OPEC総会で原油価格はどう動く?! [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.12/04 大橋ひろこ 記事URL

株高の進行や景気減速懸念の後退が支えとなる中、原油価格は9月半ばごろから
下値を切り上げる展開となっていましたが、5日~6日のOPECプラスの定例総会では、
減産の延長が予想される中、ロシアが今回のOPEC総会での減産延長に否定的な
コメントを出したことで原油価格が急落する局面が。ここからのシナリオは?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです
今日はよそうかいグローバルインベスターズ代表 松本英毅氏をお迎えし
原油価格の現状と今後の見通しを伺いました。

本格的な暖房需要期に入る中、米国内の需給はやや引き締まり気味ではありますが
OPEC総会では、追加減産で合意できるかがカギとなります。

来年3月までとなっている減産期間の延長では、
合意に至る可能性高いと報じられていますが
追加減産(減産幅の拡大)には、ロシアが難色を示している模様。
サウジアラビアはアラムコのIPOを控えて原油高を演出したい思惑があり
今回の会合で減産枠を現行の日量120万バレルから
160万バレルへと拡大することが検討されているという報道もでてきました。

OPEC総会のポイントはオンデマンド放送で松本氏の解説を是非。

また、米中通商交渉ですが、年内にも第1段階の合意が
あるとの期待が株価を支えてきましたがこの期待は急速に後退しています。

米下院本会議は3日、中国政府が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族など
イスラム教徒を弾圧しているとして、トランプ政権に強硬な対応を求める
ウイグル人権法案を407対1の圧倒的賛成多数で可決しました。
中国外務省の華春瑩報道局長は4日、法案可決を受けて談話を発表
「強烈な憤慨と断固とした反対」を表明しています。

ということで、米中合意期待の剥落から株安となった場合、
原油価格も一緒に下がるでしょうか。
松本氏は、昨年2018年下旬の株安、原油安は米金融政策の引き締め環境下において
引き起こされましたが、現在は緩和に転換していることが大きく異なると指摘。

市場には資金が溢れかえっていることにも注意が必要。
株価の調整進めば、株式市場からの逃避資金が流入してくる可能性も高いと
投機マネーがどう動くかがポイントだと解説くださいました。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で松本さんの解説をお聞きくださいね。

米国のシェールオイル増産は続くのか⁉ [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.11/27 大橋ひろこ 記事URL

12月5~6日のOPEC総会が注目されていますが、OPECプラスが長期協調減産を実施していても原油価格の上値が重い背景に米国のシェールオイル生産の増加があげられます。OPECが減産してもそれを補って余りある米国増産が需給を均衡させてしまっているのです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギー情報ネットワーク 山内 弘史氏をお迎えし
「米国のシェールオイル増産は続くのか⁉」をテーマにお話しを伺いました。

◆米国の直近の原油生産量は1,280万㌭/日
  ちなみにサウジアラビアの10月原油生産量は970万㌭/日です。

月間では10月が1,260万㌭/日、
2019年1~10月1,209万㌭/日となっています。
2018年は1~10月1,078万㌭/日
2017年の1~10月 922万㌭/日だったことを見れば

年々生産量が増加していることが確認できます。


◆2019.11月18日発表の"drilling Productivity Report"によると
米国の主要7つのシェールガス・オイル鉱床の
11月の原油生産量は9,084千㌭/日。
12月には9,133千㌭/日になると予測されています。


*同シェール鉱床のガス生産量 11月84.9Bcf/日 12月85.2Bcf/日 
 原油生産も天然ガス生産も過去最高を更新しています。
米国本土48州の陸上油田生産量は毎月前月比20万㌭/日増を続けています。

  

◆ 11月OPEC石油市場報告でも
2019年の米国の原油生産量は
前年比120万㌭/日増の1,219万㌭/日を予測。
うちタイト原油は同112万㌭/日増の763万㌭/日。
増産が予想されています。

◆しかしながら石油掘削稼動リグ数は大きく減少しています。

11月22日現在 全米671基が稼働していますが
 昨年同期885基で214基も減少しています。

      パーミアン  405基 昨年同期 493基 △88基
      *マーセラス 36基       58基 △22基


ところが生産量は落ちていません。むしろ増えています。

パーミアンの原油生産量 11月467万㌭/日 昨年同月363万㌭/日
            12月473万㌭/日  〃   369万㌭/日

つまり生産坑井の選択と集中が進んでいるのです。
稼動リグ数の減少は中短期的には減産には繋がりません。

◆ DUCも減少しています。これはどういうことでしょうか。
 (drilled but uncompleted well;掘削したが完成させていない坑井=待機坑井)

 2019年10月19日現在 7,642井 
ピーク2019年2月19日 8,372井 △730

 以前に掘削した坑井に水圧破砕やセメンチングを施あれ
 生産井にしているとか。つまり待機坑井は待機状態から生産油井へ。
 ゆえにシェール原油生産増が続いているというのが現状です。


◆何故シェール生産が増え続けているのでしょうか。

パーミアン・シェールの新しい取り組みと成果が一つの材料。
パーミアンの新しいパイプラインの敷設が生産レベルを引き上げました。
8月に2本のパイプラインがパーミアンで開通したのです。

※40万㌭/日のEPIC・NGLパイプラインと
 67万㌭/日のCactusⅡパイプライン。

増産続きで余剰となるパーミアン原油がメキシコ湾岸着で
他の原油と競争するには安値販売しかなかったため、
一時はパーミアンのミッドランドFOBと
クッシングのWTIスポット価格との間に最大で16ドルの価格差
(パーミアン安)がありました。
パーミアン・ベイスン~USGCの新規パイプラインの稼働によって
米シェール増産が見込めるということですね。


◆現行原油価格でも増産は続くでしょうか。

2018年のWTIスポット価格は65.06㌦。
2019年は56.45㌦,2020年は54.60㌦予測。

コスト的にはあまりよろしくありませんね。
シェール革命は中小ベンチャー企業が始めたものですが
当初、ジャンク債市場で資金調達が行われてきました。
原油価格が安価に低迷すると中小ベンチャーは採算が合わず
破綻するリスクが高まりますが、近年ではオイルメジャーが
シェールベンチャーを買収しているため、破たんリスクは大きくありません。

ここからの展望は是非Spotifyのオンデマンド配信で
山内さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

電力先物取引の展望と課題 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.11/21 大橋ひろこ 記事URL

2019年9月17日、TOCOM東京商品取引所にて電力先物取引がスタートしました。

平成28年に電力小売りが全面自由化されたことで、現物の電力売買が活発化していますが、現物取引市場では電力価格が乱高下しやすいことが問題となっていました。先物市場は将来の電力価格を売買する金融取引です。自前で発電設備をもたない新電力(PPS)事業者の経営の安定化にむけたヘッジツールとして注目されます。

皆様ご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は日本エネルギー経済研究所 小笠原潤一氏を
お迎えし「電力先物取引の展望と課題」をお伺いしました。


原油や穀物などは貯蔵が可能ですが、電力は電気エネルギーの状態では
貯めておくことが出来ません。

ところが、災害の多い日本は天候リスクなどによって電力価格が大きく変動し
現物市場では4~5倍に価格が跳ね上がることも珍しくありません。
発電設備を持たない新電力事業者は、安価な電力を消費者に供給することが
難しく、高値でも現物市場から購入せざるを得ないのです。

春、秋は晴れ間が多く再生可能エネルギーが増えることから
電力価格は下がりやすく、暑い夏や寒い冬の需要期には
需要超過から高値となりやすいなど電力価格にもサイクルがありますが
天候予測は難しく、予測誤差といって、予報が外れることで
電力価格が不安定化することも。

電力先物は、将来の電力価格を売買する金融取引です。
先物取引は決められた期日の価格を、現時点で決めることができるため
発電設備を持たぬ新電力事業者らは
事前に先々の電力価格を固定して購入するなどの活用で、
安定的に電力を調達することが可能になります。

また、海外の電力取引事情についてもお伺いしました。
GAFAと呼ばれる巨大IT企業などによる電力使用が増加しており
年間の電力需要は3割も増えているのだそうです。

石油や石炭などの使用が多い企業は、ESG投資から外されるとして
これらの企業は電力を再生可能エネルギーにシフトするための投資も
積極的に行っており、実需家だけでなく投資家による取引も盛んです。
日本でも環境に優しい企業として投資家らの資金を呼び込むための
動きが活発化すれば、市場参加者も増えていくと思われます。

また、大手電力も、長期的に同コストでの電力が調達したいのが本音。
現状では、月ごとに限月が立っていますが、
年単位での取引が可能となれば安定的な経営、戦略的事業計画を組むために
先物市場でのヘッジ調達ニースが拡大していくものと考えられます。

今後の課題に至るまで、
小笠原さんに詳しく解説いただきました。
是非Spotifyのポッドキャスト配信で音声をお聞きください。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

年末に向け膠着を脱却できるか、ドル円相場の展望 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.11/20 大橋ひろこ 記事URL
今年も残すところあと1ヵ月半弱となりました。ドル/円相場は正月3日のフラッシュクラッシュと呼ばれる急激な円高進行が今年最大のボラティリティとなっており、その後の高値安値の値幅は8円強に収まっています。2017年、2018年のドル/円相場も10円程度の狭いレンジでの値動きに終わりましたが、今年はそれをさらに下回っています。このまま1年を追えてしまうのでしょうか。



皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はソニフィナンシャルホールディングス シニアアナリスト石川久美子氏をお迎えし、ドル/円相場、年末に向けてのポイントと注目通貨をテーマにお話しを伺いました。


19日、米上院が香港人権法案を可決。10月に下院を通過していますので
後はトランプ大統領の署名があれば法案は成立します。


これに中国は激しく反発。成立なら報復すると表明。
これが楽観が広がっていた株式市場を冷やしています。
リスクオフ相場の到来となれば、ドル/円相場は円高に
備えなくてはなりませんが、米株が史上最高値を更新、
日本株も年初来高値更新のリスクオン相場でも
ドル円相場は上値重く推移しており、
必ずしも株式市場に相関する値動きとなっていません。



日米金利差はどうでしょうか。
米長期金利上昇には綺麗に相関しドル円が上昇してきましたが
足下では米長期金利は低下傾向。
これはドル円相場にとってはマイナス材料ですが、
金利の低下のスピードと比較するとドル円下落は緩慢です。


ここから大きく動く可能性はあるのでしょうか?!


石川さんには香港人権法案成立までの今後の道筋と
これを受けて米中通商交渉が決裂した場合のシナリオ、
ドル/円相場の今後の展望についてお話を伺いました。

また、ポンドの今後についても。
12月12日の総選挙を控えて、世論調査の数字がポンドを動かす?!

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で石川さんの解説をお聞きくださいね。
TOCOM電力先物市場、発展拡大の課題 [大橋ひろこコラム]
2019.11/13 大橋ひろこ 記事URL

2019年9月17日、TOCOM東京商品取引所にて電力先物取引がスタートしました。乱高下する電力スポット価格のヘッジツールとして新電力事業者の経営の安定化にも寄与するものとして期待されています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエネルギーアナリストの大場紀章氏をお迎えしお話しを伺いました。

電力先物は、将来の電力価格を売買する金融取引です。


2016年の電力全面自由化に伴って「新電力(PPS)」と呼ばれる
自前の発電設備を持たない事業者も
ぞくぞくと電力の小売り事業に参入してきました。

自社で電源を保有しない事業者は、
消費者に安定的に安価な電気を提供するために
JEPX 日本卸電力取引所にて電力を買うなど、
安定的な電力供給確保が求められますが、
卸売価格は乱高下しがちで価格が安定しません。

新電力には消費者に安定的に電力を供給するめに
先物市場で、先々の電力価格を固定して購入するなどの
ヘッジニーズがあると期待されますが、
市場には売値を提供する大手電力の参加がなければ価格が成立しません。
大手電力、そして新電力が参加して初めてマーケットが成立するのです。

※JEPX 日本卸電力取引所
一日前市場と呼ばれるスポット市場、
その後の調整市場として当日市場(時間前市場)の取引などが行われています。

ということで、新電力が安定的な電力を供給できるための
ヘッジとしてだけでなく、大手電力が市場に参入してくることが重要ですが
現状において大手電力は、市場への参加の必要性が高くないという実態が。

皆さんは毎月送られてくる電気料金の内訳をチェックしていますか?
「燃料費調整額」という項目があります。
これは電力会社が発電するための燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の
価格変動に応じて毎月の電気料金を調整し、
価格変動を電気代に反映させるための制度です。
この制度によって大手電力は、原料費の変動によるリスクにさらされることがないのです。

また、仮に市場に様々なプレーヤーが参加し取引が増えてきた場合、
いかに公正透明な価格形成ができるのか、
どのようにルール、規制を作るかもポイントです。

体力の大きくない新電力に対し、大手電力は価格決定に際しても優位性が高く、
電力を提供する側の売り手価格と購入する側の買い手の価格の
ギャップを埋めるには市場の流動性の拡大も急務となります。

そもそも先物市場の健全化のためには、
スポット市場(卸市場)の価格の安定も重要です。
そうすることで、スポット市場と先物市場の裁定も効いくるのです。

3年の試験上場を経て、正式上場を目指すTOCOMの電力先物取引。
その意義、そして市場発展のための課題とは?!


大場さんに詳しく解説いただきました。
是非Spotifyのポッドキャスト配信で音声をお聞きください。
https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

WPIC Platinum Perspectives~プラチナの今後を占う [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.11/07 大橋ひろこ 記事URL

自動車の売り上げが減少する現在、これをPGMの弱材料に取る向きが多いが果たして本当にそうでしょうか。確かにこれまでの2019年の自動車売り上げは2018年から4.2%減。触媒需要の減少も連想させる数字ですが、、、。



皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はJBMA日本貴金属マーケット理事長 池水雄一氏をお迎えし
底値がたくなってきたプラチナ市場の今後についてお話しを伺いました。

池水氏は、歴史的にみると厳しくなる排ガス規制の方が
自動車の売り上げの伸びよりもPGMの需要に
大きな影響を持っていると指摘。

厳しくなる排ガス規制と代替の動きが
自動車売り上げ減少をカバーするとお話しくださいました。

1990年から2018年の期間、自動車の販売数は1.7倍(5400万台から9400万台)に
増加しましたが、PGMの触媒需要は5.8倍(2200万オンス から1億2600万オンス)
へと大きく伸びています。

欧州でのディーゼル車の落ち込み40%に対し
プラチナの触媒需要の落ち込みは20%程度なのだとか。

環境への配慮から、自動車1台に使用する触媒量は
増加する傾向にあるのです。

環境規制が年々厳しくなる中、中国では「国6」と呼ばれる規制が
4年も前倒しで実施されており、
生産ラインはこれに追い付いていません。

中国の自動車販売台数の落ち込みが弱気材料として
取り上げられますが、実は新基準に対応する生産ラインが
整っていないことによるものとの指摘も。

また、パラジウムが歴史的高値を更新するなか
安価なプラチナへの触媒の代替についてですが
ガソリン自動車に使用されるパラジウムからプラチナへの
代替は設備投資にかかる時間とコストが大きすぎるために
困難な状況のようですが、現在ディーゼルエンジンでも
使われているパラジウムがプラチナに置き換わっていく可能性は大きいと池水氏。


価格のギャップを埋める動きに加え、
中国の新基準導入、そしてEV車からFCV社への軸足シフトなどは
プラチナ市況の今後を大きく変えていくかもしれません。


プラチナは新鉱山への投資も止まっているため
需要が伸びてくると供給が増えないことから需給がタイト化する
可能性も否定できず、これに気付き始めた機関投資家らは
ETF市場を通じてプラチナへも資金を流入させているようです。


詳しくはSpotifyのオンデマンド放送で池水氏の解説を
お聞きくださいね。

東京モーターショー、次世代自動車とタイヤ、ゴム [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2019.11/06 大橋ひろこ 記事URL

10//24-11/04に開催された第46回東京モーターショー。最先端の技術を駆使したコンセプトカーや新型車の展示、綺麗なコンパニオンで、自動車ファンを集める時代は終わり、「CASE(ケース)」、「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」時代の自動車の未来を示すショーへの転換が印象的だったようです。次世代自動車への関心が高まっていますが、自動車のスタイル、在り方というより、移動手段としていかに生活に溶け込んでいくのかが問われています。



皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットエッジ(株)代表取締役 小菅 努氏に
タイヤの素材でもある天然ゴムを軸にお話を伺いました。

未来の自動車産業の大きなテーマである
「CASE」~「Connected」「Autonomous」「Shared&Service」「Electric」
「MaaS」~電車やバス、飛行機など複数の交通手段を乗り継いで移動する際、スマートフォン等から検索~予約~支払を一度に行えるように改めて、ユーザーの利便性を大幅に高めたり、また移動の効率化により都市部での交通渋滞や環境問題、地方での交通弱者対策などの問題の解決に役立てるというコンセプトは、自動車の「所有」から「共有」、「娯楽の手段」から「生活の足」における自動車の未来像を示すものです。


自動車共有時代、無人運転時代にはタイヤ需要は減少するでしょうか。
個人所有から共有化の流れで、新車販売台数の減少がタイヤ需要を減少させる
という見方もありますが、これまで自動車を使わなかった層が生活密着型で
自動車を使う未来像も描けます。これまで自宅の車庫で眠っていた自動車のタイヤの
摩耗が少なかった分、シェアリング社会での自動車の走行距離が延びるとするならば
タイヤの摩耗、交換の需要はむしろ増加するという見方も。 


また、無人運転車ではパンクしたタイヤの交換は誰が行うのでしょう。
パンクが許されない、とまではいかなくても、少なくとも
パンクしたタイヤを交換できる場所まで安全に走行できることが求められます。
タイヤ品質管理、交換等が難しくなる時代に突入すると考えられます。


ブリジストンの新ポリマーを使った「SYSYM(サシム)」は
ゴムと樹脂を分子レベルで結合した新素材。
天然ゴムの5倍の耐亀裂性、2.5倍の耐摩耗性、1.5倍の引っ張り強度があるとか。


横浜ゴムの「Z・P・S」は空気圧ゼロでも一定時間の走行可能
同じく横浜ゴムの「Self Seal Concept Tire」は
内部の粘着性の高いシーリング材が穴を塞ぐという新技術が?!
新たな技術開発と研究が進められています。


また次世代自動車の覇者はEVなのかFCVなのか、、、、
EV自動車の普及を妨げる要因の一つがバッテリー、電池の問題です。
タイヤの技術が進化することでEV自動車の普及が広がるかもしれません。


「ワイヤレス給電タイヤ」の研究開発が進められているというお話。
重く高額のバッテリーを積んで走るのではなく、
道路や駐車場からワイヤレスで自動給電はできないか。
ただし、現在のタイヤ素材は電気を通しませんので充電は不可能ですが
タイヤ経由で充電出来る素材の開発という新発想。  


石炭を使った蒸気機関車が現在では架線からの給電による電車と
なったように、自動車も走行、駐車中に充電できる未来が?!
現在で未開発技術ですが、発想が面白いですね。
タイヤが走行と給電の役割り担う時代が来るかもしれません。
~小菅氏の東京モーターショーレポートでした♬

さて、天然ゴム相場。
TOCOM天然ゴム先物相場(RSS)、8月以降は3カ月にわたって
155~175円をコアとしたボックス相場を続けてきましたが、
期先限月は足下で上昇基調を強めています。


ただし産地相場は安値低迷状態が継続しており、TOCOMゴム先物も
期近限月は安値に低迷したままですので、先物価格上昇は株式市場の堅調に
連れた投機性のつよいものだと小菅氏。

ただし、ゴム独自の材料として菌類の病害である「ペスタロチオプシス」の
感染拡大が懸念事項となっており、今後のニュースに注意。
インドネシアからマレーシア、最近ではタイ南部へと感染地域の
拡大が報告されています。感染地域ではイールドがほぼ半減することが分かっています。


季節要因的には、これから増産期入り。決して強気できる相場ではありません。
ただし、小菅氏のよるとゴム相場は12月~翌年2月にかけて反発するアノマリーがあり、
過去10年、20年、30年のいずれも12月~2月は50%以上の上昇確率が。
ということで、11月まではダウンサイドリスクを想定しながらも
安値を拾う好機が?! 

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で小菅さんの解説をお聞きくださいね。

中東情勢の緊迫化とOPEC総会 [大橋ひろこコラム]
2019.10/30 大橋ひろこ 記事URL

9月14日サウジの重要原油生産設備へのドローン、ミサイル攻撃で、一時的にサウジの原油生産が日量570万バレル停止したことで急騰した原油価格。ところが、高値は続かず原油価格はレンジ内で膠着気味です。


イエメンのフーシー派が犯行声明を出していますが、実際のところ誰が攻撃したかは不明。国連調査団も調査中だがまだ結論は見えていません。地政学リスクは原油価格の押し上げ要因となりますが、サウジの生産回復が早かったことで、足元では需給が相場のテーマとなっているようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はオイルエコノミスト 藤沢治氏にお話を伺いました。

10月11日には、サウジのジェッダ沖合の紅海でイラン所有のタンカーが
攻撃されて爆発するというニュースがありましたが、
これに原油市場は反応せず。
WTIは$52-57のボックス圏推移しています。

全面戦争はどの国も望んでいないと思われることで地政学リスクが
マーケットに及ぼす影響は限定的とみられることや
世界景気後退への懸念から、世界の石油需要の伸びの鈍化が
原油価格の上値を抑えてしまっているのです。

足下ではOPECプラスが12月5-6日のOPEC総会で
現在の減産枠をさらに強化するとの期待が下値を支えていますが、
加盟国が足並みを揃えられるかは疑問。
藤沢さんは、価格を押し上げるためには
更に日量50万-70バレルの減産が必要だと解説くださいました。

しかし、OPECプラスが減産を継続しても米国の原油生産は増加の一途を辿っています。
8月中旬に新しいパイプラインがパーミアンからテキサスへのパイプラインが操業開始。
年末までにあと2本のパイプライン敷設が完工し操業を開始する予定です。
これによってボトルネックが解消、
生産した原油はどんどん輸出に回すことが可能となっているということです。


OPECプラスの減産、米国のイラン、ベネズエラ制裁の生産減があっても、
米国の原油生産は増加することが、原油の上値を抑えている側面も。

EIAの週間統計では、米国のお原油生産量は日量1,260万バレルで過去最高水準。
石油掘削リグの減少があっても、リグあたりの生産量が増加しているため
原油生産は増加基調にあり、現在では掘削リグ数は生産量との相関性はありません。


ではここからの原油価格展望は?!


詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

株式、ゴールドともに高値圏で推移のワケ [大橋ひろこコラム]
2019.10/24 大橋ひろこ 記事URL

米中貿易協議での部分合意、FOMCでの利下げ見通しなどを背景に、株式市場はリスク・オンを呈し始めていますが、ゴールドは高止まり中。5月末に1トロイオンスあたり1300ドル、6月下旬に1400ドル、8月上旬に1500ドルと次々と節目の相場水準を突破、9月4日には、1557ドルと6年ぶりの高値をつけましたが、足下では膠着感を強めています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任 芥田知至氏をお迎えし
お話しを伺いました。

今月29~30日開催のFOMCでは、
90%以上の確率で利下げを織り込む動きとなっています。

仮に今回の会合での利下げが見送られても、次回以降の会合での
利下げの可能性を示唆する声明等になると考えられ、
これが足下のマーケットをサポートしています。

ECBも9月の理事会で金融緩和を決定しており、
世界的緩和マネーに支えられ株式市場が堅調とはいえ、
これは金相場にとってもポジティブであり下値は固そうです。

9月14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃を受け、
原油生産が日量570万バレル落ち込んだものの、
その後の施設の修復は予想以上に迅速だと受け止められ、
急騰した原油価格も行って来いで沈静化したものの
10月11日にはイランの石油タンカーが攻撃を受けたとの報で上昇するなど
地政学リスクが下値を支えています。


イランにしてもサウジや米国にしても、政権中枢では
本格的な軍事衝突は避けたいとの意向が有力なようですので
高値追いの展開にはなっていないとも言えます。

米国のシェールオイルは、油田開発の先行指標となる石油掘削リグの稼働数が
減少に転じているものの高止まり。原油生産量は増加基調を続けています。
原油需給の引き締まりが見込みにくい中で、
OPECプラスは2020年3月までの協調減産で合意していますが
今後、減産のさらなる延長を模索する可能性がでてきました。

12月5~6日の、OPEC総会に注目です。

ここからのポイントはSpotifyで芥田さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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11月3日(日)午後2時30分から
東京・日本橋「TOCOMスクエア」で
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おなじみ小次郎講師こと手塚宏二さんと、
今後の相場展望と投資戦略を考えていきます。

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ここからの政治イベントリスクと金・原油の展望 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019.10/23 大橋ひろこ 記事URL

米国株も、ドル円相場も、原油相場も膠着感を強めています。数年来のレンジをブレイクし値位置を切り上げたゴールドも、足元ではボラティリティが低下。トレンドを失ってしまいました。年末に向けてトレンドは出るでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケット・アナリスト菊川弘之氏をお迎えし年末に向けた重要イベントとゴールド、原油相場を解説いただきました。


目下の注目は10月24日のペンス副大統領の演説です。
2018年、ハドソン研究所で行われたペンス副大統領の演説は
中国との新冷戦の始まりを告げる衝撃的なものだったことから
株式市場はじめリスク資産が大きく崩れる一因となったことが
記憶に新しいため、市場関係者は注目しています。


菊川さんに、ここから重要なイベントを伺いました。

27日 アルゼンチン大統領本選挙
30日 米FOMC
31日 日銀金融政策決定会合
   英国、EU離脱期限
   ECBドラギ総裁任期終了・ユンケル欧州委員長退任
   EU緊急首脳会談

11月

4日 東アジアサミット
5日 イラン第4弾核合意義務履行停止?!(ウラン濃縮度20%)
13~14日 APEC(閣僚会議)
16~17日 APEC(首脳会議)


ゴールドは三角持ち合いを形成。
先物市場の買い越しが大きく、ETF市場の推移など
内部要因的には上値が重い展開が続きそうです。

タートルズのテクニカル分析のひとつである50日間の高値安値は
高値は9月1566ドル、安値は10月1465ドル、抜けた方につけ。

原油市場のここからの注目は12月のOPEC総会。
追加減産期待が高まりつつあります。

しかしながら例年10~11月はガソリンの需要期から暖房油の需要期の
端境期にあたり、製油所の定期修理のシーズンでもあるため
在庫が積み上がる傾向が強いため、原油は月間当落率ではマイナスです。
12月は原油も金も月間騰落率が非常に高いことから
11月の安値はチャンスとなりそう。

ここからのポイントはSpotifyで菊川さんの解説をお聞きくださいね。

https://open.spotify.com/show/230k9NexbGZ5g1h4uBShSk

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11月3日(日)午後2時30分から
東京・日本橋「TOCOMスクエア」で
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今後の相場展望と投資戦略を考えていきます。

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