ガソリン価格は130円台まで下落する?! [コモディティの見通し(大橋ひろこ)]
2018/11/01(木) 20:16 大橋ひろこ

ガソリン価格の値上がりが話題です。資源エネルギー庁が10月24日発表した全国の22日時点のレギュラーガソリン平均価格は160円。2014年11月以来の高値で8週連続の上昇となりました。しかし29日発表価格は前週比0.4円安の159.6円と9週間ぶりに下落に転じています。ガソリン価格はこれから下げるでしょうか。


皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今日はトーキョー・トレーダーズタイムズ代表小針秀夫氏に
ガソリン、原油価格動向と今後の見通しを伺いました。

今後、ガソリン価格は130円台まで下落する、と小針氏。
ガソリン価格の指標である東京商品取引所のガソリン先物相場が
高値から下落に転じていることを指摘、TOCOM価格から計算できるとお話くださいました。

ガソリン先物の取引の中心限月である2019年5月限は、
11月1日時点で一時63010円まで下落しました。
10月4日の直近高値73970円から10960円もの大幅下落で下落率は15%にも上ります。

今の足元のガソリン価格が高値のピークだと仮定すると、
エネ庁の全国平均価格160円から、15%下がるとして、24円値下がりする計算。
理論的に136円程度までガソリン価格が下がる可能性があるということになります。

なお値下がりの時期については、日本産の石油の最大の輸入元である
ドバイなどの中東から日本まで輸送にかかる日数が約20日間なので、
11月に入ってからガソリン価格は下げはじめることが考えられる、と小針氏。

日本が最も石油を輸入している国は中東のサウジアラビア。
2位UAE(アラブ首長国連邦)と合わせて輸入全体の半分以上を占めています。

また、この中東から日本まで石油が輸入されるルートは「オイルロード」と呼ばれ、
日本にとって、重要なエネルギー安全保障の海上輸送航路となっています。

ペルシャ湾を出て、インド洋から太平洋へと航路し、シンガポールのマラッカ海峡を
通過し、片道で約6,500マイル(約1万2,000km)の道程をVLCC言う巨大タンカーを
使って日本に運ばれて来るのですが、VLCCは片道約20日間と、
原油の積み下ろしに使う約5日間を合わせ、約45日間かけてオイルロードを往復しているのです。

ということで、店頭販売価格は原油国際指標から1カ月程度遅れて動くということですね。

では、先行指標とな原油価格は今後どう動くでしょうか。

小針さんは、需給が緩んできていると指摘。
詳しくはオンデマンド放送で小針さんの解説をお聞きくださいね。

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