7年後の世界と6~7月の商品相場ストラテジー [大橋ひろこコラム]
2015/05/27(水) 19:52 大橋ひろこ

今週で5月が終わりますが、SellinMayへの警戒もなんのその、5月の日本市場は日経平均は2万円の大台に乗せて今日までで9連騰、ドル円相場も長い膠着相場から円安ドル高へと動きだし123円台へと上昇しています。大変強い相場展開となっていますが、全面ドル高の様相でもあり、国際商品価格は下落を強いられています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。

菊川さんは、ドル円が123円台乗せは7年ぶりの水準であることに触れ、
7年前から米株は上昇を続けていること、アベノミクス相場も3年目にはいる
ことなどを指摘。7年後の世界を展望し投資して行くことも肝要ではないか、
というのですが、7年後、、、オリンピックも終わっていますね。
2018年には安倍首相、黒田日銀総裁の任期も終える、ということを
考えると、あまり明るいイメージはないのですが、
それであれば、一体この先、何にどのように投資して行けばいいのでしょう。
長期的視野にたったストラテジーも必要だと菊川さんはお話くださいました。
詳しくはオンデマンド放送を聞いてみてくださいね。

また、足元6月~7月の商品相場についてもお話伺っています。

消費者物価指数はじめ、このところの経済指標の好転が
アメリカの年内の利上げ思惑を強め、全面ドル高の様相となって
いることから、金価格は頭を叩かれて再び1200ドル割れです。
過去の米国の利上げ局面で金価格が下落の一途をたどったかというと、、、
そうでもないんです。利上げ開始以降はむしろインフレ期待から
金が買われる展開となっているケースが多く、
金が利上げの思惑で売り込まれるという相場パターンも最終局面と
思われます。

原油は昨年からの急落の半値ほどの戻りを見せた後、揉みあい二入っていますが、
6月は5日のOPEC総会や6月末までが期限のイランの核開発協議の合意が
原油市況のボラティリティを高めると思われますが、
菊川さんは7月は原油相場の陽線確率が70%を超えることに触れ、
6月の急落は買い場になると解説くださいました。
(WTI陽線確率1983~2014までのデーターから算出、7月が突出して高い)

また、天候相場に入ってきた穀物相場ですが、
今年も豊作予想につき、下落が続いています。
すでに豊作だった昨年のハーベストプレッシャー(収穫期の農家の売り)時の
安値を試すところまで下げてきていますが、
菊川さんは「豊作の年の底入れは早い」として
ここからは買い場探しと分析。


昨年はエルニーニョ発生リスクで春先に囃され高値を付けた相場ですが、
エルニーニョ発生が確認できず結局大豊作となり相場が崩れました。
そのエルニーニョが現在発生している、ということを考えると
今年の穀倉地帯がHOT&DRYと呼ばれる熱波、乾燥にさらされるリスクも
ゼロではないことから、もし、何か天候リスクが生じた場合は
現在売り越しに傾いているファンド勢のショートが一斉に
巻き返される可能性もあるとして、まさに天候相場に注目です。
2012年も春先、豊作予想を織り込んで下落していた穀物市場、
6月からの天候リスクで急騰した経緯が。
安値に叩き込まれている穀物が一番面白いかもしれません。

それから、菊川さんは株式市場の動向として
こんなグラフを見せてくださいました。

東証1部の時価総額と名目GDPの推移ですが、
過去、時価総額が名目GDPを超えると頭打ちになる、
というパターンが確認できます。
かといって今すぐ株式市場に警戒という話ではありませんが、
参考までに。

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