トレーディング目線で見るプラチナ需給 [大橋ひろこコラム]
2015/10/20(火) 23:03 大橋ひろこ

マーケット・トレンド火曜日は商品先物取引の「ファンダメンタル分析」シリーズ。10月は貴金属商品のファンダメンタル分析のポイント。ご出演は岡藤商事株式会社主席ストラテジスト郷右近 要さんです。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

このシリーズは是非資料をダウンロードして資料を見ながらお聞きください。ご覧の画面の右側に「ファンダメンタル分析シリーズ」というオレンジ色のバナーがあります。こちらをクリックしていただけますと、資料をDLすることができます。

今回はトレーディング目線で見る白金需給をテーマに
VWワーゲンショックで話題となったプラチナの基礎知識。

同じ貴金属でも金とはまるで異なるプラチナ。

大きく違うのが供給元。
金は比較的世界中で採掘されているのですが、
プラチナは南アフリカとロシアに偏在しています。

よって、生産国南アフリカ事情に供給量が左右される
ということが起こり、そのたびにプラチナ価格が
急騰するというサイクルが。

例えば鉱山会社の新興労組と既存労組の対立やストライキ。
電力不足による生産停止などが頻繁に起こるため、
供給への懸念から価格が急伸することがよくあります。

また、需要も圧倒的に自動車触媒に偏っており、
しかもその自動車もディーゼルエンジン車に使われると
あって、ディーゼル車が主流となっている欧州の需要が
圧倒的となっています。ここにVWショックが起こったために
プラチナ需要減退の思惑でプラチナ価格が急落するということが
この9月に起こりました。

自動車需要の次に多いのが宝飾用需要ですが
この分野で圧倒的な存在感を示すのが中国。
次いで日本となっています。

また、昨年2014年の場合、南アフリカの鉱山ストライキが
長期化したことで、プラチナ価格が高騰すると思われたの
ですが、プラチナは逆に急落に見舞われました。

ここで出てきたのが、地上在庫です。

これまでの生産されたプラチナは価格が上がれば
スクラップ(リサイクル)されるプラチナが市場に出てきます。
また、比較的価格変動が大きいプラチナは自動車産業によって
備蓄される部分も大きく、この在庫が価格高騰を引き起こさずに
済むバッファーとなっていたと思われます。
プラチナは地上在庫が潤沢である、ということも
昨今のプラチナ価格軟調の一因でしょう。

このほかにも、投資用需要はどうなっているのか。
今年2015年のプラチナ需給状況は?

郷右近さんに伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で郷右近さんの解説をお聞きくださいね。

コメント