原油上昇の背景~4月17日ドーハ会合に向けて [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2016/03/23(水) 19:42 大橋ひろこ

原油価格が堅調に上値を切り上げています。1月と2月に26ドル台まで下落したWTI原油価格は22日㈫に41ドル台にまで上昇しました。原油相場は底入れしたのでしょうか?!

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はみずほ証券 シニアコモディティアナリスト 津賀田真紀子さんをお迎えして、原油上昇の背景と今後のポイントを伺いました。

津賀田さんは原油上昇の4つの材料を解説くださいました。

①4月17日ドーハ会合への期待

カタールの首都ドーハで主要産油国が増産凍結に向けた最終合意を
目指す会合が開催される予定となっており、
世界的な供給過剰に歯止めがかかると期待されている

②シェール生産がようやく減少へ?!

3/18時点で米国内のリグ稼働数はわずか387基とピーク時の約4分の1
となっており、原油生産量も日量906万8,000バレル(前年同期比3.18%)
と5週連続で前年同期を下回っている



③3月期末でヘッジファンドが原油ショートを買い戻し

CFTC建玉明細を見ると非商業筋が3月末の四半期決算を意識し
ショートカバーに動いていることが確認できる

④金融要因~ドル安へ

米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げペースが想定よりも
緩やかになると示唆されたことから、為替相場がドル安基調

ドーハでの会合が生産量の凍結にとどまらず減産まで踏み込めれば
原油はさらなる上昇に弾みを付ける可能性はありますが、
そもそもイランが参加しない見込みであることなどから
その成果には疑問を呈する向きも。

ただ、津賀田さんは、イランの増産余力はそれほど高くなく、
経済制裁解除後すぐさま50~100万バレルの増産が可能とした
イランの石油相の強気の増産発言は、制裁中輸出できなかった
原油の洋上在庫を切り崩しているためで、
老朽化したイランの原油生産施設では、日量20万バレル程度の
増産にとどまるとの指摘もある、として、
イランが参加しないことがそれほど問題ではないという見方も
あることを解説くださいました。

ではここから原油は上昇が続くでしょうか?!

津賀田さんにここからの原油相場のポイントを伺っています。
詳しくはオンデマンド放送で津賀田さんの解説をお聞きくださいね。

それから、今年で12年目となるマーケット・トレンドですが、この4月から放送時間が変更となります。
これまでは17:30~お聞きいただいてきましたが

4月の放送から 18:00 からの生放送となります。

30分放送時間が遅くなります。

今後もマーケット・トレンドをどうぞよろしくお願いいたします。

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