ドル建て金価格が1500ドルの節目の攻防を続けています。
米国の金融政策の転換、
皆さんご機嫌板がでしょうか、大橋ひろこです。
今日はエモリ・キャピタルマネジメント代表 江守哲氏をお迎えしお話しを伺いました。
米中貿易問題は、8月1日のトランプ大統領のtweetによって
全く進展がみられないことが明るみに出ました。
また、米国の利上げサイクルが終了、
世界の中央銀行も利下げに踏み切っており、
リスクを恐れた資金は債券市場になだれ込み、
ドイツの債券市場では30年債まで全ての利回りがマイナスに沈ん
オーストリアの100年債の利回りでさえ1.3%
金利が低下しているということは債券価格は上昇しているというこ
債券市場は明らかなバブルですが、
行き場を失う中、
江守さんはこれまでの金の上昇は「実質金利」から正当化できると解説くださいました。
実質金利とは名目金利から期待インフレ率を引いたものですが
1500ドルまで金が上昇してしまうと、割高の域に入ってきたと指摘。
インフレ率が上がってこないことには、更なる金の上昇は難しいということですが、
原油価格から見ると将来のインフレ上昇はあまり期待できないような気が、、、。
すっかり膠着状態に入って原油先物市場ですが、
OPECプラスが協調減産を続ける中、米国のシェール生産は増加しています。
世界景気後退への警戒から需要増となる期待も薄く、
需給面からは買い材料に乏しいのですが、、、
ここからの展望はSpotifyのポットキャスト配信で
江守さんの解説をお聞き下さいね。