[投資α情報(大橋ひろこ)]
2016/02/26(金) 23:53 大橋ひろこ

年初からの金融混乱の一因として懸念されてきた原油価格下落も、足元では落ち着きを取り戻したかに見えます。WTI原油価格は26ドル台まで安値示現となりましたが、現在は30ドル台で一進一退。下落は止まったかに見えても、上昇基調に転換したかというと甚だ疑問...。原油市場を取り巻く環境と2016年の展望はいかに?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回はオイルエコノミスト藤沢治さんにお話を伺いました。

原油価格下落の大きな背景は、米国のシェール革命により供給が増えたこと。
一方で消費の伸びは思わしくなく、米国在庫も積みあがる一方です。

中東産油国は米シェール生産原油にシェアを奪われたくないがために
減産できずにいます。原油安による財政悪化から原油価格上昇を求める
ベネズエラ、カタールなどの減産要求に対して、
経済制裁が解かれたばかりのイランは増産したい意向。

また3月から6月迄は石油需要の春の端境期に入るので需給は一層緩和します。
在庫増が進みやすいということですが、仮に1月水準にロシアとOPECが
生産量を凍結したとしても、1月水準そのものが高いことから価格のサポート
要因にはなり得ないとみられています。

IEAの統計ではOPEC生産量は、日量3千300百万バレルに近く、
昨年1月より日量170万バレル増。IEAは2016年1Qは需要増を日量90万バレル
としているので短期的には、市場は相変わらず日量150-200万バレルの供給過剰。

ただし、米国のシェールオイル生産量は減少しています。
米国の原油生産量は、年末迄に日量70-80万バレル減少すると予想されています。
石油の掘削稼働リグ数は、最近では430基で、昨年同期の1,019基より激減中。


今後のポイントは何でしょうか。

藤沢さんには需給要因、金融要因、地政学要因などの側面から
今後を展望いただいています。

藤沢さんは地政学的な影響が軽微であること、米国の原油生産が減少、
中国経済がソフトランディングし、米国経済も不況にならず、
1-2%程度の成長をするという前提でも
6月末までの上半期は、原油価格は殆ど上がらず現状から僅かな上昇に
とどまる可能性を指摘。7月から12月にかけて徐々に上がもが上値は抑制
されそうです...。市場での需給がバランスするのは2017年に入ってから?!

詳しくはオンデマンド放送で藤沢さんの解説をお聞きくださいね。

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