金小売価格33年ぶり高値もゴムは下落トレンド形成中 [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2013/04/10(水) 18:20 大橋ひろこ

今日の日経新聞夕刊の1面の「金の小売価格33年ぶり高値」という記事が掲載されていました。

田中貴金属工業が発表した本日10日の小売価格は1g5338円。

消費税導入前の1980年3月5日以来の高値を付けました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんにお話しを伺いました。

小針さんは第1次オイルショック時から続いた40年もの円高が終焉、
円安となっていることが円建て金価格を押し上げていると解説。

日経新聞の記事にも「金は物価上昇に強い資産とされている。
インぐれ期待が高まることを先読みした個人が価値が目減りしにくい
金に投資する姿勢を強めている」とありました。
金融機関がドル建て金価格の見通しを引き下げていますが、

ドル建てと円建ての金価格は見事に逆相関となっていますね。

円建ての金価格がが歴史的高値を更新していますが、
他のコモディティ価格も総じて強いわけではありません。
全てが円安で高いというわけではないのが面白いところで、
金はインフレヘッジの意味合いが強い反面、
需給が色濃く反映するゴムなどは下落トレンドが続いています。

コモディティ業界でもゴム分析の第一人者と呼ばれる小針さんに
ゴム価格動向を伺うと、中国の景気後退懸念が嫌気されており、
また上海ゴム在庫が積みあがっていることから需要が強くないことも
価格に反映されてしまっていると解説くださいました。

また、ウォールストリートの格言で「Sell in May」5月に株を売れ。
というのがありますが、ゴム市場は[Sell in February]2月にゴムを売れ、
というアノマリーが存在するとか。
過去10年のゴムの月別価格動向を検証すると
2月に高値を付けてから下落が続き、11月に底入れして反転するという
傾向があるのだそうです。

ゴム相場はトレンドができると長期化する傾向があり、
数か月間同じ方向に動く印象がありますが、
下落8か月、上昇3か月という特徴があるとは面白いですね。

では4月~5月の足元のゴム価格はどのように見ればいいでしょうか。
季節要因、テクニカル分析などから小針さんに詳しく伺っています。

是非オンデマンド放送をお聞きくださいね。

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