金はバブルなのか?!~欧州問題が波乱要因に [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.09/02 大橋ひろこ 記事URL

金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんと

8月に歴史的な急騰急落を見せた金価格。
8/23に史上最高値1917ドルをつけてから1700ドル目前まで大きく下落し一部には金市場バブル論も聞こえ始めましたが、今日の番組が始まる直前に金価格が大きく動き出しました。20ドル超えの上昇で金価格は再び1850ドル台に達しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんにお話を伺いました。

8月の急騰急落の背景は、マクロ系ファンド参入による新規資金流入があった
のだそうです。不確実性が高まりつつも各国の政策によって崩壊を免れている
といった環境のマーケットにおいて、高パフォーマンスな市場を探して資金は
動いています。膠着感が高まった債権、為替市場などから比較的流動性のある
金市場がターゲットとされた、ということなのでしょう。
彼らの手法はトレンドフォローで相場を作り上げていく、といったものですが、
このトレンドについて行った提灯(新規買い)が
思い切り振り落とされたという構図のようです。

バブルだとの声について亀井さんはバブルにあらず。と明確に否定。
金相場は2001年からの息の長い上昇トレンドを演じています。
この7月~8月は上昇の勢いも加速し、短期的にはバブルにも見えますが、
10年物年月をかけて上昇してきた「裾野の広い山」
今回の動きはむしろ大相場の一辺が姿を現し始めたという見方を
されていらっしゃいました。むしろ「新しいステージ」に入ったという動きだと。

ではここから金相場を見る上でのポイントは?!

1 米国金融政策の方向性
 
注目されたジャクソンホールでのバーナンキ氏の発言から
マーケットは落ち着きを取り戻したように見えます。
QE3への期待をつないだともいえるでしょう。
9月のFOMCが2日に拡大されたことが注目されていますが、
亀井さんは何か大きな政策の変更があるなら、バーナンキ氏の記者会見を伴う
11月のFOMCになるのではないか、と分析されています。
ただし、9月のFOMCまでに米指標があまりに悪化し、マーケットが崩落する
ような流れとなるなら、11月まで待てないということもある可能性も。
どちらにしても現状の米景気は決して良くはありません。
緩和的金融政策が年内に出される事となれば金市場には上昇要因。

2 欧州財政問題

7/21の第2次ギリシャ支援が決まり、ECBが
スペイン、イタリアの国債を買い入れる措置を開始して、
欧州危機は一旦落ち着いたかに見えますが、
実はこの欧州問題がここからのマーケットの波乱要因となるやもしれません。

先般、ギリシャ支援に対してフィンランドが現金担保を
求めているというニュースがありました。

ユーロ圏17国首脳で決められた第2次ギリシャ支援ですが、
なんとフィンランドがギリシャに対して担保を取るという話は
2国間合意であった、というのです。他国はそれを知らなかったと。
これを知ったオランダやオーストリアなどが
それならウチも担保を取るなどと言い出して揉めているのだとか。
(4月にフィンランドで行われた選挙で反EU党が第2党になり
与党との連立政権に。ギリシャへの無担保融資は国民の合意が
得られないということでフィンランドだけが特別に担保をとることを
条件に合意したということのようです)
ギリシャへの支援がきちんと行われるでしょうか?!
再度デフォルトという懸念が増すこととなります。

またECBによるイタリア、スペインの国債買い入れも
ドイツ連銀が反対しているというのです。
この買い入れが行われなかったらマーケットは大混乱だったと
思われますが、継続できないということになれば・・・・。

一枚岩ではないECB内部。
8月はアメリカの問題が多く、
欧州問題があまりニュースになりませんでしたが、
こうしたゴタゴタが市場のテーマとなってくると
欧州発のリスクオフ相場が始まるかもしれません。

どちらにしても金価格には上昇要因。
そもそもこれからはインドの需要期。
年率20%もの賃金上昇となっているといわれるインド、
安値を待って買うイメージでしたが現在では高値でも
積極的に買いを入れてくるようになってきたといいます。

ここからの目標は?
金価格の今後、
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

それからコモディティフェスティバル!!
9/23(祝)亀井幸一郎さんによるトークセッションもあります。
亀井さんの話は面白いですよー!!
是非、足をお運びくださいね。

お申し込みは コチラ


足元はリスク回避で弱含みも世界需要は増加~原油価格の動向 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.08/26 大橋ひろこ 記事URL

オイルエコノミスト藤澤治さんと

午後からの突然の雷雨でびしょ濡れになってしまいました・・・。東京の一部地区にはは大雨洪水警報が出され、地下鉄も運行を見合わせるなどの大変な事態となりましたが、スタジオには無事にたどり着けました。昔、ラジオNIKKEIがある溜池山王の交差点が水没したことがありましたが、その時の光景が脳裏をよぎるような雨でした。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイル・エコノミスト藤澤治さんにお話を伺いました。
日本もスコールのようなゲリラ雷雨に見舞われることが増え、気象の変化には
注意が必要なのですが、現在アメリカにはハリケーン「アイリーン」が接近中。
27日にノースカロライナ州に上陸するとみられているのですが、
この東海岸部には10以上の原子力発電所、石油受け渡し施設、石油パイプラインや
送電網が集中しているということで、停電に備えるよう非常事態宣言が
出されているようです。藤澤さんによると、これが直接原油価格などに
影響を及ぼすものではないということですが、そういえばこのあたりって
先日地震があったところでした。なんだか地球がざわざわし始めた感じがして
怖いですね・・・。

現在の原油価格の最近の動き需給上の問題ではなく、経済、金融要因に反応し
雇用、個人消費などの景気の先行き懸念から株価が軟調であるため、
原油価格もこれに引っ張られて軟調に推移しています。

5月には114ドルまであったWTI価格も8月には75ドル台へと急降下。
マクロ経済の不確実性が高まっていることが下落の背景ですが、
需給要因をみても8/19時点でのガソリン消費の4週間平均は2.4%減少と、
夏の最大の需要期にもガソリン消費が伸び悩んだことなども
影響しているものと思われます。

また、リビア問題においては石油施設へのダメージが懸念されましたが、
思ったほどにはダメージがなかったということであまり材料視されて
いません。もともとリビアの原油生産は日量160万B。
年末までには約半分の70万Bまで生産が回復すると見られています。
このリビアの160万BというのはOPEC全体のおよそ5%強の存在感。
ただし、リビアが生産できない分はサウジアラビアが補填していることも
国際価格へのインパクトにはならない背景ですね。

しかしIEA, OPEC、EIAは共に2011年の需要は約日量120万バレル増加
すると予測しており、足元の懸念はつよくとも、世界需要の伸びは衰えないと
見られていることから、原油価格は大きくは下げないだろうというのが
藤澤さんの見解。70ドル台に突っ込んで下落しようものなら
OPECが減産を示唆するのでは・・・?
詳しくはオンデマンド放送で藤澤さんのお話をお聞きくださいね。

そして 「コモディティフェスティバル2011」お申し込みはお済ですか?!
9/23(祝) コモディティ業界の専門家が大集結。
    金はどこまで上がる?!米先物取引の今後は?
    アナリスト、トレーダーの皆さんと是非直接お話してみてください。
    最近TVで引っ張りだこのワールドゴールドカウンシルの豊島逸夫さんも
    ゴールドトークセッションに登場します。

懇親会ですので気負いなくお出かけください。
当日は司会を務めさせていただきます。
皆様、会場でお会いしましょう!!

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現在の金価格はQE3を織り込んでいる?!~コモフェス参加者募集 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.08/20 大橋ひろこ 記事URL

大爆笑!!プライベートでも親しくさせていただいています。マーケットリスクアドバイザリー津賀田真紀子さんと

金価格の上昇が止まりません。金が上がるということは決して喜ばしいことではないのですよね。金は「安全資産」としてその価値を高めているのですが、要するにマーケットの「安全」「安心」が脅かされているということなのですから・・・。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。今日はマーケットリスクアドバイザリーの津賀田真紀子さんに「金価格の動向と今後の見通し」についてお話を伺いました。

昨晩のNY金先物は+28.20ドルの1,822ドルで取引終えたのですが、
東京時間(夜間取引で)にも上昇がとまらず、
マーケットトレンドONAIR直前には1870ドル台に。
半日で50ドルも上昇してしまうというボラティリティには
恐ろしささえ感じます。。

津賀田さんは金は工業品というよりは「準通貨」としての
需要が強いため、景気循環の影響を他商品よりも受けにくいとし、
コモディティとしてのカテゴリにおいては原油などが冴えない中で、
金はその特異性があることを指摘、
またその流動性も人気の一因だと解説くださいました。

しかしながら、このところの金上昇の勢いにはついて行けないと
思われている皆さんも多いのでは?!
果たしてこの価格水準は適当なのでしょうか?

津賀田さんによると現在の価格水準は、
「欧米のクレジットスプレッドの水準」と「各国のマイナス金利の水準」で
説明できる以上の水準まで上昇しているのだそうです。
何かしら新しい材料が金価格を動かしているといえまるのですが、
この急角度の上昇は来週26日に行われるジャクソン・ホールでの
バーナンキ議長の講演でQE3についてなにか言及があるのではないか、
という期待を織り込んでいるのでは・・・?!

2009年3月のQE1以降、米国のベースマネーの水準と、
金価格の間には高い相関性が確認されるのですが、
現在はこの相関が崩れてしまっています。
これが一時の歪みであると仮定するならば
現在の金価格は3,000億ドル程度のQE3の実施を織り込んだ水準にまで
上昇してしまっているのだそうです。
もし、QE2と同程度の6,000億ドル規模の金融緩和が実施された場合には、
金価格は1,990ドル程度まで上昇することになる?!

ということは逆に考えれば26日にQE3についての言及がなかった場合、
金価格は下落する可能性があるということになります。
その際にどこまでの下落をリスクとして想定しておけばいいのか。
その後、金は注目されなくなってしまうのか?中長期的な金の価値とは?
詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんの解説をお聞き下さいね。

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金価格とプラチナ価格が接近・投資チャンス到来か?!~コモフェス参加者募集!! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.08/05 大橋ひろこ 記事URL

スタンダードバンク東京支店長池水雄一さんと

今週TOCOM金価格が29年ぶりの高値を更新したとお伝えしたところですが、昨晩のNY市場の混乱ではさすがに金価格も大きく値を下げました。
ダウ平均は512ドルと4%強もの下落、
原油価格は5.8%も下落して86.63ドルへ。
恐怖指数と呼ばれるVIX指数は35%も急伸と大荒れ。
金価格も1683ドルとさらに史上最高値を更新していたのですが、
1641ドルまでなんと40ドルも下落する場面がありました。
しかし、引けにかけては大きく値を戻し結局は7ドル安にとどまっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はスタンダードバンク東京支店代表の池水雄一さんにお話を伺いました。

急落のキッカケはどうも昨晩のECB理事会後のトリシェ総裁の発言のようです。
欧州経済の景気下振れリスクが高まっていると発言。ECBが国債購入を再開する
ことが発表されるなど、欧州発の財政・景気への不透明感から世界同時株安の
様相を呈するパニックに陥りました。通常はリスク回避相場で資金の逃避先として
変われる金にも換金売りが殺到、一時は40ドルもの下落を演じたのですが、
「一番先に立ち直るのは金市場だ、冷静になって考えると資金の逃げ場は他にない」
と指摘する池水さんのご指摘のとおり、金は現在も買い優勢で推移しています。

池水さんには今後の金市場の行方についてお話を伺いましたが、
世界景気の先行き不透明感はすぐに拭えるものではない、とし指摘。
貴金属ディーラーの中でも米連邦債務上限引き上げ合意から一時的な
金相場の下落睨んで金をショートしていた向きが多かったのだそうです。
ところが、、、合意の報を受けてもゴールドは下がらない。
彼らのショートスクイーズでさらに価格上昇につながる結果に。
私も合意の報があればマーケットは一時的に楽観につながり、
株高、金売りになる局面もあろうかと思っておりましたが、そうはなりませんでしたね。
余程マクロ経済に不透明感が高まってきているということなのか、
余程金が強いということなのか・・・・。結局金がセレクトされる動きは
そう簡単に終わらないということが、改めて確認されました。

また、プラチナと金の価格差が縮小しています。
景気に敏感に反応する産業銘柄プラチナは冴えない値動きで
昨晩も大きく売られました。
マーケット規模、そしてその希少性から鑑みても
金価格がプラチナ価格を上回ることはおかしい、と池水さん。
2008年12月(サブプライムショックの暴落時)にも一時的に逆転したことが
あるのですが、すぐにそのスプレッドは修正されました。

そして今、その価格差は20ドル程度にまで縮小しています・・・。
プラチナの生産コストは1700ドルだそうです。
現在は1730ドル程度。これ以上安くなると採算割れする価格に。

今後のプラチナは?そして金価格は?
詳しくはオンデマンド放送で池水さんのお話をお聞きくださいね。

それから、9月23日(祝)池水さんに会いに来ませんか?!

コモディティの専門家、アナリスト、トレーダー、メディア関係者らが
一同に会するコモディティフェスティバルが東京八重洲ホテルで開催されます。
個人投資家120名様限定で参加募集中!!

マーケットトレンドの番組でおなじみのコメンテーターの皆様も大集合。
プレゼントがあたる大抽選会も企画しています。

池水雄一さん、豊島逸夫さん、亀井幸一郎さんの「ゴールドトークセッション」も!!
なんと贅沢な企画でしょう・・・。ご期待ください。
当日は私、大橋ひろこが司会をつとめます。

お申し込みはコチラから
コモディティフェスティバルHP


ガス黄金時代?!天然ガスをめぐる状況~コモディティフェスティバル参加者募集 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.07/29 大橋ひろこ 記事URL

株式会社セキツウ山内弘史さんと

9/23(祝)コモディティフェスティバルに是非ご来場ください!!
本日のコメンテーター株式会社セキツウの山内弘史さんも参加くださいます。
日本のエネルギー問題は?そしてアメリカの戦略備蓄放出の裏側は・・?
気軽にゲストの皆さんと触れ合うことができるコモディティフェスティバル。
先着120名限定です。お早めにお申し込みくださいね。
当日は私が司会を務めさせて頂きます。

商品価格動向に関心のある方は是非お申し込みを。
☞ コモディティフェスティバル2011
http://www.cfes.jp/
さて。

ガソリン価格とか灯油価格というのは生活に身近なのでその価格動向には
皆さんも敏感かと思いますが、天然ガス市況についてはいかがでしょう?!
震災前と比較して天然ガス価格がかなり上がってしまったのだそうです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウの山内弘史さんにお話を伺いました。
LNG(液化天然ガス)のスポット価格は 
震災前は6~7ドル/百万Btuだったものが10ドル,12ドルと
高騰,現在では15ドルの唱え価格も。
(Btu=ブリティッシュサーマルユニット英国熱量単位
ヤード・ポンド法のエネルギー・仕事・熱量の単位)

日本が原発停止による電力不足に対応できているのも
LNGの緊急輸入で手当てができたからだとと、
福島原発事故以後、日本の脱原発を目指す国が増加し、
天然ガス,LNGの長期輸入手当てが急増しているのだそうです。

原油価格も高止まり、天然ガスなどの他のエネルギー価格も上昇している…?
と聞くと今後の世界のエネルギー問題が深刻なような気がしますが、
今日の山内さんのお話は「世界はガス黄金時代に入った」というもの。

IEA(国際エネルギー機関)が6月に発表した「世界エネルギー展望2011」
によると天然ガスの世界全体の可採埋蔵量は,
現在の生産量の250 年分を超えるとされ、
現在の消費量の75年分を超える可採埋蔵量があるのだとか!!

在来型天然ガスに加えて「非在来型天然ガス」の生産が急増しているのだそうです。

非在来型天然ガスというのは最近話題のシェールガス、
タイトサンドガス(砂岩層)コールベッドメタン(石炭層のメタン)の3つ。

特にシェールガスは掘削が困難で2005年あたりまでは
生産ベースに乗らなかったのですが、新技術の開発によって
大量生産が可能になったのだそうです。

これがアメリカで急激に増産されており、カタールやアブダビが
米国向けに6,000 万トン~7,700 万トンのLNGプロジェクト完成させたというのに、
自国でシェールガスを採掘し始めたため、
震災前はLNGが余剰気味で安かったなんて事情もあります。

サウスダコタにあるガスの埋蔵量はサウジのガワール油田に
匹敵するボリュームだとも言われており、新技術によってこうしたガスが
エネルギーとして掘削が可能となってきたということは
世界のエネルギー需給の構造が大きく変化するということなのかもしれません。

詳しくはオンデマンド放送で山内さんのお話をおき聞くださいね。


「米欧債務危機と金市場」リスクは去ったのか? [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.07/22 大橋ひろこ 記事URL

金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎さんと

EU首脳会議にて第2次ギリシャ支援が決まったことで
ユーロが買い戻され、ダウ平均も上昇。
マーケットにも楽観ムードが戻りました。
これを受けて今週1600ドル台の史上最高値を更新した金価格は
一瞬大きく売り込まれました。

「EU首脳会議の合意に敬意を表しての動きでしょう。
 しかし、、金はすぐに下げ幅縮小しています」

今日は金融・貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
「米欧債務問題と金相場」についてお話を伺いました。

亀井さんは債抜本的解決には遠く、ソブリン・リスクは根強く残り
循環的な金の上昇は、これからも続くだろうと指摘します。

EUによるギリシャ第2次救済策は
1090億ユーロの公的支援を含む総額1590億ユーロの新規支援で合意、
その他ギリシャ財政再建サポートで欧州金融安定化基金(4400億ユーロ)を使っ
た柔軟な貸付買い取り制度の導入、さらにECBは格付け会社がギリシャ債を
部分的デフォルトと認定しても担保として受け入れることを決めたということで、
これまで頑なに譲らなかった「デフォルト」を認めることが一定の評価となったようです。

しかし、このギリシャ支援3ヶ月サイクルでギリシャの財政状況をチェックして
融資されるとのことですから、ここでギリシャが緊縮財政に消極的であるようなら
融資できないなんて事になる可能性もある?!亀井さんは一旦は落ち着いたように
見えるこの問題、3ヶ月後には再燃するかもしれないと解説くださいました。
そもそも「ギリシャだけ救済されるのか?」ポルトガルは?アイルランドは・・。
モラルハザード問題として市場が騒ぎ出すことも考えられますね。

そして問題は欧州だけではありません。
アメリカの連邦債務上限の引き上げ問題も「デフォルト」問題です。
基軸通貨であるドル、アメリカの・・・です。
アメリカがデフォルトすることなど有り得ないとして、
共和党とオバマ大統領「パフォーマンス」に踊らされるなと楽観する
専門家が多い中、亀井さんは99%デフォルトはないと思うとした上で、
「ワシントン(政治家)とウォールストリート(金融関係者)の
意識の違いが気がかり。このズレは意外と波乱要因なのかもしれない」
とお話くださいました。
「ドルは基軸通貨なんだから足りなければ印刷すればいいじゃないか-。」
こんな思考の政治家が多いのだとか。
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説を聞いてほしいのですが、
そういう発想があること自体が驚愕ですよね・・・。

そもそも雇用の問題や住宅市場の低迷など基礎的回復力に疑問が
噴出しているわけで、今はHOTな話題として連邦債務上限問題ばかりに
関心が集まっていますが、これを過ぎれば再びQE2終了後のマーケットへの
懸念が高まってきそうです。しかしない袖はふれないですね。
一体この後どのようなシナリオが待ち受けているのでしょうか。

亀井さんによると11月のFOMCは注目だそうです。
そして金価格はこれらの問題を前にどのように推移するのか?
オンデマンド放送をお聞きください。


天然ゴム相場 反発のタイミングはいつか? [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.07/15 大橋ひろこ 記事URL

マーケットリスクアドバイザリー津賀田真紀子さんと

バーナンキ氏の発言に振り回された今週のマーケットですが、QE3って言葉はマーケットのキーワードになりつつあるようです。バーナンキ氏が否定しようとも。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットリスクアドバイザリー津賀田真紀子さんにお話を伺いました。
テーマは「天然ゴム相場 反発のタイミングはいつか?」

現状のマーケットは欧州のストレステスト(ギリシャデフォルト懸念問題)や
アメリカのQE3議論などマクロ要因に大きく振り回される展開ですが、
こうした脆弱な、不安が渦巻く流れの中にあっては、逃避先として金市場に
資金が流入、原油価格は景気減退懸念と需給逼迫見通しの綱引きで
より神経質な動きを見せています。

そういった中で、ゴム市場は5月に500円台までに到達した大相場からは
大きく値を沈めて(現在380円前後)冴えない値動きが続いています。
この相場、もう大天井を見てしまったのか、あるいは資金循環で再び
値が飛ぶ時が来るのか。。。。。

津賀田さんは2月からの下落基調が続くゴム市場について
この時期は世界最大の輸出国であるタイの増産期にあたるため、通常、需給逼迫懸念の後退から相場が一時的に軟化しやすい季節要因があったこと、そして中国の新車販売台数が鈍化している
を上げて解説くださいました。

中国は4月6日以来今年3回、昨秋からでは5回の利上げを実施しており、
インフレ抑制の姿勢をいっそう鮮明にしています。
中国の自動車生産のピークは通常旧正月明けの3月。
その後8月まで減少する傾向があるとのこと。
これに合わせて中国の天然ゴムの輸入量は3月がピークで、
5~6月にかけて減少していく傾向があるのだそうですが、
今年の落ち込み方はかなり急だったのだといいます。

利上げの影響が色濃く出ていたともとれる動きだったため、
これを反映したゴム市場(タイヤ需要)は冴えない値動きとなっていたと思われます。

一方の生産地の状況をみると世界最大の天然ゴムの輸出国である
タイのゴム集荷量が前年に比べ低調。この影響を受けて中国の在庫が
依然としてギリギリの状態となっているのだそうです。
つまり天然ゴムそのものの需給が崩れているわけではないということ・・・。

では今後のゴム相場の行方は?!夏場は中国の電力不安が増すのだそうです。
詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんの解説をお聴きくださいね。


強気?弱気?QE2終了後のマーケット [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.07/08 大橋ひろこ 記事URL

三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田知至さんと

QE2終了後のマーケットを懸念するような動きが顕著だった6月。
アメリカの経済指標も悪いものが目立ち、ダウ平均は12000ドルを割り込むところまで
大きく下落し、原油や貴金属などのコモディティも下落していました。
ところが、7月に入ってみればリスク志向の動きで株は大幅高。
この地合いの変化はいったい?!このままリスクオンの強気相場が
続くのでしょうか?

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの
芥田知至さんにお話を伺いました。

ここから先行き見通しが「強気派」「弱気派」に分かれてきた
と芥田さんは指摘されます。双方の気持ちがよくわかると(笑)

ここからの強気派の見方は、基本的に中国の高成長が続いていることで
世界の景気が支えられると見ているようです。
6月のマーケットでは米国のソフトパッチ懸念が台頭していましたが、
これは中国経済の影響だったのでは?との指摘も。
今年は例年見られる春の産業活動の盛り上がりがなく
世界中が、近年の季節パターンよりも弱くみえたことも関係していそうです。

しかし政策の押し上げと反動を除いた基調的な部分では、
中国の経済活動は拡大していると見られることで、このまま
強気が継続するというシナリオ。


一方の弱気派の見方としてはもう十分相場は高いとの指摘。
「日米欧の株価の高さに付いていきにくい」
「コモディティ市況の高さについていきにくい」

芥田さんは「基本的に今の相場を拒否すると相場の解説はできない。
相場はいつもだいたい正しい、、と考える」ということで、
この楽観ムードが漂う足元のリスクテイク相場は景気が強いという
ことの現れと見ていいのではないかと解説くださいました。

ポイントの一つは通貨価値の下落。

QE2が招いたドル安。ソブリン問題からユーロもその価値を低下させています。
そして財政問題、東日本大震災のあった日本円の価値の喪失。。。?!

先進国の中央銀行のの緩和政策が株などの資産高を、
そして物、コモディティに高を招きました。
信用不安は債券をも招きました。
これは同時に利回りが低いということですね。
こうした状況を鑑みると資産が高すぎるということはないのでは?
通貨への信任低下が相対的な資産高を招いたということなのではないか。
となると、今後のマーケット見通しは?!

オンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。


QE3に踏み切れないアメリカ~金市場の行方 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.07/01 大橋ひろこ 記事URL

スタンダードバンクの池水雄一さんと サロマ100㌔ウルトラサブ10達成おめでとう~

7月に入りました。
6月をもってアメリカのQE2が終了しましたが、
QEなきマーケットは一体どんなものになるでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日はスタンダードバンク東京支店長池水雄一さんに
お話を伺いました。

金価格は先週のギリシャ問題、IEAの石油備蓄放出をキッカケに
大きく売られました。これは金だけでなく、コモディティ市場全般に
売りが広がったものですが、こうした下落を「QE2終了によるもの」と
関連付けて解説される向きもあります。やはり、これまでのコモディティ価格の
高騰はアメリカによるQEマネーによるものだったのでしょうか。

池水さんは商品市場の上昇トレンドの流れは基本的に変わらないとお話くださいました。
足元のギリシャのデフォルト懸念は先送りされましたが、欧州の問題は
解決には程遠く、アメリカの実体経済もQEによって改善したとはいえない状況。
QE3に踏み切らない理由は「やっても意味がない」からなのではないか?!
資金は企業や家計などの実体経済の担い手に回らずインフレを招いてしまっただけ。
これ以上QEを実施してもアメリカの景気回復につながるとは言えません。
信用不安からの金市場への資金流入は今後も継続するだろうとのこと。

実際、金価格の1500ドル割れでは非常に大きな現物需要があり、
一挙に数十トン程度の買いがあったと見られるということで、
池水さんは、ここ2年ほどのマーケットはファンドの売りに対して実需が旺盛に
買ってマーケットを支えてきたと解説くださいました。
実需が旺盛に買ってファンドの売りによる下落の底を形成するという構図ですね。

プラチナ価格も1700ドルまで下落してきましたが、池水さんによるとこのラインは
生産コストに近いレベルであり、これ以下の水準では供給が減少してしまうリスクが生じます。
となると目先景気の先行きを懸念して金よりも大きく売られてきたプラチナも
中長期的には買いのレベルにまで落ちてきたと考えていいのかもしれません。

詳しくは池水さんの解説をオンデマンド放送でお聞きくださいね。

池水さんは先週サロマ湖100キロウルトラマラソンでサブ10達成されました!!
1年前の番組でもウルトラマラソン完走おめでとう~とお話させていただいた記憶が(笑)
1年は早いですね。そして100キロもの道のりを10時間以内で走る池水さんも速い!
池水さんが監督を務められているTBRC(マラソンチーム)メンバー13名の皆様も
ほぼ全員が完走されたということです。おめでとうございます。

■CX「商品先物セミナー」のお知らせです。
東京工業品取引所などの主催で定期開催のCXセミナー
次回の開催が近づいてまいりました。

7月14日(木)18時から 東京工業品取引所セミナールームにて
コンチネンタルライス代表取締役 茅野信行さんに
「天候相場期の穀物見通し」をお話いただきます。
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皆様のご参加お待ちしております。

お申し込みは市場経済研究所まで。
電話番号 03-3364-2161
FAX 03-3664-2168

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〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-3-5共同ビル
市場経済研究所までどうぞ!!


IEA石油備蓄を放出、その背景は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2011.06/24 大橋ひろこ 記事URL

オイルエコノミスト藤澤治さんと

今日の日経新聞の一面記事は
「IEA、石油備蓄を放出」です。
※IEA=国際エネルギー機関 OPECが産油国側の団体なのに対してIEAは消費国側の団体

その規模は日量200万バレルにものぼり、これは世界の原油需要日量8700バレルのおよそ2.3%にも及びます。放出は当面30日間継続されるといい、この発表を受けて原油先物市場は一時80ドルを下回る下落となりました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト藤澤治さんにIEA石油備蓄放出について
お話を聞きました。

藤澤さんは「寝耳に水、皆がそう思っています」として
多くの石油アナリストが疑問を呈していることをお話くださいました。

先般OPECが増産の合意にいたらず一時的に原油価格が高騰する
ということがありましたが、その後サウジやクウェートなどは
独自に増産しており、現在は価格が緩やかに下落しているところでした。

しかも、在庫は余剰気味、先進国経済の低迷で需要も減退しており、
このまま様子を見ていても、価格は下落傾向にあると見られていたのです。

IEAが石油備蓄の放出に踏み切ったのは過去2回。
湾岸戦争時とハリケーンカトリーナが製油所施設を直撃した時で
この2回は需給が逼迫したことによる放出でした。

ところが、今回は在庫余剰であるのに放出に踏み切った。
実質「IEAの価格介入」とも言えるわけです。

OPECもこの動きには不信感を露わにしているとも伝えられており、
これが、産消対話がなされたのかどうかにも疑問だと藤澤さんは解説くださいました。

考えられるのはアメリカの景気後退への梃入れ。
この6月にQE2終了となりますが、アメリカの景気は思わしくありません。
ダウ平均は下落傾向が続き市場はQE3を催促しはじめたようにも見えますが、
財政状況を考えると新たな資金拠出は考えにくく、
苦肉の策が「原油価格を下げることでの消費マインドの回復」を狙った
今回の備蓄放出なのではないか…関係者の間ではこんな声も出ているようです。

裏を返せばこんな@「ウルトラC」策をやらなければどうにもならない
というところまでアメリカの経済は追い詰められているということなのでは
ないか、という懸念もあり、これがこの先どのような波乱を生むかは
まったく読めません。

OPECがどう出るか、、、という問題もありますし、
(サウジは反政府デモを恐れて巨額の金を国民にばら撒いたため
原油価格は高値であるほうが都合がいいとの指摘もあり、
反発して減産に踏み切る可能性もあるとか)
マーケットが思うように動くのかどうかも不透明。

さて、今後の市場は?
詳しくは藤澤さんの解説をオンデマンド放送でお聞きください。


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