調整か天井か?!2013年の金下落の要点 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.12/06 大橋ひろこ 記事URL
今年も残すところ1ヶ月。2013年はグレートローテーションがテーマとなり、債券から株へ、また商品から株へという資金移動が顕著でした。金市場も大きく値を崩しましたが、今日は2013年の金市場の要点をスタンダードバンク東京支店長 池水雄一さんにお伺いしました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
池水さんに振り返っていただく2013年ゴールドマーケット、要点は

◆これまで買い一辺倒であったGold ETFが大きな売りに転じた
⇒2012年年末の史上最高残高は2647.38トンだったがが、
現在は1858トン前後まで減少。年初かは789トンも減少。

◆ETFから流出したlarge barがスイスの精錬所に流れ、
それがkilo barに鋳なおされ、中国を始めとするアジアに
輸出されるという現物の動きが顕著に。

◆中国のゴールド輸入量が1000トンに達し市場最高規模へ。

◆インドが貿易赤字解消に向けた政策で 金輸入に制限を加えてオフィシャルな輸入が激減。

◆中国、インドといった需要地の現物のプレミアムが急騰。
(国際価格より価格が高騰した部分をプレミアムと呼びます。
現物品薄になると、市場で取引される価格より現物価格が高騰 してしまいます)

◆米国の実質金利がじわじわと上昇。 長らく続いてきた量的金融緩和の縮小議論が活発に。
(FRB議長の発言により6月の金急落のトリガーに)

◆株価が本格的上昇に転じ米株は歴史的高値を更新。
景気回復による株価の上昇とそれに伴う不安心理の払拭が
ゴールドの上値を抑える展開に。

◆COMEXの投資家のネット・ショート・ポジションが一時過去最大まで膨らむも年後半に向けロングが減少、 ショートが増加しており、投資家の間で弱気が台頭。 2000年から12年もの間上昇を続けた金相場、
果たしてこうした背景による 金下落は調整なのか、
天井打ちの構造的な大きな変化なのか。。。

詳しくはオンデマンド放送で、池水さんの解説をお聞きくださいね。


ここで「TOKYO GOLD FESTIVAL 2014」のお知らせです。


ゴールドについて学び、ゴールドを体感するイベント「TOKYO GOLD FESTIVAL」が

2014年2月11日(火・祝)に開催決定しました。

会場は東京・品川 THE GRAND HALL。

特別講演に舛添洋一さん。


そして豊島逸男さん、亀井幸一郎さん、池水雄一さんらゴールドのスペシャリストが登場します。
総合司会は大橋ひろこです。

豪華ゴールドグッズがプレゼントされる「おたのしみ!抽選会」もあります。

ご参加は事前申込制、勿論無料です、

是非ご来場くださいね。


お申込は「TOKYO GOLD FESTIVAL」特設サイトからどうぞ



  




「再生可能エネルギー」の導入状況と問題点 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.11/29 大橋ひろこ 記事URL
日本はエネルギーの供給の8割が、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料。

そのほとんどを海外に依存しています。

近年は新興国の経済発展などを背景に、世界的にエネルギーの需要が増大しており、エネルギー獲得競争も激化していくことが想定されてきています。

加えて、化石燃料の利用に伴って発生する温室効果ガスを削減することが重要な課題であること、さらに3.11以降、日本は原子力発電が止まっていることもあって、エネルギーの安定供給が急務となってきています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウ常務取締役 山内 弘史さんに
「再生可能エネルギー」の導入状況と問題点についてお話しを伺いました。

このような状況の中、エネルギーを安定的かつ適切に供給するためには、
資源の枯渇のおそれが少なく、環境への負荷が少ない太陽光や
バイオマスといった再生可能エネルギーの導入を一層進めることが必要となってきます。

再生可能エネルギーとは 「エネルギー源として永続的に利用できるもの」
太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、大気中の熱 その他の自然界に存する熱、
バイオマスなどが規定されています。
要するに枯渇せず繰り返し使える資源で、 発電時や熱利用時に
地球温暖化の原因となる二酸化炭素を ほとんど排出しない
優れたエネルギーということです。

この再生可能エネルギーを普及させるために
国による様々な支援施策が行われており、
2009年11月に家庭や事業所等において 太陽光で発電された電気のうち、
使い切れずに余った電気の買取りを電力会社に義務づける
「太陽光発電の余剰電力買取制度」が開始されました。

また、2012年7月から再生可能エネルギーの 「固定価格買取制度」が導入され、
再生可能エネルギーの大幅な導入拡大を進めています。
民間事業者が再生可能エネルギーによる発電事業に参入すれば
電力会社がそのエネルギーを買い取ってくれるというものです。
例えば太陽光は、42円/kWh。

この固定価格買取制度の導入により、投資回収の見込みが
安定化したことで企業の参入が相次いでいます。

固定価格買取制度導入後の 再生可能エネルギー発電設備の導入量は、
累計で408.6万kWにも上りました。 ところが、このうち太陽光発電設備が約9割、
ほとんどが太陽光発電に偏っています。

太陽光パネルは広大な土地を確保すればパネルを置くだけ。
非常に参入障壁が低いわけです。
こうした事情から余剰土地がある北海道や九州に 太陽光発電設備が集中しました。
しかし、北海道はそれほど需要が大きくありません。

電気を使いたいのは都市部。東京などですよね。

北海道で余剰発電されたものを本州に運ぶ送電網が 必要となってきます。
現在のところ、この連携能力が低く、 この能力を高めるには9000億近くの
コストがかかると されているのです。
高いコストで電力会社が買い取った電力は、
結局は 一般消費者の電力料金に上乗せされてしまいます。

現在、買取価格の年間負担額は105円/月程度なのですが,
2020年度では276円/月となることが見込まれるとか。

電気料金の大幅値上げとなってしまいますね。

再生可能エネルギーは環境に優しく非常に優れたエネルギーで
常に自然に存在し枯渇するものではないため、
これがエネルギー化されて、一般家庭に安定供給される仕組みが
出来れば理想的なのですが、 そのインフラを整えるには莫大なコストが
かかるため、一体いつそれが償還されるのか、、、 途方もない話ですね。

ということで、太陽光だけでなく、風力、水力、地熱と
あらゆるエネルギー開発が普及するといいのですが、、、。 
地熱においては日本の地熱量は世界第3位だということで
期待されているのですが、これも国立公園指定されている所が多く、
民間事業参入には法改正などが必要で こちらも時間がかかりそう・・・。

詳しくはオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

ここで「TOKYO GOLD FESTIVAL 2014」のお知らせです。


ゴールドについて学び、ゴールドを体感するイベント「TOKYO GOLD FESTIVAL」が

2014年2月11日(火・祝)に開催決定しました。

会場は東京・品川 THE GRAND HALL。

特別講演に舛添要一さん。


そして豊島逸夫さん、亀井幸一郎さん、池水雄一さんらゴールドのスペシャリストが登場します。
総合司会は大橋ひろこです。

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2か月ぶりUSDA農務省発表で穀物相場の今後は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.11/22 大橋ひろこ 記事URL

穀物市場では毎月USDAアメリカ農務省から発表される需給報告が相場を動かす大きな材料です。為替市場でいう雇用統計のような重要な指標ですが、10月は政府機関の一部閉鎖があったために需給報告発表がありませんでした。

 

そして2カ月ぶりに発表された需給報告の農産物需給予測は、市場関係者の事前予想とは異る部分が散見され、これを受けてトウモロコシは一時急反騰となりました。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今回はコンチネンタルライスの茅野信行さんにお話しを伺いました。

 

トウモロコシは今年は天候波乱に見舞われることなく順調に育ち、

今年は大豊作となる見込みとなり価格下落が続き、

昨年8月27日には8ドル32セントの高値があったものが

4ドル20セント前後までおよそ半値に沈んでいます。

 

USDAはこの低価格による需要喚起が起こるとした強気の予想を出してきました。

市場関係者は豊作による需給緩和で期末在庫が20億ブッシェルを超えるのは必至と

みていたのですが、USDA予想はは18億8700万ブッシェルにとどまり、

これを見たファンド筋は、これまで積み上げてきた売り持ち高を

減らさざるを得なくなりました。

この手仕舞い買いがコーンを値上がりさせました。

一気にショートカバーが起こったのです。

 

 

それだけではなく作付面積が大幅に引き下げられ、

9740万エーカーから9530万エーカーへ、200万エーカー近く削られました。

 

 

さらに飼料・その他の需要を前年度より8億6700万ブッシェル引き上げ、

52億ブッシェルとしました。飼料需要が増える?!

家畜頭数が増えるということでしょうか?

茅野さんは、現在飼育されている家畜頭数に相当ゲタを履かせないと

達成できない数字となっていると指摘。急に家畜の食欲が増すわけでは

ないため、疑問が残る数字だといいます。

 

 

また輸出を7億3100万ブッシェルから14億ブッシェルへ、

6億6900万ブッシェル引き上げた(ほぼ倍増)ました。

低価格により、他国からの需要が増すという予想ですが、

茅野さんは低価格による需要創出は、価格高騰による需要抑制の

3倍以上の時間がかかるのが常であり、

この数字もまた、多すぎると指摘されています。

 

 

価格が高騰したために仮に3か月で需要が減少した分は

その3倍以上、つまり9か月以上経過しないと戻らないそうです。

3倍どころか4~5倍との見方も。

 

となると、価格低迷による今回の需要増予想も安易すぎるということですね。

 

こうした数字を冷静に検証したということなのでしょう。

ファンド筋が冷静さを取り戻すにつれ、トウモロコシの価格は再び下落に

転じてしまいました。

 

そして大豆。

 

 

大豆の作付面積はわずかな引き下げにとどまったのですが、

単収は41.2ブッシェルから43ブッシェルへ1.8ブッシェル引き上げられただけです。

しかしコーンベルトの東側半分とミネソタの高単収を考慮すれば、

単収は43.5ブッシェルにはなるはずです。

そうなると生産は33億ブッシェルに届いてしまいます。

 

 

その上、南米の生産が好天と作付け増加によって急増しますから、

米国の期末在庫が5.2パーセントでも、

南米を含む世界全体の在庫率は29.7パーセントになってしまいます。

これは明らかに在庫過剰状態です。

 

 

加えて、中国の大豆輸入は6900万トンでは多すぎると、

中国の業界関係者も声を上げるようになりましたから、

需要を過大に見積もっているとがめが必ず出てくると思います。

 

 

となれば予想されるシナリオは大豆相場の値下がり、

それも急落ということになります。

12年9月4日に17.71ドル(史上最高値)を記録した大豆相場が、

南米の新穀の出回り(3月)を前に急落することになりかねないのです。

大豆相場が10ドルを割り込むシナリオを考えておく必要があります。

 

 

茅野さんの注目銘柄は大豆、その理由は「価格メカニズムの復讐!」

 

詳しくはオンデマンド放送で茅野さんの解説をお聞きくださいね。

下げ止まった金価格、さらなる上昇はあるか?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.11/01 大橋ひろこ 記事URL

GOLDの見通しを引き下げが相次いだこの秋。

・Goldman Sachs 「スラムダンクのような売り」に見舞われる。
2014年の平均価格は1144ドル。

・Credit Suisse 「しばらく本格的に上昇することはないだろう。」

・Morgan Stanley 「ゴールドからは避難したほうがいい」

そして、10月のマーケットトレンド池水さんのご出演の際に
特別ゲストとしてご出演くださったPaul Walker氏
「ゴールドの時代終わり。今後10-15年下落基調のマーケットが続くだろう。
1000ドル割れ、600ドル近辺までの下げがありえる。」

ところが、あまりに弱気に偏ったマーケットは17日の米国のデフォルト危機回避と
中国の格付け会社が米国債格下げなどの動きをきっかけに、ショートカバーから金価格は大きく買い戻されました。

そして22日に発表された9月分の雇用統計でNFPは18万人の増加の予想に対して
14万8000人の増加にとどまるという弱い内容にマーケットは
金融緩和縮小の延期の思惑が広がり、金価格はさらに上昇しています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はスタンダードバンク東京支店長の池水雄一さんにお話しを伺いました。

現在はショートカバーが一巡し価格上昇の勢いはありません。
1300ドルを超えてくるとアジアの実需の買いも静かなのだそうです。

1200ドル台まで下落した局面ではアジアの実需買いが旺盛でした。
中国は今年記録的な量のゴールドを買っており、
このままいくと1000トン以上購入するでしょう。

しかし、中国の需要の特徴はやはり価格に対して非常に敏感で
1300ドル超えからは上値を追っていくような買いが見られないとのこと。
中国の買いが積極的に価格を押し上げることはないにしても、
下がってきたら買うという中国の存在が
下値を支える最大の力となると見られます。

また、インドは貿易赤字の緩和のために金輸入規制を
行っており、現在は正規ルートからの輸入はほぼ止まっている状態。
しかしそのために国内のゴールド価格は国際価格に対し120ドルを
いうとんでもないプレミアムがついているのだそうです。
つまり、需要があるのに現物がない状況で価格が急騰していると
いうことです。

ということで密輸が急激に増えており、
密輸逮捕者の数は例年の数倍にも登っているようです。
このような事態を招いていることを見ても、政府の輸入規制政策は
長続きはしないだろうと池水さん。いずれ規制が緩和されれば
インドも積極的に金を購入してくると思われます。

しかし、やはり1300ドルからさらに上値を追うには実需以外の
投資のマネーがゴールドに流入することが必要であり、当面その可能性が
見込めないことで上値が重い状況に変化はなく、
対して、1200ドルからさらに大きく下げるためには中国やインドといった
下値にならぶ実需の買い以上の売りが必要となることから
しばらくはレンジでの推移となりそう。

詳しくはオンデマンド放送で池水さんの解説をお聞きくださいね。

下落が続く原油価格、今後の変動要因は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.10/25 大橋ひろこ 記事URL
原油価格が下落基調を辿っています。WTI原油は9月前半にシリアへの軍事介入懸念で高騰、9月6日には、$110.53まで上昇していましたが、中旬から後半にかけて軍事介入回避の動き、米国の原油在庫増で反落となりました。

10月に入ると米国の予算、上限借入枠問題紛糾と政府機関のシャットダウンが響き、商品市場への資金流入が大きく後退、商品価格全体が下落しました。米国のデフォルトは回避されたものの、加えて米国での原油在庫増、需要減退懸念から下落傾向が続き、WTI原油は、95ドル台にまで下落、3ヶ月半ぶりの安値を付けています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はオイルエコノミストの藤沢治さんにお話しを伺いました。

今後の原油価格の変動要因は大きく4つだと藤沢さん。
まず、この秋口に囃されて価格を押し上げた地政学的要因。
シリアの化学兵器廃棄とイランの緩和姿勢で10月は地政学リスクが

殆ど材料に成りませんでした。
シリアの化学兵器廃絶には時間がかかることや
イランの核濃縮問題はイランの平和利用が確認されれば
解決に向かうとされているものの、ウランの国外持ち出しを
P5+1が要求すれば解決は遠いことから、実は非常に問題の
解決には時間がかかることから、リスクは内包したままだとも言えますが、


しかし、この点については市場はすでに織り込み済みと見られ、
来年の3月頃までは原油価格の材料にはならないという見方が大勢。
米国の予算、債務問題、またテーパリングなど米国発金融要因。
現在の民主、共和党の合意は一時的であり、年明けよりまた懸念が
広がることや、景気の先行きへの不透明さ(失業率は7.2%に低下だが
雇用増は期待薄)などが、警戒されれば、商品市場への資金流入は
限定的となると考えられます。問題をこなして、いよいよテーパリング
が話題となればさらにドル高となることから、原油価格は上値が抑えられる
と見られます。


そして肝心の需給面。IEAの最新の市場報告では、
2014年は需要が日量110万バレル程度の増加。(2013年対比で1.2%増)、
非OPEC諸国の生産量は、米国のタイトオイル生産増で
日量5,640万バレルとなる予想で、2013年対比で
日量180万バレル増となります。(3.3%増)
従ってOPECは、現在の日量3,000万バレルより減産しなければ
価格維持が不可能となってきます。
需給上は、供給過剰に成る可能性が大きいために価格支援材料には
 なりえません。


 そして直近では、季節要因。冬季に向かうので需要が増し、原油価格は

上昇するという見方もあるが、先行きの需給が緩和傾向。
昨年の11月は北東アジアは低温であったため、
2012年11月の日本の灯油需要量は、前年同月比23.2%増と
 なっていましたが、今年の冬はそれほどの厳冬にならなければ
前年同月比では落ち込むことが予想されます。

寒くなれば灯油需要が伸び、それほど寒くならなければ
在庫が捌けず価格下落と言う単純な構図も、天気ばかりは
正確な予想が出来ず、毎年見通しが外れるものです。



最後に藤沢さんの価格予測。
2013年第4四半期 WTIは、$90-95, Brentで$100-105
2014年第1四半期 WTIは、$90-95,  Brentで$95-100
2014年第2四半期以降 WTIもBrentも下降傾向。
              WTIで$90, Brentで$95-100程度。

米国デフォルト回避も問題は先送り?金のここから [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.10/18 大橋ひろこ 記事URL

17日の米国デフォルト懸念で上昇していた米国債金利は土壇場の危機回避暫定措置で低下、これによるドル安でドル/円相場は下落、ユーロが上昇しています。
この動きに歩調を合わせて金価格も急伸となりました。

デフォルトなら資金逃避で金買いとなるというのが教科書的思考ですが、実際にはデフォルト懸念が生じていても金価格は売られ続け、危機回避で買い戻されるという値動きとなったのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は金融・貴金属アナイスと亀井幸一郎さんにお話しを伺いました。

亀井さんは、今回の土壇場の暫定措置は問題が先送りされただけでこの問題は年末から来春にむけてまた懸念されるとし、先送りされればされるほど、問題が大きくなっていると指摘。


この先のポイントを伺いました。

①12月13日
 超党派の委員会を設置し
 12月13日までに長期的な財政赤字削減策をまとめる

この超党派委員会のリーダーが
下院予算委員会委員長のポール・ライアン議員。

この方は米政府機関の再開と債務上限引き上げを可能にする妥協案に、
約87人の共和党下院議員が賛成票を投じた中で、反対票を投じています。

ライアン氏は
「現在の法案は急増する債務の削減に役立たない」
「問題を先送りすることになるだけだ」と
話していることから、12月13日までに財政削減、予算協議がすんなり
まとまるかどうか懸念が大きいと思われます。

②2014年1月15日
 政府資金が手当されるのは1月15日まで

③2014年2月7日
 議会が2月7日までに債務上限を引き上げなかった場合、
 財務省は同日まで「特別措置」を継続して利用し、
 一時的に債務不履行(デフォルト)を回避することが可能。
つまり、2月7日までは上限を超えても即別措置適用でデフォルトしない。

この期日が近づくにつれにまた、懸念がマーケットに広がる可能性は
否定できるものではなく、この分で行くとテーパリング(緩和縮小)は
年内はまず考えにくく、来春まで後ろにずれることが予想されると亀井さん。

となると、これはマーケットにとっては短期的に買い材料となるかも
しれませんが、その間にも膨らみ続けるFRBの資産、
本当にテーパリングを開始した時の衝撃は大きくなっているとも
言えると指摘されています。5月22日に年内テーパリングの可能性を示唆
しただけで日本株の暴落に新興国通貨の暴落など大きな
マネーの還流が引き起こされました。

金市場に於いては、テーパリングの可能性が金の売り材料となって
下落トレンドが続いていましたが、、、さてここからは?

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

ポール・ウォーカー氏に聞く「金1000ドル割れの背景」 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.10/11 大橋ひろこ 記事URL

「金価格は2014年前半には1000ドルを割り込むだろう。米国が量的金融緩和の縮小に向かい実質金利が上昇すれば、金利の付かない金は弱材料になる。」

このところ、ゴールド・マンサックスやJPモルガンなどの大手金融機関も軒並み金の見通しを引き下げていますが、この見通しは他でもないISOND Precious Metalsのポール・ウォーカー氏(元GFMS CEO)が先般、都内で行われた講演会で披露したもの。南アフリカで金や白金などの貴金属事業を手掛け、長きにわたり貴金属分析に精通しているウォーカー氏のコメントとあって、貴金属関係業界はこの見通しに大きな関心を寄せています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日のゲストはスタンダードバンク・東京支店長の池水雄一さんですが、
池水さんが、時の人ウォーカー氏をスタジオに連れてこられたのには
大変感謝しております。今回の放送は、ポール・ウォーカー氏に
金1000ドル割れの分析の背景と今後の金の展望について伺いました。

今回はなんと池水さんに通訳をお願いするという贅沢な放送に。

以下、簡単に質問とウィーカー氏の回答を記しておきます。
詳細は是非オンデマンド放送で、ウォーカー氏のお声と、
池水さんの通訳を聞いてみてくださいね。

- 日本はアベノミクスに湧いていますが、今回の来日で、
日本の景気は良くなっているという実感はありますか?

「今回は2年前に比べるとポジティブに見えますね」



- 2014年前半には1000ドル割れというウォーカーさんのお話しが話題です。その背景は?

「最も重要なのは金利です、過去15年実質金利によって金相場は動いてきました。
これまで先進国の金利はほぼゼロ金利政策であったために金が選ばれてきた。
しかし、今後米国が量的緩和を縮小し実質金利が上昇すれば、
金利がつかない金には弱気材料となるでしょう。」



-2011年にドル建てだけでなく、ユーロ建て、ポンド建てなど、あらゆる通貨に対して、
金価格は史上最高値を付けました。大天井だったとみているということでしょうか?

「おそらくその時が一番の天井でしょう」



- 円建ての金は、まだ史上最高値を付けていないのですが、日本市場の金は?!

「円安基調にあるためドル建て金よりは下がらないでしょう。」
「円建ての金は円安に支えられますが、しかし、この円安は喜ばしいことではありません。
私は日本の将来に大変悲観的です。アベノミクスは短期的には成果を上げています。
しかし借金を膨らませているわけです。
5年後、6年後の日本はそれを返すアテがあるでしょうか。
日本の投資家の皆さんは海外に投資するのが良いでしょう。」


-金利が上昇するということはインフレになるということかと思いますが、
インフレヘッジの金という見方はいかがでしょうか。

「金はこれまでインフレヘッジにはなっていません。
インフレ時に金が買われることはないでしょう」


オンデマンドは1週間ほどで翌週の放送に切り替わってしまいますが、

じっくり後で聞きたい方はポッドキャスト登録していただければダウンロードしていつでも繰り返し聞くことができます。

⇒ itunes.com/radionikkei (iTunesが起動します)

収穫期に入った大豆相場、下落はまだ続くのか? [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.10/04 大橋ひろこ 記事URL
米国政府機関の一部閉鎖の事態で米労務省は今夜の雇用統計を発表しないことを明らかにしていますが、農務省発表のUSDA需給報告も穀物相場にとっては大きな材料です。

1日からUSDAのホームページも一部利用できない状態になっており、新たな統計情報の公表はしないとしています。穀物従事関係者にとっての重要イベントUSDA需給報告は10月11日発表予定ですが、このままいけば発表されない見通しとなっています。

皆様ごきげんいかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・リスク・アドバイザリー津賀田真紀子さんに
大豆相場の現状と今後の展望について伺いました。


今週はECBのドラギ総裁が政策金利の据え置きを決めたことで
ユーロ高・ドル安が進行したことから金などが再び買われる動きが出ています。
また、第4四半期に突入したことで、非商業筋による売りが一巡したことも一因で
なんとか下値が支えられた格好となりました。


しかし、農産品に関しては今のところICE粗糖相場以外は
積極的に安値を買い拾う動きが見られていません。

これは完全に穀物独自のファンダメンタルズによるものですが、夏場以降、
米中西部で懸念されていた作柄の悪化に改善が見られることから
今後予想生産高の下方修正懸念が後退している他、
現在は一部の生産地が収穫期に突入していることから
ハーベストプレッシャーによる売り圧力に押されやすい環境となっている
ことなどが背景にあります。


現在、シカゴ大豆相場が軟調となっている理由としては大きく二つ。
① 夏場以降、米中西部の天候悪化の影響で続いていた作柄の悪化が
ここへきて歯止めがかかりつつある
② 既に一部の地域で収穫が開始されている(9月29日現在では11%が収穫済み)
今後大きく予想生産高が下方修正される可能性が低下している


同じ穀物であるトウモロコシが順調に行けば2013-14年度は
過去最高の豊作を達成する見込みであることから大きく値を下げており、
大豆もこれに連れ安となっているようです。


しかし、トウモロコシとは異なり、大豆の場合は収穫終了後も
需給が緩和することは予想されていません。
2013-14年度の予想生産高は31億4,900万ブッシェルとなっている一方、
予想需要は31億4,000万ブッシェルで、ほぼギリギリ。
生産量は当初5月の見通しから2億4,100万ブッシェルも下方修正
されている一方、需要は1億2,500万ブッシェルしか下方修正されておらず、
毎月のように需給がタイト化しています。


現状では在庫率、需給比率(需要÷供給)はともに
歴史的な大干ばつに見舞われた前年度とほぼ同じ水準にとどまる見込みなのですが、、、。

最大輸入国である中国の動向はどうなのでしょう。

津賀田さんによると中国の大豆輸入量は依然として旺盛で
中国関税総局の発表によると、2013年7月の中国の大豆輸入量は
前年度+44.1%の637万トンと8月の輸入量としては過去最高を記録。
中国は既に2010年に人口ボーナス期のピークを打っていることから、
今後は今までのような増加率の上昇は見込み難いと考えられますが、

しかし、そもそもの人口が多いことから、輸入量自体は今後も高水準を
維持する可能性が高いと思われます。
ただし、中国の輸入需要は全て米国産で賄われているわけではなく、
近年は米国産の輸入量が頭打ちとなっている一方で、
増加分のほとんどがブラジル産で賄われています。
今年1月から8月までの中国の大豆輸入量は合計で4,108万6,000トンで
このうちブラジル産の割合は2,390万トンと約6割。
2010-11年度以降、米国の大豆輸出向け需要が頭打ち状態となっている背景には、
このようにブラジル産大豆の輸出が拡大しているという理由があります。


今後は南米の作付期に突入しますが、先月の米国農務省の需給報告によると、
南米ブラジルの2013-14年度の生産高は前年度比+7.3%、
アルゼンチンは+8.3%と大幅に増加することが予想されています。
また、輸出量もブラジルは同比+3.7%、アルゼンチンは+97.5%となる見込。
仮に農務省の予想通りとなった場合、世界全体の需給緩和につながることから、
昨年同様、10月以降は作付けが進むにつれ徐々に売り圧力が
強まっていく可能性が考えられます。


ではここからの価格見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で津賀田真紀子さんの解説をお聞きくださいね。

カナダのシェールガス、米国の対日LNG輸出承認で日本のエネルギー確保チャネル拡大 [大橋ひろこコラム]
2013.09/27 大橋ひろこ 記事URL
今日の日経新聞に、安価な天然ガス調達に向けて、カナダで開かれた安倍首相とハーパー首相との会談でカナダ産シェールガスの対日輸出が2018年末にも実現する見通しという社説記事がありました。現在の主力調達先であるカタール産より4割程度安い価格で輸入できる可能性があるとして注目されていますが、今月9月11日にはDOE(米国エネルギー省)からメリーランド州コーブポイントLNG基地からの対日輸出許可が出されており、着々と日本のエネルギー輸入チャンネルの多角化が進んでいます。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウ常務取締役の山内弘史さんにお話しを伺いました。

今回のDOEからの対日輸出許可は2件目です。

二国間自由貿易協定(FTA)未締結国にも輸出を許可する流れとなってから、
DOEは4件の輸出許可を出していますが、うち日本向けが2件。
1件目は5月17日テキサス州フリーポートLNGで、年間1100万トンが
2017年にも輸出される見込みということで、
その際にも山内さんにご出演いただき解説を頂いていました。

今回のコーブポイントLNG基地からは年間約460万トンが20年間輸出される
見込みですが、価格は米国のシェールガス由来のLNG同様、
原油価格リンクではなく、天然ガス市況を指標価格とするものです。

コーブポイントは北東部5州にまたがる巨大シェール層であり、
埋蔵量、今後の生産量ともに大きな注目を集めています。
環境問題などで掘削が難しい州もありますが、生産急増は時間の問題とされています。
また、すでにドミニオン社がコーブポイントLNGターミナルと州間天然ガスパイプライン網を結合する
88マイルのプイプラインを所有しており、、それが米国最大のシェールガス層である
マーベラス・シェールにもつながっているため、今後一段と規模が拡大されていく可能性が極めて大きく、
非常に早い段階での日本へのLNGの供給が可能になると目されています。

今回の輸出許可で米国での天然ガス・シェールガスの上流開発・流通・液化・LNG輸出の
全段階への参入を果たしたこととなり、いわゆる天然ガスの上流~下流の
一気通関でのバリューチェーン構築がかないました。

日本企業がLNG調達に向けて取り組んでいる他の米国でのプロジェクトとしては、
ルイジアナ州の「キャメロンLNGプロジェクト」があります。
これは三菱商事,三井物産が合計800万トン/年の調達を契約済みで、
東京電力等へ供給予定となっている。いずれも米国政府の輸出承認を申請し、
審査を待っている状況です。

現在はカタール産LNGが主力調達先で、原油価格リンク。
原油価格が高止まりする中で日本のエネルギー確保コストは上昇の一途を辿っています。
これが安価な天然ガスリンクのLNG調達が実現することでコストを抑えることが
可能になると期待されていますが、
山内さんは天然ガス市況は大きく変動する可能性があると指摘。

天然ガス価格はシェール革命で11㌦だったものが4㌦になり、
昨年3月には1.9㌦まで下落しました。
しかし、EIA(米国エネルギー情報局)は2020年4㌦、2020年代半ばには5㌦、
2030年代半ばには6㌦、2040年には8㌦になるとの予測を示しています。
天然ガス市況が値上がりしていくという予想なのです。

輸入が実現する5年後以降、天然ガス価格と原油価格がどのような水準にあるかはわかりません。
本当に安価なままのエネルギー確保が可能になるでしょうか。
何故天然ガス市況が将来上昇するという予想になっているのか、
詳細はオンデマンド放送で山内さんの解説をお聞きくださいね。

また、カナダ産シェールが早ければ2018年末にも輸入実現との報道について、
山内さんは、大型タンカーがつけられる港がなく、港をつくるのも、液化設備を作るのも、
液化設備(港)までシェールガスを輸送するパイプラインを作るのもこれから。
これが5年で完成するのは難しいのではないか、とお話しくださいました。
こうした設備インフラ構築も日本も資金を提供してカナダと共同で作るのです。
安定したエネルギー確保の道は着々と開けていますが、
明日から輸入開始できるというような、簡単なものじゃないのですね。

QE緩和縮小なしでコモディティ上昇、さて今後は?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2013.09/20 大橋ひろこ 記事URL
今週はFOMCのテーパリング(緩和縮小)がないという予想外の結果を受けて金やプラチナ、原油などのコモディティが急伸する局面がありました。9~10月は不透明要因が多く警戒するマーケット関係者も多かったのですが、不透明要因はイベント通過でほぼポジティブに作用しマーケットは楽観に傾き始めています。FOMCにおける量的緩和縮小の行方、次期FRB議長の人事、シリア軍事介入の有無、2020年のオリンピック開催地の決定、消費税増税の有無、など大方の予想を覆すポジティブサプライズが続きアメリカの株式市場でダウ平均は史上最高値を更新しました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の芥田知至さんに
お話しを伺いました。

金価格はFOMC直前に、テーパリング開始を織り込み
1300ドル大台割れまで売り込まれていましたが、
テーパリングなしのサプライズでショートカバーが炸裂。
1290ドル台から1360ドル台まで70ドル近くの暴騰劇を演じました。


原油価格も104ドル台から107ドル台まで3ドル余り上昇となりました。
米国債が買われ、10年物の金利が急低下したことでドルが売られ、
ドル安効果でコモディティ価格が大きく上昇したのです。

では、このままドル安は継続するのでしょうか。
金や原油のこの先の展望を芥田さんに伺いました。

原油価格の今後を占うにはシリア情勢がカギとなってきます。
シリアへお軍事介入があるとの思惑からの「シリアプレミアム」から
WTI原油価格は112ドルまで上昇していましたが、軍事介入リスクが
後退したことで105ドル台まで価格が緩んできています。

現在は、シリアのアサド政権は、米国とロシアによってなされた化学兵器全廃の
枠組み合意について、これを順守する姿勢を示している段階に入ってきており、
これに対して、国連安保理の常任理事国5カ国が協議を行っているとされています。
今後のスケジュールとしては、24日から年に1度の国連総会一般討論が始まるので、
それまでに安保理で対シリア決議案を採択する流れ。

芥田さんはまだ予断を許さないものの、ある程度、スケジュール感をもって
情勢をみることができる状況になってきたため、このスケジュールに沿って
シリアが化学兵器全廃に応じるなら原油価格は下落圧力が高まると解説くださいました。
そもそもガソリンの不需要期に入り季節要因的には下がりやすい時期です。


米国債10年物の利回りは、一時3%に達していたのですが、
また芥田さんには金価格の今後と米国の金融政策についても伺いました。
現在の金価格の変動要因は需給ではなく、米国の金融政策が行方がもっとも大きな材料です。

今回、テーパリングの開始を見送るという判断を下したことで、
次回10月のFOMCでも見送りが濃厚で、早くても開始は12月にずれ込むという
見方が広がりました。FRBによる量的緩和の解除の時期は来年半ばという見方から
来年末くらいに後ずれした印象であり、さらに急な量的緩和の縮小は避けるだろうということで、
この点は金にとって価格上昇要因となります。

FRB人事も、比較的、量的緩和の縮小を早めに進めそうなサマーズ元財務相感が
指名を辞退したことでハト派とみられるイエレンFRB副議長が有力視されています。

足元では2.6~2.7%に低下してきており、この金利低下の分だけ、
コモディティが買われる素地ができたとみることもできます。

特に、金利に敏感な金は、9月の安値1,300ドル割れからは
買われた状態が続くだろうとお話しくださいました。

詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。

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