シニア世代に使える定期解約 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.06/12 山本郁 記事URL

今日も先週に引き続き「定期解約」について教えて頂きました。

まずはおさらいです。
定期解約(定期受け取り)とは、保有している投資信託を、一定の金額か一定の口数で解約していくというもの。

解約していくのだから投資信託の本来の目的とは矛盾しているような気もするのですが、目的次第ではまだまだ資産を増やしていきたい現役世代でも使えるというお話でした。
少し補足があったのですが、勤務先で確定拠出年金(DC)が導入されている場合は、そちらを優先してもよいということです。

さて、今日は目的に合ってさえいれば明日からでもすぐに使える“シニア世代”の定期解約。
シニア世代に投資の目的を聞くと大半の方は、守りたい>増やしたい ですが
野尻さんがよくよくお話を聞いてみると、守りたいけどもう少しだけ生活費が欲しい…という方が多いんですって。
この守りながらも少しだけ使うというニーズには、定期解約がフィット!
かと言って、保有している投信を全て定期解約にしなさいというのではありません。
一本だけ定期解約にしてみてはいかがでしょうか。その方がお金も生きるというもの。
ただし、定期解約はまだまだ少数派です。定期解約できない投信がほとんど。
だから保有している投信を自分で定期的に解約していくというのも良いでしょう。同じ効果を得ることができます。

自分で自由に使える投信を一本持つというのがお勧めです。
勿論、預貯金を自分で定期的に取り崩していくのでも良いわけですが、預貯金はこの低金利状況下では、ほぼ原資のまま。
いつ枯渇するのかも計算すればわかってしまい、少しは増やしたいという夢はそこにはありません。
投信ならば、運用成績次第では少しでも長く持たせたいという夢がもてますよね。

注意しておかなくてはならないのは
定期解約や自由な使い方をする投信は、定期積立してるものを使ってはいけません。
ナンセンス。
それと、毎月分配型との違いを抑えておくことも大切です。
毎月分配型は、元本は減るけれども、口数は変わりません。
でも、定期解約は、口数が減っていくのです。
あくまでも解約であるのだということをしっかり意識しておかなくてはならないということです。

いかがでしょうか?
結構使えますよね。
定期解約。
そして投資信託。

使う目的の投資信託、ゆる~い投信“ゆる投信”を1本持つというのが、これからの投信のトレンドかも!?

詳しい野尻さんのお話はオンデマンドでお聴き下さいね♪


定期解約ってアリ? [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.06/05 山本郁 記事URL

先週のおしまいに出てきた単語、“定期解約”
耳慣れない言葉ですが、投資信託の仕組みの一つです。
比較的新しいもので、扱っているところも少ないし
万人にお勧めできるものでもない…ということですが
でも、使い方によっては、シニア世代にも、現役世代にも使える手法なんですって。

まず、定期解約とはどんな仕組みなのか。
保有している投資信託の内、一定の金額、または、一定の口数を、定期的に換金して受け取る仕組みです。

ここでまず疑問が!
投資信託って、こつこつ積立て成長させるのが醍醐味の商品なのではなかったでしょうか??

確かに長期で保有して成長を期待するのが王道ですが、積み立てるだけで増やしたお金を生かせなければ勿体無いわけです。
かといって、日本人投資家はとかく解約とか取り崩しが苦手。
罪悪感を持ってしまう人もいるようです。

家計の中から捻出して投資して成長させた大切なお金。
自分のニーズを反映させなくては勿体無いのです!!

たとえば、定年から年金支給が始まるまでの60歳から65歳までの5年間、無年金期間が心配だという方で
対策として、ただ貯金をしていますという方も多いようです。
でも、30代から40代で積立を始め、この無年金期間の5年間に定期的にお金が受け取れるように、定期解約を利用する方法もあるんです。
ね、使えるでしょ!!

現役世代は増やす投信を選ぶのが一般的だと思いますが
この定期解約の投信と、増やす投信と並行して積立をしても良いわけです。

もちろん、定期解約にしなくても、必要な時に自分で取り崩しが出来ればそれで良い訳ですし
今、定期解約を扱っていないファンドでも、いずれ定期解約できるようになるかもしれないし。
必ずしもお勧めするものではありません。

ただ、老後の備えというと元本保証の預貯金が王道となっていますが
預貯金は取り崩せば元本がそのまま減っていきます。
どうせなら運用というスパイスを利かせてなるべく資金を持たせることが出来たら嬉しいですよね。

ただ、この定期解約、どんな局面でも自動で解約してしまうので、それが難点でもあります。
詳しくはオンデマンド放送でお聴き下さいね!!


さらに投信の深イイ話 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.05/29 山本郁 記事URL

投資信託は長期投資が向くと言われる商品ですが
“長期”の意味に思い違いが起きているケースが!!

とにかく長く持つことのみに意義を見出して
ただひたすら同じ船に同じ状況で乗り続けている
…という投資の仕方をしている人がいますが
それは、長期投資ではなく“放置投資”
ただ置いておくだけで決して長期投資ではありません。

投資信託はプロに運用を任せる投資
でも、任せられるのは運用の中身だけなんです。
投信の船に乗ったり下りたりするのは自分で決めなくてはなりません。
それは、権限であり、武器なのです。

この船から降ります~といつでも言う権利があり
しかも一部売却も可能です。

株は単元ごとで売るのが基本ですが、投信は買ったままの金額でなく
口数毎とか金額で一部売ることが出来るのです。

自分が乗った船の旅が
微妙だな…と思ったら2割売却とか
まぁまぁ50/50かな…と思ったら5割
危ない…と思ったら完全に下りちゃう
とこのように、自分の心に正直に比率を変えることが出来る投資なんです。
そのようにメンテナンスをしながら投信に向き合っていくこと
その結果、利益を出しながら長く投信を持ち続けていく
これが長期投資なのです。

折角与えられた武器を使わないのはもったいない!
武器を使ってより利益を上げていく…これが投資の醍醐味で預貯金と大きく違う点なんですから。
預貯金よりも値動きを実感したいなら頑張らなくちゃ。

ただし、解約って苦手って人も多いと思います。
日本人は特に苦手意識が強行傾向があり円貯金ですら解約することに罪悪感を感じる方もいらっしゃるようで。
それが投信なら尚更というわけで。
確かに自分で想定していたよりも早く利益確定することは勇気がいることです。
しかもきっちり一番高いところで売って、一番安いところで売るのはプロでも難しい。
鯛焼きの頭と尻尾は差し上げましょう…の精神で。
そして何度も経験して、腕を磨いてゆくのです。

どうしても売ること、利益確定することが苦手なんです…という方には『定期解約』という手法もあるそうです??
これについはまた来週以降教えて頂きましょう。

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さい。


毎月分配型の使い方・その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.05/15 山本郁 記事URL


今週もかぶりました
野尻さんと私の洋服の色!
二人そろってベージュです。
不思議と同じ色になることが多いんです。
先週は二人とも紺だったし。
写真を撮る前にひとしきり盛り上がったので
二人ともちょっと頬が紅潮していますね。

さてさて、毎月分配型の投資信託について
今週も深く掘り下げて行きましょう。

無理をしてまで分配金を出すことがある毎月分配型の投資信託。
エエカッコし過ぎじゃない?って先週までのお話でマイナスイメージを持ってしまった方もいらっしゃると思いますが
毎月分配型であることによる光明もあるのです!!

毎月分配型が力を発揮するのはマーケットが急落した時。
購入してからある程度のスパンを持って右肩下がりになってしまったという時です。
毎月分配型は、分配金という形で毎月細かく利益確定しているようなもの。
同じ下落局面で比べると分配金を出さないファンドは何も出さずに落ちてしまいます。
それなら僅かでもぽこぽこ分配金を貰っていた方がマシ!という見方もできますよね。

ただ注意をしたいのは、これは急落した状況で比べた場合の話。
投資信託はもともと長めの運用で持ち味を発揮する商品です。
大底から上がってくる展開になった場合、分配金を出さずに運用してきた投信のの方が力を蓄えている分回復度合いも早いわけです。
つまり何が言いたいかというと、マーケットの環境によって良くも悪くもなるの。
「マーケットの値動き」と「何を期待するか」が大切なのです。

仮に、毎月分配型と分配金を出さないファンドの両方を持っていたとします。
毎月分配型は良くも悪くも毎月分配金が入ってくるので投資をしている実感、手ごたえがあります。
それに比べて分配金が出ないタイプは、音沙汰なし。自分から運用の様子を調べてみない限り、どんな調子なのか分からないわけです。
個別株に投資をするように、手をかけ時間をかけ調べることが好きな方には成長も期待できる良いファンドですが
まめに調べるのは苦手だけと毎月分配金が出ないと張り合いがないと考える方には向いていないとも言えますね。

また世代でもニーズの違いがあります。
大方のイメージですが、毎月収入がある現役世代は、運用で大きく育てたい
一方、シニア世代は増やすよりも守りたい、でも預貯金よりは値動きが欲しい
そんなシニア世代には毎月分配型の投資信託は理に叶っている商品なんです。
年金にプラスして自由に使えるお金が欲しいと思っていてもシニア世代は資産を取り崩すことに抵抗を感じる人が多い傾向にあります。
だから、使う気持ちで投信を利用する。
増やすよりも使う気持ち、そこに運用も乗せながら…というニーズなら毎月分配型はシニアには良い面もありますよね。
ただし、シニア世代の方でも、投資信託を子どもや孫に継がせたいなら、そこはやっぱり分配金の出ない成長型の投資信託が良いわけです。

やはり突き詰めると、投資する人の目的がその商品に一致していなくてはならないの一言に尽きます。
運用はプロに任せられますが、自分の目的は自分でしか見つけられません。
そしてその投資が自分にとって心地よいかどうかも他人にはわかりません。

自分に合っているのはどの商品か。この機会に改めて考えてみてくださいね。
野尻さんの解説はオンデマンド放送でお聴き頂けます♪


毎月分配型の使い方 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.05/08 山本郁 記事URL

先週は節約自慢のご紹介をしましたが、今週からはまた分配金のお話に戻ります。
今日は分配金からみた投資信託のタイプについてです。
投資信託は、売却をしなくても分配金という形でお金が入ってくることがあります。
しかし、全ての投資信託が分配金を出しているわけではありません。
分配金を出す、出さないが何で決まるかというと
まず「運用成績」。運用が上手くいったら出す。
そして、こちらが重要なのですが「運用方針」何に投資するのか、何を目的に運用するのか。
例えば、運用が上手くいってても、なるべく分配金を出さず、大きく育てようという運用方針の投信もあるのです。
その一方で、先日もお話に出てきたような、分配金を出すことを重要視していて、運用が上手くいってなくても分配金を出す投信もあるのです。
野尻さんはこの二つを人物に例えていましたね。
前者は、とことん真面目で寡黙な人
後者は、人の期待に応えたい、ええカッコしいの人
毎月分配型の投資信託は、言ってみればこの後者です。
内情が苦しくても、無理をして分配金を出しちゃう…。

どんな運用方針なのかが、どういう所でわかるかいうと
「高水準の利息などの収入を確保するとともに、値上がり益の追求ををめざします…」というフレーズがあったとします。
この記載されている順番に注目するのです。
“利息の収入を確保”が先に出てきているということは、この投資信託は分配金に重きを置いているということが読み取れるのです。
そのファンドが何を一番に重視しているかが先に書かれているのです。

無理をしてまで分配金を出すなんで…毎月分配型は良くない??って思われそうですが
分配金を重視するファンド、成長を重視するファンド、どちらを選ぶかは好みの問題です。
自分がどちらを期待するかで選べばよいのです。
好みが合わないと投資を続けるのが辛くなってしまうので自分に合った方を選ばなくてはなりません。
もちろん、毎月分配型もいいところがあるのです。
これについてはまた来週以降に更に詳しく教えて頂きましょう。

野尻さんの解説、オンデマンド放送でお聴きくださいね!


今年考えたい節約 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.05/01 山本郁 記事URL

今日はGWの中日なので、いつもとちょっとテイストを変えて
節約について考えてみましょう!
「今年考えたい節約」
電気料金の値上げも迫っています。そして増税も目白押し。
みなさんすでに節約をしていらっしゃることは承知なのですが
更なる節約を考えないと家計はコスト高になってしまいます。
そこで、先週のこのブログで、リスナーの皆さんの節約自慢を募集したところ
素晴らしいアイデアがたくさん寄せられました!!
有難うございました♪
前週のブログのコメント欄、まだご覧になっていない方は是非ご覧くださいね!!

ミツバチさんからは2つ
まず、携帯プランの工夫。
野尻さんも、以前から通信費の節約は真っ先に見直したい項目とおっしゃいます。
定期的に携帯ショップに行ったりHPを見たりして
新たに使える割引制度が登場していないかチェックしましょう。
数千円浮く可能性もあるそうです♪♪
また出来るなら、他社と比べてみるのもいいですね。
もう一つ、仕事中のドリンクの工夫。
ドリンク代も積み重なるとバカにならないので、タダでまたは安く使えるものがあればそれを利用したいですね。それば無理なら地震対策も兼ねて水筒やペットボトルを持ち歩くという手も。
投資も節約も、長く続くものでなくてはなりません。
自分にとって無理なく続くものを妥協点を見つけて取り入れましょう。

まりたかさんは、銀行預金の引き出し手数料を20年間払ったことがないそうです!!
自行の時間外の引き出いs手数料105円、一回かかったらその瞬間
一般的な普通預金に65万円預けていた年間の利息が一気に吹っ飛ぶのです!!
金利も大切だけどコストをかけない効果も大きいです。
午後6時以降は絶対にお金をおろさない…というのではなく、メインで使っている銀行の引き出し手数料が無料になる条件をクリアしましょう。

ドラキチたつおさんと、むぅさんは金券ショップを使って交通費を節約しているそうです。
金券ショップは使えるものが多いので覗いてみる価値があります。
デパート商品券は系列のスーパーでも使えたりするし、期限が迫っている金券は破格な値段になっていたりするので、たまに覗いてみる価値大いにアリです。
ただし、期限には十分注意してくださいね!

ねこさん、古い冷蔵庫を新しいものに買い替えたら電気料金が格段に安くなったそうです。
冷蔵庫は、家庭の中で2番目に電気をくうといわれますが、ここ10年で50%近い省エネを達成しているそうです。
10年以上前に買った冷蔵庫を使っている方は、ぜひ消費電力を調べてみてください。
扉を開けたところに一時間あたりにかかるkw数が〇kwhと表示してあるので
それと最新の冷蔵庫買って使った場合を比べてみてください。
数年で逆転するようなら、古い冷蔵庫がまだ使える勿体無いなんて言ってないで早く買い替えた方がお得です。
エアコンも、電気料金がかかりますから、使わない時期には個別ブレーカーを下げたり、コンセントを抜くなどして待機電力もかからないように気をつけましょう。

今回寄せられた節約自慢、本当に参考になりました!!
みなさん、ありがとうございました。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送をお聴きくださいね♪


皆さんの節約自慢大募集!!/その分配金、お得?とれとも… [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.04/24 山本郁 記事URL

投資信託にとって分配金ってとても大きな意味を持つものです。
そこで4月は4回にわたりこの分配金について勉強してきました。

前回は、分配金には普通分配金と特別分配金がある、ということを教えて頂きました。
もしあなたが特別分配金を貰っていたとしたら…それは、自分が投資したお金を払い戻されているだけで、得をしていない残念な分配金であるということです。
分配金が入るとほくほくしながら、周りにご馳走したり、プレゼントをあげたり…なんて方もいらっしゃると思いますが
ちょっと待って!その分配金、まさか特別分配金ではないでしょうね???
その場合は、投信の元本は目減りしていています。
全然得はしていない分配金なんです!!

もし、毎回毎回分配金が特別分配金であったとしたら、やはりその投信を持ち続けるのか、別の投信に乗り換えるのか考えなくてはなりません。
その為にも、ここで一度現実に向き合って、ご自身の投資信託が得しているか、損をしているのか調べておきましょう。

今回貰った分配金についてはすぐに判断がつきます。
分配金の明細書、または分配金のご案内に記載されています。
ただ、金融機関によって書式がまちまちでわかりづらい場合もあります。
そんな時でも一発でわかる方法。
それは税金を取られているか、取られていないか!
所得税、地方税と書いてある税金の欄を見て税金が徴収されてるようだったら、それは普通分配金。
ひとまず安心。
もし、税金が徴収されていなかったら…それは特別分配金だからです!!
さすがに自分のお金を払い戻されているのにそこから税金を取るわけにはいきません。
だから、特別分配金には税金がかからないんです。
分配金に税金がかかっていなかったら、それは残念なケースであった証です。

でも今回一回だけでこの投信はダメかどうかの判断は難しいです。
投資を始めてからのトータルを調べてみましょう。
現在の時価(基準価額)に、これまで支払われた分配金を全部足した金額と
その投信にこれまで託した金額を比較してみましょう。
途中買い増しされた方は、もちろんそれも合算します。

投資信託は、ざっくりとした時間軸でマーケットと向き合えるとても便利な使える投資ツールです。
ちゃんと理解して、賢く運用しましょうね!

詳しい野尻さんの解説はオンデマンド放送でお聴きください。

それと、来週は連休の合間なので、投信のお話は一休み。
今年だからこそ始めたい・考えたい節約について教えて頂きます。
そこで、皆さんに大募集「私こんな節約しています」!!
みなさんが生活の中に取りいれている節約法を教えてください。
例えば、「健康のためにも、最寄駅より一駅先の駅から乗り下りして歩いています。一月〇円のお得です!!」などなど。
このブログのコメント投稿フォームにお寄せ下さい。
皆さんの節約自慢、楽しみにお待ちしていますね!!


その分配金、ホントにお得?その3 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.04/17 山本郁 記事URL

分配金ってどうしても金額だけに目が行きがちですが、でも金額だけ見ていても中身はわかりません。
だから仕組みを理解する必要があるのです。
投資信託の中には分配金を支払うことを優先課題にしているものもあるんです。
そうのような投資信託は、運用が上手くいかなかった時も分配金を捻り出すようにして支払って
結果、運用による下げと分配金を支払ったことによる下げで、ダブルで基準価額がぐっと下がることがあるのです!!

この辺の仕組みを、先週教わった分配金の3つのパターンを元に更に詳しく掘り下げて教えて頂きました。
3つのパターンは、先週の「その分配金、ホントにお得?その2」に詳しく書いてありますのでご覧下さいね。

ここでもざっと書いておきますが

Aパターンは運用が上手くいった場合。
Bパターンは運用が今一つだった場合。
Cパターンは運用がさっぱりダメだった場合。

AもBもCも、同じ金額の分配金が支払われていてもその中身はかなり違うんです。
そこで分配金にもそれぞれ名前がついています。

Aパターンは『普通分配金』。
Cパターンは『特別分配金』。
そしてBはそのミックス。

あれ?って思った方、いらっしゃいますよね?
Cの“残念なパターン”の分配金を、『特別分配金』っていうんです。
特別って言葉には、スペシャルな感じ、良いモノであるイメージがありますよね。
分配金の場合は違うんです。普通でない分配金…ってことで特別なんです。

その響きから良い意味に受け取られがち、誤解をされやすいということから
名称を“元本払戻金”っていう名称に変更してみては?という動きもあるそうです。

とにかく、特別分配金は、嬉しくないもの、儲かっていない時の分配金であることを理解しなくてはなりません。
そして同じ投資信託を買っていて、同じ金額の分配金を貰っていても、その分配金は普通分配金の人もいれば、特別分配金になる人もいるということ。

その違いはどこから出てくるのかというと、『個別元本』…そのファンドを買ったたときの価格をベースに決まるのです。
購入時に支払った金額よりも、分配金を支払った後の基準価額が上か下かで普通分配金、特別分配金に分かれるのです。
ということは、つまり、いつ買ったのかによって個別元本は変わるのです。

また、この個別元本は、金額が変わります。
特別分配金が支払われると個別元本は下がるんです。
だから個別元本が下がっている場合は、貰っている分配金は特別分配金であることが分かります。

中には分配金が支払われるのが年に1回だけとか、全く出ない投資信託もありますが
分配金は投資信託のキモ。
しっかり理解しましょう。

野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さい♪


その分配金ホントにお得?その2 [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.04/10 山本郁 記事URL

何故かよく色がかぶる二人です(笑)


投資信託の商品で圧倒的に人気を集めているのは毎月分配型。
つまりそれだけ分配金を重要視している人が多い…ということの顕れだと思われますが、実はこの分配金、誤解されやすいんですよね…。
一口に分配金と言っても、儲かっている場合と、元本の払い戻しであるケースがあるんですって!
分配金が、投資信託が投資している株や債券などの配当や金利収入などの利益、インカムゲインや
売却などによって値上がり益、キャピタルゲインで賄えていればいいのですが
そうでなかった場合に支払われる分配金は、元本の払い戻しに相当するパターンもあるというのです。
ここは分かり辛い場所ですが、投資信託に投資する人は必ず押さえておかなくてはならない大切な所なので
時間をかけて教えて頂きます。

先週のお話の中でも触れていましたが、分配金は預貯金の利息とは違います。
一つのファンドに集まってくるお金“純資産総額”は、そのファンドを買う人が現れなかった場合、つまり新しい資金の流入がなくても分配金を支払わなくてはならないので、純資産総額はその分目減りします。
これは基準価額が下がる要因になります。

分配金が支払われた時の投資家の状況は3つのパターンに分かれます。
それを比較してみます。

共通の条件として、毎月分配型のファンドを先月に基準価額1万円で購入したとします。
分配金は200円。
分かり易いようにあえて売買の手数料は考えないことにします。

Aパターン
今月の運用が上手くいって今月の基準価額が10,500円になった。
分配金を200円支払うので、支払われた後の基準価額は1,0300円。
つまり、ファンドの運用が上手くいっていると、基準価額の元となっている純資産総額も増えます。
分配金も貰って、かつ、分配金を支払った後の基準価額も上がっているので
これは明らかに儲かった(利益の出た)パターンです。

Bパターン
今月の運用成績が今一つで、今月の基準価額は10,100円だった。
それでも200円の分配金は支払われますが、この200円の内100円分は今月の収益から捻出されますが
残りの100円は元本に相当する部分で支払われることになります。
元本が傷ついた形ですが、それでも若干儲かった…パターンです。

Cパターン
今月の運用がさっぱりだった…今月の基準価額が9800円に。
それでも200円の分配金は支払われるので、基準価額は9600円になった。
ファンドの運用成績も悪いのに分配金も出すということは
運用の下落+分配金による基準価額の下落
これが元本に払い戻し=投資家にとって儲からなかったパターンです。

同じ分配金200円でも、状況は全く違うのです。
分配金が上がった下がったでファンドの状況はわかりません。
分配金の金額だけに注目していても意味が無いということですね。

あなたの分配金は“お得な分配金”ですか?
基準価額や純資産総額なども調べてチェックしてみてくださいね。
詳しい野尻さんのお話はオンデマンド放送で!!


その分配金、ホントにお得? [ファイナンシャルリサーチ 野尻美江子さん]
2012.04/03 山本郁 記事URL

新年度に入り、皆さんの家計にも何かしら変化が起きているのではないでしょうか?
お子さんの進学、就職などによる変化もあるかもしれませんし
エコカー補助金が復活したのでこれを機にマイカーを購入しようとか
燃油サーチャージが値下げになって、家族旅行を計画したいとか。
その一方で、年金の支給額引き下げや介護保険料の値上げ
子ども手当に変わる児童手当は6月から所得制限されるし
いずれ復興増税で所得税も値上げされるし…
収入は増えないけど相変わらずの低金利。
投資を始めて家計を助けたい…と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな方にマーケットトレンド毎週火曜の投資入門です。
ファイナンシャルプランナーの野尻美江子さんに分かり易く面白く
投資のイロハを教えて頂いています。
そんな投資入門も3回目の春を迎えました。
今年も生活の中でちょっと得した!とかお金に自信がついた!って
皆様に感じて頂けることを目指してお送りしてまいります。

さて、新たに投資を始めたいという方に応えるように
金融機関ではキャンペーンを展開しているところも多いようです。
しかし、投資ビギナーにとって気をつけなくてはならないのが
お金の世界独特の決まり事があること。
例えば円定期預金や外貨定期預金のキャンペーン金利。
この低金利時代に驚きの高金利が掲げられていたりしますよね。
具体的な例を挙げると
「米ドル定期 3カ月モノ 年4%」
このような外貨定期預金で、その4%が適用されるのは満期を迎える3か月まで。
それ以降は普通の金利に戻るのです。
3カ月ものなのに年で表示って、いかにも勘違いそうなんですが
これは金融機関がわざと大きな数字を表示してその金融商品を目立たせようとしている…わけではなく
必ず年率で表示する決まりなんです。
それを理解していないと、後で通帳をみて
「あれ?もっと増えていると思ってあてにしていたのに…」ということにもなりまねません。
投資を始める時には必ずその金融商品の仕組みを抑えておかなくてはまりません。

今日のテーマである投資信託も分配金も
投資信託自体が投資ビギナーにとっても身近な商品であるにも関わらず
日本の投信の分配金の独特の仕組みがビギナーにはわかりづらい部分が多いのです。
先週も触れましたが、投信の分配金と、預貯金の利息とは全く別物であることを理解しなくてはなりません。
預貯金は元本は割れることはありませんが
(日本の)投資信託は、分配金を出すために元本からも支払うことが出来るんです。
つまり、上手く運用出来ているときは、配当や金利収入、値上がり益で分配金を支払い、さらに基準価額も増えたりしますが
その逆の場合、元本に手をつけてでも配当金が支払われるのです。
投資信託は目指している分配金を払い続けることを使命にしている商品なんです。
でも私たちがその配当金を受け取るとき、内容を確認しなければ
それが配当や金利収入、値上がり益から支払われたものなのか
元本から支払われたのはわかりません。
元本だった場合、自分が手数料を支払ってまで預けたお金が自分に戻ってきているだけで
その分預けた元本が目減りしているということが起きているんです。
これってお得?
いいえ当然NO!です。
雌鶏と卵のたとえがよく使われますが、卵をいっぱい貰っても雌鶏自身がげっそりしてしまっていたら
もうこの先卵を産めなくなってしまします。
運用が順調なら、元本を減らさずに基準価額も上昇させることも出来るのですから
そういう銘柄を選ばなくてはなりません。
その為には基準価額をしっかり見ることが重要です。
分配金が出てバンザイ!ではなくてどういう出方をしているのかを見ることが大事なんです。
そして、投資信託とはそういう商品であることを理解して投資しなくてはなりません。
この分配金のお話は重要なところなのでまた来週引き続き教えて頂きましょう。
野尻さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さい♪


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