2015年度末スペシャル~原油、金の上昇は継続するか?! [大橋ひろこコラム]
2016/03/31(木) 18:55 大橋ひろこ

 3月31日2015年度最終日となりました。今回は年度末スペシャル!ということで2016年のコモディティ市況のマクロ展望をマーケット・リスク・アドバイザリー新村直弘さんをお迎えして話を伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
2016年、年初からの第一四半期、商品相場は乱高下となりました。
この背景には一体何があったのでしょうか。

新村さんは、年初以降の相場変動の最も大きな要因は米国の利上げであった、
と金融要因がボラティリティを高めたことを指摘。利上げはやはり株価に
影響を及ぼしたということですが、株が下落すると消費者のマインドも悪化、エ
ネルギー需要の減少が懸念され原油価格が下落、産油国が財政赤字を埋めるために
保有する株を売却する、という懸念が強まったことにより、
リスク資産全体が負のループに入ってしまいました。

原油価格下落で財政が懸念される産油国は「緩やかな価格上昇」をねらって
増産凍結の同盟を広げようとしています。また、金融市場の混乱に配慮したのか、
米国が利上げ見通しを引き下げたことなども重なって相場は回復基調へ。

このまま、原油価格は底入れし、コモディティ市況は落ち着きを取り戻すことができるでしょうか。

新村さんは需給面で大きな変化があったわけではなく、
上昇が持続的とは言えないとバッサリ。新村さんに原油、金価格の今後について伺いました。

新村さんは価格が上昇基調に入るには景気が自律的な拡大局面入りする
必要があると指摘。中国の成長は構造的に鈍化する可能性が高いため、
インドなど新しく人口ボーナス期を迎える国の需要が顕在化するまでは2
000年代にみられたような上昇になるにはまだ時間がかかりそう。

6月にはFOMCの利上げ、英国のEU離脱懸念、といったリスクオフ要因が
材料視されると思われ、一時的に年の半ばにかけて水準を切り下げる動きに
なる可能性は否定できません。しかしながらリスク懸念が増すということは
金市場にとっては、上昇要因となる可能性も。

需給面からのしっかりとした上昇相場はまだまだ先となりそうですが、
リスク懸念が山積する中で金融市場のボラティリティは上昇、
トレード妙味は高い1年となるかもしれません。

原油や金価格は今年どのように推移するでしょうか。
詳しくはオンデマンド放送で新村さんの解説をお聞きくださいね。


明日から番組の放送時間が変わります。

4月1日から18:00スタート!!

引き続きマーケットトレンドをよろしくお願いいたします。

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