投機筋が原油市場に参入?!需給関係なしの思惑とは... [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.06/28 大橋ひろこ 記事URL

マーケットトレンドにご出演いただいているオイルエコノミスト藤沢治さんと中島孝志さんの共著「これから日本経済は途方もなく凄いことになる」が7月3日に緊急出版!!私もちらりと拝読いたしましたが読んでいてワクワクが止まりません!間もなく書店に並びますので是非ご一読を。



金が暴落しています。とうとう1200㌦台をも割り込む下落となってしまい、今日28日の日経新聞朝刊の1面トップは「金、マネー流出続く」として金、コモディティ市場からの資金流出が続いていることを大きく取り上げていました。大局的にみれば、FRBの出口論議の高まりでドル高となっておりコモディティ市場は下落傾向にあるのですが、原油市場だけを見てみると原油市場は90~100㌦のレンジ帯の上限近くに位置しており、下値固い動きとなっています。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今回はオイルエコノミスト藤沢治さんに原油市場の動向と今後の見通しを伺いました。

 

藤沢さんは、原油の価格変動要因は需給、経済、地政学的要因がポイントとなるが、現在は微妙にバランスがとれていて、ボックス圏で、狭い範囲で上下動を繰り返していると指摘、しかしながら、地政学リスクが下値を支えていると解説くださいました。

 

現在はシリア問題が焦眉の急で米国の反アサド政権派への武器供与発言で紛争激化懸念が広がっています。により中露と欧米の対立が鮮明化しており、シリア内乱が近隣諸国に波及するのではないかという懸念も。レバノンのヒズボラがアサド政権支援で、スンニー派とシーア派の対立激化で宗教戦争の一面も併せ持っています。またイラクではテロが連日勃発。エジプト、トルコでも内紛が激化しており、理由は異なるにしても、ブラジル、中国でもデモ・暴動が勃発中。宗教と所得格差問題が世界中で、内紛を起こしていることが価格を支えているものと考えられます。イラン問題は、大統領選選挙があってロハニに変ったのですが、核濃縮疑惑は、ハメネイ師が強硬なので続くと思われ、 解決を期待する向きもあるがそう簡単には行かないだろうとお話しいただきました。

 

この地政学リスクの高まりを受けて投機筋(ファンド勢)が原油市場に入ってきており、NYMEXの投機ポジションは29万枚のネットロングと過去最高に近いレベルに達しています。株式市場が天井打ちの様相となってきたことから、一部のファンド筋が原油市場に入ってきているものと考えられます。

 

しかしながら需給面では、第二四半期はOPECも日量3,000万バレルを少し超えて生産しており、供給が需要を日量100万バレル上回り需給は緩和状態。米国のシェールオイル増産が、非OPEC生産を前年同期比で日量約100万バレル押し上げて、日量5,400万バレルにも上っています。。需給面からは、ブレント価格で価格は$90でもおかしくは無いと藤沢さん。EUでは価格問題で、オイルメジャーが-共謀して価格押し上げをした疑惑がでているようです。

 

ここからのキーファクターは、昨今問題視されている中国の需要がどうなっていくかに注目です。  最近は、需要の伸びが鈍化。5月は軽油需要が前年同月比で約3%減となっており、4月も3.8%減少。(但しガソリン需要は好調)こうした伸びの鈍化が今後も続くのかどうかがポイントとなってきます。また、中東の紛争、シリアの内乱が懸念材料。米国や欧州が武器供与すれば、ロシアも対抗手段を取り内乱は激化する恐れが。ヒズボラはイランの肩入れということで中東全体に波及する可能性が懸念されます。


需給は緩和状況が続き非OPECの生産増が続けば、サウジがまた生産量を調整することが考えられますが需給逼迫はないことから先物市場での投資家が、中東問題にそれ程懸念しなければ市場から後退し価格は下がる可能性が大きくなっていると思われます。基本的には、米国のシェールオイル増産で需給緩和傾向を反映して下落傾向と藤沢さんは指摘されていますが、さて、今後の価格予想は?!詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

大豆価格は割高?!天候相場入り、現在の需給 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.06/21 大橋ひろこ 記事URL

19日のFOMCでバーナンキ議長が示した出口工程に為替市場ではドル高が大きく進みました。これを受けて金価格は4月の暴落時の安値を割り込んで1200ドル台に転落してしまいました。

しかしながら穀物市場は比較的落ち着いた動きであまり影響がなかったようです。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はマーケット・リスク・アドバイザリー津賀田真紀子さんに大豆相場の現状と今後の見通しを伺いました。

 

穀物市場がFOMCの影響をあまり受けていない理由は、投機筋がそもそも穀物市場から撤退してしまっており、金融要因で動く資金がないということ。金市場には長年積み上げてきたETF市場からファンドマネーが流出を続けていますが、穀物市場にはそれほど投機マネーが入っていない状態でした。つまり、需給に即した値動きとなっているということです。需給要因を抑え置けば今後のシナリオも構築しやすい状況にあります。

 

シカゴ大豆相場は昨年11月以降、1,400~1,500セントのボックス相場。上値が重い値動きが続いている理由としては、現在生育中の2013-14年度(2013年9月-2014年8月)の米国大豆の生産高が単収(1エーカーあたりの収量)の改善に伴い、過去最高の豊作になると予想されていることが挙げられます。12日に米農務省から発表された需給報告によりますと、2013-14年度の米国大豆の単収は前年度比+12.4%の44.5ブッシェルに、生産高は同比+12.4%増の33億9,000ブッシェルと見込まれています。

 

現時点では、主要生産州の作付け進捗率や発芽率が過去5年平均を下回っていることから、単収の下方修正懸念が出ていることが一定の下支え要因となっています。米国最大の生産州であるアイオワ州の作付け進捗率は6月16日時点で77%と過去5年平均の96%に比べ大幅に遅れており、これがレンジとはいえコモディティ市場が全般軟調な中でも価格の支援要因となっています。。発芽率も過去5年平均が91%であるのに対し、56%にとどまっています。

 

ただし、春先から中西部を襲っていた低温・多雨がちの天候はここ1ヶ月ほどで改善している上、主要生産国全体の大豆の作柄は比較的良好となっています。今後、夏場にかけては生育に適した天候が続くとの見通しが発表されていることから、豊作となる可能性が強まりつつあるようです。

 

また、米国に次ぐ世界第2位の生産国であるブラジルの大豆輸出量が急速に伸びており、このことも相場の重石となっています。ブラジル農業開発省の報告によると、同国の5月の大豆輸出量は前年同月比+9.1%の795万1,500トンと5月の輸出量としては過去最高を記録しました。通常、ブラジルの大豆輸出は6月~7月がピークですがが、4月以降、急速にレアル安に転じていることから、引き続き積極的に輸出が行われる可能性があり、米国産大豆の輸出需要を引き下げる要因として弱材料視されることも考えられます。(もっとも、ブラジル政府はレアル安に歯止めをかける様に政策を行っていますが・・・)

 

では需要面はどうなのでしょう。消費国側の動向に変化は生じているのでしょうか?

 

米国最大の輸出先は中国ですが、経済の拡大ペースの鈍化が懸念されているとおり、中国の12ヶ月平均の大豆輸入量は2012年9月に頭打ちとなっています。また、これまで中国の大豆輸入量は人口ボーナスの上昇に比例して増加する傾向がありましたが、今年6月に発表された最新の国連のデータ(2年毎に更新)では、中国の人口ボーナスは2010年にピークアウトしていることが示されていますから、今後はこれまでのような需要拡大が期待し難い状況となっています。これは当然、シカゴ大豆相場にとっては売り材料となり得ます。

 

昨年は豊作予想から一変、干ばつによる穀物の急騰劇がありましたが、今年もそういった特殊要因でもない限り、豊作予想に加え需要の減退が上値を抑えることになりそうです。

 

シカゴ大豆相場は米国の大豆需給(需要÷供給)と相関性の高い値動きをする傾向がありますが、今後もこの傾向が続くと仮定した場合、2013-14年度の需給比率から判断した適正な価格水準は1,200セント程度だとか。

 

詳しくはオンデマンド放送で津賀田真紀子さんの解説を聞いてみてくださいね。

JM社のプラチナ需給レポートがなくなってしまう?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.06/14 大橋ひろこ 記事URL

PGMの需給をカバーした「JM (Johnson Matthey)レポート」ですが、今年後半のupdateが最後となり、今年で打ち切られるということです。
業界的にも信頼されているレポートであったため、その内容によって
プラチナやパラジウムの相場が大きく動くことがしばしばありました。
なぜ打ちきりに?!


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今回はスタンダードバンク東京支店長の池水雄一さんに
PGM(白金系貴金属)についてお話しを伺いました。


現在、プラチナはパラジウムの価格のちょうど2倍の水準にあります。

主に自動車触媒として利用されるプラチナですが、
プラチナ価格が高騰すると安価なパラジウムシフトが起こったりします。

プラチナ触媒はディーゼル車用、
パラジウムはガソリン車に使われるので、
ディーゼル仕様の車社会の欧州が元気がない一方で、
新興国や米国などのガソリン車が売れていることから
パラジウム価格上昇に注目があつまっており、
プラチナとパラジウムの価格差が縮小してきてました。

池水さんはプラチナ、パラジウムの関係が2:1という比価は
歴史的に見ても非常に低く縮小している状態で、
プラチナが割安だと指摘しています。
あるいはパラジウムが高いのか...。

過去にはその格差が5倍~6倍にもなっていたこともあり、
通常プラチナ価格はその生産量、希少性から金よりも高いものですが、
なぜこれほどまでに、安くなってしまっているのでしょうか。

その背景のひとつには金価格が急落していることが挙げられると池水さん。
貴金属カテゴリーとして、金があがればプラチナも上がるという
順相関も見られますが、金市場から投機資金が流出し暴落した際、
プラチナもこれに連れて大きく水準を引き下げてしまいました。

そして、そもそもコモディティ市場に流動性マネーが戻ってきていません。
世界が好景気であるならインフレが起こり商品価格は上昇するはずですが
国際商品価格は下落、低迷しています。
新興国の景気後退も著しく需要も伸びていません。

下落が続くコモディティ、そして金急落に連れてプラチナ価格も
軟調となる中、このところの米国の出口論議を巡って
米国株式が神経質な動きとなれば、この動きにもまた連れ安となって
とうとうプロダクションコストと呼ばれる生産コスト1400ドルも
目前というところまで落ちてきてしまいました。


低迷するプラチナ価格、そしてインフレーションしてきた労働賃金。。。
採算が合わなくなってきた鉱山会社。プラチナ鉱山会社最大手の
南ア・ルステーンバーク鉱山の共同精錬業者であるJM社もまた苦しいのは
同じです。レポートの廃止は要するに余裕がなくなってしまったと
いうことのようです。まさかの発表に業界関係者は大ショック。

プラチナ価格が持ち直し、余裕が出てくれば
またレポートの再開もあるでしょうか?


池水さんは生産コストを割るほどに下落するとは思えず、
南アの労働組合による賃金交渉に解決の糸口が見えなくなっている今、
プラチナをコツコツ拾う絶好の機会ではないか、と解説下さいました。

南アの鉱山労働組合は従来から存在していたNUMと
新興勢力であるAMCUと二つ存在しますが、
強硬派であるAMCUのやり方とNUMとでは意見が対立しており、
この二つの抗争が問題となってきています。

赤字が続く鉱山会社が賃上げに応じられるわけもなく、
殺傷事件にまで発展する泥沼の労組問題と併せて考えても、
これが現在のプラチナ価格に織り込まれていないのがとても不思議ですね。
問題が長引けばプラチナの生産活動にも影響が出てくるでしょう。
供給に不安が生じれば、プラチナ価格は上昇に転じます。

さて、ここからプラチナ価格は生産コストをも割り込み下落してしまうのか。
労組、賃上げ問題が意識されて上昇に転じるのか。

ここからの見方、詳しくはオンデマンド放送で、池水さんの解説を
お聞きくださいね。

米国からのLNG輸入認可でLNG輸入コスト減の可能性は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.05/31 大橋ひろこ 記事URL

米国エネルギー省は17日、中部電力と大阪ガスが2017年からのLNG調達を予定している米国フリーポート社の「フリーポートLNGプロジェクト」について、日本への輸出を許可しました。

現在、日本は原油価格リンクのLNGを輸入していますが、これでアメリカの天然ガス価格に連動した(ヘンリーハブリンク)LNGの輸入が実現します。

コストを抑えることが可能になるのでは?!と期待も大きいこのニュース、さて、現実はどうなのでしょうか。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は株式会社セキツウ常務取締役山内弘史さんにお話しを伺いました。

 

 5月17日 DOE(米エネルギー省)が輸出認可を発表したのは
テキサス州フリーポート市にある「フリーポートLNGプロジェクト」です。

 生産規模は先行き年間1,100万㌧に拡大すると目され、2017年には日本への輸入が実現するとされています。権益を持つ大阪ガスに220万㌧/年、中部電力に220万㌧/年が輸出されることになります。

 

これで、安価なLNG輸入が実現するのでしょうか。

 

このLNGは米国ヘンリーハブ市況にリンクします。これまで輸出許可された国への事例から日本への輸出価格がどのくらいになるか算出すると、およそ10・6ドルくらいになるのではないか、とのこと。現在の輸入価格が16・5ドル前後ですので5~6ドル安くなることになります。

 

現在の天然ガス価格は4ドル程度。

「市況の115%+液化コスト3㌦+輸送コスト3㌦」という計算で算出。

テキサス州のサビンパス・プロジェクトでの価格フォーミュラはこのような

内容になっており,基本的にはこれが踏襲される見込みだそう。

 

ただし、パナマ運河通航料と液化コストが同一かどうかはまだ不明であることと、天然ガス価格がこのまま4ドル前後で推移しているのかどうかも不明です。天然ガス市況は2012年4月には1.9㌦に下落していたが,2013年4月19日には4.411㌦まで上昇しています。1・9㌦の時の計算ならLNGは8・815㌦で輸入できる計算。

 

となると、今後の天然ガス市況は非常に重要となってきます。

米国エネルギー省は5月に発表した『2013年エネルギー見通し』で「レファレン

ス・ケース(標準ケース)」で2040年に8㌦になると予想しています。今の倍の価格ですね。8㌦だとLNG価格は15・2㌦になる計算です。こうなると、現在の原油リンクとそう変わらなくなってしまいます。その時の原油市況がどのくらいの価格帯にあるかもわかりませんが...。

 

昨年の春先まではシェール革命で天然ガス価格は18ドルの高値から下落の一途をたどっていました。しかし、 2012年夏は猛暑・大旱魃となり電力需要が急増。

※発電用燃料としての天然ガス需要 4~6月が前年同期比35.1%増
                       7~9月が同14.3%増

2013年1~3月は厳冬により暖房需要が急増しています。

※家庭業務用都市ガス需要  家庭用前年同期比33.7%増
                   業務用同74.2%増

また天然ガス市況が下落していたことで電気料金・都市ガス料金が引き下げられたことも手伝って、需要が拡大、これで市況は底入れして、4ドル台まで上昇してきたのです。天然ガス価格は2~18㌦を乱高下してきたことを考えると高騰リスクは常にあると思われ、これを20年のターム契約をすることの危うさは覚悟必要と山内さんは指摘されていました。

 

米国でのその他の日本関連LNGプロジェクトには


①コーブポイントLNGプロジェクト(メリーランド州)

住友商事が230万㌧/年の調達を契約済み(東京電力・関西電力に供給予定) ドミニオン社との最終協議には東京ガスも参加

②キャメロンLNGプロジェクト(ルイジアナ州)

三菱商事・三井物産が各400万㌧/年の引取を契約(東京電力に供給予定

などがあります。

米国からのLNG輸入と今後の可能性について詳細はオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

金相場は2008年以来の絶好の買い場到来?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.05/24 大橋ひろこ 記事URL

「東京金はここ数年来の買い場に来ていると思います。今週から来週にかけての安値は拾ってみたい、その後ドル建て金価格は2000ドルを目指す上昇となるでしょう。」

 


え?!2000ドルですか?! 昨今誰も唱えなくなったターゲット(高値)です。債券から株へ~金から株へ。よりパフォーマンスのいいアセットを目指して過剰流動性マネーが大移動を開始しはじめた2013年。特に金価格の見通しは軒並み下方修正され、「金の時代は終わった」との見方が広がってきた今、こんな強気の見方ができるのは何故?!

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は投資日報社 林知久さんにサイクル論、テクニカル分析から見た今後の金価格の行方についてお話し伺いました。


 

林さんはズバリ「NY金は1321.5以下の引け値にストップロスを入れて買い。1,420㌦超えで追撃買い。もし1300㌦を割れたら1150㌦台までの下落を想定しなくてはいけないが、ただし、割れても日柄的では今週から来週にボトムが来る公算です。」
と見通しを話してくださいましたが、さて、その根拠は?!

 

アストロロジー、サイクル論で著名なレイモンド・メリマン氏の「フォーキャスト2013」「MMAレポート」で予見された事象がまさに今到来しているのだそうです。今日はサイクル論から金相場を解説いただきました。
サイクルとはボトム(底)からボトムまでの期間。その期間に相場は上昇し天井(山)を作って下落していきます。

 

①    25年サイクル

レイモンド・メリマン氏のフォーキャストではNY金の相場サイクルについて詳細記載されているのですが、
大きくは25年サイクルが存在するのだそうです。
前回の25年サイクルは 76年8月~99年8月(2001年2月):23年【24年6カ月】期間でした。
現在は99年8月(2001年2月)から継続中のサイクルにあって、これは2024年±4年にボトムを付けることとなります。 


②    8・5年サイクル

さらに現行25年サイクルは、3つの「8.5年サイクル」に分けることができます。
1回目は25年サイクルの(ダブル)ボトムから08年10月24日(681㌦)まで。
2回目はここから現在継続中で、2017年2月±17カ月にボトムをつける予定。

そんな8.5年サイクルは、サイクル論では3つの34カ月サイクルか、
2つの4.25年サイクルに細分化されるのですが、

これまでこのどちらのサイクルか、確証が得られなかったといいます。
これが、4月の暴落相場で11年12月29日の1523.9ドルを割り込んだことで

「4.25年サイクルであることが確定」しました。

 
③    4.25年サイクル

その4.25年サイクルも起点から4年7カ月が経過し、ボトム間近。
このサイクルも3つの17カ月に分かれるのですが、
前の17カ月サイクルのボトム(11年12月29日)から今月5月は17カ月目。
そして最新のMMAレポートでは、更にサイクルが細分化されていきます。

同レポートでは、NY金には15~21週のプライマリーサイクル(PC)が存在。
4月16日の安値は日柄(サイクル)的だけでなく値幅的にもキープライスです。
現行4.25年サイクルの起点(08年10月24日の681㌦)から天井(11年9月6日の
1920.8㌦)までの半値押し水準は1300.9±73㌦。上記の安値はこのエリアです。
この安値が維持され、引け値で1,420㌦を上回って行けば、ここで相場は4.25年
サイクルからPCまでのサイクルが全てボトムを形成したことになります。

仮にボトム形成となれば、新4.25年サイクルでは少なくとも、この1920.8㌦を試
しにかかる展開となり、上回れば価格は2000㌦になっても不思議ではありません。
フォーキャストでは、より高値を指向する時期を「2013年後半から2014年」とし
ており、「2018~2024年まで上昇が続くだろう」と記述されています。

一方で、上記の水準を割り込むと。次の目標値は1154.6±90㌦(61.8%押し水準)。
ただし、最新レポートでは、今週、もしくは来週に金のボトムが来る可能性が...。

さらに、チャートパターンでは金と銀に異市場間強気ダイバージェンスが発生。
金のオシレーターも実勢相場と逆行が生じており、強気転換のサイン。

目先の突っ込み場面は絶好の買い場となる可能性が高まっています。

 詳しくはラジオのオンデマンドを聞いてくださいね。

先進国株価が堅調でも軟調な商品市況、そのワケ [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.05/17 大橋ひろこ 記事URL

5月は例年株価調整への警戒が強まりますが、今年は例年より強く意識された反動でしょうか、史上最高値を更新するダウ平均、アベノミクスでとどまるところを知らぬ日経平均。日米の株価はすこぶる堅調です。米国の経済指標はあまり良くないものも目立つのですが、なぜ米株はこれを警戒しないのでしょうか。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員
芥田知至さんにお話しを伺いました。

 

芥田さんは、フィリー指数など製造業系の数字が悪いのは、
米国の問題ではなく欧州や中国が低迷していることに起因している、
としてあまり悲観的に受け止められていないようです。
雇用や住宅系の指標が好調なことから、米国事態が悪いワケではない
と受け止められているということのようです。

 

コモディティ市場が弱いのも中国など新興国が弱いためで、
過剰流動性マネーが行き着く先は、よりリターンの大きい
証券市場に集中しているのが現状です。

 

芥田さんは2008年前半にかけて新興国需要の上振れと
資源開発の遅れを背景に、コモディティ全般に構造的な
需給逼迫観測が強まっていた時と足元の状況は異なると指摘。
コモディティ価格の高騰から資源開発が急速に進んだことから

供給が大きく増加し、全般に需給が均衡に近づいているのだそうです。

目先は、製造業活動の持ち直しの遅れが下落要因となりやすいと思われますが、
年後半は景気拡大の持続と資源需要の増加を材料に市況は上昇しやすくなると
解説くださいました。

 

また、4月に大幅下落となった金価格について、その下落の背景は、

(1) 財政難の欧州諸国の中央銀行が金を売却するとの思惑が強まった
(2) 欧米を中心にヘッジファンドなど投資家による金ETFの売却
(3)米国金融政策が徐々に量的緩和の出口に向かっている
(4) 中国政府の政策的な景気刺激策に対する慎重なスタンスは変わらない、

ということを、金市況に織り込む動きだったと指摘。

 

しかしながら先進国の財政問題、通貨安懸念、地政学リスクなど
リスク回避的な金買いを促す要因の多くが継続しているということで、
ここからのさらなる下落はなさそう?

 

金価格の今後、コモディティ市況の今後について詳しく聞いています。

オンデマンド放送をお聞きくださいね。

「歴史的急落後の金価格」  [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.05/10 大橋ひろこ 記事URL

ドル円相場が10日未明に100円の大台に乗せました。

100円大台に抵抗があったようには見えず、99.80円前後から100.30円くらいまでは瞬間に突き抜けたような値動きでした。

昨晩は米国の新規失業保険申請件数が発表されましたが、これがきっかけだと見る向きもあれば、

米国債30年物の入札が堅調だったことがきっかけだったとの指摘もあり、これという明白な材料があったわけではありません。

100円大台を狙う水準にあり、急激に心理が好転したことで、円安が進んだところ、ストップやオプションなどを破って

HFT(高頻度高速取引)が走ったことで極端な値動きになったのだろう、と亀井さんは解説くださいました。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は金融貴金属アナリスト、亀井幸一郎さんにお話しを伺いました。

 

亀井さんは、新規失業保険申請件数が3週連続で35万人を下回ったことの

意味は大きく、急速に心理が好転したとみられると指摘。

また米国債30年物の入札が堅調だった背景に、ジャパンマネーが

入ったのではないかとの思惑が広がったことも起因したのでしょう。

昨晩はドル円だけでなく、クロス円全般、そしてユーロドルやオージードルなど

ストレート通貨でもドル高が進みました。

 

ドル高となればコモディティ価格は下がります。

勿論、金価格にもネガティブ材料となります。

大きくドル高が進んだ割には、金価格はこのところのレンジを

下抜けることなく底堅く推移していました。

 

現在のドル建て金価格は1440~1480ドルのレンジに終始。

1500ドル台割れから1321ドルまでの暴落の半値押しレベルで

揉みあいが続いています。

実需筋の買が旺盛であることが下値をサポ―トしていると思われます。

 

価格急落後に巻き起こったアジア・インドを中心にした現物買い需要は

凄まじいものがあります。 中国 1-3月期需要は 320.54トン。

中国の3月の輸入は223.5トンにも上っています。 2月は97.1トンと

前年同月比 +225%にも上ります。

インドの 4月の輸入も100トン超となっており、 5月も同じ見込み 。

現物市場では品薄状態が続きプレミアムがついている状態です。

では、このレンジ、実需の買いサポートが効いてきて上方ブレイクできるのでしょうか。

亀井さんは、実需の買だけでは急落前の下値サポートラインだった1500ドルを

回復するのは難しく、このラインがレジスタンスになるだろうと指摘。

すぐに上昇することはないだろうしながら、今後のポイントを解説くださいました。

 

緩和拡大・縮小、双方向を盛り込んだ5月1日FOMCでしたが、

議事録が5月22日に発表されます。

またファンド筋の金ETF保有の数字が5月16日に出てきます。

SECへの届け出内容が明らかとなることで、金が動意づく可能性も。

(前回ソロスのETF保有減少が明らかとなり市場心理が悪化、

金が売られる流れが形成されるきっかけにもなりました)

 

ここからの金投資のポイント、詳しくはオンデマンド放送で

亀井さんの解説をおききくださいね。

ブレントオイルも一時100ドル割れ、軟調の背景は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.04/26 大橋ひろこ 記事URL

2013年年明けはアメリカの復権、中国経済減速懸念後退から一次産品銘柄などコモディティ価格の上昇が予想されていました。景気が良くなれば需要が増加する原油価格もそうです。堅調推移が予想されていたのですがGW前にして、ゴールドが急落、原油価格もブレントオイルが100ドルを割り込むなど軟調に推移しています。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト藤沢治さんに原油市場の動向と
今後の見通しを伺いました。

 

昨今の国際指標となっているブレントは2月9日の年初来の高値である$118.90/バレルから、以後徐々に低下し、4月16日には$99.91で$100割れとなりました。これは9ヶ月ぶりの価格です。WTIも2月12日の$97.51高値より下落が続き4月17日には$86.68に落ち込みました。

特に4月に入ってから下落傾向が顕著となっています。第2四半期は不需要期で、製油所の定期修理も多い


 
ので原油需要は弱いのですが、3月の供給量は需要量を日量300万バレル上回って、例年では第1四半期は在庫減となるところが、在庫増に。 OECDの嵜油需要の在庫カバー日数は53日が適正とされていますが60日と高く、需給緩和が価格下落の主因と考えられます。

また、4月15日の金価格の下落も他商品市場に波及しました。このところ、株式市場が堅調でファンド筋が、商品市場から株式へ資金を移動していると指摘されています。

 

現在の下方調整局面が続くのでしょうか?

欧州景気も期待できず、中国景気も弱含み。
IMFも今年の経済成長を下方修正しました。
ユーロゾーンを-0.2%、
米国を+1.9%、中国を8.1から8.0%に修正しています。

石油需要増も米国が伸び悩み、中国も3%程度と見られています。
欧州、日本はマイナスです。

 

インベストメントバンクはここからの原油価格予測を

比較的強めに見ているようです。地政学的な動乱が無ければ,

需給面だけからみると第2四半期は価格下落基調が続くと

思われるのですが、おそらく、株式市場に流入している資金が

再度循環でコモディティに戻るという予想の上に立っているのでしょう。

 

番組では藤沢さんにここからの原油価格を予想していただいています。
イラン問題は現在膠着状態ですが、6月14日の大統領選挙に注目。

以後、イスラエルとの対立激化となればまた市場に混乱が生じる可能性も。

 

詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんのお話しをお聞き下さいね。

USDA米農務省の数字に作為はないか? [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.04/19 大橋ひろこ 記事URL

3月末~4月にかけてシカゴ穀物価格が急落しました。大豆は1ブッシェル=14ドルの節目を割り込み、トウモロコシ、小麦も6ドル台半ばまでの大幅安となっています。4月12日~15日の金の暴落に先だって穀物市場が崩れた背景には何があったのでしょうか。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は資源・食糧問題研究所 代表 柴田明夫さんに

「アメリカ農務省の数字に作為はないか?」というテーマでお話しを伺いました。

 

穀物市場の急落のきっかけは3月28日にUSDA米農務省が発表した

四半期在庫と農家の作付意向面積の数字にありました。

 

大豆およびトウモロコシの在庫が、それぞれ9.99億Bu、

53.99億Buと発表され、事前予想を大幅に上回る結果となったのです。

農務省は価格上昇により、飼料用需要が大きく落ち込んだとしています。

これをレイショニングと呼びます。

 

発表を受けて市場では需給緩和ムードが広がり、これまでの

「旧穀物の需給ひっ迫」状況が「需給緩和」へと一変したのです。

 

追い打ちをかけたのが作付意向面積の数字です。

トウモロコシの作付は9,586万エーカーと

事前予想の9,472万エーカーを大幅に上回り、

昨年の9,192万エーカーから僅かに増加する見通しとなりました。

この作付けが実現すれば、米国では1936年に統計を取り始めて以来

最大の作付面積となります。

 

大豆およびトウモロコシの作付面積が意向調査通り過去最高レベルとなった場合、

今年の生産量はどうなるでしょうか。

2013/14年度の生産量を決定するのはエーカー当たり単収ですが、

USDAは今年2月の「2013農業フォーラム」で、干ばつは2年

続けて起こらないという前提において


トウモロコシが163.6Bu、大豆が44.5Buという驚異的な予想をしました。

作付面積に対する収穫面積の比率を過去の経験則から大豆99.8%、
トウモロコシ90%とした場合、2013年の生産量は、

いずれも史上最高の豊作となることになります。
これが実現するならば、穀物の上値は極めて重いことになります。

 

しかし、柴田さんはUSDAの数字を鵜呑みにすることはできないと


指摘されています。

昨年(2012年)は、6月後半に入って半世紀ぶりの干ばつが

米中西部穀倉地帯を襲ったことでUSDAの8月の需給報告では、
トウモロコシ、大豆とも主要な予測数字が2カ月連続で大幅下方修正されました。

空前の豊作シナリオを描いていた6月時点の報告からの

「つるべ落とし」の修正となったことから穀物価格は暴騰しました。

 

また2006年、オーストラリアの干ばつで小麦相場が暴騰したことが

ありましたが翌年2007年も干ばつ気味の天候でした。

2年連続の干ばつはない、という前提での豊作予想であることは

天候リスクを排除したものなのです。

 

空前の大豊作予想となった今年の穀物市場ですが、


乾燥・冷温により作付の遅れが指摘されていることもあり、現在、トウモロコシの生産地では作付が始まっています。

こうした事態が長引けば、農家はトウモロコシの作付を諦め、

大豆生産にシフトすることも考えられるのです。

天候リスクは誰にも予想ができません。

さて今年の穀物相場はどうなっていくのでしょうか。

 

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。


 

また、柴田さんの新著「シェール革命の夢と現実」が4月4日

PHP研究所から出版されています。

アメリカは再びエネルギー覇権を握るのか?

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資源の専門家、柴田さんが喝破するエネルギー戦争の正体!

 

早速読みます~!!

 

USDA発表で急落、天候相場入りとなるトウモロコシ相場の今後 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.04/12 大橋ひろこ 記事URL


3月28日のUSDAアメリカ農務省の作付意向面積、在庫率の発表を受けシカゴのトウモロコシ価格が暴落となりました。
作付意向面積よりも3月1日時点のトウモロコシ期末在在庫が市場関係者の予想を上回る内容だったことが要因とされていますが、
穀物市場はそろそろ天候相場にはいるということで、今後さらにボラティリティがあがってきそうです。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はマーケット・リスク・アドバイザリー津賀田真紀子さんに

トウモロコシ市場の動向についてお話しを伺いました。

 

今回の急落がなくともシカゴトウモロコシ相場は昨年秋から下落が続いています。

昨年夏に米国において歴史的な干ばつが発生し、

相場が大幅に上昇したことから南米の生産者の増産意欲が強まったことで

南米産トウモロコシが増産、豊作となることで需給が緩んでいるようです。

米農務省の予想によると、2012-13年度のブラジルの生産高は+1.4%、

アルゼンチンは+26.2%といずれも過去最高となることが予想されているそうです。

現在、南米は収穫期に当たりますが、今後は輸出が活発化する時期になり、

更に相場の上値を重くする要因となりそうです。

 

レアル高にもかかわらず、ブラジルからのトウモロコシ輸出量は

昨年6月以降急激に拡大しており、3月の輸出量は

前年同期比で+474%と3月としては過去最高を更新しています。

およそ5倍です!!

ブラジルではサントス港を中心とした港湾インフラの問題や、

頻繁に起こるストライキ、河川での運搬事故など

輸送に関する問題が山積しているため、これらの報道が

一時的な上昇を招く可能性がありますが、

中長期的には世界的な需給緩和見通しが

相場を押し下げる展開になると津賀田さんは分析されています。

 

今後は米国トウモロコシの作付け動向に注目が集まる時期となりますが、

2013-14年度は単収改善の影響により生産高が過去最高に達すると

予想されています。

需要面では、米国内では食肉価格の上昇に伴う屠畜頭数減少の影響により

飼料需要が落ち込んでいる上、日本向けを中心に輸出需要が

落ち込んでいることから、供給面とは対照的に需要面は弱い状態。

5月10日には2013-14年度の最初の需給報告が発表される予定ですが、

シカゴトウモロコシ相場は米国トウモロコシの需給比率(需要÷供給)と

比較的相関性の高い値動きをする傾向があるため、

この発表で改めて需給緩和が確認されれば、

更にもう一段下落する可能性もあると解説くださいました。

 

現状、需給は緩んでおり弱気材料が多いトウモロコシ相場ですが、

下支え要因としては作付の遅れを津賀田さんは指摘されています。

通常であれば、今の時期はトウモロコシの作付けが始まっているはずですが、

今年は主要産地である中西部の気温が例年よりも大幅に低いことから

作付け作業が遅れているのだそうです。

ちなみに、米国最大のトウモロコシ生産州であるアイオワ州の気温は

例年と比較すると最大14度も低くなっているとか。

まだまだ追い上げが十分に可能な時期ですが、

市場参加者の間では、受粉期に間にあわなくなり単収に影響が出る

可能性があるとして懸念する声も出ているようです。

 

また、農産物生産に欠かせない石化由来の肥料価格が高止まりしていることも

相場の下支え要因。現在、米国ではシェール革命の影響により、

原油等のエネルギー価格が下落していることは一見マイナス要因に見えるのですが、

現段階では肥料工場の建設が進められているだけであり、

供給が潤沢ではないため、依然として化学肥料の価格は高水準を維持しています。

つまり、まだまだ生産コストの低下が見込み難い状態。

中長期的に見た場合、シェール革命は弱気材料になり得ますが、

石化由来の肥料価格のが下がらない限り、これがトウモロコシの

下支え要因となるようです。

 

その他にも、今年の天候相場がどうなるか、天候予想や

今後の見通しなども伺っています。

詳しくはオンデマンド放送で津賀田真紀子さんの解説を

お聞きくださいね。

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