ゴム価格低迷、上海ゴムは2008年安値と面合わせ [投資α情報(大橋ひろこ)]
2015/09/11(金) 23:30 大橋ひろこ

商品市況の低迷が続いています。東京ゴムは9月7日、8日、9日と3日続伸し、
特に9日はサーキットブレーカーにかかる大幅上昇となり、
先限は一時175.4円まで戻ったのですが、底入れとなるのでしょうか?


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日は商品アナリスト小針秀夫さんに
主にゴム市況低迷の背景と今後について詳しくお話を伺いました。


東京ゴムは2011年の天井から4年以上の長期にわたって下落を続けています。
この東京以上に下げが顕著なのが上海ゴム。

月足チャートでは、上昇の起点となる2008年末の安値まで下落してしまっています。
現在、上海ゴムの中心限月1月限は1万1000元台の半ばから後半の水準ですが
当限9月限は1万元飛び台にあって、9月初めには一時1万元の大台を割りこみました。

この当限9月限の直近最安値は9月7日の9980元。
安値は2008年12月に瞬間的に1万元を割り込んだ安値と同レベルであり
6年9カ月の年月をかけて、大局的に「往来相場」が形成された格好となっています。

上海ゴム相場の崩落は、天然ゴム需給が極端に悪化していることを物語っていると小針さん。

ゴムと取り巻くファンダメンタル要因は

(1)タイやインドネシアを中心とした大手生産国の増産
(2)世界最大の天然ゴム消費国・中国の景気減速に伴う天然ゴム消費の減退
(3)7月中のタイ南部の大雨による土壌水分の増大とフィールド・ラテックス分泌量の増加
(4)原油価格の大幅下落に伴う合成ゴム安
(5)銅やアルミ、亜鉛、ニッケル、鉛など同じ産業素材銘柄の需給緩和と価格の低迷
(6)世界同時株安による投資面でのリスクオフ=投資活動の委縮
(7)タイバーツやマレーシアリンギなど産地国通貨の暴落に伴う現物オファーの安唱え

小針さん曰く、弱材料は枚挙に暇がないとか。

なかでも中国要因の改善がなければ価格低迷は長期化すると思われ、
あらゆる産業素材や資源安で、一連の資源国通貨が軒並みに急落しており、そ
れがまた価格下落に拍車をかけるという負のスパイラルに陥っています。

ゴム相場が安値を出し切って底入れすることを見通すとき、
中国景気の減速が収まるか、そうでなくても緩まる時期を
見極めることが必要不可避であるとみられます。

中国の7月新車販売は7.1%減、4カ月連続マイナスとなっています。
自動車が売れなければタイヤ需要も喚起されず、
また、これまで絶好調だったアメリカの
8月の新車販売台数は前年同月比0・5%減で1年6カ月ぶりに
前年実績を下回ったことも気がかり・・・。

ここからの東京ゴムの展望は?

詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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