡保障は減額できます
一般的に住宅ローンを組む時には団信(団体信用生命保険)に加入するケースが圧倒的に多いのです。
この団信とは、契約者に万が一のことがあった場合、住宅ローンを完済させるための保険です。

つまり、死亡保障でカバーされる万が一のことが起きた場合は、その時点でローンは完済されるわけです。

加入者の職場の社宅に済んでいた場合、新しい住処を探さなくてはなりませんし
賃貸住宅に住んでいる場合は、住居費が必要になりますが
家を持っていれば当面の家賃の負担が無くなるので、死亡保障もその分減額できます。

必要な死亡保障の額は生活環境で変化するもの。
すると、備える保険も柔軟に対応できるものが使い勝手が良いわけです。
その観点からも、保障だけに特化した定期保険は優れているんですね~。

詳しくはオンデマンド放送をお聴き下さい。


保険の誤解・その4~掛け捨ては損じゃない [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.06/21 山本郁 記事URL

先週まで死亡保障に備える保険として
養老保険、終身保険を見てきましたが
今日はいよいよ
今の時代にマッチした保険”ということで
定期保険を見て行きます。


3つともそれぞれニーズがあり意味がありますが
野尻さんが今の時代に定期保険がベストだと思う理由
そして“掛け捨ては損ではない”というその意味を
教えていただきました。


本題に入る前に、念のため
保険料と保険金という用語を整理しておきましょう。
保険料は、契約者が保険会社へ払い込む掛金のこと。
保険金は、保険会社から 保険金受取人に支払われる金銭のことです。


さて、定期保険とはその名の通り
契約した期間、無事に過ごせばスパッと契約期間で終る保険です。
もちろん、見直して掛けなおすことはできますが、基本はそれで終わり。
保障しかしてくれないんです。

養老保険は満期がくれば満期保険金が支払われるし
終身保険は亡くなる前に解約しても、解約返戻金が支払われるので
それに比べると
ずっと掛金を払い込んでいたのに何も戻ってこないなんて損。
損までいかなくても寂しい…と感じる方も多いのではないでしょうか。

でも、もともとの目的を思い出してください。
死亡保障は、契約期間に死亡した場合、残された家族が路頭に迷わ無いようにする…といった
自己資金ではカバーし切れないリスクを保障するというのが
本来の目的です。

貯蓄性のある保険、解約返戻金のある保険は
保険会社が支払うお金をキープしておく必要があるため
保険料が割高になってしまうのだということは
先週までの説明でお分かりですよね。

つまり“保障しかしていない保険”は
見方を変えれば“無駄の無い保険”なんです。

そしてもう一つ忘れてはならないのが
どの保険にだって掛け捨て部分はあるということ。
定期保険の場合の保険料の内訳は
純保険料(死亡保障金を支払う部分)と付加保険料(人件費や運転資金など)の二段構えで
保険期間に何も起こらなければお金は支払われませんが、これが保険の基本形。
この基本の上にさらにもう一段、満期保険金や解約返戻金を支払う為の保険料が乗っかっているのが
養老保険や終身保険といった貯蓄性のある保険なんです。

貯蓄性っていうとプラスイメージ
掛け捨てっていうとマイナスイメージがありますが
保険料を支払う意味で考えると逆なんですね。

そしてこの低金利の時代だからこそ
貯蓄と保障は分けた方が流動性が格段に良くなります
貯蓄の部分の保険料をそのままそっくり運用できるし
加入した時点の長期固定ではなく
その時時に一番合った手段で運用できるからです。

よく貯蓄したくても回すお金が無い…という方がいらっしゃるけれども
加入している保険の無駄の部分をカットして
その分を貯蓄に回せば良いのです。

よく誤解される“払っている保険料の額の分だけ保障が厚い”という勘違い。
保険料の構造の内の二段目の部分、死亡保障の厚さはどの保険を使っても作ることは出来ますが
三段目の部分によって保険料が変わってくるのです。

ぜひともこの機会に
ご自分の加入している保険のタイプと、予定利率を確認してみてくださいね。


保険の誤解その3~終身保険 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.06/14 山本郁 記事URL

保険の姿は保険料では分らない
肝心なのは保障内容である

先週のお話のポイントです。

その中で出てきた『養老保険』は
貯蓄性の高い保険なので
死亡保障に備える手段として
値が張るタイプの保険ですよ…って教えて頂きましたよね。

では、他にはどんな保険があるのでしょうか?

死亡保障に備える保険としては、『養老保険』の他に
終身保険』と『定期保険』があります。

今日はこの内の『終身保険』に注目しました。

終身保険の特徴…保障期間は一生涯で、契約を解消しない限りは
いつか必ず保証金が貰えます。
しかし、自分で受け取ることは出来ません。
年を取ってから入ると高いのではないかというイメージや
保証が途切れないという安心感で
若い頃からこの保険に加入される方が多い傾向があります。

そして途中で解約すると解約返戻金が支払われるという特徴があります。
だから貯蓄感覚で加入されていたり
返戻金を利用して将来年金のように定期的にお金を受け取れるような商品や
あるいは介護保障に移行する商品もあるようです。

こうして聞いていると耳当たりが良いのですが、裏がえしてみれば
解約返戻金があるということは
それを意識した運用をしなくてはならない保険で
養老保険まではいかなくても、保険料が割高な保険なのです。

そして貯蓄感覚ということは、急な要り用があって解約した場合
当然ですが大切な死亡保障も途絶えてしまうわけです。

野尻さんは、家計で何か起きたときに柔軟に対応する為には
貯蓄と保険は分けたほうが良いとおっしゃいます。

それに
貯蓄感覚でこの終身保険に加入されている方にありがちな誤解なんですが
自分が納めた保険料が全て運用されているという勘違い!!
保険料はの内訳は、『純保険料』と『付加保険料』の二段重ね。
運用されているのは純保険料の部分だけなんです。

付加保険料というのは人件費や店舗運営費用なに使われる部分で
通販で割引になる保険というのはこの部分が軽減されているのだそうです。

そして予定利率も忘れてはなりません。
予定利率とは言ってみれば“保険料の割引率”のこと。
予測された運用利率の分だけ保険料が安くなるわけですが
この低金利時代です。
どうしても割引率は低くなるので高めに保険料を納めなくてはならなくなります。
つまり
今の時代に合っていない保険!!ということが出来るわけです。

では、今の時代に合った保険はというと
もう一つの『定期保険』になるわけです。

この定期保険については来週じっくりとお聞きしましょう!


保険の誤解・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.06/07 山本郁 記事URL

保険と貯蓄の絶妙なバランスを目指すため
保険の正体を知ろうと
ありがちな保険の誤解を解いて行こう…
その2です。
先週は
一生涯とか終身タイプといっても
保障は無制限ではないというお話でしたね。

さて今日の誤解は、これもありがちな
“そこそこの保険料を払っていれば備えは安心”
皆さんはそう思っていませんか?これは大きな間違い。

野尻さん曰く
保険の姿は保険料では分らない。大切なのは保障内容。」

とはいっても日常生活でなかなか保険について
しかも保障内容についてまで考える機会って少ないですよね。

今日は具体的な事例で説明をしていただきました。

Aさん。
アラサーの男性。
専業主婦の奥さんと育ち盛りの子ども2人を養っている
一家の大黒柱です。
Aさんは、結婚前から親が勧めてくれた保険に加入しており
結婚後は自分で保険料を支払ってきました。
しかしひと月2万を越える保険料が高すぎると思い
もう少し押えることが出来ないだろうかと野尻さんの所に相談に来ました。
すると、高い保険料の割りに、保障の内容が全然足りていないことがわかりました。
一番欲しい死亡保養が500万円しか下りない保障で
Aさんのように2人の子どもを持つ一家の大黒柱の場合4000万円は欲しいところ。

しかもAさんの加入している保険は養老保険。
保障よりも貯蓄性を重視した保険で
金利の良かった80年代から90年代半ばに契約していた方は
「お宝保険」なんて呼んでいたそうですが
今はお金を取り巻く状況がすっかり変わっています。
運用状況はとても厳しく現在の運用環境にはそぐわない保険になってしまいました。
しかも死亡保障を厚くしたいAさんには全くのミスマッチ。
毎月高い保険料を支払っていたのに自分の望む保障とはかけ離れた内容でした。

Aさんの親世代には運用成績が良く人気のある保険だったようです。
だからご両親もAさんにオススメしたのでしょうが
今は運用環境が厳しく、かつAさんも結婚して子どもが出来て…と自分の環境も変化しています。

野尻さんがおっしゃるのですが
保険はもちろん、運用の話もご両親とはしては駄目
当時とは常識が違いすぎるんです。

ご両親に勧められるままに加入した保険を続けているという方
ご自分の保険の保障内容が良く分かっていないという方
Aさんのようにミスマッチになっているかもしれません。
是非この機会に確認してみてくださいね!

なお、養老保険が悪いというわけではありません
このご時世ではありえない利回りで運用されているなら
解約しては勿体無いことになるという可能性もあります。
即時解約をオススメしているわけではありませんので
くれぐれも誤解されませんように!!


保険の誤解・その1 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.05/31 山本郁 記事URL

さあいよいよ保険の中身について
勉強して行きましょう!

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
孫子の言葉ですが
自分にあった保険に加入する為には
保険の正体を知らなくてはなりません。

実は保険には誤解がとても多いと野尻さんはおっしゃいます。
一番多い誤解は
保険に入っていれば一生安心と思っている人が多い…ということです。
特に“保障は一生涯”とか、“終身払い”なんてパンフレットに書いてあると
何があってもこの保険に入れば大丈夫と思いがちですが
これは、ある約束を前提とした一生涯…なんですって!!

約束とは
日額
一入院当たりの保障日数
通算日数
この3つ。

「日額」は、一日当たりに支払われる金額。
「一入院当たりの保障日数」は、一回の入院に対してその日額が連続何日支払われるかの上限。
例えば一日5000円で60日だと、一入院当たりに支払われる上限は30万円。
ここで気をつけなくてはならないのは一入院の考え方。
保険のルールでは一定の期間に同じ病気で繰り返し入院したのは一入院に数えるのだそうです!!
「通算日数」は、一生涯でトータル720日とか1000日までという上限です。
日額5000円の保険で通算日数720日までの保険なら、最大で360万円です。

このように保険の保障は決して無限大ではないのです。

つまり考え方によっては360万円もっていれば医療保障からは卒業できるってわけです。
先週勉強したように、より威力のある貯蓄に振り向けて行けると良いですね。
詳しくはオンデマンド放送でお聴き下さい。


保険と貯蓄のバランスを考えよう~貯蓄の威力 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2011.05/24 山本郁 記事URL

先週は
日帰り入院やちょっとした怪我など
手に負えるものには貯蓄で対応し
大きな怪我や病気、入院には
保険で備えるという考え方が
合理的であると
野尻さんに教えていただきました。

しかし、お守りのように心の支えにもなる保険を
削る減額するというのは勇気の要ることです。
そこで今日は、
保険を削ってまで貯蓄にウェイトを置く意味を考えてみました。

現在、明確な目的も持たずに貯蓄をしているという方も多いと思いますが
野尻さんはそれでもいいんです!とおっしゃいます。
なぜなら貯蓄には力があるから!!

将来のリスクに備える…というと保険にばかり目が行きがちですが
家計に降りかかるリスクは病気、怪我、死亡だけではありません

例えば
景気の影響で収入が減るリスク
ローンを組んで手に入れた家が老朽化しリフォームしなくてはならなくなるリスク
(早く返し終わりたいと若い頃から組んだ人ほど現役中にリフォームが必要になるリスクが高くなるものです。)
子どもの教育費…将来どんな夢を持つかなど、子どもの進路は予測できない。

他にもどんなことが家計に降りかかるかは分りません。
リスクだけでなく、前向きな消費の発生する可能性…
例えば、独立、起業、留学、そのための資金が必要になるかもしれません。

そんな時にマルチに力を発揮するのが貯蓄です。
保険は用途が限られていて、そこに当たれば大きな力を発揮しますが
条件はかなり厳しいです。
なんにでも、すぐに使えるのが貯蓄なんです。

お守りのような保険にウェイトを置きすぎて
現実の生活がキツキツ貯蓄も出来ないというのは
やはりバランスが悪いと言えるでしょう。

威力のある貯蓄のペースを上げるためにも
思い切って保険にメスを入れてみませんか

詳しくはオンデマンド放送をお聴きくださいね!


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