4月の急落から2か月、金価格の今後 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/06/19(水) 19:08 大橋ひろこ

FOMCを前にしてマーケットはすっかり膠着してしまいました。

アメリカの出口論議の行方に注目が集まる中、日米の株価は少し「緩和が長引く」事の思惑の方が強いのでしょうか、下げ渋った状態でのイベント待ちです。金は5月21日以降、1,350~1,420ドルのレンジ相場を形成していますが、月の米雇用統計で非農業部門の就業者数が前月比17万5,000人増と事前予想を上回ったことが発表された今月7日に大幅安となって以来、1,400ドル割れの状態が続き、18日の下げで下放れの兆しとなっています。金に強気の声は聞こえてきませんね。

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

今日はオーバルネクストアナリスト森成俊さんにお話を伺いました。

 

テクニカル的に観れば、相場は放れたほうにつきますので、1,350ドル割れとなると、1,320ドル、4月中旬の大暴落の底値に迫る水準まで下げてしまいそうです。1,350ドルに接近する下げとなると、実需家の買いが喚起されることが期待されるのですが、、、。25日移動平均線は1,378ドル水準に通り、緩やかに切り下がる展開となっています。

 

昨年10月以降、金市場からは短期資金の流出に加え、中長期的な投資資金も流出しているのが確認できます。ETFの金現物保有高は3月29日現在の1,565.66トンから今月 18日現在1,346.07トンまで急減。世界最大の金ETFであるSPDRゴールドの現物保有高は6月18日時点で1,001.66トンとなり、今年に入ってから約350トン減少し、2009年2月16日以来の低水準となっています。

 

 

14日に発表された6月11日現在の建玉明細によると、NY金市場の大口投機家の買い越しは59,005枚まで減少しており減少傾向に歯止めがかからない状況です。約3カ月前の3月19日現在の135,610枚から8万枚以上の減少となりました。

 

また、価格が下がってくれば買い出動してくる実需筋ですが、インドは経常赤字が拡大したことを受け、金の輸入関税を引き上げており、インドからの買いが鈍るのではないかと指摘されています。中国も景気減速の疑いが日に日に大きくなってきており、積極的な金買いが続くかどうかに自信がなくなりつつあります・・・。

 

森さんは、独立記念日7月4日を超えたあたりからマーケットのセンチメントが大きく変わることが多いとして、暴落後からおよそ3か月の金市場に再度資金流入の可能性もあると解説くださいました。まずFOMCを受けた米国株式市場、為替市場の動向を見てレンジを下方ブレイクするような急落があれば、リバウンドの買いも大きくなりそうです。

詳しくはオンデマンド放送で森さんの解説をお聞きくださいね。

 

それから、昨晩、18日夜はマーケットトレンド出演でおなじみの金業界の重鎮、亀井幸一郎さんと池水雄一さんの合同新刊出版記念パーティが開催されました。

偶然にも同じ時期でのゴールド本の出版を祝って、日本橋WIRED NEWS CAFÉをGOLD一色に染めてのパーティではMCを務めさせていただきました。GOLDのシャンパングラスにGOLDの金箔入りのカクテルに金箔のケーキにとGOLD尽くしでGOLD関係者の結束も高まった一夜となりました。亀井さん、池水さん、新著出版おめでとうございます!!番組でも新著プレゼント募集しましたが、残念ながら当たらなかった方は是非お手に取って読んでくださいね~!

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