コモフェス2014 レポート

番組紹介

ラジオNIKKEI第1 毎週月曜日~金曜日 17:30~17:45
提供:東京商品取引所

投資情報番組「マーケット・トレンド」は平日月曜日から金曜日17:30~17:45の生放送番組。
(月)「世界の経済・政治ニュースから」(火)「小次郎講師流トレードの極意」全10回シリーズ(水)「コモディティ・マーケットの見通し」、そして(木)は新登場!「岡安盛男のFXトレンド」(金)は「投資経験者のためのα情報」。
いちはやくライブで、いつでもオンデマンドやポッドキャトでお聴きください。
キャスターは(月)・(火)が山本郁、(水)・(金)が大橋ひろこ、(木)は櫻井彩子が担当いたします。

金刀比羅宮神楽殿公開生放送を9月29日~10月3日に実施しました。
ご来場いただいた皆様、有難うございました!


公開生放送の模様を取材していただきました。
■GOLD NEWS 虎ノ門金刀比羅宮神楽殿でラジオNIKKEI公開生放送
 http://goldnews.jp/photo/kanto/entry-2804.html
■GoodWay 「マーケット・トレンドin金刀比羅宮神楽殿」
http://goodway.co.jp/fip/htdocs/jolk3c6bn-3242/#_3242
ぜひご覧ください!

新着記事

小次郎講師流RSIの極意 [大橋ひろこコラム]

2014.10/21 大橋ひろこ 記事URL

11月4日までの毎週火曜日は「小次郎講師流トレードの極意」シリーズ、小次郎講 師こと手塚宏二さんにVトレーダー(勝ち組トレーダー)になるための極意を教え ていただいています。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。
小次郎講師の放送は、テキス トと合わせてご覧くださいね。テキストはこのブログの右側あるTOCOMのバナーの 下に「小次郎講師流極意シリーズオンデマンド!テキストもこちらから!」というバナーからダウンロードできます。

第8回のテーマは「RSI(アールエスアイ)」です。

ロウソク足チャートの下の別枠に表示されるもので
相場の過熱感を見るオシレーター系の指標です。

一般的にRSIの教科書的なルールに
70%以上は買われすぎ!30%以下は売られすぎのサインなので
その域に達したら逆張りで反転を狙ってポジションを取る、
というような解説がなされていますが、
この逆張りの発想では、実は利益を上げられるどころか、
大きな損失に繋がるリスクを孕んでいるって、
皆さんはご存知でしたか?

70%超え、30%を下回るような相場に直面した時、
皆さんならどうしますか?
では小次郎講師流、テクニカル分析マスター術に沿って
教えていただきましょう!

①RSI計算式

RSI=14日間の上げ幅合計÷(14日間の上げ幅合計+下げ幅合計)


つまり、過去14日間の値動きの総計に対して
上昇した分がどれだけあったか、ってことですね。


②この計算式が何を意味しているのか

14日間の値動きの中で上昇分が何%あるの?
ということを確認するものです。
つまり、過去14日間に上昇した割合が大きかったか、
反対に下落した割合が大きかったか、一目で分かる、
というのがRSI。

要するに現在の相場のセンチメントをシンプルに
計ることが出きる指標なのです。

しかし、70%を超える数値を示現したら、もうすでに
加熱しているといえるのでしょうか?

現実には70%を超えるほどに、現状のセンチメントは強いということを
示しているにすぎません。70%を超えたからといって
参加者の強気姿勢に途端に変化が訪れるということを
教えてくれる指標ではないのです。


70%を超えてからもさらに80%、90%と数値が上がることも
珍しいことではありません。70%到達の時点で過熱感が
生じたと解釈して逆張りの発想で売りポジションを持っていたら、
80.90%へと相場がさらに加速してしまったら
損失は甚大ですね。加熱の域に入った値動きは
更なる加熱を生むことをお忘れなく。


③売買サインは?

では、70%.30%到達時点が逆張りサインでないのだとしたら、
どんな状況で売買サインが出るのでしょうか。

ここからが小次郎講師流、RSIの極意!

■RSIが70を超えた後、天井から10以上数値が下がってきたら売り
■RSIが30を割り込んだ後、底から10以上数値が上がってきたら買い

要するに、70%30%の到達時の逆張りではなく、
RSIにおいても天井を確認する作業が重要なのです。

仮にRSIが90で上昇が止まり、80を割り込んだら売りです。
仮にRSIが12で下落が止まり、22を超えて上昇したら買いです。

70%・30%を超えてきてからすぐに売買するのではなく、
天井、底を確認し10ポイント以上逆に動いてから
ようやくエントリーするのが小次郎流奥義なのです。


④なぜ買いサイン(売りサイン)なのか


10ポイント以上天井から下落、底から上昇した時は逆張りではなく、
次なるトレンド発生のサインと考えることが出来ます。
加熱している相場に飛び込むのとは違います。

70%超えの時点では、その後80.90%へと
更に加速する可能性を否定できません。

しかし、RSIが天井、底から10ポイント乖離したポイントから
ポジションを構築するという小次郎流手法は
トレンドに向かうのではなく、転換を確認してからポジショニングする
という順張りの手法に限りなく近い考え方なのですね。

RSIの確度の高い使い方について、詳しくはオンデマンド放送で
小次郎講師の解説をお聞きくださいね。

望ましい円相場は、円高? [日経新聞編集委員]

2014.10/20 山本郁 記事URL

1ドル=102円程度で推移していた円の対ドル相場。
8月下旬以降急速に円安が進み、10月初めに一時110円台をつけました。
この急速な円安で物価の上昇を感じている人が多く、円高に戻ることを望む人が増えてきています。
今日は、日本経済新聞社 編集委員の清水功也(いさや)さんに『望ましい円相場は円高?』というテーマでお話を伺いました。

10月の10日~14日、日本経済新聞社が調査会社に依頼して、全国の男女10000人に望ましい円相場について調査した結果
38%の人がさらに円高方向に進むことを望んでいるということがわかりました。
円安方向を望む人34%をやや上回っています。
いくらが望ましいと思うかについては約4割の人が1ドル100円程度を臨んでいることもわかりました。
理由は
物価が下がり生活が楽になる
外国製の商品を買いやすくなる
海外旅行に行きやすくなる
勤務先の業績が良くなり給料が上がる...など。
そして政府日銀が重視すべき課題に関しては「行き過ぎた円安の防止」が61%で、「円高への半纏防止」39%を大きく上回りました。
アベノミクス第一の矢の「大胆な金融緩和で円下落を促し景気を刺激する」は効果がありすぎたようです。
しかし政府日銀、ここのところは非常に舵取りが難しいところです。
清水さんの詳しい解説はオンデマンド放送でお聴き下さいね。

今週の放送予定(10月20日~24日) [山本郁コラム]

2014.10/19 山本郁 記事URL

綺麗な晴天に恵まれた週末、絶好の行楽日和となりましたね。
今年は紅葉の色づきが早まっている...と言われていましたが、関東地方はほぼ平年並みのようで、群馬県の谷川岳は今ちょうど見頃を迎え、日光のいろは坂など標高の高い山ではこの週末あたりからが見頃を迎えてきたようです。
平野部ではあと一か月ほど待たなくてはなりませんが、一か月も待ちきれない...遠出は中々出来ないし...という方、目黒雅叙園はいかがでしょうか。
エントランスの季節ごとのディスプレイ、今は紅葉の錦で美しく彩られています。
百段階段では、今「假屋崎省吾世界~百花繚乱~」を開催中。26日までです。

ちなみに関東近郊の見頃は
神奈川県の元箱根は11月4日頃から
東京都の高尾山は11月15日頃から
千葉県の養老渓谷は11月25日から
ほぼ平年並みに見頃を迎えそうです。


それでは今週の放送予定です。

10月20日(月)
清水功哉さん (日本経済新聞社 編集委員)
「身近な経済について」

10月21日(火)
小次郎講師こと手塚宏二さん
「小次郎講師流チャートの極意・第3回」

10月22日(水)
東海林勇行さん (インベステック 調査情報グループ)
「貴金属市場の動向と今後の見通し」

10月23日(木)
岡安盛男さん (FXアナリスト)
「岡安盛男のFXトレンド」

10月24日(金)
茅野信行さん (コンチネンタルライス 代表取締役 )
「穀物市場の現状と見通し」

今週も1日15分、マーケット・トレンドにお付き合いくださいね!




産油国の国家財政を均衡させる原油価格とは [金曜・投資α情報(大橋ひろこ)]

2014.10/17 大橋ひろこ 記事URL

10月に入ってマーケットが神経質な値動きとなっています。過去最高値を更新し続けてきた米株の調整、債券市場に資金が流入、先進国金利が急低下となりドル円市場でも急激なドル高の修正が入っています。

皆さんご機嫌いがでしょうか、大橋ひろこです。
今回は三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田至知さんに下落が続く原油市場についてお話を伺いました。

2014年夏場までは欧州を中心に景気減速懸念が生じていたものの、米国経済が堅調であったために世界経済全体は緩やかな回復基調という見方が主流でした。しかし、ここにきて、欧州を中心とした
景気の下振れが明らかになる中で、欧州や中国の景気が減速すれば、これまで堅調であった米国経済にもマイナスの影響が大きいという懸念が強まってきているようです。

欧州景気の減速の背景には、ウクライナ情勢が緊迫化し、
ロシアやウクライナを取引相手とする欧州企業の心理を
冷え込ませていったといった要因も影響しているようですが、
この問題が長期化する様相を呈しており、
ユーロ圏では、4~6月期のGDPがマイナスになった後も、
7~9月期の経済指標も総じてさえない状況にあります。
特に8月のドイツの鉱工業生産は前月比4.0%の減少は
ショッキングな落ち込みでした。これがきっかけでリスク回避が
巻き起こったとみる向きもあります。

また、中国の8月の鉱工業生産も前年比+6.9%と2008年12月以来の
低い伸びにとどまっており、10月21日に発表される9月分は、
7%台半ばにやや持ち直したとの見方が多いようです。

こうした中、原油価格が下げ止まりません。
国際指標とされる北海ブレント原油は、4年ぶり安値となる
82ドル台に下落している。
6月19日に付けた高値115.71ドルに比べると、
3割近い下落になっています。
WTI原油価格も一時80ドルの大台を割り込みました。

背景には原油需給の緩和があると芥田さん。
需要面では、自動車の燃費向上など省エネルギーの効果から、
石油需要が抑制されるようになっている中で、
世界景気の減速が加わって原油需要の下振れ懸念が強まっています。

供給面では、シェールオイルの増産傾向が続いている中で、
武装勢力と政府の紛争の影響などから低迷していた
リビアの油田からの原油生産が回復してきているほか、
スラム国との戦闘が続くイラクからの原油輸出も順調です。

このような状況の中、産油国は価格支援に動かないのでしょうか。
石油輸出国で構成されるOPECの動向に注目が集まっています。
次回OPECは、11月27日に定例総会を開催する予定です。

従来、OPECの盟主とされるサウジアラビなどを中心に、
ブレント原油で100ドルが適正な原油価格の水準という見方を
示してきていましたが、その水準をかなり下回ってきたため、
原油生産量を削減して、原油価格の下支えを狙う動きが
みられる可能性が指摘されてきました。

10日に、ヴェネズエラが原油価格の下落を阻止するために、
11月の総会を前に、緊急総会の開催を求める発言を行ったものの、
サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国、カタールといった
湾岸諸国は、原油価格下落への対応を急いでいない様子だと芥田さん。

12日に、クウェートの石油相は、
「原油市場が供給過剰に陥っている原因は、ロシアと米国の増産にある」
「原油価格の安定のためにOPECがなすべきことがあれば、
行動することはいとわないが、現在は、OPECの決定によって、
原油価格が下落している訳ではない」とし、
「減産によって価格を押し上げようとする試みは、あまり有効ではない」
と、減産には積極的でない姿勢を見せています。
加えて「米国やロシアの生産コストである76~77ドルあたりで
原油価格は下げ止まるだろう」と述べています。

サウジアラビアも100ドルが適正な価格とする立場から離れて、
それよりも低い原油価格を受け入れる立場へとシフトしつつあるようです。
サウジアラビアからの公式な発言はないのですが、
一部報道によると、サウジアラビアは現時点で減産には
消極的な様子が伝わっているようです。

何故これほど原油価格が下落を続けているのに産油国は
協調減産に踏み切らないのか?!

実はサウジアラビアには、1980年代半ばの逆オイルショックと
呼ばれた価格低迷期に減産を行っても、原油価格下落に
歯止めをかけられなかった苦い経験があります。
当時は、OPECが減産しても、ソ連や北海油田の増産の勢いが勝り、
サウジアラビアの大幅減産は、同国のシェアの低下につながるだけ
といった状況になりました。

今回も、米国のシェールオイルの増産は、
OPECの減産とは無関係に進みそうであり、
無理な減産を行ってシェアの低下と価格下落という
二重苦に陥るよりは、ある程度、市場原理に従った価格下落を
許容して、シェールオイルなど高コストな原油の生産が
自然に減退するのを待った方が利口だという考えが
背後にあるのかもしれないと芥田さんは解説くださいました。

一方、従来、原油価格の下落局面では、真っ先に減産を求める発言を
行ってきたイランが今回は、「原油価格の下落に耐えられる」と、
従来からの姿勢を変更する発言を行っています。
ただし、IMFの試算では、イランの財政収支を均衡させる
原油価格は130.5ドルだとされ、国家財政の面からは、
さらなる原油価格の下落は避けたいところだと思われます。

国家財政を均衡させる原油価格(IMF試算)は、
リビア184.2ドル、
アルジェリア、112.8ドル、
イラク109.4ドル、
サウジアラビア86.1ドル、
アラブ首長国74.3ドル、
カタール71.1ドル、
クウェート52.3ドル。

生産国によってその水準はバラバラですが、
リビアやアルジェリアなどは現在の価格水準だと
かなり厳しいのではないでしょうか。

今後はどうなる?
詳しくはオンデマンド放送で芥田さんの解説をお聞きくださいね。

不安定な動きは暫く続きそう! [岡安盛男のFXトレンド]

2014.10/16 櫻井彩子 記事URL


NYダウが一時460ドル下落、

米国債券の買いも入り10年債利回りが一時1.86%に、

そしてドル円105円台を付けたりと、

マーケットは全体的にパニック的な動きを見せました。


とにかく市場のセンチメントが非常に悪い状況。

最初はIMFが世界経済、特にヨーロッパの成長減速を示唆したこと。

次いでFOMC議事録で世界経済の減速がリスクだという意見があり、

これらが立て続けに出たことは大きいようです。

ドイツの経済指標下方修正=EUの景気不安=アメリカに影響・・・

というところから動揺が広がって来ています。


大きなニュースとなっているエボラ出血熱に関しては、

2〜3週間前のマーケットであればここまで影響しなかった問題ですが、

経済への不安が強まって来ている状況となると無視はできず

必要以上に警戒感が広がっているという感じです。


ドルが売られています。

アメリカで利上げ先延ばしになる可能性も出て来ているうえに、

欧州の景気減速でイギリスも利上げ先延ばしか・・・?ということで

これまで利上げ期待で買われて来たドルとポンドがいま売られている状況です。


アメリカの国債がこれだけ買われるなら、

ドル買いになってもおかしくないのですが、

実際には売られていることから

現在の米債券の買い&株の下落というのは

米国内での資金シフトがかなり強まっているのではないかと

考えられるようです。

ドイツ債も同じで、ユーロ圏内でドイツ債が買われ南欧債が売られています。


結局何かあればアメリカ、ドイツ、日本が最後まで生き残るだろうという思惑で、

お金が強いところに移動している動きになっているようです。


EUに関しては、

もしドイツの財政出動などがあれば一旦収まる可能性もあるので

今後はドイツからの発言がかなり注目されることになりそうです。

とにかく、現状を止めてくれるものは何かというのをマーケットは探してきます。


今回の米ベージュブックは「緩やかな回復」ということで

前回とほとんど変わらないのですが、

昨日のNY連銀製造業景況指数、小売売り上げ、PPI(生産者物価指数)が

いずれも予想を下回ったことでパニック状態に。

諸々が重なって疑心暗鬼のようになってしまっています。


マイナスのセンチメントやパニックに巻き込まれないためには、

熱くならず遠目に見ることが大事!と岡安さん。

良く観察すると実は状況はあまり変わっていないとも言えます。

今月の28・29日のFOMCで

ゼロ金利解除に言及するのではと見られていますが、

昨年のバーナンキショックで予備演習をしているようなものですので

初めて聞くサプライズというわけでもありません。

いずれにせよ、しばらくは不安定な動きになると

考えておいた方が良さそうです。


マーケットは動き始めたら止まらないもの。

もし105円が割れるようであれば、

前回の101-103円レンジの上限である103円近辺までの下落も可能性が。

ただ、昨日のNYの動きは

下がる時は数時間かけて下げ、上がる時はスパッと上がっていることから、

まだ買って来ている人がいると見られます。

買っている人は105円を切ると一度投げてくるので

きょうのNYの株式&債券市場が非常に重要になってきます。

105円のミドルが堅いとなれば、落ち着いてくると考えられますが

もしNY株がもう一段下げるのなら、リスクとなります。


BOEのMPC(金融政策委員会)ウィール委員の発言

「インフレ率はポンド高や商品価格の下落で著しく低下している」は

ポンド高がインフレ率を下げているという

ポンド安くした方が良いとも取れるものです。

全体的に、各国が自国通貨を安くしようという動きが見られます。

G20では為替は議題にならないと言われていましたが、

ユーロの話から始まり

各国は自国通貨安を目的にしてはいけないとルー財務長官が締めくくりました。




■注目ポイント

NYの株式&債券市場の動き

 

LNG市場って?!LNG価格推移 [大橋ひろこコラム]

2014.10/15 大橋ひろこ 記事URL

LNGの輸入増が日本を貿易赤字国に構造的な変化をもたらしています。LNG輸入コストの高止まりに歯止めを掛けるため、経済産業省が旗振り役としてLNGとしては世界初の先渡し市場が開設されました。JOE(Japan OTC Exchange)、LNGのOTC相対取引の市場です。決済価格としてマーケット・トレンドにも定期的にご出演いただいているリム情報開発の価格が採用されています。そこで、今日はリム情報開発のLNGチーム編集記者の植村和司さんにLNG市場を価格についてお話を伺いました。

皆さんご機嫌いかがでしょうか、大橋ひろこです。

LNGはLiquified Natural Gasの略称で、正式名称は液化天然ガス。
その名のとおり、天然ガスを液化したものです。
その殆どが火力発電の燃料、および都市ガスの原料として消費されます。

東日本大震災後、原発の稼働停止で火力発電エネルギーとして輸入が急増しています。
2010年まではLNGの年間の輸入量は5000~6000万トン台で推移。
ただ震災の発生した2011年には一気に7000万トンを、
2012年には8,000万トンを突破しました。

輸入量の増加とともに、総支払額も一気に上昇しました。
2010年までは3兆円強だったものが、2011年に5兆円弱まで急上昇し、
2012年に6兆円、2013年には7兆円を突破し、年々増え続けています。
このLNG輸入増加が日本の貿易赤字の主因ですが、円安になればなるほど、
総支払額も上昇してしまうというスパイラルに陥ってしまっています。

できるだけ安価なLNG輸入が急務であると思われますが、
JOE市場の発展に期待したいところですね。

LNGは長期契約がほとんど。
売り手は産油国中東・東南アジアなどの国営企業、欧米の石油メジャーで、
買い手は電力会社や都市ガスなどの企業。
実需が全てであり、取引される規模が大きく流動性が高いマーケットではありません。

相対取引ということになりますので、原油やガソリンのように実需から投機家まで
幅広いプレーヤーがいる市場ではないため、国際指標というものが存在しません。
LNGチャートをググってみても出てこないのはそのためです。
(天然ガス市況との相関もそれほど高くはありません)


ちなみにLNG市場では通常、百万英国熱量単位、
通称mmBtuという熱量の単位で取引されています。
LNG船1隻でだいたい6~7万トンを積み込むことが可能で、
これを1カーゴという単位で取引されているのですが、
このLNG船一隻で180万世帯(一か月)の電力が満たせるということです。

リム情報開発では、-北東アジア、インド、中東、欧州および大西洋圏など
世界の主要なスポット市場を網羅してLNG価格を出しており、
これがJOEに採用され今後の取引の指標となっていくのですが、
では今、LNG価格はどのように推移しているのでしょう。

LNGリム価格北東アジア(日本、韓国、台湾および中国)着のスポット相場は、
年初に20ドル強まで上昇していた相場が、3月頃から急落10ドル近辺まで安値がありました。

背景には、韓国で相次いで原発の稼働が再開され、火力発電用としての
LNG需要が急減したことや、
韓国ウォン高による景気減速で、産業向けのガス需要が大幅に低下
したことなどの需要面の減少が一因。


供給面でも米メジャーのエクソンモービルが手掛けるパプアニューギニアプロジェクトが、
予定よりも6ヵ月も前倒しで稼働開始し、わずか2ヵ月足らずで公称生産能力に達したことで、
北東アジアのスポット需給が大きく緩んだことが挙げられます。

しかし、9月頃からは冬場の需要が意識され始め、反発基調あります。
足元では12月に到着するカーゴが商談の中心になっており、
相場は14ドル前後で推移しています。


やはり冬場には需要増の思惑で価格が上がるものなのですね。
現在、需給が緩和状態で原油価格は大きく崩れていますが、
LNG価格はこうした外部要因はあまり影響がないようですね。
詳しくはオンデマンド放送で植村さんの解説を聞いてくださいね。

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山本 郁
やまもと かおる

新潟テレビ21アナウンサー・ラジオNIKKEI契約アナウンサーを経てフリーに。
ニッポン放送では『高嶋ひでたけのお早う!中年探偵団』最後のアシスタントをつとめた。
ラジオNIKKEI『聴く日経』、『テイスト・オブ・ジャズ』のパーソナリティー等。

新しい一週間の始まりにお耳にかかれて光栄です!!
今聴いて下さっている“あなた”をマイクの向こうに意識して価値ある情報を、正確に分かり易くお伝えします。

大橋 ひろこ
おおはし ひろこ

フリーアナウンサー。マーケット関連、特にコモディティ、デリバティブ番組でキャスターとして活躍中。一方で映画やアニメなど声優としての顔も持つ。趣味はアンチエイジング。

櫻井 彩子
さくらい あやこ

東京生まれ。一般企業にOLとして就職後に転身し、フリーアナウンサーに。
ラジオNIKKEIでは「マーケット・トレンド」ほかを担当。
特技は3才から始めたヴァイオリンで、アマチュアオーケストラにも所属。

岡安 盛男
おかやす もりお

1979年4月アムロ銀行(現ABNアムロ銀行)入行。アービトラージディーラー としてスタートし、マネーやフォワードディーラーを経て外為スポットディーラーとなる。83年RBC(カナダロイヤル銀行)資金為替部長。85年ウエストパック銀行にシニア為替ディーラーとして入行。ロンドン支店を含み約10年間勤務1994年にはインドスエズ銀行(現カリヨン銀行)にチーフカスタマーディーラーとして入行。自動車や石油会社などのメーカーや、生損保、商社などの大手顧客へ為替のアドバイスを行う。 1998年独立してデイトレーダーに転身。日本ではまだFX業者はなく、海外のFXブローカーを使ったFXデイトレーダーの先駆けとなる。

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