マーケット・トレンド 2015年最終放送日となりました30日のゲストは、番組初登場のエモリキャピタルマネジメント代表の江守哲さん。今日は2015年最後の放送ということで、2015年のコモディティ市況を振り返り、2016年を展望いただきました。
皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
2015年、商品市況は下落が続きました。
原油、金、プラチナ、鉄鉱石、、、あらゆる商品銘柄の下落の止まらぬ1年と
なりましたが最大の上値圧力は「ドル高」だと江守さん。
米国の利上げがいつになるか、が焦点だった2015年でしたが、
12月のFOMCでようやく正常化に向けた第1歩を踏み出しました。
来年2016年も継続して4回ほどの利上げが見込まれていますが、
来年のドルの動向も2016年の商品市況を占う大きなファクターとなります。
利上げの思惑を織り込む形で進んできたドル高ですが、
ドル高がさらに進むのか、材料出尽くしでドル高が終焉するのか、
商品市場にとっては非常に大きな違いとなりますね。
江守さんはドル高からドル安へ、そしてコモディティの巻き返しの
1年となる、と2016年を展望くださいました。
金融面からはドルの動向がコモディティ価格を大きく左右しますが、
需給面も弱かった2015年。特に中国の景気減速と消費の減退が話題と
なりましたが、需給面からの買い材料は未だ見えてきません。
しかし江守さんは、需要増ではなく価格低迷による供給減が顕著と
なってきたことで供給面からの価格が押し上げられる可能性も大きいと指摘。
また、景気循環とサイクルから見ても2016年は株上昇の一服と
コモディティ反発の芽があるそうです。
2016年の金融市場がどのように推移するのか。
ポイントはドルの動向となってくるようです。
詳しくはオンデマンド放送で江守さんの解説をお聞きくださいね。
2015年も1年ご愛聴いただきましてありがとうございました。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。