1-3月期 金価格30年ぶりの上昇記録、今後は... [大橋ひろこコラム]
2016/04/06(水) 20:49 大橋ひろこ

2016年1-3月の第1・四半期、NY金価格は174ドル(16.4%)もの上昇となり、なんと四半期ベースでは1986年以来30年ぶりの上昇を記録しました。この間、TOCOM東京商品取引所の円建て金先物価格は291円高(7%)上昇。NY金に比べると地味な上昇ですが、為替市場でドル円相場が120円から110円台までの円高となったことを考えると健闘したといえますね。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は金融貴金属アナリスト亀井幸一郎さんに
金価格の動向と今後の見通しを伺いました。

そもそもは、イランとサウジの国交断絶から始まり、
中国人民元切下げから世界の株式市場が大幅下落となった
ことなどから、リスクオフムードが蔓延、
世界最大のゴールドETFのSPDRゴールドシェアのゴールド残高は
この1-3月期に176.83トンもの増加となりました。
金額にすると8000億円にも上ります。

この規模は2010年4月にギリシャ危機が発生した翌5月の
108トンもの流入を見せた時に匹敵します。

また、世界的金融混乱から米国の利上げペースが鈍化するのではないか、
との思惑がドル高を止めたために、ドル安金高の流れが加速。
3月のFOMCでは利上げ見通しが年4回から年2回に引き下げられました。

1-3月期に歴史的な上昇を見せた金価格。
足元ではレンジ相場となっていますが、この後再上昇となるのか、
それとも天井ウチとなるのか、、、亀井さんに伺いました。

亀井さんは、原油相場の底打ち感がないことが今後のリスクだと指摘。
原油価格低迷で産油国各国の財政問題が気がかりですが、
ベネズエラは1月にデフォルトの危機だとして非常事態宣言を出しています。

実はベネズエラには中国がエネルギー権益を取るために
かなり多額の投資をしているようで、ベネズエラが仮にデフォルトすれば
中国にも大きな影響を及ぼします。

周期的に訪れるリスクオフ環境が金価格の下値をサポートし、
揉みあいをこなして、再び上昇する可能性が大きいと思われます。
ただし6月くらいまではレンジになる?!

詳しくはオンデマンド放送で亀井さんのお話をお聞きくださいね。

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