農産物のファンダメンタル分析~価格変動要因となる重要指標 [大橋ひろこコラム]
2016/01/05(火) 23:09 大橋ひろこ

明けましておめでとうございます。
金融市場は波乱の幕開けとなりました2016年ですが、コモディティ市況は低迷が続くというより、反騰の年になるとの見方が多いようです。本年もマーケット・トレンドをどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
マーケット・トレンド毎週火曜のファンダメンタル分析シリーズ。1月中の火曜は4回に渡って「農産物のファンダメンタル分析」をお送りします。レクチャーいただきますのは、サンワード貿易コンシュルジュデスク 植村和久さんです。

今回は、農産物、TOCOM東京商品取引所に上場している
大豆やトウモロコシ相場において、価格変動要因となる重要な
指標を教えていただきました。重要度の高い順から解説いただいています。

1WASDE 世界農産物需給予測 USDA米農務省発表の需給報告

発表日: 毎月10日(休日の関係でずれることも)
2016年はカレンダーの関係で12日に発表されます。
特に重要な月は以下の通り。

1月 前年収穫された最終確定生産高を発表
5月 新穀の需給予測を発表
7月 確定作付面積に基づく生産予測を発表


2・作付意向面積

発表日: 年1回、毎年3月末

3月初めに全米各地の8万3500戸以上の生産者に対して行う
その年の3月1日時点の生産者の作付け意向面積調査をまとめたもの


3・最終確定作付意向面積

発表日: 年1回、毎年6月末

6月前半2週間に、全米約9900箇所、7万戸以上の生産者に対して行った調査をまとめたもの


4・全米穀物在庫(四半期在庫)

発表日: 年4回、1月中旬、3月末、6月末、9月末

3月、6月、9月、12月の各月1日現在の穀物在庫に関して行った
調査結果をまとめたもの



5・生育状況

発表日: 4月から11月までの毎週月曜日

それぞれの穀物ごとの作付け進捗率、開花率、収穫率などの
データの他、5段階評価の作況や、土中水分等が発表される

6・輸出動向

発表日: 項目により下記の通り

日次輸出成約高 大口成約があった都度
週間輸出成約高 毎週木曜日
輸出検証高 毎週月曜日

それから、TOCOMの先鋭農産物アナリストの会の情報も要チェック!

7・農産物アナリストの会

2014年、TOCOM(東京商品取引所)が農産物を対象に
6ヶ月間行ったセミナーの修了者11名を「農産物アナリスト」と認定

「農産物アナリストの会」として、米農務省が発表する穀物在庫や
生産高などについて、会員アナリストの予想を定期的に発表しています。

日本商品先物取引振興協会をご確認ください。 http://www.jcfia.gr.jp/

2015年まで3年連続の豊作となった米国産大豆、トウモロコシですが
2016年はエルニーニョの影響が波乱要因となるとの見方も。
上記の穀物指標が価格変動要因として重要です。

詳しくはオンデマンド放送で植村さんのお話をお聞きくださいね。

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