金と原油の新相関?!弱材料出尽くし本格反転のタイミングを計る金 [大橋ひろこコラム]
2016/02/19(金) 23:22 大橋ひろこ

金価格に底入れ感が強まっています。
ニューヨーク金は、昨年12月3日に1オンス=1,046ドルの安値を付けた後、年明け早々1,100ドルを回復。2月11日には1,245ドルまで戻している。一頃の下値不安が薄れつつあるようです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか。大橋ひろこです。
今回は資源・食糧問題研究所 柴田明夫さんにお話しを伺いました。

とはいえ、2013年の平均価格1,700ドル超から3年にわたる
急落傾向のモメンタムが払しょくされたわけではありません。
強弱材料が錯綜する中、金は弱材料を徐々に相場に織り込む一方、
新たな強材料に反応しようとの動きがマーケットの中で醸成
されつつある、といったところでしょうか。

一般的に原油価格の上昇は、主にインフレヘッジおよび
リスクヘッジの2つ側面から金価格の押し上げ要因と
されています。逆に原油価格が下がれば金も売られてきました。

金が1,000ドルの節目を突破し急騰した2009~13年にかけて、金価格を原油価格で割った金/原油比価は、20~25倍で推移。
しかし、原油が急落した2014年後半以降は、金も続落となったものの下げ幅が限られたため、同比価は30倍超。
これまでの金と原油の連動関係が薄れてきています。



むしろ足元では、原油が30ドルを割れると金が買われ、
上昇すると金が売られるという逆相関となっており、
デフレヘッジ、リスクヘッジとしての金へと変化しています。

このような新たな相関となった原油と金価格を今後どのように
見ていけばいいのでしょうか。

柴田さんに2016年の金価格をどう占うか詳しく伺いました。
チャート的には、金の弱材料はほぼ相場に織り込まれたと柴田さん。

ポイントは

① 中東情勢を巡る地政学リスクの高まり。特に、イスラム教スンニ派サウジアラビアとシーア派イランとの国交断絶、
② 世界景気の減速を受け、米FRBの追加利上げペースが先送りされる公算が高まった(当初の年4回から1~2回へ)
③ 中国、ロシアの金外貨準備が増加。
ワールド・ゴールド・カウンシルによると、2014年~15年9月にかけて、
中国654トン増(1,054→1,708トン)、ロシア144トン増(1,208→1,352トン)

また、金との相関を見るうえでも、原油価格の動向も重要です。
原油価格の上昇の可能性についても解説いただきました。

詳しくはオンデマンド放送で柴田さんの解説をお聞きくださいね。


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