底堅く推移するNY金、4月に上値追いか [大橋ひろこコラム]
2018/03/22(木) 19:53 大橋ひろこ

パウエル新FRB議長の初会合とあって注目度も高かった3月21日米FOMC。市場の予想通りに0.25%の利上げを発表。米政策金利は1.5~1.75%に引き上げられました。これを受けて米長期債利回りが急伸し、一時2.93%台へと上昇しましたが金利上昇は一時的に終わり、発表直後にドル高に反応した為替市場でも一夜明けてみればドル安が進行する流れとなっています。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏にお話しを伺いました。

FOMC前に既に弱含みに推移していたゴールドですが1300ドル大台はキープ。
2月27、28日のパウエルFRB新議長の議会証言を受けて弱含んでいたのですが
1300ドル大台を割れずに高値圏を保っていた背景には
ゲーリー・コーン氏辞任やティラーソン氏解任などトランプ政権の政権運営への
先行き不安や、トランプ政権の保護貿易主義が世界経済へ与える悪影響などを
嫌気し、リスク資産が一部ゴールドにも流れ込んでいるものとみられます。


今回のFOMCは、「年内の利上げ予想を3回に抑えられた」という
ヘッドラインほどにはハト派的ではなかったと亀井氏。
経済見通しは上方修正、年内利上げは3回となるも
4回に近い3回(メンバー15人中7人は、4回かそれ以上を希望)に。
加えて、来年2019年はこれまでの2~3回から3回に、
2020年1回から2回へと見通しがタカ派的となってきています。

ただし、金利上昇リスクに敏感になっている市場への配慮を感じる内容でもあり
年4回の利上げが確定的とはならなかったことが、ドル安の背景とみられます。
このドル安が、ゴールドを反転上昇させました。

また、北朝鮮情勢の雪解け観測が広がっていますが、この報道を受けても
ゴールドが売り込まれるということはなく、11月の米中間選挙に向けては
先般実施されたペンシルバニア州下院補選が大接戦で勝敗判明は月末まで
判明しない事態に。すでに民主勝利宣言しており、
下院の過半数割れは大統領訴追に道を開くことからゴールドにはリスクを嫌った
資金が流入しているものと思われます。


5月には米イスラエル大使館がテルアビブからエルサレムへ移転される見込みで
中東リスクの高まりが予想されるほか、中国をターゲットとした輸入関税、
また米朝首脳会談も実現するまでは安心できないといった見方も多く
ゴールドが大きく売り込まれることは考えにくい環境でもあります。

ここからのポイントを亀井氏に伺いました。
詳しくはオンデマンド放送で亀井氏のお話をお聞きくださいね。

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