エミン・ユルマズ氏に聞く米株と原油相場のここから [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.05/09 大橋ひろこ 記事URL

番組ON AIR1時間ほど前、北朝鮮が飛翔体を発射したとの報道。5月に入って2度目です。今週は米中貿易交渉が注目されていましたが、前日米国が正式に中国の2000億ドル分の輸入品の10%の関税を25%に引き上げることを正式に通知。1~4月まで大きく上昇してきた株式市場が不安定化しています。米国によるイランへの経済制裁に対しイランはホルムズ海峡封鎖をちらつかせ、米国は空母を派遣・・・・などなど世界がきな臭くなってきました。リスクテイク相場は終焉してしまったのでしょうか。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は複眼経済塾 塾頭 エコノミスト エミン・ユルマズ氏をお迎えし
世界経済とマーケット、原油市況などについてお話を伺いました。

この1月から4月、米国株S&P500は18%もの上昇をみせました。
これは過去20年のベストパフォーマンス!
さすがに4か月の上昇トレンドも一服のようです。

昨年10月から12月にかけては米国債券利回りの逆イールドなども警戒され
リセッションへの警戒がでてきたことから、米株のトップアウトが指摘され続けていましたが、
いよいよリーマンショックからの好景気相場に終止符が打たれるのでしょうか。


エミン氏は、4か月で18%もの上昇を見せた米株は一服するものの
秋口くらいまでのボックス相場をこなせば、まだ強気が続くと指摘。
何故なら「原油高」は終焉していない、とのことですが、
確かに米シェール革命以降、米国株と原油相場の相関性は強いですね。

トランプ大統領は産油国に対し増産を要請。原油高をけん制していますが、
原油価格は大きな下落にはつながっていません。

EIAは今年の原油価格予想をWTI62.8ドル、ブレントを69.6ドルと予想。
エミン氏はWTI70ドルくらいの上昇は想定内だと解説くださいました。


米中貿易戦争で景気が冷え込めば原油の需要が冷え込むとの予想もありますが
供給サイドのリスクプレミアムが大きいことも原油の下値を支えています。

イラン、ベネズエラ、、、、
そして米国から年間10兆円もの武器購入を約束した
サウジアラビアの台所事情などなど、エミン氏に解説いただいています。

原油価格と米株、そして新興国投資のポイントなどなど
詳しくはポッドキャスト配信でエミン氏の解説をお聞きくださいね。

高槻氏に聞く「大坂堂島米市場」発祥の経緯と制度 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.04/18 大橋ひろこ 記事URL

先物取引の発祥の地は、日本の大阪堂島であるとされていますが、なぜ、大阪だったのでしょう。そして、なぜ米が取引されるようになったのでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
神戸大学経済経営研究所 准教授 高槻泰郎氏をお迎えし堂島で生まれた先物取引とその取引制度についてお話を伺いました。


江戸時代の諸大名は年貢を米で徴収し、現金に換えていましたが
米そのものを動かすには労力も必要ですし、米の保管場所も必要です。

年貢米代金は手形を発行することで簡素化されるようになっていくと
そこに米がなくても手形が売買されるようになっていきます。
幕府は米価格を吊り上げるとして手形を禁じるのですが
市場は諸大名が資金調達を行う金融市場として大きくなっていきました。


当時、米の需給状況によって売りたい時に売れないことを手狭(対義語:手広)と
呼んだそうですが、手形と現金の交換に限定すると取引相手が限られる手狭が起きる、
として、売りと買いの約束を結ぶことで相殺させる帳合米市場へと発展していきます。
帳簿だけで売りと買いを突き合わせるため帳簿米取引、これが先物取引の発祥です。


幕府は、当初、こうした「不実の米商い」を博打に近いとして禁じていたのですが、
享保期に温暖な気候が続き、米が余剰となり米価が低迷、
大名の歳入が目減りすると不実のコメ商売の緩和に動いていきます。
米価を望ましい水準に調整する手段として市場が位置付けられたといえましょう。

今回、高槻さんの本を手にしてとても驚いたのが大阪堂島で発祥したこの先物取引は、
商品先物取引ではない、という記述です。
この帳合米取引は「現受けを想定していない」取引でした。
それは商品の取引ではなく、現在でいう日経225先物など
株価指数先物に近いものだったとか。

高槻さんは、2018年に上梓された「大阪堂島米市場」の中で、
繁栄を極めた米市場の形成の過程を事細かに書かれています。


詳しくはポッドキャスト配信で高槻さんのお話を聞いてくださいね。

水星逆行とゴールド、金/銀異市場間ダイバージェンス [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.04/11 大橋ひろこ 記事URL

金相場は2月20日に年初来高値を更新しましたが、連動性の高いNY銀は年初来高値を更新する事が出来ず、チャートパターンにおける「異市場間弱気ダイバージェンス」が発生。この後、金も銀も急落しNY金は3月7日の1,280.80ドルで年初来安値を示現。これは水星逆行開始日の翌日でした。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は投資日報社 林知久氏をお迎えしサイクル、アストロロジー
テクニカルから金相場を展望いただきました。

水星逆行期は、「一本調子」「ジグザグ乱高下」「中間点付近で反転」の
3パターンに大別されますが、今回の水星逆行は「一本調子」パターン。
逆行は3月28日に終了しますが、金は3月25日、銀は3月21日に
月間高値を記録しています。そしてここでも「異市場間弱気ダイバージェンス」が発生し、
相場は4月4日まで下落となりました。



しかし、この4月安値で今度は「異市場間強気ダイバージェンス」が発生し
銀は14.86㌦を記録して3月7日の安値(14.985㌦)を割り込み、
年初来安値を更新したのですが金は1,284.90㌦までしか下がらず、
年初来安値を更新していません。



林さんは「これは重要な買いシグナル」であると指摘します。

日足における両相場のチャートパターンは三角保合ですが
金が1月24日の安値1,275.30㌦から安値が切り上がり、
高値が2月、3月と切り下がっているのに対し、
銀相場は高値が2月、3月と切り下がっているのは金と同じでも



安値は1月、3月、4月と切り下がっている状態です。
これは「ウェッジパターン」と呼ばれる線形で、
しばしば相場が急反発する前兆として知られています。



両相場とも現在保合いの上限に迫っていますが、
これを明確に上抜けた場合、金は来週にかけて
1,350㌦付近まで上昇する可能性が。

この上昇見通しをサポートしているのがアストロロジー要因だと林さん。
現在「ヘリオ射手座ファクター」という時間帯に入っており
金とユーロの急変動の特異日です。



ここ最近では昨年10月の急上昇、
今年の1月の急落はこのファクターの影響下にあったとか。
今回のヘリオ射手座ファクターが始まったのは4月4日。



まさに今回金と銀との間で異市場間強気ダイバージェンスが発生した当日で
相場はここから上昇しています。



このファクターは14日に終了しますので
今週末から来週頭のあたりまで上昇が続く可能性があるということに。



そこから一旦反落する可能性はありますが
4月4日の安値を割り込まない限り、金相場は押し目買いスタンス。




林さんには原油相場についても伺っています。

詳しくはポッドキャスト配信やラジフリーで林さんの解説をお聞きくださいね。

 

米国のシェールオイル革命の第2波がやってくる [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.03/27 大橋ひろこ 記事URL

 国際エネルギー機関(IEA)が発表した「Oil 2019:2024年に向けての石油市場の分析と予測」。2019~2024年の国際石油市場における米国の位置と果たす機能を中心に取りまとめたもので、シェールオイル増産とそれが及ぼす石油市場への影響及び石油製品需要構造の変化を予測したものです。ここから見えてくる「米国シェール革命第2波」とは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギー情報ネットワーク 山内 弘史氏にこのレポートのポイントを解説いただきました。


1. 米国が世界の石油供給増を主導する

2024年の世界の石油供給(生産)量は2018年に比べて
約570万㌭/日ほど増加予測。
このうち約400万㌭/日が米国の増産によるもの。
2018年の米国の原油生産量は1,095万㌭/日、
これが2024年には1,495万㌭/日に。
米国の増産が世界の増産分の70%を占める試算です。


2. 国際海事機関(IMO)の2020年改革
海運業者と石油精製業者は新たなマリーンバンカー油を製造する必要が

2020年から船舶の燃料油に含まれる硫黄分濃度規制が強化されます。
一般海域における燃料油の硫黄分の規制値は現行3.5%以下ですが
これを0.5%としなくてはなりません。

この環境規制に対応するには
① 燃料油の硫黄分を引き下げる
② 船にスクラバーというS分回収装置を取り付ける
③ 燃料をLNGやLPGに転換する
などの対策が求められます。
燃料油を消費する場合は
硫黄分0.5%以下のVLSFOに転換するか
ガスオイルに変えなければならないため、
石油精製業には大変な負担となってきます。

3・世界的に石油需要は化学原料用とジェット燃料用で伸びる

2024年までに世界で50を超える石化プロジェクトが稼働すると
見込まれており、石化製品とりわけ樹脂需要はまだまだ伸びていきます。
世界の石油需要増の30%は石化部門で占められる見込み。

また、アジアを中心に航空機乗客数は飛躍的に増えており、
ジェット燃料油需要の増加も顕著となっています。
インド,中国は年率8%以上の需要増が続くと見込まれています。

一方でガソリン需要はEV自動車の普及や低燃費自動車普及によって,
今後の需要増は年率1%以下となる見込み。


4・石油需要の伸びは年率120万㌭/日,だがまだピークは見えない

 
2018年の世界の石油需要の伸びは前年比130万㌭/日でした。
2020年には130万㌭/日増、2025年は125万㌭/日増、
2024年は100万㌭/日増となる見込み。

 
中国の石油需要は消費効率の改善=省エネの浸透及び
環境政策へのシフト=燃料転換などで,石油需要増は鈍化。
一方、インドの需要 は2024年には現在の中国と同程度規模になる見込み。
米国の需要も堅調で2024年まででは石油需要のピークは見えず
増加が続いていくと思われます。

5・米国のシェールオイルは新たな石油需要見通しに適合する

2018年の石油製品需要のAPI(米国石油協会の定める比重)は
47~48度。これが2024年には50度をやや超えそうです。
これは船舶用燃料油やジェット燃料油やナフサなど需要の軽質化が進むためです。

2018年の石油製品需要の平均硫黄分は0.3%ですが,
需要構成に変化によって2024年には0.2%強程度まで下がる見込み。

実はシェールオイルのAPIは40度台と軽質・超軽質原油。
S分も0.2%程度と低いため
IEAは「シェールオイルは設備高度化等の必要性を減じる。
設備で対応してきた石油精製の逆転が起こる」としています。


6・米国のシェールオイル革命の第2波がやってくる

2019年米国のシェールオイル生産量は850万㌭/日以上になる見込みです。
原油が高価格の環境下では,生産量は更に増加します。
現行50~60㌦/㌭では900万㌭/日前後にとどまっていますが、
70㌦になると1,100万㌭/日に、
80㌦になると1,200万㌭/日の生産増となるとみられています。

シェールオイル増産で米国が石油純輸出国となり、
石油需要の軽質化・低硫黄化で
消費国でのシェールオイルを求める動きが強まれば、
価格が上昇し増産のための投資が進むと考えられています。

2012年以降のシェールガスに端を発するシェール革命が第1波だった
とすれば,これからの増産は第2波ということができる?!

詳しくはポッドキャスト配信で山内さんの解説をお聞きくださいね。

森田隆大氏に聞く2018年世界ゴールド需給 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.03/20 大橋ひろこ 記事URL

2018年の1年間、世界の金需要は2017年比で4%増の4350トンとなりました。2017年の金需要が2016年比で減少が目立っていましたが、2018年切り返してきました。4350トンを円貨換算するとおよそ18兆円、これは世界のタイヤの需要と同じボリュームなのだそうです。


皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は森田アソシエイツ 代表 森田隆大氏をお迎えし「2018年の世界のゴールド需給」をテーマにお話を伺いました。


2018年の金需給、分野別で特筆すべきは

①世界の中央銀行の金買い前年比で74%増。

②ETFが前年比67%もの減少。

中央銀行の金買いでもっとも大きかったのがロシア(274.3トン)
2018年はロシアの米国債売却のニュースが市場を驚かせましたが
ほぼ同額量の金買いがありました。
ロシアは経済制裁を受けているため、ドルが使えないという事情があることに
起因するものとみられます。

トルコは金価格が下がれば積極的に金買いを実施している国ですが、
2018年は金を売却しています。

これは2018年トルコリラが大きく下落、経済危機に陥ったことで
保有する金を売却し、市場の流動性を確保したものとみられます。
有事には金。金ををキャッシュ化することで危機を乗り切ったのです。

また、ETF需要が大きく減少したように見えますが、
これはETF市場から資金が流出したわけではありません。
流入がなかっただけなのですが、2017年のETF需要が大きかった分、
前年と比較すると減少して見えるのですが、ETF残高は増加傾向を維持しています。


中央銀行の金買いとETF残高の増加は、根雪のように金価格をサポート。
2019年は不確実性の高まりや、FRBの金融政策のハト化によって
金市場のネガティブファクターが取り払われるものと思われます。

是非、Podcast、もしくはラジオタイムフリー配信で
森田氏の解説をお聞きくださいね。

英国は本当にEUを出るのか?!ポンドの行方 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.03/13 大橋ひろこ 記事URL


英国のブレグジット期限が3月29日に迫る中、英国議会はまだメイ首相がまとめたEUとのブレグジット案を承認していません。


12日の下院投票でもメイ首相がEUとの間で取り纏めたブレグジット修正案を再び否決しました。それでも、足下ポンド相場は上昇基調にあり、大きく崩れていません。ここからのスケジュール、そしてポンド相場の行方は?!


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はソニーフィナンシャルホールディングス 石川久美子氏にお話しを伺いました。

今日13日には、合意なき離脱(ノーディールブレグジット)を問う下院投票があります。
合意なき離脱は誰もが避けたい最悪シナリオです。順当に考えれば否決されます。
BOE,イングランド銀行は合意なき離脱となった場合、
英国経済は1年以内に8%縮小、ポンドは25%下落して米ドルと等価になる
などと警鐘を鳴らしています。

そして、明日14日には離脱期限の延期を問う下院投票。
合意なき離脱が否決されたなら、今月29日までの離脱協定案を作成するには
どう考えても時間がないことは明らかなので、可決されるはず、、、。


ということで、マーケットはブレグジット期限は延期されることを織り込んでいるようです。

また、通貨ポンドが戻りを試す相場になっている背景として
どうやら、英国は2回目の国民投票を実施するのではないかとの観測も。


2/18に野党労働党の7議員が離党、その後も離党者が出て「9議員が離党」する事態に。
コービン労働党党首が「再国民投票」を支持する側に転向しました。
この頃からポンド上昇に弾みがついています。


ここからのポイントは?!

石川さんに伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で石川さんの解説をお聞きくださいね。

電力、コモディティのブロックチェーン取引の今 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.03/06 大橋ひろこ 記事URL

2009年11月より開始された太陽光発電の電力会社による余剰買取りは法律により買取期間が10年と定められており、2019年11月より順次売電契約が終了します。経済産業省・資源エネルギー庁は、家庭向けに期間終了後の選択肢を提供するポータルサイトを開設するなどしていますが、こうしたニーズに応えるべく、ブロックチェーン技術を使った電力の売買プラットフォームが注目されています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリスト大場紀章氏をお迎えし電力、コモディティのブロックチェーンプラットフォームについてお話を伺いました。


電力会社による電力の買取から、個人間での電力の売買へ。
このスキームをP2Pで実現していくことはそれほど難しいことではありませんが、
障壁がないわけではありません。

取引がブロックチェーン上で行われても、実際の電気の送電には送電線が必要です。
既存の高圧電線網はそれぞれの電力会社による設備投資によってインフラ化され、
もちろんメンテナンス、維持費も膨大です。

この送電線網を使って送電する場合、送電コストは誰が負担するのか、、、
日本にはいくつもの電力会社があります。
変電所をまたいでの送電となった場合はどうするのか?!
さらに、そのコストをかけての個人間取引では
結果的にコストがかさんでしまうことにはならないか、、、、

インフラはただではありません。

取引決済のブロックチェーン化は難しくなくても、
送電コスト問題がクリアにならなければ、全国統一のモデルでの
ブロックチェーン化は時間がかかりそうですね。

また、原油や、穀物などコモディティの現物取引でも
ブロックチェーンが注目されています。

現在のコモディティの現物取引(貿易)は
船会社など運送業者が発行する船荷証券という貿易における船積書類のやりとりに
かなり時間を割いています。貨物の引き受けを証明し、貨物受け取りの際の依拠となるものなのですが、
この時間のロスがブロックチェーン化することで大幅に短縮できます。


また、国際条約違反や制裁破りなどの不正もできなくなることから
取引の上流から下流まで透明性が高まり、取引が活性化するとの見方も。


現在すでに、2つのコモディティブロックチェーンが動き出しています。

ひとつはスイスのジュネーブを本拠地とするKomgo SAによって運営される
「Komgo(コムゴ)」

世界銀行や世界の銀行、商社などが参画し(日本からはMUFGが)
ブレントオイルのブロックチェーンでの取引を実現させています。


もう一つは米テキサス州に本社を構えるトライコン・エナジーによる
「ボルトロン」


HSBC、スタンダードチャータード銀行、中国銀行、ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、
そして穀物商社大手のカーギルなどが参画しているブロックチェーン網。
食料、穀物の取引が主軸でのスタートとなるようですが
両社ともコモディティ全般に取引を拡大させたいとしています。


詳しくはオンデマンド放送で大場さんの解説をお聞きくださいね。

住友商事グローバルリサーチ本間氏に聞くコモディティ [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.02/27 大橋ひろこ 記事URL

金よりも、プラチナよりも高いパラジウム。時代が変わったのでしょうか。そもそも希少性の高いプラチナが金よりも安くなってしまって久しいのですが、貴金属市場に何が起こっているのでしょう。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は住友商事グローバルリサーチ株式会社 経済部長 チーフエコノミスト 本間隆行氏をお迎えし、貴金属、原油市況から見える世界経済をテーマにお話を伺いました。


ドイツ車の排ガス不正からディーゼルエンジン車への不信が高まり、
ディーゼル車からガソリン車への買い替え需要がパラジウム価格を押し上げているようです。


しかしながら世界の新車販売台数の伸びは一巡したようにも見えます。
ガソリン車が爆発的に売れるサイクルがまだ続くでしょうか。
今後、ガソリン車から買い替え需要が起きる際は、
次世代自動車という選択肢も出てくると思われ、
このままパラジウム高騰が継続するとは思えないのですが、、、。


また原油価格は暴落からの反発にも一服感が出ています。
原油価格が高騰してくるとトランプ大統領からの牽制が。
OPECプラスは協調して減産を継続していますが、
今や世界一の原油生産国は米国です。

カタールがOPECから脱退し、ロシアなどが加わってOPECプラスと呼ばれる
新たな枠組みでの価格カルテルが誕生するかに見えますが、
米国トランプ大統領は、原油価格を吊り上げることへの不満を露にしています。

米国は車社会。これから始まるドライブシーズンに向けては
ガソリン価格が安価である方が支持を集められるという思惑も。

原油高を嫌う米国、という材料に加えて中国の景気後退への懸念は
原油市場にどのような影響を及ぼすでしょうか。

詳しくはオンデマンド放送で本間さんの解説をお聞きくださいね。

1300ドルに乗ってきた金価格の今後 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.02/06 大橋ひろこ 記事URL

6日、日本時間に延期されていたトランプ大統領の「一般教書演説」がありました。 2回目の米朝首脳会談の発表などありましたが、トランプ大統領はメキシコ国境の壁は建設すると明言。現在2月15日までのつなぎ予算で政府機関のシャットダウンは解除されていますが、それまでに話はつくのでしょうか。インフラ建設については、民主党ペロシ氏も拍手を送るなど、反対というわけではないことが伺えます。米国の財政拡大する一方、赤字削減に貿易問題で強硬姿勢をとるというトランプ大統領の政策ですが、長期的には不確実性の高まりを感じさせるものです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト 亀井幸一郎氏にお話を伺いました。


1月FOMCは想定された以上のハト派的内容となったと亀井氏。
声明文から「さらなる何度かの利上げ(が適切)」との表現が削除。
忍耐強くなれるPatient文言が入り、「利上げ局面における一旦停止」ではなく、
「いったん利上げ終了」という印象のものとなりました。

「バランスシートの縮小」についてはも、柔軟性をもって対応すると
利上げの停止のみならず資金回収(量的引き締め、QT)も
オートパイロットではなくすことを示唆しました。
これは満額回答以上の内容で、金市場には強力なサポート要因。

ゴールド価格は大きく上昇となりました。

このFRBの金融政策の修正、転換について亀井氏は
ポイントは「インフレ率」だと指摘。
ジョージ・カンザス連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁など
典型的なタカ派がハト派に転じた理由とも思われるのが、インフレ率です。
年後半から来年以降の景気の減速、あるいは後退期の対応策を
視野に入れているFRBはデフレへの警戒を強めているようです。
インフレ率が安定的に2%超える環境が整うまで利上げは見送られる可能性も。


また、ワールドゴールドカウンシル発表の2018年の
世界の中央銀行の金購入は651トンと過去2番目の高水準となりました。
これは前年比74%増です。


上位はこの数年の常連国 ロシアの274㌧ 、
13年連続増で2113㌧に金準備が積み上がっています。
この中銀の買いが、ドル高となった2018年の金価格を下支えしたと
みられます。ここからの価格見通しは?!
詳しくはオンデマンド放送で亀井さんの解説をお聞きくださいね。

ドル指数のサイクルからNY金を読む [大橋ひろこコラム]
2019.01/31 大橋ひろこ 記事URL

1月25日のNY市場でドル建て金先物市場が急伸、1月の上値抵抗であった1,300㌦を突破し1,320㌦台に到達しました。一方でドル指数は1月10日から反転上昇基調に入っていましたが、1月27日に95.86~96.04へとギャップダウン。1月10日の安値を試しにかかっています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は投資日報社 林知久氏に「ドル指数のサイクルからNY金を読む」をテーマにお話しを伺いました。

投資日報社出版の『フォーキャスト2019』(レイモンド・メリマン著)では、ドル指数は「16.5年サイクル」が存在していると定義されています。2008年8月から始まった16.5年サイクルは今年の8月で11年目に突入、2017年1月103.82で天井をつけ、2024年前後で出現するであろうボトムに向けて下降中です。つまり、まだまだドル安のサイクルの中にあるのです。



しかしながら2018年はFRBの利上げとバランスシート縮小政策もあってドル指数は強含み、2018年2月の安値88.25から12月の高値97.72までは10%強(9.47ポイント)の上昇となりました。


まだ高値圏での持ち合いにも見えますが、ポイントとなるテクニカルの節目はどこでしょうか。
週足サイクル、テクニカル分析から林氏に伺っています。

ドル指数が下落過程にあるなら、逆相関関係にある金価格にはプラスに働きます。
林氏は前回出演時、「NY金は昨年8月16日の安値で長期相場サイクルの底を打った」
と指摘されましたが、実際に金は新高値更新の上昇トレンドを継続しています。


NY金は15~21週周期で安値をつける事が多いとのことですが、
最近は日柄が短縮したり延長したりする歪みが頻繁に出現していると林氏。
これは長期相場サイクルがボトムをつける際に出現する傾向があり、
目先の上値抵抗を突破した現在、昨年8月安値が長期相場サイクルボトムであった事を
裏付けると解説くださいました。

次の目標は2016年以降1,365~1,375㌦前後に存在している長期上値抵抗で
これを突破すると、相場は今年から来年にかけて一気に1,500㌦を目指す可能性も。

ただし、2018年8月からの上昇に押し目らしい押し目がないことが懸念材料。
押し目を待ちたいところですが、アストロロジー面では金星の動きに注目とのこと。

詳しくはオンデマンド配信で林氏の解説をお聞きくださいね。

 全40ページ中2 ページ   前の10件 1 [2] 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 次の10件