原油価格はまだ下がるのか?!ここからのポイント [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.10/26 大橋ひろこ 記事URL

オイルエコノミスト藤澤治さんと

このところの原油価格はジリジリと価格が切り下がっています。9月中旬に ブレント価格は114ドル、WTI価格は100ドル超にまで上昇していたのですが、これは中東の地政学リスク、ECBの南欧国際買い取り策、QE3の決定などが背景にあった高値です。地政学リスクは継続しているものの、金融政策による支援は他のマーケットも同様ですが材料としては新味に薄れてきており、需給が逼迫していない現状に於いては地政学プレミアム分が剥落してきている動きということでしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミストの藤澤治さんに
原油価格の動向を伺いました。

Bullish Factor(強気要因)としては
中東の地政学問題が決して後退したわけではないということが上げられます。
イランの核疑惑、シリア内乱、イスラエルのイラン爆撃懸念は残っています。
また、北海のバザード油田のメインテナンスが遅延しており、
これも供給面からは支援材料。
例年と比較するとこのⅠ0月は気温高く暖房油が不振でしたが、
これから冬季に入れば需要シーズン入り。
また南米は、ドライビング・シーズンにはいることも強気ファクター。

Bearish Factor(弱気要因)としてはやはり世界経済動向だと藤澤さん。
このところの原油価格の下落も世界景気の先行きに対する懸念が大きいとし
EU域内、特にドイツビジネス不振や米国経済の企業業績不振、そして
経済成長率を7.4%に鈍化させた中国経済の減速などが嫌気されていると言います。
さらに、需給は過剰気味。9月末のOECDの石油在庫は先行きの57-58日で
昨年度同レベル)適正とされる53日を上回っており、
2012年第4四半期は、OPECが第3四半期並みの生産をすれば、
在庫の積み上げとなってしまいます。

しかし、藤澤さんは需給上は、過剰であっても
地政学リスクが下支えしている現状においてはこれ以上(WTI 85ドル)の
価格の下落はないだろうと解説くださいました。
相場は、欧州、米国経済の懸念に拠り、上下するものの
中国の経済は復活の兆しもあるのだとか。
9月の中国の石油需要は、前年同月比9%増。
中国の輸出は9月には、前年同月比で10%増。
生産指数も9月は9%の伸びを示していたのだそうです。


故に、2012年10-12月は現在よりやや持ち直し、
ブレントで、100-110ドル、WTIで、80-95ドルとの予想。
またBrent/WTIの較差は、来年の春にSeaway パイプラインが拡張(日量45万バレル)
する迄は、大体18-20ドルで推移するだろう、ということですが、
春にこのパイプラインが拡張された折にはこのスプレッドは
縮小に向かうとお話くださいました。

では来年の見通しは?!
藤澤さんは弱含みの見通し。詳しくはオンデマンド放送で
藤澤さんの解説をお聞き下さいね。

12月2日(日)
東京品川のコクヨホールで開催されるゴールドの祭典
「TOKYO GOLD FESTIVAL」に抽選で
「マーケット・トレンド」のリスナー10名様をラジオNIKKEI番組
特別枠でご招待します。

このイベント、実は先週12日金曜に一般募集開始したのですが、
即日満員御礼!!募集定員に達してしまったために
一般募集は締め切られてしまいました。

残すはこの番組、マーケットトレンドの特別枠10名のみなんです!
応募が間に合わなかったという方は是非ここからご応募くださいね。

「TOKYO GOLD FESTIVAL」公式サイト http://goldfes.jp/
の右上にあるラジオNIKKEI専用申込フォームからお申込みください。

リスナーを認証するキーワードは「アルファベットの小文字で g o l d」です。

「TOKYO GOLD FESTIVAL」公式サイトへは
「マーケット・トレンド」番組サイトのバナーからどうぞ。

受付期間は10/29正午までです。

抽選は10/30に行い、抽選結果を同日メールにてお知らせし、
当選者には開催2週間前までに入場券(招待ハガキ)をお送りします。

池水雄一さん、亀井幸一郎さんなど日本を代表する
ゴールドのスペシャリスト達ほか番組出演者が集結、
直接話し合える懇親会もあります。 

司会は私、大橋ひろこ。会いに来てくださいね。
プレゼント抽選会もありますよ。


大統領選挙後のマーケット、そして金相場の展望 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.10/19 大橋ひろこ 記事URL

三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田知至さんと

大統領選挙まで2週間あまりとなりましたが、よくいわれる米国の大統領選挙サイクル通りに今年も動いているという感じなのでしょうか。「大統領や政権与党は、自陣営の選挙を有利にするために、選挙年に好景気を迎えるような経済運営を行う」という仮説がありますが…。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の
芥田知至さんにお話しを伺いました。

芥田さんは2期目に向けた選挙の時期が近づくと、
経済問題に力を入れて景気の浮揚を図るというのは、
よくあるパターンのように思われるが、だからといって選挙後に
その支えがなくなって下落するということは考えにくいと
選挙後のマーケットについて解説くださいました。
しかしこれは「通例ならば。」という注釈つきですが。

次の政策はの期待も高まりますし、
議会と大統領とのハネムーン(蜜月)期間となるため
あまり下げにくくなるというのですが、
今年に限っては「財政の崖」問題が迫っており、
テーマが選挙からそちらにシフトする可能性も否定できず…。

また、中国景気の減速については、これまで欧州に支えられて成長してきた
側面も強く、その欧州も相変わらず低迷が続いていることからくる構造問題から
これまでのような10%成長という水準から7%成長へと切り下がったと芥田さん。
9月の小売売上高も堅調でしたし、自動車販売などはまだまだポテンシャルが高い
ことからそれほど心配はないとしながらも、鉄鋼などの調整は長引きそうだと
解説くださいました。

コモディティの今後はどうでしょうか。
ECBは利下げ余地が残されており利下げの観測がありますし、
日銀にも追加緩和観測が高まっています。
QE3というバズーカが発表されたものの、目先はドル高圧力が
強まる、とし、コモディティは弱気となるか?と伺ったところ、
金価格だけはコモディティというカテゴリーではなく、
金融商品として、世界の景気の先行きへの懸念や、米国政策に相関するため、
年末にむけて「財政の崖」問題がクローズアップされる可能性があることを
考慮すると、大きく下げにくいとお話しくださいました。

1800ドル大台トライに失敗していますが、1500~1600ドルでの
根固め期間も長かったことから、現在の1700ドルレベルというのは
決して高すぎるということは二「フェアバリュー」
このレベルを起点と考えることもできる?!

詳しくは芥田さんのお話をオンデマンド放送でお聞きくださいね。

また、ここで番組をお聴きの皆さまにお知らせ!!

12月2日(日)
東京品川のコクヨホールで開催されるゴールドの祭典
「TOKYO GOLD FESTIVAL」に抽選で
「マーケット・トレンド」のリスナー10名様をラジオNIKKEI番組
特別枠でご招待します。

このイベント、実は先週12日金曜に一般募集開始したのですが、
即日満員御礼!!募集定員に達してしまったために
一般募集は締め切られてしまいました。

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抽選は10/30に行い、抽選結果を同日メールにてお知らせし、
当選者には開催2週間前までに入場券(招待ハガキ)をお送りします。

池水雄一さん、亀井幸一郎さんなど日本を代表する
ゴールドのスペシャリスト達ほか番組出演者が集結、
直接話し合える懇親会もあります。 

司会は私、大橋ひろこ。会いに来てくださいね。
プレゼント抽選会もありますよ。


トウモロコシの生産コストは?!高値推移のトウモロコシのこれから [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.10/13 大橋ひろこ 記事URL

この夏、干ばつからの生産懸念から大豆やトウモロコシなどの穀物価格が急騰しました。収穫への懸念から歴史的な大相場となったのですが、収穫期に入って落ち着いた値動きとなっています。
在庫への懸念はないのでしょうか。この先の需給相場はどのようなものになるでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットリスクアドバイザリーの津賀田真紀子さんに
トウモロコシ価格の今後についてお話を伺いました。

収穫作業が例年を上回るペースで進められていることから、
一時的なハーベストプレッシャーが発生していることで現在は
価格高騰も落ち着いているのですが、高騰が一服したとはいえ、
依然として高値圏で推移しているトウモロコシ
米国国内ではレイショニング(高値の買い控え)は
発生していないのでしょうか?

津賀田さんは米国ではトウモロコシ由来のエタノールの生産量が減少傾向だと
解説くださいました。エタノール生産によって得られるキャッシュ・マージン
(エタノール価格とDDG(搾りかす。主に飼料として用いられる価格から
原材料コストであるトウモロコシ価格と燃料となる天然ガス価格を差引いた価格)
が昨年12月以降急激に悪化していることが主な理由だそうです。
これまで米国では石油由来燃料にエタノールを混合する業者に対して
1ガロン当たり45セントの税額控除、
エタノールの輸入については1ガロンあたり54セントの輸入関税措置が
実施されていましたが、昨年末にバイオ燃料に対する優遇税制が廃止されたことも
影響しているようです。このため、ここ最近は安価なブラジル産エタノールの
輸入量が急増している状態なのだそうです。

また飼料向け需要も減少傾向にあります。
家畜の餌である配合飼料の約半分がトウモロコシですが、
この配合飼料価格の上昇に伴い家畜牛の生育コスト、および
食肉価格が上昇していることから、米国内の食肉需要が減少しているためです。
なお、米国の食肉の消費者物価指数と屠畜牛の価格は
比較的高い相関関係にあり、2007年1月以降で見た場合、
直近の相関係数は0.88と非常に高くなっています。
この影響により、米国内では屠畜牛の頭数が減少している一方、
比較的価格の安い鶏肉に需要がシフトしているようです。
これまでは、今夏に米国で発生した干ばつの影響により、
供給面の下方修正に注目が集まっていましたが、
今後は需要面の下方修正に注目が集まることになる、と解説くださいました。

現在の需給水準から判断すると、現在の価格は適正かどうかについて
津賀田さんは買われすぎの水準にあると指摘。
実際に米国の需要面が下方修正された場合は、
中長期的に、もう一段の下落を意識しておいた方が良い?!

では、下値メドはどれぐらいでしょうか?
しかしながら、近年トウモロコシの生産コストが上昇傾向にあり、
米国農務省の報告によると、この10年間でトウモロコシの単収は
13.8%増となりましたが、一方で種子代は約2.7倍に、
肥料代も3.1倍に増加、2011年の生産コストは過去最高を記録しました。
原油高の影響を受け、副産物である化学肥料等が上昇しているほか、
単収向上のために遺伝子組み換え種子の利用率が
向上していることなどが背景にあります。
つまり、種子と肥料が値下がりしない限り、
トウモロコシ価格は下がり難い状態が続く可能性が高いというのです・・・。
米国のレイショニングや南米の増産等の影響により調整安が進んだとしても、
当面の下値目処は、生産コストギリギリの700セント近辺と、
比較的高い位置になるのでは、と津賀田さんは解説くださいました。

詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんのお話をお聴き下さいね。

また、ここで番組をお聴きの皆さまにお知らせ!!
12月2日(日)、東京品川のコクヨホールで開催されるゴールドの祭典「TOKYO GOLD FESTIVAL」に抽選で「マーケット・トレンド」のリスナー10名様をラジオNIKKEI番組  特別枠でご招待します。

応募方法は、「TOKYO GOLD FESTIVAL」公式サイト http://goldfes.jp/
の右上にあるラジオNIKKEI専用申込フォームからお申込みください。
リスナーを認証するキーワードは「アルファベットの小文字で g o l d」です。

「TOKYO GOLD FESTIVAL」公式サイトへは「マーケット・トレンド」番組サイトのバナーからどうぞ。

受付期間は10/12-10/29正午までです。抽選は10/30に行い、抽選結果を同日メールにてお知らせし、当選者には開催2週間前までに入場券(招待ハガキ)をお送りします。

「TOKYO GOLD FESTIVAL」は池水雄一さん、亀井幸一郎さんなど日本を代表する ゴールドのスペシャリスト達ほか番組出演者が集結、直接話し合える懇親会もあり ます。 司会は大橋ひろこ。 プレゼント抽選会もありますよ。
詳しくは公式サイトをご覧ください。参加はもちろん無料!
皆さまのご来場をお待ちしております!!


マーケットリスクアドバイザリー津賀田真紀子さんと


最後の聖戦?!失われた歯止めが金高を招く [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.10/05 大橋ひろこ 記事URL

金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんと

QE3への思惑が先行し8月中旬から動意づいてきた金市場。これまでも何度も抵抗にあった1800ドルの節目を前に膠着感が強まっていましたが、今週木曜のECB理事会の後のドラギ総裁の「目的を達成するまで買い続ける」といったどこかで聞いたような安心感を促す発言から、1800ドルをトライする動きに入ってきているように見えます。アメリカもQE3実施でバーナンキ議長が「労働市場の改善が見られるまで続ける」とアグレッシブな政策に出ています。ここからの金市場、ポイントは何でしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
「これからの金市場」についてお話を伺いました。

亀井さんはQE3実施に踏み切ったアメリカについて
「ベン・バーナンキ最後の聖戦」「レイダーズ失われた歯止め」と例えて解説くださいました。
笑い事ではない事態かと思いますが、これを亀井さんの口から聞いた瞬間は
スタジオ内が笑いの渦に。

亀井さんは条件達成までの連続性を採用した点が新局面入りを表している、
として、効果がなければ更に追加的な資産(国債と思われる)買入れを行ったり
社債など新たな資産買入れまで進むこともあるということも考えられると
失われた歯止めについて解説くださいました。
量的緩和策には期限や総枠を設けないということは
一定の効果を確認しても、手綱を緩めずとことんやるということ。
まさにバーナンキ氏にとって「最後の聖戦」ですね。

金融緩和策は金にとっては買い材料です。緩和によって生み出された
過剰流動性マネーは希薄化していく通貨より安全な資産を選びます。
金余りとなるなら、株などのリスクアセットにも資金が流入し、
景気の回復へと期待が膨らみそうなものですが、
しかし、ここまで思い切った政策をとってもまだまだ
安心できる状況ではないと亀井さんは指摘します。
亀井さんは世界景気全般の流れを勘案すると
年末に向け更なる減速が予想されルト指摘しています。。
例えば対応期限が迫る「財政の崖」問題。
また、早ければ年始早々にも連邦債務は
上限の16兆3940億ドルに達する見込みで、再び米国の格下げが
テーマとなる可能性も・・・・?!
金はどうみても売られる環境にはないようです。
足元のリスク、値動きなどについても伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんのお話をお聞きくださいね。


ブレント・WTI原油の油種間格差と原油高騰の背景 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.09/28 大橋ひろこ 記事URL

株式会社セキツウ山内弘史さんと

このところ原油市況の動向で特徴的な傾向の一つとして「ブレントとWTIの格差が拡大」が挙げられます。1月には約11~12 ドルの「ブレント高・WTI安」だったのですが、徐々に拡大して現在では18~19 ドルにもなっています。これまでWTI安の要因として、WTIの集積地であるオクラホマ州クッシングのタンク能力が低く、そこから溢れ出るWTIなどが安値の元凶との指摘もありましたが、実のところはどうなのでしょうか。

皆さんごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウ常務取締役の山内弘史さんに
ブレント・WTIの油種間格差と高騰の背景などを伺いました。

WTI原油はなぜブレント原油より安くなってしまったのでしょう。
これは米国の原油生産量が増加していることが上げられます。
2008 年は日量510 万バレル程度、
2010 年には530~560 万バレルだったのですが、
2012 年には毎月、日量600万バレルを超えるようになっています。
6 月実績は日量626 万バレルにもなりました。
リーマン・ショックの2008 年比では
なんと日量110 万バレルも増えているのです。
そうアメリカでは現在、番組でも何度も取り上げている非在来型油田、
つまり「シェールオイル」の生産量が急増しているのです。

ノースダコタのバッケン油田からはこの5月に日量65万バレル、
テキサスのイーグルフォードシェールは日量25万バレル
米国シェールオイルはすでに日量90万バレルに達しているのです。
これはインドネシアの原油生産量とほぼ同じですから凄いですね。

一方で需要は落ち込んでいます。

EIAが9 月26 日発表した「2012石油需給統計」。
2012 年1 月1 日~9 月21 日の石油需要は
前年同期比2.6%減の1,860 万バレルとなっています。

需要の過半を占める輸送用油種が軒並み減少しており、
総需要の46~47%占めるガソリンは
(1)低燃費車・エコカーへの転換、
(2)ベビーブーマー世代の老齢化によるドライブ離れ
(3)若者の車離れ―などが主たる要因といわれています。
  (日本と同じ問題を抱えているのですね)
しかしなんといってもガソリン価格の高騰が需要を抑制しています。
3ドルを超えると節約が始まるといわれているガソリンです。

ガソリン価格は原油価格が下がっても
あまり下がりきらずに上昇しています。
国民の消費は低迷しているのに・・・・なぜなのでしょう。

米国では「原油は戦略物資であるため輸出厳禁」というのが国是。
でも製品ならいいのです。ガソリンに精製して輸出することはできます。
年初~8月第3週の米国の石油製品輸出量は日量286万バレルで
同26.8%もの急増となっています。
主にメキシコと中南米諸国へガソリンとディーゼルを輸出しており、
これがガソリン価格が下がりきらない背景にあります。

原油がダブついて価格が下がっても、安価な原油を精製して
せっせとメキシコ、中南米へ輸出しているため、
ガソリン価格は下がりきらず、これが国内消費の低迷にも
繋がっているというわけです。

話はそれましたが、需給がだぶついている米国の原油事情とは
異なり、北海ブレント価格が高いのは、地政学リスクがダイレクトに
価格に反映することと、新しい油田が発掘されておらず、
生産量が増えないことが上げられます。

特にホルムズ海峡はボトルネック要因となり、
このあたりがきな臭くなるとここを通ってくる日本の原油にも
大きく影響してしまいます。

WTI、ブレント、ドバイの油種間の価格差の原因は
主に米国内の石油産業の構造の大きな変化と
地政学リスクの高まりなどがもたらしているのです。

詳しくはオンデマンド放送で
山内さんのお話しをお聞きくださいね。


穀物価格上昇の第2幕はあるのか?!中国トウモロコシ生産の実態 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.09/21 大橋ひろこ 記事URL

資源・食糧問題研究所 柴田明夫さんと

欧州、米国の金融緩和策が実施される前から、干ばつによる作柄への悪影響が懸念され穀物市場は歴史的な大きな相場を演じていましたが、このところは静かです。例年この季節は秋の収穫期に入り、ハーベストプレッシャーといって農家からの売り圧力が強まるために、一度価格が落ち着くとされていますが、さて、ここから穀物価格上昇の第2幕はあるのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は先般中国穀倉地帯地帯を調査してきたという
資源・食糧問題研究所代表 柴田明夫さんにお話を伺いました。

シカゴ穀物市場では、9月12日の米農務省(USDA)需給報告発表で、
干ばつを材料とした大相場は終焉したとの見方が増えています。

USDAは今回の干ばつによるトウモロコシや大豆の減産という現実に対し、
1)中国の大幅な輸入減退(700万t→200万tに減少すると予測)
2) 南米での大増産
という需給両面で大幅な調整が進むと言うシナリオを想定しています。

柴田さんは、この想定が事実によって一つ一つ覆されることにより、
価格上昇の第2幕が十分あるとお話くださいました。

それを占うポイントの1つが中国黒龍江省のトウモロコシ生産の行方。
本当に中国からの輸入は減退するのでしょうか。
この点を確かめるべく9月7日から11日にかけて柴田さんは中国最大の穀倉地帯、
三江平原を調査されたのだそうです。

事前に、トウモロコシに虫害があるという情報を得ていた柴田さんに
国営の新華農場は、遼寧省などでは虫害が出ているようだが
ここではほとんど被害はなく、過去最大の豊作だと回答されたそうです。
生産拡大の要因は密植。畑一面にトウモロコシが生育し隙間がないほどだそうです。
1ha当たり9万本植えて、6万本を刈り取るのだそうです。

これが真実であれば、中国の今年のトウモロコシ生産量は、
米農務省が8月の需給報告で予測した2億トンに達し、
輸入も当初の700万トンではなく、200万トン程度に収まる可能性が高くなりますが、
柴田さんは幾つかの疑問があると指摘。

生産拡大の要因は単位面積当たりの密植ですが、
これをやると害虫が発生しやすくなります。
実際、温暖化もありこれまでに見たことのない虫が発生しているということで、
懸念が残ると柴田さん。

また、中国のトウモロコシ価格は現在トンあたり400ドルもするのだそうです。
歴史的高値にある米国産トウモロコシでもトンあたり320ドルであることを考えると、
割安な米国産を輸入し続ける可能性は残ります。
インフラも整わない中国国内を運ぶより、米国から海上運賃を乗せて輸入しても尚、
米国産は割安なのです。

また需要面では、飼料用のみならず異性化糖、アルコール(いわゆる焼酎)、
食用油など旺盛です。今年のトウモロコシ生産量が過去最高の2億トンに達しても、
消費量は2.01億トンと旺盛で生産量を上回ることから、
中国の輸入インセンティブは依然強いと考えられます。
実際、国家食料局は、3月以降、米国穀物輸入協会や米穀物メジャーと情報交換。
4~5月にかけてすでに100万トンを超える米国産トウモロコシの
輸入契約が行われたもようで、今後輸入量が100万トンに止まるとは
到底思えないと柴田さんはお話くださいました。

となると、今は落ち着いて見えるトウモロコシ相場
第2幕の可能性が・・・?!
詳しくはオンデマンド放送をお聞きくださいね。


QE3発動~動き出した金、プラチナ市場 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.09/14 大橋ひろこ 記事URL

スタンダードバンク東京支店長 池水雄一さんと

QE3発動です。
しかも労働市場が大幅に改善するまで、と期限を限定しない形でのMBSの購入、毎月400億ドル。何らかの緩和策が取られるだろうという思惑はジャクソンホールでのバーナンキ議長の講演の後からかなり高まっていたのですが、まさかここまで踏み込んだ積極的な量的緩和策が飛び出すとは思っていなかった方も多かったのではないでしょうか。
それが証拠に、マーケットはさらに大きくドル安に反応、株も大幅高、そしてどの市場よりもいち早くQE3を織り込み始めた金も大きく上昇しています。FOMCは材料出尽くしとなり発表直後は売られるだろうと読んでショートをふった向きのポジションを踏み上げる大きな上昇となりました。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はスタンダードバンク東京支店長 池水雄一さんを
お迎えしお話を伺いました。

ダウ平均が13000ドル台と高値水準にあり
今がそのタイミングではない、とか、
伝家の宝刀は危機時に抜くもの、まだとっておくだろう…とか、
今回9月のFOMCではこんな見方も多かったのですが、
池水さんは以前から
「米国はQE3をやらざるを得ない。9月にも実施するだろう。」
「だから金価格は上昇する」とお話されていました。

バーナンキ議長が労働市場に対して何度も言及したジャクソンホール
講演を素直に解釈すれば、すぐにでもQE3に踏み切るだろうことは
容易に予測できたこと、バーナンキ議長は繰り返しメッセージを
発信していた、と池水さん。

労働市場の回復が見られるまで終わらない緩和政策です。
これは市場にドルがあふれるということですから、ドル安。
金にとっては大きな買い材料となります。

昨年の高値1900ドル台を目指す展開となりました。
今年5月から9月までずっと揉み合いが続いた金、
この上昇トレンドはまだ若く、まだまだここからです。

そして、1400ドル割れを何度も試していたプラチナ。
生産コストを割り込むところまでの安値が常態化し、
ロンミン、インパラ、アングロ・アメリカンといった
南アのプラチナ鉱山に広がる労働ストライキの拡大が
供給懸念へと繋がりプラチナは動き出しました。

加えて今回のQE3という外部要因があり、
近年まれに見る大相場へと発展しています。

もともと5月~8月、ユーロショートを仕掛けていた向きが
欧州銘柄としてプラチナも大きく売り越しており、
史上最大のショートが溜まっていたことも
今回の上昇劇の背景のひとつ。
この点についても、池水氏はこの番組で以前から
今後の上昇要因として指摘されていました。

金とプラチナの価格差も、ひどい時は220ドルもプラチナよりも
金のほうが高くなってしまっていましたが、
今回の大きな相場で70ドルくらいまで価格差が縮小しています。
希少性から考えても金よりプラチナが安くなっているという
状況は正常とは考えにくく、異常事態が長らく続いていました。
こうした事態は欧州、米国の債務問題から派生したリスクに
起因するものでしたが、これがECB理事会、FOMCとイベントをこなし、
欧米が信用緩和、量的緩和に踏み切ったことで安心感が広がり、
リスクを積極的にとる相場へと回帰したことで
スプレッド解消に向かっているのです。

詳しくはオンデマンド放送で池水さんのお話をお聞きくださいね。


どうするFOMC、どうなる金価格 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.09/07 大橋ひろこ 記事URL

金融・貴金属アナリスト 亀井幸一郎さんんと

どの市場よりも早くアメリカの追加緩和政策の期待を織り込み上昇を開始していたのは金市場でした。前回7月31日~8月1日開催のFOMC議事録が公表され、予想以上に緩和策について話し合われていたことがわかると金価格は緩和の思惑で大きく動き出しましたが、更に8月31日のジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演でも量的緩和の効用とコストを詳細に説明があったことで一層その期待は膨らみ、長らく続いたレンジを上に離れて1700ドル台へ上昇しています。


皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
お話を伺いました。

欧州ソブリン問題も長らく世界経済の懸念材料として
市場の頭を抑えていましたが、
昨日のECB理事会でドラギ総裁が無制限国債買い入れを発表し、
信用緩和策を打ち出しました。
南欧諸国の財政の問題ですので、国債の買い入れで
問題を先延ばしすることが抜本的解決ではないとの
見方もありますが、亀井さんはこうした
危機的状況下における最高意思決定者の「決意」の
重要性について解説くださいました。
まずは指針を示すことが何より大事だと。
これで、スペインなど問題国の国債利回りは低下し、
足元のクレジットリスクは大きく後退しました。
ユーロも大きな上昇となっていますね。
ドル安です。これは金にポジティブ。

そしてアメリカ。今夜に控えた雇用統計の内容を見極め
来週のFOMCで量的緩和策が発表されるかどうかに
世界の金融関係者の関心が集中しています。

緩和策の効果が出るまでには時間がかかるものです。
アメリカは大統領選挙を控え、また対応期限が迫る
財政の崖問題も抱えていることから、タイミングとしては
この9月になんらかの意思表明をすることを選択すると
亀井さんは分析されており、雇用統計の数字が余程
上振れしない限りは、金は強気継続だとお話下さいました。

昨晩発表されたADP雇用統計の結果があまりに好結果だった
だけに、どのような数字になるかは非常に気がかりですが…。
また亀井さんは雇用統計は遅行指数であるため、
単月で上振れしても安心できるものではないとし、
FRBが注目するのはここ3ヶ月50の分水嶺を割り込んでいる
ISM製造業景況指数を判断材料とする可能性も大きい
との指摘もされていました。

季節要因的に秋口ともなればインドや中国といった実需勢の
買いなどで金市場は動意づいてくるのですが、
このところは新興国も元気がありません。
今、金市場を大きく動かしているのは外部要因。
欧米の金融政策次第となっていますので、
今夜の雇用統計、そして来週のFOMCは要注目です。

金価格は1700ドル台を地固めできるでしょうか。
ターゲットは?!

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんのお話をお聞きくださいね。


高騰する原油価格、今後さらなる上昇も?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.08/31 大橋ひろこ 記事URL

オイルエコノミスト藤澤治さんと

原油価格は8月に入って反騰開始。
WTIは8月3日以後、90ドル台での高値推移、Brentも105ドル以下には下がらず強含みの傾向が続いています。8月29日までの平均は、WTIで$94.06, Brentで$112.58 となっており、5月の急落前の高値水準まで上昇してるのですが、世界の景気減退が懸念され原油需要が減少していく中で、何故原油価格が高くなっているのでしょうか。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミストの藤澤治さんにお話を伺いました。

8月原油価格反騰の要因として、

①9~10月に予定されている維持補修計画による北海油田の減産。
②欧州金融危機の回避期待。ECBによる救済策への期待。
③米国QE3への期待感。9月にも実施の予測から過剰流動性マネーが原油市場にも。 
④出口の見えないシリア問題、イランの核濃縮疑惑が継続。
混迷極める中東地域の紛争による地政学プレミアムから短期マネー流入。
⑤ハリケーン アイザックは石油施設を外れたが短期的に押し上げ要因だった。

藤澤さんは上記ポイントについて詳細解説下さいました。

需給は緩く、需給要因からの上昇ではないことは明らかですが、
これだけの価格押し上げ要因があるものなのですね。
原油もすっかり金融商品化してしまっているのですが、政治的要因でも
大きく動きますので注意が必要です。

今年は大統領選挙の年。

失業率が7%以上だと大統領選では勝てないと言われていますが、
ガソリン価格のマジックナンバーは「4」。
1ガロン=4ドル以上にガソリン価格が上昇すると大統領選は不利だと
されています。しかし8月にカリフォルニアのガソリン価格は
1ガロン4ドル台で推移。
すでにG7財務省会合ではSPR(戦略備蓄)放出が話し合われていますが、
これはオバマ陣営による選挙対策。
IEA 国際エネルギー機関は
現在は備蓄を放出する時期ではないとこれを一蹴しています。

供給に問題が生じて価格が高騰しているのなら備蓄放出も理解できますが、
今は需給は逼迫していないのです…。

また、シリアから国連監視軍が撤退、
シリアの内乱が収まる気配が見られません。
問題はこの混乱がシリアだけにとどまらず中東の他国に波及し始めていること。
イランの核開発疑惑の制裁問題も、ここにきてイスラエルが
イランを爆撃する用意があると発言しています。
政治、地政学リスク、ハリケーンと、原油価格は需給要因だけではなく
さまざまな材料で変動します。またQE3への思惑でも大きく動く金融商品の顔も
持っており、今後を予測するのは大変難しい銘柄なのですが、、、
今後の原油価格の行方は?!
ズバリ藤澤さんに伺っています。

詳しくはオンデマンド放送で藤澤さんの解説をおき下さいね。


上昇を始めた商品市況、ここからのポイント [投資α情報(大橋ひろこ)]
2012.08/24 大橋ひろこ 記事URL

三菱UFJリサーチ&コンサルティング芥田知至さんと

材料難と思われていた8月後半、FOMC議事録がマーケットを驚かせました。しかし、前回のFOMC開催は7月31日~8月1日。当時の状況を考えてみますと、ある程度、議事録に目立つ表現を入れておく、というのはよく考えたうえでの作戦だったかもしれません、と芥田さん。FRBは追加緩和で景気を下支えしうることを示したいと考えていたでしょうから、追加緩和の議論があるのは自然だったと解説くださいました。

皆さん御機嫌如何でしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至さんに
コモディティ市場の現状と今後の見通しを伺いました。

8月頭の状況では、欧州や中国の景気鈍化が米国にも及ぶかも
しれないという懸念が強く、次回FOMCの9月12~13日まで時間があります。
その間に公表される議事録に、追加緩和期待を高めるだろう文言を、
保険になるように入れていたのかも?!

しかしながら米国を中心に景気指標は思ったよりもしっかりしていて、
景気の先行き懸念は和らぎ、議事録の公表を待たずとも
マーケットはリスクオンに傾いていました。

特にコモディティ市場は穀物は干ばつから収穫への懸念で、
オイル市場は地政学リスクで短期マネーが流入し
上昇が顕著となっていましたが、出遅れていた金、銀、プラチナなどの
メタル市場もFOMC議事録公表から急騰しています。

金の上昇について芥田さんはQE3があった場合に買うものとして、
金が最も無難である、という見方が多いと解説くださいました。
貨幣的な流動性が増えて、それが景気を押し上げる力があまりなくても、
通貨・ドル安には働くだろう、というロジックです。
プラチナは投機筋によるショートが膨大にふくれあがっていたので
ショートカバーによる上昇という側面が強いようです。
欧州のディーゼル車の触媒需要が大きいプラチナは欧州の
本格的な回復がないと新規で買われるような相場にはなりにくいと思われますが、
現在ユーロも大きく買い戻されており、一時的にはリスクオフで
売りまれていた銘柄の買戻しで相場が大きく動いているのでしょう。

またオイル市場。中東問題ではシリアへの武器供与もあって、
イランへの視線が厳しく、本日はIAEAとの協議が、
月末にかけてはテヘランで開催される非同盟諸国会議へ
国連事務総長が出席する予定となっています。
こうした地政学問題は原油高要因ですが、4~5月頃に比べると、中国経済の
減速局面が長引くのだろうというムードになってきていることからすると、
ブレント原油で120ドル、WTI100ドルが定着するのには違和感があると芥田さん。
地政学プレミアムの高騰で米国やフランスが備蓄放出を検討している
という話もあり、高値追いには注意が必要ですね。

詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。


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