年初から上昇しているコモディティ市場。欧州版QE政策のLTRO、そしてアメリカの2014年までの低金利政策から余剰資金が再びコモディティ市場に流入、多くの商品が物色される流れとなっています。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットリスクアドバイザリー津賀田真紀子さんに
貴金属市場の動向と今後の見通しと言うことでお話を伺いました。
1月から金、プラチナ、パラジウムと貴金属銘柄の上昇が目立っていますが、
金に比べるとプラチナが出遅れているように見えます。
一時に比べれば金とプラチナのスプレッドは縮小していますが、
まだそのネガティブスプレッドが完全に解消する状況にはなっていません。
つまり、金が割高でプラチナは割安な状態のままです。
つまり、プラチナやパラジウムは自動車販売が新興国を中心に
堅調であるという前提であれば、ファンダメンタルズ面、投機的側面の両面から
プラチナの価格は上昇し易い地合いにあると津賀田さんは指摘されます。
では供給面はどうでしょうか。
プラチナを含むPGMの最大生産国は南アフリカ。
ところが、鉱山向けの規模拡張投資が十分に行われてこなかったとかで
南アフリカのPGM生産は過去5年の最低水準を下回る状態にあります。
大手生産者であるAnglo American Platinumの2011年通年の生産量は
253万オンスと目標の260万オンスに届かなかったのだそうです。
また、南アフリカは構造的に電力不足の状態が続いており、
2008年初には突如工業向けの電力供給が停止される等の障害が発生しています。
今年も大規模停電が発生する可能性が高いとされ、この状況が続けば
突如鉱山向けの電力供給が停止する可能性がある、ということで
こうした構造的な電力不足と、価格下落による鉱山の採算性悪化が
供給を減少させている現状にあるのだそう。
番組ではパラジウムの供給についても津賀田さんに伺っています。
こうした話を聞くと今すぐにでもプラチナ投資を始めたくなりますが(笑)
津賀田さんは注意ポイントとして欧州問題、また世界各国で開催される
選挙の結果によっては政策に不連続性が発生する可能性があることから、
市場参加者のマインドが一転してネガティブになる可能性は否定できないと指摘。
需給面だけではなく金融面、政治的側面からのリスクにも備えることが大事だと
お話くださいました。
詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんのお話をお聞きくださいね。
2012年年明けから、東京直下型地震が4年以内に7割の確率で起きる・・・そして、日本国債が暴落する日が近いという話を耳にします。確かに元旦から揺れました2012年、日頃からの備えの必要性を感じますね。そして日本の財政問題から日本売りがやってくる・・・円高も最終局面でとてつもない円安が来るとか、国債が暴落するなんて話もちらほら出てきています。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はコモディティインテリジェンスの近藤雅世さんに
お話しを伺いました。
昨日(2月2日午後3時朝日新聞)のウェブ刊に、
三菱東京UFJ銀行が日本国債暴落に備えて危機管理計画を
策定している、という記事が掲載されました。
日本国債発行残高1085兆円の内、9割超が国内で買われているのですが、
うち4割は銀行が持っており、三菱東京UFJ銀行は
ゆうちょ銀行に次いで除いて最大の42兆円を持っているとのこと。
国債が暴落すれば大きな損失が出ると思われます。
近藤さんによりますと、対策といっても国債暴落の兆しがあれば
すぐに売却する体制を整えるということらしく、これでは事態は火に油を
注ぐようなもの・・・他に国債売りを誘発するものです。
この噂、商品市場には影響があるのでしょうか?
近藤さんは仮に国債価格が急落した場合考えられるのは円安進行、
通貨安は物価高を招きます。長期デフレが続く日本、
少しでも景気が回復してくると急激なインフレになる可能性も、、。
金はインフレヘッジに良いとされていますが、
日本は昨年、金の輸出国でした。
金の高騰からタンスに眠っていた金を個人が膨大に売ったのです。
しかし日本国債が暴落し円安になるとするならば、
日本国民こそ資金を銀行預金から引き出して金を買うべきだと
近藤さんは指摘されます。
まだ円高が終わらず、長いデフレ社会に慣れきってしまった今は
実感が湧きませんが、国債が暴落したら何が起こるのかを想定して
おいたほうがよさそうです。何事も備えあれば憂いなしですね。
近藤さんは、穀物価格にも注目されています。
米国産穀物の需要が仮に昨年並みとなれば、
在庫は1~2%になってしまいます。需要が減少するから大丈夫
というUSDAの報告が少しずつぼろが出てくる時期?!
正月以来アルゼンチンとブラジルの乾燥で南米の生産は
1割~2割減産となる見込み。
南米から買うという選択肢が無くなれば米国から買わざるを得なくなる
・・・ということで
2月から3月にかけて穀物価格は上昇するのではないか。。。
ということですが、詳細はオンデマンド放送で近藤さんのお話しを
聞いてみてくださいね。
震災後、LPガスに期待が高まっていること、皆さんご存知でした?!LPGとはプロパンガスのこと。家庭の軒先にあるあの大きなボンベがそれです。タクシーのイメージが強いですけれど、実は日本の2500万世帯はLPガスのお世話になっており、とても身近で重要なエネルギーなのです。(日本の全世帯数は5500万世帯、内都市ガスが2700万世帯)つまり全世帯の半数がLPガス。これは意外と知られていないような気がしますね。このLPガスが震災以降見直され、期待が高まっているのです。
皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今日は株式会社セキツウ常務取締役山内弘史さんに
期待高まるLPガスというテーマでお話しを頂戴しました。
何故LPガスが注目なのか。
それは災害に強い分散型のエネルギーだということ。
ボンベを運ぶだけでいいので、ガス管インフラ網が必要ないのです。
配管が壊れてしまうと供給が遮断されてしまう都市ガスと違って、
地震などの災害に強いことは言うまでもありませんが、
今後のインフラ投資も必要ありません。
家庭用には通常50㌔のボンベを2本置いて使われていますが、
1本を使用していてももう1本残っていれば一ヶ月はもつのだそうです。
また原油価格に対してLPGは80~90%程度の価格に落ち着いており
若干原油より低価格であることも魅力です。
今後4年で70%の確率で東海道地震が起こる可能性があるという
予測が出されていますが、地震大国日本において、
安くて新たなインフラ投資がいらないLPガスの注目が高まるのは
必然であったとも言えます。
ひとつのエネルギーに依存することが大きなリスクであることが
この度の震災での教訓となりましたが、エネルギー庁も予算を拡大し、
公共施設や避難所へのLPG供給の備えを高めていくそうです。
ただし、このLPG、サウジアラビアやUAE、カタールなどから輸入しており、
ホルムズ海峡が閉鎖されるような事態となればこれも日本に入って来ません。
イランの制裁問題からイランがホルムズ海峡を閉鎖するとかしないとか、
地政学リスクが高まっていますが、供給に問題が発生するのは原油だけでは
ないのです・・・・。
今週EUがイランからの輸入を禁止すると表明しましたが、
しかしながらそれほど原油価格が上がってはいません。
こうした緊張がたかまっているのに何故原油価格は上がらないのか?
このあたりの背景も山内さんに伺いました。
どうも振り上げた拳をどのように下ろすか、というムードに
なってきているようです。どの国が?!くわしくはオンデマンド放送で
山内さんのお話しをお聞き下さいね。
2012年商品市況、PGM,ゴムなど売られすぎ銘柄に注目 [金曜・投資α情報]
2012/1/20(金) 21:43 投稿:大橋ひろこ 記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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ここ数年、
年末、そして年始に政治的な動きが出て
穏やかな年明けが迎えられないということが多いと仰るのは
三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員芥田知至さん。
どういうことかと伺うと…
2009年はロシアからウクライナへの天然ガス供給が停止。
イスラエルがガザに侵攻。
2010年は鳩山内閣成立後の新年でしたが、イラン核開発問題での
緊張の高まり、そしてギリシャの信用不安問が。
2011年はチュニジアで反政府活動が拡大。アラブの春へ。
そして2012年はイラン問題からホルムズ海峡が封鎖されるとかされないとか、、、
原油が100ドルは挟む高値圏に。
それでもやはり毎年年初というのは、いい年にしたいと期待が高まるもの。
今年2012年はどんな年になるでしょうか。
今日は芥田知至さんに2012年の商品市況について伺いました。
商品市場、昨年1月は上昇トレンドの中で迎えましたが、
今年は下落トレンドだったのが下げ止ろうとするタイミングという感じ。
芥田さんによると、今年は実需に見合った相場上昇になると指摘します。
やはり昨年後半からは相当売り込まれた商品に注目だそうです。
工業品銘柄ではゴム、銅、プラチナやパラジウムなど。
特に欧州景気への懸念が一服する局面になれば
プラチナが買われやすいとか。
プラチナはディーゼル車の触媒として使われれるため、
欧州景気が不安なうちはなかなか上がらないのですが、
金価格よりも安くなってしまっています。
その希少性からいってもこれは異常事態。欧州景気に一服の兆し
でもあればプラチナは逸早く反応するかもしれませんね。
そしてパラジウム。こちらはガソリン自動車の触媒として、
つまり中国の自動車販売などに敏感に動くものと思われます。
中国の景気動向に引き続き注目です。
また自動車といえばタイヤ。ゴム価格にも底入れの兆し?!
昨年、長期にわたって下落が続いたのですが、反騰してきました。
詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。
2011年の商品市況は
金が1920ドル台の史上最高値をつけたり、原油価格が再度100ドル台に乗せるなど、総じて高かったかのような印象があるのですが、CRBインデックス(コモディティの代表的な指数)などを振り返ってみてみると5月に天井ウチでその後は下落トレンドに転じています。
総じて2011年の商品市況は軟調だった、ということなのですが、その背景には何があったのでしょうか。(1)中国の一段の金融引締め(2)ユーロ圏での信用不安再燃でユーロ安が進みドル建て原油の割高感が強まった(3)ビンラディン殺害による地政学リスクの低下などにより下落…それにQE2が6月で終了したというのも大きかったでしょうか。柴田さんは昨年の商品市況を踏まえて2012年の焦点を解説くださいました。
皆さん、ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は資源・食料問題研究所代表の柴田明夫さんに
2012年の商品市況のポイントについて詳しくお話しを伺いました。
柴田さんは2012年は、下げ圧力と上げ圧力が拮抗する相場となる、
と指摘されます。欧州債務危機拡大がネガティブ要因となる続ける反面、
新興国の底堅い資源需要、そしてにわかに巻き起こったイラン核開発問題が
商品価格を押し上げるポジティブ要因となるだろうということですが…。
欧州債務危機はギリシャ→イタリア→スペインと今後も継続する中で
中国を中心に新興国による堅調な石油世界需要、
イラン核開発が進み、年内に核武装化する可能性などが
指摘されていることから原油価格は思わぬ高値を示現するだろうと
柴田さん。リーマン・ショック前の高値は147ドルでしたが、
今年はその高値をトライするかもしれません。
イラン1発の原発保有に対し対立するイスラエルは500発もの
原発を保有しているという話も。
やはり目先はイランの核開発問題が今後の相場の大きな変動要因と
なるようですが、ホルムズ海峡というのは
原油の世界流通量3800万バレル/日の4割強1600〜1700万バレルが
ホルムズ海峡を通過して世界に輸出されていることから
ここが封鎖されるというニュースがあれば、その影響は世界的にも
相当な圧力となってきます。紛争勃発によりホルムズ海峡封鎖という
事態になれば有事勃発で原油価格は150ドル台を突破のシナリオも?!
「有事に強い」とされる金価格はどうでしょう?
現在進行しているユーロ安、ドル高は金相場の下げ圧力となります。
このままユーロ安が進行するか否かは今後のコモディティ市場を
占い大きな一員となりますが、実は 原油/金比価でみると、
現在は20倍から15倍程度へ下落しており、
仮に原油100ドルと設定した場合、金価格は1500ドルとなり、
まだまだ金が下げる余地があるという指摘も。
柴田さんは「原油と金の比価」から今後を解説くださいました。
詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。











