政治イベント続く6月相場、原油、金は反騰の可能性 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018/05/31(木) 20:00 大橋ひろこ

5月31日、月末。イタリア・スペインの政情不安から急落したユーロは買い戻され、原油相場にも買い戻しが入っていますが、月末はリバランスなど特殊要因もあり、まだ事態が鎮静化したと楽観はできません。6月はさらに政治イベントも多くボラティリティの高いマーケットとなりそうです。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はマーケットアナリスト菊川弘之さんにお話を伺いました。


サウジアラビアとロシアが増産に言及したことがきっかけと指摘されている原油の急落ですが、
今日はユーロも戻りとともに原油も大きく戻りを入れています。


6月22日はOPEC総会。現行2018年末までの減産継続が決まっていますが、
2019年以降も継続となるのか、それとも増産の可能性もあるのか。
OPECの決定が注目されますが、菊川さんは先物市場の当先の鞘が大きく逆鞘であること、
また北海ブレント原油とWTI原油の価格差から、WTIだけが売り込まれるとも考えにくく、
積みあがった投機筋のロングのふるい落としが一巡すれば、再び買い直される公算が大きいと指摘。


北海ブレントオイル高は中東リスクを映したもの。
現在ラマダンで中東の動きは鈍っていますが、
ラマダン明けからリスク再燃にも留意したいとのこと。

原油安は米金利にも影響が。3.1%台にまで上昇した米長期金利ですが、
原油下落で2.7%台にまで低下しています。米金利動向は為替市場にも重要な指標となります。
6月FOMCは金利引き上げがほぼ確定的とされていますが、
年内、あと何回の利上げを見込むのかが焦点。


FOMCは13日です。その前には、7日日米首脳会談、そして12日は米朝首脳会談。
イベントが続きますね。

リスクイベントが多いわりに足下冴えない値動きを強いられているのがゴールド。
2015年の最初の利上げの時から、FOMCの利上げ前はゴールドが売られるパターンが
繰り返されており、今回もその流れを踏襲している可能性も。


FOMCがタカ派の結果となったり、米朝首脳会談で平和裏な解決の見通しが強まれば
一時的に売り込まれるリスクはあるものの、安値は拾いたいと菊川さん。

実は、末尾9の年はゴールドが圧倒的に強く、またドル円相場も強いアノマリーが。
来年は2019年、来年は、円建てのゴールドが最もパフォーマンスがいい、という可能性が?!
(資料は菊川氏に提供いただきました)

詳しくはオンデマンド放送で菊川さんの解説をお聞きくださいね。

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