門倉貴史氏に聞く2020年の世界経済 [投資α情報(大橋ひろこ)]
2019/12/25(水) 20:09 大橋ひろこ

メリークリスマス!

2018年のクリスマスは株式市場が暴落に見舞われ大荒れでしたが、2019年は静かにリスク選好相場のまま年末を迎えそうです。ダウ工業30種平均は連日のように過去最高値を更新していますが、株価が示すほどには実体経済がいいわけではなく、理論値と実績値に20%ほどの乖離がある?!2020年までこの相場続くでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエコノミスト・Brics経済研究所代表 門倉貴史氏をお迎えし
2020年のマーケット展望をいただきました。


米中貿易協議で第1段階の合意には達したものの
表面的・部分的で包括的な合意とはほど遠いのが実情です。
この問題はかなり長期間にわたってくすぶり続けることで
企業家の心理が悪化し新規の設備投資抑制、製造業の生産停滞により
景気は減速するリスクが大きいと門倉氏。


中国の景気も急激に悪化しており、昨年2018年はは6.6%成長で
28年ぶりの低成長でしたが、今年2019年は6%台前半まで低下する見込みです。
来年2020年はさらに5%台後半まで落ち込むとみられます。


これまで中国で活動していた企業が関税のかからない中国以外の国に
生産拠点をシフトする流れから、中国国内の雇用環境が悪化し、
消費も低迷しています。
国政府が発表している失業率の数字は5%程度ですが、
実態は15%を超えている可能性が大きいと解説くださいました。


そして20年東京オリンピックというビッグイベントを控える日本。
下支え要因としては事業規模26兆円の財政面からの景気刺激策が
あげられますが、この数字は民間資金も含めたもので、
政府の財政支出は4兆円程度。通常の補正予算規模とそれほど変わりません。
内容としては5Gの通信インフラ整備など中長期のプロジェクトが多く
即効性に疑問も。

また東京都の試算(2017年3月)によると、
今回の五輪開催で32・3兆円の経済効果が見込めるとの試算がありますが
これは2013年から2030年までの18年間の累計額。
1年あたりでみれば1.8兆円程度です。


そして一方、景気の下押し要因はやはり今年10月に始まった
消費税率の10%への引き上げ。
消費者は節約意識を強めてきており、東京オリンピックが終わった後に
景気が低迷する可能性は高いのですが、年前半は日本株が大きく上がる可能性に言及。

米国は今年利下げに踏み切りました。世界的な金融緩和局面が続くことから
過剰流動性マネーが出遅れていた日本株に向かう可能性もあると門倉氏。

ただし、それも年前半まで。
その後、ゴールドが魅力を増す可能性についても解説いただきました。

詳しくはSpotifyのポッドキャスト配信で門倉さんの解説をお聞きくださいね。

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